24日の休みの日にもちょろっと書いたんですけど改めて見てみたら、なんかもう楽しくてテンション上がりまくりだったので『ならば記事にしちゃえ!』と勢いだけで書いています。はい。
なのでいつも以上に内容は求めないで下さいね。
内容が無いよう!
てなことで『鬼滅の刃』のアニメ、その最新話で上弦の鬼、肆である半天狗。その半天狗が生み出す4体の分裂のCVが明らかになりましたね。
半天狗のCVは古川登志夫さん。古川さんが半天狗を演じられると発表された時から私は、そして多分ですけど私だけではない多くの方が『きっと分裂後の4体も古川さんが見事に、巧みにおひとりで演じ分けられるんだろうなぁ。見たいよなぁ。楽しみだよなぁ』と推測されていたことでしょう。
だって古川さんだもの(どーん)
ところがどっこいです!
アニメの最新話で明らかになったのは、まさかまさかの1体ずつに声優さんがキャスティングされていると言う贅沢っぷり。しかもそのメンバーが梅原裕一郎さん、石川界人さん、武内駿輔さんに斉藤壮馬さんと言う、古川さんとはまた違って意味で凄さを感じさせる若手の方々でした。
いや、これリアタイで視聴されていらっしゃった方。そして声優に詳しい方や、私のように声優さん好きの方はめちゃくちゃ驚かれたのではないでしょうか。
予想外も予想外過ぎる。なんだこのメンツ(どーん)
と言うことで4分裂、1体ずつ詳細を見ていきましょう。
まずは怒の積怒は梅原さんが演じていらっしゃいます。あれなんだよ。アニメを主食としている私から見るとですね、梅原さん。どうしても割と役が偏りがちと言うか。あのクールなお声故、『一見するとクールで取っ付きにくいけど、実はほんとはとても胸に熱いものを持っている』と言う役が多いような気がするんです。あと某映画の監督が『梅原さんはイケメンだからイケメンの役を演じさせたい』と発言されたこともあったくらいですし。なんだそれ。
どうしてもこー、似通ったようなイケメンの役が多い気がしてならないってか、それはそれで別にいいんですけど。ぴったりなんだから。
いいんですけど、でもイケメンだけじゃない、クールだけじゃないCV梅原さんってのも、めちゃくちゃ良いんです。声の魅力だけではない梅原さんの演技力をめちゃくちゃ堪能できるんです。うん。
そう言う意味では積怒は、梅原さんの低音の魅力が生かされつつ、クールさもあるんだけど、それ故の冷静な怒り。冷静な、だけど煮えたぎるような怒り。それが演技からめちゃくちゃ伝わってきて『こう言うのだよ!こう言うCV梅原さんが私はもっと見たいんだよ!』とひとり、にやにやしっぱなしでした。
次は楽、可楽ですね。こちらは石川界人さんが演じられています。この4名の若手さんの中だと、多分、キャリア的にいちばん長いのが石川さんなのかな?調べてみたら違ったわ。すいません。
いや、もう、うまいですよね。うまい。石川さんも割とそのすん、としたお声故『真面目で真面目でその真面目さが頑なさになり、不器用さを生み出している』と言うキャラクターを演じられることが多いように思うのですが、でもそれだけではない。どんなキャラクターを演じられても、巧みに、自然に演じ分けられる声優さんのおひとりです。声の高い低い、硬い柔らかい、大きい小さい、その微妙なチューニングにキャラクターの感情、個性を詰め込まれる技術が素晴らしいと言うか。
で、この可楽もそう。高めの声の、笑い声の終わり方の、あの息の抜き方、それが発する音みたいなものとかが、もう最高に『愉悦しか求めてないよ!楽しいことしか要らないよ!』ってのがありありと滲んでいて最高。うまい。うまいわ。
ちなみに登場して早々の可楽と積怒のやり取りを『まるでちょっとしたBLみたい』と思ったのは、私の頭が腐っているからでしょうね。
ありがとうございました(五体投地)。ごめんなさい(土下座)
そして喜、空喜を演じていらっしゃるのは武内駿輔さんです。武内さんと言えば重厚な低音と言うのがいちばんにイメージされます。その重厚な低音、そして役の人間性を見事に表現される演技力は、個人的には非常に胸を揺さぶられることも多い声優さんのおひとりです。でもそれだけではない。武内さんのありとあらゆる分野で発揮されている表現力、演技力と言うのは、多くの方が知るところでしょう。
重厚な低音と確かな演技力と言う根幹、圧倒的な武器、強みがあるからこそ、その真逆を行くようなお声で、トリッキーなキャラクターも確実に演じ分けられる。そして見ている人を驚かせてくれる。
空喜もまさにそんな武内さんの声優、表現者としての引き出しの多さ。それを感じられる役のひとりだと、これまたその第一声を聞いた瞬間ににやにやです。
個人的には妓夫太郎を演じられた逢坂良太さん。その逢坂さん妓夫太郎を初めて見た、聞いた時と同じような感覚を、武内さんの空喜には抱きました。意外性しかなくて、でもぴったりで、それ故にただただ『声優さんってほんと凄いな』と。
ラストは哀、哀絶です。こちらは斉藤壮馬さんが演じられています。いや何がってこの4分裂、それぞれの役に対しての声優さんのあて方が完璧としか言いようがないように思われるんですけど、その中でも『哀』の鬼に斉藤さんをあてたのは、もう解釈一致過ぎてキャスティングされた方に金一封お渡ししたい。そんなことすら思いました。
この4名の中だと斉藤さんのお声って、細めなんですよね。で、音域としても若干、高め。圧少なめ。不思議な柔らかさがあって、だからこその青臭さ、一途さみたいなものが、勿論、演じられる役にもよりますけれど、めちゃくちゃ演技から伝わってくる。
どっしりとした、力強さすら感じさせる低音ではない。どちらかと言えば儚さすら感じさせるようなお声だからこその、哀しみの権化である鬼を斉藤さんが演じられる、ってもうこれ最高かよ。でもそれでいて、感情としては何一つ儚くはない、もはや執念にも近いようなものがある哀であるからこその、あの、良い意味で大仰さすら感じさせるような斉藤さんの演技が、またこれ解釈一致過ぎて(悶絶)
ちなみにこのCV斉藤さんの哀を背負った鬼と、これまた壮絶な哀を背負ったCV岡本信彦さんが演じられる玄弥。この2人の対比みたいなものもアニメで、声で見られる、聞けるのだと思うとたまりませんな。
てなことでつらつら、4分裂の鬼、そして声優さんの演技について感想を書いてまいりました。
そしてここからは『いや、ここまでされちゃったら、この後も楽しみしか、期待しかないですよね』と言うお話をしていきます。
この先、半天狗、そして時透無一郎くん、その正体に関してのネタバレがあります。
『ネタバレは絶対に嫌!アニメで初めて知って驚きたいの!』と言う方は、今すぐこの画面を閉じて下さるよう、お願いいたします(土下座)
ではいきますよ。
そうです。半天狗の変化ショーはこれに留まらず、更にこの後、大柄で筋肉質、姿は半天狗である恨の鬼、更には積怒が他の3体を吸収することで誕生する、めちゃくちゃ小柄な憎珀天と言う姿も登場します。
さぁ、まずはここのCVはどうなるか、と言うお話です。
恨の鬼は、先程も書いた通り姿は半天狗。そして憎珀天に関しては姿は積怒ですから、順当に考えると恨の鬼は古川さん、憎珀天は梅原さんのままなのかな、と言うのがもはや一般的な推測過ぎて、『鬼滅の刃』と言うアニメでは通用しない気がするんですよねぇ(笑)
また憎珀天は、いわば梅原さん+石川さん+武内さん+斉藤さんなわけですから、順当に考えるとここでまたCVは古川さんに、と言うこともあり得るのかな、とも。
でもここで、またこれ『えっ!?』と驚くような中堅~ベテランさんが来られても、もはや何の不思議もないぞ。
なんだろ。この半天狗の4分裂を若手の、実力もキャリアもある若手の声優さんが演じられたと言うことで、それぞれの鬼の個性が立ちまくった。
そしてそのことで、その本体である半天狗の個性、あのいろーんな意味で矮小な、老いた鬼である半天狗の個性が、更に際立った、と言う構図。
更に言えばこうしたことでそれぞれの声優さんの演技が、互いのそれが互いのそれを高めあっている、と言う構図が出来上がっているのが、本当にお見事なんですよね。
そしてもうひとつ。無一郎くんの双子の兄、有一郎くんを誰が演じられるか、と言う点です。
いや、ここもまた、私としては『無一郎くんを演じられている河西健吾さんに演じていただくのが順当でしょうよ!』と言う思いしかなかったのですが。
ここまできたら、それも怪しくなってきたぞ。ふふ。
双子。だけど無一郎くんと有一郎くんは、当然ながら別々の人間であります。
そう言うことを考えると、やはり別の方が演じられるのかなぁ、と言う気もしないことはない。
河西健吾さんの、あの無一郎くんボイスと似た質感を感じさせる声優さん。
田丸篤志さんとか。あと入野自由さんとか。ってかそうか。別に双子だからって、容姿は瓜二つだからって、声まで似ている必要はないのか。
ってか河西さんの無一郎くん。最高過ぎやしません?なんかもう、あの透明感とか辛辣なところとか。それでいて、最新話、炭治郎との会話の中で『何か』を思い出したかけた、その瞬間に見せた、年相応の幼さが滲んだ声音とか。
『最高かよ・・・ありがとう河西さん・・・最高だよ』と毎週、思いながら見ています。
あー、気は早いけど早すぎるけど。無一郎くんと玄弥がペアを組んで死闘を繰り広げる、無限城での最終決戦が今から本当に楽しみだなぁ(白目)
と言うことで恨の鬼、憎珀天、そして有一郎、それぞれのCVがどうなるのかと言う点も含めて『鬼滅の刃』のアニメ。今後もただただ期待しかありませんね。
あと刀鍛冶の里編では出番のない善逸、伊之助に関してはこれ、刀鍛冶で炭治郎たちが死闘を繰り広げている間の2人の物語が、オリジナルアニメとして制作されてもおかしくない。そんな予感がしているのは私だけでしょうか。
もはやこれくらいのこと、平気な顔してやってのけそうな気がするんですよね。制作サイド。
期待してるよ!
ではでは。本日の記事はここまでです。
読んで下さりありがとうございました!