tsuzuketainekosanの日記

アニメや声優さん、ゲーム、漫画、小説、お仕事とのことなどなど。好きなことを、好き勝手に、好きなように書いていくだけのブログです!ブログ名の『ねこさん』は愛猫の名前だよ!かわいいよ、ねこさん!

旅行がしたいぜ、イエーイ!~私が行きたい場所を書いていくだけの記事

『テンションどうした』

自分でもそう突っ込まざるを得ないタイトルです。

この記事を書いていた時の私は、きっと、おそらく、珍しいほどのエネルギーとやる気に満ち満ちていたのでしょう(遠い目)

日曜から4勤2連続が待ち受けていると言う今、どこを探してもこんな元気は見当たりません。おっふ。

 

そんなこんなで穴埋め的記事の登場です。

タイトル通り、世界一周に憧れを抱き続けている私が、世界各地の行きたいと思っている場所についてやんややんやと語るだけの記事です。

 

旅行です。どうですか、皆さん。旅行、していますか?

私が最後に旅行に出たのはいつのことでしょうか。記憶力が衰えていく一方と言うのもあるでしょうが、真剣に思い出そうとしても思い出せないくらいに、多分、相当昔なんだと思います。

少なくとも今の店で働き始めてからは行ってない。断言できる。だからそれだけでももう6~7年になるのか。それ以前の、書店に勤めていた頃にも旅行に行った記憶はない。時間は有り余るほどあったし、基本、好きなだけ休みをとれる状態だったのに、否、だからこそ旅行に行けるほどのお金は稼いでいなかったですし。

 

だから恐らくは大学生の時、某NGO団体が主催するクルーズ旅行で韓国、北朝鮮国後島にロシア、その辺りに行ったのが最後になるのかなぁ。2002年か。

私たちが北朝鮮を訪れたその年の秋に、拉致被害に遭われた5名の方が日本への帰国を果たされたんですよね。だからそれも含めて、めちゃくちゃこの旅行は印象に残っていると言うか。はい。

 

それを考えるともう20年近く、旅行らしい旅行は経験していないのか。

 

旅に出ねば。

いつもとは違う景色をこの目にしなければ。

 

そんな感情、願望、衝動にも近いような思いはあれど、現実は近所のスーパーに買い物に行くのすら億劫な状態です。

おっふ。

 

なんでしょ。この『近所のスーパーに買い物に行くすら億劫な状態』と言うのを考えると、精神的にも、そして肉体的にも、世界情勢的にも、今が旅行できる残り少ないチャンスのような気が、割と真剣にします。

だからお願い。

仕事をさっぱりと辞めて旅行を思う存分楽しんで、それでもなお、帰国後の生活、及びその後の生活への不安が一切、発生しない。そんな経済状況を下さい。

 

何を寝ぼけたこと言ってんだ。

ふへへ。すいません。

 

てなことで、どうでもいい前置きが長くなりました。すいません。

ではでは。

私が行きたい場所、ひとつめはこちらです、どうぞ!

 

十字架の丘

・・・日本にも存在していますが、世界各地にある数多の建物であったり、あるいは場所そのものであったり。観光地としてたくさんの人が訪れるようなそれらの中には、しかしその背景に様々な事情を抱えているものも少なくはありません。

特に人間の愚かさ、戦争をはじめとするあらゆる暴力の愚かさ、怖ろしさ、空しさ。それによって失われた命の重み。それらが訴えてくる声なき声。そうしたものが存在している場所は、おいそれと『いやー!見てみたいんですよね!行ってみたいんですよね!』と言ってしまっていいものなのかと、個人的には迷いにも似た思いがあります。

 

私の母は、コロナ前には年に2~3回は海外旅行に出かけていたくらいの旅行好きな人でして。

ただ、その母もポーランドに旅行に出かけた際には、アウシュビッツ強制収容所への観光は見送ったそうです。

『歴史を学ぶと言う意味では足を踏み入れるべきだったのかもしれないけど、お母さんが旅行に求めるのは楽しさだけだから』とその理由を語っていたのですが。

何とも母らしい。

 

そんなこんなで最初に紹介する十字架の丘も、その背景などを思うと『見てみたいんですよ!』と簡単に言ってしまっていいものなのか。そんな思いもこみあげてこないことはないのですが。

それでも最初にこの光景を見た時の衝撃たるや、相当なものがあった。そしてそれ以降、ずーっとその衝撃は胸に刻み込まれていて『見てみたいなぁ。訪れてみたいなぁ』と思い続けている場所でもあるのでご紹介させていただくことにしました。はい。

 

十字架の丘北ヨーロッパにある共和国、リトアニアの北部、シャウレイと言う街の北にある巡礼地です。

巡礼地。もうそれだけで、この地が、丘が、単なるそれではないことがおわかりいただけるかと思います。

そして名前が十字架の丘

ja.wikipedia.org

正直、ウィキペディアに掲載されている写真だけでは、実際にこの地を訪れたことがない私ですら『なんか違う!』感が否めないと言うか。

www.euro-ex.com

こちらのサイトさんに掲載されている写真は、もう、言葉を失う。

よろしければネットで検索をかけてみて下さい。

 

文字通り『十字架』の『丘』なのです。無数の、大小問わない十字架がみっしりと建てられている丘。故に十字架の丘

 

十字架の数は一説には5万以上とも言われています。5万以上の大きさも、材質も、色も異なる十字架が乱立している。言ってしまえば『ただそれだけ』の光景が広がっているのであろう場所なのですが、『ただそれだけ』の光景だからこその、とにもかくにも有無を言わせぬ迫力。それも静かな、静かな迫力。たとえるなら言葉ではなく、沈黙すること、あるいは目で訴えること。そうしたこと思わせるような迫力、何かしら鬼気迫るような迫力に満ち満ちた場所だと思います。

 

初めてこの場所の写真を見た時、単純におしゃれアイテム、中二病の心をくすぐるアイテムでもある十字架が乱立している。そのかっこよさに心にときめいたのも一瞬。すぐにその迫力に圧倒され、やがてそれは形容しがたい恐怖、あるいは畏怖の念に変わっていったのであります。

『言葉ではない、だけど確かな人の思いが強く、強く存在して渦巻いているような場所だ』と、そんなことをたった1枚の写真で痛感させられたのです。

 

十字架の丘。その始まりはなんなのか。そして以降、何故にこんなに十字架が建てられるようになったのか。

『いや、まぁ、十字架はカトリックの祈りの象徴だしなぁ。そう言うことが関係しているんだろうなぁ』とぼんやりと思ってはいたのですが、今の今までちゃんと調べてこなかった己に乾杯!

 

てなことで調べてみました。ウィキペディアにも書いてありますが、正確な発祥はわからないとのこと。

ただし有力なのは1831年に起きたロシア帝国に対する反乱、11月蜂起。その後であり、その蜂起によって命を落とした犠牲者を悼むために、その遺族が十字架を立て始めたのが始まりではないか、とのことです。

ロシア帝国に対しての蜂起は1863年の1月にも起きているのですが、そちらも失敗に終わり、多数の犠牲者が出た。その際にも反乱兵の遺族たちが、その亡骸の代わりにこの地に十字架を立てて、その死を悼んだ。成程なぁ。

 

リトアニアは1918年に独立を回復。しかし1944年から1990年、リトアニアソ連の統治下にあった。その状況下の中でこの丘は、祈りを捧げる場所、そして非暴力による抵抗の意思を示す場所としてあった。その間にもたくさんの人が十字架を捧げ続けたわけですが、ソ連ソ連でそれを見逃すことはせず、3度にわたりこの丘の十字架を撤去しようと試みたとのことで。

 

重いですね。重いな。

鎮魂と祈り。そして何よりも暴力による支配に対しての静かなる抵抗。

無数の乱立する十字架からは、そうした思いが確かに放たれている。

そしてそれは写真を通してでも、その写真を見る者の胸を穿つように、強く打つように伝わってくる。

 

悲しいことにいつの時代も変わらず存在している暴力、支配。それに対してのいつの時代も変わらない、人の思い。それが生み出した場所。

最初にこの地に十字架を建てた人が、どんな思いで十字架を地面に差したのか。その方の表情はどんなだったのか。

そう言うことを勝手に想像すると、もう胸が詰まりそうになりますね。

 

この十字架の丘、管轄と言うものが特にないそうです。なので出入り自由、そして十字架も建てられる。

訪れることが叶ったその時には、ぜひとも十字架を静かに建てたいなぁ。

 

ちなみに『Fate/stay night』のアニメでアーチャーの『無限の剣製(アンリミテッドブレイドワークス)』の演出を初めて見た時、私はこの十字架の丘を思い出したのでした。

比喩でなく本当に体が震えたものです。

 

・エンジェル・フォール

・・・十字架の丘の語りが長くなってしまった。なのでもうひとつ、ご紹介するのは知名度で言えばかなり高いものがあるのではないか。そんなふうに思う絶景を選んでみました。

エンジェル・フォールです。南米ベネズエラのカナイマ国立公園内にある、世界最大の落差を誇る滝でございます。世界遺産

エンジェル・フォールの名前の由来は、その落差故、途中で霧散していく水の様子が天使の羽を思わせるから・・・と言うのは私が今、捏造した理由で(なんかありそうじゃないですか!こう言う理由!)、その存在を世に知らしめた探検家の名前に由来しているそうです。

 

落差は979メートル。この数字だけでは『うん。とりあえず凄いな。凄いけどいまいちぴんと来ないな』と言う感じだったのですが。

東京タワー3本分と言う具体的なたとえを目にすると『おおぅ!』とその凄さに実感がわいてきますよね。

東京タワー3本分。よもや東京タワーも『3本』なんて単位で数えられるなんて、思いもしていなかったことでしょう(笑)

ja.wikipedia.org

 

落差が大きすぎる。だからトップから落ちる滝、水は、完全に落ちきる前に分散して空気と絡み合う。なのでこの滝には滝壺と言うものが存在していないのです。本来、滝壺が存在している場所は、この滝に関しては暴風雨のような状態になっていると言う。

面白いですよねぇ~。この、本来は滝壺であるはずの部分と言うのは観光できるのかな?ぜひとも滝から生成された暴風雨、浴びてみたいものです。

 

この滝はギアナ高地にあるのですが、このギアナ高地にも興味があります。ベネズエラをはじめとして6つの国と地域にまたがる高地で、その中心にあるのが先程、ご紹介したカナイマ国立公園なのですが。

この高地を構成している岩石は、約20億年から14億年前の先カンブリア時代に堆積した砂岩や硅石からなっているのこと。

もう、この『約20億年から14億年前』と言うのが、意味がわからない。ってかほんと、地球凄いな。

更に6億年前に存在した超大陸、コンドワナナ大陸がプレートテクトニクスによって複数の大陸に分裂して現在の位置に移動した中にあって、このギアナ高地大陸移動の回転軸に当たっていたんですって。なのでその時代の頃から、位置的にはほとんど移動していないらしい。

 

プレートテクトニクス。説明読んだけど『わかるけどわからん!』って感じだったので、とりあえず『大陸が動いたっ!』、その現象のことだと思います。

思います!

 

ギアナ高地、お前凄いな。大陸が移動、分裂していく中にあって回転軸に当たっていたって、凄いな。

そこからほとんど移動していない、位置が変わっていないと言う、その頑固さっぶりもお見事だな。

お前が動く時、それはきっと、この世界が終わりを迎える時なんだろうな。

 

そんなわけで、そして周囲から隔絶された場所であると言うこともあって生息している生物、植物も実に多岐にわたって、独自の進化を遂げたものが多い。

確認できているものですらそう言う状態。となれば当然、未確認の生物、植物が存在している可能性もめちゃくちゃあるわけで、その辺り、想像力が刺激されるようなロマンを感じますよね。

 

ただしウィキペディアのページにも書かれてあったのですが。観光客が増えたことによって、昨今では排泄物による汚染(えー・・・)や、それまでに存在していなかった種が持ち込まれるなどして環境破壊も進んでいるそうです。

20億年も前からあり続けている自然も、人間の手にかかったら一瞬で破壊されてしまうんだろうなぁ。

ギアナ高地に限った話ではないですが『観光』の在り方、受け入れ方と言うものを考えさせられますね。

 

いや、それでもなんだろ。

やっぱりこう言う場所には、人類が滅びてもなお素知らぬ顔で、脈々と、静々と、淡々と生き続け、種を後世につなげていく生命体があるのだと思わせてくれるような力強さ、ロマンがありますよね。

地球だわぁ~。

 

そんなこんなで本日は十字架の丘、そしてエンジェル・フォール(ギアナ高地もかな?)をご紹介いたしました。

十字架の丘は、記事を書くにあたっていろいろ調べたりしましたが。

初めて旅行のパンフレットでこの場所のことを知った時の衝撃がよみがえってきたようで。

訪れてみたいなぁ。そんな思いが改めて強くなった次第です。

 

多分、その地に足を踏み入れた瞬間、確かに空気が変わるのを感じるんだと思います。

 

ではでは。本日の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございました。