tsuzuketainekosanの日記

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『Astro Dive』ボイスドラマ Episode.0~視聴した感想

8月に発表されたコンテンツ『Astro Dive』(以下『アスダイ』)については少し前に記事でご紹介いたしました。

それからほどなくして最近、ボイスドラマが3日間連続で公開されたので、今回はそちらを視聴した感想をお送りします。

 

『アスダイ』の詳細はこちら。公式サイトさんをどうぞ。

astrodive.jp

成程。『音楽』×『ボイスドラマ』のトランスメディアコンテンツなんだな。

今のところ、私の推しは、見た目で言うなら鳴海慧。黒髪眼鏡最高。

あとは百千万億一生。治安の悪い自信家銀髪最高。

ユニットで言うならアトモスレインのエモさがたまりません。

でもどうあがいてもこの先、雷電ひかるに沼りそうな予感しかありません。

タスケテ。

 

今回、公開されたボイスドラマは『Episode.0』とされています。

アトモスレインの3人が、登場キャラクターたちが配信を行い、また共同生活を送るスタジオ『ミケスタ』に所属することなった経緯。それが描かれています。

 

ってかキャラクターたち、共同生活してるの!?

紹介記事書いておいてなんだけど、今、初めて知ったよ!

 

ではでは。早速、感想に参りましょう。

 

・『Episode.0 #1 -First stage Separation-』

・・・アトモスレインの1人、雨谷漣が『ミケスタ』を運営するトワイライトの3人に出会うお話が描かれています。

 

何かがあったために、大切な友人たちの前から姿を消したと思しき漣。そんな彼の姿。諦めたようで、でも諦めきれない思いがあって。それが苦しくて。どうしていいのか、自分でもわかっているようでわかっていないような。とにもかくにもその結果、自分のいちばん大切な感情に勝手に蓋をしてしまっているその姿が、とても切なかったです。

 

そしてそんな漣のように、恐らくは過去に色々とあったのだろう。もしかしたら今も、色々とあるのかもしれない。そんなことを推測させるトワイライトの3人の、それぞれの言葉や漣に対する態度。その深みみたいなもの。それがとても印象に残りました。何と言うか、思っていた以上にトワイライト、大人だったと言うか。

 

個別に見ていくととりあえずセイラさん、めっちゃおかん。ただのおかん。ずけずけと容赦ないこと言うし、その口調には隠し切れない自分や自分の発言に対する自信と言うものも強く感じるんですけど、同時に、確かに相手のことを慮っている優しさもはっきりと滲んでいると言うのが、もう最高オブ最高でした。顔と声のいいおかんです。

那緒さんは、想像以上に口調がふわふわしててひたすらに癒されました。でも優しく、柔らかく、的確に漣の感情の核心、それを突くような言葉を口にする。口にしながらも、でも絶対に押しつけがましくなっていないと言う、そのアンバランスさがマジで天才25歳児。

慧はとにかく溢れ出るスパダリ感が『ずるい』の一言。セイラと那緒に振り回されて苦労しているところもいいぞ~。公式から『腹黒』『本心が見えにくい』と紹介されているからこそ、彼が口にしている言葉。それを額面通りに受け取っていいのかどうかと言う緊迫感も、個人的にはたまりませんでした。

 

17歳。思春期真っただ中にある漣と。

その時間が既に過去になっているトワイライトの3人。

思春期と言う時間が過去になっているからこそ。そしてもしかしたら漣と同じように、その過去の時間に『何かがあって、自分の大切な思いに蓋をしてしまった』と言う経験をしてきたからこそ。その痛みであったり苦しさであったり。あるいは少年特有のまっすぐさであったり。そう言うのを経験してきた彼らだからこその、漣に対しての、あの温かく、優しく、背中を押すような態度であり言葉なのかなぁ、とも感じました。

個人的には、特にセイラの言葉に強くそれを感じたなぁ。なんか多分、この人は、本当に、本当に血を吐くような思いで努力を重ねてきた人だと言うのを、その言葉から、口調からものすごく感じた。

 

とは言え。トワイライトの3人、漣に優しすぎやしないか?行き倒れていたとは言え、自分たちの、『ミケスタ』の秘密を知ってしまった初対面の男子高校生に対して、あんまりにも優しすぎやしないか?

何かこれは裏があるのでは!?

天邪鬼な私は#1を視聴してそんなことを思ってしまったのですが。慧あたりは、もしかしたら『利用する』と言う考えがないこともないのでは。そんな気もするぞ~。

とにもかくにも『早く続きを公開しておくれ!』と、その時は3日連続で公開されることを知らなかった私は、切に思ったのでした。

 

・『Episode.0 #2 -Second stage Separation-』

・・・アトモスレインの残りのメンバー、逢沢湊と朝日颯が『ミケスタ』に到着し漣と再会を果たします。アトモスレイン、トワイライトのメンバーが勢揃いしたところに、更にルムルムの3人も登場と言うお話です。

 

湊の『雨谷漣強火担』具合が凄い。多分この子、漣が死んだら『こんな世界、意味ないよ』って笑顔でその後を追う子だと思う(とんだ決めつけ)。ただ『だからこそ』、終盤で彼が漣に、と言うより、漣の中の『あるもの』に見せた強い怒りの感情、表情、言葉にも、ものすごく胸を打たれました。

でもそれに対しての漣の反応。自分の中の『あるもの』に対しての葛藤。それもめちゃくちゃ理解できるもんだから、すごい切なかったです。

間違いなく曇ってない時の湊は、アトモスレインの太陽。ただただからこそ、この子は曇らせちゃダメ。絶対ダメ。曇らせたら危険。絶対に曇らせるな(いいぞ曇らせろ!)

 

一方の颯は、そんな2人のお兄さん的ポジションの雰囲気が最高オブ最高。でも本人はそんな自分のポジションに、凄さに全く気付いていない雰囲気が、またこれ萌える。たださらりと『漣がいないと意味ないから』と言い切っちゃう辺り、この子も相当、漣の強火担だぞ。

 

そして新たに登場したルムルムです。百々汰のわがまま腹黒っぷり、透空のふわふわと百々汰の怒りの火に油を注いでいく感じ。そしてその2人の好き勝手極まりない言動に、いちいち律儀に、真面目に取り合っては振り回されて傷つけられる大刀くんの真面目さ、不憫さが可愛すぎてたまりませんでした。笑った笑った。

そりゃ、これは声優さん達も収録、盛り上がるはずだわ。

 

アトモスレインは互いが互いを強く、強すぎるくらいに思っている。強く、強く互いを信じていて、でも、だからこそ、その強い絆が、思いが、ここにきて不協和音、溝を生み出す原因にもなってしまっている。今回は漣の『湊も颯も大切だ。だからこそ自分のことで迷惑をかけちゃいけない』と言う頑なな思いが、3人の強すぎる絆を揺るがしている。

一方のルムルムは『信頼』の『し』の字も見当たらないようなユニットなんです。でもだからこその、その関係性の緩さによって『解散』と言う言葉が日常茶飯事でありながらも、今なお、ユニットは存在し続けている。3人はユニットで活動し続けている。

 

この2つのユニットの雰囲気であったり、メンバーが口にする言葉であったり。そして皮肉にも、それとは真逆な状態である『今』のユニットの在り方、雰囲気。

その対比がとても鮮やかで、アトモスレインには胸をきゅっ、とさせられ。そしてルムルムには、その過激さ、自由奔放さには笑いっぱなしでした。そしてそれこそが、それぞれのユニットの魅力であり個性なんだろうな、と言うのも感じました。

 

#1では漣とトワイライトを描くことでトワイライトの関係性を見せた。#2では漣に湊、颯が合流したことでアトモスレインと言うユニットと、ある種、アトモスレインとは正反対の色を帯びているルムルムを絡ませることで、両方のユニットの関係性を見せてくれた。そんな感じです。

 

そんな2ユニット、6人のメンバーの一連のやり取りを見て、最後に『ねぇ。思ってることがあるなら、話してみない?』と言う、那緒さんが漣にかけた言葉。その声色も言葉の意味も、また年長組ユニットのメンバーだからこその優しさみたいなものがめちゃくちゃ染みたラストだったのですが。

 

『待て。初日トワイライト、2日目ルムルムと来たら、これ、最終3日目は我楽多キング、来ちゃうよね。ねぇ!来ちゃうよね!一生、大暴れしちゃうよね!超絶ポジティブわんこ、ひかる、来ちゃうよね!』と気が付いた私、狂喜乱舞。

 

・『Episode.0 #3 -Third stage Separation-』

・・・漣に何があったのか。何故、配信活動再開にためらっているのか。その理由となった出来事が明かされます。そして乱入、我楽多キング。

 

何があったのか。その果てに何を思ったのか。今、何を思っているのか。

漣の言葉に真剣に耳を傾ける湊と颯。そしてトワイライトとルムルムの6人。

百々汰が漣に対して同情の言葉をかけたのが意外過ぎてびっくりだったのですが(笑)、にもかくにも皆が皆、漣のことを、あるいはアトモスレインの3人を思ってくれていると言うのがめちゃくちゃ感じられて、もうエモさマックスでした。

相変わらずセイラと那緒さんの言葉が、本当に良いんだわ。

かくして漣は、自分の本心と向き合い気持ちを固めます。そしてそれを口にしようとした、実にいい流れのところで。

 

やってきました!我楽多キングの乱入だよ!ド派手にガレージのシャッターに車ぶつけての登場だよ!

 

笑っちゃった。一生の『事故ぉ↑』の言い方が、マジ一生さんで(意味不明)、もう第一声から惚れちゃった。ダメだ。この人はダメだ。好きだ。本能の赴くがままに好き勝手に生きているエネルギーの迸りがたまんない。暴れん坊最年長、最高すぎる。好き。ビジュアルを一切、裏切らない暴れっぷり、良き。地球最後のビッグバン、好き!

そしてひかるよ。底抜けの明るさなんだけど、その根底に私は、仄かに精神、情緒の不安定さみたいなものを感じたんですけど。そしてそれがたまんないんですけど。大丈夫?ヤバい。この子もやばい。ますます好きになった。

あと全然、触れてなかったけど千尋の振り回され加減。不幸体質っぷり。他人の厚意もなかなか素直に受け入れられないところも、一周回って可愛すぎる。

 

いい話でまとまりそうだったのに、我楽多キングが全部、かっさらっていきました!やっぱり我楽多キング、そう言う役割じゃん!好き!

 

とまぁ、最後は実に騒々しい雰囲気の中。改めて那緒と慧に自分の気持ちを、自分の答えを聞かれた漣は、自分の今の素直な思いを口にしたところで締めくくりの#3は終了でございます。

 

このコンテンツ、最初に知った時は『宇宙に行くために配信活動に邁進していくぜ!ひゃっはー!』的なキャラクターたちの姿が描かれていくコンテンツなのかな、と勝手にイメージしていたのですが。

 

想像していた以上にめちゃくちゃ物語にドラマ性があるし、キャラクターの造形も深いし。その個性のぶつかり合い、各キャラクター同士の関係性みたいなものもしっかりと描かれていて、良い意味で予想を裏切られました。

キャラクター同士の関係性は、公式サイトにも掲載されているのですが。結構、複雑なんですよね。これも面白い。

湊とひかるなんかは『ハイテンションコンビ』として結ばれているんです。それは確かにそうなんですけど。でもその実、どっちもハイテンションの面被った、中にどろっどろの闇を抱えている子ですからね。曇らせたが最後、とんでもないことになるからね。だから絶対に曇らせちゃダメだからね(いいぞ、曇ったところが見たいぞ!)

 

ボイスドラマ3話、聞いただけでも個人的にではありますが『再生』『やり直し』と言う言葉。メッセージ、それを強く感じられたのも、コンテンツとしては素晴らしいと思います。

特にトワイライトの3人が口にする言葉からそうしたメッセージは強く感じたのですが。やっぱりこの3人は過去に何かあって、そこから『再生』『やり直し』をどうにか果たした末の今がある、と言う感じなのかなぁ。

 

また今回は漣のお話が主軸だったからなのかもしれないのですが。

お話が全体的にとてもやさしい。温かい。人と人が出会って、そのことで誰かの背中が優しく押される。気持ちに決心がつく。そうした素晴らしさが描かれていたと言うのも、個人的には非常に印象的です。

何と言うか、この辺りはもしかしたら、キャラクター全員、『理不尽なランク付けで滅びゆく地球に置き去りにされる者同士』と言う共通項がある。それが関係しているのかなぁ、とも思ったのですが。

いずれにしてもここから更に、どう物語が展開されていくのか。その中できっと明かされていくのであろう各キャラクターの過去。そこも本当に、ますます楽しみです。

 

ちなみに。

漣、湊、颯が結成しているアトモスレインと言うユニット。私、その綴りをちゃんと確認していなかったもんだから単純『ATOMOSU』は英単語の『Atomosphere』から。そして後の『レイン』は『Rain』だと思い込んでいたんですよ。

でもよく見たら『ATOMOSUREINN』で、『レイン』に関しては『Rain』ですらなかった。それで調べてみたら、合っているかどうかはわかんないですよ。

 

わかんないんですけど『ATOMOSU』は『Atom』の語源であるギリシャ語で『これ以上、分割できない』と言う意味がある。そして『アトモス』と言う響きで言えば、英語では『地球の大気圏』と言う意味もある。『Reinn』に関してはスコットランドゲール語で『歌う』と言う意味があるらしいです。

 

あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!

エモい!アトモスレイン、めっちゃエモい!

君たちはその青春のエモさとまっすぐさと葛藤で、私を殺す気か!?

いつかユニットで『天体観測』をカバーしてくれ!頼む!

 

アトモスレインに関しては初期の頃より更にエモさとか。あと3人の関係性のその強さ。互いが互いに『君しかいない』と言う、何かしらの切迫感にも近いような感情を抱いているようなユニットなんだなぁ、とか。そうした印象を抱きました。

トワイライトは想像していた以上に『大人』と言う印象。どうしようもない『何か』を飲み込み、あるいは引きずりながら、時には諦念に打ちのめされながらも、どうにかこうにかここまで歩み続けてきた人。そう言う人だけが出せるような、見せられるような深み。そう言う雰囲気、空気に満ちたユニットだなぁ、と。

ただ腹黒ハイスペお兄さんの慧だけは、油断は禁物だと思うの!

 

ルムルムはその過激さ、自由奔放さ、仲の悪さはイメージ通り。だったんですけど、結局『喧嘩するほど何とやら』を地でいくような一面が見えたのも、実に可愛らしく、また意外でした。

我楽多キングは想像した通りの立ち位置、存在感で、それを想像以上の暴れっぷりで見せつけてくれたので、もう大満足です。どうかそのままの君たちでいてくれ。頼む。

 

そんなこんなで本日は『アスダイ』のボイスドラマ視聴の感想をお送りいたしました。

本当は各声優さんの演技の感想なんかも書こうと思ったのですが文字数。

 

なんとか・・・なんとかマイペースでも良いから追いかけていきたいです。

頑張る。

なので皆さんもよろしければ、是非、是非『アスダイ』に触れてみて下さい!

 

ではでは。本日の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうこざいました。