するけど。
今日は病院に行って、この前受けた大腸カメラ検査の結果を聞く日なんだよね~。
しかも両親はインフルエンザの予防接種を受けに行くもんだから、1人で結果、聞きにいかなくちゃいけないんだよね~。
難しいこと言われてもわかんない。いや、もし、めちゃめちゃ悪い結果だったりしたら、1人ではちょっと受け止めきれないかもしれない。泣いてしまうかもしれない。
そう思って、先生が勝手に今日に予約とってくれたところ申し訳ないんだけど (言い方)、日を変えてもらおうと病院に電話したんだけど、なんかやっぱり年末年始ももうすぐだからでしょうね、空きがないって言われちゃってさ!はは!
仕方なく、1人で行ってくるよ!
あーいやだ(茫然自失)
頼むから、悪くありませんように。あと、難しいこと言われませんように。
1人でも受け止めきれるような、泣かなくても済むような(笑)結果でありますように。
頭が悪い私でも、『あー』って感じで理解できる話でありますように。
悪くありませんように。
悪く・・・っ、ありません・・・ように・・・っ(土下座)
はい。と言うわけで、予約は13時30分から。
だいたいいつも混雑していて、予約した時間の1時間後くらいに診察始まるのですが、今日はどうかなぁ~。
そんな具合で1が付く日なので平常心を装って(笑)読書感想文を大放出いたします。
はいよ。
・黒川博行『疫病神』・・・直木賞受賞作のシリーズ第一作目と言うことで、読んでみました。いやぁ、面白かった!いいなー、もうこの、関西弁と言うよりも、大阪弁の嵐、嵐、嵐。そして、金のことしか頭にない連中の、どこまでも底深い、それこそ産業廃棄処理施設のようにどこまでも拡大していく、限界の知らない欲望のぶつかり合い、騙し合い。その中で、それでも、「一泡吹かせずにいられるかっ!」っていう一本気、意地のようなものが最後には日の目を見るっていうのが、もう最高に気持ちいい。ともすれば、暗く、陰鬱で、じめじめして、後味悪いだけの作品にもなりかねない、勿論そうした作品も魅力あるんだけど、物語が、こんふうなエンターテインメントたっぷりの作品に仕上がっているってのが、もう、すごいね。というか、それはやっぱり、関西弁の力、そして何より、桑原、二宮をはじめとする登場人物たちの力によるところが大きいんでしょうな。なー。もう、桑原、二宮の疫病神コンビ、最高やな(どーん)。なー。また、このコンビの微妙な距離感と言うのがたまらんですよ(腐)。疫病神と顔を顰めながらも、互いが互いの「根性」の部分を知っている。たとえば桑原は、へたれの二宮の、だけどここと言うところでは絶対に譲らない、一本気の強さのようなものを知っていて、そこを悪くは思わなかったからこその別れ際の札束だったんだろう、酒にも誘ったんだろうし。一方で二宮は二宮で、桑原の力があったからこそここまで来たと言うことを認めざるを得ない現状も知っていたし、生来のへたれで桑原を見捨てておくこともできなかったんだろうし、それにやっぱり、桑原の交渉能力の高さ、口八丁手八丁の部分を知っていて、買っていたからこそ、渋々ながらも桑原を救出にも行った…てか、ほんと、頑張ったね、二宮(笑)。二宮が、すごく感情移入しやすいキャラクター、一方の桑原は、現実社会では絶対にお近づきになりたくない、でも二次元の作品内の登場人物としてはどうしようもなく魅力的なキャラクターで、二つの側面から、読者はこの物語にすっと入っていける。なー。産廃処理施設と言う、アンダーグラウンドな題材も、すごくよく取材とかされていて、特にその儲けのからくりなんかは「成程なぁ~」と感心しきりでした。うまいことできてるなー。はい。長く日の目を浴びてこなかった、けれど、読者からの支持は高く、作品としての水準も高いものを保ち、だからこそ今回の直木賞受賞となったんでしょうな。多分、桑原が主人公だし、アンダーグラウンドを描いた作品だから(笑)万人には受け入れられ難い作品ではあるだろうけれど、これを機に、私のように知らなかった人などはぜひぜひ、読んで頂きたいですな。なんか、黒川先生の人柄と言うか、そのままのような気がするなぁ、この作品は。黒川先生の現実と憧れがそのまま形になったような作品。そしてひいては、桑原のような、傍若無人、ええかっこしぃに憧れながらも、二宮のようにへたれとして生きるしか、だけど、その内には、負けてたまるかの気持ちを持っている多くの人の共感を得る作品。そんなふうに思いました。はい。
・東野圭吾『むかし僕が死んだ家』・・・黒川先生とは20年来のお付き合いと言うことで。あとがきを書かれていたので、買いました。『たまにはハズしてもらわんと、仕事が回ってこん』とは黒川先生の東野先生の評ですが、そんなことないですよ、黒川先生…と言えるのは、直木賞を受賞された今だからこそで、ほんとな。東野先生、野球選手なら打率8割強、投手なら防御率限りなく0の、とんでもない選手だろうな。なー。なんだかんだ言いつつ、ハズレを買わされたと言う記憶があまりないし、書評なんか見てもやっぱり平均して高い。すごいよなー、と思う。何がどうすごいのかとか考えると、まずはやっぱり、物語の運び方が上手いと言うか、文章が巧いと言うか。説明が少なくて、読者が入りやすく、自然に登場人物とか物語の設定が頭に入ってくる。それとあとは、やっぱり、トリックの巧みさと言うか。