tsuzuketainekosanの日記

アニメや声優さん、ゲーム、漫画、小説、お仕事とのことなどなど。好きなことを、好き勝手に、好きなように書いていくだけのブログです!ブログ名の『ねこさん』は愛猫の名前だよ!かわいいよ、ねこさん!

『方舟』について語ろう(ネタバレあり!)~生き残るための覚悟

夕木春央さんの『方舟』について語りたい欲が止まらないので、こんな記事を書くことにしました。

あかん。本当にこの作品、いろんな意味で面白かった。面白すぎた。近年、読んだミステリーの中でもトップ5に入るくらいの面白さでした。

タイトルにも書きましたがネタバレありです。がっつり、犯人の名前も動機も書きます。なので作品を未読の方は、こんな記事を読む前に『方舟』を読んで下さい。

絶対にその方がいいから!お願いだから!(土下座)

 

はい。てなことで『方舟』です。

えー、読書感想文の記事でも書きましたが、この作品のあらすじを端的にまとめると。

・1人を犠牲にすれば他全員が助かる可能性が高いと言う状況。

・そんな中で殺人事件が発生した。

・『なら犯人が犠牲になるのが当然やろ』と皆が思う中、謎解きが始まる。

そんなミステリーです。

 

ではここからは早速、ネタバレに入ります。

よいですか?

未読の方、再三になりますが、先に作品を読んでからの方が良いですよ。絶対に。

 

 

 

 

 

 

 

てなことで早速、まずは犯人は誰か、と言うネタバレです。

極限閉鎖状況の中。変な話、放っておけば全員、ほぼ確実に死ぬような状況下において3人もの命を奪った殺人犯は麻衣でございます。

その動機は、本作品で探偵役を務める主人公、柊一の従兄である翔太郎によって次のように語られます。

・最初の殺人は『犯人が犠牲になるのが当然だろう』と言う状況を生み出し、夫である隆平に殺人の濡れ衣を着せ、犠牲役を押し付けるため。

・以降の殺人は、最初の殺人が麻衣によるものだと言う証拠を握られていたり、犯行に利用した道具を回収しに行った際に被害者と鉢合わせしてしまったため。

 

翔太郎の推理を認めた麻衣は、その後、当然のようにして皆を助けるための犠牲役に選ばれます。麻衣もそれを当然のようにして受け入れます。

・・・と、ここで終わっていたなら、この作品。これほど大きな話題にはならなかったはず、と言うか絶対にならなかった。去年のミステリーランキングに軒並み、ランクインするようなことも絶対になかった。

 

ここからが凄い。端的に言えばえげつない。

 

麻衣からかかってきた電話。それに出た柊一は、思わぬ真実を麻衣から告げられます。

犯人であるのは間違いない。3人を殺したのは自分である。

ただし翔太郎が口にした動機は、全部、間違いである、と。

 

実は麻衣は、この地下建物に閉じ込められたのが明らかになった時に、誰よりも早くにある事実に気が付いていたのです。

それは地震によって地上では土砂崩れが発生しており、この地下建物の出入り口である上げ蓋もまた完全に土砂に埋もれてしまっている。対して非常口、地下3階に通じている非常口の方は土砂には埋もれておらず、無事であると言う事実です。

上げ蓋付近と非常口付近を映し出しているモニター。それを見て、誰よりも早くにそのことに気が付いていた彼女は、こっそりと双方のモニターのケーブルを入れ替えていたのです。画像の入れ替えを行ったと言うわけですね。

 

つまり皆が『麻衣が犠牲になることで自分たちは助かる』と思い込んでいるのは、そのケーブルが入れ替えられた映像を見ていたからであって、真実は『犠牲になるのは麻衣以外の人間。助かるのは麻衣1人』だったのです。

 

地下3階は水没してしまっています。しかし地下建物には、ダイビング機材がわずかではあるものの残されていました。それを利用すれば、水没した地下3階に潜って土砂に埋もれていない非常口から地上に生還できると言うわけです。

反対に『麻衣が犠牲になれば地上に出られる』と皆が思い込んでいる方法は、実行されたとしても出入り口の上げ蓋が土砂に埋もれてしまっているので意味がないのです。

 

そのことに気が付いていた彼女は、端的に言えば自分1人だけが生き残るため、その証拠である画像に気づかれるのを防ぐため、ダイビングに必要な道具を独占するため、ダイビングに必要な道具を揃える時間を稼ぐために殺人を犯し続けたのです。

あるいは殺人には、『犠牲になるのは誰か』=『助かるのは誰か』、その決定方法を決めあぐねていた状況に決定打を打つ意味もあったのです。

 

真実を知らされ絶望に打ちひしがれる柊一に、麻衣は更なる言葉をかけます。

それはもし、柊一が、自分の思惑通り犠牲役に選ばれた自分と共に来てくれていたなら、一緒に助かる用意をしていたと言う内容でした。

しかしそうはならなかった。

かくして麻衣は『じゃあ、さよなら』の言葉で通話を打ち切ります。

 

ただ1人、真実を知らされた柊一をよそに、麻衣は皆が『助かるための方法』だと信じて疑わない方法を実施します。そのことで生存者たちが歓喜の叫びをあげたのも束の間。

イムリミットを迎えた発電機は稼働を終え、周囲は暗闇に支配されます。直後、生存者たちの絶望の絶叫が聞こえてきた、と言う描写で物語は幕を下ろすのです。

 

あぁ、たまんない。

この後味の悪さ、探偵の圧倒的な完全敗北。たまんない。

 

そんな具合で読み終えてからだいぶ日数は経過しているのですが、帯の惹句にある有栖川有栖さんの『この衝撃は一生もの』の言葉通り。未だ、この結末の衝撃は衰えることなく私の胸の中に巣食っており、本書を手に取りいろんな場面を読み返しては『成程。この麻衣の発言は、実はそう言う意図からだったのか』などと楽しんでおります。

 

で、どうでしょう。本書を読了された皆さんは、登場人物の中、誰にいちばん共感を抱きましたか?

『共感した』と『共感できた』とではずいぶんと違いがあるように思うのですが、私は文句なし、圧倒的に犯人である麻衣に共感したし、共感できたのでした。

 

悪でしょう。『本書の登場人物の中、いちばん『悪い』のは誰?』と問われたら、文句なし、ダントツで彼女が挙げられると思いますし、挙げられるべきだと思います。何はともあれ殺人を犯した。人の命を、それも3人もの人の命を奪った麻衣は、やっぱり『悪い』。圧倒的に『悪い』のだと思います。これは揺るがないし、揺るいでしまってはいけない点だと思います。

 

ただ、なのです。

彼女は、自分の中の『生き残りたい』と言う欲求を叶えるために、実にえげつないまでのストレートな方法ではありますが、行動を起こしたわけです。

『私は生き残りたい。自分1人だけでも助かりたい』と言う実にシンプルで、めちゃくちゃえげつなくて、極めてエゴイスティックな欲求を守り、叶えるために殺人を犯し続けたのです。

その、なんだろ。自分のエゴを極端な形で発露させていた、その彼女の行動には、私はただただ『凄いな、こいつ』と言う気持ちしか抱かなかったし、共感しかなかった。

もし私が、彼女と同じような状況に置かれ、彼女と同じように誰よりも早くに外の状況に気が付いていたなら、きっと私も『この情報を知ってるのは私だけ。だったら私は、助かりたい。真実の情報は私だけが知っているわけだから、何としてもそれを武器に、絶対に助かりたい』って思っていたに違いないから、共感しかなかったです。

そのために殺人を犯すかどうかは別にして、ですが。

 

・・・ってか私、殺人は肯定してませんからね。

誤解しないでね(汗)

 

それに対してですね。

他の登場人物たちはずるいんですよ。ずるいって言うか、まぁ、そりゃ、自分が助かるために誰かを犠牲にしなければならない。犠牲にする人物を決めなければならない。

そんな状況に置かれたら、誰だってずるくなる、すなわち『犠牲になる人間を決めた自分は悪くない』『麻衣を犠牲にすると決めたのは、彼女が殺人を犯したからであり、やむを得ないからだ』と言うような態度、物の言い方をするとは思うんですけど。それが人間の性ってもんだとは思うんですけどね。

 

ってかそうなんですよね。結局、この時点で『自分が助かるために他者の命を犠牲にする』と言う点においては、麻衣も、それ以外の生存者たちも同じ土俵に立っているわけです。

そして両者の立ち位置を比較した時、麻衣は明らかに、語弊ある言い方ですが覚悟を持って殺人を犯しているように、私には感じられたんです。

『私は生き残りたいもん。だから殺すよ』と言う極めてシンプルで軽やかな覚悟。至極、身勝手な、だけどそれ故に強靭な覚悟。

 

対して他の登場人物たちが、犯人である麻衣に対して犠牲になることを頼むその言葉。その内容に覚悟がないんですよ。

『殺人は悪だ!ならばそんな悪を犯したお前が犠牲になるのが自然な流れでしょうか!死刑になる代わりだと思って犠牲になれ!』

そんなことを言っても良い、いや良くはないけど、でもみんな、多分、そんな思いがあったとは思うんです。うん。

ってか隆平なんて、おまえ、この時点では真の動機は明らかにされてないけど、濡れ衣を着せられそうになってたんだぞ。それまでのおまえの言動、考えたら、もっと強く出てもよさそうなのにさ!

 

でも皆、違うのね。皆、麻衣にお願いするんです。決定を麻衣に委ねているんです。

『お願いします』『何とかならない?』『助けてくれ』と。

犠牲になること、その決定を麻衣に委ねている。

『犠牲になるのを決めたのは、私たちじゃなくて麻衣さん本人なんです。だから私たちは、助かった私たちは何も悪くないんです』と後で、助かった時に言わんばかりの言葉、態度なんです。

 

覚悟がない。

誰かを犠牲にして自分は助かる。

そのことに対して、それを決めることに対しての覚悟がないんです。

『殺人犯である麻衣を犠牲役に選んだ。そしてその犠牲のもとに助かった』と言う『悪い』に対して立ち向かうだけの、それを受け止めるだけの覚悟がない。

そんなふうに私には感じられたんです。

 

エゴを隠し通したまま、エゴを実現させようとした生存者たちの姿が、私には、エゴを殺人と言う最低の形で発露させ続け、エゴを実現させた麻衣の姿に比べると、とても陰険なものにすら感じられたんですね。うん。

 

で、その中でも私が特に『はぁっ!?』となったのが、探偵役である翔太郎の言い方なんです。

こいつ(もはやこいつ呼ばわり(笑))は麻衣に対して、次のような言葉で、決断を委ねているんです。

 

『俺は、君が、極限状態のときに誰よりも理性的な判断ができることを信じている』

 

『は?』ですよ(笑)

『なに、その偉そうな物の言い方』ですよ。

 

翔太郎は、本書においてはそれこそ神がかり的な頭脳をもってして、殺人の謎を解き明かしていく、そんな役割を担っています。

だからこそ私には、このシーンに至るまでいまいち翔太郎と言う青年、人間の、個性とも呼ぶべき部分がいまいち見えてこなかった。感じられなかった。

でもこのシーンで、翔太郎がこの言葉を発した瞬間に、ぶわぁぁぁ、っと。

翔太郎と言う人間の、その個性と言うか人間性みたいなもの。それがえげつないまでに感じられたような気がして、ほんと『うっわ』って顔をしかめたくらいなんです。

『あぁ、こいつは多分、きっと今までも、自分が少しでもダメージを食らうような危険性のある決断は『自分には一切の非がない』と言うような顔をして、こうやって相手を言いくるめるような言葉を、実に正当な物言いとしか言いようがないような言葉を口にして、相手に決断させるように仕向けて生きてきたんだろうな』と。

『自分の立場が悪くなると、その頭の良さを生かして、言葉で相手を言いくるめるような、言い負かすような。そんな生き方をしてきたんだろうな。そうやって自分が負うダメージを最小限に留めてきた、そんな生き方をしてきたんだろうな。それで『俺は勝ってもないけど負けてもない』みたいな態度で、自分の負ったダメージをごまかしてきたんだろうな』と。

 

もうそんな想像、いや多分ほとんどは妄想なんですけど(笑)

そう言うのがぶわっ、と感じられて、ますます翔太郎のことが嫌いになったと言う。

 

ミステリー小説において、私、ほぼほぼ100%、探偵役を務める人物のことは好きになるんですけどね。その圧倒的な頭脳、だけど事件が起きなければ何もできない無力さ。その相反する探偵としての宿命みたいなものがたまらなく切なく思えるから、だから探偵役のことは好きになるんですけどね。

ダメでしたわ。

翔太郎のことは、登場してきた時から最後まで好きになれなかったです。

 

はい。だからこの結末は確かに後味は悪いです。ですが『誰かを犠牲にしなければ確実に自分が死ぬ』と言うことに対して、どれだけの覚悟を持っていたか。

『私は死にたくない。だったら他の人に犠牲になってもらう』と言う身勝手なエゴをどれだけ徹頭徹尾、押し通したか。

そう言うことを考えた時に、私は、麻衣と言う人間の姿には共感を覚えたし、いっそ清々しいまでに真っ暗な生への欲求、執着。それに塗れた彼女の姿は、凄まじい力に満ち満ちていたことだろうなぁ、と思ったのであります。

 

まぁ、じゃあもし、私が、麻衣の『私は生き残るの』と言う欲求のために殺された人物だったとしたら、と考えると。

『ふざけんじゃねぇ!私だって生き残りたかったわ!』ってあの世から、怨念の波動を麻衣に対して送り続けることだろうとは思いますけど(苦笑)

特に矢崎一家は気の毒も気の毒。父親1人だけで来ていれば、少なくとも母親と息子は助かったのにね・・・。気の毒。

 

たとえばもし。

閉じ込められたのが地下の建物。タイムリミットを迎えると水没してしまうことが決定している、そんな状況でなかったら、麻衣の行動は変わっていたのかなぁ?

45ページで、不謹慎にも『一番嫌な死に方』で話が盛り上がっていた時に、麻衣は『溺死かな』と答えていますよね。

『このまま行けば、その最も嫌な死に方で死ぬことになる』と言うのがあったからこそ、彼女は殺人を犯したのか。

あるいは彼女にしてみれば運良く、彼女以外の人間にとっては運悪く、モニターに映る外の状況に気が付いてしまったからこそ、彼女は『自分だけが生き残る』と言う方向に舵を切ったのか。舵を切ることができたのか。

その辺はわからないけど・・・でも少なくとも『私は絶対に助かる』と言う確証、確固たる方法を知らなければ、殺人の意味は無くなりますもんね。

もし最初に、出入り口の上げ蓋は土砂に埋もれてしまっている。非常口は無事。モニターを見て、その外の状況に気が付いたのが麻衣ではなかったとしたら、と考えると、またこれ、いろいろと想像が膨らみませんか?

 

いけすかない翔太郎が気づいていたら、どうしてたんだろう、こいつ。

 

先程も書きましたが最後の最後、麻衣は柊一に対して『もし、柊一が自分と共に来てくれていたら、一緒に地上に逃げるための用意をしていた』と言うことを告げます。

実は柊一も、皆を助けるために1人、皆とは違う方向に足を進めていく麻衣を追いかけたいと言う衝動に駆られ葛藤します。

が、その柊一の足を、体を引き留めたのは、数分前に見たカメラの映像。外の映像でした。

麻衣に対する愛情よりも、柊一は生存すること、生存欲求を優先させたわけです。

 

そりゃそうだわな。誰だってそうするわな。私だってそうするわ。

 

しかしその結果として、柊一は麻衣に見放され、突き放され、他の生存者たちと共に絶望の時間を迎えることになってしまうのですが。

 

隆平との夫婦関係が、既に修復不可能な状態にあった麻衣。

そんな麻衣と柊一は、恋愛感情で結ばれている仲でした。

2人がキスをするシーンも登場するのですが、その少し手前、ページで言えば197ページですね。ここで交わす2人の会話、と言うより麻衣の言葉。

『愛する誰かを残して死ぬ人と、誰にも愛されないで死ぬ人と、どっちが不幸かは、他人が決めていいことじゃないよね』

 

これを思い出すと、最後の最後で麻衣がどんな思いで柊一に、先のような真実を告げたのか。あなたが私と一緒に来てくれていれば、私はあなたと一緒に地上に逃げるつもりだった。そんな言葉を、真実を告げたのか。

そこにもまたいろんな想像が膨らむと言うか、何と言うか。

 

個人的にはですね。

勿論、いちばんは死にたくない。生き残りたい。そんな思いがあるのは言うまでもないんですけれど。

死ぬにしろ、生き残るにしろ。

彼女は、不幸だとは思われたくなかったんじゃないかなぁ、と。

他人から、そんなふうに憐れまれることが、彼女にとっては最も耐え難いことだったんじゃないかなぁ、と。

 

もし、柊一が自分を追いかけてきてくれていたら。

『麻衣は愛されていた人』だと、その身をもって証明してくれていたら。

他者からの憐みにも、一筋の光が差し込むわけで。

それこそ『あの子は不幸』と言う憐みも、絵に描いたような『たった1人から愛された幸せ者』に昇華するわけで。

 

だからやっぱり身勝手に、どこまでもエゴイスティックに、彼女はそれを期待した。

願った。望んだ。

でもそうはならなかった。

そうはならなかったから、彼女はわざわざ。

そう、わざわざ!(笑)

柊一に、あんなことを告げたんじゃないかなぁ、とか思うんですけど。

 

・・・ってか、ほんとのところなんてわかりゃしませんよ。

『ハーネスを2人分作ったの。ダイビングの道具も2人分あったでしょ?2人で一緒に助かろうって、私は思ってたんだけどね』なんて言ってますけど、真実は麻衣のみぞ知る、ですからね。

怖い怖い。

 

はい。

そんなこんなで『方舟』を読了して思ったことをつらつらと書いてまいりましたが。

声優オタクとしてはですね。『もし、これ、アニメ化とかされたら、CVはどなたかなぁ』などと考えてしまうわけでして。はい。

柊一は、なんだろ。翔太郎の存在に心酔しきっている、存在感なき、しかし実に主人公らしい主人公って気がするんですよね。だから逢坂良太さんあたりが実にしっくりきそうだなぁ、とか。榎木淳弥さんとかも合いそう。

翔太郎は伊東健人さんとか石川界人さんとかが合いそう。とにかく圧倒的に声に知性の響きがある人。理知的な響きのある人。そう言う方に、思いっきり『我は名探偵。神に等しき存在なり』ってぐらいの、しかし無意識からくるいやらしさ全開、厭味っぽさ全開で演じて欲しい。

麻衣は・・・なんだろ。最後の柊一との電話のシーンの台詞は、私、何故か大西沙織さんのお声で再現されていました。大西さんのさ、『このキャラクターはわざとそうしているのか。それとも無意識のうちにそうしているのか。まったくわからない!』って感じの演技、めちゃくちゃ最高だと思うので、麻衣にもぴったりだと思うの。

 

ま、アニメ化はないだろうけど実写化はありそうだよなぁ。

見たいわ見たいわ超見たいわ。

 

そんなこんなで『方舟』、ミステリー好きな方にとっては勿論のこと、ミステリーを読まれない方でも衝撃必至のめちゃくちゃ面白い作品だと思うので、ぜひぜひ皆様、読まれてみて下さい!

 

ではでは。本日の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございました!