tsuzuketainekosanの日記

アニメや声優さん、ゲーム、漫画、小説、お仕事とのことなどなど。好きなことを、好き勝手に、好きなように書いていくだけのブログです!ブログ名の『ねこさん』は愛猫の名前だよ!かわいいよ、ねこさん!

2024年春アニメ感想~その2

前回から間が空いてしまいましたが。

2024年春アニメ感想、その2でございます。

 

既に夏アニメ、放送が始まっている作品も出てきていますね。

『とりあえず1話だけは、可能な限りの作品を視聴する』をモットーに頑張るつもりでございます(一体いつからこうなった)。

なので春アニメの感想記事も早めに終わらせたい限りなのですが、恐らくはもう1回はお送りしないと終わらないだろうなぁ。

 

はい。てなことで本日はこちらの作品の感想からです。

どうぞ!

 

・『終末トレインどこへいく?』

・・・最終回は当初の予定より1週間、遅れての放送でしたが。いやいや、無事、放送されて、完走されて何よりです。監督がツイッターで呟かれていましたけれど、本当にアニメの制作現場、よっぽど予算も人手も潤沢でない限りはぎりっぎりの綱渡りが当たり前みたいなところ、あるんだろうなぁ。

 

いやぁ、なんだろ。本とに『オリジナルアニメって、これだからいいよね!』と。こちらもそう言いたくなるような。想像力と創造力の凄まじい融合をこれでもか、と言わんばかりに見せつけられた、堪能させられた、そんな作品だったなぁ。

どのお話もそうだった。作品全体が、もうそれの塊で魅了されっぱなしだったんだけれど、放送直後も話題になっていた。そして今も、私が振り返ってみても『ありゃ凄かったな』『話の内容はほとんど思い出せないけど、なんかもう、凄かったな』としか言いようのない8話でしたっけ?あれは伝説だと思います(笑)

 

東日本大震災だったかな。ご家族を亡くされた方が『その日、朝、たまたま喧嘩をした。いつもの『いってらっしゃい』『いってきます』の挨拶を交わすことがないままに、永遠の別れになってしまった』と言うお話を新聞で読んだことがあるのですが。

静留と葉香ちゃんの喧嘩別れの流れに、ふと、そのことを思い出していたのでした。

自分の隣に、自分と一緒にいてくれているのが当たり前だと、いつの間にか思い込んでいた人の存在。その存在の大きさに、ありかださに、尊さに気づくのは、いつだってその人がいなくなってからなんですよね。

 

私は自分がそうじゃなかったから、その輪の中に入れてもらえない側の人間だったから『皆で一緒に』と言う言葉が大嫌いで、今でもこの言葉を目にすると、耳にすると『けっ』と唾棄したくなるような心境に駆られます(笑)

ただこの作品にしても。あるいは春アニメで言えば『夜のクラゲは泳げない』にしても。少し前だと『宇宙よりも遠い場所』なんかもそうなんですが。

 

依存でもなんでもない。正しく『皆で一緒』と言うその関係性は、とても清々しいなぁ、と。『皆で一緒の方が楽しいじゃん!』とか。『一緒なら、1人でできないこともできるかもしれないじゃん!』とか。『私はあなたのこと、絶対に放っておかないよ!』『あんたが私のこと嫌いでも、私はあんたのこと、大好きだからね!だから絶対に見捨てたりなんかしないんだから!』と言うその関係性って、本当に良いなぁ、と。

そう言うのを、最終回視聴していて心の底から感じました。

 

10代って、もしかしたら、『皆で一緒』でいることが重要なのかもしれない。

そこから学んだことが、そこから先のその人を支えていくのかもしれないなぁ。

世界が元に戻っても。世界が元に戻らなくても。その時、考える。

何はともあれ私たちは一緒。一緒にいた方が、面倒なことも多いだろうし、きっとまた喧嘩もするだろうけれど、でも楽しいに違いない。

世界を諦めるには、まだ早すぎる。

そんな女子高生だからこそ、10代の少女だからこそ許されるメッセージが、めちゃくちゃ胸に響きました。

あとほんと。10代の内に、若い内に、自分が慣れた世界以外の世界を見ること、知ること、触れることも大切だなぁ、とも。若人よ、旅に出たまえ、旅に。

 

独特の世界観。テンポの良い会話劇に緩急のきいた演出。先の読めないストーリー。それらに引っ張られながら、静留たちと共に旅した実に刺激的でエネルギッシュだった全12話。その締めくくりとして流れてきたいつものEDの歌詞が、どうにもならない人間同士の不器用さ、その愛おしさを歌っているようで、改めて胸に染みてきた、突き刺さってきたラストでございました。

 

・『喧嘩独学』

・・・最終回、志村くんの叫びが最高でした。主人公の志村くんを演じていらっしゃった丹羽哲士さんは本作にて初主演。メインも初。注目作、そして人気、実力申し分ない他の役者さんたちに囲まれての1クール、主演と言うのは、本当に、本当に得るものが多かった、そしてまた突きつけられるものも多かった時間だろうなぁ、と気持ち悪いオタクは勝手に親御さんのような心境に駆られるのでした。

いや、でもほんと。主演としての堂々たる演技。志村くんがどんどん、どんどん成長していく、強くなっていく、その変化を表現される演技には魅了されました。ものすごく引力のあるお芝居だったなぁ、と。

あとお声がナチュラルな少年ボイス、青年ボイスなのも、志村くんに本当にぴったりだったなぁ、と思うのです。

夏アニメにも1本、メインでの出演が決定している丹羽さん。ここからのブレイク、楽しみにしていますよ!

そして『喧嘩独学』の続編も、勿論、期待していますよ~。

 

てなことで最終回。『いやこれ、ファン・ミンギはどうあがいても倒せないでしょ。どうすんだ。最終回でこれ、どうすんだ』とドキドキしていたのですが・・・まさかまさかの展開で意気投合しちゃったと言う、あの展開には安堵しつつも笑っちゃいました。

ファン・ミンギ、めっちゃ良い奴じゃん。前野智昭さんの演技の緩急、落差みたいなのもめちゃくちゃ効いてて最高でした。

 

喧嘩って、個人的にはあんまり良いイメージはない。ないんだけど、でも『自分より強い相手を倒す』と言う、そのことにはやっぱりロマンがあると思うし、そこにしかない面白さもあるのだと、改めて本作を視聴していて感じました。

そしてまた『強さ』と言っても単純、体が生み出す強さだけではない。頭脳、思考力の強さも重要になってくると言う部分も、めちゃくちゃ面白いよなぁ、と。

勿論、体格差、経験の差はものを言う。言うけれど、それでも、鍛錬と工夫次第では、決して見いだせる勝機は0ではないと言うのも熱い。

あと格闘技?の種類によっても、戦い方やポイントが変わってくると言うのも興味深かったです。

 

テコンドーを愛し尊敬してやまない新庄くんの、それを掬い取ってくれた志村くんに対してのドSな溺愛っぷりがたまりませんでした。なんだこのデレっぷり。ってかやっぱり新庄、CV石川界人さんだけあって、根はものすごく良い奴だったじゃん!

あと動画配信のノウハウと言うか。いかに視聴者数を獲得していくか。そしてそれがお金につながるかと言う描写も、いや、ほんと、時代だよなぁ。

あと朝宮ちゃん、本当に可愛い。

 

喧嘩を通じて、そして動画配信を通じて。虐げられるだけだった自分を、世界を変えることができた志村くん。何よりも私としては、カネゴンとの友情が胸熱でした。

志村くんにとってもそうであるように、カネゴンもまた、ハマケンの太鼓持ちでしかない自分を、世界を変えられたんだよなぁ。

良いな。要素は『今』を感じさせるものだけど、そこで描かれている人間模様は昔から変わらないそれであるのも、実に素敵でした。

再度になりますが2期制作発表、楽しみにしていますよ!

 

・『WIND BREAKER』

・・・2期制作決定2025年放送決定発表おめでとうありがとう!嬉しい。2期の制作は信じて疑っていなかったけれど、まさかまさかそれが来年の話だとは。嬉しい。

CloverWorksも、めちゃくちゃ作品、制作されている印象があるのですが。それでもどの作品もクオリティが落ちていないのが、本当に嬉しいしありがたいのです。

 

てなことで最終回。とても最終回とは思えないほどに(笑)今後の展開、その激しさを感じさせるような内容で。そしてまた、その物語の中で大暴れするのであろうキャラクターたちの存在感。それを確かに抱かせる声優さんたちの登場もあり。

最終回にしてなお、当たり前ですがまったく衰えることのない本作品の魅力、そしてアニメ化されたからこその魅力を堪能させていただきました。

ってか第1話でも、桜VS多数での喧嘩シーン。そこの迫力、演出、動きには『ほへー』とただただ、その凄さのあまりお口あんぐり状態でしたが。

最終回も凄かったですよね。長門くんを助けるために1人、教室を飛び出して階段を下りていく杏西くん。その杏西くんを追いかける桜のシーンの、あのカメラアングルのこだわりっぷりですよ。動く動く動く。臨場感凄すぎて『酔う!酔う!』と1人でにやにやしていました。

 

アクションシーンでの動と静、そしてキャラクターたちの心情を描く、その静と動。その対比、バランスがお見事で。原作漫画の魅力はそのままに。その上でアニメだからこその見せ方。アニメだからこそできる描写、表現方法で、よりその魅力を増幅させる。それを心底、感じられる作品でもありましたよね。

 

ヤンキーものではある。でもそのヤンキーものとしての熱さ、泥臭さみたいなものを描きつつ、主人公、桜の人間的な成長。その出自故、見た目故、人と深く関わることを避けてきた、恐れてきた。それ故に自分の思いにも、そして他者からの思いにも素直に向き合うことができなかった彼の、未熟で頑なで、でもまっすぐで純粋な人間性の成長と変化。

それが物語の中心にあって。その上で、他のキャラクターたちの人間的な成長、変化も同時進行で描かれている、実にまっすぐな青春ものでもあった。

ヤンキーものの熱量、泥臭さ。そして青春ものの爽やかさ。そのふたつが融合した、王道だけど新しい作品。そんな気もしました。

 

登場するキャラクターも、この先はわかんないですよ。蘇枋とか、どんな過去を背負っていてもおかしくないだろうし(笑)。突然、寝返っても何の違和感もないし(笑)

わかんないですけど、今んとこ、もう、基本的には良い子しか登場してないじゃないですか。40過ぎた私からしたら、もう『可愛いな君ら!君ら、可愛いな、ほんとによ!』とひたすらにやにやさせられっぱなしですよ。

そう言うところの安心感みたいなもの。物語として『絶対に最終的には、彼らの思いは救われる』と言う安心感も良かったです。

 

作中、桜は何度、赤面したのでしょうか。誰かカウントして下さい!

ヒロイン!春アニメ、ナンバーワンヒロイン!

 

拳と拳をぶつけ合うことで心が通い合う。喧嘩をしなければ決して知ることがなかった相手と出会ったことで、自分が変わる。自分の日常が、世界が変わる。

その眩しさ、尊さ。そして、そうしたものにどうしようもなく心を乱され、言葉にできない思いに悶絶し、それでも心を満たされ、癒され、その在り方を変えていく少年たちの姿の熱く爽やかな物語。

いやぁ、面白かった!素敵でした!

来年放送の2期も、今からとにかく待ち遠しくて仕方ないぞ!

 

てなことで今回はここまで。

次回がラストになりそうですが、おそらく作品ラインナップ的に文字数、多くなりそう。今でも多いけど。おっふ。

 

なのでここからは、春アニメ、『視聴決定作品ご紹介!』と記事で大々的に紹介したものの、途中で離脱してしまった作品をご紹介です。

以下、少しずつの言い訳も添えて(土下座)

 

・『アイドルマスター シャイニーカラーズ

・・・『シャニマス』らしさは十分に感じられたのですが・・・何と言うか。せっかくアニメになったのだし、なんかもう少し、こー、わかりやすい起伏、アニメらしい派手さがが欲しかったなぁ、と。

物語の物語が、アニメで見たかったんじゃなくて。個性豊かで魅力的なアイドル、あるいは少女たちの物語が、私はアニメで見たかったです。

毎週、毎週、お出汁とほんのひとつまみの塩味で味付けされたおひたしばっかり出されても、そりゃ、飽きちゃうってばよ。

 

・『戦隊大失格』

・・・日曜に視聴するアニメの本数が多すぎたと言うのが理由のひとつ。大渋滞だったもんなぁ。そのうえでお話も、面白くないことはないんだけど、なんかもう少し、盛り上がりに欠ける感が、個人的には否めなかったのが切ってしまった理由です。

でもまぁ、これは継続視聴していたら当然、その印象も変わっていたことでしょうね。

 

・『忘却バッテリー』

・・・やはり視聴方法が配信限定と言うのは、個人的には継続するうえでのハードルが高すぎる。改めてそれを痛感しました。

 

はい。あと『ガールズバンドクライ』を1話すら視聴していない自分を、ぶっ飛ばしてやりたい今日この頃です。

やっぱり1話は、少なくとも1話だけは視聴しないとなぁ。その上で見る、見ないの判断をしないと、何と言うか勿体ないよなぁ。

 

ではでは。本日の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございました。