tsuzuketainekosanの日記

アニメや声優さん、ゲーム、漫画、小説、お仕事とのことなどなど。好きなことを、好き勝手に、好きなように書いていくだけのブログです!ブログ名の『ねこさん』は愛猫の名前だよ!かわいいよ、ねこさん!

誰も興味ないと思うけど~このブログの人気記事

また後で記事として書く予定ではありますが。

とりあえずSideMのプロミ、1日目視聴し終えました。

いろいろ語りたい、が。

ラストの挨拶、深町寿成さんの『和気藹々コール』の内容と、それに対する周囲の方々の反応に大笑いしました。益山武明さんの、愛あるツッコミもおかしすぎる。

いや、前々から知っていたつもりではありましたけど。

面白すぎやろ、深町さん。

 

はい。そんな具合でなんか多分、前にも似たような記事を書いた気はするのですが・・・。

まぁ、時間も経過したし。

あと、ブログを続けている以上、やっぱりこう言う記事も書ければ良いなぁ、という思いもあるので、本日はそんな記事を書きたいと思います。

 

タイトル通り、多分、私以外、どなたも興味はないと思いますが(笑)、このブログでたくさんアクセスをいただいている記事についてです。

 

と言うわけで、ありがたいことに、こんな辺境の地で細々と更新しているブログに、日々、たくさんの方がアクセスして下さっています。

いや、もう、本当にありがとうございます。

可能ならば、おひとり、おひとりに直接、感謝の言葉を述べたいくらいです・・・。

 

で、『はてなブログ』では、どの記事にどれくらいのアクセスがあるのかが、パーセンテージで表示されるようになっています。

そのパーセンテージ、上位の記事と言うのは、それほど大きな変動はないのですが、ありがたいことにそれ以降の変動と言うのは、結構、起きていまして。

つまりそれだけ、記事に対するアクセス割合と言うのがばらついているんだと言うことであり、これは本当に、書いている私としては嬉しいことであります。

 

ではでは。

今回の、この記事を書いている段階で、アクセスを集めている記事は一体、どんな記事なのか、と言うのを本日はご紹介してまいります。

 

アクセスパーセンテージと言うのは、どのサイトからアクセスされたかによって変わってくるのですが、その中でも、アクセス元サイト問わず、人気を集めているのが『あなたの〇〇はどこから?』シリーズの平川大輔さん編です。

 

これは確か、以前、こんな感じの記事を書いた時にもたくさんの方からアクセスいただいていたように記憶しているのですが・・・。

 

やはり、と言うか。

鬼滅の刃』の劇場版効果と言ってもいいでしょう。

ってか私、まだ映画、見てないんですけどね(遠い目)

 

はい。その他、コミックのネタバレありの感想やら、声優さん予想の記事やら。

鬼滅の刃』関連の記事には、今もたくさんの方にアクセスをいただいています。

声優さん予想の記事に関しては、黒死牟と童磨のCV予想記事にたくさんのアクセスをいただいているのは、なんとなくわかるんですが・・・。

柱のCV予想の記事にも結構なアクセスがある、と言うのはちょっと不思議な感覚です。

あれかな?やっぱり劇場版で初めて『鬼滅の刃』のアニメに触れた、と言う方もたくさんいらっしゃるのかな?で、そう言った方が柱の声優さんに興味を持たれたり、自分んも予想される中でネットで検索かけて、私の記事のたどり着いた、と言う感じなのかなぁ、と勝手に予想しています(笑)

 

あとCV予想関係の記事で言えば、大惨敗した(笑) 『憂国のモリアーティ』のCV予想記事も、最近、ちょこちょことアクセスをいただいています。

見ないでね、皆さん!

大惨敗した記事だから!もはやかすりもしていないCV予想、恥ずかしいだけだから!

はい。

憂国のモリアーティ』もアニメ、見たいんだけどなぁ。

アマプラで配信されているから、見たいんだけどなぁ・・・。

 

それから同じくCV予想記事では伊坂幸太郎さんの小説『マリアビートル』のCV予想記事にも、アクセスいただいています。

こちら、一時、『鬼滅の刃』関連記事に食い込む勢いでアクセスをいただいていたこともあり、多分、ハリウッドで映画化される影響なのだろうなぁ、と。

ハリウッドで映画化、も楽しみですが、やはり個人的には邦画として見たいなぁ、そしてその先、アニメとしても見てみたいなぁ、という思いがあります。

私、あんまり昨今の俳優さんには詳しくないのですが、いつかは、『日本で映画化された場合には、この俳優さんにこの役をやって欲しい!』と言う記事を書きたいかもしれない。でも、あんまり昨今の俳優さん、詳しくない(大事なことなので2回言った)

 

で、ここからは、ここ最近の記事で、たくさんアクセスいただいている記事です。

まずはこちら!

『AGRAVITY BOYS』について語っている記事でございます。

わー!(拍手)

嬉しい!作品はもう打ち切り決定で連載も終了。残るはジャンプGIGAに掲載される予定の完結編のみ、という本作品。

とにかく個人的には、ここ最近読んだ漫画の中ではめちゃめちゃ面白かった、久しぶりに声を出して笑った愛すべきおバカたちの物語だったので、その魅力が少しでも、少しでも、この作品を知らない人に伝われば!と願いを込めて書いた記事だったので、こうしてアクセスをいただいているのは、とても嬉しい限りです。

ついでに、私の記事を読んで、1人でも、1人でも『なーんか面白そうな作品だなぁ』と思っていただけたならば、もう望外の喜びっ!

単行本は現在4巻まで発売されており、全7巻になることがアナウンスされています。

全7巻であれば、まとめて買っても4000円いかない?くらいのお手頃価格!

だから一気読みしやすい!

と言うことで、ほんと、たくさんの人に読んでいただきたい作品でございます!

 

それからもうひとつは『刀剣乱舞×SideM』の記事です。

あれですね。『刀剣乱舞』に出演されている声優さんはどなた?と言うのを、SideMのユニットごとにわけて紹介していった記事ですね。

 

いや・・・あの、ほんと、非常に申し訳ないんですが。

この記事に関しては、ほんと、もう、書くネタが見つからなくて、若干、焦り気味、何なら焦りを通り越して苛立ちすら感じ始めていた時に(笑)、ぽーん、とひらめいたネタなんですよね、ええ。

『なんか中の人ネタ過ぎるよなぁ・・・』と言う迷うも一瞬。『そんなこと構ってられねぇよ。ネタがねぇんだ、ネタが!ストックのためだ、やむを得ん!』と思いつき以外の何物でもない、そして勢いに任せるがまま書いた記事に、よもやこんなにもアクセスをいただくとは・・・思いもしていなかったよ(震)

 

いや、でもやっぱり嬉しいです。

どう言う経緯でこの記事にアクセスいただいているのかはわからないですが、どちらかの作品はがっつり知っているけど、もう片方の作品はちょっと知ってるだけ。でも、そっちの作品もめちゃめちゃ気になっているんだよなぁ、と言う方が、この記事を見て、声優さんから、もう片方の作品にもはまり込んで下さったりしたら、私としてはとても、とても嬉しいです。はい。

 

そしてそして。

ここ最近と言えば、やはり冬アニメの感想記事にも、アクセスをいただいています。

ありがとうございます。

と言うか、あんな感想記事が皆さんに読まれているのかと思うと、ほんと、もう恥ずかしさのあまり七転八倒、後、あまりの内容のなさに申し訳ない思いでいっぱいで、ただただ土下座したい、そんな思いに駆られます。

たっはー・・・。

 

語彙力と表現力が欲しい(切実)

 

ってか、どうですか?冬アニメ(強引に話題をそらす)

私は20本を超える本数を今期は見ている状態で、日々、アニメに追いかけられているような錯覚すら抱きます・・・怖(笑)

ってか夜中、トイレに起きると、レコーダーが稼働していて『あー・・・今日の今頃は、あの作品が放送されているのかぁ~』とぼんやり、考えるのがもはや日常茶飯事にもなっている状態です。

いや、でも、ぶっちゃけると、感覚的にそんなにたくさんの本数、見ている気がしないと言うか。

それだけバラエティに富んだラインナップ、かつ、面白い作品が多いのだと思います。

 

はい。あとは先月21日に挙げた読書感想文の記事にも、アクセスが結構、あります。

アクセス元ページを見てみたら、月村了衛先生からこの記事にたどり着い方が多いようです。

 

土下座。

ひたすら土下座。

 

あんな読書感想文で本当にごめんなさい!

更に言えば、改行すらしていない、本当に私の手元にある読書感想文のデータをそのまま貼り付けただけの、ただの文章の塊みたいな記事、ぶっちゃけ、人様に読ませる気すらないような体裁の記事で、本当にごめんなさい!

 

申し訳ない・・・あぁ、申し訳ない・・・。

読書感想文放出記事に関しては、前にも書きましたがほんと、手元のデータをネットと言う混沌の大海に放出して(言い方よ)その海をふらふらと漂うことで、ネット上に保存されればいいなぁ、と言う個人的欲求のみで書いている記事なので・・・。

他の記事以上に、記事としての体裁を気にしていないと言うか、何と言うか・・・。

 

ほんと、申し訳ございません!

この場を借りて謝罪します!

でも今後も、読書感想文放出記事に関しては、あんな感じですっ!(どーん)

 

はい。

 

あぁ、あと。

読書感想文放出記事に限らず、何らかの単語検索から記事にたどり着いたはいいけど、全然、期待する内容じゃなかった、と言う方も大勢、いらっしゃることでしょうな。

なんか、そう言う方に対しても、ほんと、申し訳ない限りです・・・。

貴重な時間を費やしてブログ訪問して下さっただろうに、期待に沿えず、いや、本当に申し訳ないです。

すまぬ・・・。

 

と言うわけで本日は、私のブログで人気をいただいている記事について、いろいろと書いてまいりました。

 

いや、こうして振り返ってみると、ほんと、こんな記事を書ける日が来るなんて、そしてこんなにもたくさんの方にアクセスいただけるブログになるなんて、ブログを始めた時には思いもしていなかったことでございます。

だからこそ、もう、ただただ、何の因果か(笑)このブログに訪問して下さった方には、感謝しかありません。

 

本当に、本当にありがとうございます。

そしてこれからも、暇で暇でどうしようもなく暇でどうしてもすることが他に浮かばないと言う時で構わないので、このブログに来て下さると、私はとても嬉しいです。

どうぞ、これからもよろしくお願いいたします。

 

と言うわけで、私はこれからも、好きなことを好き勝手に好きなように書いていきます。でも、読んで下さる方がいる以上は、少しでも、拙いながらにでも、文章力や表現力などを磨く努力や、少しでも印象に残る記事を書く努力、作品や声優さんなどの魅力が伝わる記事を書く努力と言うのはしていきたいと思っています。

 

思っています。

 

それが実現できるかどうかはわからない(汗)

 

とりあえず今は、ほんと、語彙力と表現力が欲しいです(涙)

 

ではでは。今回の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございました!

休み~忙しい。オタク的にとても忙しい。幸せ。

煉獄さんは『兄貴』と表現されることの多いキャラクターだけれど、個人的には、めちゃめちゃ中の人がこれまで演じてこられたキャラクターのイメージもあって申し訳ないのだけれど、『お兄さん』だと思う。『お兄さん』もしくは『お兄ちゃん』。

で、じゃあ『兄貴』は誰なんだ、言えば、やっぱり、これもまた中の人がこれまで演じてこられたキャラクター云々のイメージもあってアレなんですけど、やっぱり宇髄さんのような気がするのです。

 

と言うわけで、『鬼滅の刃』の『兄貴』音柱、宇髄天元がド派手に活躍する遊郭編、アニメ化決定の情報が、昨日、『鬼滅の刃』のイベントで発表されましたね。

いや、ぶっちゃけ、その情報解禁があるだろうな、くらいの予感はしておったのですよ、薄々。

でもまさか、今年中、2021年内に放送開始とは、こりゃ驚いた。

鬼滅の刃』自体、アニメ化発表されてから実際に放送開始されるまで、結構な間が空いていたように記憶しているので、2期があったとしても来年以降の放送だろうなぁ、と思っていたので。

これはとても嬉しい情報でした。

あー、そうか。しかし嬉しい。めちゃめちゃ嬉しい。楽しみ。

ってかこれ多分、もう、原作ラストまでアニメ化するんだろうな。その制作ももう、行われてるんだろうな。

 

生き続ける理由がまたできた(涙)

 

そして。

遊郭編と言えば、その最後の方に登場する童磨さん。そのCV予想をめぐって、日本列島が3分割されている、と言う画像をツイッターで見かけましたが。その画像で挙げられていたのは、宮野真守さん、小野賢章さん、そして島﨑信長さんのお名前でしたが・・・私としては、小野さんは縁壱さんっぽいんだよなぁ・・・島﨑さんは、思いもしていなかったなぁ。なのでこの中だと、私の童磨のCVは宮野さん一択なのですが。あとは置鮎龍太郎さんとか。

 

何はともあれ、そこも含めて、あ、あと遊郭編で宇髄さんたちの前に立ちはだかる堕姫ちゃんと妓夫太郎のCV、更に更に宇髄さんを取り囲む奥さんたちのCVも、本当に今から楽しみです。CV予想、しようね(にこにこ)

 

そして『刀剣乱舞 花丸』も劇場版3部作!とのことで・・・3部作・・・まじか・・・。

嬉しい、嬉しいけど3部作と言うあまりのボリュームに、頭が付いていかないよ。

2022年、上演予定らしいですよ。ってか、上演決定とのことですよ。

 

・・・・。

活撃 刀剣乱舞』は?(ちーん)

鬼滅の刃』の方が優先されるだろうから・・・この調子で行ったら、多分、公開されるの2025年くらいになるんじゃないかなぁ・・・。

 

なー(遠い目)

 

いや、まぁ、もう公開はいつまでも待つからさ・・・。

『制作準備にとりかかっている段階です』から先の続報を、お願いだから頂戴。

 

はい。そんな具合です。

ってか、2025年云々と言うのは、あくまで私が勝手に言ってるだけですからね!

 

そして昨日は『ヒプノシスマイク』の2ndバトルライブ、開催されましたね。

仕事から帰ってきてツイッター見たらその話題沸騰で、特にナゴヤの『開眼』がとにかくすごい、エモい、泣けると言う感想でもちきりで、個人的にはめちゃめちゃ気になって、解禁された視聴動画見たら、もうそれどころじゃないとなって、結果、課金しました。課金して22時からがっつり、ライブ本編としては1時間30分ですか、はい、見ました。

 

あかん(あかん)

 

また感想は早めに記事にします。

でもほんと、あかん。

あかん。

あかんて。

どこの対決、どの組み合わせもあかんけど、ナゴヤVSシンジュクはほんま、あかんて。

あかん。

 

そんな具合で今日からはSideMのプロミ配信も見なきゃいけないし、先ほどのヒプマイの2ndバトルライブも見なきゃいけないのです。あと『鬼滅の刃』のイベントも見たい。配信されたミニアニメも見たい。

忙しい。勿論、これだけじゃなくて、通常のアニメも見なきゃいけないし。

忙しい。

忙しいの、嫌い。

お仕事で忙しいの、ほんと、嫌い。

でも、今の忙しいは、自分の好きなことの忙しいだから、嬉しい。

私、嬉しい。

 

ほんと、忙しいなぁ、おい!(にこにこ)

 

そんな具合です。

新しいシフトが出ました。

今回は、休みとれる権利を全力行使して3連休と2連休を入れておきました。おかげで働く日数はいつもより少ないです。

前半は楽です。

後半、4連勤が2回あります。

 

泣きそう。

 

はい。いや、でもまぁ、仕方ない。

仕方ないですよ、はいはい。

 

あ、でも、SideMのプロミ2日目がある3月14日、公休になってました。

と言うことはこれ、プロミ、リアタイ視聴できるじゃんか!

ってかぶっちゃけると、仕事があったとしても、全力ダッシュで帰宅すれば、ぎりぎり、開始時間に・・・あ、嘘。

今、改めて調べてみたら、大ウソでした。とんだ勘違い!

16時30分開演なら、まだ仕事中だ。

全力ダッシュで帰宅しても、全然、間に合わないよ!

 

はい。と言うわけで、そう、2日目、リアタイ視聴できるぞ!

うふふふふ(笑)

いや、でも1日目も気になるしなぁ・・・。

どうしたもんか・・・ぐへへへへ。

 

そんな感じです。 

あと昨日は、せっせと『刀剣乱舞』をプレイしつつ、『SK∞』の最新話、見ました。

最高だったよ・・・ってかもう、カップルじゃん・・・ラン暦カップルじゃん・・・。

いや、でも、ボンズだからとにかく作画はきれいだし、動くし、内海紘子さん作品の少年たちは、ほーんと、いきいきしてるよなぁ。なんか、ほんと、きらきらしてる。

 

浄化されそう。尊い。ありがとう・・・(消滅)

 

はい。ではでは。諸々、がんばります。ブログも書かなきゃならないし。

寝てる場合じゃないけど寝たいし・・・・・・・・・・・。

 

ではでは。

皆さんの、そして私の今日が、今日は、今日も穏やかでよい一日でありますように。

そして。

皆さんの、そして私の明日が、明日は、明日も穏やかでよい一日でありますように。

あなたの○○はどこから?~佐倉綾音さん編

おいおい嘘だろ、今年初だぜ、このシリーズ。

年が明けてから今の今まで、私は何をやっていたんでしょうね、と言う唖然とした気持ちすらわいてきているのですが。

はい。

 

そう言うわけで2021年初のこのシリーズ。

特定の声優さんおひとりを挙げ、その方を知った作品や、声優さんとして意識するようになった作品、キャラクターなどをつらつら書いていこう、と言う記事。

今回は佐倉綾音さんを取り上げさせて頂きたいと思います。

 

本日、14日は様々なイベントが行われており、そのほとんどが配信されます。

私としてはほんと、どうして先々週、先週の日曜日お休みだったのに、今日の日曜は、お休みじゃないんだろう、と言う感じなのですが(涙)、佐倉さんも本日は、大西沙織さんとパーソナリティを務めていらっしゃる人気ラジオ『佐倉としたい大西』に参加されています。

 

そんな佐倉さんと言えば、毎クール、数々の作品に出演されている声優さんで、今期だと『五等分の花嫁』や『のんのんびより』などにご出演されているわけなのですが。

なんでしょ、前にも書きましたが、私としては圧倒的に『進撃の巨人』のガビが好きです。と言うか、歴代CV佐倉綾音さんキャラの中で、一番好きと言ってもいいくらいのレベルで好きです。

 

佐倉さんと言えば、可愛らしい少女や、元気いっぱいでちょっと口の悪い少女、女性を演じられることが多いと思うのです。たとえば去年の秋クールに放送された『神様になった日』のひなとか。

ただですね。私としては、そう言う役よりは、もっと治安の悪い役を演じていただきたいな、と(笑)

元気が良くて口が悪い、男勝りの女の子、と言うレベルではない、嫌な女の子をもっと演じていただきたいのです。そう言う役だと、佐倉さんの低音も生きるし、あと、あの声そのものが持つ力の強さ、あるいはその声の演技で放たれる勢いの良さみたいなものも、より一層、際立つように感じられるのです。

いや、勿論、佐倉さんが演じられる可愛らしい少女や、男勝りで口の悪い、でもとってもピュアピュアな女の子と言うのも、私としては大好物なんですけど。

 

そう言う意味では、ガビは、私の中の『これだよ、これっ!私が見たかったのは、これなんだよっ!』と膝を打ちたくなるような佐倉さんの演技を堪能できるような役だと思うので、好きです。はい。 

 

佐倉さんをガビにキャスティングした人に、袖の下、渡したい(どーん)

 

はい。とまぁ、いつも通り、好き勝手なことを好き勝手に書きなぐったところで(笑)佐倉さんと私の歴史について振り返っていきたいと思います。

 

佐倉さんの出世作として、2011年の『夢喰いメリー』を挙げられる方も多いのかと思いますが、あいにくと私はその作品を見てはいないのです。本格的にアニメにはまり始めたのはその翌年、2012年からなので・・・これか。

PSYCHO-PASS サイコパス』の霜月さんか。この役で、多分、私は佐倉さんを初めて知ったのかな?うん。ウィキペディアで調べた限りでは、そうですね。

 

ってか霜月は、まさしく私の理想とするCV佐倉さんキャラのひとりだよなぁ。大した実力もないのに自信家で、だからこそ自分の思い通りに行かないことにはヒステリックを発現させ、周囲の行動すら邪魔してしまうことにもなる。

うーん、迷惑!(笑)

 

と言うわけで、放送当時はそれこそ、多くの視聴者から容赦ない声を浴びせかけられていたように記憶しているのですが(笑)、私としては、確かに好きか嫌いかで聞かれたら嫌いだけど、どうにも憎めないキャラクターだよなぁ、という思いがあったのは確かです。ある意味で、あの作品内に登場する、人間性の一部が欠落してしまったキャラクターが多い中にあって、最も人間臭いキャラクターだったのでは、と今でも思います。

その人間臭さ、嫌な部分、でもそれが嫌な部分に映るのは、多分、どんな人にでもあるような部分だから、と言うような人間的な未熟さ、身勝手さを、佐倉さんは本当にうまーいこと、演じていらっしゃったのであります。

 

ただ放送当時は、佐倉さんが、同作品で共演されていた花澤香菜さんに対する熱い思いをそこかしこで熱弁されていたのが、強烈に印象として残っています。『あぁ、この人、面白い人だなぁ』と(笑)

 

じゃあ、私が佐倉さんを強烈に声優として意識したのはどの作品、どのキャラクター化と言うと、それが『ビビッドレッド・オペレーション』でございます。

時期としては2013年放送で、この年は『有頂天家族』や『恋愛ラボ』『のんのんびより』『ハイスクールD×D』などに佐倉さんは出演されていました。

 

私、てっきり『ビビッドレッド・オペレーション』の方が先だと思っていたんですが。時期で言えば『PSYCHO-PASS サイコパス』の方が先だったか。

 

と言うわけで『ビビッドレッド・オペレーション』でございます。

こちらの作品は、『アーロン』と呼ばれる正体不明の巨大敵性体と戦うことになった4人の少女と1人の謎の少女の物語でございます。佐倉さんはこの作品で主人公の1人、一色あかね役を演じていらっしゃり、他には内田真礼さん(が、謎の少女役)や村川梨衣さん、大坪由佳さん、内田彩さんなどが出演されていました。

 

少女たちは『パレットスーツ』と呼ばれるアームスーツに身を包み、『アーロン』と戦うのですが、そのアングルに制作サイドのこだわりが垣間見えると言うか、ぶっちゃけると、初期段階での、またストーリーのほとんどが決まっていない段階での企画書には『おしりアニメ』と書かれてあった、と言う話から、だいたいどんなこだわりがあったのか、どんなアングルが多かったのかを察してください(笑)

いや、でも個人的には、全然いやらしさは感じなかったかなぁ。『ドッキングオペレーション』と言う、あかね以外の『パレットスーツ』装着者が、『パレットスーツ』を装着しているあかねの額にキスをすることで1人になる、と言う、百合好きとしては『感謝・・・っ(涙)』と土下座したくなるような設定が盛り込まれていたこともあったので、『少女たちの、百合に近い、熱い友情物語』と言う印象の方が強い作品です。

 

で。

この作品で佐倉さんは、困っている人を放ってはおけない、熱く、やさしい心を持った少女、あかねを演じていらっしゃったのですが、その演技が、ものすごく物語を引っ張る力に満ちていて。

何と言うかザ・主役!と言うか、戦隊ヒーローの不動のセンター、赤色を地で行くような演技に、時に胸を熱くさせられることもあったくらいで、そう言うこともあって私の中では、この作品で声優としての佐倉さんを強烈に意識した次第です。

 

ちなみに。

思いっきり話は脱線しますが。

私は、この作品のニコ生配信か何かで、村川梨衣さんの『りぇしょん』たるゆえんを初めて知ったものだと記憶しています。

いやぁ・・・ほんと、最初に村川さんの挙動を見た時には、割と心底、驚いたなぁ(笑)

 

はい。で、佐倉さんに話を戻しますと・・・同じくこの年だと『ハイスクールD×D』の男の娘、ギャスパーの演技、めちゃめちゃ好き。もうほんと、何だろ。可愛いんだよ、とにかく。で、男の娘だから女の子ではないわけで、そのあたりの微妙な声のニュアンスに、佐倉さんのちょっと低めの声がぴったりで。でも、勿論、可愛らしさもあって、ほんと、可愛いの。

 

可愛いの!(どーん)

 

はい。で、その翌年には、こちらも長寿作品となっていますね、『ご注文はうさぎですか?』のココア役も演じられていますね。

何だろ、割とそこまで、私の中で佐倉さんは『元気いっぱいで、ちょっとやんちゃな女の子』を演じられているイメージが強かったので、ココアちゃんの、前向きで頑張り屋さんで、チノちゃんのお姉さんたらんと奮闘するけれど、ちょっとドジな面も見えてしまう・・・と言うキャラクターの演技は、とても新鮮だったように記憶しています。

 

で、これ以降もいろいろな作品に出演されているわけですが、改めて振り返ってみると、やっぱり気の強い女の子とか・・・基本、元気に勢いよく声をはっている女の子が多いなぁ、と(笑)。でもそうかと思えば逆に、ちょっとおとなしい、割とミステリアスな、正体含めて謎な言動が多い少女とかも演じていらっしゃるなぁ、と言う印象なのですが。

 

だからこそ、と言う言い方もおかしいかもしれませんが『僕のヒーローアカデミア』の麗日お茶子ちゃんは、私の中ではちょっと佐倉さんが演じられているキャラクターの中でも、珍しいなぁ、と言う気がするのであります。

正直、最初、お茶子ちゃんを佐倉さんが演じられる、と聞いた時は『おお、これは予想外な』と思ったのです。私の中では、お茶子ちゃんの声にしては、佐倉さんの声はちょっと強すぎる、元気がよすぎるかな、と。

 

でもいざ、アニメが始まって聞いてみたら『あぁ・・・お茶子ちゃん、原作通りの声やん・・・』と熱い掌返しでした。はい(笑)

なんだろ、お茶子ちゃんの柔らかさ、朗らかさ、優しさが前面に出ていて、でも同時、彼女の譲れない頑固さや、いざと言う時の強さのようなものが、佐倉さんのお声で演じられると本当にぴったりで。あと、出久くんに対する恋心を意識するシーンの演技とか、もう、めちゃめちゃきゅんきゅんしちゃう・・・可愛い。

私としては、声優として新たな佐倉さんの一面を見せていただいたなぁ、と感じた役でございます。

 

これ以降で個人的に印象に残っている役としては・・・そうだなぁ『WIXOSS』シリーズの1作で演じられていた紅林遊月、これも良かったなぁ。感情的でなかなかどうしてとっつきにくい女の子ではあるんだけど(笑)、その胸に隠している双子の弟に対する思い、その切なさと言うのがとても感じられて。

あと『SHOW BY ROCK!!』のモアも・・・(笑)。この子こそ、まさしく謎めいた、ミステリアス通り越した存在と言うか、あの『ぴゅる』と言う語尾の衝撃たらなかったなぁ。

それから『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』シリーズの一色いろはの、あのうっとおしい感じ、でも、その実、他人から自分がどのように見られているかを恐ろしいくらいに理解している賢さ、あるいは処世術のようなものも表現されていて、これも私の中で思う『ザ・佐倉綾音さんキャラ!』と言う気がします。

 

そして2018年には『新幹線変形ロボ シンカリオン』で主人公の速杉ハヤトを演じられましたね。私、この作品は見ていなかったのですが、子どもは勿論のこと、その親世代をも巻き込んで大ヒット作品になったと記憶しています。

佐倉さんの少年演技と言うのも、そりゃはまるだろうよ、と作品を見ていなくても容易に想像できちゃうぞ、うふふふふ。

 

と言うわけで本日は佐倉綾音さんを取り上げさせて頂きました。私がおそらく、初めて佐倉さんを知った作品、キャラは『PSYCHO-PASS サイコパス』の一緒に働きたくないキャラクターNo.1!(笑)の霜月美佳。で、そこから『声優・佐倉綾音』を強烈に意識したのは『ビビッドレッド・オペレーション』の一色あかねだった、と言うのが今回の記事のまとめでございます。

 

今クールも佐倉さんは数々の作品に出演されており、更に今年中に放送予定の作品では『シャドーハウス』や『幼なじみが絶対に負けないラブコメ』『月が導く異世界道中』などに出演が予定されています。

個人的に『シャドーハウス』は気になっている作品なので、それも含めて、佐倉さんの演技も楽しみにしております!

 

ではでは。今回の記事はここまででございます。

そうか・・・このシリーズ、年明け初だったか・・・。

できれば今月中にもう1記事、書きたいなぁ。

 

読んで下さりありがとうございました!

気になっていたあの作品の続きの話~『EX-ARM』と『回復術士のやり直し』

誰も興味はないと思いますが(笑)

まぁ、あの、タイトル通りのお話ですので、よろしければお付き合い下さい。

 

『視聴するつもりはない!しかしどうにもこうにも、ネット上で評判(良い評判とは言ってない(汗))を耳目にした結果、めっちゃ気になったのでとりあえず1話見てみた』と言うのが、タイトルにも挙げた2作品『EX-ARM』と『回復術士のやり直し』です。

 

で、1話を見てみた感想と言うのは、それぞれ最近のブログに挙げてます。

気になった方は、ぜひそちらを読んでいただければ嬉しいのですが、まぁ、簡単に結論から言いますと『『EX-ARM』は視聴している内に不安定な気持ちになってきたので1話切り。『回復術士のやり直し』は1話だけでは、主人公くんの恍惚顔とヒールの万能性しか頭に残ってないので何ともわからん』と言う内容です。

 

我ながら酷いな(遠い目)

 

でもまぁ、今期はとにかく個人的に視聴する作品が多いので、この2作品に関しては見送り、良い思い出として胸にしまっておこう、と思ったのです。

ところがどっこい。

そんな私をからかうように、嘲笑うように(笑)、各作品が放送された翌日には、ネット上にその感想が飛び交うわけです。

それらを目にしている内にですね、どうにもこうにも、『良い思い出にしておこう』と胸にしまったはずの2作品に対する邪な興味が、もはや怖いもの見たさと言ってもいい思いがふつふつと再燃してきまして。

 

やけぼっくいに火が付いた、と言うやつです(絶対に違うし)

 

はい。と言うわけで何の因果か(ほんとだよ)1話以降もちょこちょこと視聴した感想を、ここからは挙げていきます。

 

・『EX-ARM』

・・・あ、相変わらずの、あ、安定のクオリティでしたよ(震え声)

2話から4話まで見ましたけど。

ってか1話でも思ったんですけど、チャーハン作る時のシーンの、動きのダイナミックさ、何とかならんのやろか・・・改めて見返してみても、笑いが止まらない(笑)

いきなり宙を舞うチャーハンのアップから始まる演出も笑えるし、チャーハンの作画だけはやたらとこだわりが垣間見えるのも笑えるし、鍋はでかすぎるし、でもそれを軽々と持ち振っているキャラクターの料理の腕前は、もはや熟練中華シェフのそれだよね。

てか今気づいたけど、これ、チャーハン作るシーン、使いまわしだよね?(どーん)

制作会社的に、やはりチャーハンの作り方にはこだわりがあるのかしら・・・。

 

ダイナミック☆チャーハン!

 

バトルシーンも・・・もう何だろ、あれ?地球って重力あったよね?重さってどこ行ったんだろう?と言いたくなるくらいの、滑らかすぎて重量感ゼロで、だけど音だけは迫真、『俺、全力で仕事やってるっす!』と言わんばかりの迫力だから、もうどうしていいのかわからない・・・おかしい。おかしい。

 

そしてやっぱり、感情が一切、伝わってこないキャラクターの顔よ・・・。てかそうか、これも結局、CGでこー、マウスでちょいちょーいと動かしているような(いや、私はこういう分野にはとんと疎いですから、本当のところは知りませんけど)表情の作り方だから、とにかくのっぺらしているんだな。表情筋と言うものの存在を一切無視した、それこそ本当に、ただただ作られただけの表情なんだよなぁ・・・。

 

なのに瞳孔はかっ開いたままだから(汗)なおのこと、不自然さがぬぐえないんだよ・・・せめてこれで、もう少し瞳孔と言うか、瞳そのものにも動きがあれば、たとえば怒りの時には眇めるとか、それこそ驚いた時には大きく開くとか、そう言う動きがあれば、また印象は変わってくると思うんですが・・・うーむ。

瞳の動きと言えば、キャラクターたち、まばたきをほとんどしないんですよねぇ~。プログラミング的な動き、タイミングでしかまばたきが出てこないと言うか。そんなだから、一度、キャラクターと同じだけ目を開いていようと思ったら、ドライアイ疲れ目の私には、もはや試練以外の何物でもありませんでしたよ。

 

お口は閉じてね!瞼も適宜、閉じていいんだよ!

 

瞳孔、開きっぱなしでしょ?だから台詞の内容問わず、眼力が凄いの。

眼力っ!なかなかアニメの感想で、出てこない単語じゃね?

 

そしてCGと手描き絵の差異と言うか、おんなじ作品内で、おんなじ画面内に映されているはずなのに、まるで別次元のように感じられる、次元の歪みすら生み出す浮きっぷりも、もう笑える・・・。

いやだって、緊迫感溢れるシーンで、4話か。逃げ惑う人々の表情は手描きだから、それこそもう、緊張や恐怖に支配され切っている迫真の表情なんですよ。なのにそんな人々を助けに来たはずの、たとえば恐怖の表情を浮かべているお姉さんの手を引いて走るCV小松未可子さんのキャラクターの顔は『ねぇ・・・一体、どんな気持ちで今、お姉さんの手を引いて走っているの?』と聞きたくなるような表情なわけで・・・なんかもう、ほんと、別次元(遠い目)

 

はい。あー・・・しかしほんと、何が辛いって、1話視聴時にも書きましたが、声優さんの演技は本当に熱演なんですよ。

主人公役の斉藤壮馬さんの熱い感情を表に出した演技とか、鬼頭明里さんの可愛らしい低音はアンドロイドと言う役柄にも本当にマッチしているし。

小松未可子さんの正義感溢れる、元気いっぱいな演技もほんと、私としてはめちゃめちゃ好きな演技だし。3話から登場したエルミラ役の和氣あず未さんの演技も、可憐さとセクシーさ、ミステリアスさ、そしてある種の悲しみみたいなものが混じりあっていて良いのになぁ・・・。

 

どうしてこうなった!

 

これ、『作画崩壊!』と言われても、むしろ全編、手描きにした方がまだ良かったような気すらしてきました・・・はい。

いや、現状でも『作画崩壊!』とか言う感想も見かけますが・・・もはやこの作品に関しては、そう言うレベルではないような気が。

だって『作画』してなくないですか?

3Dキャラクター作りました。で、データとしてのそれを動かしてますよ。逆を言えばそれだけですよ、と言う感じがもう、ありありと見て取れて、ほんと、それ故、声優さんの熱演が浮きまくりなのが見てて辛いし、なんか悲しくなってきます。はい。

 

前にも書きましたが、ほんと、どうしてこうなったのか・・・。

コロナの影響で延期になった、とは言え、もともとの放送時期直前になっても、ホームページすらまともにできていなかった、PVひとつも公開されていなかった。そう言うことを考えると・・・うーん・・・うーん・・・うーん。

 

お次はこちらの作品。

・『回復術士のやり直し』

・・・倫理観的にも、そして設定的にもとにかく酷い作品なんですが(ド直球な感想)、それ故、面白いと言うか、声優さんの迫真の演技に、ちゃんと作画が追い付いているだけでも、もうほっとする自分がいる(ちーん)

ってかこれ、演じる声優さんとしては精神的に大変な部分はあるだろうし、何と言うか、いろいろ話題になっている作品だから思うところはあるだろうなぁ、と勝手な推測をしてしまうのですが。でも同時、演者として、こんな作品で、こんな感情を演じることができる、と言うのも、ある意味では演者冥利に尽きるのでは、とも思うんですが。まぁ、これもあくまで私の勝手な推測ですが。はい。

 

先にも書きましたが、倫理的には相当ひどい話だと思います。はい。あと設定も、もう『主人公最強!』、そのためだけに何もかもが都合よくなっているので、もはや苦笑しちゃいます。はい。

 

ただニコ生の、コメントの力は偉大ですねぇ~。私はニコ生のタイムシフトで視聴しているのですが、コメントありで見ると、もう壮大なギャグアニメにすら見えてくるから不思議です(笑)

ってか、コメントのツッコミが秀逸なのだよ・・・ほんと。センスすら感じるわ。あと、主人公のクズっぷりに触発されて、自らの性癖を赤裸々に暴露してしまう人なんかも出てきて笑っちゃう(笑)

 

いや、こう言う見方、いわゆる作品をネタとして面白がる、と言うのはどうなのかな、とは自分でも思うところはあります。が、やっぱり楽しいものは楽しいし、何と言うか、こー、見知らぬ者同士がわいわいと盛り上がれる、と言うのもコメント付きで作品を視聴する、ひとつの魅力だと思うので、まぁ、あの、大目に見て下れば、はい。

  

1話でがっつり、どれだけ主人公が残虐なことをされてきたか、それが描かれていないのが残念だった、みたいなことを前の感想で書いたのですが、3話ではそれががっつりと書かれていましたね。

 

うーん、パーティーメンバー、全員、変☆態!

 

はい。お姫様、ドSどころじゃないやん。淫乱やん。好き者やん。

クレイジーイスコレ〇のお姉さん、キスしてゲロ吐いて、忙しいな!

そして少年趣味のお兄さん・・・稲田徹さんの演技が、ほんと、私がイメージするDV男そのまんまで、背中がぞくぞくした。怖さの中に、でも耽美さもあって、ほんと、すげぇ演技だった。

 

いや、だからこの作品、ほんと、声優さんの熱演が、物語が物語なだけに、ちょっと異質と言うか、なかなか他の作品では見ることができないような熱演を見ることができるんですよ・・・ええ。

ただ、だからと言って、皆さん、見てね、とは簡単には薦められない内容なんですけど・・・ええ・・・ほんと(遠い目)

 

3話のさ、主人公に対する一連のシーンさ。

アレ結局、回り回って、勇者パーティー、みんな、間接キッスしてるよね?(どーん)

 

あと4話で本格登場となったセツナちゃん。彼女を演じている石上静香さんの熱演も、ほんと、良いんだよなぁ。加えて石上さんの、あの可愛らしいお声と言うのも、本当に魅力的。

 

ただ作品が作品、内容が内容なだけに、ニコ生では『そのためのずっち(石上さんの愛称)』コメントが大量に流れてくるのが・・・何とも切ない・・・。

 

はい。

後なんでしょ。結局、主人公、復讐、復讐と言いながら、自分が気に入った女の子とは、えっちなことしてるだけだから(言い方)これ、もはや復讐でもなんでもなくて、ただ単に、万能の力を得た少年が自分の欲求をやりたいように満たしている、そんな物語だな、と思いました。

 

羨ましいな、おい!

私もヒール、使いたいわ!

ヒール使って、自分の欲求、やりたいように満たしたいわ!

 

まぁ、でも、そうだね・・・。繰り返しですが、そうか、こう言う作品もアニメ化されるのか、と言う感想が頭の中を過る、過る。

あとこちらの作品。2話放送以降、3月発売予定の円盤の予約数が伸びているとのことで・・・そうか・・・そうですか・・・そうですか・・・。

 

はい。と言うわけで2作品の感想を改めて、書いてまいりましたが。

『EX-ARM』の方は、もはやネタとして笑うに笑えないレベル、だんだん悲しくなってきたので、もう見ることはないと思います。

 

すごいな。

内容云々じゃなくて、作画や演出でこんなに悲しい、寂しい気持ちにさせてくるアニメなんて、多分、早々ないような気がするぜ!

逆にすごいわ。

 

そしてアニメファン、声優さんファンとしては、今後、こう言う作品が生まれてこないことを願うばかりです・・・いや、ほんと。

 

『回復術士のやり直し』に関しては、今期ネタ枠として、ギャグアニメと割り切って、結局ニコ生で見ています。

いや、内容的にほんと、そんなふうに割り切っていい作品ではないようにも思うのですが・・・まぁ、いいや。もう、ぐだぐだ考えるのはやめだ、やめ(思考放棄)

あと共に賢プロ所属、いろんな意味で難しい作品で難しい役どころを迫真の演技で演じていらっしゃる保住有哉さんと渋谷彩乃さんを応援したい気持ちも、回を追うごとにふつふつと高まっていっていると言うか。

 

頑張っていらっしゃるけど、ほんと、頑張れ!応援してるぞ!

 

はい。

 

と言うわけで今回の記事はここまででございます。

ではでは。読んで下さりありがとうございました!

休み~14日はバレンタインですが

タイトルの本題に入る前に。

昨日は仕事で久しぶりにイラっと来たと言うか、もやもやしたと言うか、私ひとりが割くったみたいな思いして、ちょっと切ないです。

結局、誰も悪くはないんですけど。

でもそもそも、作業指示票が2枚あって、その2枚の内容が全然一致していなくて、おまけに人員と作業割り当ての内容も合致していなかったら、そりゃ、昨日みたいな問題は起こるわな、と言う話ですよ。

 

結局、店長がちゃんと作業指示票を作っていない、その内容をちゃんと見ていないから悪いんじゃんか。

何だよ、あの指示票。改めて見返してみたら、おかしいところばっかじゃねぇかよ。

なんで作業する人数、4人しかいないのに、5とか6の作業番号が振られてるんだよ。そのくせ、1人の人には1と2の番号が振り当てられてるって無茶苦茶じゃねぇかよ。

家庭のことで気が気でないのはわかるけど、頼む、もう少しちゃんと仕事してくれ。

ほんと、結局、いらんいざこざ起きて、ぎすぎすするのは下っ端の人間なんだからさ。

 

はい。

ぼやきました。

未だ釈然としないし、もやもやするし、腹は立っていますが、ぼやいたのでこの件はこれで終わり!

切り替え、大事よ~。

 

と言うわけでお休みです。

タイトル本題行く前にもう一つ。

 

2月8日は父親の誕生日でした。

忘れていたわけではないのですが、ブログには書き忘れました。

父上、お誕生日おめでとうございます!

嫁に行くこともなく、その予定すらなく、その予兆すら一切なく、相変わらず脛かじりっぱなしの、こんな娘でごめんね、てへへ(汗)

はい。

で、我が父親と同じ誕生日のアニメキャラクターを調べてみたらですね。

鬼滅の刃』の富岡義勇、『SK∞』のランガ、そして『アイドルマスターシンデレラガールズ』の市原仁奈が出てきて、めちゃめちゃ強いな、と思いました。

はい。

 

ちなみに。

ランガは2月8日生まれですが、暦は8月8日生まれです。

水瓶座と獅子座ですね、組み合わせとしては。

水瓶座と獅子座、と言うのは、相性としてはとても良いのです。

私の父と母も、まさしく水瓶座と獅子座ですし。

と言うわけで、やっぱりラン暦だね!という話でした(笑)

 

で、タイトルに書いた2月14日の話です。

バレンタインですね。

私には勿論、関係のない話なのですが。

 

オタク、忙しすぎない?という話です。

はい。

 

まず『ヒプノシスマイク』はナゴヤVSシンジュクのライブ配信がありますね。

どうする?どうしようか(何が)

何だろ。どの対戦カードもそうなんですけど、特にここは、ほんと、どうしようか、と言う感じで、どうしましょうか。

えらいこっちゃ。

 

それから『刀剣乱舞 花丸』のスペシャルイベントの配信も2月14日です。

『おかしい・・・2018年にアニメ2期が放送された『花丸』の方が先に、それよりも前に発表されていた『活撃』の劇場版より先にイベントが行われるなんて・・・お、おかしい。時空の歪みが発生していないか』と言うツッコミはさておき(遠い目)

なんでしょ。どんな情報が発表されるんですかね?

アニメの3期かなぁ。それとも劇場版とか?はたまた『花丸』のゲーム化、とか?それはないか。OVAとかかなぁ。

何はともあれ楽しみ。

朗読劇やって欲しい。そして2振り演じられている新垣樽助さん、斉藤壮馬さん、佐藤拓也さんにわちゃわちゃして欲しい(こら)

石川界人さんも出演されるのか・・・なんか石川さんが『刀剣乱舞』関連のイベントに出演されるのって、めちゃめちゃレアな気がするぞ。

 

そして更に『鬼滅の刃』のイベントも配信されますよね?2月14日。

まさかの無料配信と言う大盤振る舞い。

アニメ弐周年記念イベント、と銘打たれてはいますが・・・やはりファンとしては、第2期、続編制作決定!の情報が出るのか否か、と言うのがめちゃめちゃ気になってしまいます!

まぁ、やらない理由はないんですよね。だから2期、あるいは劇場版での続編は確実なんですよ(なんだその自信(笑))

そのあたりも含めて、楽しみにしたいイベントです。

 

ただまぁ、あれ。

鬼滅の刃』の2期決定、続編決定、となったら。

か、確実に、ま、またこれ、『活撃』の映画、遅れそうだよね。

 

ね(ちーん)

 

あと『天才軍師』のイベントもあるし。

こちらは安元洋貴さんと、お帰りなさい、細谷佳正さんコンビ。

更に江口拓也さんもゲスト出演されるとのことで。

うーん、賑やかなイベントになりそう。

 

そしてそして。

アイドルマスターSideM』はなんとなんとっ!

2019年に行われたプロデューサーミーティング、1日目も2日目も全編配信!

 

どうしてそう言うことを軽率にやっちゃうの。

 

好き(好き)

これでやっとこさ、SideMのライブ不足に対する飢えを癒すことができるよ・・・。

ありがとう・・・。

 

はい。と言うことでほんと、私を含めた各方面のオタクさん、大丈夫?

まだ私が知らないだけで、他にイベント、あったりするのかしら?

だとしたらもう、公式からの逆バレンタイン、過剰すぎる供給としか言いようがない!

PCやらスマホは何台かあったとしても、目と耳は2つずつしかないからね。

無理はしちゃダメよ。

 

私は、先週、先々週の日曜日は公休だったくせに、14日は仕事です。

 

なんてこったい!

 

ううっ・・・泣きたい・・・。

先週と先々週の日曜なら、いくらでもリアタイで追いかけられたに・・・うう。

2月14日がこんなにも賑やかなバレンタインになると、あらかじめわかっていたら、知っていたら、希望休とったのに・・・。

でもまぁ、仕方ないわな・・・このご時世だもの。仕方ないよな。

 

はい。と言うわけで、帰ってきてからの情報のシャワーを浴びまくることを楽しみに、仕方なく仕事をしてきます。

 

そしてアーカイブがあるものに関しては来週、視聴したいな、と思っています。有料のものに関しては・・・お財布と相談して決めます!

 

と言うわけで、来週はそれらを視聴するのに時間が必要。

つまり『刀剣乱舞』のイベント、走る余裕はなさそう。

なので今日、頑張って走れ、ってことですね。

CV江口拓也さんの新刀剣男士を入手するには8万玉が必要。

 

よーし、今日中にクリアしちゃえ、自分!

がんばれ、がんばれ。

 

う、うん。

ど、どう考えても、ちょっと難しいかな・・・難しいかな・・・難しいかな。

 

あとブログもストック、作らなきゃいけないし・・・。

 

どうして14日、公休じゃないのよおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ(涙)

 

はい(笑)

 

ではでは。

皆さんの、そして私の今日が、今日は、今日も穏やかでよい一日でありますように。

そして。

皆さんの、そして私の明日が、明日は、明日も穏やかでよい一日にでありますように。

 

こんなに来るべき2月14日にわくわくするのは、生まれて初めてだよ!(笑)

 

祝日ですね~1が付く日なので読書感想文大放出の日です

2月11日の本日は祝日ですな。何の日なの? 

建国記念の日、だそうです。

知ってたような、知らなかったような(遠い目)

 

と言うわけで祝日ですが、私はお仕事です。

ありがとう、祝日なので時給100円アップだよ!

 

はい。

末尾に1が付く日なので読書感想文を垂れ流しておきます。

相変わらず文字ばっかりで、改行すらしていないと言う、手抜きの最高峰!

 

ごめんなちゃい(土下座)

ではでは。スタートです。

 

坂東眞砂子『パライゾの寺』・・・その土地に暮らし、生きてきた人の語りを、継ぐ、と言うことには、その土地にその人が暮らし、生きてきたことを証明することなんだと思う。そしてその語り継がれたことを聞いた瞬間から、見知らぬ土地は、私がきいた話を語った人が、確かに生きてきた土地へと変貌する。そして見知らぬその人は、たとえ今は亡き人であったとしても、確かにその土地で、必死に生きてきた人へと変貌をする。見知らぬ土地に、そして見知らぬ人に対して、その瞬間からどうしようもないほど切なさを伴った愛おしさのようなものがこみあげてきて、そう言うことによって、人は、生きていくことに対して、あるいは見知らぬ人に対しての優しさのようなものを覚えるんじゃないだろうか。生きてきた人の、声。発せられた、確かな声。それを掬い上げ、受け継いでいくことこそが、人が、個人が生きてきたことの証であり、集合体として生きてきた人類の、共通の使命なんじゃないだろうか。そんなことを感じさせられました。翻ってみて現代は、確かに声を発すること、声を受け取ることは多くなったし、そのためのツールもずいぶんと増えた。けれどそれは、実は広くと繋がっているようでいて、とても個人的な範囲のものでしかないような気がする。そうしてどんどんと、生きてきた人の声は語り継がれることなく、生きてきたという事実と共に消えて行ってしまうのかと思うと、そのことがとても残念に思われてならない。それと同時、そうか、そりゃ、社会全体から優しさもどんどんと失われていくわけだよな、としんみりした。語り手と継ぎ手。双方が向かい合うことで初めて存在するはずの語り継ぎが、社会から消えていき、行き場をなくした声だけが、ぷかぷかと漂っているような。そんな社会なんだろうなぁ、今は。はい。短編集ですが、どの話も、冒頭の口語体から始まってあっと言う間に物語の世界観に引き込まれていきました。そしてラストの、あっと驚く構成まで、お見事の一言です。『まんなおし』…タイトルからまさか、と思っていたらそのまさか、で笑っていいのか、真剣にとらえるべきなのか迷った作品。男女における立しょんの是非を、誰か、真剣に論議して下さい。でも、そうなんだろうな。島いうのは、そういう性分を持っているという言葉が、本当にその通りなんだろうな、としみじみと身に染みた。『残り香』…交わりの際にえいがみた景色と、昌作がえいに感じた匂いの描写が秀逸。この作品に限らず、全編から、その土地の匂いが濃厚に漂ってくるようだったのは凄いの一言。『パライゾの寺』…一番好きな作品。優しいキリシタンと、その男の背後に、天国を夢見た女の物語。ふたりの交わりのシーンにはくらくらしたし、その後の展開には胸が締め付けられた。男が語り継いだことによって、さくの魂である声もまた、語り継がれた。そして男の流浪の旅が終わったその時に、ふたりの魂がパライゾへと旅立つ、その光景が目に浮かぶようで。『虫の声』…そうか、子供のひとりとしてそう感じたのか。私はそうは感じず、最後までなんて身勝手な男なんだと思ったけどな。続く『六部さま』もそうだったけど、本と、昔から男と女の根本と言うのは、変わってないんだろうな。そうか。やはり人間と言うのは、種族として学習しない種族なのかもしれないな。それもこれもやっぱり、男の身勝手を、その逞しさと柔軟さで受け入れ、許してきた女の優しさのせいなんだろうな、と少し思ったり。『朱の棺』…軍神ではなく、自分たちの息子として。どうしようもなく出来の悪い、やんちゃな息子として。夢で真実を教えられ、亡くなった福寿を弔うことができた後の、夫婦の触れ合いに涙が出そうだった。戦争は、人の命を簡単に奪い去る。そして人の生きてきた証すら、神に仕立てることで、奪い取ろうとする。その愚かさと、それを最後まで受け入れなかった母の、女の、利根の強さが際立っていた作品。『お接待』…ひでの無念たるや、いかばかりだっただろうか。歯ぎしりの、その音を想像するだけで、だけどこみ上げてくるのは怖さよりも、悲しみで。その悲しみが、語り、継がれることによって少しでも、癒されるのであれば。やはり、語り手と継ぎ手、その双方の存在、そしてその双方が向かい合うことは、とても意味のあることなんじゃないだろうかと教えられた、そんな一冊でした。

 

有栖川有栖『鍵の掛かった男』・・・このエクセル、ほんと嫌い。はい。そんなこんなで曲がりなりにもこの年まで生かされると、色んな事に遭遇するものです。読んでいる途中『この作品だけでも2時間ドラマとかで実写化されそうだなぁ』と思っていたら、まさかの火村シリーズドラマ化ですって。!。見たいような、見たくないような、でもやっぱり見たいような。で、今作は『あぁ、もしかしたら連ドラの最後に持ってくるつもりなのかもしれない』と言うくらいの大作でした。正直、火村シリーズの代表作かと問われれば、短編の方が好きな私は『いやいや、他にも』と言いたいけれど、作家、有栖川有栖の代表作は、と問われれば、間違えなくその内の一作に入る作品だと思います。はい。アマゾンのレビューでも目立ってたけど、これまでのミステリと同じように、どうして殺されたのか、そしてそれが明らかになったのはどうしてか、そして梨田さんと鷹司さんの関係にあった真相とかは、特に最後の点についてはもう少し説明して欲しかったなぁという気持ちは拭えない。前ふたつに関しては、『知っているはずのないことを知っているのが犯人で』と言う、その一点のみで突破した、綱渡りのような論理的な謎ときはまぁ、ドキドキして読みごたえもあったんですけど。でも、うん、従来のミステリのように、謎の主眼をこれらに置くのであればやはり物足りない点はする。でもこの作品の主眼は、そこじゃない。この作品の主眼は、梨田と言う男がどんな人生を歩んできたのか、その一点にある。そしてそれを心に留めこの作品を読んでいくと、人間が生かされ生きることの、生き続けることの、あまりの残酷さ、大変さを突きつけられたようで、胸がどうしようもなく苦しくなる。けれどその中でも、懸命に生き続けようとしてきた人の健気さが、どうしようもなく愛しく、切なくなってくる。梨田の人生がアリスによって解き、解されていくと同時に、作中では社会的に発生した大きな出来事についても言及される。あるいは、時代によって変化を遂げてきた、変化を遂げずに来た街の景色も。そうした俯瞰的な視線から個人の人生を見つめることで、あまりのその小ささに、涙が出てきそうな気すらする。そしてだからこそ、多少の説明不足は否めないものの、自分が思いを寄せた人と鷹司さんを残そうとした、梨田さんの思いには、言葉を失う。不幸な、あまりにも不幸な再会によって、命を奪われてしまった梨田さん。その生きてきた時間がアリスによって、あるいは様々な人たちによって少しずつ形作られていった。そして真相が明らかになり、生まれてくる新たな命に自分の名がつけられることを知ったラストシーンで、ようやくホテルから帰るべき場所へと帰っていく梨田さんの姿を見た思いがした。この作品がミステリであることは間違いない。だけど、ミステリにおいて最も重要な役割を果たしながら、しかし同時に、最も乱暴な扱いを受ける被害者を、被害者としてではなくひとりの人間へと戻していく作業を描いたと言う点では、とても珍しいミステリだと感じました。だからこそ、生きていくことの重みを、ずっしりと感じさせられた作品でした。はい。『自殺か他殺か』そして『梨田とは、どんな人間だったのか。どんな人生を送ってきたのか』、この2点のみで終盤まで、火村先生が出てこないにもかかわらず(笑)、読ませた手腕はさすがの一言です。火村先生な、出番は少なかったけどな。出てきて一番、『おまえは本当によくやったよ』って、アリスを褒めるって、どういうことなんだろう。いい加減にしろ!早く結婚しろ!はい。ごちそうさまでした。どうなんだろうね。作中でも、度々語られてきたけれど、火村先生にもまた、アリスが知らない人生がある。自ら人を殺したいと思ったことがあると言うことを認め、それ故に犯罪者の蛮行を暴こうとする、その原動力にもなっているその人生が、明らかになる時は来るんだろうかな。それを明らかにするのは、アリスなんだろうかな。なー。色々、妄想が膨らむよ。早く結婚して下さい(どーん)。てかよ、このシリーズに初めて触れた時は、ふたりはずいぶん年上のお兄さんだったんだよ!それが今作じゃとうとう同じ年だよ!その内、これ、年下になることも確定してんじゃないか!これこそ、ほんと、いい加減にしろ!(笑)。はい。そんなこんなで、読書の秋に相応しい、深みと重厚感に満ちた作品でした。火村シリーズ初めてよ、と言う方は、これを一番に手に取るって見るのも良いと思う。

 

月村了衛『影の中の影』・・・毎年、もう来年に突入している読書録。今年はうっかり手抜きがち。ということで、一応ここをくくりにしました。今年、出会った作家さん。…どうして新作を雑誌連載にしたっ!言えっ!ううっ…雑誌連載はな、単行本になるまで時間がかかるじゃん。うう…単行本で発売して欲しかったよぅ…。来年こそは、無事、生き残ることができるかどうかわからないのにさ。まぁ、仕方ない。運次第だ(どーん)。そんなこんなでこの一冊。うーん…感想としては『土漠』『槐』と同じです。と言うか、流れも一緒だしな。よりドラマ性を持たせるなら、月村先生、私なら新藤さんを主人公の女性を守らせたうえで殺しますぜ(笑)。是非、今作を読まれた方は、気流警察シリーズも手にとって見て下さい。ほんとに。…だから、どうして新作、雑誌連載にしたんだよおぉぉぉぉぉぉ(叫)。お願いします、何でもしますから、今、出来上がっているところまでのプロット、見せて下さい、お願いします、お願いします…うぅ…。由紀谷さんと夏村さんが結婚するのかどうか、緑とライザが仲直りするのか、ユーリが無事でいられるのかどうか、沖津さんの敵は誰なのか、その他もろもろが明らかになるまでは死ねないよおぉぉぉぉ(絶叫)。うう。と言うことで、すべては時の運次第。とりあえず12月8日の今日この頃までは、無事過ごすことができております。今年もありがとうございました。来年も、無事、読書が楽しむことができますように。あと、いい加減、今、勤めている書店を辞めることができていますように。はい。と言うことで、今年の読書録はこれにて終了です。ありがとうございました。おっと、今確かめてみたら、去年のラストブックも月村先生本でしたね。土漠でした。あぁ・・・来年の今頃に機龍警察の新作を読めていたら、どんなに良いことか…あぁ、無理だって、今月から連載始まったばかりなのに、無理だって…だからどうして、どうして雑誌連載にしたんだよおぉぉぉぉぉ(血涙)。

 

はい。そしてここからは2016年の読書録に突入です。

そうか・・・まだ2016年か・・・。

『影の中の影』で、今、勤めている書店を来年には辞めたい、と書いていますが。

 

残念!

2016年も、私はその書店でいやいや働いていたよ!

そしてそのいやいやが爆発した結果、2017年にはその書店補を馘首になったんだよ!

 

あはははは(汗)

 

久住四季『星読塔に星は流れた』・・・と言うことで、このミスも発表されたことだし。はい。アニメの櫻子さんで、主人公の少年と櫻子さんの会話の後に、一瞬だけふたりの距離が映し出される演出があったんだけど、それがふたりの間の、あるいは多くの人と櫻子さんの間にあるであろう、途方もないほどの倫理観や価値観の違いをあらわしているようで、すごく胸を突かれたような思いがした。で、その時に思い出したのがこの小説であり、加藤と博士のこと、そこで加藤が感じたであろう、博士との距離のことだった。生きながら世界の終わりを迎えてしまった人は、それに直面することを余儀なくされてしまった人は、多分、いわゆる普通の人間とは決定的に違うのだろう。そして世界の終わりを迎えたままでも生き続けるか、あるいは加藤のように、世界の終わりを終わらせて生き続けるかでは、きっと大きな違いがあるのだろう。生きていながら世界の終わりを迎えると言うのは、途方もなく残酷なことで、理不尽なことで、私としては御免こうむりたいことだけれど、ただ、それでも生きていくしかないと、少しだけ歯車が狂ってしまったようにして生きている人の姿は、博士のような、櫻子さんのような人の姿は、途方もなく悲しくて、途方もなく美しいように思えて、どうしても心惹かれてしまう。そんなこんなで初めましての作家さん。まず何よりも、文章の上手さに安心した。上手さと言うより、それこそもう、国語の教科書で紹介してもおかしくないような、癖のない、的確な文章で、とても読みやすかったです。文章が巧い、読みやすいと言うのは、作家さんに求められるべき当然のことだと思うけれど、それを実行できている作家さんはそれほど、多くないと思うの。それから舞台設定、殺人共にそれほど派手さはなかったけれど、天空と地上、星々、隕石、宇宙と人間、願いと欲望と言った対比的に要素がうまくからめられていて、読んでいて胸がきゅっと切なくなるような魅力に満ちていました。登場人物の書き分けもじゅうぶんだったし、何より、謎解きの部分の難易度がそれほど高くないのもありがたかったです(笑)。そういう意味では、万人受けする小説でありミステリだと感じました。はい。博士は、世界の終わりを迎えてから、ずっとそれを終わらせるための世界の終りの日を迎えようと画策していた。そしてその願いを叶えることができた。そこには微塵の悲しさも、後悔もないのだろう。常に美しい、地上の欲望など全く意にも介さない星々、宇宙だけを見続けているその瞳が、ならば願いが果たされたのであれば、より一層、輝くことを願ってやまない。そうして博士は、ひっそりと生き、死んでいくことを、私は願ってやまない。

 

長岡弘樹『教場』・・・ネットで評判見たところ、見事に真っ二つに分かれていて迷ったのですが、真偽のほどを確かめてみようと言うことで購入してみました。成程。警察小説を舞台にしたミステリ、と聞いて勝手に想像した若者たちの青春群像劇ではなく、それとは真逆を行くような物語でまずはびっくりしました。ただ、こういう作風は嫌いではないので個人的には良かったです。一方、この作品に限らないことだけど、うん…その、出版社とか書店員とかの過剰宣伝は、確かに過剰すぎると言う気がしなくもなく。こう言うのな、売れて欲しいと言う気持ちはわかるけどな。こういうことをしているから、本、買うのを止めようと思う人が出てくると言うのも事実だと思うよ。はい。なんでしょう。個人的に警察なんて強いものの味方、弱いものの敵と言う意識しかないので、成程、世の警察官と言うのはこうして作り上げられていくのか、と妙に納得できる面もありました。極限を知らなければ極限を迎えた人間、つまりは罪を犯そうとしている人間を察知することはできない、と言う言葉や思いには納得できて、そのためにあんなことをさせたのか、と思ったのですが、まぁ、いかんせん、リアリティには欠けるよね。あと何だろ、極限を知ったからこそ、世の警察官どもは強いものになびき、弱いものの敵に回るのではないだろうか、とも感じました。警察学校においては、規律が求められ、それに従うことが何よりも重視される。個人の意思や考えることは拒否される。規律に従うこと、教官の理不尽に従うことに耐えられなかった者たちが脱落していく、そのことは、裏を返せば従うことができた人間が残り、そして警察官になっていくということであって、ならば世の警察官どもが強いものに従うのも自然な流れだろう、と。そんなことを感じつつ、でも、閉じた空間だからこそのドロドロとした若者たちの人間ドラマは読みごたえあり、面白かったです。ミステリ部分の仕掛けも良く出来てるなぁ、と感じましたが…やっぱり、宣伝は持ち上げじゃないかなぁ。警察学校と言う舞台が珍しいと言うことが、この作品の評価を上乗せしている面はあると思いました。はい。続編が出るとのことですが…まぁ、いいかな。

 

大沢在昌ほか『激動 東京五輪 1964』・・・まぁ、豪華なメンツですこと。と言うことで読んでみた。面白かったのは、東京五輪と言うテーマでありながら、その光を感じさせる作品を描いた作家さんよりも、その闇を感じさせる作品を描いた作家さんの方が多かったところ。男性作家さんならではだからなのかなぁ。だとしたら、次は是非とも、女性作家さん限定で読んでみたいなぁ。以下、心に残った順番に。①井上夢人『予行演習』…唯一、五輪の光の部分、夢と希望に満ち溢れている部分を描き出していた作品。これは、実話なのかな?あまり良くわからないけれど、もし、実話なのだとしたら、本当に文字通り、何て輝かしく、何て希望に溢れた、幼い頃の思い出なんだろう、と震えが止まらなかった。そうか。そうなんだ。これはやっぱり、登場人物たちが子供だからこその、光であり、希望なのだ。だとしたら、4年後、再び日本に、東京にやってくる五輪が、どうか子供たちの、幼い者たちの光であり、希望になることを願ってやまない。②今野敏『アリバイ』…んな、アホな、と突っ込まざるを得ないけれど、何て言うか、なんか、このネタの壮大さが、五輪に夢を見ている人間たちの、その夢を見ていると言う感覚にマッチしているようで心惹かれました。③藤田宜永『あなたについていく』/月村了衛『連環』…並べたのはこの二作が、戦争と五輪を絡めて描いていたため。戦地に出向く人を送り出したその土地で、世界平和の象徴であるイベントが開催される現実に、どうしてもついていくことができない男の、どうしようもないかなしさと戸惑いを描いていた作品だったから。これぞ、五輪の闇の部分を描いた作品だと感じた。戦争も、そして平和の象徴であるはずの五輪も、お国のため、名誉のためと皆が皆、右向け、左向けと言う点では変わりないと言うことを突きつけられたような気がする。そこに違和感を覚える、どうしようもない居心地の悪さを感じる人間の行き場の無さのようなものが、私の胸には途方もなく響きました。ただラストは全く正反対だったなぁ。月村作品の『連環』は、タイトルの意味を知って初めて、そう言うことなのか、と感じた。一時の、映画のような輝かしい物語を経て、世俗の環から、人の環から弾き出された男の末路は、どこへと続いているのだろう。胸が詰まるような思いだ。それと共に、あの時代の『映画』と言うものの偉大さのような物を、ひしひしと感じた。④東山彰良『陽のあたる場所』…これも、月村作品と地続きになっているような作品。最も五輪との関わりは薄く、けれど、五輪にかりそめの夢と希望を見ようとしていた民衆と同じように、女との幸せな生活を、最後の最後に夢で手に入れた男の結末が、何とも切ない。五輪が幸せなイベントなのだとして、そこに幸せを見出すことができるのは、幸せな人だけなのだと思った。⑤堂場瞬一『号外』…五輪がなければ―。そんな思いが、怨嗟にも似た声が聞こえてきそうな。けれど、勿論、彼は知っているのだろう。本当に忌むべきは、自分の失敗を陽のもとにさらすことができなかった自分の弱さであることを。東京五輪と言う、全マスメディアが食いつくイベントの中で、本当にこんなことが起きていても不思議手はないと感じさせる作品でした。⑥大沢在昌『不適切な排除』…唯一、当事者ではない人間が主人公だったからなぁ。やっぱり、全作品読んでみると、事件にかかわった人間から語られる、そしてこの作家さんの持ち味である淡々とした語り口が、他作品の、特に③④⑤あたりの男たちの不器用さに比べると、どうしても印象の薄さにつながってしまっていたような。でも、唯一、現代を舞台にして、過去の東京五輪をふりかえることで、そしてそこに、平和のイベントでありながら、断ち切ることができない過去からの、戦争からの因縁によって命が奪われた人間がいるということを描き出すことで、やはりそこにある『平和』と言う言葉のまやかし、危うさを描き出している作品だと思いました。はい。そんなこんな。いや、どの作品も個性豊かで読みごたえありました。ほんと、繰り返しになるけど、これ、女性作家さんオンリーでもやって欲しいなぁ。

 

柚月裕子孤狼の血』・・・正義の遂行者であること。法の遵守者であることが警察官の役割である、まさしくそれだけが正義だと信じきっているのであれば、成程、警察官は何の頼りにもならないはずだ。法には、体温はない。ただの制度であり、目安でしかないのだから。そんなものを守ることを正義を遂行することだと思い込んでいるのであれば、それはおめでたい思い込み以外の何ものでもない。人の体温があるところ、その場所を守ることこそが正義であり、警察官と言う公僕に就いた以上、何を賭けてでもそれを実行していくのが警察官の役割であり義務であり、そして警察官の正義であるはずだ。ならば大上は、警察官そのものだった。その名、その職に相応しい人間だった。極道と言う土俵に入り込み、極道に生きる人間に対して相応しい態度で、あるいはその土俵にのっとったルールで、彼は、市民と言う、体温のあるところを守り抜こうとした。それこそ、警察官以外の何ものでもない姿だろう。そして、その血を受け継いだ日岡もまた、警察官としてあるべき姿へと変貌を遂げていくのだろう。あらゆるものを賭け、あらゆるものを失い、あらゆるものを売り渡し、けれど、体温のあるところを守り抜く警察官へとなっていくのだろう。はい。そんなこんなで話題になっていたので、調子に乗って買ってみました☆的一冊でしたが、まぁ、面白かったこと。絶対、映像化されそう。あと、最初に聞いた時は別にいいや、と思っていたけど、この結末を知った今は、是非とも読みたいね、続編。大上と日岡。大上のキャラクターが、へ本当に良かった。読む前のイメージはずいぶん、裏切られたけど。ただの優しい、困ったおっさんじゃん!(どーん)。でも、このキャラクターあってこそ、読者は、ラスト付近の日岡の行動に共感できるのだと思う。圧倒的な存在感、彼の放つエネルギーや温度が、ページのこっち側にまでどんっ、と伝わってくるようで、どんどん彼に、そして物語に引き込まれていきました。そして日岡。実はスパイだった、と言うトリックがまた憎い。そこが明らかになって、大上との出会いのシーンから読み返してみると、彼の戸惑いや成長、決意が胸に迫ってくるようで、胸にずしり、と来ました。ひよっこから本物の警察官へ。孤独な狼の血を受け継いでいくと決心し、その変貌への一歩を歩み始めた彼の姿には言葉を失うような思いもしたけれど(堕胎を強要したホステスの名を口に出した、あのシーンは最高に痺れた!あの言葉こそが、きっと、その第一歩なんだと思うよ)、同時、プロローグとエピローグで描かれていた彼の姿には、あぁ、大上がそこにいる、と思わせるのに十分で、嬉しい気持ちにもなりました。いいコンビだな。日岡はきっと、警察官としても、人間としても、最高の人に出会えたのだと思う。ちなみに続編は、日岡と一之瀬さんの関係が描かれるんでしょうか。ならばうっかり、BL本ができちゃいそうだね☆と思っちゃいました、てへぺろ。このふたりをはじめとして、極道の世界で生きる男たちの、そして大上と日岡と同志になる、紅一点の晶子さんの存在感、そしてその生き様が、生き生きと躍動する広島弁によって、余すところなく描かれていて、そのエネルギーに引っ張られるようにしてぐいぐいと読み進めることができました。捜査のためになら悪魔にでも魂を売り渡す―否、現にそうして、警察官としての生きようしか残されていなかった大上。そしてまやかしの正義に魅入られ、スパイになった日岡。けれどその中で触れた生きざまに、本物の警察官になる覚悟を決め、孤狼の道を歩み始めた日岡。警察小説、ハードボイルド、ミステリー。今作は、そうしたジャンルのおもしろさをすべて備えていながら、何よりもこのふたりの、時を経ても受け継がれる思いの、意思の熱を描いた、胸が熱くなるような作品だと思いました。

 

・菅原和也『さぁ、地獄へ堕ちよう』・・・生きると言うことは終わりのない、ゴールの設定されていないマラソンのようなものだと言うたとえがあった。成程、その通りだなぁ、としみじみ感じた。正確に言うと、ゴールは設定されているけれど、それが見えないマラソンだと思う。いつかは必ず死ぬ。だけど、その時がいつかは全くわからない。それまでは生き続けるしかない。死なない限りは、四肢をもがれようが、寝ゲロにまみれようが、中身空っぽなふりをしようが、どんなに苦しくても生き続けるしかない。こんな残酷なことって、ないでしょうよ。なんか、そのことを上手に受け入れられない、そのことにうまくなじめない登場人物たちの姿と言うか切実な思いに、胸が締め付けられるような気がした。はい。そんなこんな。読み始めた時は主人公のあまりの頭の弱さに、あまりにもステレオタイプな人物造形に、そしてそれをこれでもか、と表現するようなびっしりと書かれた文章にどうなることかと思いましたが。途中から、この子は実はとても頭の良い子なのだと、そして多分、一生、分かり合えないだろうけど、多分、思考回路的には私と似たような考え持ってんじゃないのかと気がついたら、割とすいすいと読めて行けました。はい。SMやら人体改造やら、ブレインピアスやら、ともすれば人目を引くためだけに扱われそうな題材がとても丁寧に描かれていて、そこにまず好感が持てたし面白かったです。見た目を大きく変えることで、自分の中の何かが変わったと錯覚するって言うのは、ものすごく納得できた。見た目が大きく変わると、たとえばピアスがじゃらじゃら空いていたり、刺青がバンバン入れられてたりすると、他人の目も変わるから、それによって自分の中の気持ちも変わるんだろうなぁ。まぁ、でもそれは、まやかし以外の何ものでもないんだろうけどなぁ。それでも、そう言った手段にでも頼らないと『変わる』と言うことなんて難しいことなのかもしれない。いや、本当はそんなに難しいことを考えなくても、とてもシンプルなことなのかもしれないけれど、でもそれができないのが人間と言う生きものなのだろう。さぁ、地獄へ堕ちようと言うサイトが、自殺幇助システムと言うのもひねりがあって面白かったです。なんていうんだろ、これはこれで、すごく健全なシステムなんじゃないだろうか、と言う気がしたのですが、個人的には。生きていることが辛いなら、自分の体が辛いなら、どうすれば良いのかと言う気持ちは、なんでだろうか、それを口に出すことすらが馬鹿にされるような扱いにあるけれど、でも、それに真摯に向き合うことが必要なんじゃないだろうか、とも思ったり思わなかったり。ただ少なくとも、生きることを素晴らしいことだと唱えている人は、痛みを通じてまでどうにか生きることと向き合おうとしている人の切実さに応えるべきだと、向き合うべきだと思うの。うん。はい。色々と思うところがあった小説でございました。そうか、デッドマンと横溝賞を同時受賞したのね。…な、なんて四肢損壊なダブル受賞(汗)。ラスト、まるでバトルロワイアルのラストを彷彿とさせるような疾走感と爽快感と悲壮さが混じり合っていて、良かったです。そう、だからそう言うことなんだろう。結局、『変わる』『変わらない』は、個人の気持ちの持ち方、それに限るのだと思う。ほんと、何にしろこれに限るのだと思う。

 

鳥飼否宇『死と砂時計』・・・面白かったです。久しぶりの作者さんでしたが、本当に面白かったです!特にラスト『アラン・イシダの真実』は傑作じゃなかろうかと思うくらい。いつか来る、と頭では理解できていても、でもきっとまだそれは先のことだろう、そしてなんならばそんな日は来ないんじゃないだろうか、と思い込んでいた死刑執行の日が近づいてくる、そのことに対する切迫感、緊張感、不安、焦燥が砂時計と言う小道具を通じて、見事に表現されていたように思う。死と言うものを考えた時の、あの、何とも言えない、世界が窄まっていくような、腹の底から何かがこみあげてくるような感覚がすごく伝わってきた。そしてそこに、アランの半生、少しずつ、父親の正体に近づいていくこと、アランの残り時間が少なくなっていくことが絡まり合って、ドキドキが止まりませんでした。そしてラスト、父親の正体についてはある程度は予想がついていたけれど、この巨大な監獄の正体、トリスタン・シュツルの本当の思惑―命を賭して息子をにがし、『女囚・マリア・スコフィールドの懐胎』にも、そんな思いがあったのか。そうか、やっぱり父は父であり、息子であるアランとの再会を心の底から幸せに思っていたんだなぁ、ジョージに対してもそこまでの思いを抱いていたんだなぁ、と胸が熱くなるような思いがしたのに、あなた(笑)。ラスト7行で、冷や水ぶっかけられたような思いですよ。そしてその狂気に、純粋すぎる、科学者としての狂気ににんまりですよ。最高。この後、無事、生き延びたアランが、TSウイルスを発症した時にどんな顔をして、どんなことを思うのかと思うと愉悦が止まりません(笑)。ステキ、シュツル、ステキ。サリフがその欲望を満たすために巨大な監獄を作り上げたのと同様に、シュツルもまた、自らの願望を満たすためにアランと言う、小さな監獄を作り、守ったと言うことなんですな。かはー。とんだマッド・サイエンティストだな。はい。そんなこんなで他の作品も読みごたえ十分でした。個人的には『監察官・ジェマイヤ・カーレッドの韜晦』と『墓守・ラクバ・ギャルポの誉れ』が好き。前者は何と言うか、定年退職に潜む不幸や悲しみを描いているようで胸が詰まるような思いがした。後者は葬儀に対する文化の違いが描かれているようで興味深かったです。巨大な監獄を作り上げた人間はいなくなったけれど、この後、この監獄はどうなるのだろう。少しずつ、変化を迎えていって、やがては終焉を迎えるのだろうか。それとも、サリフの変わりがあらわれて、何事もなかったように続いていくのだろうか。そして多くの欲望を満たしていくのだろうか。前者の方が幸せなはずなのに、何故か、後者の方が幸せのようにも思えるのはどうしてだろうか。そしてアランと息子、ジョージの行方は。シュツルの残した『子供』は、世界中で輝くのだろうか。色々、想像が膨らむなぁ。そんなこんなで、割合、読みやすく、ミステリ的な伏線もばっちりとはられていて、それでいてラストにはこの作家さんらしい、満開の狂気のような物も描かれていて、大満足な一冊でした!

 

はい。と言うことで本日はこのあたりで終了にしておきましょうかね。

 

どうでしょうか。こうして振り返ってみると、坂東眞砂子さんの『パライゾの寺』と鳥飼さんの『死と砂時計』とかは、結構、印象に残っているなぁ、と。あと『教場』とか『孤狼の血』なんかは、この後に映像化もされたわけで。そうか有栖川さんの日村先生シリーズもドラマ化されて、結構、評判良かったんだっけか?私は見よう、見ようとも思いつつ、結局、見なかったんですが(汗)

 

そう思うと、今、2021年現在で読んでいる作品も、数年後には映像化されていたりするのかもしれないなぁ・・・。

斜線堂有紀さんの作品なんかは、なんかはと言う言い方はいい意味で使っていますよ、ほんと、ドラマ化、アニメ化にめちゃめちゃ向いていると思うんだけどなぁ~。

 

はい。そんな具合で本日はここまででございます。

ありがとうございました~。

細谷佳正さんのお誕生日です~おめでとうございますっ!

はい!と言うことで本日2月10日は細谷佳正さんのお誕生日でございます!

 

おめでとうございます!

 

で、ですね。

アニメ関連の情報を扱われているサイト『アニメ・アニメ』では、お誕生日を迎えられる声優さんをピックアップし、その方が演じられたキャラクターの中で誰が好きですか?と言うアンケートを実施されています。

今年も細谷さんのアンケートは実施されていますが、この記事を書いている段階ではまだ結果は発表されていません。

 

ですので去年の、このアンケート結果をもとに、あれこれとひとり勝手に細谷さんのお誕生日をお祝いしつつ、盛り上がっていこう!と言うのが本日の記事でございます。

 

てなわけで、去年2020年に行われたCV細谷さんの中で一番好きなキャラクターは?アンケートの結果ですが、ベスト3を挙げますと。

1位は『文豪ストレスドッグス』の国木田独歩さんでした。

そして2位は『鉄血のオルフェンズ』のオルガですね。

3位は『テニスの王子様』の白石蔵ノ介と言うベスト3でございました。

 

そうか・・・ってか3位の白石の人気は長いなぁ。いや、まぁ『テニスの王子様』自体が、めちゃめちゃ長いこと続いていて、でもちゃんと現在進行形で動き続けているコンテンツですからねぇ~。そう思うとベスト3に食い込んでいるのも納得できます。

 

そして2位はオルガでしたか。今年は何位に食い込んでいるのかなぁ・・・。『鉄血のオルフェンズ』再放送視聴していると、何と言うか、やっぱりオルガの未熟さとか、非常になり切れないところとかと言うのがつくづく目について、ラストなんてもう、ユージンの方がはるかに、はるかに団長やん、と突っ込みまくっていたのですが(笑)。ってか、私がヤマギなら、多分、包丁片手に『シノを返してよっ!(CV斉藤壮馬さん)』と詰め寄ってるわ。

 

ってかそうか、ヤマギ、包丁片手にはしてないけど、実際、オルガに詰め寄ってるんだよな。喝を飛ばしてると言うか。うん。

 

この後にはさまれる、シノがヤマギへの思いをユージンに明かしていたシーン、めちゃめちゃ泣けるんだよな・・・ってか、話が脱線しかけた。修正。

 

いや、でも、そう言うところ、未熟なのに、全然強くないのに、自分ひとりで何もかも背負い込もうとして、かっこつけようとして、上手にやろうとして、気負いすぎて、そのくせ弱さも情も捨てきれなくて、あがきまくって、それでも人に助けを求めようとしないで、結果として自爆してしまったり、闇落ち寸前にまで精神追い詰められる、と言う細谷さんの演技が、私は大好きです(どーん)

 

あと、そのもう、そう言う自分のふがいなさを突き付けられて、闇落ち寸前で憑き物落ちたみたいに浄化しきったような心情を明かす時の演技、ってのも、ほんと、すげぇな、と思う。はい。

 

はい。ちなみに。

私が細谷さんを知り、その演技に魅了されるきっかけとなったキャラクターである『ハイキュー!!』の東峰旭は、第4位でございましたが・・・今年は果たして何位にランクインしているかなぁ・・・。

 

で、です。

このアンケート結果で私が凄いなぁ、と思ったのではですね。

多分、去年のブログでも書いたかと思うんですけど。

 

何と同率7位と同率14位には7キャラクターがランクインしているんですよ。

いや、これは凄いな、と。

それだけ細谷さんが多くのキャラクターを演じてこられたと言うことですし、またこのランクインしているキャラクターもばらばらなのが、細谷さんの演技の幅広さの表れにも思えたのであります。

 

あら。

今、確認したら、この中には『進撃の巨人』のライナーはランクインしていないのですね。そうか・・・今年のアンケートではランクインしているかなぁ?

ライナーもまた、私の中では非常に細谷さんの演技を堪能できる、その精神ずたずたにやられっぷりが、ただただ不憫でならないキャラクターなので、私は好きなのですが。

 

はい。てなわけでまず同率7位にランクインしたキャラクターの中では『彼方のアストラ』のカナタ、それから『ゴールデン・カムイ』の谷垣。そして『Free!』の山崎宗介が印象的、好きなキャラクターですな。

 

『彼方のアストラ』は本当に素晴らしい作品で、細谷さんだけでなく、登場するキャラクターを演じられていた声優さんの演技も、ほーんと胸を熱くさせるものがあったと記憶しています。

その中で細谷さんは主役であるカナタを演じていらっしゃったわけですが・・・なんか、ここまで何のてらいもない、まっすぐな、王道な、ザ・主人公!と言うキャラクターを細谷さんが演じていらっしゃったのも珍しいなぁ、と思ったような気が。

でも『自分の人生の主導権は自分のもの。絶対にそれを他人にゆだねてはならない』と言う作品のメッセージを、力強くカナタとして、細谷さんの演技は伝えていらっしゃったなぁ、と。

 

『ゴールデン・カムイ』の谷垣は、細谷さんのごつめの低音が、男っ気むんむんでいいですよね!エロいよね!スケベマタギ最高だよ!あれ。伝説の神回『ラッコ鍋』の回は、あれほんと、めちゃめちゃ笑った。

 

あと『Free!』の宗介も、今でこそ憑き物落ちたような状態になってるけど、そうなるまでのひとりで背負いっぷり、思い込みっぷり、それ故の不器用さと言うキャラクター、それを表現される細谷さんの演技、めちゃめちゃ好きだったなぁ・・・。

 

続いて同率14位にランクインしたキャラクターの中で見ていきますと・・・『ストライク・ザ・ブラッド』の暁古城、それから『刀語』の鑢七花、そして『田中くんはいつも気だるげ』の太田が好きです。

 

まずは暁古城ですが・・・『ストライク・ザ・ブラッド』もOVA展開がちょこちょことされていて、本当に息が長い作品だなぁ。

でもなんだろ、ちょっとお色気あり、でも本格的なバトルもあり、学園もの的な面白さもあり、そして古城くんを取り囲む可愛い女の子たちの恋心、でもそれにことごとく鈍感な古城くん(笑)などなど、たくさんの面白さが詰められた作品だと思います。

個人的には病気療養で休業されたいた細谷さん、そして同じく病気療養で休業されていた種田梨沙さん。このおふたりが無事、復帰されこの作品で再び古城くん、雪菜ちゃんで共演されたのもめちゃめちゃ嬉しかったなぁ~。

 

それから『刀語』の鑢七花ですか。こちらのキャラクターを細谷さんの出世作として挙げる方も多いのではないかなぁ、と思うのですが。

 

何と言うか、鑢七花と言うキャラクターに、細谷さんの朴訥とした、温かみのある声と、力の入りすぎない自然なお芝居がめちゃめちゃマッチしていたなぁ、と。

それでいてまた、物語を重ねていくにつれ七花が人間らしい感情や、旅を共するとがめに対する愛情に目覚めていく様と言うのも、ものすごく生々しく、だけど自然に表現されていて惹きつけられたなぁ・・・。

 

そして『田中くんはいつも気だるげ』の太田は、おかんだよ!おかん!

こちらもほーんと、良い作品なんだよなぁ・・・。

私は未だに2期を信じて待っているんだけどなぁ・・・(遠い目)

 

はい!

と言うことでこれまで細谷さんが演じられてきたキャラクターの中で、特に私が印象深い、好きなキャラクターの一部について語ってまいりましたが。

 

勿論、このアンケート結果では登場していないキャラクターにも、私が好きな、そして印象的なキャラクターと言うのはたくさんいます!

たとえば『この世界の片隅に』の周作さんもいいですよねぇ~。

今年のアンケート結果では、どのキャラクターがランクインしているのか。うーん、本当にたのしみでございます!そちらは2月10日以降に、また記事として書かせていただきます。

 

これからの細谷さんについて、ちょこっと語ってまいりますと。

まずは4月に放送が予定されている『メガロボクス』の続編でございますね!

それから『ましろのおと』も・・・おっと、こちらも4月放送予定でしたか!わぁ、これはこれは楽しみだ。

 

ってか『ましろのおと』での役が、またこれ、精神的にきりきりしそうな感じもはらんでいそうで、今から私はわくわくが止まらないよ!

 

それから・・・2022年、つまり来年と言うことでちょっと先は長いですが。

かつ、未だにCVとして正式発表はされていないので、喜ぶのは早いぞ、と自戒しつつ。


<2022年TVアニメ化>『それでも歩は寄せてくる』てれきゅん♪ 照れ顔てんこ盛りCM

何度でも貼り付ける(どーん)

実際にアニメをこの目にするまでは、何十回でも貼り付けてやるさ!

 

あかん・・・もう細谷さんの演技、声のナチュラルな感じは勿論なんだけど、小原好美さんの声と演技が可愛らしすぎて、可愛らしすぎて発狂しそう。

 

あかん(あかん)

 

はい。

『アニメ化決定!』ってノリノリで細谷さん言ってるのに、これでアニメ化に際してはCV変更でーすとかになってたら・・・さすがに私、泣く。

 

あとはですね。

こちらは、それこそ2022年どころか、もっと先になりそうな話なんですけれど。

鬼滅の刃』の獪岳も、個人的にはめちゃめちゃ楽しみなんですよねぇ~。

『人間のクズみたいな役を演じたい』とおっしゃっていた細谷さん。

獪岳がクズかどうかは判断わかれるところですが、人間の弱さ、そこから来る自分第一主義の塊、自分を守るためには他人など顧みない、承認欲求の塊みたいな人ですから、それを細谷さんがどう演じられるのかが、本当に今から楽しみで楽しみで・・・えっ?『鬼滅の刃』のアニメ、続編、まだ決まっていないよ、って?

 

大丈夫。やらないわけがない。やるってば(根拠のない自信)

 

はい。では最後に、私が思う細谷さんの魅力をさらっと、実に簡単にご紹介して、この記事をしめたいと思います!

 

まず演技がめちゃめちゃ良い!ってか細谷さんの演技が、めちゃめちゃ私は好き!

私が今のようにアニメ、そして声優さんにはまるようになったのは、簡単に言えば『杉田智和さんに沼に誘い込まれ、諏訪部順一さんに沼の中へと引きずり込まれ、そして細谷さんに深みへと足を引っ張られた』と言う経緯です(笑)

ただ杉田さんと諏訪部さんにはまったのが『声』からだったのに対し、声優さんの『演技』に対して目を向けるようになったのは、間違いなく細谷さんの演技に触れたからです。そうして今では、そのことでブログまで書いちゃってるんですから、ほんと、細谷様様ですよ(土下座)

ナチュラルで、変な気負いがなくて、キャラクターがキャラクターとして生きている熱量、体温がこもっている、そこにあると感じさせてくれる。あと、『物語』が始まるまでにも、キャラクターがその世界で生きてきたと言う生活感を抱かせる。キャラクターの人生を感じさせてくれる。私は、細谷さんの演技をそんなふうに感じています。

 

そしてキャラクターが面白い!

あくまでビジネスとして、と言うのは言うまでもないことですが。それでも細谷さんのお話を聞いてると、自分とは考え方が全く違う、1ミリもかすらないことすらあって(笑)『あぁ~、面白い考え方をする方だよなぁ』といつも、目から鱗が落ちるような思いをします。はい。

なんでしょ、こういう考え方をするのを嫌う方もいらっしゃるだろうし、それこそ、その星座の方は気分を害されるかもしれませんが。違うんです。私にとって、割とこの星座の方と言うのは憧れと言うか『そう言う独創的かつ革新的すぎる考え方、どこから出てくるん?』と言う羨望の気持ちもあるくらいなのです。身近にも1人、水瓶座がいるのでひしひし、そう感じるのですが。だからあえて、星座名、がっつり出してしまいますけど。

細谷さん、ほんと、ザ・水瓶座!なお人だよなぁ、と思う。

 

と言うわけで改めてにはなりますが、細谷さん、お誕生日おめでとうございます!

これからのご活躍も期待しております!楽しみにしております!

Youtube配信などを行うため、『天才軍師』を卒業されたのは残念ですが、そう言う思い切った決断を実行できてしまうのも、ほんと、凄いなぁ、と思います!

でもまたたまには『天才軍師』に帰って来て下さい!

梶原岳人さんとの絡みも、ぜひぜひ見てみたいです!

 

はい。最後の方はこれ、ただの個人的願望やん(笑)

 

『土の時代』から『風の時代』へと変わったわけですが『風の時代』の主役は水瓶座さんですからね!

これからも細谷さんらしい、時に『!?』と思わされるくらいの(笑)発言等々も、楽しみにしております!

 

ではでは。今回の記事はここまででございます。

読んで下さりありがとうございました!