こちらのシリーズの記事も、なんだかとても久しぶりのような気がするのですが。
てなことで特定の声優さんおひとりを挙げ、その方を私が初めて知った作品やキャラクター、更には声優として強く意識するようになった作品やキャラクターなどを語るこのシリーズ、久方ぶりの登場です。
今回、取り上げさせて頂くのは花守ゆみりさんです!
夏アニメでは『かげきしょうじょ!!』で主人公のひとり、奈良田愛を熱演されており、また『トロピカル~ジュ!プリキュア』でも涼村さんごを演じていらっしゃいます。
なんでしょ。個人的には、ここ数年で知名度を飛躍的に伸ばされた女性声優のおひとりと言う印象があります。少し低めのお声をキャラクターに応じて的確に使い分け、そして抜群の演技力を披露して下さる花守さんの、ここ最近のご活躍はごく自然なことだと思うのですが。
はて、振り返ってみると『私が花守さんを初めて知ったのは何の作品、どのキャラクターだったかいな?』と言う疑問が胸にわいてきたので、今回は花守さんを取り上げさせて頂きました!
と言うことで早速、ウィキペディアの花守さんのページを見てみたのですが・・・花守さん、まだ23歳なのか・・・え、でもデビューされたのが2013年だから、もう8年前ですよね。え?ってことは花守さん、15歳の時にデビューされてるのか。15歳で芸歴8年目で現在23歳ってことか。
若すぎるよ、何もかもが(どーん)
いや、まぁ、業界においては決して珍しいことでもなんでもないのでしょうが・・・なんか改めてちょっとした衝撃でした。
あぁ、でも多分、初めて花守さんのご存在を知った時にご年齢調べて、『うわっ、若っ!』って驚いた記憶はあるから、それから考えると、そうか、もう23歳になられたのか、と言う勝手に親戚おばさん気分です(どーん)
はい。てなことて改めて、花守さんのご出演歴などを調べていきますと・・・あぁ、多分、こちらの作品のこのキャラクターですね。それで私は花守さんを知って、同時に花守さんと言う演者さんを強烈に意識したように記憶しています。
それがこちら!
『結城友奈は勇者である』の三ノ輪銀ですね。はい。
正確に言うと、彼女が登場するのは『結城友奈は勇者である-鷲尾須美の章-』ですね。だから第2期です。そのはずです(若干、記憶は怪しい)
うん?そうなると、だな。
『結城友奈は勇者である-鷲尾須美の章-』は2017年に放送されたわけだから・・・その前の作品、キャラクターの方が早いと言うことになるのか。
そうか。
でもとりあえず、まずは『結城友奈は勇者である-鷲尾須美の章-』での花守さんの演技について語っておこう。
『結城友奈は勇者である』もとても息の長いコンテンツになっていますね。つい最近はミニキャラたちが可愛らしく活躍するショートアニメが放送されていましたし、あれ?今度、本編の続編と言うか、新作アニメが放送されるとか、発表されたんじゃなかったっけか?
視聴された方はご存じだと思いますが、とにかくこの作品・・・辛い(辛い)
ネタバレになってしまうので詳細は避けますが、少女たちがね、一生懸命、世界を、自分たちの大好きな、大切な日常を、大切な仲間を守るために戦うんです。
その戦う姿は、まるで満開の花を彷彿とさせるんです。
わかりますよね?
満開の花は、いずれどうなるか。
そう、散るのが定め、ですよね。
ね(涙)
いや、ってかむしろ、潔く散れた方がまだ幸せだよ・・・ほんと・・・。
で、その中でも花守さん演じられた三ノ輪銀と言う少女はですね・・・もうね、もう思い出しただけで涙が出てきそうになると言うか。もうこの文章自体が盛大なネタバレなんですけど。ほんと、本当に小学6年生、家族思いな女の子で、快活で、フレンドリーな性格のいい子なんですよ。ええ。
そんな女の子がね、もうね、ほんとね・・・あかん、言いたいけど言えない。ネタバレになるから言えないけど、ほんと、彼女のあの思い、そしてあのシーンと言うのは、もう見ててぼろっぼろに泣いた記憶が。
そして花守さんの演技がまたこれ、最高なんですわ。花守さんの可愛らしく快活で、ちょっとボーイッシュな声が、銀と言う女の子にぴったりで。で、銀が単身、敵に立ち向かっていく、そこからの激闘のシーンでの、あの演技ですよ。
そうだそうだ。思い出してきたぞ。
花守さんの三ノ輪銀に驚いたのは、多分、それ以前の作品『えとたま』のウリたんや『魔法少女育成計画』のねむりんと言った、どちらかと言えば可愛らしいキャラクターの、可愛らしい演技の印象が強かったからだ。
それでこの銀の演技を見せられて、可愛らしい系だけではない花守さんの演技を見せられて『え?花守さんって、あの花守さんでしょ?』と衝撃を受け、花守さんのお名前を強烈に意識するようになった、そんな流れだったようなことを思い出してきたぞ。
そうなると、多分、私が初めて花守さんを知ったのは『えとたま』のウリたん。こちらが2015年の作品ですね。で2016年の『魔法少女育成計画』でも花守さんの演技を目に、耳にする機会はあり・・・でも、ぶっちゃけて言うと、ネタバレになっちゃうかもしれないんですけど、この2作品での花守さん演じるキャラクターの出番って、そんなに多くないんですよね。
いや、多いことには多いんですけど・・・その・・・バトルものなんでね・・・ええ・・・どう言うことか、これ以上は察して下さい(遠い目)
てなことで改めてまとめてみると『えとたま』『魔法少女育成計画』そして『結城友奈は勇者である-鷲尾須美の章-』と言う順序になりますね。はい。
で、2018年か。この年に『ゆるキャン△』の1期が放送され、なでしこちゃん役で本格的にブレイクを果たされたなぁ、と言う感じがするのですが。あと個人的には『ハッピーシュガーライフ』の神戸あさひ役もとても印象深いなぁ。
なでしこちゃんは、とにかく可愛い。もうその可愛らしさが自然で、ほわほわしていて、見ているだけでこちらまでほわほわした、温かい気持ちになれるような、そんな可愛らしさを花守さんがほーんとに可愛らしく、自然に表現されていて。
ちょっとね、たまーに、なでしこちゃんの声にかすれが入るのが、またこれたまらないんですよ。うん。花守さんが演じられるキャラクターにしては、なでしこちゃん、多分、キーが高いんだろうなぁ。でもだからこそ、高すぎない高さの声、可愛らしさもありつつだけどアニメ声になり過ぎていない、聞き取りやすい声なんですよねぇ、なでしこちゃんの声って。
また他のキャラクターを演じていらっしゃった声優さんの演技も素晴らしく、『ゆるキャン△』は自然風景や少女たちの心情描写は勿論のこと、その演技による掛け合いと言うのがたまらない作品でもあったなぁ。
一方の『ハッピーシュガーライフ』のあさひは、少年役。家族思いの一面と、冷酷で暴力的な一面を持ち合わせており、精神的にも未熟な面をのぞかせることがある・・・と言うとても難しい役だったように記憶しているのですが・・・いやぁ、良かったなぁ。
花守さんの低めの声。その中に様々な感情が込められ、時にそれが暴発するような演技には鬼気迫るものがありました。
この作品、愛情が強すぎるがゆえに歪み、執着になり、やがては欲望となり、様々な人を傷つけ、惑わせ、狂わせる様を描いていた作品だったように思います。その中で花守さんの演技は、アンビバレンスさ、そこに潜む恐ろしさとどうしようもない悲しみ、実の妹に対する純粋すぎる愛がひしひしと伝わってくる演技だったなぁ。
はい。そして2019年になると、こちらもCV花守さんの代表的キャラクターの1人に挙げられることも多いですよね、『かぐや様は告らせたい』の早坂が登場します。
いいですよね、早坂。
やっぱり花守さんの低音、低音なのにとても聞き取りやすいお声、そして状況に応じて性格が切り替わる、その演技と言うのも最高。
かぐや様のことをとても大切に思っている様が、ところどころ、さりげなく描かれているのがまたこれたまらん。
でも早坂自身のことって、あんまり作中では、私はアニメしか見ていないのですが、描かれていないような気がするので・・・いつか、早坂自身のことが描かれる回が来るのかどうか、楽しみにしたいところです。
はい。あとあと、やっぱりこのキャラクターについても語っておきたい!
2020年放送の『アクダマトライブ』の処刑課弟子も、本当に最高でした!
処刑課師匠を演じられていた大塚明夫さんとのコンビネーション、そしてそこからの変貌。禍々しいほどの、だけど悲しいまでの復讐心に突き動かされるがままに行動を起こしていた彼女の・・・あの最後はどうなったのかなぁ。
今、調べたら、どうやらブールーレイ、DVDのディレクターズカット版では、テレビ版とはちょっと異なる展開が描かれているようですね。成程。
やはりこの役も、花守さんの低めのお声、そして暗く、燃えるような感情の演技が、本当に印象深い役なのであります。
そして今年、2021年になると・・・もうその活躍は、アニメ、声優ファンの皆さんによく知られているところだと思います。
なんだろうなぁ・・・こうして振り返ってみると、やっぱり花守さん、可愛らしい少女役は勿論なんですけれど、ちょっとハスキーで、ボーイッシュな雰囲気も漂わせているお声を活かした役どころが多いなぁ、と言う印象です。
そこに加えて情感豊かな演技力、表現力を武器に、明るい感情も、暗い感情も、そのキャラクターにとっていちばん、いちばん大切な感情、ありとあらゆるその感情を演じられているため、なんだかほんと、いろいろな役を演じられているなぁ、と言う印象を改めて抱きました。
そして個人的には10月からの秋クール放送予定の『ブルーピリオド』での鮎川龍二が、今からもう、楽しみでならない!
役としてはとても難しいであろうとは勝手に推測するのですが、花守さんの演技力でもってすれば、そこもまたむしろ楽しみしかわいてこないと言う。
勿論『ブルーピリオド』以外にもきっと、いろいろな作品に、いろいろな役で出演されるであろうことは決まっているでしょうから、今後のご活躍と言うのも本当に楽しみです。
てなことで。
本日は花守さんと私の個人的な歴史を振り返ってまいりました。
『えとたま』『魔法少女育成計画』でそのお名前を知り『結城友奈は勇者である-鷲尾須美の章-』の三ノ輪銀の演技で、そのお名前を強烈に意識するようになったと言う流れですね。はい。
ではでは。本日の記事はここまででございます。
読んで下さりありがとうございました!