tsuzuketainekosanの日記

アニメや声優さん、ゲーム、漫画、小説、お仕事とのことなどなど。好きなことを、好き勝手に、好きなように書いていくだけのブログです!ブログ名の『ねこさん』は愛猫の名前だよ!かわいいよ、ねこさん!

2023年夏アニメ、大体1話視聴感想~その4

まだまだ続くよ!夏アニメ、大体1話視聴感想です。この時点で既に視聴作品数は20本くらいになっているはず。

はは。笑う。

そんなこんなで感想です。今日も長くなりそうだから早速、こちらの作品の感想からスタートです。どうぞ!

 

・『AIの遺電子』

・・・『人工知能もののブラックジャック』そんなお話だと、放送開始前にネット上で見かけた気がするのですが成程。1話見て、それが意味するところがめちゃくちゃ感じられました。

物語の設定とかも、自然な会話の中で説明されているのでわかりやすかったし、原作、これ基本的には1話完結ものなんですってね。だからでしょうか。重いテーマを扱って描いていながらも、良い意味でライトに視聴できた。物語として味わえた、そんな感じがした1話でした。重すぎないからこそ余韻が残るし、それによっていろいろと考えさせられると言うか。

そしてまた1話完結、毎回、描かれる人間模様も、光が接することになるヒューマノイドの状況も異なるわけで、そのことでひとつの作品でありながら様々な魅力が味わえそうだなぁ、と言う期待も膨らんだ1話でもありました。

『人格はどこに宿るのか』『私が私だと思っているもの。それはどこに宿っているのか。またその正体は一体、何なのか。それはどう定義されるのか』と言ったテーマが、その当事者の口から語られることで伝わってくる焦燥感には胸が締め付けられたなぁ。確かに。切実な問題だよなぁ・・・。

そして光自身の過去。母親のこと。その罪。そうしたことが物語全体を貫く軸として描かれていくのにも注目したいですね。

 

・『てんぷる』

・・・『僧侶枠』って言われてるの笑う。確かにな。真の意味での『僧侶枠』(笑)。

軽い気持ちで見てみましたが、いや、思いのほか面白かったです。良い意味で予定調和、古き良き香りすら感じさせるべたべたのギャグコメディでしたが、この作品に関してはそれが大正解なんだと思います。

作画もPVで受けた印象ほどには崩れていなかったし、デフォルメ絵も可愛らしかった。お色気描写も、これまた古き良き香りが漂ってくるくらいのそれで。

そしてPVで若干、気になっていた主人公のCVを務められている初主演、赤坂柾之さんの、主人公の外見、年齢の割にはあまりにも雄々しすぎる、ごつすぎるお声ですが。いや、これはこれで『振り回され感』があって個人的には良いと思っていたんですが。

めっちゃはまってました!ってかそうか、PVでは気合入れたり、煩悩に暴走した時の、力入りまくりのボイスのみが紹介されていた感じなのかな?だから終始、このトーン、この雄々しきごつい声(笑)で通されるのかな、と思っていたのですが。

そんなことはなく、普段の何でもない時、真面目な時はちょっと高めの小西克幸さんのお声を思わせるような青年ボイス。そしてデフォルメされたキャラの時、脱力した時などはふにゃふにゃボイス、とその時々に応じてお声も見事に調節されていて。そしてギャグコメらしく演技も恐らくはあえてオーバー気味にされているので、真面目な時との落差もめちゃくちゃあって、見てて面白かったです。

いやぁ、これはPV見て私同様、少し違和感を覚えていらっしゃった方も一気に印象が変わったのではないでしょうか。この演じ分け、ハイテンション演技は面白い!

個人的にはこの夏のダークホースになりそうな予感。PVで『うーん』だった方も、是非1話、見てみて下さい!

 

・『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』

・・・まさかの日5枠での放送。皆!『機動戦士ガンダム 水星の魔女』は24話で終了したよ!25話はないよ!集団幻覚起きてたけど!(笑)

主演は梅田修一朗さん。山下大輝さんをちょっと思わせるようなお声。なんだろ。幼さと言っても良いような若さとか。どうしようもない愛嬌とか。そんなお声が、そして感情が爆発した時の、特に叫び声に混じるエモーショナルな部分が最高でした。ものすごく感情移入しやすいお声って言うのかな。良い配役だなぁ、と個人的にはしたり顔。

お話もこれ・・・なんかいろいろ染みるわ。染みるってかきついわ。死んでるように生きているけど、それって果たして生きてるって言えるの?それこそもうゾンビなんじゃないの?ゾンビと何が違うって言うの?

行きたくないがいつしか生きたくないになっていて、それでも生きるしかなくて行くしかなくて、でもやっぱり行きたくないし、なんかもう生きたくない。さりとて死にたいと言うわけでもないし、死ぬまでに必要な最後の一歩を踏み出す気力も体力もないし。

『ミサイルとか落ちてこないかな?』『どうかこのまま目が覚めませんように』と言う主人公の心の声に共感しかなかったのは、私だけでしょうか?変わって欲しい、変えて欲しい。誰かに、何かに、この現状を、状況を変えて欲しい。壊して欲しい。

そこを『身勝手』ととらえるか、それとも『切実な希求』ととらえるか。1話をどう思うかは、ここにかかっているように思いました。

今でこそせいぜい『あー。開店前に店(職場)に自動車とか突っ込んできて、5日間くらい休業とかにならんかなぁ~』程度で済んでいる私ですが(怒られろ)、ミサイル云々、目が覚めませんように云々と言う主人公の姿は、大学卒業後から30代後半の私まんまで、もう色々と見ててしんどかったわ。

だからこそゾンビパニックが起き『会社に行かなくてもいいんじゃね?』と気づいた瞬間の主人公の、あの解放感。躍動感。疲れ切っていたはずの体と心に宿った、爆発せんばかりのエネルギー。それと同時、世界に取り戻された鮮やかな色、色、色と光。あそこのシーンには、もういい意味での鳥肌が立ちまくりでした。

このシーン、そしてそれ以降のシーンも含めてアニメ化した意味と言うか。アニメとしての強み、魅力が存分に生かされていたように感じる演出、動き、色遣いで、もうそれだけでも今後の展開への期待が更に膨らむばかりでした。あの、ゾンビものとは思えないほどのポップな色遣いは、だけど原作漫画の表紙を見る限りだと『原作通り』って感じなのかな?

それが主人公の『生きること』への心境の変化を、これ以上ないと言うほどに表現しているのもお見事だしにくいじゃないですか。

『やりたいことをやれる時間は余りにも短い』。ゾンビパニックと言う思いもよらぬ、しかし心の底ではそれに近いようなことを望んでいた主人公が、その状況。絶望的なのに主人公にとっては希望に満ち溢れた状況に直面して初めて気が付いたこの思いが、40過ぎた私の胸には突き刺さるようでした。ほんとにね。

ポップで明るく躍動感ある作品のようでありながら、だからこそ軽やかに、愚直に、まっすぐに重いものも突き付けてくるような。そのバランスがあまりにも絶妙な、そんな作品だと言う印象を1話では受けました。絶望×絶望が、鮮やかに希望に反転する瞬間を目の当たりにした第1話、うーん、面白かった!

ただやはり日5と言うのはこれ、攻めに攻めたなぁ、と言う気がしてならない(笑)

 

・『ライアー・ライアー』

・・・『中村P』としてもおなじみ(ではない)中村源太さん初主演作です。嘘で学園最高ランクに位置することになってしまった主人公。トップに君臨する者として威風堂々、傲慢さすら感じさせる風格をもって全校生徒前で演説するシーンと、その嘘を吐くきっかけとなった出来事のシーン、とんでもない言いがかり(笑)をつけてきた彩園寺更紗に振り回されている時の演じ分けがお見事。中村Pのこの癖のないお声は、だからこそその演技でどんな色にも染まりそうだよなぁ~。

『策士策に溺れる』と言う言葉を送りたい(笑)、『嘘であることがばれちゃダメ!絶対にダメ!』と言う焦り故に、自ら地雷原に足を踏み入れるかのような更紗。彼女を好きになれるかどうか、そのポンコツさ加減を受け入れられるかどうかが1話の肝だと思います。ただまぁ、彼女に対する印象も今後、変わってくるんだろうな。首藤志奈さんの、良い意味で『こう言う役を演じるうえでのお約束!』感をきっちりと抑えた演技も最高でした。勝手にべらべら喋っちゃう、ちょろいぞ、この子(笑)

原作は小説。なので文字のみの描写なわけで、特に登場人物同士の会話。それをアニメにどう落とし込むか。絵で、動きでどう見せるか。魅せるか。そこが制作陣の腕の見せ所だと思うのですが・・・個人的にはもう少し、もう少し工夫、動きが欲しかったなぁと言う気はしなくもなく。

学長はCV桑島法子さん。そして桑島さんのあの演技だもの。主人公と学長の会話のシーンは、もっとド派手に絵を動かしても、桑島さんの変幻自在の演技に合わせて絵を動かしても良かったんじゃないのかな、とか偉そうなことを思ったり。すいません。

今後、主人公や更紗たちはイカサマを駆使しながら嘘を守るためにゲームに挑んでいくわけです。その辺りの描写は派手に、アニメだからこその魅力に溢れた描写になっているといいなぁ。

 

・『BLEACH 千年血戦篇』

・・・3か月ぶりにおかえりなさいの続編は『訣別譚』と題されています。いや、もう何がってOPから興奮が止まりませんでしたことよ。

『ユーハバッハはあんなことしない』と言う無慈悲かつ正論極まりない(笑)ツッコミはさておき(わかんないじゃん!石田雨竜相手だから、あれくらいのこと、したかもしれないじゃん!)、なんかもうおしゃれだしかっこいいしポップだし、でもその中で今回の物語で描かれるであろう戦闘であったり各キャラクターの関係であったりがしっかりと描かれていて、もうほんと、私は感動しきり、興奮しきりでした。

たまんない。あぁ、たまんない。『BLEACH』のアニメが帰ってきたぞ!と言う実感を改めて噛み締める次第です。あぁ最高。

はい。そんな具合で話数としては第14話になるんですかね。星十字騎士団の面々、また修行に励む一護や、その一護を待つ友人たちの姿などが描かれていて、ここからの激動の物語。それを予感させる、そんな内容だったように感じたのですが。

何と言っても雨竜ですよ、雨竜。好き。もうほんと好き。大好き。見てるだけで幸せ。なのに声帯が杉山紀彰さんとか、もうこれ、どんなご褒美。また杉山さんのお声、演技が、もう完璧に雨竜なんだよ。いや、今更何を言ってんだって突っ込まれそうなんですけど。ほんとによ。もう完璧なのよ。最高なのよ。

なんかもう、なんだろ。雨竜の、その人としての不器用さとか潔癖さとか。頑固さとか。冷静沈着だけど、妙に甘い部分も感じさせるところとか。そう言うのが杉山さんのお声そのもので、そのうえ更に演技でもって表現されているから、もうほんと、雨竜なんだよ。何言ってんのかちょっと自分でもよくわかんないけど、とりあえず私が、雨竜のことが大好きだと言うのが伝わっていればそれでいいです(よくない)。

てなことでいよいよ始まる本格的な戦い。そして『訣別譚』と題されている通り、一護、織姫、チャドと雨竜との『訣別』も描かれる今回のクール。美しくスタイリッシュな映像と演出でそれらが紡がれていくのだと思うと、もう私、興奮が止まりません!

 

・『ダークギャザリング』

・・・漫画が面白いと、放送前に結構、耳目にしていた作品です。『悪霊ポケモン』と言う、わかるようなわからないような(笑)評判も聞いていたのですが。とりあえず見てみた。『とりあえずホラー作品であることは確かなようだ』と言うくらいの認識で1話、見てみた。

あぁ、成程。あぁ、成程。1話では『悪霊ポケモン』と言う評判の理由はわからなかったけど、あぁ、これは好きかもしれない。私が好きな感じの作品かもしれない。『ホラー作品である』と言う思い込み通りの作品であり、そして良い意味で最後の最後にそれを裏切られつつ、しかしやはり『ホラー作品である』と言うのを突き付けられたような、その展開がめちゃくちゃ私好み。

成程な。だから話を聞かないCV花澤香菜さんのキャラの演技に、あるいは振り回され系主人公CV島﨑信長さんの演技に、あるいはキャラ同士の会話に生じる不自然な間であったり、何かを物語るような表情に『?』と言う違和感を覚えたわけだ。

あー・・・好き。こう言うの、とても好き。とても良き。『これで終わりか。怖かったけど、まぁ、普通かな』と思わせておいてからの、あの展開。ぞくっ、ときて思わず、にやり、でした。

篠原侑さんの幼女演技も、不可思議さ、不気味さがありつつ、だけどしっかり可愛いのがめちゃくちゃ良い。

・・・ってか今、ウィキペディアの作品ページ見たんですけど。これCV花澤さんのキャラも、だいぶ・・・その・・・アレじゃないですか。やーだー(引き攣り笑い)

うむ。正直、それこそ『1話のみ』と言う気持ちで見たのだが・・・ちょっと気になるぞ。続きが見てみたいぞ。

 

てなことで本日はここまでです。

さて、夏アニメ1話の放送も多分、大方の作品が今週中には終了するはずです。

私の視聴予定作品も今の時点では残り4つくらいなので、うまくいけば大体1話視聴感想記事、次回、その5で終えられるかもしれない。

おおっ、予想していた以上に早く終わりそう!

引き続き、お付き合いいただければ幸いです。

 

ではでは。本日の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございました!