tsuzuketainekosanの日記

アニメや声優さん、ゲーム、漫画、小説、お仕事とのことなどなど。好きなことを、好き勝手に、好きなように書いていくだけのブログです!ブログ名の『ねこさん』は愛猫の名前だよ!かわいいよ、ねこさん!

MBSアニメフェスの感想~その2

と言うことで、去年のMBSアニメフェスの感想などを書いていくこのコーナー。

前回はイベントの始まり『ハイキュー!!』のパフォーマンスの感想について書いていきました。

 

その、良い意味での衝撃、感激に放心状態になっていた私。

しかし次のパフォーマンスが『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』(以下『オルフェンズ』と略します)だと大型スクリーンで知らされた瞬間、『あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛』と、声にならない声と共にその場に崩れ落ちそうになりましたよ、ええ。

 

と言うことで、私のこの日のいちばんの目的であった『オルフェンズ』の感想です。

 

まず登場されたのが三日月役の河西健吾さんとオルガ役の細谷佳正さんなのですがね。

もうね、ほんとね、この二人が壇上に登場されて、キャラクターとしての第一声を発せられた瞬間『あぁ、あぁ・・・三日月とオルガがそこにいるよ』と。本来は良い感触の時に使う言葉ではないのを承知の上で使わせて頂くけど、本と、鳥肌が立ったくらいに感動したのですよ。感動と言うか、ぶわっ、と胸が震えたと言うか。はい。

 

で、そこから第1期ラストまでの物語が再現されていくんですけど。

 

もうね。ほんとね。語彙力、無くしたわ。奪われたわ(どーん)。

 

あの、とにかく濃厚で、熱くて、激しくて、感情と感情がぶつかり合う物語が、目の前で、生で繰り広げられていったわけですよ。

 

すごいよ。もう、キャラクターの命の熱量、生命を燃やして、とにかく前へ、前へと、生き急いでいくような姿が、熱が、本当に声優さんの演技を通して、ぶつかってくると言うか。

 

あと、『オルフェンズ』、とにかくシークレットゲストの出演が相次ぎ、相次ぎで、次から次へと出てこられるもんだから、もう、その衝撃も凄まじかったと言う(笑)。

 

と言うことで、ここからは各声優さんの感想です。

まずは三日月役の河西健吾さん。何だろ、もう、立ち姿そのものが、三日月そのものなんですよ。ご本人もどちらかと言えば小柄な方で、だから余計に、小柄な三日月の姿が重なると言うか。

で、当然ですが外見だけでなく、どれだけ熱い場面でも、とにかく淡々と感情を吐き出す様とか、ちょっと唇の端を歪めるような笑い方とかが、本ともう、『あぁ、三日月が、三日月がそこにいるよ・・・』と、何度も思わされたのです。はい。凄いよなぁ、あの三日月の熱い、だけどクールと言うか、その熱さを抑えたような演技と言うのは。

 

 何度も思って、このブログでも書いた気がするのですが、本と『オルフェンズ』に関しては、三日月に河西さんと言う声優さんがキャスティングされた、もっと言えば見つかったと言うのが、とても大きな幸運、幸せだったと本当に思う。うん。ガンダムシリーズの主人公でありながら、異色な三日月と言う主人公を演じきるのは、並大抵のことじゃないと思うのです。はい。

 

特に某キャラクターが死んでしまった後。このままで良いのかと迷うオルガに、三日月が詰め寄るようなシーン、あのシーンの朗読劇は、本当に凄まじかった。あれほど淡々と、誰よりも信頼しているオルガを、それ故に、追い詰めるようにして言葉を口にすると言うあの演技は、本当に聞いていて、見ていて、自分もオルガになったような、追い詰められているような気にさせられ、怖いくらいでした。はい。

でも河西さん。役をおりて素の時の喋り方は、本当に力がちょっと抜けた感じがして、自然に混じる関西弁も、また良いんだよなぁ~。

 

それから細谷佳正さんです。いやぁ・・・なんかもう、生でその演技を見ることが、聞くことができたと言う嬉しさのあまり、それだけで胸いっぱいだったです。

 

オルガと言うキャラクターの持つ二面性のようなものが、本当に細谷さんの演技によって、手に取るように伝わってきたと言うか。頼りになる兄貴分、そして若き少年たちを導く存在としてのオルガの時の表情、声音と、捨てきることができない迷いや弱さ、そして屈折した感情に打ちのめされそうになっている時のオルガの表情、声音が、本当に細谷さんの演技によって、アニメで見ていた時以上に生々しく感じることができたなぁ、と。

 

だからこそ、先に述べたシーン、三日月に問われ詰め寄られ、迷い続けることすら、打ちのめされ休むことすら許されず、それに耐えきれなくなったようにして声を荒げた瞬間の演技の、あの迫力と言うのは、声の圧力のようなものに殴られたような衝撃すらありましたね。はい。プロの方相手に失礼な言い方になってしまうかもしれないのですが、マイクを通しているから云々と言うレベルじゃないくらいに、細谷さん、声の大きさと言うか圧が半端無かったのですよ。映像にも、そしてオルガの感情を伝える演技にも負けないくらいの、それらを背負ってなお折れないほどの、声の存在感、声そのものの力と圧、そう言ったものを感じ、圧倒されたのが、個人的にはとても印象に残っているなぁ。

 

でも、トークの際の声は、どちらかと言えば柔らかめで、『一体、先程までの声圧はどこへ・・・』と驚愕したのは言うまでもないです。あと、細谷さんのトークには、ほっこりさせられました。『あぁ、『天才軍師』とか、ラジオ番組とかでよくほっこりさせられている細谷さんのトークやぁ・・・』と言う感じです。

 

そしてここからは、『オルフェンズ』に登場されたシークレットゲストさんです。

まずはユージン役の梅原裕一郎さん。びっくりしたよね。本当にイケメンだったからね。いや、もう、梅原さんがイケメンだと言うのは、ニコ生やら何やらでそのお顔を拝見するたび、思い知ってはいたのですよ、ええ。でもね、違うの。

生で実際に見たらね、ほんとね、100点のイケメンだと思っていたら、実は200点のイケメンだったよ、と言う衝撃の事実を突きつけられてね、本と(笑)。イケメン過ぎてびっくりしたわ!と言う経験を、生まれた初めてさせていただきました。はい。

 

梅原さんと言えば『ゴブリンスレイヤー』や今期の『慎重勇者』の主人公のような、ちょっとクールでどちらと言えば寡黙、と言う役が多いように思うのですが、個人的にはユージンのような役も好きなんだよなぁ~。低音の艶、抑えた演技が生きる役が多いからこそ、ユージンのような正直で感情をあらわにしやすい役を演じられると、とても目新しさもあっていいな、と私は思うのです。

 

それから登場されたのが、マクギリス役の櫻井孝宏さんとガエリオ役の松風雅也さん。

おふたりの演技を見て、この時は第1期のみだったのですが、その後の展開を思い出して感じたのは、対比と言う言葉でした。

マクギリスとガエリオは、多分、目指そうとしていた世界は同じだったのだと思います。ただその志を抱くまでに、その志を抱くに至った経緯や、その間で見てきたものと言うのは全く異なっていて、それ故に、ふたりの道は違えることになってしまった。

(まぁ、マクギリスの計画に関しては、本とお前、もう少し、何とかしようがあっただろうが、と突っ込みたくもなるんですがね!)

 

その対比と言うのがね、本当に櫻井さんと松風さんの演技から感じられて。はい。

どこかしら疑念と言うか、自虐的と言うか。どこまでも自分の出自やら、自分の立ち位置やらにそう言ったものを抱きながら理想を語る、その空しさのようなものを感じている、感じさせる雰囲気を漂わせているマクギリスと、どこまでも潔白に、清廉に、清濁ある世界と知りながらも自分が清の側にいられること、居続けられることを信じて疑わないガエリオ

 

その対比が、おふたりの演技からは感じられて、なんか切なくなってしまいました。

三日月とオルガも、もしかしたら対比と言う言葉があてはめられるのかもしれないけれど、多分、このふたりはそれを知らないまま、そんなことも意識することもないままに生き抜いたと思うのですよ。

でも、マクギリスとガエリオは、なんだかんだ言っても賢明であり、知識を持ち、外の世界を知っていたからこそ、特にマクギリスは、このことを痛感していたんじゃないのかなぁ、と思ったり。はい。このふたりの友情と言う側面から見てみても、『オルフェンズ』は面白いんだよなぁ。

 

ちなみに櫻井さんは、内山さんに次いで、『あぁ、ニコ生とかで見る櫻井さん、まんまや・・・』と言う感じでした。あの、ひょこひょこと登場する感じとか(笑)。そして松風さんは、あのハリのある、よく通る高めの声と言うのは、ほんとうに凄いなぁ。

 

はい。そして『オルフェンズ』パフォーマンスのラストは、こちらもシークレットゲストのTRUEさんによる『STEEL-鉄血の絆-』の生ライブでした。

TRUEさんね、めっちゃ可愛いの。真っ赤なドレスも本当に美しくて、ご本人も可愛らしい方で。なのに歌声は力強くて、どこまでもどこまでも伸びていくかのようなその歌声が、『オルフェンズ』のパフォーマンスを締めくくってくれて、私、もう、言葉を失っていましたよ、ええ。

 

頑張ってチケットとって(大して頑張ってないけど)、頑張って電車に揺られて(ただ乗っていただけだけど)、頑張って席にたどり着いて(途中で迷ったけどね、てへへ)、ここまで来て本当に良かったよ、と。

 

はい。そんな具合で『オルフェンズ』チームによるパフォーマンスが終了した後に登場した作品は・・・続きの記事にて書きたいと思います。

 

ではでは、今回はここまで。読んで下さりありがとうございました。

よっし、4連勤第二弾も、もう少しで終了じゃい!