tsuzuketainekosanの日記

アニメや声優さん、ゲーム、漫画、小説、お仕事とのことなどなど。好きなことを、好き勝手に、好きなように書いていくだけのブログです!ブログ名の『ねこさん』は愛猫の名前だよ!かわいいよ、ねこさん!

私が購入したのはこの作品だよ!~BLCDの感想をお送りします

アイドルマスター20周年おめでとー!

山田一郎、サシャ・ブラウス、七草にちか、お誕生日おめでとー!

尤もサシャは、永遠に年をとることはないんだけどね!おっふ。

毎年恒例の文言をお送りしたと言うことで、無事、私も1つ、年をとりました。

おめでとうありがとう。

今日はひたすら夜のアイマス特番を楽しみに、お仕事、やっつけるぞー!

 

てなことで、迷いに迷った挙句に、DLsiteさんからプレゼントされた半額クーポンを利用して購入したBLCDを聞いた感想をお送りいたします。

どうせ長くなるから早速、本題に参りましょう。

 

作品の感想を書いていく前に。私はこのブログで散々『この声優さんは演技がうまい』とか『この人のお芝居が好き』とか書いていますが。

改めて『声優さんにおける演技の、お芝居のうまさ』って何だろう、と。

それを考えてみた時に、私なりの答えとして出てきたのが以下の通りでした。

 

・演技で、お芝居でその役を見せてくれること。そして魅せてくれること。その上で、そこに説得力があること。そう、無理なく感じさせてくれること。

・作品、物語の世界観を壊していないこと。その方のお芝居の個性、あるいは声の個性、魅力が感じられつつ、しかしそれが作品、物語の世界観、流れの決して邪魔になっていないこと。

 

で。これは以前も書いたような気がするのですが。アニメは絵があります。そして動きがあります。

だから声優さんのお芝居が『うーん』と言う感じでも(そんなことを感じることは、まぁ、私個人は滅多にないのですが)絵に、あるいは動きに助けられると言う部分は確かにあるのだと思います。

ただ恐ろしいことに、そして悲しいことに、その逆も多々あるのですが。おっふ。

 

一方、今回の場合はBLCDですが、こちらに関しては絵がありません。そして当然、動きもない。全部、音声のみでの勝負です。

原作がある作品に関しては別ですが、でもある作品のBLCDに触れた方、全員が、その原作を読まれるとは限らない。

その上でBLと言う、独自の魅力を持つジャンルの作品。その物語、世界観、その中で生きているキャラクターたちを、声優さんたちは声だけで表現しなければならないわけです。だから私が言うまでもないことですが、本当に声優さんのお芝居の力、そこに任せられる部分、そして力が物言う部分はとても大きい。

そしてその上でなおかつ、キャラに声が合っているのは言うまでもなく、キャラクターの心情。決して長くはない尺の中で変わっていくそれを、巧みに、だけど自然に、そのキャラクターとして説得力を持って表現する演技力が絶対的に求められる。

 

『いや、だからやっぱり、勿論、ご本人や事務所の意向と言うのもあるんだろうけど。BLCDに引っ張りだこな声優さんって、やっぱりそれだけ演技力が認められているってことの証なんだと思う』と改めて思ったような。

そしてそんなことを思うくらいに、主演おふたりの演技、その自然で、当たり前のようにして素晴らしい演技力、その魅力を思う存分に堪能できた。そんな作品だったな、と言うのが、今回のBLCDを聞いた感想です。

 

てなことで、私が購入したBLCDはこちらでございました!

CV阿座上洋平さん×CV山下誠一郎さんの『なんかもうあーあって感じ。』です。

ただもりしか勝たん。

 

ではでは。ここからは作品そのものの感想を。

まずはお話に関しては、もう『期待通りっ!』と感謝のあまり地にひれ伏したくなるくらいの尊さ、ムズキュン、青春具合でした。最高。ビバ。

本当に良い意味で、普通の、って書くと『普通って何やねん』とツッコまれそうなのですが。それでも本当に、語弊ある言い方かもしれませんが、よくあるようなお話で。

毎日、学校で顔を合わせて言葉を交わす。1日の大半を共に過ごす。何でもないことで盛り上がったり、喧嘩したりしながら、その中で少しずつ、少しずつ気持ちを通わせていく中で、少しずつ、少しずつ関係が変わっていく。

毎日を積み重ねていくことで、感情のグラデーションも積み重なっていって、やがてそれが、本人たちも思ってもみなかったような色を、光景を生み出す。

そのまっすぐで、真面目で、だからこそ不器用な様子が、そりゃもう『たまりません。ありがとう!』の一言でした。

たまりませんね、ええ、たまりませんね。

これぞ青春。これぞ男子高校生BLの醍醐味にして真骨頂。萌えの極致。

 

物語の終盤で守谷が『俺、多田を好きになって良かった』と口にします。

一方の多田は『ありがとうって思ってる。あの日、声かけてくれて。知らない感情、教えてくれて。叱ってくれて。俺を好きになってくれて』と思いを吐露します。

このシーン、別々のシーンなんですけど、それぞれのシーンで、涙がぶわっ、でした。

あと守谷が『俺は俺を頑張りたい』と口にして、多田がそれに賛辞の言葉を口にしたシーンとか。

そんなふうに思える幸福。そんなふうに思われる幸福。

そんなふうに思える尊さと、そんなふうに思われる尊さ。

そんなふうに思えるまっすぐさ。そんなふうに思わせるまっすぐさ。

物語を通じてひしひしと感じられた守谷と多田、2人の少年のそんな在り方が改めて強く感じられて。

そしてまた2人の友人くんたちの『友達には幸せになって欲しいじゃん』と言う言葉にも、涙がぶわっ。

彼らにもまた同じようなことが言えるわけで『ここは地上の楽園か。尊い。眩しい』と私はひたすら涙をこらえるのに必死なのでした。

あぁ素晴らしい。あぁ素敵。あぁ尊い

ガチで心が浄化されたような気持ちになったよ。ただ悲しいことに、浄化されてもすぐにストレスに蝕まれて真っ黒になっちゃうんだけどね・・・。

 

ではでは。お次は声優さんの演技についての感想です。

まずは守谷を演じていらっゃった山下さん。始まって山下さんの守谷としての声、お芝居が聞こえてきた瞬間に『あぁ~』とにんまりしてしまうくらいには、やはり私は、山下さんの演技、好きなんだなぁ。

なんかもういくつかの台詞を聞いただけで、山下さんのお芝居で、守谷と言う少年がどんな性格をしている子なのか。そう言うのが伝わってくるような、だけど絶対的に押しつけがましくない、自然な説得力。これはほんと、いわゆる生っぽい、抑制のきいたお芝居が魅力である山下さんだからこそなのだと、私は感じました。

山下さんに限らずだけど、やっぱり生っぽいお芝居される方って、もう第一声からして違うんですよね。うん。そして私はにまにましちゃう。

 

多田に振り回されつつ、そして自身の中の多田に対する思いの変化に戸惑いつつ。右に、左に、と大きく揺れ動く自身の感情。そうしたことに、本当にちゃんと向き合っていって。そして考え抜いた末にひとつの答えを出していく。そんな守谷の絵に描いたような誠実さ、真っ当さ、不器用さ。

年相応のものなのかもしれないけれど、それ以上に守谷と言う人間だからこその、そうしたひたむきさみたいなもの。それが山下さんのお芝居からは、体温を伴って伝わってくるようで、ひたすらに愛おしくてたまりませんでした。

可愛い(可愛い)

 

あと、あの、何て言うのかな。力が抜けた時に発するような台詞。台詞と言うか、短い言葉あるじゃないですか。『へ?』とか。台詞終わりに、張り詰めていた感情が、パンパンに空気が入っていた風船から空気が漏れていくかの如く、力尽きていく感じとか。

そう言う台詞、言葉の自然さも、めちゃくちゃ印象に残っています。声優さんなんだから、プロなんだから当たり前なんですけど。それでも全然、そう言う部分にすらわざとらしさがない。本当に自然で。そしてやっぱり可愛い。聞いてて何度も『凄いなぁ』と思わされました。

 

可愛いんだけど、それはあくまで人間的な可愛らしさであって。チャーミングさであって。受けだけど『ここぞ!』と言う時は攻めまくる。そんなかっこいい一面もあって、その辺りも山下さんの演技で、より一層、感じられたのも最高でした。

ってか普段は余裕ぶっこいてるくせに、受けのこと、からかったりと惑わせたりするくせに、肝心なところで覚悟を決めきれないでウジウジしちゃう攻めにキレる受け。そしてそう言う展開、最高ですよね。好き。めちゃくちゃ好き。

攻め×受けなんだけど、精神的には受け×攻めなんだよ!わかって!

てなことでごちそうさまでした。『多田のバカっ!』

あと『うっかり惚れんなよ』とか。『思考まで乙女になってない?』とか。『あとは授業来てくれたら、嬉しいんだけどなぁ』とか。『俺の中に多田がいる。うまく言えないけど、なんか幸せ』とか。この辺の台詞には、守谷のかっこよさと人間的可愛らしさと真面目さと、おかん味が迸るように感じられて萌え散らかしました。

『何もしねぇの?』の言い方の、本当に純粋な衝動と願望のままに口走った感じも、凄すぎて『ふわっ!?』ってなりました。

 

お次は多田を演じていらっしゃった阿座上さんです。終盤で多田が守谷にどんな思いを抱いていたのか。それが多田の語りで明かされはするのですが。それでももう、物語の序盤から、こちらとしては『多田、守谷のこと、好きやん』って言うのが、阿座上さんの演技からはめちゃくちゃ感じられたんですよ。

ただそれでも、そう言う気持ちはある。それを感じさせつつも、肝心な部分では、決して多田の方からはそう言う気持ちを言わない。本心の99%は丸見えなのに、残りの1%、いちばん大切な部分は見えてこない。上手に隠してる。のらりくらりとかわしたり、へらりとごまかしたり、からかったりしてる。

その絶妙なバランスがずるい。そしてその上で、ずるくてもそこには確かに守谷に対しての優しさ、温かさがある。だからなおのことずるい。なおのことやるせなくなっちゃう。切なくなっちゃう。それこそ、多田の守谷に対する思いの表れ以外の何物でもないじゃないですか!

からかい上手の多田、ずるい。そんな多田を、やっぱり声だけで表現されていた阿座上さんの声も、演技もやっぱり凄い。そしてずるい。

 

多田が守谷のことを『不器用で要領も良くないくせにどんだけ感情、抑え込んでんだか』と評したシーンがありましたが。

『せやな』と守谷の健気さに改めて胸キュンしたと同時『君も大概、守谷のことは言えんぞ』とツッコんだのは私だけではないはずです(笑)

他作品を出してしまって申し訳ないのですが『男子高校生、はじめての』の四葉先輩を思わせるような。精神面が同世代の子より、妙な方向性で大人びちゃってる。だから抱えなくても良い孤独まで抱えちゃってて、ものすごく脆い。終わればそれまで。手にしてしまえばそれまで。そこから先が見えない、信じられない。でも大切なのは『見えない』『信じられない』じゃなくて『見たい』『信じたい』と言う自分のはずで。でもそれすらもわからないでいる。

そう言う面が、多田にもあるように私には感じられて。

だから温かくて、基本的には明るいんだけど。でも、言葉の端々に深い孤独を感じさせることもある。

台詞によって、場面によって、時間軸によって変わっていく多田の心情のリアルさ。多田自身もつかめきれてない、その生々しさを、本当に阿座上さんが繊細に、自然に演技されていたのも、うまいよなぁ。

 

決心決めて自分の気持ちを口にしようとした守谷。それを制した多田の、あの台詞のか弱さ。そこからの守谷に対しての溢れんばかりの気持ちを素直に口にした言葉に滲む温かさと色気、最高でした。

『わけわかんないほど可愛いな』とか。なんかもう1日、お日様に干したふかふかのお布団を思わせる温かさで泣きそうになったってか我ながらどんなたとえ。

あと多くの方がレビューにも寄せていらっゃった『一緒に女の子になろ?』の言い方も最高でした。原作、読んでないけど原作通り。

あと6話で守谷について噂する女子高生ちゃんたちの会話に、いちいちツッコミ入れてる時の演技も。笑っちゃうくらいに独占欲丸出しで、余裕ありげなように見せかけて、めちゃくちゃ余裕ないのがただただ可愛かったです。

多田、おまえも可愛いぞ、多田。

 

3話の引きがあっての4話。守谷、多田、2人の心情に明らかな変化が起きて、それを自身で認めた後の4話。ここでのおふたりの演技が、明らかに、でも自然に、互いに対して少し引き気味になってる。それまで感じることのなかった『あ』と言うような小さな引っ掛かりみたいなのを感じさせるようなそれだったことに、私はすごく感動したのでした。

ここも含めて、全体的にやっぱり山下さんと阿座上さんの演技力。そしてまた、山下さんのナチュラル演技に合わせて自然な、等身大な演技を選択された阿座上さんの演技。

そんなおふたりの相性の良さみたいなもの、互いの『打てば響く感』のようなものをしみじみと味わった次第です。

 

うじうじ迷っていた2人に最高のチャンスを与えてくれたゲリラ豪雨、グッジョブ!

 

濡れ場の演技は、視聴作品数が少ないからわかんないです!でも終始、甘々だったし、守谷はめちゃくちゃ健気に頑張ってたし気持ち良さそうだったし、多田は色気ダダ漏れだったしずるいしで、私としては『ありがとうございます。ありがとうございます』の一言です!

 

結論。100点満点中1億点。買って良かった。見たいもん、全部、見られたし、聴きたいもん、全部、聴けた。この世の楽園、癒ししかない世界、ここにありました。

ありがとう。

この感謝の気持ち、まさしく『なんかもうあーあって感じ。』です。

 

ではでは。本日の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございました。