さ、3勤だ。ぼちぼち頑張ろう。
台風の影響でお天気が良くないらしいですね。災害につながるような大雨、暴風はごめんですがお客さんが『んまぁ、今日はお天気良くないわね。お買い物は止めにしておきましょう』と思ってくれると、私としては嬉しい。くふふ。
本題です。
BLボイコミ。気が付いたら全然、視聴できていない有様だったのですが。
ありがたいことに、いつも読ませていただいているブログで情報を知ったこともあり、久しぶりに視聴しました。いつもありがとうございます。
だから知らない間にめちゃくちゃ作品が公開されていて『うっほっほ』となったのですが。小躍りゴリラ。
なので視聴したそれらの感想を、ここからどんどんとお送りできればと思います。
ではでは。本日はタイトルにも書きました、こちらの2作品の感想からです。
・『偽モテ男に恋愛指南は荷が重い』
・・・『気づけよ!そいつが好きなのは、おまえだよ、お・ま・え!』と1話からずっと突っ込みまくりで『やっぱりそうだったのかよぉぉぉぉ!』と言うラストも踏まえて最高でした。突然、姿を見せた綺麗な女性がお姉さんだったと言うのも、実にお約束で最高です。
愛い。穂高も染谷もひたすら可愛い。愛い。『こう言うのでいいんだよ!こう言うので!』と声を大にして叫んで万歳三唱を繰り返したくなるくらいに、2人の良い意味での単純さ、まっすぐさ、年相応の不器用さがただただ可愛くて眩しかったです。
いや、こう言うのじゃなくてもいいんですけど。こう言うのも好き。
基本的に私、何でも好きなんですけど。
そんな具合だったので最新話を視聴し終えるたびに心がほかほかしていて。ひたすら楽しくて、幸せになれる作品だったなぁ。原作漫画を読んでいてもそうだったのだろうけれど、ここはやっぱり、声がついたことの力。穂高と染谷、2人のキャラが、声がついたことによって際立ったこと、その威力をひしひしと感じました。
穂高のCVは土岐隼一さん。再三、私は言っているのですが、とにかく土岐さんのお声の、その溢れんばかりの気品、品格にはほんと、いつも耳を惹きつけられます。唯一無二のお声だよなぁ~。
自らを偽るようにキャラを演じ続けてきた穂高。その『キャラを演じる』と言う部分の演技が、良い意味で本当にわざとらしい、懸命に『演じてるんです!』と言う感じがあって。見ていて、聞いていて、めちゃくちゃ面白かったし、だからこそ穂高の苦悩もまたひしひしと伝わってきました。
キャラを演じている時とそうでない時、あるいは染谷に本音を見抜かれそうになって、それでも必死にキャラを演じている時、そうした場面での演じ分けも面白かったなぁ。染谷への思いに気が付いて、でも勘違いからそれは叶わないのだと自分に言い聞かせるような場面での演技とか。ラスト、染谷がいっちゃった後のシーンの演技とか。要所要所での、穂高の本音が滲み出るシーンの演技が、とにかく胸にぐっ、ときました。
あと冴えわたるツッコミも面白かった。冴えわたるツッコミの演技含めて、土岐さんのお声だからこそ、そこから生まれる本音と建前の演技、そのギャップが面白い。そんなナイスな配役だったのではないでしょうか。
ってか土岐さん、声優さんとして『月刊モー想科学』の1話視聴した時にも思ったけど、コメディ作品に向いていると思う。もっと出て(ただの願望)
染谷のCVは大塚剛央さんです。この声のトーン、演技の質感の大塚さんをアニメ作品で事前に知っていたから良かったけど、それを知らないままだったら恐らくは致命傷でした。危ない、危ない。
演技がうまい。素直にそう思わされました。色んなアニメで色んな役を演じられる大塚さんのお芝居を見てきているけれど、見事に、どれも印象が異なる。とても同じ方が演じていらっしゃるとは思えない。そしてそれはこの作品の関してもそうで。
天真爛漫と言うか。あえて『おバカ』を演じているようなまっすぐさ、率直さが魅力的な染谷の人柄を、のびのびと、温かみのある演技で表現されていて。ハマり具合が半端なかったなぁ、と。
染谷は、人を好きになる、そして思い続けることの、何よりも楽しさ。そうしてその相手の幸せが、何より自分の幸せであると言う幸せ。それを体現しているような少年だとと思うのですよ。
その辺りが大塚さんの演技からはひしひし感じられて、本当に胸がほわわーん、と温かくなったのです。最高。
あと中学時代の頃の演技も、微妙に声が高くなっていて。その辺りも『うまいよなぁ』とにやにやさせられました。
その染谷が、穂高を『美しい人』と評したのが、めちゃくちゃわかりみしかなくて。同時『他のCVだったらわかんないけど、CV土岐さんだから『美しい人』と評されるのも、なおのことしっくりくる』と謎に感動していた私なのでした。
でもほんと。あの時、自分を助け、同時に激励してくれた穂高に対して、染谷が抱いた『美しい人』と言う思い。いいなぁ。素敵な表現だよなぁ。こう言う表現できる心根の持ち主が染谷君なんだよなぁ。
この時の穂高の土岐さんの演技も、かっこよかった。
そして井出くん、めっちゃ良い子やん・・・。
純粋、まっすぐ。きらきらとしたそれらがぎゅっ、と詰め込まれたような。ひたすら可愛くて、微笑ましくて、心が温かくなる作品でございました。
青春や・・・青春。心が洗われたよ・・・ふわぁ~・・・。
・『失恋オメガは愛されたい』
・・・目つきが悪くΩに見えないと言われる将悟。ふむ。よくわかんないんだけど、オメガバースにおいては、見た目的な傾向と言うか流れもあったりするのかしら?私としては『何言ってんだい!目つきが悪いΩ、最高じゃんか!大事なのは目つきじゃなくて、その瞳の輝きなんだよ!それで言えば将悟、君の黒目のまっすぐな輝き、最高じゃん。むしろ私の中では最高にΩだよ!』とツッコみまくりだったんですが。
『最高にΩ』って言われても、まぁ、あんまり嬉しくないだろうけど。
オメガバース作品においてΩって、どうしても自己肯定感が低い。自己に対しての尊厳が低い傾向にある。そんな印象があるのですが、将悟に対してはそう言うのはあんまり感じなくて。
勿論、彼自身もいろいろと思うところはある、そう言う描写はされているのだけれど、それでも、そう言うのをひたすら人間的に健全な反応と言うか、年相応のまっすぐさでちゃんと怒ることで他者にそれを伝えている。そんな印象を受けました。
でも多分、皆、その将悟の反応が可愛らしいからこそ、より一層、からかいたくなるんだろうなぁ。
なんて罪深い。
一方のノアは、見た目はどうかはわかんないけど、やっぱりそのあふれ出る自信とか、人目を惹きつけてやまないオーラとか。そうした部分が絵に描いたαそのもののように感じられました。
ただ彼もやっぱりαとしての苦悩を抱えていた。あるいはαであったが故に起きてしまった過去の出来事。そこから生じたΩへの、その衝動への嫌悪感、忌避感、怒り。そう言う部分がしっかり描かれていたのもオメガバース作品らしかったし、それによって物語に深みが生まれていたように思います。
そしてそんなノアが、αであると言う理由は勿論だけれど、それ以上に人として将悟に惹かれた。救われた。この部分にはBLとしての魅力、恋愛作品としての魅力を存分に感じた次第です。
ノアの閉ざされた世界。文字通り『閉ざされた』部分もあったのだろうし、ノアが自身で『閉ざしてしまっていた』部分もあった世界。
それを将悟が、やさしく、朗らかに、まっすぐにほぐしていったんだろうなぁ。
最終話。巣作りからのナニな流れ。最高でしたね。規制版だったけれど、2人の蜂蜜と砂糖を煮詰めたような甘々加減は存分に伝わってきて、私はひたすら悦でした。
甘々は最高。胸焼けするくらいがちょうどいい。ごちそうさまでした。
ってかオメガバースの巣作りって、最高じゃね?(圧)
将悟のCVは鈴木崚汰さん。す!でございます。まぁ、なんだ。す!の黒髪受けです。攻めのことを『守りたい』と言っちゃう系の、健気わんこ受けです。
天使です。もはや天使です。またす!がBLで天使受け演じてる!
ただもう、なんだ。す!に関してもまた、色んなアニメで色んな役を演じていらっしゃるわけですが、どうあがいても『某ロボットアニメであんなむさくるしい青年を演じていた人が・・・あるいは現在絶賛放送中のヤンキーアニメで、あんな荒々しい声を張り上げている人が・・・あんなごつい声を出している人が。こんな、こんな可愛らしいわんこ天使受けを演じられるわけがない。嘘だ』と失礼なことしか思えなくて(土下座)若干の錯乱状態に陥りました。
訳がわからん。す!の演技力の凄さも、もう訳がわからん次元に突入しちゃってる。
声のトーンは勿論なんですが、声の太さ。それも見事に変わってるんですよね。あと質感と言うか、声の輪郭、透明さ具合まで変わっちゃってる。変な言い方なんですけど将悟の体格、それに合った声の輪郭になってる。将悟を将悟たらしめているあのお声、そしてあの演技力で表現される、彼の気持ちの強さ、まっすぐさ、健気さですよ。可愛らしさですよ!
個人的に最終話でしたっけ?ノアとの関係がスピード破局だなんだのと騒がれてることに怒ってるシーンの『ぷぎー!』って感じの怒り方が、めちゃくちゃ可愛かった。
ネックガードを外す前後のやり取りとかも可愛すぎて『はぁ!?可愛いんですけど!?何なん!?』ってなりました。『可愛すぎるから、もう私が無理やり、剝ぎ取ってやる!』とまさかの追い剥ぎ宣言です。
何なんでしょうね。
ってか追い剥ぎって宣言してやるもんなんだ。
ノアのCVは中島ヨシキさんです。なんだ。声がえっち。春アニメの『Unnamed Memory』で主人公を演じられている中島さんですが、1話視聴した時にも『声がいい。返す返す言うが声がいい』としみじみ思ったんですけど。
ほの暗さがある低音なんですよね、中島さんの低音って。いや、私の勝手な意見なんですけど。
その暗さが、どうしようもない色気とか。あと含みみたいなもの。それを感じさせて台詞以上の感情がそこから読み取れるような気もして。
でも『愛追うふたり』のボイコミの時には、そのほの暗さがある低音ありつつも、やっぱりがらりと印象の異なる声で演技をされていたから、やっぱりこの方も役者さんとして引き出しの多い方なんだろうなぁ、と改めて感じました。
閉ざされた故に自らも閉ざしていた。そんなどこか刺々しさ、諦め。そこから来る自分を偽って装っている感じのあるノア。そして将悟と気持ちが通じ合ってからの、とにかく将悟が可愛くて愛おしくて好きでたまらない、その溢れる感情に振り回されるノア。将悟とのやりとりを経て変わっていった彼の気持ち、姿。それを表現されていた演技もとても自然だったと感じられたし、それでもノアの人としての、αとしてのカリスマ性みたいなもの。それが失われていないのもかっこよかったです。
ちなみに最終話。コメントでも突っ込まれていましたが、Ωの通知は非通知にしていたノアに、何故、Ωである将悟の通知は届いたのかと言う、本作品最大の謎に関しては。
『野暮なこと、ツッコむんじゃないよ!そんなもん『運命だから』に決まってるんだろ!神様のやさしいいたずらなんだよ!』の一言に尽きると思います。
が、実は『設定したと思っていただけで、設定されていなかった。ノアって意外にうっかり屋さん!』と言う真相だったとしても、それはそれで面白いな、と思いました。
そんなわけはあるまい。
将悟のまっすぐさ、健気さ。そこから来る可愛らしさ。そしてノアのかっこよさ。2人の魅力は勿論のこと、物語もオメガバース作品としてのお約束は抑えつつ、ちゃんとBL作品、恋愛作品としての魅力にも溢れていて、やっぱり読んでいて胸が温かくなりました。
こう言うので良いんだよ。こう言うので。
こう言うの以外も好きだけど(好きなんかい)
はい。そんなこんなで本日は2作品のBLボイコミの感想をお送りいたしました。
明日も引き続き、BLボイコミの感想をお送りする予定です。
よろしければお付き合いくださいませ。
ではでは。本日の記事はここまでです。
読んで下さりありがとうございました。