tsuzuketainekosanの日記

アニメや声優さん、ゲーム、漫画、小説、お仕事とのことなどなど。好きなことを、好き勝手に、好きなように書いていくだけのブログです!ブログ名の『ねこさん』は愛猫の名前だよ!かわいいよ、ねこさん!

2023年秋アニメの感想~その1

いええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇい!弟今日から11連休!

私、残り4連勤!

いやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!

もう疲れた!昨日で疲れた!休みたい!(早)

 

本題です。

秋アニメ感想記事です。全3回にわけてお送りする予定です。

今年のことなので今年中に、とも思うのですが。

もしかしたら間に合わない作品もあるかもしれない。そちらに関してはまた後日。

 

秋アニメ感想記事。注目はずばり『配信含めて20作品くらい視聴予定作品に挙げたけれど、それら全作品、完走することはできたのか!?』です。

・・・で、できるわけがないじゃん(ネタバレ)

 

とにもかくにもそんな具合で秋アニメの感想記事です。

こちらの作品からスタートだよ!

・『るろうに剣心

・・・てなことで改めてにはなりますが、続編制作おめでとうありがとう!引き続きノイタミナ枠での放送予定とのことで。えー・・・冬アニメは『うる星やつら』が2クール放送のはず。完全新作4クール放送で、残りが2クールのはずだから。それが終わるのが夏クール。でも確か『先輩はおとこのこ』の放送が予定されていたはずだから。そうなると来年の秋クールになるのかな?何はともあれ楽しみ!

ラスト、ちょろっと流れた登場予定のキャラクターの声。どの方ももう『!』ってなるくらいにぴったりでしたよね。その中、個人的にはCV山下大輝さんの瀬田宗次郎が、もう言葉を失うくらいのぴったり具合、そして破壊力でした。間違いなく、今までに見たことのないCV山下さんの演技が見られそうで、今からもう期待しかありません。

 

終わってみれば放送前は『今回のアニメではどこまで描かれるんだろう』と言うのが、楽しみでもあり不安でもあったのですが。終わってみればほぼほぼ原作の流れを踏襲していた感じなのかな?もはや原作の流れ、覚えてないけど。

いや、でもこれで良いんですよ。無理にショートカットやつぎはぎだらけの改変をした結果、目も当てられないような結果になるほど悲惨なことはないのですから。

原作者、和月伸宏さんもシナリオ監修されていたと言うこともあって・・・和月先生もやっぱり旧のアニメに関しては、いろいろ思うところがあったんだろうなぁ、とか思ったりごにょごにょごにょ。

 

お話も丁寧。そして絵の方もとても綺麗でしたよね。だから最初は期待するあまりにいろいろなことが不安でもあったけれど、回を追うごとに『これは大丈夫だ!』『このペースならめちゃくちゃなことにはならんでしょ!』と安心感が高まっていった作品でもありました。ありがたい。

『忖度なし。オーディションで選ばれた』と強調されていた新たな声優さんたちも、本当にぴったりだった。・・・ってかわざわざこれが強調されているところに、やはり旧作のキャスティングの闇を感じ・・・いえ、何でもありません。

特に未だ賛否両論はあるようですが。剣心と言う男性には、斉藤壮馬さんの男性のお声で、青年のお声で、だけれど中性的な柔らかさもあるお声。そしてその中に揺るがない芯の強さを思わせるような響きのあるお声がぴったりだったように思います。

 

『京都編』、原作をリアタイで読んでいた身としては、とにかく激熱、盛り上がりしかない物語と言う記憶しかありません。それが時を経て、新たにアニメとして見られるなんて・・・ありがたや、ありがたや・・・。本当に楽しみです!

 

・『オーバーテイク!』

・・・いやぁ~、なんて爽やかな最終回だったんだろう。満足感と共に、爽やかな熱を帯びた一陣の風が吹き抜けたような。そんな感覚すら抱いて、とても胸を揺さぶられました。若干、綺麗にまとまり過ぎていた感がしないこともない。あるいは最終回としてはお約束すぎる感もしないこともなかったのですが。でももう『それでいいんだよ!そう言うのもまた『物語』の魅力のひとつなんだよ!』と心底、思えるくらいの最終回。綺麗に、それまでの物語をまとめ上げた最終回だったなぁ。

浅雛悠と言う少年。少年らしい頑なさと少年らしい脆さ。その両方を抱え込んでいた少年が大粒の涙を流す場面で幕を閉じた第1話。

その物語の最後が、同じ少年の、涙を浮かべながらも満面の笑みで締めくくられるなんて最高じゃないですか!

あとそうです。徳丸くん。彼の成長が描かれていたのも胸熱だった。彼がファンになってくれた女の子から応援されて、プレゼントを渡されたシーンも最高だった!泣いた!

 

制作はTROYCAで、この会社に関しては過去の作品から『作画が綺麗』『演出も秀逸』と言うイメージしかなかったんです。ただ去年の冬アニメの『忍の一時』は少し作画の崩れとかがあったので『どうした、どうした』と言う感があって。それがあって(その後には『アイドリッシュセブン』の第2クールがあったのですが)のこの作品だったので『どうだろうか、どうだろうか!』と言う一抹の不安もあったのですが。

いや、もうめちゃくちゃ綺麗だった。作画は勿論だけれど、背景の明暗、色のグラデーション。そう言うので伝わってくるその場の空気みたいなものも完璧。

制作陣がこだわりぬかれたレース周りの描写も、素人の私ではありますが『凄い!』とわくわくさせられるほどの臨場感に満ち満ちていたものだったと思います。

 

そしてお話も。ものすごくシンプルで。だからこそストレートに胸を揺るがしてくるようなそれだったのではないでしょうか。

冒頭にも書きましたが『お約束すぎる』『綺麗すぎる』感はあります。それでもキャラクター1人1人の心情がしっかりと描かれていた。そしてその交流、ぶつかり合い、混ざり合いによって、その心にさざ波が起きる。そのことでキャラクター1人1人が、変わらない部分を大事に抱えながらも、変わっていく。その姿が描かれていた、とても爽やかに描かれていたのも、めちゃくちゃ良かった。

見ていてほんと、1人1人のキャラクターが愛おしくなるような作品だったなぁ。

 

誰かを応援する理由。誰かに『頑張れ』と叫びたくなる理由。この作品を通してその答えを知りたいと思っていた私は、結果的には『そうすることで自分の気持ちを、相手に託したいから』あるいは『『ありがとう』と同意であるこの気持ちを、相手に伝えたいから』と言う答えに至りました。

最終回のラストで孝哉が、『応援は、結局は自分のため』と悠に言われた言葉を思い出すシーンがありましたよね。

その通りなんですよね。その通りなんです。その人の活動を目にしているだけで力が湧いてくる。自分に力をくれる、その人に対して精一杯の感謝を伝えたいから。そして自分のその気持ちを託したいから。だから『頑張れ!』と応援するんだな。

 

各キャラクターを演じていらっしゃった声優さんの演技も最高。その中、主演を務められた古屋亜南さんの演技は、お見事の一言でした!これからのご活躍も本当に楽しみにしています!

 

・『私の推しは悪役令嬢。』

・・・最終回のタイトル、清々しいばかりのネタバレでしたね(笑)。まぁ、でも、ここはやっぱりね。このタイトル通りにならないと、と言う部分もあったので。よきかなよきかな、ですよ。はい。

 

ずっとクレア様の幸せだけを願って。自分の気持ちは報われなくてもいい。そんな姿勢で暑苦しいまでに、変態的なまでに(笑)クレア様への思いを猪突猛進、訴え続けていたレイ。私は、その姿がとにかく愛おしくて、また健気で、切なくて、そして面白くて。彼女のその姿こそが、この作品のいちばんの魅力だと思っていたのですが。

当たり前だけどそれだけがレイの全てではなかった。と言うか全てではあったけれど、本心ではなかったわけです。

クレアの幸せ。そこに自分の存在もあって欲しい。クレアの幸せが自分の幸せでもあって欲しい。自分の気持ちも報われて欲しい、報われて欲しい。

でもそれは到底、叶いそうにない。叶うわけがない。だからその言い訳をずっとし続けてきたレイ。『叶わないのはわかってる。だからせめて、思い続けることだけは許されて欲しい』と思い続けてきたレイ。その自分の本心、それを最終回にして直面せざるを得なかった、認めざるを得なかったその姿はやっぱりめちゃくちゃ切なくて。

その理由のひとつに『女性同士だから』と言う言葉が登場したことが、ほんとこの作品だからこそだよなぁ、と衝撃的ですらありました。

なんだろ。所々で『同性愛』、その本質を描いていたような作品でもあったなぁ、と。

 

諦めきれない。だから諦めない。そのためにずっと言い訳を重ねながらクレアへの思いを訴え続けてきたレイ。『諦めきれない』の思い。その思いを支える『思い』の尊さ。『なんかそう言うのってほんと、良いよなぁ!』と、レイの姿を見て改めて感じました。レイの場合はクレア様の存在だったけれど。ほんと『諦めきれない』を支える『思い』の強さって、もー、言葉にならない美しさ、愚直さがありますよね。最高。

レイのそれをまっすぐに、可愛く演じ続けられていた芹澤優さんの演技も最高でした。

 

マナリア様・・・なんて手の込んだ嫌がらせ(笑)。でもこの人がいなければ、レイはずっと言い訳を重ねたままだったわけだし。そしてクレア様も、レイに対しての思いを認めることはなかったかもしれない。

そう言う意味ではマナリア様は愛のキューピッドなわけですよ。『愛のキューピッド』って言葉が、我ながらもう古いと思うよ!

 

てなことて。ようやくレイに対してデレたクレア様も、やっぱり可愛かったです。奈波果林さんの『飴と鞭の使い分け!』を思わせる緩急ききまくりの演技も最高でした。

レイとクレア様。どうぞお幸せに!

 

・『Helck』

・・・2クール。お疲れさまでした。序盤の方、めちゃくちゃコメディタッチな作風で。その中で時折、シリアスだったり、あるいはヘルクと言う男に対する謎みたいなものが顔を覗かせる。そんな展開だったように記憶しています。

で、こうした2クール視聴し終えた今、それを振り返ってみると『成程なぁ』と。ヘルクの過去が明かされるまでの、あのコメディタッチ。その中で描かれていたアンの気持ちの変遷。あるいは2人の関係が少しずつ変化していく過程。そう言うのがめちゃくちゃ意味を持っていたんだなぁ、と。いや、当たり前なんですけど。

見終えた今だからこそ、序盤のあのわちゃわちゃ、シリアスな笑い。その意味が心に染みていったと言うか。原作含めて、この構成のうまさが光る作品だったなぁ、と。

 

最終回。ヘルクの本当の本当。ほんとの思い。あるいは願い。それをヘルクに突き付けたアンちゃんの、まぁかっこよかったことよ・・・小松未可子さんの凛としたお声、演技も最高。アンちゃんの言葉って、何の根拠もない自信なんですよ。でも人生、その根拠のない自信ってめちゃくちゃ大事なんだよ。あとアズドラに対しての熱い信頼も、もう胸熱。

そしてそれを受けてのヘルクの表情、言葉も、ねぇ~・・・ぐっ、と来たわ。ヘルクと言う男が何故、いつも死んだ魚のような目をして笑っていたのか。『死んだ魚のような目をして』と言うのが、本当にポイントだったんだな。ヘルクは、死んだ心で、ずっと笑っていたんだな。アリシアの願いであったから、だからずっと、ずっと、心は死んでいたのに、死んだ魚の目をして、笑い続けていたんだな。

ヘルクにとって『笑うこと』は・・・大切な人から託された願いでありながら、同時、自身が自身に科した呪縛だったのかもしれないなぁ。あるいは『人間 滅ぼそう』と言う思い、それを燃やし続けるための糧だったのかもしれないなぁ。

それがアンからの言葉で、呪縛ではなくなった。糧ではなくなった。純粋な『大切な人からの願い』に変わったんじゃなかろうか。

 

最終回。やって来たロココとアンちゃんが会話しているのを見守るヘルクの、純粋に楽しそうな、優しく、柔らかな笑顔を見た時、そんなことを感じました。

 

ってかやっぱり貴族、最低じゃん!(笑)。そりゃ『人間 滅ぼそう』ってなるわ!

絵に描いたような『おれたた』エンドではありましたが。ヘルクとアンの関係。そこに焦点を絞り込んだうえで、なおかつ、ヘルクの思いにもそれまでとは明らかに異なる、確かな希望を感じさせる、とても綺麗にまとめられていた終わり方だったのではないでしょうか。

 

・『カミエラビ』

・・・ふーむ。続編ありそうなラストと言うか。結局、全部が全部、明らかにされていないままの終わり方であることを踏まえても、これは続編やるんだろうなぁ。てかやるじゃん。今、YouTube見たら続編のPV、出てました。

うーん。そうか。そうですか。

 

うーん。面白くないことはなかったです。ただ、何と言うか。最初から続編ありきだったのかと思うと、なんか釈然としないと言うか。こー、前半の緊迫感、アキツが死んでからの、彼が残したメッセージ。それがどんな形で現実のものになるのかとか。個人的にはそこがめちゃくちゃ楽しみと言うか。そこを綺麗に終わらせて欲しかった、見せて欲しかった感があったので。

まぁ、続編でそれが描かれるんでしょうけど。なんか釈然としない(自分勝手)

 

続編。必要だろうか。いや、必要なんでしょう。制作陣が描きたい物語は1クール12話では足りなかったのでしょう。だから最初から続編ありきだっだのでしょう。

 

ただなぁ・・・なんかこれだけキャラクターの個性も豊かで。それぞれを演じられる声優さんも、期待の若手さんを揃えていて。演技はめちゃくちゃ見所があったからこそ。

多分、最終回に出てきたCV櫻井孝宏さんの政治家が悪い奴なんでしょうけど(笑)。最終的に彼が戦うべき、倒すべき相手みたいになるのかもしれないけど。

知らんけど(知らんのかい)

 

そこまで物語を複雑にしなくても、広げなくても。こんだけキャラクターの個性が豊かなら、純粋な『神様』を決めるためのバトルロイヤルもので良くなかったかな、と言う気がしてならないんだよなぁ。

1人1人の自分勝手な『願い』、それを叶えるために、個性豊かな少年、少女たちが戦い、殺し合い、散っていく。それで物語としては十分な気がするんだけど・・・まぁ、でも制作さんがそれ以上の物語を描きたいのなら仕方ない(何様視点)

 

続編物は難しいんだよなぁ。1クールがいまいちでも、2クール目で化けることもある。この作品もそうかもしれないけど。その期待もあるけど・・・うーん。

うーん。

 

はい。そんなこんなで本日の感想はここまでにしておきましょうか。

秋クールアニメ感想、明日も続きます。

よろしければ引き続き、お付き合い下さい。

 

ではでは。本日の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございました!