tsuzuketainekosanの日記

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祝!再放送~『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』の魅力をご紹介

ありがたい。

本作品もまた『私が今まで視聴してきたアニメの中で、個人的に印象に残っている作品なんですよ~』と紹介したいと思い続けて早幾年、と言う作品のひとつでございます。

それが今夏、7月5日よりBS11にて幾度目かの再放送が決定したとのことで。

『ならばならば、これを機に記事に書こう』と決心し今に至っています。

 

てなことで『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』です。以下『UBW』と略すことにします。

 

Fate』と名の付く作品の、そのひとつです。これだけで、もしかしたらかつての私のように『あぁ、『Fate』ね。名前だけは聞いたことあるけど、なんかたくさん作品あるし、それら全部、視聴していて、情報も把握していないとダメなんでしょ』と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが。

そんなことはありません!

ゲームをプレイしていなくても、アニメ作品を全部視聴していなくても無問題。

私がそうでしたから!この『UBW』から『Fate』の世界に触れても、じゅうぶんに楽しめますよ!

ただし勿論『UBW』に関しては、その前日譚であるとも言われている『Fate/Zero』を視聴した方が、より細かい部分まで理解が及ぶ、楽しめると言う面はあります。

でも大丈夫!私もその順序、すっ飛ばしちゃった人間だから!

 

Fate』の世界で描かれているのは、持ち主のあらゆる願いを叶えるとされている『聖杯』。それを巡るキャラクターたちの戦いです。

7人の『魔術師(マスター)』は『使い魔(サーヴァント)』と契約を交わすことで聖杯を巡る戦いに参戦します。聖杯を手にできるのは、ただ1組。

 

てなことで『UBW』で描かれているのも同様のお話です。その上で『Fate/Stay night』の原作はゲームなので、大まかに言えば3つのルートが存在しています。『Fate/Stay night』の後に続いている『Unlimited Blade Works』と言うのは、そのルートの1つと言うわけです。

3つのルートは『Fate』『Unlimited Blade Works』そして『Heaven’s Feel』と名づけられています。

 

どのルートであっても主人公は衛宮士郎と言う高校生です。CVは杉山紀彰さん。

この士郎と契約を交わしたサーヴァントが、川澄綾子さんが演じられているセイバーなのですが、士郎とセイバーの物語が中心であるのが『Fate』ルート。

次に士郎と同じ高校に通う魔術師の少女、遠坂凛、CVは植田佳奈さんです。その遠坂が契約したサーヴァント、アーチャー、こちらは諏訪部順一さんがCVを担当していらっしゃいます。そして士郎、この3人を軸に物語が進んでいくのが『UBW』ルートです。

ラストの『Heaven’s Feel』は、士郎の後輩である間桐桜、CVは下谷則子さんです。そして桜が契約したサーヴァント、浅川悠さんがCVを担当されているライダーが主には登場。物語としては士郎と桜の関係、運命を描いているルートでございます。

 

で。アニメに関してはテレビアニメとして『Fate』が、そして劇場版アニメで『UBW』がそれぞれスタジオディーンによって制作されています。

その後、時を経て、改めてテレビアニメとして『UBW』が、劇場版3部作で『Heaven’s Feel』が、Ufotableにて制作されています。

 

そして今回、再放送されるのは、このUfotable制作による『UBW』、全26話です。

なので簡単に言うと『遠坂凛とアーチャー、そして主人公である士郎の物語を軸に、聖杯を巡る戦いが描かれている』、そんなルートになるのかな?

一応『Fate』がセーバーヒロインルート、『Heaven’s Feel』が桜ヒロインルートなので、それで言えば遠坂ヒロインルートであるとも言え、その部分も確かにあることにはあるのですが。

いかんせん、このルートに関してはアーチャーの存在感、その強さが際立っているのです。だからアーチャーヒロインルートと言っても過言ではないと思います!

 

ではでは。ここからは私が思う『UBW』の魅力をご紹介していきます!

まずはこちら、どんっ!

 

・毎回、劇場版クオリティ

・・・制作がUfotableと言う時点で『でしょうね』と思われる方も多いかもしれませんが。その通りです。当たり前のようにして繰り出される、毎話、毎話の劇場版クオリティは、もはや圧巻の一言。本当に見惚れちゃうし、目を、心を奪われちゃうし、その迫力、美しさ故に、話によっては見終わった後に疲労感すら覚えるほどなのです。

まさに『Ufotableクオリティ、ここにあり!』を示す作品のひとつだと思います。

 

で、もう全編通して、どのシーンも劇場版クオリティなんです。そのシーン、シーンで描かれていること、その雰囲気に合わせた作画の美しさであったり演出であったり、色彩であったり。そうしたものに溢れている。

士郎たちの日常のシーン。何気ない食事であったり会話たっだりのシーンも、本当に美しいし、生活感に溢れているんですよ。凄いんですよ(語彙力)

 

ただその上で、物語のウエイトを多く占めているのは聖杯を巡る、マスターとサーヴァントたちによる激戦である。なので必然、戦闘シーンの描写も多いわけなのですが、まぁ、この戦闘シーンも凄まじいの一言。

それこそ自分もマスター、サーヴァントになってその激闘に参加しているかのような。あるいは目の当たりにしているかのような。そんな感覚すら抱かせるほどの迫力。緊迫感。壮絶さがびしびしと伝わってきて、感じられて息を呑むほどなのです。

 

また特にサーヴァントの戦闘面における個性。彼らが使う武器であったり技みたいなものも、実に個性に富んでいるんです。で、勿論、その相性の良し悪しと言うのもある。

その辺も超絶美麗作画&超絶演出で、画面に焼き付けんばかりで描かれているから、とにかく見ていて楽しいし、繰り返しになりますがその迫力、美しさには『はぁ~』と見惚れる、胸を熱くするばかりなんですよ。

見て!(語彙力)

 

で。個人的には以前、別の記事でも語ったかと思うのですが。

アーチャー(弓兵)でありながら剣を使うと言う(勿論、弓も使う時は使うのですが)『おいおい』とツッコみたくなる彼の固有結界(魔術みたいなものだと思って下さい)、このルートのタイトルにもなっている『無限の剣製(アンミテッドブレイドワーク)』の描写が、私は本当に好きでして。

初めて見た時からリビア十字架の丘、それを思わせるような光景にしか思えなくて、本当に好きで、好きで、大好きで。

www.euro-ex.com

このサイトさんに掲載されている写真なんて『UBW』を視聴された方なら、私の思い、お分かりいただけるのではないだろうか!そんな熱弁を振るいたくなるほどなんです!

 

いいですよね。この固有結界。ほんとにアーチャーの精神状態。それが如実に表現されているようで。立ち並ぶ剣が、それでも、彼の『願い』を示しているようにも思えて。

見るたびに、胸が締め付けられるような思いになります。

 

見て!(語彙力)

 

衛宮士郎とアーチャーの『正義』のぶつかり合い

・・・どのルートであっても主人公である衛宮士郎。彼は『正義の味方』であることに強い憧れ、理想を抱いていて、そのために本気で行動をとる青年です。そこには勿論、理由があるのですが、とにもかくにもそれ故『『正義の味方』と言うある種の呪いを背負っている青年』『だけれども本人はそこに全く気付いていない』『だからこその危うさに満ち満ちた青年』とも言えるのではないかな、とも私は思います。

 

そんな彼に『UBW』で対峙するのがアーチャーです。アーチャーは、士郎に対して、時に明確な敵意ともとらえられるような言動をとります。士郎の在り方、正義、理想に対して皮肉めいた言葉を口にする一方で、しかし時に、彼に対して明確な助け舟を出すこともある。

ツン一方でいくのかと思えば、デレを見せる。でもやっぱり基本的には塩対応。

『おいおい、やっぱりアーチャーがこのルートのヒロインなんじゃないのかよ!』とツッコみたくなること必至なのですが。・・・そんなことはないか(汗)

 

『正義の味方』と言う憧れを、理想を、そして空虚な呪いを。自分のすべてをかけて、本気で追い続ける衛宮士郎

そしてそんな士郎に対して、本当のところが見えない態度をとり続けるアーチャー。

 

UBW』で対立し、ぶつかり合う、この2人の『正義』、あるいは『理想』。

その物語にはいろいろと考えさせられる部分もあるのですが・・・以下、ネタバレになっちゃうから詳しくは書きません。

書きませんが、当然ながら『何故、この2人の『正義』は、『理想』は、こうもぶつかり合うのか』『アーチャーの、士郎に対しての態度。その裏側にあるものは何なのか』と言った謎は物語の中で明らかにされます。

 

それを知った時の『あぁ』と声が漏れてしまうような思いと言ったらですよ。

もうね。ほんとに。『あぁ』としか、私は言いようがなかったです。

アーチャーの士郎に対しての態度。そこに対しての『?』が、一瞬にして解き明かされた後に胸に満ちていった感情と言ったらね。

もうね。ほんとに。

切ないわ。そしておまえ、どこまで不器用やねん。

辛い。しんどい。でも、そんな不器用なアーチャーの生き方が、生き様が、私はやっぱり好きなのです。

 

士郎を演じていらっしゃるのは、先程もご紹介いたしましたが杉山紀彰さん。

他からどう見られていようが、思われていようが。そして『本当のところ』がどうであろうが。そんなことは知らないし関係ない。

ただただひたすらに、愚直に、一途に、それしか知らない子どものように『正義の味方』になりたい、いたい、あり続けたい。そのためだけに己のすべてを費やしている。

そこに見え隠れする、彼の人間性の危うさを、杉山さんがそれはそれは素晴らしい演技で表現されていて。どこまでも、どこまでも『それは士郎にとっては自然なこと』と言う感じが伝わってきていたのも、本当に凄かった。

 

そしてアーチャーのCVは諏訪部順一さんです。かっこいいんだわ。ええ。

諏訪部さん、以前、ラジオで『アーチャーを演じてからは、明らかに男性の方からの応援のお手紙や声をいただくことが多くなった』とおっしゃられていたのですが。

なんかそれも首肯しかない。それくらいに、ステレオタイプな『男らしさ』を貫き通していたアーチャー。その彼を演じていらっしゃった諏訪部さんの、やはり男くさくて、かっこよくて、そこはかとない色気もあって。何より『強さ』と『弱さ』が絶妙な塩梅で入り混じっていた演技の説得力たるや、本当に素敵だったのです。

 

物語のラストの、アーチャーの台詞。あそこは泣いた。

 

はい。てなことで『UBW』の、個人的に思う魅力を書いてまいりましたが。

このルートだけに限らず『Fate/stay night』と言う作品、全体の魅力として、ぜひとも挙げておきたいのがこちらです!

 

・とにかくマスター、サーヴァントが個性豊か

・・・主に描かれているのは士郎、セイバー、遠坂、アーチャー、桜、ライダーの6人3組になるのですが。

桜とライダーに関しては、ルートによってはマスターが桜ではなく彼女の義理のお兄さんが担っています。

で、この義兄がまた強烈でして(笑)

 

その名は間桐慎二。通称『ワカメ』。『歪んではいるけれど腐ってはいない』と言う理由から、士郎は彼との親交を続けているのですが、ってかもう、ワカメのことをそんなふうに言えちゃう時点で『おいおい。やっぱり士郎、君、少し休んだ方が良いぞ』とツッコみたくなること必至なのですが(笑)

まぁ、言わんとすることはわかる。わかるけど。

 

この間桐兄妹。それはそれは凄惨な、壮絶な、悲壮な環境下に置かれていまして、それが2人の人格形成にも多大な影響をもたらしています。

で、桜のそれが爆発する、それに対して士郎が『1人の青年として』向き合うのが『Heaven’s Feel』なのですが。

 

まぁ、そう言う意味では桜同様、やはり被害者の1人だった。そう言う側面もあるワカメなのですが、それでもその人格の歪み、強烈な存在感にはただただ苦笑いするしかないと言う。でもだからこその魅力を放っているキャラクターだと思います。

CVは神谷浩史さん。数多くのキャラクターを演じられ、凄まじい人気を誇っていらっしゃる声優さんですが、私の中でのベストオブCV神谷さんキャラは、このワカメだったりします。

芯の通った歪み。美学の欠片もない人間の醜さ。その裏に滲む、そうなってしまった悲しみ。神谷さんの演技からは、そうしたものが伝わってくるんだよなぁ。

 

あとは・・・イリヤですかね。可愛いよ、可愛いよイリヤ

イリヤバーサーカーの関係性も好きです。

アーチャーのマスター、遠坂凛も、植田佳奈さんの凛としてお声も相まって、ツンデレヒロインの王道って感じがして本当に可愛い。好き。

 

そして関係性で萌えると言えば、てらそままさきさんと田中敦子さんの、酸いも甘いも味わい尽くした『ザ・大人の男!』『ザ・大人の女っ!』と言うお声の色気のパワーもあってか『なんかここだけ、もはや物語、変わってない?大人のメロドラマ始まってない!?』と思わせた、葛木先生とキャスターの関係性も好き。萌えた。

 

ランサーの兄貴もかっこいいよ!

そしてギルガメッシュはずるいぞ。

 

『私がもしマスターだったら・・・サーヴァントはこの人がいいなぁ』とか。『もし一緒に働くとなったら誰がいいかなぁ』『ワカメとギルガメッシュが上司なのは、絶対にごめんだな』とか(笑)

そんなことも考えながら、たくさんのマスター、サーヴァントの魅力を味わえるのも『Fate/stay night』の・・・と言うよりも『Fate』シリーズ作品全体の魅力だと思います。

きっとあなたのお気に入りも、その中にはいるはずですよ!

 

本日は7月5日よりBS11にて再放送が予定されている『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』の魅力について語ってまいりました。

 

夏アニメ、既に視聴したい作品でいっぱいなのですが・・・。

この作品の再放送まで来ちゃったかぁ~。

嬉しいけど視聴できる余裕はなさそうだぞ(涙)

 

ちなみに本作は2クール。

と言うことはこの作品の再放送が終わって、年末辺りに『Heaven’s Feel』の劇場版放送、そして満を持しての『Fate/strange Fake』のテレビアニメ開始って感じなのかな?

そんなふうに予想しているのですが、勿論、何の根拠もございません!

 

ではでは。本日の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございました。