tsuzuketainekosanの日記

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2021年春アニメ~とりあえず1話を視聴した作品の感想 その2

と言うか、そうか、やっぱりこの春アニメ。

放送本数自体が多分、めちゃめちゃ多いんだよな。

いや、詳しく調べたわけではないんですが。

ネットでそう言う話を目にしたので(汗)

やっぱりコロナの影響ってのはあるんだろうなぁ・・・大変だなぁ・・・。

 

そして見る側もこれ・・・ほんと、見る作品選び、迷っちゃうよなぁ・・・。

 

はい。そんな具合で春アニメ、第1話感想です。

 

・『Vivy -Fluorite Eye's Song-』

・・・どう転ぶか。不安がないことはない作品ですが、1話は面白かったです。1話1時間にしただけのことはある、と言うか、盛りだくさんな、だけどとてもわかりやすい内容でぐぐっ、と物語の世界に引き込まれました。

 

いや、ほんと、AIってなんなんですかね?言葉としては、ぼんやりとわかっているつもりですけど、でもなんか、この存在を考える時、いつも『心とは何ぞや』そして『人間とは何ぞや』と言うことも同時に、突き付けられるような気がします。

 

物語の冒頭のAIによる人類虐殺のシーンは、めちゃめちゃぞくぞくしました。何だろ、恐ろしさは勿論なんだけど、あんな中でもAIとしての使命を果たしているものの存在、その存在の空しさとか悲しみとか。AIにとっての日常の中で、平穏の中で、人類が虐殺されていく、と言うのが、もうたまらなく滑稽なようにも思えて。決してこのふたつの存在は重なり合わない、そんなメッセージ性すら感じたのですが。

 

さぁ、そして何より、種﨑敦美さんと福山潤さんの演技ですよ!どちらも、もうどんなキャラクターを演じられても素晴らしい演者さんではありますが、今作品においては、私が勝手に思う、おふたりが最も得意とするキャラクターであり、だからこそ、キャラクターの対比、演技の対比がめちゃめちゃ鮮やかだよなぁ、と。

種﨑さんのヴィヴィは、その孤独が、もう痛いくらいにこちら側に伝わってくると言うか。AIなのに、その人間臭さがもう切ないくらい。そして福山さんのマツモトは、あれ、ずるいやろ。第一声、一言目のセリフをしゃべりだした途端から『ずるいわ』と思わず、笑ってしまったくらいです。ずるいわ(笑)

 

種﨑さん演じるヴィヴィと、福山さん演じるマツモト。到底、交わりそうにはない2人・・・人なのかはさておき(笑)の未来改変の物語。その中で登場する新キャラ、そしてこの行く末が今から楽しみでございます。

 

・『ひげを剃る。そして女子高生を拾う。』

・・・何だこれ、私は何を見せられてるんだ!これもう、2人、付き合ってるよね?違う?26歳の聖人君子みたいなリーマンと女子高生の、出会い方こそちょっと風変わりだったカップルの、いちゃいちゃ見せられてるよね?ね?

 

ね?(圧)

 

はい。あー、でも、以前にも書いたと思うんですけど、タイトルから連想される奇抜さ、それがないとは言わないんですけど、でもそれだけじゃない妙なリアルさとかがあって。なんか、その瞬間がたまらない作品だな、と思いました。

 

あとなんだろ。こー、自分の、大した変化のない日常や生活空間の中に、第三者、それも自分とはこれまであまり接点のなかったような人が入ってくること。そしてその人と共に生活を送っていくこと。そのことそのものを描いている作品だな、とも感じられて。そこからくる楽しさは勿論のこと、面倒くささみたいなものも描かれていくのかなぁ、と思うと、それはそれで楽しみだな、と。

何だろ。そう言う意味では、作品のテイストは全く異なりますが『小林さんちのメイドラゴン』を思い出させる、そんな感覚すら私のにはありました。

 

そして期待していた通りと言うか、主演おふたりの演技が良い。現実で探し出すのは困難すぎるだろう、吉田は、興津和幸さんがものすごく説得性のある演技で表現していらっしゃるなぁ、と言うふうに感じたし、紗優ちゃん役の市ノ瀬加那さんもまた、女子高生の可愛さと甘さ。それから、これまでもそうしてきたんだろうなぁ、という距離の詰め方ににじみ出ている幼稚さと、ある種の計算高さ。そして時折、会話の端々に滲む孤独や寂しさ。そう言ったものの表現が、本当に引き込まれました。

 

あー。どうしようかなぁ。他のクールなら間違いなく視聴するんだけどなぁ。今期、ほんと、めちゃめちゃ視聴したい作品、多いからなぁ。悩ましい。

 

・『NOMAD メガロボクス2』

・・・極限のところまで無駄なもの、無駄だと思われてしまいそうなもの、そうしたものすべてを削り切ったような。そうして残った、ただただ荒々しく、そして見る者の胸を穿つような、ある種の痛々しさすら感じさせるような塊。そんなものを感じさせる第1話でした。いや、なんかもう、見入ったわ。呼吸するのも惜しいと言うか、なんかそうした瞬間、作品の雰囲気、全部が台無しになってしまうんじゃないかと言うくらいの緊張感、それすら感じさせる1話だったわ。

 

そんな中、数少ない台詞・・・と言うか、もはや息遣いひとつで、今のジョーの絶望や怒り、苦しみ、葛藤、そして『ちっぽけなプライド』、そこに灯っている熱を表現されていた細谷佳正さんの演技、ってか、もはやジョーとしてのそれは、圧巻。

もはやこれ、アニメじゃないよね?(どーん)

ものすっごい変な言い方、ともすれば失礼な言い方になってしまうかもしれないけれど、こー、描こうとしていること、その描き方が、実写映画のそれなんだよなぁ、とめちゃめちゃ感じた1話です。いや、まぁ、この作品がそう言う感じなんですけど。2期1話に関しては、ほんと、特に強くそう感じました。

 

はい。と言うことで続編です。この作品における『ギア』とは、ボクサーの力を飛躍的にアップさせるものとして描かれているわけですが、同時に『その人間性に制約を科すもの』と言う意味合いもあったんじゃないのかな、と1期を見た時に思ったのです。

で、2期になり、自ら捨てたはずのその『ギア』を再び背負い、リングに立っているジョーの姿は、一体、何を意味しているのか。

 

拳と拳の殴り合い。殴る痛みも、殴られる痛みも、すべてが直接、自分の肉体から発せられ、自分の肉体にぶつかってくる。そこにまた『ギア』を背負って立つジョーの物語が、ここからどう展開されていくのか。

とにかくもう1話に関しては、面白いとかそう言う言葉じゃ追いつかないくらいに、なんかもう『凄いもん見せられたなぁ・・・』と放心してしまいそうになるくらいの衝撃でした。

キービジュアルに描かれている、そしてEDの歌詞にも登場したハチドリ。それがひとつのキーになっているのかなぁ、と思ったりしているのですが。さてさて。

 

・『フルーツバスケット

・・・あんな顔してさ、『自分で決めた道だから』って言われちゃったら、ほんと、透くんじゃなくても、何も言えなくなってしまうよね。あの時の、紅野さんの表情の描写ってのは、あれは本当に素晴らしいと思った。そして梅原裕一郎さんの演技も最高だった。あんな紅野さんに、なにか言えるはずがない。言いたいけれど、でも、あんな表情で、あんな声音で、あんな言葉を言われてしまったら、もう何も言えない、言えるはずがない。

 

はい。と言うことでいよいよ、ファイナルシーズンでございます。いやぁ・・・とうとうここまで来ましたかぁ・・・原作を読んでいない私としては、本当にもう、どんな結末が待っているのか、そして透は夾と由希、どちらと結ばれるのか、楽しみでなりません。え?もしかして、どちらとも結ばれない結末が待ってたりする?(笑)

 

そんな具合でファイナルシーズンの第1話でしたが・・・いやぁ・・・もうなんか泣いた。冒頭にも書いたとおり、紅野さんの思いを前にして、ただただ泣き崩れるしかない透くんの思いが、もう痛いほどに伝わってきて泣いた。

それと同時、慊人さんの心中を察すると、これまたもう、なんとも言えない思いに駆られると言うか。彼女にとって、草摩の十二支の呪いとか、その存在と言うのが、どれほどのものなのか。実はそれは彼女にとっては唯一のよりどころのようなものなんじゃなかろうか、とすら思えて。

どうしていいかわからない。どうしていいのかはわかっているけれど、どうすればいいのかわからない。そんな悲鳴にも似た思いすら、感じられて。

 

なんだろ。なんかもう、母親との関係とか、めちゃめちゃ見ててしんどかった。とてもじゃないけど他人事のようには思えなくて、もうめちゃめちゃしんどかった。

 

母親にすら正しく認められなかった、受け入れられなかったのに、他者に対してそれができるはずがないよな。うん。その方法、わかるはずがないよな。うん。だから慊人さんは、他者を傷つける方法でしか、それができない。自分が母親からそうされてきたわけだから。

 

あと、怖いんだろうな、この人。中途半端な関係性が。怖いから、だから、生半可に、中途半端に関係を結ぶくらいなら、って相手を傷つける方法を選んでしまう。そんなつもりはない相手でも、勝手にそんなふうに思い込んでしまって、ふざけるな、って感じで傷つけてしまう。だからなおのこと、誰も寄らなくなる、寄れなくなるんだけどな。うん。でもこれも仕方ないよなぁ・・・。

 

はい。そんな具合です。とにもかくにも第1話から、ほんと、胸が痛いやら、でもだからこそ、と言うか。透くんの、それでも前を向く姿とか、咲ちゃんや魚谷さんの存在、3人の関係の強さとかには、本当に救われた思いがしました。

 

自分が選んだ道。でもそれもまた、草摩に生まれた故の決断なのだとしたら。

その呪いが解けた時には、紅野さんの本当の思いが言葉にされることを、私は祈るばかりだよ。何が言いたいかって言うと、ほんと、頼むから魚谷さんと幸せになって。

 

ってかもうほんと、皆まとめて幸せになれ!

マジで!

頼むから!

 

はい!と言うことで本日はこちらの4作品の1話感想記事を書いてまいりました。

 

うーん・・・どの作品も、本当に作品ごとの個性がさく裂していて、またそれぞれ、胸に訴えかけてくるものがあって印象深いなぁ・・・。

 

ではでは。今回の記事はここまででございます。

引き続き春アニメ1話視聴感想記事は続きますので、よろしければお付き合い下さい。

 

読んで下さりありがとうございました~。