tsuzuketainekosanの日記

アニメや声優さん、ゲーム、漫画、小説、お仕事とのことなどなど。好きなことを、好き勝手に、好きなように書いていくだけのブログです!ブログ名の『ねこさん』は愛猫の名前だよ!かわいいよ、ねこさん!

あなたの○○はどこから?~能登麻美子さん

雨、心配だなぁ。

 

特定の声優さんを取り上げさせていただき、その方を初めて知ったのはどの作品のどのキャラクターだったか。またその方を声優さんとして意識するようになったのは、どの作品のどのキャラクターだったかなどを好き勝手に語るシリーズ記事です。

前回、この記事を挙げたのはいつだったでしょうか。もはや思い出せやしないくらい前であるのは確かです。

 

・・・2月に開催されたアイドルマスターの合同ライブ。

それきっかけで河瀬茉希さんについて書いたっけか。なので大体3か月ぶりくらいですかね。

この記事ももう少し定期的に挙げたいんですが。

 

はい。そんな具合で本日、取り上げさせていただくのはタイトルにも書きました、能登麻美子さんでございます!

能登さんは、ただいま絶賛放送中の『機動戦士ガンダム 水星の魔女』にて主人公、スレッタちゃんの母親、プロスペラを演じていらっしゃいます。

プロスペラさん、ネットで調べてみたら、やれ『毒親』だの『復讐鬼』だの『ラスボス』だの。はてはシンプルに『怖い』だの続いていて、ただただ苦笑いするしかないのですが。

 

とにもかくにもプロスペラと言う1人の女性であり1人の母親であり、1人の人間。

その強烈なまでの存在感が、能登さんのお声、演技によって更に際立っているような。強烈な、だけどものすごく暗いオーラを放っているほどのそれになっていると感じさせられているのは、きっと私だけではないはずです。

なんだろ。もうありとあらゆる情念が、ものすっごい透明な真っ黒とでも言うべき状態でプロスペラの胸中には存在している。それが能登さんの演技によってひしひしと、静かに、それ故、ひたひたとこちらに迫ってくるような迫力で感じられるんですよね。

だから怖い。

 

そんなプロスペラのお声、演技が強烈なこともあって『ふむ。ところで私が初めて能登さんを知ったのはどの作品のどのキャラだっただろう?』と思い至ったので、今回、記事を書くことにいたしました。はーい。

 

てなことで早速、いつものようにウィキペディアで調べてみましょう。

元々は看護師を目指されていたとのこと。ところが仲代達也さん主催の『無名塾』の舞台を観て『お芝居がしたい!』と考えるようになられた、とのことで。

あー・・・でもなんか・・・能登さんボイスの看護師さんとか、最高やん。いや、お声と職業の関係性はまったくないけど、能登さんが看護師さんとか、最高やん。

そうかぁ。でももし、その時に『無名塾』のお芝居を鑑賞されていなかったら、もしかしたらもしかして、能登さんは看護師さんとして働かれていたのかもしれないなぁ。

そう思うとほんと、不思議なめぐり合わせ、ご縁、タイミングのようなものを感じると言うか何と言うかだなぁ。

 

ではでは。私が初めて能登さんのお名前を知った作品を探してまいりましょう。

 

2005年放送の『地獄少女』の閻魔あい。勿論、この作品の放送が開始された当時は、私はアニメオタクでも何でもなかったので、この作品も視聴したことはないです。

でも何故か、この情報だけは割と早い段階で知っていたような気がします。どう言う経緯でいつ知ったのか。そう言う詳細は一切、思い出せないけど。

なんだろ。杉田智和さんのラジオ経由とかかな?いやまったく思い出せないんだけど。

 

2008年には『乃木坂春香の秘密』にて乃木坂春香も演じられていますね。そして2009年には『君に届け』にて黒沼爽子を演じられています。

この2作品、2人のキャラクターは『CV能登さんと言えば!』と言う質問に対して、多くの方が挙げられる作品、キャラクターなのではないかなぁ、と言う印象が勝手にあるのですが・・・もっとも私はどちらの作品も未視聴です。おっふ。

 

そして2011年『輪るピングドラム』が登場。この作品で能登さんは時籠ゆりを演じていらっしゃいましたが、私がこの作品を見たのは、放送終了してからかなりの年月が経過した頃だったので・・・そうなると、私が初めて能登さんの演技に触れたのは。

この作品ですね!2012年の夏クールに放送された『アルカナ・ファミリア』の主人公、フェリチータでございます。

 

懐かしい!作品名見た途端『吉野裕行さんとか杉田智和さんとか中村悠一さんとかも出演されていた作品だ!それ以外、どんな話だったかも含めて、何も思い出せないけど!』と思ったくらいに懐かしい。

そりゃそうだもんな。もう11年前の作品なんだもん。懐かしいはずだ。

こちら原作はゲーム。地中海に浮かぶ小さな島を舞台に、タロットカードをモチーフにした特殊な力を持つ組織のボス、その娘であるフェチリータと彼女を取り囲む青年たちの絆と運命を描いた作品です。

アニメ化に際してCVはゲームからの続投。と言うわけで先に挙げた方々以外にも、福山潤さんや代永翼さん、小杉十郎太さんなどが出演されていました。

 

先程も書いた通り。この作品に関しては、ほとんど内容が思い出せない、そんな有様なのですが。

声優さんにずぶずぶとハマり始めていた頃だったので、語弊ある言い方ではありますが『とりあえず杉田さんと中村さんが出演されているから見とこう!』的な勢いで視聴したのが、今の私が振り返ってみてもありありと感じられるぞ・・・!

ただそうですね。うん。先ほども書きましたが、時系列的に見てみても、私が能登さんの演技に初めて(実際に『初めて』ではなかったにしても)ちゃんと触れた、1クールのアニメ作品で触れたのは、この作品であるのは確かです。

 

で、その後。能登さんを声優さんとして意識するようになったのは、これは2013年放送の『有頂天家族』と『神様のいない日曜日』の2作品が挙がってきます。

『ならばどちらが先に放送されたんだ』と思い調べてみたら、なんとどちらも2013年の夏クール放送でした。何たる偶然。

有頂天家族』で能登さんが演じいらっしゃったのは弁天。そして『神様のいない日曜日』で演じていらっしゃったのはスカー。

どちらも作品として、その内容も大まかにでも思い出せるのですが、よりCV能登さんの印象が強い、存在感が強いのは『有頂天家族』の弁天の方ですかね。

 

なので私が能登さんを声優さんとして意識するようになったのは『有頂天家族』の弁天と言うことに、ただいま決定いたしました!

 

てなことで『有頂天家族』、弁天と言うキャラクターを振り返っていきましょう。

有頂天家族』は森見登美彦さんの同名小説が原作のアニメで、2017年には(第1期のパッケージの売り上げから考えると『奇跡!』とすら言われた)第2期も放送されています。制作はP.A.WORKSです。

人に化けた狸と天狗が人に紛れて暮らす街、京都。糺の森に住む狸の名門、下賀茂家。そこで暮らす狸の名門、下賀茂四兄弟の、時ににぎやかで時に切なく、時に命がけの日常を描いた作品です。

下賀茂四兄弟は長男を諏訪部順一さんが、次男を吉野裕行さんが、そして主人公である三男を櫻井孝宏さんが、四男を中原麻衣さんが演じていらっしゃいました。

 

で、能登さんが演じていらっしゃった弁天と言うのは、端的に、実に端的に言うならば下賀茂四兄弟の敵である女性です。本名は鈴木聡美と言う人間なのですが、いろいろな経緯があって、人間なのに空を飛べたり、人間なのに天候を操ることもできちゃうんです。彼女のしでかしてきたこと、そして人間でありながら非常に自由奔放に振舞っていることから、天狗よりも天狗らしいと恐れられている存在でもあります。

ただし冷酷、妖艶さが際立つ一方、決してそれだけではないキャラクターである、と言うのがポイント。

 

天狗よりも天狗らしい。けれどあくまで『らしい』止まりであり、彼女の正体は、あくまでも1人の人間。だからこそ、立ち位置としては非常に中途半端で、それ故に狸である下賀茂四兄弟、特に三男との関係もまた、非常にややこしい、言葉にしがたいものになってしまっている。

そのことに、何よりも、誰よりも彼女自身が、弁天であり鈴木聡美である彼女自身が苛立ち、悲しんでいる。そんなことを感じさせる場面がちょいちょいと描かれている。

 

で、アニメでは能登さんがこの弁天と言うキャラクターを、鈴木聡美と言うキャラクターを、実に妖艶に、奔放に、大胆に演じていらっしゃったんです。

でも先にも書いたような、彼女の中にある複雑な思い。そう言う部分が描かれている場面では、見ているこちらの胸が痛くなる。何かこー、くっ、と息を呑みたくなるような。そんな苛烈さをもってして彼女の心情を演じていらっしゃって。

でもまた、いつもの彼女にすん、と戻っちゃうから、何かそれすらも、実は彼女の策略だったんじゃないか。そんなことを思わせるくらいなんたけど、でも確かな彼女の悲しみ、切なさ、そうしたものの残り香みたいなのもそこには漂っていて。だからこそよけいに強く、彼女の悲しみ、切なさが伝わってきて。

『はぁ~、凄いなぁ(語彙力どこ行った)』と思ったのを覚えています。

 

なんだろ。原作小説を読んでいた私からすると、アニメ化によってどの登場人物もビジュアルを絵として獲得して、声がついた。そのことでよりそのその存在が立体的になったわけなんです。

で、その中でも特に弁天は、能登さんのお声、あの一切の混じりっけのないお声、そしてシーンごとの見事な演じ分けがついたことで、個人的にはいちばん、その存在感が小説よりも増しに増したキャラクターだと思います。うん。

 

有頂天家族』は3部作が予定されているのですが・・・第2部が刊行されてから、既に8年の月日が流れたのか・・・。

 

そして以降の作品を見ていきますと、やはり個人的にはこの作品のこのキャラクターも印象深い!

2016年に放送、第3期の制作も決定している人気作品『Re:ゼロから始める異世界生活』のエルザ。『腸狩り』の異名を持つ彼女の存在は、物語の序盤、主人公スバルの前に立ちはだかる最大の難関でもありましたよね。

本作品がどう言う作品か。ほとんどその情報を知らないまま、アニメを見た私は『こんなん勝てるんか!?勝てるんか!?』と心底、彼女の強敵っぷりにはドキドキさせられました。

1期だけでなく2期になっても再登場した彼女。いや、本当に強かった。

強かったし怖かった。

 

当時、私はニコニコ生放送タイムシフトで本作品を視聴していたのですが。

エルザが登場し、喋ったと同時『能登こわいよ能登』のコメントには思わず笑ってしまったのですが・・・。

 

いや、でも、うん。

エルザもそうだし、プロスペラもそう。そして弁天もそうなんですけど。

能登さんのお声って、本当に混じりっけなしの純度100%って感じのお声じゃないですか。

だからこそそこに、何と言うかなぁ。こー、やはり純度100%の狂気であったり怒りであったり。妖艶さであったり。そう言う、一般的にはあまりポジティブとはとらえられない感情、表情が滲むと、一気にその透明感のあるお声の色味が変わると言うか。

水の中に墨汁を1滴、垂らした瞬間を思わせるような。それがあっという間に広がっていくような。そんな静かな迫力がある。

声を荒げて狂気をぶちまけられるよりも、怒りを発露させられるよりも怖い恐怖がそこにはあると言うか。

 

だからこそ逆に、そこに深い深い慈愛、やさしさ、癒し。そうした感情が乗せられると、これまた聞いていて涙が出てきそうなくらいの圧倒的な深みが感じられる。

水の中に温かい色の絵の具が落とされて、それが優しく、柔らかく広がっていく様を思わせる。

今期で言えば『地獄楽』の画眉丸の奥さんとか。もうめちゃくちゃ、画眉丸への愛情、そうしたものがひしひしと伝わってきて『そりゃこんな奥さんが待っていてくれるんなら、何が何でも生きて帰るって思うわ!』って思わされるし。

『君は放課後インソムニア』の倉敷先生の『面倒くさがりなんだけど面倒見はいい』って部分の、あのぶっきらぼうだけど、教師としても人としても確かな情に篤いと感じさせる演技も最高だし。

 

お声が透明感100%だからこそ、そこに感情と言う色が混ざった時に、がらり、とそのお声そのものの印象も変わる、と言うか。

 

はい。そんなこんなで本日の記事をまとめますと。

私が初めて能登さんの演技に触れたのは『アルカナ・ファミリア』の主人公、フェリチータで、能登さんを声優さんとして強く意識するようになったのは『有頂天家族』の弁天でございました!

 

あぁ!改めてウィキペディアを見返していて思った!

ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』の山岸由花子もめっちゃ好き!

それから2018年に放送された『宇宙よりも遠い場所』の藤堂吟の演技も、めちゃくちゃかっこよかった。先に書いた倉敷先生もそうだけど、能登さんの、こう言う『ちょっと誤解されやすい大人の女性。しっかり者の女性』の演技も、最高なんだよなぁ。

 

目下のところは『機動戦士ガンダム 水星の魔女』のプロスペラの演技が、物語全体の流れも含めて楽しみなわけなのですが。

個人的には『鬼滅の刃』の伊之助の母親。以前にちょろっとだけ登場した際の能登さんの演技も、もう『原作通りっ(涙)』と言いたくなるほどの素晴らしいものだったので、彼女の過去が明かされるシーンも、今から既に楽しみでなりません。

・・・だいぶ先なんですけどね。ええ。でもまぁ、ここまで来たからには間違いなく、最終話までアニメ化はされるでしょうから。楽しみに待ち続けたいところです。

 

ではでは。本日の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございました!