と言うことで、しばらく続いております『年金とは』シリーズの第3弾です。
前回は年金の、私が思うメリットを挙げていきましたが、今回はその逆、私が思っている、と言うより、もはや年金保険料を支払っている多くの人が思っているであろう、年金のデメリット、と言うか、弱点みたいなものを書いていきたいと思います。
さて、年金の弱点、ひとつめは世代間の格差が圧倒的に大きいと言うことです。年金も健康保険同様、現役世代が納めている保険料が財源となっています。
つまり、今の高齢の方が受給されている年金の財源と言うのは、今の現役世代の人、今現在、年金保険料を納めている人の、その保険料です。
ですが現状、その保険料を納めている人、すなわち財源を支えている人の人口と、年金を受給している人の人口のバランスと言うのは、全くもってとれていません。そして日本は少子高齢化が進んでいる国ですから、今後もこのバランス、財源を支えている人の人口は少ないのに、その財源を年金として受け取っている人の人口は多いと言う状況が改善されることはありません。
だから世代間によっては、しっかり年金を受け取ることができる世代もある一方で、受給開始年齢が遅くなったり、あるいは年金額が減らされる世代も出てくると言うわけです。また年金額が減らされるだけでなく、年金保険料が高くなったり、今まで厚生年金の対象でなかった人も対象になると言う可能性も、現状、出てきています。
厚生年金の加入枠が広がると言うのは、まぁ、個人的にはいいことだとは思います。ただね、現状6万円台、月収6万円台の人でも加入できるように、との案が出ているらしいんですがね。
6万円から厚生年金保険料、引かれたら、手取りのお給料、いくらになるのよ・・・って話ですよね。ほんとに。つまりそれくらい、年金の財政はひっ迫、不足しまくっていると言うことです。
それからもうひとつ、年金の弱点としては、これは厚生年金に関してですが、とにかく掛け金に対して、もらえる額が少なすぎると言う点です。
私の場合、月額手取り12万円程度のお給料ですが、毎月、1万2千円くらいの厚生年金保険料を支払っています。
しかしですね。仮にこれで1年間、厚生年金保険料を支払い続けたとしても、12万かける0.005481と言う割合、そして12か月をかけた7800円にしかなりません。
7800円。月額ならまだ希望も持てるのですがね。これ、年額ですからね。年額7800円ってことは、月額600円程度にしかならないと言うことです。
月1万2千円も支払っているのに・・・?月額600円て、こどものお小使いじゃないんだから・・・。
こんなのでは、前向きに厚生年金保険料を納めよう、と言う気持ちにはなりにくいですよね。そこも、私は年金制度の弱点だと思っています。
もらえる額は少ないことが決定しているのに、支払わなければならない額は多く、今後も多くなっていくことか予想されている。これは切ないですわ・・・。
厚生年金は、単純に年金額が僅かとは言え増えますし、それ以外にも遺族年金や障害基礎年金なども受給できるようになるので、メリットはあると思います。
ただ世代間格差や、保険料が高すぎる、今後も高くなっていくと言う弱点は、支払うようになった身としては何とかしてほしいなぁ、と言う気が強くしてしまいます。
今、学生の方が社会人として働くようになり、厚生年金に加入するとなった時には、今よりもっと保険料が高くなっているのかもしれません。世知辛いですよねぇ・・・。
はい。以上が私が、と言うより、ニュースなんかでもいろいろ言われている、年金の弱点です。まぁ、厚生年金額に関しては、支払う期間が長くなればそれだけ受給額も増えるんですけどね・・・。
それにしたって、自分の時間をそこに費やしているわけだから、もう少し、受給額が増えてもいいもんだと思うんですけど・・・。はい。
まぁ、ほんと、老後のお金に関しては、もう自分でどうにかしておくしかないんだろうなぁと言う気もしています。とは言え、私、もう38歳・・・今からどう頑張っても、2千万円は無理よね(遠い目)。
目指せ、一攫千金!宝くじ!ロト7!アラブの石油王との玉の輿婚!(どーん)。
はい。そんな楽しい現実逃避をしつつ、この記事は終了したいと思います。読んで下さった方、ありがとうございました。
次回は税金について、ちょこっと書いていきたいな、と思っています。よろしければおつきあいくださいね。