この辺り、あとがきで紹介されていたけど、やっぱ理系人間と言うか、頭の構造が、プロットとかの組み立て方が理系の人のものなんだろうなぁ、と。それから、苦手なものにこそ目を向けて、勉強をしていくと言う姿勢。そういうところから、例えば物語の筋だったり、トリックだったりが生まれていくんだろうなぁ。うん。すごいね、というそのすごさには、やっぱり理由があり、そこには東野先生の作家としてのプロ意識の高さのようなものも当然ながら含まれているんだなー、と思ったのであります。そんなこんなな一冊は、記憶を巡るミステリー。序盤は少々、動きが遅いな、と言う感が否めなかったけれど、謎を解く手がかりが少しずつ明かされてからは、緊迫感を保ちながらの怒涛の展開。あっという間にラストでございましたよ。はい。新しく建てられた家、それ自体が、幼い子供二人のためのお墓だと言う壮大な真実。その裏に隠されていたのは、親から子供への、色々な意味での虐待。両親の価値観から、ついぞ抜け出すことが叶わず、人生を棒に振った長男。そして、その長男の子として生まれてきた子がふたり。大切な妹のために親を悲壮な決意を実行に移した少年。そして、存在そのものを抹消されてしまったに近いような、少女。その少女でありながら、別の少女、別の人間として生きてきた女性。なー。悲しいな。そして、自分に与えらた名前や時間が、じつは『本物』じゃなかった。その事実を突き付けられた衝撃たるや、どれくらいのものだろう、と考えさせられました。名前は名前、与えられた時間は時間、どうであれ、そこにあった愛情は本物だった、そんなことは気にする必要ないよと言うのは簡単だけど、当事者にとってみれば、そう簡単に割り切れるもんじゃないよな。なー。最後の最後、どうですか?彼女の手紙から感じたものは、私はひたすらに悲しかったし、切なかった。彼女はああいったけれど、やっぱり、そう言うしかないよ、っていう彼女の、強がるしかないって気持ちが伝わってきて、ひたすら悲しかったし、切なかった。なー。なー。悲しいよな。彼女自身はなにひとつ、何一つ悪くないからこそ、本当にやりきれない。謎解きの妙さと、そこに絡んでいる人間の感情、そこをこんなふうに伝えてくるのも、東野作品のすごい所だと思うのですよ。
・河合莞爾『デッドマン』・・・単行本時から気になっていた作品。文庫になったら買うと決めていたので、満を持しての購入です。はい。面白かったです。警察小説としても、登場人物たちの個性は際立っていたし、掛け合いは絶妙だったし、最後の怒涛の展開はページをめくる手が止められなかったし。…姫川君、登場時の、顎で上司をこき使うようなドSのイメージがあっという間に覆されて、ちょっとびっくりしたよ(笑)。鏑木さんの、昼行燈だけど天才的な発想能力を持つってのは、お約束ながらやっぱりかっこいいな。そこに、プロファイリングと言う別分野で捜査に協力する澤田さん、そして猪突猛進型の正木さん、とこの四人組、本当にいいコンビネーションだし、こういうので女性が一人も入っていないってのも珍しくて、新鮮でした。そして、ミステリの面でも、『人間の体の部分を繋ぎ合わせることで、一人の人間を作り上げる=その結果としてのデッドマン』という信じられない、だけどあり得なくはないと言う存在と思わせる語り手を登場させて、うまーくミスリードさせていったなぁ、と。この案は、良かったなぁ。と言うか、この案で話を進めていっても、個人的には大満足だったと思う。狂ってるわぁ。でも、あえてそれをミスリードの種にして、きちんと現実的に話を進めていったってところが、そこで勝負したってところが、また作者の新人らしからぬところだと思う。そして、その思わぬ正体。ラスト、度等の展開の中で明かされていく真相が、よくよく考えると所々穴がなくもない、ご都合主義でもなくはないんだけど、そこがまた、勢いに任せて書ききった、そして読者も面白さと勢いに任せて読み切っちゃうってところか、なんか新人さんらしくていいなー、と思うし、でも、新人さんらしからぬ膂力の持ち主ですごいなぁ、と思いました。うん。犯人の正体ってのは、簡単に予想は着くんですよ。でも、この『デッドマン』の正体は、ちょっと意外というか、確かにその存在自体が途中まで明かされないので、まぁ予想もつかないだろうって具合なんですけど。でも、成程、そうきたか、と。そして、序盤の日記が、実はそういうものだったのか、と。これは、なかなかの驚きと共に、ものすごい切なさがありました。うん。非人道的な『医療行為』によって、自分が自分でなくなっていく、それが少しずつ、少しずつ分かり、理解できていく恐怖。その中でも、一人の人間として、一人の刑事として、真実を日の元にさらけ出そうとしたその思い、そして証。その中で出会った、とても大切な人との大切な思い出。なー。こういう事例だけじゃないけど、失われたその人の時間、その人生、それを思うと、息がつまるような切なさを覚えます。うん。その『デッドマン』と、その『人』『刑事』が愛した女性の娘との最後。はぁ…切ないなぁ。なぁ…なぁ…復讐な。その重さ、その諸刃の剣のような側面を思わずにはいられない。うん。はい。そんなこんなで、警察小説+ミステリ小説の面白さが、そして人間ドラマ、そのどれもがきれいなバランスで融合したエンタメ作品。デビュー作らしからぬ、けれどデビュー作だからこその力と魅力に満ちた作品でございました。面白かった!
・乃南アサ『しゃぼん玉』・・・はい。想像していた以上に、想像通りのお話でした。ねー。うーん。うーん…うーん。言わんとすることはわかるし、こういうことなんだろうな、と。多分、もう、要するにこういうところが最後の砦なんだろうな、と思う。うん。さて、そうだとしたら、日本の今のその更生制度とかはどうなっているんだろう?こういうところに力は入れられているんだろうかな?なんだったっけ?出所した人のお世話を見る人とか、ボランティアでいらっしゃるって話だけどな。なー。うーん。ただなぁ。うーん。うーん。被害者の人や、その家族の人の気持ち、考えてみろよって言いたくなる。そんなこと、知らないじゃんって。世の中、そういう人はたくさんいるよ。不要って言われながらも、受けるべき愛情を受けられなくても、歯を食いしばって、転んでも転んでも立ち上がって、歯を食いしばって、もう死んだ方がマシだって思いながらも、他人様に迷惑かけないで生きている人、たくさんいるよ。何の落ち度もないのに、ナイフで刺された人が、その後、完全に立ち直れるとは限らなくて、だったらその責任はどう取るつもりなんだろ。死刑になったところで、その事実や記憶は絶対に消えない、その重みに対してどう対処するつもりなんだろ。物語の最後、主人公の行いが、様々なラッキーによって軽くなった、その、何と言うか軽々しさもどうしても受け入れられなかった。うーん。まぁ、作品の主題はこういうことなんじゃないってのわかる。人間の、その唯一の立ち直りの力、人間を変えるのは人間だと言うことを描きたかったんだと思う。それはわかる。そうなんだと思う。ただ、ひねくれ者の私には、どうしてもそれが受け入れられなかったです。なぁー。はい。そんなこんなで、そんなこんな一冊。ミステリと言うのは、基本的にはフィクションであり、トリックやらなんやらのそのフィクションの部分に、一抹の、例えば殺人者の、生々しい感情の真実がある。そこに私はどうしようもなく惹かれる。けど、こういう限りなく真実味を帯びた、だけどフィクションって言うミステリは、なんか、何だろ、居心地の悪さだけが残るなぁー。うーん。はい。そんな一冊でした。もう、こういう作品には手を出さないと固く心に誓った(ちーん)。
・東野圭吾『仮面荘殺人事件』・・・成程ね、と。タイトルからして、読み終え後だと、深くうなづける。そんな作品でした。何というか『高之さん、怪しいよね。何か隠してるよね』と言うところまでは当てられたんだけどな。さすがに、ここまでは読めなかった。そして、『仮面荘』に意味。成程な。大事なことなので、二回言いました。いいなぁ、こういうの、大好き。高之さんの気持ちが、わからなくもない。うん。でも、やっぱり、それに対して雪江さんの潔さよ。ここで一緒に不倫の道とか選べば、別の物語になったのに(笑)。はい。誰が、何のために彼女を『殺した』のか、と言う謎に加えて、正体不明の強盗たちにその場を乗っ取られてしまった、自分たちの身の危険もある、というサスペンスの魅力に、手に汗握りながら読んでいきました。巧いなぁ、よく描けているなぁ、と感心しきりだったのは、東野作品ではおなじみのこと。そしてその上で、まさしく驚天動地、フェアかアンフェアかという議論にもなりそうな結末を持ってくるあたり、まさしくさすがですな。はい。そんなこんなで、新刊の予約が回ってきたので、そちらも今から読むのが楽しみです。高之さん、これからどうするんかね。どうすると言うか、まぁ、仕事の面では縁切られるだろうし。自業自得と言うか、何と言うか、彼にしたら、これはもの凄く恥ずかしい結末だろうな。はは。
・黒川博行『国境』・・・惜しいっ!と思わず言いたくなるような、そんな作品でした。疫病神シリーズ、二作目です。何が惜しかったか。うん。とにかく、長い。文庫本で850ページ近くだから、かなり長い。そしてその長さ分、本当に必要だったかと言われれば、多分、200ページくらいは削ることができたんじゃないかな、と言う気がする。そしてこの長さゆえに、前作で感じたスピード感が、どうしても失速してしまっていたこと。結局は同じことの繰り返し、みたいな部分があって、読む方ももたつきを感じずにはいられなかったこと。物語の前半と後半の繋がりが、李さんの部分を除けば、いまいち濃く感じられなかったこと。うん。惜しい。惜しかった、んだけど、この作品、やっぱり黒川先生なりの『北朝鮮』という国に対して、そして、その国が行った『拉致』という残酷極まりない犯罪に対して、ほとんど目をつぶって、ろくな対策もしてこなかった『日本』という国に対しての怒りが込められていて、それを書きたいが故の、このページ数になったんだろうな、と思うと、納得できないこともない。『国が国であるための根本はなんや。国民の命を守ることやないけ。そんなあたりまえのこともできんようなヘタレの国がどこの世界にあるんじゃ。日本はとっくに腐ってる』この桑原の台詞。これを書きたいがために、事細かに、様々な立場にいる、様々な人との、様々な場面を通じて、『日本とは全く正反対でありながら、しかし、国民の命を守ることを放棄している国』としての『北朝鮮』を描いてきたんだろうな。そしてそこから、『日本』の見て見ぬふりの部分を描きたかったんだろうな、と思うんですが。うん。だなー。だからこれ、北朝鮮パートと、日本パートと言うか、その辺り、二作品に分けても良かったんじゃなかろうかと、勝手に思う私なのでした。はい。いや、でも、とにかくそういう惜しさはありましたが、やっぱり面白かったです。というか、この長さだったからこそ、二宮、桑原のコンビネーション、気質が際立って感じられて、面白かったと言うか。うん。ねぇ、ほんと。もう、死んだと思ってたのに、ちゃんと二宮のピンチには駆けつけてくる桑原、あなたはまるで勇敢な騎士のようよ(笑)。そしていつも通り、命の危険にさらされて、あぁだこうだとくだを巻き、もうあかんだの、無茶苦茶だの言いつつ、筋は通したい、そして自分を助けてくれた騎士を出し抜いてでも、利益は得たいと抜かす二宮は、まるで腹黒プリンセス(笑)。いいなぁ、もう、この二人の会話を読んでいるだけでも面白い。正直、あまり長さに途中で読むの放棄しそうになったし、次の作品はもういいかな、と思ったりもしたけど、結局、この二人のコンビネーション見たさに読んでるし、また読みたいな、って気になってるし。すごいな。はい。あと、李さんとの再会も良かった。てか、結局、桑原、二宮の願い、叶えてあげてるしな。なんなの、もう、なんなのっ!(笑)。はい。あとは、事細かに書かれていた北朝鮮の景色とか、人物とか。私が見た、茶色と灰色の北朝鮮、そのままで、なんか胸を締め付けられるような気分でした。やれ体制がひっくり返されそうだの、やれ民主化が進みそうだの言われてきたけど、結局、現状としては何にも変わってない。日本人拉致については、何名かが帰国されてはきたけれど、全容解明なんて多分、絶対望めない気もする。『国』という大きな括りで見た時、つい失いがちな、そこで生きている人、そこで生きざるを得ない人の視点や思い。そうしたものを描きたかった、その気持ちがいろんな意味で胸に迫ってくる作品でもあったな、と思います。はい。そんなこんな。次作も、確か文庫二冊分だったけ?気長に、また読んでみたいと思います。
・麻耶雄嵩『さよなら、神様』・・・あぁ…たまらんな。この後味の悪さ。というか、後味の悪さと言うより、この人の手にかかると、そのなんだ、そうか、所詮、犯人捜しなんて、殺された人の近くの人以外には何の意味もないんだ、と思い知らされると言うか。なんだろ。他の作品では、『探偵』はそれこそ『神』のように描かれていて、それは、誰かを殺した、罪を犯した人間を暴く、時にその身を削るようにして暴く。そこに、まるで救いを求めるような感じで、そういう行為に及ぶと言うか、まぁ、ただ単に面白半分でやっている人もいるんだけど、まぁ、でも、そう、探偵はそれこそ『神』なんですよ。うん。でも、この人の作品では、そうじゃない。『探偵』の行為の無力さと言うか、空しさのようなものを描いていると言うか。なんか、それこそもう、まるで嘲笑するように描いているような感じがして。…へへ。しかし、嫌いじゃないぜ。はい。そんなこんな。衝撃の一冊だった『神様ゲーム』の続編の今作。そう。もう、少年探偵団がやっていること自体が茶番なんだよな。『探偵』を名乗りながら、しかし、『神』である鈴木の言葉を実証するだけの、いわば『神』の駒に成り下がっていると言うか。『神』ありきで、探偵じゃなくて、『神』の言葉を証明するがために、だけどそれを気がつけないままで動いている、その姿がもう茶番と言うかね。うん。なー。うん。はい。小学生らしからぬ言動だからこそ、なおのこと、実は掌で転がされているしかないような彼らの姿が憐れとも言うか…だけど、最後にその化けの皮もへったくれもないような、結末ですよ、ほんと。てか、本と、どろどろした小学生の恋愛だなぁ、おい(笑)。『さよなら♥神様』ですよ。恐ろしいったりゃ、ありゃしない(笑)。そうなんだろうな。『探偵』は『神』のようにふるまう。けれど、所詮は『人間』でしかない。いくら『神』のようにふるまったとしても、それは、この物語の主役のように、正義を気取って罪を暴いているつもりが鈴木の掌の上で転がされていただけの、あるいは青臭い正義感に突き動かされていただけの、あるいはそれこそ物語の『探偵』を気取っていただけの、熱に浮かされていただけの末の行為にしか過ぎない。その愚かさ、無力さを突き付けられたような『さよなら♥神様』でした。あーあ、もう、めちゃくちゃだよ(笑)。
・東野圭吾『虚ろな十字架』・・・…ということで、もうずいぶん前に読んだんです。はい。あんまり覚えてないなぁ…ただ、この本を読み終えた後くらいに、神戸の女の子の事件の犯人が捕まって、あぁ、なんかなぁ、とやるせない気分にはなりました。はい。そんなこんな。同じ『人殺し』だけど、本書にはいくつかの『人殺し』があって、そこにそもそも『これは納得できる』だの『いやいや、これは絶対に許されないだろう』と思うこと自体が、本当はダメなことなんだろうけど、ダメなことなんだろうか、とも思う。そもそも、多分だけど、市民裁判制度ってそういうところを、裁判の中に活かそうと言うところから始まったんじゃなかろうか。うん。うん。ただな、そう、結局のところ、死刑になったとして、刑が執行されたとしても殺された人が戻ってくる人は絶対にないのだし、遺族の人の様々な感情が癒されることも、大切な人を殺されたと言う現実が、記憶が無くなることもない。その現実が、重い。その現実を前にして、じゃあどうすればいいの、と問われれば、もう言葉がない。返す言葉がない。うん。なー。物語の締めくくり、亡くなった蛇がごみとして捨てられるところだった、というのが、結局、殺人そのものを裁くと言うことは、それで殺された、奪われた人の命の重みすら勝手に決めつけていること、そして勝手に裁いていることにもつながっているような気がして、またこれ、気持ちが重くなりました。はい。ただな、これはもう、本当に個人的な意見なんですけど。やっぱり、やっぱり、何よりも、何よりも尊重されるべきは遺された人の気持ちじゃないだろうか。そこに報いること、それが一番、大切で求められるべきことなんじゃないだろうか、と思う、いつも。はい。あとはやっぱり、日本の刑罰のシステムと言うか、更生とは何ぞや、と言うところだよな。この辺、『飢餓海峡』にも書かれていて、『あぁ、何にも変わっちゃいないんだな。昔から、結局こういうところは置き去りのままなんだな』と気分が重くなりました。はい。そんなこんな。いろいろ、考えさせられました。ということで、順番は少々ぐちゃぐちゃですが、これにて2014年度読書感想は終了です。読書できることに感謝。そして、今年あと1か月と来年も、のんべんだらりと読書できますように。
・井上夢人『合わせ鏡に飛び込んで』・・・…すいません。もう、あんまり覚えてないです。でも、短編集で、色々な読み味の作品が並んでいて、面白かったです(ちーん)。
・月村了衛『土漠の花』・・・はい。そんなこんな。面白かったよ。うん。でも、しかし、あれね。あの、良くも悪くもハリウッドと言うか。この宣伝文句に、高評価に誘われて読んでみたら『これだったか』と言う感じは、『ジェノサイド』の感想と全く同じです。はい。面白かったですよ。うん。でも、ほんと、お約束ね、と。中身がないとは言わないけれど、お約束通りの展開に、お約束通りのネタに、お約束通りの結末で、お約束通りの満足感で、はい。人間賛歌、なぁ…。これで、人間賛歌と言われてもなぁ。うーん…まぁ、胸が熱くなるところがなかったとは言わないけどなぁ。個人的に、こういう結末が好きじゃないと言うか。まぁ、結局、亡くなった人は亡くなった人だし。生き残った人は、その人のことを忘れずに生きていくことしかできないから、まぁ、あれなんだけど。うーん…人間賛歌かぁ…うーん…うーん…この宣伝文句がなければな。いっそ、アクション前面に打ち出した宣伝文句だったら、気分よく読み終えられたかもしれないのにな。なんか、この宣伝文句に幻冬舎のいやらしさを感じちゃうわ(笑)。はい。そう、でもほんと、アクション映画だと思って読むと、本当にお約束通りの展開で、故に『誰!誰が最後まで生き残るのっ!』ともう、別の小説読んでるみたいな、バトルロワイアル楽しんじゃってるみたいな感じで、ぐいぐい読めました。うん。梶谷くん死んじゃったのが、個人的には残念でした、あう。そうだね。そう。その、自衛隊が人を殺せるのか云々というところも、宣伝文句に入れ込むには中途半端だから、いっそ売りにしない方が良いと思うんだけどな。うん。別に自衛隊じゃなくても、ああなったら、戦わざるを得ないでしょう。その覚悟なんて、してもできないだろうし、結局のところ、もうなんていうか、その場で銃を弾けるかどうか、ただそれだけなんだと思った。うん。疑心暗鬼ってのもなぁ…そこも結局、中途半端だったしなぁ…うーん…宣伝文句と照らし合わせるとこうして不満ばかりが出てきてしまう(笑)。はい。女の子もやたら強かったしなー。うん。そう、だから結局、その、人間賛歌だのなんだと宣伝している割には、あまりにもゲーム的、映画的だったな、と。津久田さんとか、もう、チートやん!はい。自衛隊でなければならない必然性と言うのが、結局、薄かったなぁ、と言う気がしてしまうというか、結局、宣伝文句が悪い(どーん)。どうしてもこの手の小説は、福井先生の作品を思い浮かべてしまうんだよね。そうすると、どうしても、その必然性とか、人間ドラマの分厚さが、はい。はい。でも、本と、わかりやすい展開、ド派手なアクションシーン、そしてお約束過ぎる人間でラマと、万人に薦めることができる作品だと思ったよ。はいよ。てか、これ、映画化しそうだよねー、うん。
はい。そしてここからは2015年です。
・下村敦史『闇に香る嘘』・・・ということで、まだ2014年だけど。まぁ、まぁ、はい。今年の乱歩賞受賞作です。視力を失った主人公というのが、凄いな、と。想像でしか描くことができないから、本当のところなんてわからなくて、『この表現方法はどうなんだろう』と思わなくないところもあったりしたけど、でも、配慮に配慮を重ねて描かれていたのはすごく伝わってきました。はい。『兄は本物か偽物か』という謎も、その主人公だからこそだったな、と。はい。…個人的には、地味だよねと言う気が拭えなくもなく。…姪に腎臓あげたくない、検査すら嫌って思うって、そんな珍しいかな。その辺り、私は薄情ものなので、そこからお兄さんの正体を疑うと言うのが、ちょっと個人的には釈然としなかったんですけど。まぁ、物語だし、多少はこういうとこもないとな、はい。中国残留孤児の裁判やら、歴史やらがてんこ盛りだったのは、まぁ、新人作家さんならではなんだろうなぁ、と微笑ましく思いました。はい。謎解きとしては、まぁ、主人公に何かあるんだろうなということは薄々感じていましたから、あぁ、そういうことだったのか、と。…すんません、個人的には個人的にはもうちょっと派手なことを期待しちゃってたんだけどね、てへへ。まぁ、でも、地に足着いた結末だったと思う。
・有栖川有栖『怪しい店』・・・はい。そんなこんな。長いよなぁ、このシリーズとの付き合いも。読み始めた時は確か、倍以上年齢が離れていたはずなのにな。おかしいな。いよいよ来年で同じ年だ。年をとれるのは素敵なことですよ、はい。後、本と、コンスタントに新作を出して下さるのが非常にありがたい。そんなこんなの短編集。心惹かれたのは『ショーウィンドウを破る』と、雑誌で読んだ時はさほどいいとは思わなかったのに、な『潮騒理髪店』ですかね。犯罪者側から描かれる火村先生像ってのが、『ジャバウォッキー』よろしく、すごく好き。火村先生の、犯罪学者としての脅威的な能力が描かれる一方で、『え?』と、犯罪者側にすら思わせる、火村先生の人を殺すことに対しての思いみたいなものが描かれていて、その戸惑いとか、驚きとかが、シリーズを通して火村先生を知っている側としては、すごく理解できて、だから好き。うん。人を殺したいと思ったことがあるから、だから、犯罪者をあぶりだす立場に立っている。ならば一体、火村先生側から見た、数多の犯罪者たちの姿はどんなふうに描かれるのかな、と思うと、それが来た時がすなわち、シリーズが終わりを迎える時なのかな、と思うような気も。はい。『潮騒理髪店』。良かったよ。あれ?(笑)。海辺の理髪店という、その雰囲気、風とか匂いとかがもの凄く感じられたし、事件も血腥いものじゃなかったし。成程な、とほっこりさせられるようなものだったし、こういう、人の何気ない機微と、稚気とが混ざり合ったのが、このシリーズの、特に短篇の魅力だと思うんだよなぁ、うん。いい話でした。はい。そんなこんなで、さっさと結婚しろ、この二人!と言う全力の突っ込みを残して、次回の新作を楽しみに待ちたいと思います。できればそろりと、国名シリーズの新作が読みたいなぁ、うん。
・葉真中顕『絶叫』・・・私たちは何一つ、選ぶことなんでできない。何一つわからない。だから、一切のことに意味がない。人はあれこれと決めたがるけれど、そこに答えはない。だけどそれは、限りなく自由である。陽子が、弟の例と会話したこのシーン、この言葉が強烈に印象に残っています。本当に、その通りだと思う。生も死も、善も悪も、すべてはある時、ある瞬間、突然、振り落ちてくる。だけどその時を知ることは、人間には叶わない。あるいは、自分の行いが先にどんな実を結ぶのか、結ばないのか。それすらをも、人間には知ることができない。だから、何をしても良いし、何もしなくても良い。そこに、本質的な意味での善悪は、美醜はなく、そこに絶対的な真実など存在していない。だから、人間は、どこまでも自由である。あぁ、その通りで、だけど、その自由の存在を受け入れてしまった時の、一抹の寂しさと言ったら何なんだろうかな。それはきっと、居場所を探し求めて探し求めて、探し求めた挙句、行き着くところまで行きついてしまった陽子の、諦めと開き直りからきている考えだからだろうな。な。けれど、その自由の存在を見つけ、受け入れ、自分をこの世に生み出した母親を殺し、闘いに勝ち、新たな自由を手に入れた陽子の姿は、力強く、そこには憧憬すら感じるよ。自由であることを知りながら、何故か動くことができないである身にとっては、果てに自由の存在を見つけ、そのために生きると闘いに挑み、見事に勝つことができた陽子の、そのエネルギーが、たまらなく眩しく、羨ましい。はい。そんなこんな。やっぱりこの作家さんは読ませるなぁ、と思う。何というか、本と、物語に足を突っ込んだが最後、ページを繰る手が止まらないと言いますか。引っ張る力がすごい。はい。そうだなぁ。なんか、ミステリ部分に関しては、戸籍乗っ取り、死体は別人でした、と言うオチとかは、どこかで読んだ気がしなくもない。し、あと、ラストから4行目の『バイオレット』も、驚いたと言うより、にんまりして、何か、綾乃さんと陽子と言う、どこかで似たような部分を持っていた二人が、知らず知らずにすれ違っていた、っていう部分が、もうたまらなくてにんまりしたんだけど、でも、やっぱり取って付けたような気がしなくもなかったです。その辺りは、『ロストケア』のような衝撃を期待していた身としては、ちょっと衝撃不足と言う気もしたのですが、でも、まぁ、もう、陽子が全てを持って行ったよ。うん。『どこにでもあるようなB級犯罪小説』と言うレビューもあったけれど、でも、陽子の姿から、何か感じることはないかと問い詰めた時に、そこが他のB級犯罪小説と今作とが異なる点だと思うのですよ。どうして、陽子はここまでに至ったか。勿論、彼女自身の、思慮深さのなさと言うのもあったかもしれない。だけど、どうだ?陽子がここに至るまでの原因が100あったとして、その全てが、陽子のせいだと言い切れるだろうか。それを指摘することが、努力をしてこなかった、思慮深さが足りなかった者の言い訳だと、詰ることができるだろうか。私にはできない。口が裂けても、できない。あの母親のもとに生まれてきてしまった時点で、陽子の人格は、自己を受け入れることができないでいた。人に褒められたくて、自分を認めてもらいたくて、だから、そうしてくれる人には、どうしようもなく心を許してしまった。いい生活がしたい、とがむしゃらに努力した彼女の、一体何がいけなかったと言うのか。責めるべきは、彼女じゃないだろう。復讐のように、母親の援助を受け入れた彼女の気持ちが、私には涙が出てくるほどに理解ができた。デリヘル狩で、レイプまでされた、けれどそれが彼女にとっての救いになったとは、どういう皮肉か。こうなるまでに、その救いが一切なかったのは、どういうことなのか。陽子は、ある意味では、社会的に生き抜くことが一番難しいとされるモデルとして、描かれていたのだと思う。だとすれば、この小説が提示しているのは、そうしたものが生き抜く苛烈さと難しさ、そして残酷さであり、社会として、そうした人たちにどう向き合っていくかと言うことなのだと思った。はい。タイトルの『絶叫』。だけど作中、陽子が叫ぶ場面なんて描かれていない。それが逆に、陽子の声なき叫び声を表現しているようで、誰にも救われることがなかったその叫び声を、母親を殺し自分を自分で肯定し生きることを勝ち取ったことで、自らの血肉にしたように感じられて、それがまたどうしようもなく切ない。
・奥田英朗『ナオミとカナコ』・・・想像していたのとはちょっと違った。なんか、大ドンデン返しがあるのかと期待していたら…割とあっさり。はい。でも、面白かった。手に汗握ると言うか、逃げ切れるのかどうか、最後の最後までハラハラさせられました。なぁー、何か、どうして痛い目に遭わされたのに中国人を信用するの、とかいやいや、連絡取ったらあかんやろ、とかもう、突っ込みどころ満載で、何と言うか、でもそこが、逆に物語とか、二人の犯罪にリアリティを持たせていたのだと思う。うん。なー、こうするしかなかったじゃんね。そう思う。自分の道は、自分の道で切り拓く。ナオミにとっても、カナコにとっても、家族は重荷でしかなかった。血や法や情で結ばれているはずの家族が、実は重荷でしかなかったと言う現実の、その残酷さに突き当たった時、結局が人が頼ることかできるのは、自分自身か、ナオミにとってのカナコ、あるいはカナコにとってのナオミのような存在なのだと痛感した。血や法や情なんかで結ばれていない、でもだからこそ、家族以上の存在になり得る人の存在。そして、自分の人生は、結局のところは自分で切り開いていくしかないのだと言う現実。本筋とは全く関係ないことなのかもしれないけれど、でも私は、この作品からそんなことを感じました。なぁ。ナオミの家族のこととか、家族に対する思いとか、本と他人事とは思えなかったし、自分がカナコだったら、そりゃこうするしかないよなってつくづく感じた。はい。それにしても、開き直った時の女の強さったら、凄まじいな。うん。
・森見登美彦『有頂天家族 二代目の帰朝』・・・新刊だぞー。購入したぞー。はい。と言うことで、さぁ、アニメ化は何時ですか?何時ですかっ!早よ!無事に生きていられる間に、早よ!(どーん)。はい。と言うことで、出る出る詐欺のまま終わるんだろうなぁ、と思っていたら、あっさりと発売されていたと言う。うむ。『阿呆の血が必要だったのは僕の方だった』みたいなことを、インタビューで森見先生が答えられていたんですけれど、そのことを実感できるような作品でした。とにかく、想像力が縦横無尽に大爆発していたと言いますか。月がすっぽり盗まれてしまったとか、地獄にまで行っちゃうとか、もうやりたい放題で、でもそれがこの物語にはぴったりとはまっていたし、時にはとても美しく、時にはとても恐ろしく、なんてかすごいなぁ、小説ってすごいなぁ、こんなことも表現できるんだなぁ、って痛感させられました。うん。二代目の帰朝、と言うサブタイトルの割には、割と二代目は大人しくなかった?と言う印象がぬぐえず残念なのですが、まぁ、もう、細かいことはいいや、と言うような作者の声が聞こえてきそうな、相変わらずドタバタのラストで大満足でございました。お兄ちゃんは結婚しちゃったし。矢三郎と弁天の関係は、相変わらずだし。なぁー。なんか、切ないよな。何なんだろな、この切なさは。お兄ちゃんの結婚ですら、おめでたいけど切なかったもんな。何だろうな。それが、確かに時間が流れていることの証だからかな。時の流れと共に、膂力を失い、二代目にすら馬鹿にされるようなおじいちゃんになってしまった赤玉先生と言う存在が、そこにいるからかな。それでも、意地を張ったおじいちゃんであるその赤玉先生が、『悔しかったら強うなれ』と、弁天や二代目に言葉をかけたからかな。弁天の胸中が、何時まで経っても読めないからかな。幼き頃にかどわかされて以来、天狗として、けれど人間として生きてきた彼女の切なさがそこにはあるからかな。な。時間が流れる、変化をすると言うことは、確かに平和なことのはずなのに、この作品は面白くて、荒唐無稽なはずなのに、どうしてこうも切ないのか。不思議だよなー。そうか。いつも終わりが、そこには見えているからか。終わりの匂いが、常にそこにはあるからか。とか何とか、そんなことを感じました。はい。と言うことで、全三部作らしいです。次回がラスト。いつになることやら、と言いつつ、終わりが来ていませんように。できれば、阿呆の血の行方を見届けることができますように、と願うばかりです、ってか早よ、アニメ化!
はい。と言うことで今回はここまででございます。
過去の私よ。結局『有頂天家族』は第2作目もアニメ化されたぞ(笑)
いや、なんか、ぶっちゃけると円盤の売り上げもそれほど思わしくなかった中での続編アニメ化は、当時はなかなか驚きをもって受け入れられていたように記憶しているのですが・・・。
『有頂天家族』自体は、確か3作目で完結?とかじゃなかったっけ?作者さんの構想ではそんな感じになっている、みたいな情報を目にしたことがあるような気がしているのですが、何もかも不確かなのでこれ以上は黙っておこう(どーん)
ただその3作目に関しては、未だ発売も、発売決定の報も発表されていません!
元気があれば、いつでも待てる(どーん)
はい。ではでは。
私が、笑顔で、晴れやかな喜びと共に病院を後にできることを心の底から祈りつつ。
今回の記事はここまででございます。
読んで下さりありがとうでした~。