tsuzuketainekosanの日記

アニメや声優さん、ゲーム、漫画、小説、お仕事とのことなどなど。好きなことを、好き勝手に、好きなように書いていくだけのブログです!ブログ名の『ねこさん』は愛猫の名前だよ!かわいいよ、ねこさん!

買ったBL、紹介していくよ!~その9

『五月女えむさんのサハラの黒鷲シリーズ。ボイスドラマ化されたのは知ってたけどCVはどなたか知らないままで、でも私の頭の中ではアルキルはずっと佐藤拓也さんのイメージしかなくて勝手に『アルキルCV佐藤拓也』で脳内再現していたんだけど、最近、ひょんなことからCVを知って、アルキルのCVが本当に佐藤さんだと知った時の、私の衝撃は一体、どうしたら皆さんに伝わるでしょうか!アルキルは絶対、佐藤さんだよね!ね!佐藤さんだったけど!あとロキのCVは熊谷健太郎さんだと知った時に、思わず『あっはー!』と声を出してしまった私のこの感情は、この興奮は、どうしたら皆さんに伝わるでしょうか!』

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はい。てなことで、いつもお世話になっているサイトさん内の、シリーズ1作目の紹介ページへのリンク、貼り付けておきます。

このシリーズ、スピンオフ作品も含めて、ストーリー性が本当にあって面白いし、絵がとにかく美麗。そしてピアスシリーズなので『うふふ』なシーンもがっつり、描かれているので、ほんと未読な方は是非とも読まれてみて下さい。アラブ好き、褐色強気受け好きな方には、特にたまらない作品だと思います。

 

そんな具合で知ってましたか?

この記事、お送りするのは今年初です。

もう今年も明けて7か月以上が経過。なんならもう少しで8月だぜ。

ははっ、笑うしかないわ(笑)

 

いや・・・あのBL自体は読んでいるので、ここからはもう少し定期的にお送りしたい、その気持ちはあります。

 

てなことで、BL作品のボイスドラマ化、めちゃくちゃたくさん行われていますよね。冒頭に書いたサハラの黒鷲シリーズは勿論のこと、自分が読んだ漫画作品だと『はぁ~、そうか。この方とこの方が演じられているのかぁ~』とにまにましてしまう私がいます。ごめんね気持ち悪くって!

 

で、そう言う情報に触れていて最近、気が付いたのが『CV江口拓也さん、多いね』と言うことです。

いや勿論、江口さん以外にもよくお見かけする方と言うのはいらっしゃるんですが。たとえば先ほどお名前を挙げた佐藤さんも、BLボイス系でとてもよく、お名前を見かける気がします。

 

そんな具合で(どんな具合だ)本日、ご紹介する作品もボイスドラマ化されている作品で、江口さんが出演されている作品でございます。

それがこちら。

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はい。参号ミツルさんの『マスク男子は恋したくないのに』でございます。

ちなみに、江口さんは攻めキャラを演じていらっしゃいますってか、江口さんが受けキャラを演じていらっしゃる作品とかあるのかしら。

どうあがいても、私の中ではCV江口さんときたら、攻めキャラでしかないような気がするのですが。

この表紙イラストで言うと、黒髪の、茶髪くんのマスクを引っ張っている方がCV江口さん演じる才川です。

で、受けの方はマスクを引っ張られている彼、佐山です。こちらのCVは小林裕介さんでございます。

小林さんもまた、BLボイス関連でよくお見かけするお名前なのですが、この作品の、佐川が小林さんだと知った時『あ~、ぴったり過ぎるんだよ~』と私はにまにまが止まりませんでした。やっぱり気持ち悪くってごめんなさい(土下座)

 

佐山は、過去のある出来事がきっかけでマスクを外すことができず、常にそれで顔を隠す生活を送っています。他者と交流を持とうともしない、いわゆる陰キャな彼は、ある日、ひょんなことからクラスのリア充、才川なマスクを無理やり、剥がされてしまいます。

それに切れた佐山でしたが、その日からなぜか、才川に気に入られてしまいます。そのことをきっかけに、渋々、佐山は才川から勉強を教わることになるのですが、その見返りとして、才川にマスクの下を好きなようにさせることになってしまい、と言うのが簡単なあらすじです。

才川に弄ばれる内に、じょじょに佐山の気持ちは才川に傾いていき、また何かと佐山をいじめたがる才川の気持ちも、同時に明かされていく。そうして深まっていく2人の関係を描くと同時、佐山がマスクを着用するきっかけとなった出来事も明かされ、才川の存在を得た佐山が、それを乗り越えていく姿も描かれています。

 

1巻の発売は2020年の4月ですか。

いやぁ~、なんてかコロナ禍で、今や誰しもがマスクを着用しているのが当たり前の時代から考えると、その直前も直前、本当にギリギリのところで発売された作品なんだなぁ、と妙なところで妙に感心してしまいます(笑)

勿論、単なる偶然でしかないわけですが、確かに、コロナ禍以前は、よほどの事情もなしにマスクをしていると、奇異な目で見られたり、仕事中にマスクを着用する際にはその理由を求める、そんな会社などもあったりしていましたよね。

 

はい。てなことで本作品の魅力を語ってまいりますと。

まずは佐山のツンデレっ具合が可愛らしいこと、胸にキュンキュン来ること、この上ないと言う点です。

過去の出来事がきっかけで、人と積極的に接しようとはしなくなった佐山。才川にぐいぐいと来られても、最初はそっけない態度で接するのですが、その内、人と接してこなかったからこそ、才川の態度に押し切られて、心をかき乱されていくのです。そしてついには、才川に対しての恋心を自覚するまでになるのですが・・・。

 

後半、ネタバレにはなりますが、才川と結ばれてからの佐山のツンツンツンの後に、デレ、と言うより、才川に対しての本音を短い言葉で漏らす、その表情ってのがね、もうね、本当にずっこいの!

可愛いの!この子、ほんと、無自覚系あおり系受けよ!こんなの心臓持たない!

そしてCV小林さんで、余裕で脳内再生できるよね!きゃはっ!

 

一方の才川目線でも物語はつづられます。才川にとって佐山は、さほど印象が強い人物ではありませんでした。後ろの席にいて、目を合わさない、そしていつもマスクをしている奴、それくらいの印象だったのです。

ところが興味本位で佐山のマスクを剥がしたところ、その佐山が思わぬ激情、表情を見せた。そのことが才川の中に、佐山のことをもっと知りたい、もっと暴いてやりたいと言う感情を生み出すのです。

 

そんな才川が物語の後半で見せる真剣な表情。それまでのちょっと意地悪なそれとは違う、真剣で、熱い眼差しのその表情。そして佐山のことを真摯に思う表情、言葉も、これまたそれまでの表情とのギャップも相まって、本当にずっこいんですよねぇ~。

こちらもまたCV江口さん、ぴったりだわ!

 

人を避けてきて、故に人と接することで心をかき乱されるツンデレちゃんと、うまいこと人間関係を築いてきたが故に、自分にだけ特別な表情を見せた相手に執着を見せるリア充と。

この2人の気持ちの変化が、とても繊細に、瑞々しく描かれており、読んでいてほんと、胸がきゅんきゅん、表情がにやにやしちゃうのも、本作品の魅力です。

 

で、2人は晴れて両想いとなり、お付き合いすることになるのですが。

そのことで、才川に自分の言葉を認めてもらえたこと、受け止めてもらえたことで、佐山にも変化が生じます。

自分は誰かの隣にいてもいい。自分はもっと素直になって良い。

過去の出来事で自分自身を許せない、許してはいけないと思い続けていた、決め続けていた佐山は、今ならば一歩、そこから踏み出せるのかもしれないとすら思うようになります。

 

そしてそこから、過去の出来事で自分が、たとえ悪意はなかったにしても傷つけてしまった相手に対して、そのことを謝罪するシーンが描かれているのですが・・・これが本当に良かった。ものすごく気持ちが温かくなった。

ってか、なんか誰かのことを好きになって、その誰かから好きになってもらえて。

そうして交換し合った信頼の気持ちによって、人はここまで勇気を抱くことができるんだと言うのを見せてもらったような気持ちがして、ほんと、なんか佐山に対して『良かったなぁ、良かったなぁ~』と抱き着きたくなる衝動に駆られました(笑)

あと個人的にBL作品だけど、ちゃんと女の子キャラクターが出てくる、しっかりその子が役割を果たしていると言うのも、素敵だな、と思いました。はい。

 

この後、今度は佐山が才川に思いを告げるシーンが来るのですが・・・ここもめちゃくちゃ、胸がきゅんきゅんするのです。

才川がいて、才川が自分のことを好きだと言ってくれたから、佐山は一歩、前に進めた。その証として、佐山は、自分から、才川に思いを告げることができた。

あぁ尊い(尊い)

 

なんてか恋愛の意味と言うか。

誰かと出会うことで人は変わる。変わることができる。

そう言うのが描かれている作品、私、本当に好きなんですよねぇ~。

 

佐山にとってマスクは壁であり、蓋でした。

他者と極力、言葉を交わさない。交流を持たない。そのためのマスク。

それを半ば強引に剥がし、奪い、その下を弄ってきたのが才川だった。

でもそうされなければ、これがなければ、佐山はずっとひとりのまま。真性の陰キャでもないのに、ずっと自分に変な枷を付けたまま、殻に閉じこもったままだったかもしれない。

 

そう考えると、才川のしたこと、佐山のマスクを剥がした行為と言うのは、まさしく蓋を奪う、壁を壊す、そうして佐山を外の世界へと引きずり出して、その過剰なまでの罪悪感を許す行為だったんだろうなぁ。

良かったなぁ、佐山。才川と出会えて(涙)

 

てなことで本日は『マスク男子は恋したくないのに』をご紹介してまいりました。

『むふふ』なシーンはそれほど多くありませんが、『口は第二の性器』とも言われている通り、佐山のマスク下を才川が弄るシーンと言うのは、何とも言えない淫靡さがあって、読んでいてドキドキすること必至です!

勿論『むふふ』なシーンもラストに描かれています。ツンデレ佐山の無自覚煽りが炸裂、それに翻弄される才川の困りようも、でもやっぱり意地悪でイケメンなところも、なにもかもがきゅんきゅんする、そんな2人の初めても読みごたえたっぷりでした。

 

こちら現状3巻まで発売されておりますので、ぜひぜひ1巻を読んで気に入られた方は、続きも読んでみて下さいね。

 

ではでは。本日の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございました!