tsuzuketainekosanの日記

アニメや声優さん、ゲーム、漫画、小説、お仕事とのことなどなど。好きなことを、好き勝手に、好きなように書いていくだけのブログです!ブログ名の『ねこさん』は愛猫の名前だよ!かわいいよ、ねこさん!

BLボイコミの感想~『君香シャーレ』+『若葉寮で、君と』

昨日に引き続き、最近、視聴したBLボイコミの感想をお送りいたします。

タイトルにも書きましたが本日、感想をお送りするのは『君香シャーレ』と『若葉寮で、君と』の2作品です。

なお『若葉寮で、君と』に関しては多分、最新3話まで公開されているはずです。

が、記事を書いている現状では2話までしか公開されていません。なので感想もそこまでの感想になります。

 

ではでは、まずはこちらの作品の感想からです。どうぞ。

・『君香シャーレ』

・・・人は何故、恋をするのか。と言うか、どうして『その相手』でなければならないのか。

冷静に考えるとめちゃくちゃわからなくないですか?いや、まともな恋愛なんてした経験0の私が恋愛のことを語るなんてちゃんちゃらおかしい。片腹痛いわ!自分でもそう思うんですけど。

思うんですけど、なんかそう言うことを考えさせてくるような作品だったなぁ、と最終回まで視聴し終えてしみじみ、感じたのであります。

高階にとって有路は側にいてちゃんと呼吸ができる相手だった。

有路にとって高階は嗅がれている間、ナニがむずむずする相手だった。

こんなの、もう理屈じゃないですよね。作中で『遺伝子云々』と言う言葉が出てきて、サムネでも惹句としてその言葉が使用されていましたが、なんかもう、その通りなんだと思う。

特に香り、体臭も含めたその人の匂いって、人の相性をめちゃくちゃ左右する。それこそ遺伝子によって『好きな匂い』『嫌いな匂い』と言うのは決定しているらしいと言う話も聞いたことがあるので。

その『香り』と言う要素が実に徹底的に描かれていたBLだからこそ、それを通して結ばれた高階と有路は、もうこれ、遺伝子レベルでそうなる運命だったと思うの。

思うの(語彙力)

 

数日前に挙げたこの作品の原作者、鯛野ニッケさんの他のBL作品の感想。その中でもちらりと書いたのですが、このボイコミを視聴し終えて、改めて『なんで恋をするのか。なんで『この人』が好きなのか。時には苦しいしどうしようもなく嫌いな時もあるし、やきもきする時もあるけど、それでもやっぱり『この人』じゃないといけないのは何故なのか』と言う感情。

それをものすごーく描こうとされる、そんな作家さんなんだろうなぁ。

そんなことを感じました。『恋』を哲学しているBL作家さん、『恋』の不可解さ、面白さ、愛おしさ。それをものすごく、作品を通して解きほぐそう、解明しようとするBL作家さんと言うか。

でもそれは、多分、どうあがいても『正解』はないし、言葉では表現できないものだと思うんです。

でも、それでも、だからこそ、それを言葉で伝えようとするキャラのいじらしさは、やっぱりこの作品でも健在で、めちゃくちゃいじらしかったです。

 

てなことで有路です。CVは田丸篤志さんです。田丸さんってアニメでは、時にほんとに頭のネジが緩み切った狂気的な役なんかも演じられることがあって、めちゃくちゃハマってるんです。そう言う時の演技も。なんですけど個人的にはやっぱり『少し幸が薄そうで自己表現が下手くそで、庇護欲と加虐心を同時に煽ってくるような美少年、美青年』を演じられたら、もうほんとに。

本当に守ってあげたいし苛めたいしでこの情緒、どうしてくれる(知らんがな)

 

そんなわけで有路ももう『あぁ、守りたい。そして苛めたい』と私の中のなけなしの母性とS心をくすぐりまくりの演技が最高の一言でした。ぴったりのぴったり。

透明感はあるんだけど、水底に沈殿している濁りを思わせるような仄かな暗さがあるお声。それが有路の、どこかほわほわした感じと、その内に抱え込んでしまっている、吐き出すことができないでいる感情を伝えてくるようで。その不安定さが放つ色香も、まさしく有路のそれ、そのものだったなぁ、と。

頭はめちゃくちゃ良いんだろうけれど、感情的にはとても未熟で、危うくて。でもそこが人から見たら、とてつもない魅力でもあって。そんな有路を、ほんとに変な言い方、ものすごく立体的に演じられていたのも凄いなぁ、の一言。

鯛野さんの描かれた作中の有路の、ひとつひとつの表情。それに『寸分違ってないよ!パーフェクトだよ!』としか言いようがない演技、最高でした。

守りたい。有路を守りたい。そして泣かせたい。思いっきり苛めて涙目にさせたい。

 

高階のCVは新祐樹さん。新さんのこのトーンでの演技は『怪獣8号』や『天国大魔境』で触れたことがあったから良かったけど。『東京リベンジャーズ』の武道しか知らない状態だったら、多分、自分の聴覚を真剣に疑っていたと思いますよ!

良いですよね。このトーンの新さんのお声。武道の時には微塵も顔を出さない、ひやっ、とした色気があると言うか。『いや、そう言う役だからそりゃそうじゃん』と言われればそれまでなんですけど。すいません。

 

初めての彼女、幸子ちゃんとの一件。幸子ちゃんの友人に詰め寄られた高階の心中がモノローグで語られるシーン。あのシーンは『高階はどう言う人間か』と言うのを、それまで以上に表現しているシーンだと思うのですが、あそこの演技、めちゃくちゃ心に刺さった。

同省の余地はある。でも『乗り越えねばと奮い立てるほど 心を動かすこともできなかった』と。『泣きたいのはこっちだ』と。そこの演技で、私は、本当に高階には幸子ちゃんの頑張り、その気持ちが伝わっていないんだな、と言うふうに感じられて。でもだからこそ、そこで逆にうわべだけの謝罪の言葉を口にしたりしない高階のことが『あぁ、高階は高階で、自分に正直にあろうとしているだけなんだよなぁ』と感じられてますます好きになったのです。あと同情をされるのが、安易に同情をされるのを拒む人と言うのも感じられて、そこも、その頑なさが最高でした。

ってか、自分に正直じゃなかったら、取引とは言え有路を嗅ぐような変態的行為には出まいよ(笑)

田丸さん演じる有路の危うさ、可愛さと対になるような、クールさ、有無を言わせぬ強さがありつつ、そこに、しっかり高階の人間性の未熟さが滲んでいる。そして有路と出会ったことで、そこに少しずつ変化が出てきていると感じさせる、とても素敵な演技だったなぁ。

 

田丸さんは割とBL作品、たくさん出演されていらっしゃる印象があるのですが。

新さんは多分、そんなに出演されていらっしゃらないので。アニメオタクの私としては『新さんはこんな引き出しも持たれている役者さんなのですぞ!』と言うのが、この作品を通してBLファンの方にも知っていただけたら大満足です。

ってか私は新さんのマネージャーか何かですか?

 

香りって、目に見えないし、文字で表現するにも、絵で表現するにも難しいものですよね。だから『あぁ、有路の香りはきっとこんな感じなんだろうなぁ』とか。『高階は絶対、消毒液の香りを漂わせていて欲しいよなぁ』とか。いろいろ想像が膨らむばかりだったのも、この作品ならではの楽しみ方だったと思います。

その設定の突飛さが一見すると目立つ作品ですが、それをうまく物語に絡めたうえで2人の不器用な青年の、ほんの少しの成長。そして『恋』の不可思議さ、おかしさ、愛おしさを描いた、ものすごく味わいのある作品でした!

 

・『若葉寮で、君と』

・・・さぁ、皆さん、ご一緒に。

『うん、惚れてくれて』(日高 CV古川慎さん)

『もう惚れてるよ!』(樋口 CV峯田大夢さん)

『私たちも惚れてるよ!』(2話視聴し終えた全視聴者 CV私でありあなた)

 

ヤバいですよ。これはヤバイです。可愛い。可愛い可愛い可愛い可愛い。可愛い。元々、貧弱極まりない語彙が全力で『可愛い』オンリーに塗り替えられそうな勢いです。それくらいに可愛いです。可愛いと言う言葉しか出てきません。可愛い。

たまりませんな、ええ、たまりませんね。

こう言うのです。こう言うの。こう言うのなんですよ、奥さん。

可愛い。そして尊い。ザ・青春。

可愛さ尊さの眩いコンボに私、消滅しそう。

消滅しちゃえ!

 

何なんでしょうね。私、男子高校生が好きなんですかね。好きなんでしょうね。

いや、違う。この年で『男子高校生、好きなんですよ、ぐへへへへ』はマズい。いろいろとマズい。本当にマズい。

正確には『男子高校生のBLが大好きなんですよ、ぐふふ』です。

 

可愛いな。1話も『はぁ~、可愛い。あぁ~、可愛い。んほぉ~、可愛い』と、もうそれはそれはにやにやしっ放し、気持ち悪い声を漏らしながら視聴していたのですが。

2話もヤバかった。もうにやにや通り越してにたにた。にまにま。にちゃにちゃ。

いや、にちゃにちゃはさすがにマズい。マズいけど、にちゃにちゃでした。

 

だって可愛いんだもん!もん!

 

日高からの『好き』の感情。決して派手さはないけれどまっすぐで熱いその感情に戸惑い、わたわた、あわあわしちゃう樋口が本当に可愛い。

真面目な子だから今までの恋愛も、決していい加減な感情からではなかっただろうとは思うのですよ。でもその彼女とも、なんだか変に誤解されたままで別れてしまった。お互いに相手のことをよく知らないまま終わってしまって。そこにきて同居人の日高から、まっすぐに『好き』と言う感情をぶつけられた。その理由まで、それはそれはもう、懇切丁寧に口にされてしまった。

そりゃ、こんなもん・・・(悶絶)

意識するなって方が無理でしょうよ!好きにならない方が無理でしょうよ!

だって樋口、真面目な子だもん!良い子だもん!

 

いや、でも作中で樋口も言ってたけど。

あそこまで自分のことをちゃんと見ていてくれている、それをものすごく好意的に受け止めてくれている人がいた。そしてその気持ちを伝えてくれたって、そりゃ嬉しいよなぁ。

 

その樋口演じる峯田大夢さんの演技も、もう本当に可愛い。私の理想を煮詰めたかのような演技で五体投地。最高。一生わたわた、あわあわしていてくれ。ほんとになんだろ。あの言葉をもごもごと口にしている演技とか、もう最高なんだよ。口をちょっと尖らせて演技されているんだろうなぁ、って言うのとかが伝わってきて、本当に最高なんですよ!伝われ!

日高の思いに応えるシーンの一生懸命な感じも、もう尊い

『好き』は勿論なんだけど『知りたいから付き合って』と言うところも、実に樋口らしいなぁ。にまにま。

止まらない。萌えが止まらない・・・!

萌えの過剰摂取です!

 

そして日高役の古川慎さんね。これはずるいわ。こんなの、樋口じゃなくても惚れちゃう。惚れちゃう。

言葉数は決して多くないけど、自分の思いをストレートに、情熱的に伝えてくる日高。真面目で優しくて穏やかな日高。しかも声帯が古川さん。

ずるいわ。これはずるいわ。有罪だぞ!

古川さんの演技が、またうまいんだよなぁ。なんだろうな。古川さんもいろんなアニメでいろんな演技を披露されているのを視聴していますが。

こう言う感じの、真面目ぐいぐい系男子の演技も最高ですな。基本的には声は平坦なトーンなんだけど、でも、時折、感情が色濃く滲むような、その緩急の付け方とか最高。

 

あぁ、私は、2人が使っている2段ベッドになりたい。

 

朝練から寮に帰ってきた2人がベッドでキスした後『するの。このまま致してしまうのか!?『男子高校生、はじめての』になるのか!?』と期待に胸を膨らませた私ですが、そうならなかったことにこそ、この作品の魅力はあると思うのです。

はぁ~、尊い

見ましたか?2人のあの幸せを絵に描いたような微笑。

 

あの微笑に、私は、なりたい。

 

ちなみにこの作品、樋口と日高を取り囲むキャラクターのCVも非常に豪華なのですが。

調べてみたら成程、興津和幸さんと野島健児さんのキャラクターのお話は、スピンオフ作品として別にあるのですね。

てことは、残る鰐部と沙山のお話も描かれていて、そちらもボイコミ化されるのかな?

鰐部役は福西勝也さん。やっぱり福西さんは『面倒くさがりなんだけど世話焼きで、何かと皆から慕われちゃう』的な役、ハマるなぁ。なんだろ。お声が力強いと言うか、温かいんだよなぁ。独特の『がさっ』としたお声の質感も、こう言う役にはめちゃくちゃ合う!

沙山は河西さんか。どうなんだろ。多分、まだキャラクターとしては出てきていないはず・・・ですよね?どうなんだろ。CVが河西さんだからどこか近寄りがたような、それでいてピュアピュアなキャラクターだったりするのかな、と早くも妄想を膨らませております。

 

早く見せて・・・そして私を悶えさせて・・・。

 

てなことで以上、2作品のボイコミの感想でございました。

自分で読み返して『このテンションは自分でも引く』と思ったのですが、後の祭りです。あははっ!

 

『若葉寮で、君と』に関しては完結したら、他のボイコミ作品と共に感想を挙げたいと思います。

 

男子高校生BL、最高。

この路線のBLCD、ないですかね。

『男子高校生、はじめての』か。

 

・・・結局、私は、最初に浸った沼から抜け出せないのだろうか・・・。

 

ではでは。本日の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございました。