tsuzuketainekosanの日記

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個人的アニメ10年を振り返る~『アクダマドライブ』

今年2022年は、私がアニメを本格的に視聴し始めてから10年目と言う、非常におめでたい年でございます。

そんな年だからこそ、10年間、見てきたアニメの中で個人的に印象深い作品をとりあげ、やんややんやと語ると言うのが、このシリーズ記事でございます。

昨日に引き続いての今回、お送りするのは最近の作品、2020年の秋クールに放送された『アクダマドライブ』でございます。

今年3月に舞台化もされ、主人公『詐欺師』を、アニメで声優を務められた黒沢ともよさんが演じられたことでも話題になりましたね。

 

てなことで、早速、まずは作品紹介からいきましょうか。

先ほども書きましたが2020年の10月から12月にかけて放送された『アクダマドライブ』は、オリジナルアニメ作品です。原案は大ヒットゲーム作品、ダンガンロンパシリーズでおなじみの小高和剛さん。アニメーション制作はStudioぴえろでございます。

 

過去の戦争が原因で『カントウ』と『カンサイ』に分断された、とある国が舞台。『カントウ』の属国となった『カンサイ』には、治安を乱す犯罪者『アクダマ』が跋扈していました。

ある日、ごくごく普通の生活を送っていた主人公の『一般人』、後に『詐欺師』と名乗る女性は、些細な誤解から逮捕されてしまいます。

一方、『アクダマ』達には、莫大な報酬を約束する謎の依頼が持ち掛けられます。その内容はカンサイ警察署にとらわれている、とある『アクダマ』を脱獄させる、と言う内容でした。それぞれに思惑がある『アクダマ』達は、その依頼を達成させるべく、カンサイ警察署を襲撃。その襲撃に巻き込まれた『詐欺師』は、やがてその『アクダマ』達と出会うことになる、と言うのが、物語の発端です。

 

この後、『アクダマ』達に依頼をした兄妹が登場。彼らは更なる依頼を『アクダマ』達にしてきます。その依頼の裏側にある兄妹の秘密、更には『アクダマ』達の暴挙を止めるべく動き出した『処刑課』の『師匠』と『弟子』コンビとの壮絶なバトル、『アクダマ』達の欲望、思惑がぶつかり合う様などを描きながら物語は進んでいく、と言う感じです。

 

物語の主役とも言える『アクダマ』達は全員で7人。主人公の『一般人』→『詐欺師』はCV黒沢ともよさん。『運び屋』はCV梅原裕一郎さん。『喧嘩屋』は武内駿輔さん。『ハッカー』は堀江瞬さん。『女医』は緒方恵美さん。『チンピラ』は木村昴さん、そして『殺人鬼』は櫻井孝宏さん。

この『アクダマ』達に依頼を持ちかける幼い兄妹は、お兄さんを内田真礼さん、妹を石見舞菜香さんが演じていらっしゃいます。

そして『アクダマ』達の前に立ちはだかる『処刑課』の『師匠』は大塚明夫さん、『弟子』は花守ゆみりさんがCVを務めていらっしゃいます。はい。

 

ではでは、ここからは私が思うこの作品の魅力を、とくと語っていきたいと思います。

この作品の魅力、まずは何と言って『アクダマ』達のキャラクターにあります。

『アクダマ』は先にも説明したとおり、そしてこの字面からもわかるとおり、半ば無理やり、トラブルに巻き込まれた主人公ちゃん『詐欺師』を除いては皆さん、簡単に言っちゃえばいわゆる『悪人』なのでございます。

悪人。世の治安を乱す悪い人たち。世に混乱をもたらす悪い人たち。自分の欲望、私利私欲のために、他人の迷惑、他人の命も顧みない悪い人たち、そう言う人達なんです。

あぁ、でも、これもその名前から想像できるかと思いますが、CV木村さんの『チンピラ』は、その悪事具合は他の追随を許さないくらいにしょっぼいんですけど(笑)

 

でもまぁ、とにもかくにも悪い人たちなんです。うん。

なんですけど、その悪い人たち『アクダマ』が、悪い人のままにそれぞれの信じる『正義』、それぞれの信じる『悪』、それぞれの思う『願い』に従うがままにアクションを起こし、物語をけん引していく、その姿がめちゃくちゃかっこいいんです。

何と言うか『アクダマ』達、1人1人の生き様、『悪』の道、『悪』の『悪』なりの正義、貫きたい思い。そう言うものがもう、びっしびしと伝わってきて、それこそ『悪の美学』的なものを感じさせるくらいなんですね。はい。

そこがもう、たまらない。

何と言うか、そうしたところ、そうしたところのぶつかり合いから生まれる、ありとあらゆる感情、動き。そのひとつひとつが『アクダマ』達のギッラギラした感情に塗れまみれていて、見ていて本当に心奪われるのです。うん。

 

クールで口が悪く、しかし仕事は完璧にこなす『運び屋』、卓越した腕を持つも、自分の興味のあることとそうでないことに対する差が極端すぎる『ハッカー』。

医者として高い腕を持つものの、その実、患者の命を弄ぶのが大好きなマッドサイエンティストである『女医』、臆病で小心者、長いものには巻かれろな『チンピラ』、単純で純粋な性格の戦闘狂『喧嘩屋』。

そして殺人が趣味、赤色を見るとタガが外れちゃう『殺人鬼』と、ひとりひとりの個性も、もう強すぎるくらいに強すぎるんですけれど(笑)

 

その中でも個人的には、もう『運び屋』が圧倒的にかっこいいんですわ・・・。

CV梅原さんなので、まぁ、もう、ある意味、かっこいいのは当然、約束されているとも言えるんですけど・・・とにかくかっこいい。

仕事は完璧にこなす。クール。口が悪い。なんだけど、情に対して振り切れない部分も持ち合わせていて、妙に甘い部分が顔を覗かせる時もある。

そう言う『運び屋』のかっこよさを、梅原さんは本当に、見事に『かっこいいまま』演じ切きられていて、私の中では『ゴブリンスレイヤー』の主人公と1,2位を争うCV梅原さんキャラでもあります。うん。

つくづく、梅原さん、こういう役を演じられたら、同世代の中では抜きんでている役者さんだと思います。

 

そして、そんな個性豊かな『アクダマ』達に対する『処刑課』の『師匠』と『弟子』、この2人の存在も、もうめっちゃくちゃかっこいい!

『悪の正義』と『正義の正義』の激しいぶつかり合いも当然、描かれているのですが。その中でも特に『処刑課』の『師匠』と『アクダマ』の『喧嘩屋』のタイマン勝負は、もう痺れるくらいの『ザ!力勝負!』『力と力のぶつかり合い!』『俺とお前、どっちが強いか、そろっと決めようぜ!』と言う濃厚な描写で、くらっくらするくらい。

大塚さんと武内さんの演技も、めちゃくちゃかっけぇんだよ!

 

そしてネタバレになりそうですけれど(汗)、互いに大切な存在を失ってしまった『チンピラ』と『弟子』の対決、対峙と言うのも、もう胸熱。

ここも木村さんと花守さんの演技が、ほーんと良いの!

 

しかし『正義の正義』である『処刑課』が、『本当にそうなのか』と言う疑問を呈するような行動に走ると言うのも、これまた物語として非常に面白みを増す要因になっているんですよねぇ~。それがまた『処刑課』の『弟子』の中にも感情として芽生えていくと言うのも、良い。

何と言うか、ある意味、物語の序盤と終盤とでは、『アクダマ』と『処刑課』、その立ち位置が逆転していると言うか。

『処刑課』のポスが榊原良子さんってのも、もう強すぎるわ・・・強い(強い)

 

で、その中にあって『一般人』でありながら、とっさに『詐欺師』と名乗ってしまい、どんどん、トラブルの渦中に引き込まれてしまう主人公ちゃん。

彼女は当然のことながら『アクダマ』ではないんです。『アクダマ』ではない、ただの人。『悪人』『悪』とは、およそほど遠い場所で生きてきて、トラブルに巻き込まれてもなお、そう言う場所からどうにか離れたいと願い、無駄なあがきを(笑)繰り広げる人なんです。

けれど『アクダマ』との出会い、更にはその『アクダマ』達に依頼をもたらしてきた謎多き兄妹との出会いによって、そんな彼女にもじょじょに変化が生じていきます。

そして、ちょっとネタバレにはなってしまいますが、彼女もやむを得ない状況であったとはいえ、人としては越えてはならない一線を越えてしまうんです。

『アクダマ』になってしまうんです。『悪人』になってしまうんです。

しかしここからの、彼女の気持ちの固めよう、『アクダマ』『悪人』になってしまってからも、堕ちてしまってからも、それでも揺るがない彼女の思い、そのために突っ走る彼女の姿と言うのが、もうたまらなく切ないし、たまらなくかっこいいし美しい。

 

で、最終回。

その彼女がやってのけたことと言うのがね・・・もう・・・ほんと。

まさしく『アクダマ』、稀代の『詐欺師』。

彼女が咄嗟に名乗った、嘘をついた『詐欺師』と言う名前が、めちゃくちゃ効いてくるんです。キラキラと、それこそもう、燦燦と輝くと言うか。

そしてその燦々と輝く彼女の『アクダマ』『詐欺師』っぷりと、『正義の正義』であるはずの『処刑課』の変貌っぷりが、またこれ実に鮮やかに対になっていて、ものすごく皮肉にも感じられると言うのも、実によくできてる。

 

しかもそんな彼女を演じていらっしゃるのは黒沢さん。

もう素晴らしい演技を堪能できるのは、言うまでもないでしょう?

個人的に彼女と『運び屋』の関係の、あの、何とも言えない胸がぎゅっ、となるような色合いと言うのも、黒沢さんの演技による部分が大きいと思います。

この主人公ちゃんの、物語を通しての『アクダマ』への変化、そしてラストは立派な『詐欺師』として、一大仕事をやってのけるその姿も、本作を語るうえでは絶対に欠かすことができない魅力です。

 

この作品、勿論、全12話通してこそ面白いのは言うまでもなく、どんどんスピードを増していく感じがたまらないんですけれど。

私としてはですね、とにかく最終回が、もう本当に好きで。

今でもレコーダーから消せないでいる、『あなたの好きな『アニメの最終回』は?』と言うアンケートがあったら、真っ先に出てくるくらいの好き具合でして。ええ。

 

なんだろ、ほんと最終回だけ単独で見ても、ひとつの短編映画のような完成度の高さがあるんですよね。うん。

それまでの物語を見ていなくても、多分、わかる。何が描かれているのかわかる、そんな作りになっているんですけれど、だからこその作品としての美しさのようなもの、それが凝縮されている、そんな1話になっているんです。

なんかもう、それこそ見入ってしまう、そして見終わった後『ほぅ・・・』と、息を吐き出したくなるような、そんな感じ。

面白いのは言うまでもないことなんですが、『面白い』と言う言葉では片づけられないいろんな感情がこみ上げてくる、そんな最終回なんです。

そこがもう、たまらなく好き。そしてとても魅力的だと思います。

 

てなことて改めて最終回、それもディレクターズカット版をアマゾンプライムで視聴いたしましたが・・・。

いやこれ・・・ディレクターズカット版、めちゃくちゃ良い。

具体的には両親を『処刑課』によって殺された少女。彼女が『処刑課』の青年に銃を撃った、その後のお話が追加されているのですが。

これが実に『処刑課』や『アクダマ』、更にはこの作品自体のテーマ『悪って何よ』『正しいって何よ』と言うところに深みを与えていて、見ごたえありました。

花守さんのお芝居もこれ、めちゃくちゃ良い・・・テレビて放送されなかったのが、心底、悔しいわい!

 

そしてやっぱり『詐欺師』と『運び屋』のかっこよさ。

兄妹の健気さ、強さ。

お兄ちゃんを演じられている内田さんが『運び屋』に向けて放った『さよならだ』の、あの決然とした響き。たまらんな。

ってか内田さんのショタボイスも、ほんと好き(語彙力)

妹役の石見さんのお声、演技から来る健気さ、可憐さ、そこから来る健気な強さも、天下一品だと思うの。

あー・・・ほんと好き。何回見ても好き。ほんと好き。大好き。

 

何てか結局、自分の人生は自分次第、正しかろうが悪かろうが、それが自分の決めた、自分の思う『正義』に基づいたものであれば、それでいいんだ。

そうやって笑って死ねたら、それほど幸福なことはないんだと、突き付けられたかのような。

『アクダマ』達の生き様が、それを証明してくれているかのような。

 

何と言うか、この世の中だからこそ、いろいろと考えさせられる作品ではありますが、でもそんなこ難しいこと抜きにしても、本当に好きな人にはたまらないクライムアクション作品、それが『アクダマドライブ』でございます!

 

はい。

akudama-drive.com

てなことで本日は『アクダマドライブ』について、やんややんやと語ってまいりました。

なんだろうなぁ~、こういう言い方も良くないのかもしれないのですが。

この作品、もう少し、も~少しばかし、話題になっても良いと思うんですよねぇ。

放送当時、配信されていたのがFODのみだったので話題になりにくかった部分もあるのかなぁ、とも思うのですが・・・今は、いろいろなサイトで配信されているようなので、是非とも見たことない方、見てみて下さい!

 

『こんなおススメはどうなのよ』と自分でも思うのですが、『時間がなくて全12話も見てられない!』と言う方!

 

わかった。

それならばもう、最終回だけでも見て下さい。

ほんと、これ1話だけでも、物語として完全に成立しているので。

 

でも当たり前ですが、全部、見て下さい(どーん)

 

てなことでどうにか4月、連続して個人的に印象なアニメ、2作品を紹介することができました。良かった良かった。

さて、次回はどの作品を紹介しようかなぁ~。

こうやって考えるのも楽しいんだよなぁ、うふふふふ。

引き続き、お付き合いいただけると嬉しいです。

 

ではでは。本日の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございました!