tsuzuketainekosanの日記

アニメや声優さん、ゲーム、漫画、小説、お仕事とのことなどなど。好きなことを、好き勝手に、好きなように書いていくだけのブログです!ブログ名の『ねこさん』は愛猫の名前だよ!かわいいよ、ねこさん!

『WIND BREAKER』獅子頭連のCV~好き勝手に語るだけの記事

ただいま絶賛放送中『WIND BREAKER』に登場する獅子頭連のキャラクター、そちらを演じていらっしゃる声優さんについて好き勝手語るだけの記事です。

『書きたい、書きたい』とぼやき続けて、ようやく書き始めることができています。

 

『WIND BREAKER』に3話だったかな?から登場した獅子頭連は、兎耳山丁子を頭取とするチームです。兎耳山が『より強いものはより自由』と言う考えの持ち主であるため、力の絶対主義を掲げるチームであり、たとえチームのメンバーであっても敗者には容赦ない制裁を加えるチームでもあります。怖い。

メンバーはたくさんいるようですが、アニメで現状、しっかりとした描写がされていたのは5人。ボウフウリンの5人とタイマン勝負をした5人ですね。

 

ちなみに獅子頭連、アニメ初登場時。

華麗なる負けっぷりを披露し、敗者ゆえに十亀にあまりにむごすぎる制裁を受けていたメンバー、猿渡くんのCVは広瀬裕也さんが担当されていらっしゃいました。

 

ではでは。まずは有馬雪成です。ボウフウリンのトップ、梅宮を強く崇拝している狂犬(かわいいね!)杉下とのタイマンに挑んだメンバーです。

杉下の梅宮に対する忠誠心。それを利用した実に、実に卑怯かつ浅はかすぎる戦略で不意を突くも、圧倒的な実力差を前にしてワンパンで撃沈してしまったのが有馬です。

散々な言われようだな(汗)

 

その有馬のCVは水中雅章さんが担当されていらっしゃいます。『ようこそ実力主義の教室へ』の龍園翔や『異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術』のディアヴロが出世作になるのかな?そして2021年の『東京リベンジャーズ』での場地圭介役で、一気に知名度を上げられた印象のある声優さんです。

 

個人的に水中さんのお声を一言で表現するなら『男くさい。男らしい』です。今の時代、こういう表現は眉を顰められる方もいらっしゃるのかもしれませんが。それでもエンタメの世界においては、私は、ステレオタイプな『男らしさ』『女らしさ』みたいなものはあった方が楽しいと思うし、あって欲しいと思っています。

水中さんのお声は、そう言う意味では『古き良き男の強さ、その強さゆえの不器用さ、頑なさ、そしてその合間に見え隠れする、やはり不器用な優しさ、温かさ。それらが絶妙に混ざり合った色気』が滲みに滲んだお声だと思います。めっちゃ良いお声。『イケボ』なんて単純な言葉では表現できないくらいの、実に味わい深い、男らしさ全開のお声と言うか。

ちょっと同世代の、若手の声優さんの中にはいないタイプのお声だと、個人的には思っています。

 

その上で、この有馬のようないかにも『噛ませ犬!』的な魅力のある役も(本当に散々な言われよう)、あるいは『後宮の烏』の夏高峻のような穏やかで、しかしその立場故、自らの感情をあまり深くは表に出さない、その悲しみが漂うような役も。

そして場地さんのような、本当に『どんだけあんたは不器用なんだよ・・・そしてどんだけあんたは優しいんだよっ!』とその背中を叩いてやりたくなるような熱く不器用な役も、巧みに演じ分けられる声優さんでいらっしゃいます。

 

『有馬も鹿沼くんのことは大切に思っているんだよなぁ。この2人の関係性とか、もう少し掘り下げて描写されていたりしないかなぁ』とかうっすら期待している私です。

鹿沼くんに悪態つきつつ、最終的にその身を案じる。そんな不器用な有馬を水中さんの演技で見たいよ!

 

個人的には場地さんも素敵、最強なのですが『シュガーアップル・フェアリーテイル』のシャルの演技が最高オブ最高でした。水中さんのお声の魅力が、シャロの性格にぴったりとマッチしていたし、それがあるからこその、じょじょに主人公であるアンちゃんに心惹かれていく様子、その変遷は見ていてひたすら『萌!』の一言でした。

ツンツンツンデレの極意、ここに極まり。

 

お次は鹿沼稔です。鹿沼くん。ボウフウリンの優しい顔、ついでに優しい声した、その実、とんでもないドSである蘇枋に振り回された挙句、無理やり、大人の階段を上らされたのが鹿沼くんです。一人称は『ボク』だそうです。『僕』じゃないんだよ!

鹿沼くんのCVを担当されているのは峯田大夢さんです。2021年に放送された『セスタス』と『ブルーピリオド』の2作品にて主演を果たされたことで、一躍、知名度を上げられた声優さんと言う印象があります。その後も『フットサルボーイズ!!!!!』や『アルスの巨獣』などの作品に出演されていらっしゃいます。

元々はメンズ雑誌のモデルとして活動されていた。漫画、『会長はメイド様!』の登場人物である碓氷拓海のイメージボーイを選ぶ企画に送った写真が、作者の藤原ヒロさんに大きなインパクトを与え見事優勝。それを機にコスプレイヤーとしても活動されていたと言う方でもいらっしゃいます。

エピソードが強い。

 

いきなりBLの話題をぶっこんで申し訳ないのですが。最近だとBLボイコミの『若葉寮で、君と』と言う作品にて樋口と言う役を演じていらっしゃいます。

あんまりうまく行っていなかった彼女に、ほぼほぼ一方的な思い込みで振られて落ち込んでいたところ、ルームメイトである日高(CV古川慎さん)に告白されて『!?』となる、と言う役どころなのですが。

これがめちゃくちゃ良かった。少なくとも私は、もう性癖にぶっ刺さりまくりで、ひたすら『かっわいい・・・!可愛い・・・樋口、めちゃくちゃ可愛いっ!(五体投地)』状態で、にやにやしっ放しなのでした。

終始、割とクールでストレートな日高の言動に振り回される樋口の狼狽。その演技から、彼の純情さ、生真面目さがめちゃくちゃ伝わってきて、もう・・・我、悶絶。

 

その上で『ブルーピリオド』を視聴していた時の主人公、八虎の時も思ったのですが。一見すると『チャラそう』『クールそう』『モテそう』と言うイメージだけで判断されがちだけど、実は内面はめちゃくちゃ葛藤を抱えていたりする。年相応の悩みもあって、願望も欲求もある。泥臭くあがいている、もがいている。

そんな役がハマるのかなぁ、とか思ったり。とあるインタビュー記事で、峯田さんご自身も『見た目的にクールに、怖い人に思われているようです』とおっしゃっていたので、その辺りのご自身の気持ちが、もしかしたら自然にこう言う役を演じるうえでも反映されていたりするのかしら、と思ったりして。

 

そして鹿沼くんです。こちらの演技も良かった!有馬に対しての思いを、蘇枋にぶつけるシーンの演技も熱かったし(でもやっぱり蘇枋のドSっぷりよ)、じょじょに、その蘇枋の攻撃、口撃に追い詰められていく、体力的にも精神的にも追い詰められていく。そして敗北が決定したと認めたからの狼狽っぷりの演技もめちゃくちゃ見応えがあって、それ故に気の毒さすらこみあげてくるくらいでした。

あ、相手が悪すぎた・・・色んな意味で(汗)

 

なんだろ。改めて『ブルーピリオド』のボイス入りPV、『若葉荘で、君と』のボイコミ、そして鹿沼くんを連続して視聴して思ったのですが。良い意味で声にクセの少ない声優さんだなぁ、と思いました。だからこそ鹿沼くんみたいな、少しクセ強めの役を演じられても、その演技力と声色を変えることでピタリとハマる。

これからのますますのご活躍、楽しみにしております!

 

お次は佐狐浩太です。佐狐くん。いじめられていた自分を助けてくれた柊を慕い、憧れを抱いていたものの、些細なすれ違い(柊の言葉選びが悪い!)からその感情が一変。柊と敵対する形で獅子頭連に入った少年です。タイマン勝負ではその柊と対戦しました。

 

佐狐くんのCVは小林千晃さんが担当されています。初主演は2019年の『ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』、こちらは配信番組ですね。翌年放送の『GREAT PRETENDER』の主人公、エダマメと『憂国のモリアーティ』のルイス。そして2021年放送の『SK∞』の馳河ランガで一気に大ブレイクされた、そんな印象のある声優さんです。

 

飛ぶ鳥落とす勢いで活躍されている。小林さんがそんな声優さんのおひとりであることに、異論を持たれる方はいらっしゃらないことでしょう。

お声はとても特徴のあるお声だと、私は思います。少しやんちゃな感じがするお声で、だからこその可愛らしさみたいなものも感じるお声と言うか。

ブログでも何度も書いていますが、時折、混じるかすれ声がたまらなく萌える!声優さんでもいらっしゃいます。特に感情が昂って叫ぶ、あるいはそれを吐露するシーンでの演技の中に、そのかすれ声が聞こえると、もうめちゃくちゃ胸をきゅんきゅんさせられるのです。マニアックな視点で申し訳ない。

 

特徴のあるお声ながら、しかし演じる役がそのお声に、良い意味でとらわれていない。お声に役柄が制限されていない。『またこんな感じの役か』と、これだけ多くの作品に出演されていながら個人的に感じたことが一度もない。そこに小林さんの声優としての強さ、魅力を感じます。

そもそも『GREAT PRETENDER』のエダマメは、考えてみたらもっと声にクセの無い声優さんでも良い感じのする役だもんなぁ(あくまで私個人の考えです)。そこに、割と特徴的な声である小林さんが抜擢された。騙し騙されの世界の中で、時に翻弄され、大切なものを見失いそうになり、それに苛立ちながらも、最後まで彼らしい真面目さ、人の好さを見失わなかった。そんなエダマメを演じ切られた、その小林さんの演技力の凄さですよ。

『SK∞』のランガは、とにかくめちゃくちゃ可愛かった。ある意味、とても罪作りな少年ではあるのだけれど、彼自身は少しもそんなつもりはない。ただただ純粋にスケボーに、そして暦に向かい合っていると言う、その純粋さ、一途さの演技に、私は何度、悶えたことか!続編がひたすら楽しみだよ!

 

柊に対する思慕、憧れ。それを誰あろう柊に拒絶された絶望、悲しみ、怒り。自分と袂をわかった彼を、自分がその近くにいない彼を認めたくなくて、許せなかった。自分を拒絶した彼が、自分よりも強いことを認めたくなかった、許したくなかった。それを拳で証明したかった。

でもそれこそが、佐狐くんが柊を思い続けていた証なんだよなぁ。

作中でも明かされていましたが、柊の思いも、自分のそんな思いも佐狐くんはわかっていた。知っていた。

『人の下についたあんたに負けるわけない』と言う佐狐くんの叫びは、『あんたが誰の下についたとしても、俺は、あんたの下につきたかった』と言う切実な願い以外の何物でもないのが、また、もう・・・尊い

ここの小林さんの演技も、めちゃくちゃ切なかった。うまいんだよなぁ。

 

変幻自在の演技力でどんな役をも演じられる強さ。だけどその声の個性で『小林千晃さんだ』と存在感を示せる強さ。その強さを武器に、これからもますます躍進され続ける、そんな声優さんですよね。

オタクとしては『次はどんな役を演じられるんだろう』と言う楽しみを抱かせてくれる声優さんだとも思います。

 

お次は十亀条です。作務衣に色付きグラサン、下駄と言う実に特徴的な恰好、そしてのらりくらりとした、非常にゆーったりとしたテンポの話し方が印象的な人物です。力の絶対信仰、兎耳山の『弱い奴はここには不要』と言う考えを忠実に実行している、獅子頭連の副頭取でございます。

 

十亀のCVは梅原裕一郎さんが担当されていらっしゃいます。『美男高校地球防衛部LOVE!』の由布院煙役で大ブレイク。以降のご活躍っぷりは、アニメ、声優さんにある程度、詳しい方ならご存じかと思います。

美男高校地球防衛部LOVE!』は、既にアニメ、また舞台などで活躍されていた山本一臣さん、増田俊樹さんは別として、当時は無名の新人だった西山宏太朗さん、白井悠介さんがブレイクした作品としても、個人的には印象深い作品です。

 

若手声優さんの中でも、その声ひとつで圧倒的な世界観を作り上げる。そんな声優さんだと思うのが梅原さんです。勿論、私個人の意見ですが。一声、発せられた瞬間、場の温度がすっ、と低くなるような。それでいて浄化されて、ぴしっ、とした張り詰めた雰囲気が漂うような。『物語る声』と表現したくなるような、圧倒的にクールで理性的で、怜悧さすら感じさせるお声。

 

なので『クールで頭も良くて、ともすれば冷酷さすら感じさせる』とか『冷静過ぎて感情の起伏が読み取れない。謎めいてミステリアス』と言うイメージの役を演じられることがめちゃくちゃ多いように思います。

ただしそのお声を武器に、そんな感じではない役。熱くて泥臭い役だったり、冷静冷酷なんだけどそれが『ツンツンデレ』の原動力になっている役。それだからこそのもの悲しさを感じさせる役。ハイテンションで騒ぎまくる役などを演じられてもうまい。その声の印象をがらり、と演技によって覆してしまうところに、梅原さんの声優としての魅力、強みを私は感じます。

 

たとえば『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』のユージン。今でも『もっとこう言う役を演じられて欲しい!』と思うほどに、梅原さんの声優としての引き出しの多さ、演技力を感じさせてくれる役だったように思います。

あと『クールで冷静、冷酷』はそのままなんだけど、その上で、そこに『『悪』としての美学と『人間』としてのどうしようもない情の深さ』を混ぜ込み、熱さと哀切極まりない演技で、その生き様を見せつけてくれた『アクダマドライブ』の運び屋も、めちゃくちゃ好き。語り出せばキリがないぞ!

 

で、十亀です。独特のゆったりとした話し方。そして話している声の、その音域の微妙な変化。そこから感じられる、十亀の感情の確かな起伏。

それらが梅原さんの声によって演じられることで、そのお声が作り出す世界に、更なる冷たさみたいなもの。あるいは無情さのようなものが色濃く滲んでいくようで『これはまた、何と言うナイス配役なのよ・・・』と思うしかない私なのです。

飄々とした役も、あるいは無気力な役も、これまでに多く演じられてきたけど。

十亀は、またそう言う役とは、当たり前だけど違うんだよな。その、言葉にするのがなかなか難しい十亀と言うキャラクターの人間性が、梅原さんの演技でめちゃくちゃ伝わってきていて。

『アニメならでは、声が付いたからこその面白さだよなぁ』とひしひし感じています。

 

果たしてこの十亀が、桜とのタイマン勝負でどんな表情を見せてくれるのか。

この記事を書いている段階ではまだ放送されていないので、梅原さんの演技も含めてめちゃくちゃ楽しみです!

 

はい。そんな具合で長々と語ってまいりましたが。

残る1人、獅子頭連の頭取、兎耳山丁子のCVを担当されている戸谷菊之助さんに関しては、続きの記事にて語りたいと思います。

 

どうしてこうなった。

ここ最近の戸谷さんの、アニメでの演技の演じ分けがあまりにも面白いから、戸谷さんについて語りたかったからです!

 

ではでは。本日の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございました。