tsuzuketainekosanの日記

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女性声優さん共演作も語りたいから~百合アニメについて語ろう 後編

百合アニメを通じて女性声優さんについて語る記事、後編です。

前編では『アニメ!アニメ!』さんで百合の日、6月25日に公開されたアンケート結果、そのベスト3にランクインした作品について語ってまいりました。

animeanime.jp

結果はこちらからどうぞ。

 

で、後編となる今回は惜しくもベスト3入りはならなかったものの、私個人として印象深い作品。そしてアニメ化はされていないものの、最近、とても気になった作品について、主には出演されている声優さんの演技中心に話してまいります。

 

ではでは。早速、1作目はこちらの作品です。

・『citrus

・・・こちらはアンケートでは同率5位にランクインしていますね。同名漫画が原作でアニメは2018年冬クールに放送されました。

見た目はギャルだが一度も恋をしたことがない恋愛初心者の藍原柚子。彼女は母親の再婚に伴い名門お嬢様学校として名高い女子高に転校することに。そこで出会ったのが生徒会長の藍原芽衣。校則を無視していた柚子は芽衣に叱責されるのだったが、実は柚子の母親の再婚相手が芽衣の父親だった。

最悪の出会いを果たした、性格正反対の2人が、同居生活、学校生活を通じて、反発しながらもやがて惹かれ合う、と言うお話です。

柚子は竹達彩奈さんが、芽衣津田美波さんが演じていらっしゃいました。

 

あー・・・懐かしい。なんだろ。すごい好きだった記憶があります。それこそ放送当時は『あっはー!尊い!』とか『どうなるんだ、これ、どうなるんだ!』と毎話、興奮しながら視聴していた覚えが。

『最悪の出会いを果たしたアイツと、まさか家族になるなんて!』と言う設定、百合にしてもBLにしても、何にしてもある種の『お約束』ですよね。たまらん。

 

竹達さんと言えば可愛らしいお声、萌え声の甘々さ、その演技がたまらないと言う印象がある一方で『黙っていればいいのに。口を開いたが最後、残念さと胡散臭さがダダ漏れしてしまう美人で大きい(何が、とは言わないよ!)お姉さん』を演じられた時のハマり具合が半端ない、そんな印象もある声優さんです。ギャップが凄い!(笑)

ただこの柚子はそのどちらにも当てはまらない。竹達さんの可愛らしく、同時にすっとした芯を感じさせる凛とした響きのあるお声がぴったりな。柚子の『ギャルでイケイケ!』と言う、第一印象にぴったりだったんですよね。

ですがそこから芽衣に対しての思いが変化していく。だけどそれを素直に表現することができない。芽衣の言動に振り回され、戸惑ったり焦ったりする乙女心を、それは可憐に可愛らしく、繊細に、見ててもう胸のきゅんきゅんが止まらないくらいのもどかしさで表現されていらっしゃって。そう言う面では、私の中の、当時の竹達さんの声優としてのイメージを新たにしてくれた、そんな役でもあり演技だったな、と感じます。

 

一方の芽衣を演じていらっしゃった津田さんも、もうめちゃくちゃぴったりだったんですよね。津田さんと言えば、春クールを思い出していただくとお分かりかと思いますが『一見するとクールで真面目。真面目が過ぎる故、不器用で頑なで、でもそれすらも自分で背負いこんでしまう少女』を演じられたら、その少し低めのきりっ、としたお声との相性も相まって破壊力が半端ない。

この芽衣に関しても、その津田さんの演者としての強み、魅力、破壊力が存分に発揮されている役なんです。美しく、凛としていて、冷静沈着で、動じることが少ない。

・・・なんですけれど、だからこそ彼女もまた柚子の言動に感化されていくのですが、この芽衣の心情の変化を、やはり津田さんも繊細に、丁寧に演じていらっしゃるんですよね。そこで感じる普段とのギャップもまた、もう『たまらん』の一言なのです。

 

あと、ですね。物語の中盤からは2人の中を引っ掻き回すキャラクター、水沢まつりが登場します。このまつりを演じていらっしゃったのが井澤詩織さんなんですけど。

この井澤さんの演技も、もう素晴らしい、強烈の一言なのです。まさしく『引っ掻き回し役』として、縦横無尽さすら感じさせるまつりの立ち振る舞い、そこに込められている彼女なりの感情を、井澤さんが、あの少しクセのあるお声にのせて演じていらっしゃった。そのことで物語は間違いなく一層の盛り上がりを見せた、そう断言できるほどの井澤さんの演技だったのです。

 

竹達さんと津田さん。おふたりの演者としての強みが存分に生かされつつ、だからこそそれらが互いに影響しあっていく様が、柚子と芽衣恋愛模様にも見事に重なっている、そんな作品だと思います。そしてそこに劇薬のような強烈な存在感を放つ井澤さんの演技にも注目して頂きたい作品でもあります。

 

お次はこちら。

・『桜trick

・・・アンケートでは同率で16位にランクインしていますね。こちらも漫画が原作、アニメは2014年の冬クールに放送されていました。

2014年!もうすぐ放送終了から10年がたつのか!かっはー!

 

高山春香と園田優の2人が主人公。高校に入学した2人だったが、優が大好きな春香は、優が他の生徒たちと仲良くしている様子に嫉妬を覚えてしまう。自分は優の『特別』な友達でいたい。そんな思いを持っている春香に対し優はある提案をもちかける。それは『他の子たちとは絶対にしないことをしよう』と言う内容だった。その提案に対して春香が答えたのは『キス』だった、と言う内容です。

 

そうです。だからもう、ものすっごい誤解を与えるような言い方になってしまうと言うのを承知の上で書くと『春香と優が、終始、ちゅっちゅしていた』、その印象しかない作品です。

勿論、そんなことはなく、2人を取り巻く他の子たちの百合模様なんかも描かれている作品なんですけれど。でももう、今、こうして思い出しても思い出すのは『ひたすら春香と優がキスしてた』と言うことだけです(笑)

調べてみたら原作の方も毎話、必ずキスシーンが描かれていたとのことで。成程。

 

優のことが大好きな春香を演じていらっしゃったのは戸松遥さん。『また戸松さん、とんでもない演技してる』と思わされることが多い、とても生っぽい演技をされる戸松さんの演技は、この作品でも炸裂したよなぁ、と言う印象。

優のことが大好きで大好きすぎてその優から『嫉妬深い女』とまで言われる始末の春香。戸松さんの生っぽい演技で表現されるからこそ、その春香のありとあらゆる感情もまた、非常に生々しい質感を伴っていたんですよね。なんかほんと、演技なんだけど自然に春香がそこに存在している、と思わされるほどだったと言うか。

あと生々しさがあるからこそ、優ちゃんのことが好きで好きでたまらなくてもうどうしようもない春香の、そのどうしようもなさから来る色気みたいなもの。それもめちゃくちゃ戸松さんの演技から、私は感じたのです。

怖いくらいで、でも真っすぐで身勝手で、底のない色気。春香が、優に対する思いが関わる時にだけ見せる、どうしようもない色気みたいなもの。そんなものを感じさせる演技も、さすがは戸松さん、戸松さんの演技だからこそだよなぁ、と。

 

『なのさ!』が口癖の、甘えん坊の優を演じていらっしゃったのは井口裕香さん。可愛いですよね、井口さんのお声。ほんとに可愛い。元気いっぱいな幼女とか、ちょっと小悪魔的な部分のある女の子とか。あとものもすごく頑張り屋の女の子とか、優のような天然甘えん坊少女とか演じられると、もう本当に井口さんのお声の可愛らしさ、その破壊力に私は悶絶するしかないのです。可愛いは正義。

でも勿論、お声だけではなくて、その可愛らしいお声をベースにしつつ、そこに役の感情を含ませて役を表現される演技力も素晴らしい演者さんだと思います。

優の場合、基本は甘えん坊さんなんですけど、でも実は優の方が春香を引っ張っているところがあったり、感情が高ぶるとむしろ春香より積極的になったり。そう言う部分があると言うのも肝。

『んあぁぁぁぁ~。可愛い~。なんだこの可愛い生きものは~』とこちらの思考能力を限界まで低下させておいてからの、時折見せる、優のそうした一面。そこで生まれるギャップの大きさは、井口さんの演技があったからこそだと思います。

 

可愛い絵柄で描かれる、女の子たちのキスシーン。そのオンパレードと言っても良いような本作品。作中に登場するキスシーン、そのバリエーションは非常に多彩ですので『とにかく私は、百合のキスシーンが見たい!』と言う方には大声でおすすめしたい作品です。

あと春香と優以外の女の子たち、その百合模様も、今、改めて調べてみて思い出したらたっぷりと描かれていた作品なので『一度の作品でたくさんの百合カップルを見たい!愛でたい!』と言う方にもおすすめです。

 

で、最後はこちらの作品・・・と言うかPVから。

・『週に一度クラスメイトを買う話』

・・・なんだろ。『やっぱ声優さんって凄いよな』の一言。


www.youtube.com

ね。いや、まぁ、こう言う取り上げ方は嫌悪感を抱かれる方もいらっしゃるかもしれないので、いつもだったらスルーするところなんですけど。

YouTubeのコメント欄でも散々、書かれているし。『異世界転生スレミオ』なんて文字も見かけたくらいだし。

このPVが公開されたタイミングがあまりにもタイムリーだった、と言うのもあるのでしょうが、それでもLynnさんと市ノ瀬加那さん、このおふたりの百合、と来れば『機動戦士ガンダム 水星の魔女』を思い出さずにはいられないでしょうよ、と。

そしてその作品を、Lynnさんがミオリネを、市ノ瀬さんがスレッタを演じていらっしゃったと言うことを思い返しながらこのPVを見れば見るほどに、『うーん、やっぱり声優って凄い』と言う感想しか出てこないのです。

 

いや、当たり前なんですよ。当たり前なんですけど、Lynnさんも市ノ瀬さんも、全然、ミオリネ、スレッタと違うじゃないですか。

当たり前なんですよ。何度も言うようですがそれが当たり前なんですけど、その当たり前を、当たり前のように完璧に、声と演技だけで構築されている。役としての存在感を作り上げていらっしゃると言うのが、いや、もうこれ凄すぎやしなないか?

 

Lynnさんの変幻自在っぷりは、常々、このブログでも私はわめいていたのですが。このPVでもやっぱりその変幻自在なお声、演技、表現力をまざまざと見せつけられた感が。この人、ほんとにわかんない。Lynnさんって何人いるんだろう・・・?

市ノ瀬さんのお声は、個人的には特徴のある、『あ、市ノ瀬さんだ』とわかるお声なんですよ。このPVもそうなんですよ。ただ当たり前なんだけど、これまで演じられてきたどの役にも当てはまらない、仙台葉月と言う役がそこにいるんですよね。うん。

原作を読んだことがない私ですら、このPVを見ただけで、おふたりの演技、そのやり取りを耳にしただけで『あぁ、宮城さんはこんな子なんだろうなぁ』『仙台さんはこう言う女の子なんだろうなぁ』と言うのが伝わってくる、推測できるのが、もう凄い。

凄すぎて意味がわからん。

PVの前半と後半で、それぞれのキャラクターに対しての印象ががらり、と変わるのも、これもう凄すぎやしない?

 

コメント欄でも書かれていましたが・・・単純、作品としても面白そうなので是非とも、アニメ化して頂きたい作品です。

そしてその際には、やはりできれば、Lynnさんと市ノ瀬さんの続投を希望したいです!

 

と言うことで今回も3つの百合作品、そしてその作品に出演されている声優さんの演技について、好き勝手に語ってまいりました。

なんだろ。全6作品について語っていったのですが『がっっり百合!』と言う作品もあれば『そこはかとなく百合』と言う作品もあって。

私は『がっつり百合!』『甘いのに絶望的な、天国のような地獄が繰り広げられる百合!』も好きなのですが、そうだな。

たとえば今回取り上げた作品の中だと『リコリス・リコイル』かな。この作品のように、あるいは他に例を挙げるとすると、やはり2022年に大ヒットした『ぼっち・ざ・ろっく!』のように『そこはかとなく百合』『妄想次第でいくらでも楽しめる』そんな百合作品も大好きです!

 

要約すると、全部好きです!

大好きです!

以上!(笑)

 

ではでは。本日の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございました!