tsuzuketainekosanの日記

アニメや声優さん、ゲーム、漫画、小説、お仕事とのことなどなど。好きなことを、好き勝手に、好きなように書いていくだけのブログです!ブログ名の『ねこさん』は愛猫の名前だよ!かわいいよ、ねこさん!

皆さんはどうでしたか?~『刀剣乱舞』、生まれ変わった秘宝の里

てなわけで、明日で終了。『刀剣乱舞』の秘宝の里イベントについての記事です。

 

秘宝の里は、簡単に玉集めのイベントです。ってかアレ?最初は玉集めじゃなかったっけ?楽器集めだったっけ?玉集めじゃなかったっけ?今回は花集めになってるし!

 

まぁ、何でもいいや(思考放棄)

 

はい。まぁ、何はともあれ、そうです。玉を集めるんです。

玉の出は、めくる札の出によって変わってきます。で、集めた玉の数によっていろいろな報酬がもらえると言うのが秘宝の里の内容です。

勿論、その報酬には新刀剣男士も含まれており、今回の秘宝の里で入手できる新刀剣男士は、CV江口拓也さんの村雲江でございました。

 

と言うことで、皆さんは無事、入手できましたか?

ありがとうございます、私は無事、入手することができました!

 

えー・・・イベントが始まったのが9日でしたか?

で、私は14日、日曜日の夜には無事、最低ノルマ8万達成しておりました!

 

いや・・・その付近のブログにも書いていたと思うのですが・・・とにかく15日からの週には、いろんな配信を見なきゃいけない予定が詰まりに詰まっていたのでね・・・。

配信は、やっぱりそれに専念したいですから、それがわかった時点で『あかん。何としてでも14日には8万、達成していたい』と思い立ったのであります。

で、そこから怒涛の勢いで頑張りに頑張りました(笑)

 

やればできる子(自分で言うな)

 

はい。課金は・・・1日1つ、玉が3倍になるアイテムを120Pで購入していましたので、120円かける6日分で・・・720円ですか。はい。

 

720円で済んだのか!

特命調査で3500円以上、課金したこと考えると、めちゃめちゃ安くて済んだな!

 

はい。と言うわけで、どうでしたか?

今回、生まれ変わった秘宝の里、皆さんはどんなふうに思われましたか?

 

リニューアルが予告されていた時から、私としては不安で不安で。

花集め、とあったから、イベント開始前から『これは花札では!?』と言う推測が、審神者の皆さんの間に広がっていましたよね。

で、私、花札なんて40年近く人生において一度もやったことないもんで、ルールも微塵も知らなかったもんですが『え・・・ど、どうしろと・・・そんなの言われたって、まったくわかんないよ。ルール、教えてもらったとしても、もはや頭には入ってこないよ・・・40の脳力の衰え、なめんなよ!』と理不尽に切れていたのですが(汗)

 

いざ、開始されてみたら・・・いやぁ・・・『刀剣乱舞』の運営様、ほんと、わかっていらっしゃいますね。ほんと。

ちゃーんと、次に選択すべき札がわかるようになっている、実に親切な設定!

開始されてすぐに『ヤダこれ楽しい・・・』とにやにやしている自分の不気味な顔が、PCの画面には映し出されていましたよ!

 

はい。個人的には、以前の秘宝の里に比べると、まず玉の集まりがめちゃめちゃ良かった!と感じました。

以前の秘宝の里だと、複数の敵札が4までめくられてしまって戦闘でボッロボロになって、這う這うの体でどうにかクリアしたとしても、玉が300台だった、と言うこともあって『え・・・っ・・・えっ・・・(涙)』と言うことも少なくはなかったような気がするのです。

あとスペシャ脇差札みたいなの、ありましたよね?玉が4倍だったかな?になる札。それとか怪火ちゃんとか。うん。

でもとにかく、この札の出が、本当に渋かった(笑)もんだから、もう、それも辛かったと言うか何と言うかなんですよ。ええ。

 

それに比べてリニューアルされた秘宝の里は、とにかく花札ルールにのっとって札を集めてさえいけば、順当に玉が集まる。役のカス?ですか?あれでも、ちゃんと集まればそこそこの数の玉をもらえるわけだし。

で、以前の秘宝の里に比べると敵もさほど強くないまま、ある程度、進行することができたので、玉集めがはかどる、はかどる。

 

何だろ。あくまで私の体感なのですが、1周で最低でも500~600は集まっていたような気がします。平均して700くらい、多い時は1周で1000オーバーと言う時もあったので、本当に『あら、もうこんなに集まったの?』といい意味での驚きがありました。はい。

1周で1000オーバーの時なんか、3倍アイテム利用していたら、3000ですもんね。そんなにがっつり、玉が集まったことがかつての秘宝の里にあっただろうか、いやなかったはずだ!(ちーん)

 

はい。それからものすごくレベリングに適したイベントに変わった!と言うのも、生まれ変わった秘宝の里で感じたことです。

 

何でしょ。秘宝の里と言えば、私、隊長はカンストした蛍丸固定だったのですよ。ええ。経験値はもったいないけど、でも蛍丸を隊長にさえしておけば、仮に複数の敵札が4枚目までめくられてしまい、部隊に組み入れている刀剣男士たちが離脱してしまっても、クリアできる可能性が高いと言うイメージがあったので。はい。

 

ところがどっこい、今回の秘宝の里は、敵の強さが上がるタイミングが遅い。なので刀剣男士たちが離脱する可能性がとても低い・・・と言うことに気が付いてからは『あ、これ、だとしたら蛍丸を隊長にしなくてもいいんじゃね?』と思い立ちまして。

 

ありがとう・・・蛍丸・・・。

これで気兼ねなく、修行に出せそうだよ・・・。

 

はい。と言うわけで、泣く泣く無駄にしていた経験値を無事、ちゃんとレベル上げに活用させることができました(笑)

勿論、隊長だけでなく、今までの秘宝の里だったらレベルに不安な刀剣男士も、今回のお里だったら、安心して組み入れることができたと言うか。

中傷、重傷でも運が良いと、札の役の効果で生存が回復したりするので、ほんと、割と途中離脱が少なかった、それ故にレベル上げがしやすかったなぁ、という印象が強く残っています。はい。

 

と言うわけで、個人的な結論といたしましてはっ!

生まれ変わった秘宝の里、めっちゃ楽しかったよ!

私としては、このままの形で行って欲しいよ、秘宝の里!

 

はい。

あ、でもいくつか、ちょっと気になる点もあったりして・・・。

たとえば、敵バトル終えた後の、札の演出ですか?あれがちょっと長い(どーん)

あと、札効果で生存が回復されるのは嬉しいけれど、次の行動を選択する前にその演出が入ることで、リズムが崩されるのがちょっとうっとおしい(ちーん)

 

文句言いすぎ。

はい、すいません(土下座)

 

いや、でもほんと、内容的には今までの秘宝の里も楽しかったけれど、楽しいところはそのままに、より楽しくなった秘宝の里!でございました。

 

何でしょ。『生まれ変わった秘宝の里を楽しいと思った方は、花札や麻雀などの賭け事にはまる可能性が高い』と言う反応をツイッター上で見かけたのですが・・・。

まぁ、賭け事云々は個人的には納得しかねるところではありますが(それを否定しているるわけではありませんよ)、確かに、花札、これでちょっと興味出てきたもんなぁ・・・やってみたいなぁ・・・。

 

はい。

で、ここからは無事、入手できた村雲江さんに関して。

いや・・・予想していた以上に弱々しいと言うか、『ほんと、大丈夫?こんな子、個性の闇鍋、江に入れてしまって大丈夫?』と思わせるような刀剣男士で、ちょっとふふふ、となってしまいました。

 

『いやいや、でも実は戦闘になったら、めっちゃ好戦的になるんでしょ?』と思っていたのですが・・・いや、全然、そんなことなかったね。

むしろ、戦場に立たせたのが申し訳なるくらいの不安定さ全開で、はわはわしていたのですが・・・中傷になったら・・・うふふふふ(笑)

ある意味、期待していた通りの姿を見ることができました。はい。

 

これで江は、1部隊、組めるだけの人数が集合したのか。

凄いな。回想で全員、大集合したけど、なんかもう、凄いな。

緑!

そして迸る、各刀剣男士の個性っ!

 

あと五月雨江との回想も面白すぎやろ、あれ(笑)

個人的に五月雨江のCV狩野翔さんの低音ボイスでの『ワンワン』が、もう、面白すぎて。そうですか、ふたりしか通じない言葉ってやつですね・・・ふふ(笑)

 

江の新刀剣男士と言うのは、ここから先も登場するのかしら?

江派の刀と言うのは、まだまだ存在するの?

誰か詳しい方、教えて下さい。

もしまだまだ、まだまだ江派の新刀剣男士、登場するのだとしたら・・・そのうち、本丸、江派に支配されるのではないかしら・・・おふっ(笑)

 

はい。と言うわけで本日は『刀剣乱舞』の生まれ変わった新・秘宝の里について語ってまいりました。

 

ではでは。今回の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございました!

休み~今日は猫の日だよ!

良い天気だったので朝から本を売りに、そして特売で売られていたヨーグルト目当てでスーパーに出かけました。

結果『古本屋で携帯番号の入力を求められて、自分の携帯番号が思い出せなくて半笑いで『すいません、ちょっと忘れちゃったんで家の電話番号でいいですか?』と店員さんにお願いする。そしてスーパーでは、ヨーグルト目当てだったのにもかかわらず、ヨーグルトを買い忘れる』と言う大失態を犯しました。

 

大丈夫か、私の脳!?

・・・あんまり大丈夫じゃないような気がするよ。

 

はい。と言うわけで今週は2日行ったら3連休があるぞ~!

やっほーい!

 

と言うわけで本日2月22日は猫の日でございますよ!

世界猫の日は8月8日とか聞いた記憶があるんですけど。

なんでもいいや!

 

世界中の猫さんの1匹でも多くが、幸せな生涯を送れますように!

世界中の猫さんの1匹でも多くが、幸せなご縁と巡り合えますように!

 

はいよ!

 

そんな具合でここ数日の話題です。

 

どこに行ったら、いくら出したら『ホリミヤ』のような青春が買えますか?

買えますか?(どーん)

なんでしょ、いわゆる脇カプ大好物な私としては、石川と吉川ちゃん、河野ちゃんの関係が、もう見ていて胸がぎゅんぎゅんします。

ってか石川、罪作りな男すぎやしないか?

女の子の敵だよ、こう言う男は!

好き(好き)

山下誠一郎さんの演技も、ほんといいよなぁ~。

 

あと『SK∞』の最新話がラン暦で、なんかしんどい、みたいな話を、日曜の朝、仕事前にツイッターで見かけて、ウハウハしていました。

でもまだ見ていないので、今日、見られたら、と思います。

ってか暦役の畠中祐さんがおひとりで『SK∞』のアニカフェに行かれたことをツイッターで報告されていたのですが、ランダムでもらえるコースターの絵が、見事にランガだったのには、もはやほっこり通り越して萌えの極致だわ。

そしてそのことで思い出した、小松未可子さんのツイッター

小松さんも出演されている『ダイの大冒険』、そのお菓子を2袋、開封しておまけのシールを見たところ、なんと2袋ともクロコダインだったと言う。

神引きすぎやしないか・・・。

 

あとアレ。『はたらく細胞』最新話、見たのですが。

腸内で暴れている悪玉菌から松岡禎丞さんの声が聞こえてきて『いや、でもまさか松岡さんなわけないやろ』とEDでCV確認した松岡さんでびっくりしました。

いや、役者さんにとって役の大小なんてものはないだろうけれど、それでも本当にそれほど台詞数の多くはない、ちょこっとしか出番のない役に、まさか松岡さんがキャスティングされているとは・・・!

驚きました。

そして乳酸菌ちゃんとCV小林裕介さんの細胞との別れには泣きました。

なんだろ・・・あの腸内の状態、割と他人事とは思えないなぁ(汗)

 

(笑)とか(汗)とかは、今の若い人たちにとっては古い、痛い表現だ、というニュースを、最近、ネット上で見かけました。

・・・うん、まぁ、その気持ちはわからなくはない・・・。

でもおばちゃん、これ以外の表現方法を知らないし、思いつかないし、仮にそれらを知っていたとしても、多分、使い慣れていないから、なんか尻がむずむずするような、落ち着かないような気持になると思うんだ・・・。

だからこれからも(笑)(汗)でいきたいと思います。はい。

 

そして、昨夜は『ヒプノシスマイク』の2ndD.R.Bのラスト、シブヤVSヨコハマが開催されましたね。

盛り上がっていた様子を、私はツイッターで追いかけたりしていたのですか・・・。

個人的にはすいません、未だ、先週のナゴヤVSシンジュクの余韻から抜け出せておりません・・・ってかもう、あれ。

『開眼』は鈍器。

何度でも言うよ、『開眼』、あの曲、もはや鈍器。

鈍器。

うん。

いや、そして何がってあのパフォーマンスね。

ね。

ええ。

 

うん。やっぱり今回に関してはナゴヤに勝って欲しい。

シンジュクの、まさしく一皮むけた、チャンピオンとしての風格と余裕、そしてより明確性を持った熱を感じさせるようなパフォーマンスも素晴らしかった。

だけど個人的には、もうナゴヤのあのパフォーマンスは、何と言うか、あれで初戦敗退と言うのはあまりにもあまりにもなんか、どうしていいのかわからない(語彙力)

なので私としては、今回はナゴヤに勝って欲しいなあ、と改めて思ったのですが。

あと『開眼』についてのみ熱く語りすぎですけど、『R.I.P』もあれ、神曲すぎへん?

そしてこの楽曲が、コミックスの限定CD収録楽曲だと言う・・・どんだけ贅沢なのよ・・・。

 

ってかそうか、これ、投票はライブ投票だけじゃないんだよな。

CD投票、そしてVRBATTLEなるものによる投票、全部を合わせて、の結果なんだよな。

 

さあっ!果たしてどうなることやら!

ってかほんと、どの対戦カードも、両方のディビジョンに勝ってほしい!

片方が負けるなんて、小生、嫌!

考えられない!そんなの納得できない!嫌!

 

と言うわけで、割と真剣に『これ中王区優勝!とかになって、強い女性たちに支配されながらも男たちは、それでも楽しくラップバトルを繰り広げて生涯を送りましたとさ。めでたい、めでたし』みたいにならないかな、と思っています。はい。

 

そうはならないよ!なるわけがないよ!

 

はい。何はともあれ、ほんとね、まぁ、もう結果が出たら、それが全てなわけだから、その時を楽しみに、どきどきしつつ、待つしかありませんね。はい。

 

結果は5月15日に特番にて発表されるとのことで・・・。

この情報が解禁されてから、即、話題になっていましたけど、当日は独歩の誕生日なんだようなぁ・・・。

『誕生日に独歩に、シンジュクに悲しい思いはさせたくないっ!』と、シンジュク推しの方々、ますます張り切っちゃうこと必至じゃないか、コレ。事実、ツイッターでも、そう言う反応、いくつか見かけたしなぁ。

CD投票が、ほんと、鍵を握りますわな。いくらでも票数、積めるわけだから。

 

はい。いや、でも特番は無料配信とのことなので、うわぁ・・・どうしようなぁ。

リアタイで見たいような、でももう緊張で見ていられないから見たくない気も。

今からドキドキしてんじゃん(笑)

 

はい。そんなこんなです。

と言うわけで今日も今日とて私はせっせとブログを書きます。

 

ではでは。

皆さんの、そして私の今日が、今日は、今日も穏やかでよい一日でありますように。

そして。

皆さんの、そして私の明日が、明日は、明日も穏やかでよい一日でありますように。

1が付く日なので~読書感想文を放出しますよ

最近、読んだ本。

五條瑛さんの『パーフェクトクォーツ』の2冊。そして伊坂幸太郎さんの『逆ソクラテス』ですな。

また機会を見て感想、書こうと思うのですが。

とりあえず『逆ソクラテス』は、いろんな意味でぐっと来た。

連作集なんですけど、ある1作品に、どうしようもなく、何と言うか『壁』、その存在のようなものを突き付けられたような気がして、いろんな意味で泣けた。

 

勿論、これは私のうがったとらえ方なんですけどね。はい。

 

そんなこんなで21日なので、過去の読書感想文を放出する日です。

相変わらず、まったく人様に読ませる気がない放出なので、どうぞ無視してください。

ではではスタートです。

  

・深水黎一郎『ミステリ・アリーナ』・・・ミステリが好きだ。大好きだ。文学界には様々なジャンルがあるけれど、これほどまでに作り手と読み手の思考力の限界を試すようなジャンルは、他にはないと思う。だからこそ、ミステリを書く作家さんには心底、敬意を表する。全ての、ありとあらゆる可能性を否定して、それを否定するためだけに、ただひとつの真実を作り上げる、追い求める。こんなに崇高な、そして孤独な文学ジャンルはないと思う。あらゆる可能性を内包していながら、けれど、たったひとつの真実に至る以外のそれらすべては捨てられてしまう、こんなにも残酷な、想像力を試しながらも想像力を拒む、冷徹なジャンルは、きっと、他にはない。はい。そんなこんなで、こんなことを強く感じさせる作品でした。ほんとね。ミステリ好きって言うと、何故か、西村京太郎?とか内田康夫?とか聞かれるんですけど。いや、まぁ、確かにそうなんですけど。そうなんですけど、もっとね、もっと素晴らしい作品を書く作家さんはいるのに、どうして知られていないのか。どうして読まれないのか。なんか、そのことを改め悔しくも感じたような一冊です。いやぁ、ほんと。自縄自縛のような、ミステリ作家にしてみれば、もう、自分で自分の首を絞めるような作品じゃないですか?(笑)。あらゆる可能性を、次から次へと否定していく。これだけの解決を思いつくのも素晴らしいし、否定されたところからまた新たに、否定されたこともふまえた上で物語を書き換えていくと言う、その作業自体にも、想像しただけで途方もない労力が費やされていたのだろうと思い、もう、頭の下がる思いです。で、まさかの平三郎と、平 三郎ネタとは(笑)。そう。でも、もう14通り?も否定しきった後に残された可能性と言ったら、これくらいしかないだろう。もし、これがミステリの唯一の真実として明かされた物であったなら殴り飛ばしてやりたいところだったけれど、こんなネタが待ち受けていても、もう、納得できますと言うくらいに、作者の労力がしのばれる作品でした。いやぁ、お見事。そしてそれと同時、進行していたもうひとつの企みにもドキドキが止まりませんでした。このままダークな結末に向かうのかな、と思っていたのですが、ラストは悪が成敗される終わり方で爽快でした。でも、樺山もミステリの魅力に、そしてその残酷さにとらわれてしまった人間なんだろうな。そしてそれは、この作者もまた然り…なのかな、とも思うのですが、どうでしょうか。デビュー作のことを思うと、やはりこの作品は、この作家さんなりの、ミステリと言うジャンルの立場の低さのようなものを訴えている作品のようにも、そしてそれに囚われてしまった作家たちの思いを代弁している作品のようにも思うのですが。デビュー作以来のご無沙汰だったのですが、すっかりミステリ界においては高い評価を受ける作家さんのひとりになられているので、また別作品を読みたい気もします。はい。そんなこんなで、まさに力作!なミステリでした。お見事!

 

柚月裕子『蟻の楽園-アントガーデン-』・・・虐待と名のつくものにろくなものはない。動物虐待にしてもそう。そして、今作で描かれていた児童虐待にしてもそう。この世で忌むべき行為の、言葉のひとつだと個人的には思っている。対象を傷つけると言うことに対して、何か、どうしようもないくらいのどす黒い物を感じる言葉だと思う。姉妹のつまずきがどこにあったのかと問われれば、間違いなくそれは、父親を殺してしまったところにあるのだと思う。あそこで別の手段を講じていれば、間違いなくふたりは共に生きることができ、少なくともこんなことにはならなかったはずだ。だけどそれ以前に、そのつまずきを作り上げたのは誰だと、あそこまで姉妹を追い詰めたものは何なのだと、そして本当に姉妹を助ける方法はなかったのかと、主人公と同じように強い疑問を抱かずにはいられない。そして現実では、児童虐待のニュースは無くなることがない。子供を持つこと。育てていくことを、もっと真剣に考えるべきなんじゃないだろうか。そして児童虐待だけではないけれど、この国では、どんなに悲惨な、理不尽なことが繰り返されても、一向にそこから学ぶと言うことをしない。子供は社会の宝だと言いながら、一向に児童虐待が無くならないのは何故なのか。大人が子供を育てると言うことの過程で、この悲惨で残虐極まりない犯罪が発生しているのであれば、それは大人が大人たりえていない、大人が子供を作ること、産み、育てることの限界を示しているんじゃないだろうか。そこに加えて、社会全体がそれに対して無関心になっている以上、この犯罪は永遠に無くなることがないんじゃないかとも思う。はい。そんなこんな。面白かったです。特に沢越姉妹の正体はわかったものの、そこに潜り込んでくる『私』の正体が誰なのか、そこが気になって最後まで物語に引っ張られていきました。解離性同一人格と言うネタに関しては、そう来ちゃったかぁ、と残念な気がしないでもなかったけれど、まぁ、これだけ悲惨な人生を歩んできた人物だからこそ、それにもある程度は納得いく思いもあった気も。はい。『私』が消える瞬間に、沢越冬香が、ようやく沢越冬香としての人格を取り戻して、そしてこれでやっと、姉妹としてお姉ちゃんと会うことができると言う思いが、どうしようもなく切なかったです。どうしようもなくやりきれない物語の中で、ここが、せめてもの救いのようにも感じられて、本と、沢越姉妹の行く末が穏やかであることを祈らずにはいられませんでした。ただ、蟻の菜園と言うタイトルはどうだろう。どうしてもそこからは、互いが互いを食らいつくすようなイメージを、私は抱いてしまうのですが。はい。まぁ、いいや。そんなこんなで、色々と考えさせられる物語でした。

 

原田マハ『楽園のカンヴァス』・・・美術史とミステリは相性が良い、とあとがきで書かれていたけれど、その通りだと思う。美術史で絵画に限って言えば、その中に描かれていることは、その本当のところは、作者にしかわからない。否、ひょっとしたら、作者にもわかっていないかもしれない。想像と知識に基づいて、それを少しでも残されたものが解き明かそうとする経過は、まさしくミステリに描かれている謎を解き明かそうとしていることにとてもよく似ている。はい。そんなこんなで前々から話題になっていた作品です。なんか、映画化しても良さそうな作品だなぁ、と思いました。そして面白かったです。何だろう、美術作品を題材にしたものと言うと、つい説明が多くなってしまったり、その美しさだけが中心的に描かれてしまっているような作品が多いと個人的に勝手に思っているんだけれど、これはそうしたものを交えつつ、けれど何よりも、それを描いた、そして遺されたそれに魅了され、美術の世界に足を踏み入れた人たちの生きている姿を描いていて、とても好感が持てました。現代と過去、どちらの時代でも描かれていた、まるでその空気や空の色、匂いまでもが伝わってくるような、そして登場人物たちのその生き生きとした姿や、絵画と言うものに対してどれだけ心を奪われたか、そして何よりもそこに賭ける思いの熱量のようなものがひしひしと伝わってきて、読み手も胸が熱くなるような、そして時には切なくなるような作品でした。世界の奇跡そのものを愛していたと、ルソーを評した織絵。絵画からその作家に魅了され、そしてその作品からその作家に感じたことを表現する言葉として、こんな素晴らしい言葉はないんじゃないだろうか、と胸が震えるような思いがしました。この言葉で、一気にルソーの絵を、この目で、直に見てみたいと思った。そしてまたティムが、もし、自分がルソーと同年代に生きていたならば、と思うシーンには胸が締め付けられた。後世に名を残す画家が、けれどまだ、その片鱗すら覗かせていなかった頃の、けれど、だからこそ、どこまでも青く、どこまでも未熟で、繊細で、一途だった頃に、その作家と出会い、交流を深めたかったと言うのは、本と、その作家に心酔しているものであれば願ってやまないことだと思う。魅了されてしまった人間の、そこに立ち入ることができなかった人間ならではの、痛切な願いだと思った。はい。いいですね、織絵とティムの関係も。出会いから、ルソーの謎解きを通じて少しずつ距離が縮まってて行く様子も、そして別れと時間を経て、再会の時までが、とてもロマンチックに描かれていて。ルソーが、多くの人と出会い、そしてヤドヴィカと言う女神と出会ったことで完成させたのが『夢』あるいは『夢を見た』なのであり、そして時を経て、それによって出会いを果たしたのがこのふたりであった。既にこの世を去ってしまった画家が残した思いの結晶である絵画。時を経てそれが残っている奇跡を目の当たりしていると言う奇跡が、人と人とを結びつけると言う、また新たな奇跡を生み出した。素晴らしいことだなぁ。その全てが奇跡であり、この世の奇跡であり、それを愛した画家がルソーであった。うーん、見てみたい。今すぐ、ルソーの絵をこの目で見てみたい。そして肌で感じてみたい。はい。そんなことを感じました。イメージとは違って、とても読みやすい、そてしまたミステリとしてもとても楽しんで読むことができる作品でした。映画化、してほしいなぁ。ヤドヴィカとかルソーあたりのキャスティングは難しそうだけど、絶対、映画映えする作品だと思う。うん。

 

多島斗志之『黒百合』・・・両眼失明の恐れのため、この人が失踪してから既に数年が経過している。どこかで無事に生きておられるのか、それとも、どこかの地でその生涯を閉じられたのかどうかはわからない。が、いずれにしても、ご本人が選択された道であるから、どうか心安らかな時間が流れていてほしい、と切に願うばかりだ。はい。そんなこんなで、多分、手に取ったのは初めての作者さんです。中でもこの作品は、前々から評判の高さだけは知っていたので、いつか読んでみたいと思っていて、今に至る経緯。そんなこんなで読んでみた。…ダ、ダメだったよ(ちーん)。イニシエーションラブと同じ感覚でした。『凄いどんでん返しがあるぞ!』と言う話題だけは耳にしていたけれど、何のことやらさっぱりそれが見抜けないまま、物語の幕が閉じられてしまったと言う、何とも言えない空しさと悲しさ(笑)。と言うことでね、はい。便利な世の中、インターネットによって真相を知ることができました、と。成程。2割くらいは見抜けていたわけだ。でも、日登美おばさんの不倫相手が同性だったと言うのは、盲点だったな。成程、だからタイトルが『黒百合』なのか、と納得。うーん…何だろ、ミスリードが多すぎると言うか、騙すつもりはないけれど騙すつもりは満々だったと後出しされているような気持ちになる。何だろ、この釈然としない気持ちは(笑)。登場人物の関係性がやたらとややこしいのも、あるいは『おばさん』『おじさん』と言う呼び方をされる登場人物が多いのも、何か、ばれないような後出しじゃんけんをされているような感覚が拭えない。…真相を見抜けなかったからって、くやしさ爆発です(笑)。はい。ただ、文学作品としての格調の高さのような物、繊細さがあるからこそ、ミスリードにしても、呼び方にしても、もう少しそこに合わせて頂きたかったなぁ、と言うのが正直なところです。騙すなら正々堂々、騙してやるぜ!と言うあくどさみたいなものが欲しかったなぁ、と。はい。まぁ、理解力のない私が悪いんですけどね、はいはい。…どーん、と派手にわかりやすく、正々堂々と騙されたいです、ミステリにおいては。

 

渡辺裕之『叛逆捜査 オッド・アイ』・・・はい。そんなこんな。どうして購入したのだろうか。ふと、迷った一冊。面白そうだと思ったのは確かなんですけど。読み初めは面白かったんだけどなぁ。主人公もかっこいいと思ったんだけどなぁ。割と序盤で、その器の小ささが感じられてからは、もう駄目だった。あと、作者の考えとかがどうしても描かれてしまうから、こういう作品は難しいよな、と感じた次第。はい。なんか、スポーツ新聞に連載されている小説を、脂ぎった中年のサラリーマンさんが読むとはなしに読んでいる気分で読んでいました。

 

坂東眞砂子『恍惚』・・・どうにもちぐはぐな印象を受けるなぁ、と思っていたら、パートナーさんの英文を訳して、そこから肉づけを行っていったからなのか、とあとがき読んで納得した次第。はい。以下、心に残ったところだけ書いていきます。『緑の女の還る地は』…若菜を犯す黒魔蜂の男の涙に、思いに身震いがする思いだった。そして若菜の、死の彼方で起きることは、永遠につながると言う思いにも、身震いがした。残された兎足の思いは、すべての先人たちの思いに通じるものなんだろうな。歴史は繰り返されると言うのは、こういうことか、と何千もの歴史を突きつけられたような、呆然とするような、途方もないような思いに駆られた。『乱の徒花』…最初から最後まで。この生そのものが、誤りだった。…あぁ、ぞっとする。まるで他人事とは思えなくて、ぞっとする。そして茶佐と瑠璃王の生と性の交差。死にゆくものを目にしたものが、その一切を知らずに死にゆくものになると言う現実。あぁ、儚い。『伽羅の魔』…知らぬ世界に魅入られた女。その果てに待ち受けていた末路。時代を感じさせる話でした。『神の辺杯』…おちんちんは伝書鳩…あぁ、もう、何だよ、これ(笑)。暗い、暗い、どこまでも暗く、救いようのない、狂ったような話。でもどこまでも、どこまでも虐げられ、暗い道に追いやられるのは女ひとり。

 

荻原浩『噂』・・・前々からずっと読みたいと思っていた作品。読んでみた。面白かったです。トリックだのなんだのと言うミステリも良いけど、こういう、理屈抜きに犯人は誰だ、と言う感覚を楽しむミステリも良いですな。登場人物たちもとても個性的で、特に事件を追う側の二人が良かった。いいコンビだったし、どちらも嫌みがないってのが好感度高いな。やり手の女社長の造形も、ステレオタイプだけどだからこそ、わかるわぁ、って感じで面白かったです。こういう作品は、登場人物たちの個性も大事、読み進めていく上で大事だと、改めて認識しました。そして宣伝文句にもなっていた、ラスト、衝撃の一行ですが。成程。確かに衝撃ですわ。そして、にんまり。こういう結末、大好き。良いなぁ。何だろ、『仲間がやられたんだ。敵討ちしたって問題ねぇだろうが!』と嘯いている連中より、よっぽどたくましいものを感じたあたりは、さすがに女子高生と言う感じでしょうか。そして、誰よりも娘のことを案じていた小暮さんが、よもやこの真相を知ってしまったならどうなってしまうのか、いや、むしろ知った方が展開的には面白いんじゃないか!とか思ってしまうあたり、私の性格の悪さが出ていますけれど、いやいや、まさに衝撃の一行でした。良いな。一昔前の女子高生!って感じの女子高生が描かれていて、いろいろ面白かったし、感慨深かったです。どうだろうな。今でも、こういう宣伝方法は通用するだろうか。でも、SNSが爆発的に普及してしまっている今、こう言うことは日常的に行われているような気がするし、その嘘を暴く人も出てきているから、なかなか難しいかもしれないなぁ。普及し過ぎる、と言うのも、実は宣伝にとっては芳しくないことなのかもしれない、と感じたりした今日この頃。期待を裏切らない、面白い作品でした!

 

連城三紀彦『夜よ鼠たちのために』・・・アマゾンのレビューで、『連城作品は過大評価され過ぎだ。人間動物園なんて、どうしようもない作品だった」と言うようなレビューを見て、同作品には苦い思い出がある人間としては、そうなのかもしれないなぁ、と思ったり。ただ、それは、この人の作品の多くが、ミステリでありながら、その主題は人間の情念を描いたものであるからだと、本作を思って感じました。人間の、ほの暗い、それでいて黒く、暗い、底の底の方で流れている情念。この人の作品は、それを描こうとしている。そしてそれが生み出す様々な出来事を、それはひょっとしたら出来事とは呼べないような日常を、ミステリとして描こうとしている。だから何と言うか、ミステリとしての真相が、どうしても後付のような気がしなくもないと言う気がしなくもない。と言うわけで、トリックだ、派手な謎解きだ、と言うのをミステリだと思い込んでしまったいると、この人の作品のこういうところが、もしかしたら、過大評価だと言う評につながるのかもしれないと思ったんですが、まぁ、評価は人それぞれだからね。はい。短編集でしたが、時代によって文体とか、種明かしの仕方、更には登場人物の雰囲気とかががらりと変わっているのが印象的でした。特に後半の登場人物たちの、擦り切れた紙切れのような生きざまと言うか、姿には、やっぱりこの人は、ミステリうんぬんよりもこの姿こそを描きたかったんじゃないだろうか、と思った次第。なんていうのかな、根底に暗い暗いものがあり、まるで泥船に乗りながら、大海原をわたるようにして生きている登場人物たちの、倦んだ感情、諦念、それでも捨てきれない執念のようなものが描かれていて、あぁぁぁ、と言う感じです。だからなんていうのか、どこか現実離れしたような雰囲気を漂わせながら、でも、現実のどこかで起きていそうなことだと感じました。生きるって、しんどいな(ぽつり)。どうもこの人の作品は、超絶技巧とか、トリックとか、そう言う宣伝文句が冠されていることが多いように思うのだけど、惹句だから仕方ないとは言え、この人の作品にはあまり相応しくない宣伝文句だなぁ、と思うのですがね。はい。決して、絶望的な、悲観的なラストが待ち受けている話ばかりではない。にもかかわらず、どうしてか、救いようのない、と言う言葉がぴったりとくるような、まさしく、明けない夜を目の当たりにしているような気分にさせられる珠玉の短編集でした。

 

東野圭吾『ある閉ざされた雪の山荘で』・・・と言うことで、騙されたい!驚かせてほしい!と言うミステリを探していたところ、紹介していたサイトさんを見つけました。で、色んな本が紹介されていたので、それらを片っ端から読んでいこうと思いました。はい。で、ネタとどれくらい驚いたかを勝手に書いていこうと思います。はいよ。そんなこんなで、今作。ネタは『描かれていない、もう一人の語り手が、登場人物がいた』ですね。はい。驚きとしては…うーん、『私を指差した』の前に、それを匂わせるようなネタバレ的セリフがあったので、それでわかってしまったので、個人的には『おおっ!』と言う驚きはなかったので、ちと残念。まぁな。いちいち、久我の独白、と区切られている点、そしてそれ以外の文章はフルネームで語られている点あたり、どうしても身構えてしまうわな、と言う話。でも、こういう騙し系の作品って、どうしても作者が『騙すぜ、騙すぜ』と言う意気込みがあり過ぎて、ストーリーとして読みにくいと言うか、面白くないものも多いと思うんですけど。その点はやっぱり、東野圭吾と言うべきか。読ませるなぁ~、こー、読者を物語へと引っ張る力が強いなぁ、としみじみ感じました。なんだ、結局、誰も死んでいないんかい、とがっくりしたけれど(この人でなし)、でも、すべてを読み終えてみると、むしろ人が殺されていないからこそ味わえる、柔らかな爽快感、心地よさ、色々ありながらも、演劇に打ち込んでいる若者たちの青春のようなものが伝わってきて、良かったな、と思わせるのだからさすがです。はい。そんなこんなでさくっと一冊目、終了!さぁ、もっと私を驚かせて!

 

赤川次郎『マリオネットの罠』・・・あぁ、ロマサガ2、やりたい。やりたい。やりたいったらやりたい(どーん)。そんなこんなで2冊目。トリックは『実は主人公がマリオネットを操っていた』でした。驚きとしては、五つ星満点で一つ星ですかね。はい。『それは君だ』のところには、一瞬、にやり、とするものがあったけれど。なんだろう。アクロイド殺しに通ずるような、なんか、狡さを感じてしまった。アクロイド殺しはまだいいんですよ。一人称で語り手は『私』なんだから、『私』が語りたくないことは黙っていても。ただこの場合、語り手が『私』じゃなくて、いわゆる『神の視点』ですからね。せめて何かしら、匂わせるような記述があって欲しかったと思った次第。はい。と言うか、何だ、結局、殺人を犯していたのは雅子さんなのかい、と言う気が。そこにどんなトリックがあるのかなー、と期待していた身としては、うーん、肩透かし。とは言え、著者の作品の中では最高傑作との呼び声も高いようです。成程。わ、私には合わなかったかなぁ(遠い目)。あと、古い文庫で読んだので、字がめっちゃ小さかったです。昔はこれが当たり前だったんだろうけど、いつから、読者の読みやすいよう、文庫の文字は大きくされていったんだろう、と本筋とは一切、関係のないことを思った次第です。はい。そんなこんなで、驚きが足りない!もっと私を騙して!あっと言わせて、にんまりとさせて!そしてロマサガ2がやりたいの!PSvita、買って!(どーん)。

 

はい。

と言うことで本日はここまでです。いつもに比べると少ないですが、まぁいいや。

個人的には原田マハさんの作品、私は美術史や実在した画家を取り上げた作品しか読んだことがないのですが、とてもおすすめです。

何と言うか、とても時代とか人物の生き方が生き生きとしていて、読んでいてその人物が生きていた、その当時の、その街に没入していくような感覚を味わえると言いますか。はい。プラス、ミステリ的な面白さもあるので、よろしければぜひぜひ、お手に取ってみて下さいね。

 

ではでは。今回はここまでです。

おおっ、2月は31日がないので、次は3月11日ですね。

よろしければ引き続き、お付き合い下さい。

 

もし・・・もしこんな文章の塊を読んで下さっていた方がいらっしゃいましたら、本当にありがとうございました(土下座)

 

SideMのプロミ(2019年度)の感想~とにかく、とにかく楽しかった!

と言うわけで、本日は13日と14日に配信された『アイドルマスターSideM』のプロデューサーミーティング、いわゆるプロミの感想を書いてまいります。

 

こちらのプロミは2019年に3日間にわたって開催されたものです。残念ながら去年2020年のプロミは、確か開催直前に中止がアナウンスされてしまったのですが、今年2021年に関しては、今のところ、今のところ!2日間にわたっての有客開催と有料配信が予定されています。

配信チケットに関しては現在、販売されていますよ!

 

と言うことで2019年度のプロミの感想ですが・・・いや、全体の感想としては、タイトルにも書きましたが、とにかく、とにかく楽しかった!楽しいのてんこ盛りと言うか、もう楽しかった!

 

と言うか、どのコンテンツもそうなんですけど・・・。

やっぱりSideMは、ライブだなぁ、と。

SideMのライブに飢えているから、と言うのもあるんでしょうけど(笑)でも改めて、そしてつくづく、あー、SideMはライブだわ、と本当に思いました。

 

と、言うわけで。

2019年度版のプロミの感想です。

 

まずは1日目。

いや、もう最初の最初『Beyond The Dream』が始まった途端、泣きそうになったわな。そうなんだよな、と。たった2年前だけど、それでもその2年前には、こうして当たり前のようにしてライブイベントが開催されていたんだよな、と。それが失われて1年が経過したわけだけど、ほんと改めて、もう、この今の状態の寂しさを強く感じさせられたと言うか。はい。

 

はい。で、個人的には1日目は、とにかくフィジカル勢が元気だったな、かっこよかったな、と。声が大きいよ!フィジカル勢!主に濱健人さんと古川慎さん!(笑)。いや、でもあの元気いっぱいわちゃわちやしている感じが、なんかもう男子校のノリ、そのまんまで、おばちゃん的にはひたすらきゅんきゅんしました。萌え。

ってか古川さんのアスランの笑い声は、いつ聞いても凄いな。そりゃご本人も言われていた通り、アスラン演じるのは大変だわ。でもだからこそ、古川さんの凄さが感じられると言いますか。

ライブは、どの属性も、そしてどのアイドル、声優さんにも目を奪われたのですが、益山武明さん、とりあえずかっこよすぎない?そして小松昌平さんの動き、ほんとキレッキレで見てて気持ちが良い。古畑さんの動きも元気いっぱいで、ほんと志狼くんまんまだよなぁ。濱さんの笑顔、国宝にしよう。矢野奨吾さんの声帯はどうなっていて、直央くんボイスで属性曲とか『スマイル・エンゲージ』歌うとか、反則じゃない?児玉卓也さんのダンスは、本当に柔らかいのに俊敏さがあって美しいし。

そして『♡Cupids!』の汐谷文康さんの弓で射貫くところね。あそこ、もう汐谷さんが美人すぎて、でも想楽くんのミステリアスさみたいなものも十分で『打っちゃうよ~』と言う想楽くんボイスが聞こえてくるような感じで、あとまっさん可愛い。永塚拓馬さんも美人。なんなの皆、どうしたの!かっこよすぎよ、美人すぎよ、可愛すぎよ!

あと徳武竜也さんね。なんか、あの、内に秘めた熱を表現するかのようなパフォーマンスは、やっぱり九十九先生そのものだったなぁ、と。

 

本来ならばW、2人で出演されるはずだった山谷祥生さんの、最後の挨拶にはグッとくるものがありました。ってか、山谷さん、インテリとしてのパフォーマンスで気づいたけど、めっちゃお顔立ち、きれいじゃね?特に横顔、彫刻みたいじゃね?

 

でもやっぱり個人的には1日目ラスト、前にも書きましたが深町寿成さんの『和気藹々コール』にすべてを持ってかれましたよ!面白すぎやしない!?こんな面白いこと、真面目な顔してやった挙句、2日目のシャッフル曲、あの曲での、あんなパフォーマンスですからね!

 

ずるい(ずるい)

 

続いて2日目の感想です。

カレーラーメン・・・もとい寺島拓篤さんと濱野大輝さんによる『バーニン・クールで輝いて』がめちゃめちゃ熱かった!フィジカル勢では、小林大紀さんは、ほんともう、咲ちゃんまんま。可愛いけど、でもちゃんと男の子と言う動きが最高に咲ちゃん。あと千葉翔也さんは、個人的にはやっぱり、シャッフルで別ユニットの楽曲、歌った欲しかったなぁ~。

そして『もふもふえん』ならぬ『みそじえん』による『もっふ・いんざほっくす♪』の破壊力な。中田祐矢さんはもう、ほんと九郎さんそのまんまだし、狩野翔さんはほんと、この人、3rd2日目でどんだけの経験値、得たんだろう、と言うくらいにどんどんどんどん進化していくなぁ、と。そしてまっさん可愛い。ってかまっさん・・・増元拓也さんの、あの低音。いいよなぁ。1日目のシャッフルの時の下ハモも、めちゃめちゃきれいだった。

 

その中でも2日目は、個人的にはインテリの破壊力が凄かったな、と。まずは『Swing Your Leaves』ですよ!ですよ!あかん(あかん)。誰ですか?あのアイドルに歌わせよう、と考えたのは。袖の下、いくらか渡したい(どーん)

いや、駒田航さん、伊東健人さん、そして面白お兄さん深町さんと言う、中の人的にももう、破壊力しかないメンツなんですよ、ええ。ただ、ですよ、ただ!その方たちが演じているアイドル、古論クリス、硲道夫、黒野玄武がこの曲を歌っているのだと思うとさ、もうさ、もうさ!

 

割と真剣に、自分でも気持ち悪いくらいに、ドキドキした。

ドキドキした。

『え・・・クリス、どんな感じで待ち合わせ場所にいるんだろう。え、何、硲先生、どんな感じで一緒に歩いてくれるんだろう。え、ちょ、ちょっと、あかんて、玄武、まだ高校生でしょ?え、でもなんか不器用に、でもちゃんと思いを伝えてくれそうだよね。え、ちょっと、どうしよう』ってな具合の妄想が止まらなくて、ほんと、我ながら気持ち悪いと思ったよごめんね!

 

硲先生、好き(どーん)

 

いや・・・硲先生は、もう私の沼属性、すべてを持っている人なのだよ・・・。

あぁ・・・。

伊東さんの眼鏡も・・・本当にもう、感謝しかない(五体投地)

 

そしてもう1曲カフェパレの『Reversed Masquerade』も・・・これ、ほんと、ナイスシャッフルだわ。素晴らしかった。永野由祐さんのにこにこ笑顔もいつも素敵なんだけれど、この曲では、その楽しさがより伝わってきて、本当、こっちまでにこにこだよ!

その中でももう『山下大輝は天才』ですよ。ええ。今更ですけど。もう山下さんの凄さに関しては、いろんな作品、いろんなパフォーマンスで十分、知っていたつもりですけど、改めてそれを思い知らされました。はい。

いや、もう、ね。あのキリオとしての歌声は言わずもがな、あの賑やかな楽曲で、その歌の世界に身を委ねてぴょこぴょこと飛び回る姿が、表情が、もうリアルキリオ。いやぁ、あれは本当に凄かった。あとこの曲の転調するところで、中心に立っていたのがキリオと硲先生と言うのが、またこれ、素晴らしい演出だったなぁ、と。

何と言うか、こー、キャラクターとしてとても正反対な感じのする2人が、他の、2人とはまた異なる個性を持ったアイドルたちを指揮するような、と言うのが、もうSideMのアイドルの個性、その魅力を表現しているように感じられました。

 

あとニコ生では白井悠介さんのダンスについて、様々なツッコミが飛び交っていたのが面白かったです。愛されてるなぁ(笑)。

 

そしてやっぱり、ラストを持って行ったのは『和気藹々コール』でした(笑)

 

ラスト3日目!

Cybernetics Warsに関しては、詳しい話とかは知らないんですけど、もうあの朗読劇には泣いた(泣いた)。凄かった。凄かったし、何と言うか、勿論ライブパフォーマンスも、そしてそれ以外のわちゃわちゃしている時、と言うのも好きですけど、やっぱり、声優さんのパフォーマンスでは朗読劇がいちばん好きだな、と改めて再認識させられました。はい。

 

いいよね、朗読劇。ほんと、こー、声優さんが役として生きている、そのすべてをまのあたりにできる、とても贅沢な時間と言うか、何と言うか。

 

バレッタ裕さんは、どうも悪役っぽいのかな?あまり知らないのであれこれ語るのはアレですが、この方の艶のある、包容力を感じさせる声が、あんなにも冷徹に響く演技と言うのに、ほんとぞくりとさせられました。

熊谷健太郎さんと榎木淳弥さんの演技の応酬は、本当にもう、もう、もう(涙)。ニコ生では榎木さんの演技に絶賛の嵐でしたが、いやいや熊谷さんの演技も、あの激情のあまりに声が裏返るところとか、最高だった。・・・この辺りはほら、普段は榎木さん、あんなだからさ・・・そのギャップはずっこいよね・・・(笑)

 

急遽、参加が決定したと言う土岐隼一さんは、何だろうね、あの不思議な気品は。都築さんまんまだよなぁ~。高塚智人さんも、割と私の中ではリアルみのりさんです。柔らかさと、でも不思議な強キャラ感があって『あぁ、みのりさんや』といつ見ても、どんなパフォーマンスでも思うのであります。

 

シャッフルではインテリが『サ・ヨ・ナ・ラSummer Holiday.』を歌われたのですが、とりあえずハーフアップって言うの?中島ヨシキさんには、もうずっと、あの髪型にしていて欲しい。好き。顔のきれいな、ちょっと中性的に綺麗な男性が、あの髪型にするの、どちゃくそ好き。ほんと好き。あと笠間淳さんね。もう全部えっち。だめ。声もえっち。そこにいるだけでえっち。腰もえっち。何だただの雨彦さんか(どーん)

そして個人的には東雲さんと夏来がこの曲を歌っている、と言うところに、どうしようもないくらいの『いけません、いけませんわ、あーっ!』と言う感情を抱きました。それぞれのアイドルを演じていらっしゃる天崎滉平さん、そして渡辺紘さんの、それぞれのキャラとしてのパフォーマンス、だけどこの曲だからこその表情と言うのには、ほんと、ドキドキさせられたよ!かっはー!ありがとう!

 

シャッフルラストは、まさかまさかのフィジカル勢による『MOON NIGHTのせいにして』でしたが・・・でも確かに、この曲の持つパワーは、フィジカル勢にぴったりだよなぁ・・・。

 

でもいつか、全ユニットに歌って欲しいよ(どーん)。あと個人的には、濱さんが『歌いたい、歌いたい』とおっしゃっていたのが、実現してほしいなぁ、と思う。あの笑顔封印して、『おいで』って言って欲しい・・・かっはー!(崩れ落ちる)

 

はい。そんな『ムンナイ』ですが、浦尾岳大さんの笑顔はさ・・・どうなの!大吾っ!あなた笑顔でこの曲歌っちゃってるってことは、何もかもわかって歌ってるんでしょ!かっはー!そしてそれとは対照的、寺島惇太さんはどこまでもどこまでも涼やかな真顔と言いますか、そしてあのまっすぐな歌声ももうほんと、たまらんよね、と。『ねぇねぇ、タケル、この歌の意味、わかる?教えて、教えて!』といじめたくなるくらいだったですよ(悦)。あと野上四季、じゃないや、伊勢谷四季役の野上翔さんの『ムンナイ』もずっこいわ。いつもの四季の、ノリノリさありつつ、だけど所々で見せるあの色気が・・・ってかお前も高校生だろうよ・・・なんなのSideMの高校生(崩れ落ちる)

 

はい。そして3日間を締めくくる挨拶は、仲村宗悟さんが述べられましたが・・・。『あなたたちは最高です。僕の宝物です』って、どうしてそう言うこと、さらりと言えちゃうの?何なの?誇らしくないの?

 

誇らしいわ!自慢のSideMのセンターだわ!

 

はい。

後これは前にも書きましたが。3日目、汐谷さんと中島さんが肩を組んで歩いていく姿が、もはや神々しすぎてよくわかりませんでした。どこからどう見ても美男美女のリア充カップル。あるいはどこかの王室の若夫婦(どーん)

 

と言うわけで、以上2019年度に開催されたプロミの感想でございました!

 

私はニコ生のタイムシフトで視聴したのですが・・・いやぁ、コメントも本当に面白かったなぁ・・・。

『SideMは丁寧に殺す』『5、6回殺されたけど、めっちゃ健康になった』『Pたちの悲鳴が心地よい』『残党狩り』『もはや墓が足りない』などなど・・・。

 

とりあえずPさんたちの命が、いくつあってもSideMの前では足りない、と言うことはわかりました・・・ってか、ほんと、その通りだよね!

 

あと『俺の武明』と『道夫、俺だ、結婚してくれ』コメも目立ちましたね。もてもてやんけ、2人とも!まぁ、でもわかる。

 

さぁ、そして来るべき3月13日、14日に開催が予定されている2021年度のプロミは・・・どんな内容になるのかなぁ。

でも、2019年度のそれのように、観客のPさんたちとの物理的な距離を取らない演出と言うのは、なかなか難しいですよねぇ・・・。声優さんたちもある程度、距離を取らざるを得ないだろうし。

あと今回のプロミはユニット単位での参加になっているから、中止になってしまったライブで披露されるはずだったユニット新曲と言うのも披露されるのかな?そこに加えてシャッフルユニットの結果も披露されるだろうし・・・勿論、朗読劇とかもあるだろうから・・・かなりのボリュームになりそうな気が・・・。

 

まぁ、何はともあれ、本当、無事に開催されることを祈るばかりです。

 

そしてそしてっ!

3月7日にはSideMの3rdツアー、その初日。

記念すべき全アイドル46名、すなわち全46名の声優さんが勢ぞろいした幕張1日目がYouTubeアイドルマスターチャンネルにて、配信されますよ!

 

かーっ!これは本当に見て!全人類見て!(笑)

今回のプロミ配信で、あるいは『ポプマス』でSideMに興味が、と言う新規のPさんも、本当に是非とも、見て下さい!

すごいから!46人のアイドルが、声優さんが揃った光景は圧巻だから!

 

目と耳が足りないから!(どーん)

 

はい。こちらは1週間、アーカイブ配信が予定されているとのことですから、私と同じく『けっ、7日は仕事だわ、こんちくしょうめ!』と言う方も、大丈夫ですよ!

 

あー、しかしほんとうに。

開催されるのが当たり前だと信じて疑っていなかった、こういうイベントが、また以前のように開催できる、そんな日々が戻ってくることを切に祈るばかりですわ・・・。

ねぇー・・・。

 

当たり前だと思い込んでいた時間は、実は当たり前でもなんでもなかったんだなぁ。

そのことを改めて痛感しつつ。

 

ではでは。今回の記事はここまででございます。

読んで下さりありがとうございました!

『ヒプノシスマイク』2nd D.R.Bの感想~ナゴヤVSシンジュク!

はい。書きたいこと多いから、いつもみたいに前置きなし。語るよ!

 

と言うわけでナゴヤ『Bad Ass Temple』VSシンジュク『麻天狼』の対決が14日、配信ライブと言う形ではありますが行われたわけですが・・・。

 

いやぁ・・・凄かった。

何と言うか、この組み合わせですもの。組み合わせが発表された時から『そりゃ凄いだろうよ。凄いもんが見られるだろうよ』とは思ってはいましたけど、その想像をはるかにぶっ飛ぶくらい、凄かったです。

凄いものを見せられました。はい。

 

ってなわけで視聴していた思ったことをつらつら書いていきます。

まず何だろ。この2つのディビジョンの『とても似ているけれど、でも絶対に交わることがない違い』と言うのが、めちゃめちゃ鮮明に感じられたバトルだったな、と。

今回のライブを見ていてひしひし感じたのが両ディビジョンに共通する色と言うか思いで、それが諦念、だったんです。

 

ただナゴヤは諦念できない果ての今、と言うのがメインにある。諦念できない。だから止まれない。何もかもを受け止めながら、ぼっろぼっろになりながらも、それらと戦いながらも、それらを引きずり倒しながらでも、とにかく前へ、前へ進んで行く。進むしかない。諦めの果ての諦め、そこにある慣れ、『こんなもんだ』と言う思い、それすら知らないし認めない。そういう生き方は絶望的な戦いのようにも感じられるけれど、でも彼らにとっての希望はそれしかないと言うか。

 

一方のシンジュクと言うのは諦念の果ての今、言うのがメインなのではなかろうか、と。諦めて、諦めて、諦めた果てに今がある。『こんなもんなんだ』と苦々しくも受け入れて、飲み込んで、諦めた果てに今がある。折り合いをつけた、と言うか。

だから彼らは、何もかもを受け止めて、受け止めて、続いていく日々を、人生を生きていく。何と言うか、それは諦念の果ての慣れ、とでも言うのか。諦念の果ての諦め、と言うのか。

でも、そうして生きていくこと自体に、ちゃんと価値があるんだよ、それでいいんだよ、というメッセージ性を、シンジュクからはひしひしと、私は感じたのです。だからナゴヤとは異なり受け止めて、受け止めて、ぼろぼろになって、それでも動かない。でも受け止めきって相手が力尽きたところで、ゆらり、と立ち上がるのがシンジュクだよなぁ、と。

 

諦念、そうした思い、メッセージを両者ともに抱えていながらも、発信していながらも、でもその先にたどり着いて得たものは、見事に異なっている。

それが本当に鮮烈に感じられたのが、今回のライブだったなぁ、と。

 

『どうにもならないことがどうにかなる』『渾身のヨイショ』『働かないと生きてはいけない』などなど、シンジュクが、あるいはそのメンバーが歌う歌の歌詞と言うのは、本当に聞いていてリアリティがある内容です。

でもそうしたリアリティ以外の何物でもない歌詞を、あんなにも堂々と、正々堂々と、そして自信たっぷりに歌い上げている彼らの姿があったからこそ、『そうか、麻天狼の3人は、いろいろなものを諦めて、手放して、そうして、これだけの歌詞をこうして歌えるだけの、ある意味、開き直りの境地にたどり着いたんだろうな』と思ったのです。

余裕だ、そう、余裕。

シンジュクには、諦めていろんなことや感情に折り合いをつけた果ての余裕、それを私は感じたのです。

余裕があるから、受け止められる。

ってか、余裕がなけりゃ、『人生いろいろある。だけどとにかく毎日、生きていくんだ』と言う気持ちがなけりゃ、そして何より、そう言う諦めを得られたのは互いが出会えたからだ、という気持ちがなけりゃ『パピヨン』みたいな曲、歌えないと思うんですよ、ほんとに。

これはもう、初期からディビジョンとして存在していたシンジュク『麻天狼』の歴史あってこそ、だよなぁ~。

 

それに対してナゴヤですよ、ナゴヤ

何度も出てくる『不退転』と言う言葉にしても、あるいはもう『開眼』の歌詞ですよ。ほんとなんなのあの歌(ちーん)

とにかく、何と言うか、もうそこには一切の諦めがない。折り合いなんて言葉すら、知らない、とでも言うような。もう願いとか祈りにも似た、悲痛さ、切実さすら、そこにはある。それでも、また彼らが『今は機じゃない。だから機が来るその時まで待つんだ!』と言うような考えの持ち主だったら良かったんですよ、ええ。

ところがどっこい、彼らはそうじゃない。『諦めるつもりも、後退するつもりもない。だから俺らは、戦いながら前に行くしかねぇんだよ!』的な考えだから、そこには余裕がなくて、受け止める余地もなくて(まぁ、そんなつもりも彼らにはないんでしょうけど)見ていて時に痛々しさすら感じさせる満身創痍感すらある。そして彼ら自身、そう言う自分自身に対し、誇らしさすら感じている。

それはもはやどうしようもないくらいに、ある意味では救いようがないくらいにただただ傷ついていくしかない生き方で、でもだからこそ、そう言う彼らの姿には、私個人としては惹かれるものがあるし、何と言うか、こー、胸が締め付けられるような思いすらすると言うか。

 

何でしょ。

 

まぁ、でも何と言うか、これはひとつは、両ディビジョンのメンバーの年齢的なもの、あるいは職業なども関係しているのかもしれません。

そう言う意味でも、ほんと、この対戦カード考えた人、天才。

 

天才。

 

彼らのバトル曲のタイトルは『Light&Shadow』ですが、これぞまさしく今のナゴヤとシンジュクを表現しているなぁ、と。

 

何でしょ。これもあくまで私の個人的感想なのですが。

シンジュクって、初期のころは、どちらかと言えばダークと言うか、影の部分がクローズアップ、色濃いディビジョンだったと思うんです。はい。

でも時間を経て、今の彼らは『影を抱え込んだ光』だと思うのです。ちょっと表現は難しいですけど、うん。

だってディビジョンの新曲のタイトルが『TOMOSHIBI』ですよ。

『僅かな灯火でもまだ光るなら照らしてくれよ』って歌ってる彼らが、何よりこの歌の中で歌っているのは、自分たちの光、灯火、すなわちディビジョンメンバーに対する信頼の気持ちですからね。

 

もはや君たちが光なんだよ!

 

はい。影と一緒に歩いていくことを決めた光、みたいな感じと言うか。

 

一方のナゴヤは『光の存在を知りながら、それでも必死に戦い続ける影』と言う感じがして。光の存在も知っていて、でも、それに満足できていない。その光だけでは打ち払うことができない影があることを嫌と言うほどに知っていて、だからそのために、その影を打ち払うために、あえて影の中に身を置いてボロボロになっても走り続けている・・・と言う感じと言うか。

 

なんかどれだけ明るくふるまっていても、何と言うか彼らの後ろには、ゆらりと揺らめく、とても濃い影、闇色が見えると言うか。

 

初期の頃、確かに闇や影の部分がクローズアップされていた、色濃かったシンジュクが、チャンピオンとして、光を求めてあがき続けている色濃い影をまとうナゴヤと対戦するってのが・・・そしてバトル曲として用意されていた楽曲のタイトルがこれって言うのが、もう本当にさ。

 

できすぎ(どーん)

 

はい。

 

あと個人的にはこの2つのディビジョンの、三角形の形と言うか、その頂点のあり方と言うのも、めちゃめちゃ面白いなぁ、と感じたのであります。

どのディビジョンもメンバーは3人ですよね。で、リーダーを三角形の頂点に据えた場合、ナゴヤは空却が、そしてシンジュクは寂雷先生が頂点に来ます。

ところがどっこい、『自分より年下の2人を見守る』と言う役割的に言えば、寂雷先生と対になるのは、天国さんのはずです。

と言うか、単純に考えても、ナゴヤ、リーダーは天国さんの方が、何と言うかしっくりと来たはずなんです。ええ。

でもナゴヤはそうではない。そうはならなかった。

 

ここがまた、めちゃめちゃ、両ディビジョンの対比を表していて、この両ディビジョンの関係性、絆のあり方の違いを表していて、そして今回のライブではそれが如実に表現されていたように感じられて、本当に興味深いし面白かったのです。はい。

 

でもバトル曲の最初、寂雷先生に立ち向かうのは、天国さんなんですよね~。幼なじみと言う関係性があるとは言え、シンジュクのリーダーである寂雷先生を、リーダーではない天国さんが真っ先に受けて立つ。その後に一二三と独歩が歌い、そこに十四と空却が立ち向かう。

それがまたエモい。

 

ってか天国さんと寂雷先生に関して言えば、ディビジョン内では似たような立ち位置でありながら、そのスタンスはまったく正反対なんですよね。そこもまた面白いし、そうか、だから天国さんはリーダーではないんだな、とも思う。

 

シンジュクは、寂雷先生がいて、そのメッセージを受けて、一二三と独歩も立ち向かっていく。

対するナゴヤは、天国さんも、十四も、空却も、ひとりひとりが切り込み隊長的な存在でもある。

 

寂雷先生を頂点として、揺るがない三角形のシンジュク。

空却が頂点だけど、でも時にころころとそれが転がる三角形のナゴヤ

うーん、やっぱりここでも不動と激動と言う、両ティビジョンの違いが明確なような気がするのです。はい。

 

と言うわけで、ほんと、あくまで私の、私なりの解釈ですよ。

なのでもし、ご気分を害された方がいらっしゃったら、本当に申し訳ない!

ですが、そんなつもりは毛頭ないこと、私が勝手に思っているだけのことだと思って、生暖かい目でスルーしていただけると幸いです。はい。

 

はい。で、ここからは、各声優さんのパフォーマンスの感想です。

 

ここまででも既に長いのに、これ以上、語ったら、もっと長くなりそうだから、簡潔に。いいか、簡潔にだよ!(自分に言い聞かせる)

 

まずナゴヤ

葉山翔太さん。はい。リアル空却。何だろ、もう隙が無い。どこを見ても、どの瞬間を見ても隙が無い。何だろ。葉山さん、めちゃめちゃ飲み込みが早い人なんだろうなぁ、としみじみ感じました。勿論、ご本人の努力と言うのは言うまでもないことですけど、なんかもう、そう言うのを超越した、才能的な下地がないと、あのパフォーマンスはできないと思う。脱帽だよ、脱帽。前回以上に脱帽したわ!しかしまぁ、本当に素晴らしい人を空却役としてキャスティングして下さったわ・・・感謝感謝・・・。

 

榊原優希さん。えっらそうな言い方になってしまって誠に申し訳ないのですが、5thライブでのパフォーマンスも凄かったんですけど、今回のパフォーマンス、もっと凄いことになっていた!と感じてちょっと涙出そうになりました。はい。あと『R.I.P』や『開眼』では、榊原さんだからこその歌声が生かされていて・・・特に『開眼』、あれもう、反則でしょうよ。加えて、十四としての繊細さと苦しみの表現も、もうなんか、ほんと、キャラソン歌うって演技なんだよな。

 

竹内栄治さん。何だろ。色気の塊じゃね、この人。ちょっとこの年代の声優さんにも、あるいはヒプマイに出演されている他の声優さんにもない感じの色気の塊。個人的には、左馬刻役の浅沼晋太郎さんとのバトルが見たい、と思いました。それくらいの、浅沼さんに勝るとも劣らない色気と言うか色気、もはや色気(どーん)。いや、でも勿論、天国さんとしてのパフォーマンスも、年長者の冷静さ理知的さもありつつ、それが剥がれ落ちてからの荒々しさと言うのが、もう本当にかっこよくて好き(語彙力)

 

お次はシンジュク。

まずは速水奨さん。寂雷先生の歌、あるいは言葉って、どんなにいい声の方が歌って、口にしたとしても、やっぱりそこにキャラクターとしての、人間としての説得性がないと、浮いてしまうと思うんです。はい。そう言う意味ではほんと、この業界でもう何十年と第一線でご活躍されている速水さんが、寂雷先生を演じている、それだけでもう、強いと言うか。圧倒的な力強さ、説得性があるな、と。もう、特に今回のライブは、そのことを、その存在感の偉大さをとても感じました。

 

木島隆一さん。いや、ずるい。いや、自分で言っててちょっとよくわかんないけど、でも木島さんが演じる一二三、ずるい。一二三と言うキャラクターに設定として与えられている物語やキャラクター性以上の何かが、木島さんが演じることで、表現することで伝わってくるような気がして、ずるいよなぁ、と。あともう、これも何回も書いてることですけど、木島さんの、あの、すこーん、と抜けるような一二三の歌声、めちゃめちゃ好き。

 

伊東健人さん。歌がうまい。伊東さん、いつも歌がうまい。あとお辞儀した時に見えるつむじに萌え。つむじ見えるくらいのお辞儀、人として見習いたい。なんだろうなぁ、ほんと、伊東さん、どんな曲もいい意味で軽ーく、歌われますよね。で、その歌声とか歌唱力とかも正確無比で、おまけにあのクールで理知的な良い声なもんだから、そこに冷たさのようなものが感じられてもおかしくないはずなのに、それが演技でそうならないところが本当に声優さんだよなぁ、としみじみ感じさせてくれる声優さんです。

 

はい。まとめて書いたゆえ、誤解を生むような表現になってしまっているかもしれませんが・・・当然ですがなにひとつ、声優さんを貶めるようなつもりはないことを理解していただければ幸いです。

 

何だろホント、声優さんって凄いわ。

声と、それを出す体ひとつでキャラクターを演じる、そのことの凄まじさのようなものをひしひしと感じました。

 

そして・・・中王区よおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ(ひれ伏す)

 

かっこよかったよおぉぉぉぉ・・・・ううっ・・・なんなの。

かっこよすぎだったよ・・・。

小林ゆうさんは、ほんと、あのベール?みたいなのも相まって、ほんとラスボス感半端ないし、あの低音ボイス、圧倒的迫力だったし。あのくぐもった感じとか、ほんと、ぞわぞわした。衣装もさ、なんか『闇に葬る』って感じがして、怖くない?ってか帝統、お前の母ちゃん、マジでやばいぞ!

たかはし智秋さんはさ・・・ほんと、なんであんなヒール履いて、あんな力強く歩けるの?ほんとに私と同じ人類ですか?もうなんか、見惚れちゃいましたよ。凄くない?あのスタイルとか。あのメイクとか、似合いすぎやん!なんなの!あと色香で殴るような歌い方、歌声も最高の一言。

山本希望さんは、合歓ちゃんの何と言うか、こー、少女性とか透明性とか、幼さみたないもの、それがありつつ、だけどそれ故の色気もあって。でもあの歌い方とかは、ミステリアスさや、そこから来る強キャラ感みたいなものも伝わってきて、ぞくぞくした。ってか左馬刻!おまえの妹、マジでやべぇぞ!

 

すげぇな。中王区、やばいわ。

そりゃ中王区の女、増えるわ。

私も落ちたわ。

ええ。

 

はい。

 

と言うわけで・・・投票権があるのでどちらに投票しましょうか、と言う話ですが。

 

はい。

私はナゴヤに投票いたしました。

 

その理由ですが、単純です。

勝ち進んで行くナゴヤを見たい、と思ったからです。

特にあの、もはやエモさ通り越して、禍々しいまでの感情でこちら側を殴り殺してくるかのような楽曲『開眼』を武器に、とにかくどんな傷を負っても立ち止まることなく、不敵に笑いながら不退転、ただただ前へと進んで行くナゴヤを見たい、と思ったからです。『開眼』はこれ、あれだ、もはや鈍器だ(違う)

 

あと。

『開眼』での天国さんパートの歌詞ですね。

あそこが、もうめちゃめちゃ好きだし、めちゃめちゃ共感できたから、と言うのも理由のひとつです。

何だろ、ここの歌詞を聞いた時、私がめちゃめちゃ好きなBUMP OF CHIKENさんの、めちゃめちゃ好きな曲『真っ赤な空を見ただろうか』を思い出しました。

あとその昔、バイト先でちょっと話しただけの人に『でも私は〇〇さん(私の名前)がどう言う人かって言うのは、だいぶ、わかったし、知ってるつもりだよ』って言われた時の気持ち悪さと怒りも思い出しました。はい。

 

怒りや痛みは、それこそ、俺だけのものだと、誰も触るなと歌う天国さんの姿には、それすら自分の勲章なんだと教えられているような気持にさせられました。

はい。

 

と言うわけで、頑張れ、ナゴヤ

 

でも、シンジュクも勝って欲しいなぁ(掌返しが早い!(笑))

 

いや、まぁ、もうこれに関しては、本当にどちらが勝ってもおかしくはないと思います、心の底から。はい。

 

あと今回のライブ、2時間の予定らしかったのですが、MCがめちゃくちゃ短くて、1時間30分くらいで終了しています。

でも個人的には、ほんと、もうMC部分での皆さんの疲労っぷりと言うか、こー、パフォーマンスで出し尽くして、もうしっかりした言葉もちゃんと出てこない、と言う雰囲気がとても印象的でした。

なのでむしろ、1時間30分、予定されていた時間よりもとても短かったけれど、めちゃめちゃ濃厚な時間だった!と思います。

 

と言うわけで。

その投票権もゲットできる、14日のライブ配信はまだ、行われています。

お値段は4080円!安いよ!

21日の23時59分までなので、今から購入しても、まだ、何度でも見ることができますよ!

 

なのでほんと、全人類、見て!

特にナゴヤ、シンジュク好きな方で『どうしようか迷ってるんですよ・・・』と言う方は、ほんと、見て。

 

見て、ってか、もはや見ろ(圧)

 

はい。そんな具合で本日は、14日に配信された『ヒプノシスマイク』の2nd D.R.BのナゴヤVSシンジュク、その感想を書いてまいりました!

 

そして!21日には2nd D.R.Bのラストバトル、シブヤ『Fling Posse』VSヨコハマ『MAD TRIGGER CREW』のバトルが配信されます。

かっはー・・・これまた、どうするよ、どうするよ。

あとこの組み合わせとと言えば、中王区との関係も切っては切り離せないわけですから・・・なんか中王区のパフォーマンスと絡めた何かがあったりすると、と期待してしまう私もいるのですが。

いやぁ、でも、シブヤのエモさはどこまで限界突破してくれるのか。そしてヨコハマの、あの静かに燃える青い炎のような、洗練された凶暴さすら感じさせる熱は、どこまで増していくのか・・・かっはー・・・本当に楽しみですね!

 

と言うわけで、長々と書いてまいりましたが。

本日の記事はここで終了でございます!

読んで下さりありがとうございました!

休み~今日も今日とて忙しいしピサが食べたい

ワンダーエッグ・プライオリティ』えげつないことになってきたな。

なんかもう、痛い。

これは一体、どうしたものか。

と言うか、お母さん、それは言わなきゃいけなかったことか。

黙っていても、まだ黙っていても良かったんじゃなかろうか。

てかアイちゃんのお母さん、白石晴香さんが演じてらっしゃるんだけど、25歳でこの演技ができるか。

 

はい。と言うわけでお休みです。

朝、起きたら世界が真っ白でびっくりしました(大げさ)

結構、降ったな・・・。

でも今回の雪は、今日と明日だけ、土曜日からは春の陽気、とか言ってたから、すぐに溶けるだろうし、まぁ、それほど気は重くない。はい。

 

あと昨日の夜中、地震があって目が覚めた。

家、もう基礎部分にもヒビ入ってるし、何にもなくてもぎしぎし音するから、震度1でも結構、揺れるんだよなぁ~。

や~だ~(汗)

はい。ってかあれ、コロナが収まって『さぁ、これからだぜ!』って時に、今度は大きな地震が立て続けに、って思っているのは、私だけでしょうか。

怖い怖い。

 

はい。と言うことで休みですが2月いっぱいのシフトは、とても楽。

来週からは自分で作った3連休もあるので、ほとんど働かないもんなぁ。

その分、3月からのシフトがしんどいですけど・・・涙。

4連勤が2回もある・・・くっは・・・。

まぁ、仕方あるまい。

 

はい。そんな具合です。

視聴しなければならないものが山のようにたまっています。

あとブログも、ここのところストックが作れていません。

なので今日も忙しいです。

 

ってかこの前の休み、ヒプマイライブを2回見て、SideMのプロミ2日分をぶっ続けて見て、更に録画アニメも見て、ブログも書いて、と頑張ったら、目があほみたいに痛いし、あと首のコリと肩のコリが凄いです。

 

もうごっりごり・・・かっはー・・・何とかしたい。

仕事でレジを打つのも辛い・・・何なのコレ(笑)

なんかちょっとお高い目薬とか、使ってみようかなぁ。

 

そして今日も消化しなければならないリストが多すぎる・・・。

今の時点で目が痛い・・・。

 

でも頑張る・・・。

こ、今週を乗り切ったら、とりあえず来週からはまた、大丈夫なはず。

 

頑張る。

 

オタクは時間と視力との戦いだ!

 

はい。と言うわけでピザが食べたいです。

雪が積もってなけりゃ、近くのスーパーまで歩いて、冷凍ピザでも買いに行くんだが・・・雪は積もってるし、寒いし、眠いし、目は痛いし、見なきゃならないものは多いし、ブログ書かなきゃいけないし。

 

でもピザ、食べたい。

 

だ、誰か買ってきて(震え声)

 

はい。そんな具合です。

と言うわけで短いですが、本日はここまで、と言うことで。

 

ではでは。

皆さんの、そして私の今日が、今日は、今日も穏やかでよい一日でありますように。

そして。

皆さんの、そして私の明日が、明日は、明日も穏やかでよい一日でありますように。

続!細谷佳正さんお誕生日~今年の結果はどうだったかな?

はい。と言うことで先週2月10日は声優、細谷佳正さんのお誕生日でございました。

それを記念した記事をアップしたのですが、その中で取り上げたのが、アニメ情報サイト『アニメ!アニメ!』様で行われている『〇〇さんが演じたキャラの中でいちばん好きなのは?』と言うアンケートの結果です。

 

このアンケートは、誕生日を迎えられる声優さんを対象にして募集されるもので、前回の記事では2020年のアンケート結果をもとに、あれこれと細谷さんの魅力などについて語ってまいりました。

 

で、先週の10日に、2021年度版のアンケート結果が発表されましたので、本日はそれを取り上げさせて頂きたいと思います。

 

と、言うわけで。

 

早速とアンケート結果ですが・・・全部を明かしてしまうのはアレなので、とりあえず結果発表としてはベスト3をば発表していきましょうか。

 

ちなみに。

去年のベスト3は1位が『文豪ストレイドッグス』の国木田独歩、2位が『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』のオルガ、そして3位が『テニスの王子様』の白石蔵ノ介と言う結果でございました。

 

そしてそして、それから1年経過して発表された今年のベスト3は!

 

じゃん!1位は去年と変わらず『文豪ストレイドッグス』の国木田独歩でした!

そうかそうかぁ~。うーん、強いな。でも、作品の人気も衰え知らずですし、今クールもミニキャラとなったキャラクターたちが活躍するスピンオフ作品『文豪ストレイドッグスわん!』が放送されていますからね。納得と言えば納得の連覇でございます!

 

細谷さん、眼鏡キャラも結構、演じていらっしゃるんだよなぁ。キャラによっては、本当に荒々しいあの低音のドスのきいた声と言うのが、演技によって眼鏡キャラ特有の、ちょっとインテリジェンスな響きを伴うのには、本当に凄いなぁ、と思わされる限りです。国木田さんの場合、そこに面倒見の良さを感じさせる温かみのようなものも滲んでいて、勿論、私も大好きなキャラクターでございますよ!

 

そして第2位は!

おめでとおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!

去年のランク外からの大ジャンプ!

『このキャラクターこそ、声優、細谷さんの演技力をまざまざと思い知らされる、そして堪能できるキャラクターの1人!』と勝手に思い込んでいる私も(笑)とても嬉しいランクインです。

と言うわけで第2位は『進撃の巨人』のライナー・ブラウンでした。

 

いやぁ・・・いいよね、ライナー。

あの、どうあがいても幸せになれない感じ、精神、闇落ちすることすら許されていないくらいに沼にはまって、はまって、それでもあがき続けて死ぬことすら許されていないって感じの演技が、もうたまらなくたまらない。

何よりライナーの場合、自分の意志云々よりも、最初からそう決まっていた、決められていた、それ故、自分ではもうどうすることもできなかった、と言う人生のような気がして、その悲哀さ、それでもそれを受け止めようとする強さ。だけどそれを受け止めきれず、精神破綻寸前・・・ってかもはや破綻しきって1周回って正常に戻ってきちゃった、てへへ、むしろそのせいで前より辛いわ、しんどいわと言う状態(例え方(汗))を演じられる細谷さんの演技が、ほんと凄い。

 

何でしょ。細谷さんって『何者かになりたいと強く願い、だけど何者にもなれず半端者で生きている自分、現在を突き付けられた』と言うキャラクターを演じられるのが、めちゃめちゃうまい、と言うか、そう言う演技をされると、ほんと、個人的には凄く胸に来る声優さんだと思うのです。

そう言う意味でも、ほんとライナーの演技はもう、ただただライナーがそこにいる、としか言いようがないほどと言いますか。はい。

 

ライナー・・・2位にランクイン、おめでとう・・・。

 

そして第3位は・・・おおっ、去年の4位から1ランクアップ!

個人的には、私が細谷さんの演技に魅了され、細谷さんの演技を追いかけるきっかけにもなったキャラクターなので、とても嬉しい第3位でございます!

と言うわけで『ハイキュー!!』の東峰旭が3位です。

 

いいよね・・・旭さん。あのいかつい見た目とは裏腹、普段は割と気が弱くて、繊細なところもある。だけどコート上に立つと、エースとして、その繊細さをも武器にして、敵のブロックを打ち抜く、と言うそのギャップがたまらないよね。

個人的には、普段の旭さんの、あの、ちょっと好々爺を彷彿とさせるような喋り方がめちゃめちゃ好きで(笑)。だから私は、いつも旭さんの演技を聞くたび、見るたび『細谷さんにはいつか、いつおじいさんの役を演じてほしい!』と思っているのであります。

 

ちなみに。

私の心の琴線に触れた、『ぶわっ』と心を大きく揺さぶられた細谷さんの、旭さんとしての演技は『ハイキュー!!』第1期の・・・8話ですかね。『エースと呼ばれる人』です。この回で、そしてこの回からの細谷さんの演技に、私は、声優沼の深みへと足を引きずり込まれたのであります・・・ふふ。

この回でその旭さんの相手、と言うか、旭さんと感情をぶつけ合う西谷夕を演じていらっしゃる岡本信彦さんの演技に落ちたのも、やはり『ハイキュー!!』です。はい。

 

たくさんの感動と出会いを、本当にありがとう『ハイキュー!!

 

はい。

 

てな具合でベスト3の発表は終了したので、ここからはランクインした他のキャラクターについて、あれこれと語ってまいりましょうかね。

てか去年も、何位かに同数で複数のキャラクターがランクインしたと言う結果だったように記憶しているのですが・・・今年も割と、そう言う結果だなぁ・・・。

 

去年もランクインしていた、おなじみと言ってもいいキャラクターがランクインしている一方で・・・『妖狐×僕SS』の反ノ塚連勝、そして『この世界の片隅に』の北條周作さんは去年はランクインしていていなかったはずだ。

 

と言うわけで、まずは連勝から。このキャラクターもまた、細谷さんの温かみと素朴さを感じさせる声と演技が堪能できるキャラクターだと、個人的には思います。ちょっと低温の、ローテンションな感じの話し方と言うのが、またこれめちゃめちゃ色気があるんだよ~。

またキャラクター上、ペアを組んでいる日笠陽子さんとのラジオも、もう聞いたのは何年も前のはずなのに、今でもはっきりそうと思い出せるくらいに、めちゃめちゃ面白かったもんなぁ。

そしてこのふたりが歌唱されたキャラソン、その歌声の美しさ、完成度の高さと言ったら!ですよ!

 

それから北條周作さんですね。こちらは確か、前の記事で『どうしてランクインしていないのかな』と言うようなことを書いた気がするのですが。

本作で主演を務められたのんさんと細谷さんの演技。そのふたつが両輪となって、作品を動かしていた、という印象があります。

のんさんの演技と言うのは、本当に素朴で、リアルで、大げさな感じが皆無だった。それを私は『あぁ、俳優さんだからこその演技だなぁ』と感じたのですが、だからこそ、その伴侶となり、その人生に大きく関わってくる周作さんの演技にもまた、素朴さや地に足着いたリアルさが求められたんじゃなかろうか、と思ったのです。

そう言う意味では細谷さんの演技は、本当に素朴さ、地に足着いた生活感があって、のんさんの演技とめちゃめちゃ相性が良かった、と感じました。はい。

 

えらそうなこと語っちゃって、ごめんね!(土下座)

 

その他には・・・おおっ、去年はランクインしていなかった『彼方のアストラ』のカナタや『アルスラーン戦記』のダリューンもランクインしてますね。

 

ダリューンも良いよね。小林裕介さん演じる殿下の、あの純粋無垢な感じ、繊細さ、そして儚さ、やさしさ、弱さ。そうしたものと対になるような強さや不器用さみたいなものが溢れるキャラクターで。

アルスラーン戦記』原作は完結しましたが・・・アニメは続き、ないのかなぁ。藍井エイルさんも復帰されたことだし、私はもう何年も、続きがあると信じて待ち続けているのですが・・・が・・・が・・・。

 

そしてそして。

懐かしいなぁ!

『No.6』のネズミもランクインしてるじゃないか!

 

『No.6』は、あさのあつこさんの同名小説が原作のアニメで、2011年(ぎゃあ!もうそんな前になるのか!)に『ノイタミナ』枠にて放送されました。

理想都市『No.6』の本質と、そこに隠されている秘密に知らず知らずのうちに迫っていく少年、紫苑の物語で、紫苑を演じていらっしゃったのは梶裕貴さんでした。

 

BL作品に分類されることもあるこちらの作品ですが、個人的にはやっぱりBLと言うよりも、紫苑が愛を知った、愛と言う感情の、もうどうしようもないどうしようもなさのようなものを感じた作品だったのではないかなぁ、と思うのですが。言葉では、どうあがいても語りつくせない、表現できない、その感情と言いますか。

 

この辺りは『バッテリー』でもおなじみ、あさの先生の作品ですからね。

こー、少年同士の友情を超えた、けれど恋情と呼ぶにはあまりにも不器用な、未熟な感情や関係性が、本作でもばっちりと描かれているように思います。

 

あ、それだけでなく勿論『No.6』と言う都市の秘密に迫っていく緊張感や、紫苑やネズミとかかわりを持つキャラクターたちの魅力なども、この作品の魅力です。

 

はい。そしてその紫苑が『ただただ愛しい』と感じたその存在と言うのが、細谷さんが演じていらっしゃったネズミでございます。

またネズミも、ひょんなことから紫苑と関わることで、自分が大きく変わっていくことを自覚し、それに戸惑うのですが、そのあたりはもう、切ないと言うかもどかしいと言うか何と言うか。

 

萌(どーん)

 

ってかそうか・・・Aimerさんの『六等星の夜』がEDだったのか・・・。

あー・・・改めて聞いてみると、あー・・・切ないわ。

 

はい。と言うわけで本日は、2021年度版、細谷さんが演じられた中でいちばん好きなキャラクターは?と言うアンケート結果をもとに、いろいろと語ってまいりました。

20位までのランキングはこちらにリンクを貼り付けておきますので、ぜひ皆さん、アクセスしてください!

animeanime.jp

 

あぁ・・・ライナーの背中がかっこいい。

もうこの後ろ姿に、背中に、どんだけのもん背負っているのかと、背負わされているのかと、それでもその重みに潰されんと立っているのかと思うと。

ぞくぞくしちゃうよ、うふふ。

 

いや、でも冗談抜きにして、ほんと、このキービジュアルのライナー、めちゃんこかっこいい。

 

ちなみに。こちらのアンケートは、たくさんの声優さんで実施されています。

その結果によって、新しい作品や新しいキャラクターを知ることもあるので、私は結構、楽しみにしている企画です。

 

ではでは。今回の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございました!