tsuzuketainekosanの日記

アニメや声優さん、ゲーム、漫画、小説、お仕事とのことなどなど。好きなことを、好き勝手に、好きなように書いていくだけのブログです!ブログ名の『ねこさん』は愛猫の名前だよ!かわいいよ、ねこさん!

2021年冬アニメ感想~その6

今日から再び4連勤!

とりあえず・・・この4連勤が終了したら、私が作った連休が待っているはずだ!

だからもうひと踏ん張りだ、私よ!

 

はい。

と言うことで長かった冬アニメ感想記事も、一応、今回で終了です。

あと残っているのは2クール作品、現在も放送されている作品のみのはず。

 

そんな具合でラストに残ったのはこちらの2作品。

 

まずはこちら。

 

・『SK∞』

・・・最終回ね、ほんとね。愛抱夢、なんてえっちな恰好してるのさ。えちえち。その彼を孤独の、寂しさの底から救い出したランガの微笑みは、まじで世界をも救うよ。ってか紘子の描く『闇落ち寸前、いやひょっとしたら闇落ちしていた少年が、少年により救われる。確かに救われる』と言う展開の尊さったら、なんかもう、ほんと浄化されそう。なんかもう神々しい。清らかな感情がこの胸に溢れてくるよね・・・。そしてどうよ、あの忠の、小野賢章さんの『愛之介様!』の叫びよ。なんちゅう演技なのさ。ってか忠、おまえ、交通事故の被害者ラブホに連れ込んで隠蔽するわ、一生の犬呼ばわりされて頬赤らめるわ、確実にやばいぞ。多分、作中でいちばんやばいの、お前やぞ、でも好き。耐えて忍んでようやく伝わった愛之介への気持ちだもんね、幸せになってくれ。愛抱夢を救い出したのはランガの微笑みだけど、でも、そのきっかけ、と言うか、その理由、その源である感情を愛之介に植え付けたのは、忠、お前だもんな。幸せなれ。そして愛抱夢との決勝に勝って、ランガが暦にダイブしたところで、なんかもう、私の頭の中ではウエディングベルが鳴り響いていました。おめでとう。ミヤも可愛いし、ジョーチェリは相変わらずジョーチェリだし、そうだよ、ランガの言った『喧嘩も一人じゃできない』は勿論、暦とランガのことは勿論だけど、ジョーとチェリーのことも指し示してるんだよな、と思うともう胸熱だし、シャドウは残念だけど、なんかもう、ほんと、みんな幸せで何より。

 

みんな幸せで何より。ほんと。

 

はい。と言うことで最終回の感想を感情を赴くがままに書きなぐってまいりましたが。

 

いや、何でしょ。良い作品だったなと思います。

 

最終回前に公式さんがツイッターで『1月からの放送でしたが回を追うごとに大きくなる皆さんからの反響に支えられた』と言う内容の投稿を呟かれていましたが。

確かに、私は初回から見ていたのですが、最初はこんなに盛り上がっていなかったもんなぁ。やっぱり6話が、そしてそこからの7話の展開が、ひとつのポイントになっていたように思います。

あそこで、あの展開で『SK∞』を見始めた、はまった、と言う人が多いように、ツイッターなどを見ていると感じられたし、あそこからほんと、皆が祭りの存在に気が付いたかのようにして盛り上がり始めたような気が(笑)

そしてそこから物語も、ますます加速していった、面白みを増していったように、私としては感じるのであります。はい。

 

で、この作品の何が良かったんだろう、と偉そうに考えてみたら。

12話と言う尺と、制作陣が描きたいと言う内容とキャラクターの描かれ方が、とてもマッチしていた。ぴったりと噛み合っていた。過不足なく、濃度が濃いままに12話と言う尺が使われていたな、と言う感じじゃなかろうか、と。はい。

 

暦とランガの関係性。努力では超えられない才能の存在。どうしようもない嫉妬心。自己嫌悪。それでも、それを乗り越えた、飲み込んだ先にある『楽しい』『好き』の感情の眩しさ、素晴らしさ。それを通じて育まれる、キャラクターの関係性。スケボーと言う競技のダイナミックさや迫力、楽しさ。

そう言うのが1話から12話まで、緩急をつけて、過不足なく、ぶれることなく描かれていた作品だったなぁ、と最終回を見終えた今だからこそ、一視聴者でしかない私ですが(ほんとにね!)自信を持って、そう言える作品だったなぁ、と思うのです。はい。

 

あと魅力的なキャラクターたちの、その魅力と言うのが、ちゃんと描かれていたのも、とても素敵だったし嬉しかった。

1クール12話、13話となると、どうしても出番が少ない、魅力的であるのはぼんやりとわかるけれど、それがどうしても描かれないまま終わってしまう、と言うことも少なくはありません。仕方ないもんな、うんうん。

 

でもやっぱりそれは、めちゃめちゃ寂しい。そのキャラクターを演じている声優さんの演技を聞きたい、見たい、と言う気持ちからしても、めちゃめちゃ寂しく、私には感じられるのです。はい。

 

その点『SK∞』は、本当にキャラクターの扱いが、描かれ方が良かった。1人1人のキャラクターの個性が、魅力が本当に生き生きと描かれていて、だからこそ演じらっしゃる声優さんの演技も堪能できて、しかもきれいに、キャラクター1人1人の物語としてもまとまっていたから、もう本当にそこがたまらなく嬉しかったです。

 

なんだろ・・・こー、限られた尺、話数の中で物語をどう構成していくか。どう描いていくか。どう転がしていくか。そしてその中で、キャラクターをどう描いていくか・・・そう言うことを学ぶ上でも、ひとつのお手本になるような、そんな作品にもなるんじゃないかな、と思ったりしました。うん。

 

あとこの作品の何が、個人的にとても印象に残っているかと言うと。少年、つまり暦とランガの関係性の変化を通して、彼らより年上の大人、チェリーやジョーたちの思い出や後悔や、そう言ったものが描かれて、だからこそ、今作で言えばジョーか、その大人が、少年に対してアドバイスしたり、その背中を押したり、またチェリーのように、自分たちが残してきた後悔や思いにけりをつけようとする、その流れが、もうたまらん。

 

いいですよね、こう言うの。たまらなく好き。そして少年と大人、2組の目を通して描かれるからこそ、なおのこと、物語の深みが増すような気がして、そこもまためちゃめちゃ魅力的に私には思えました。

 

はい。いや、なんかもう、ほんと。ラストの大団円感も含めて、ほーんと、良い作品だったなぁ。最終回まで見終えた今、暦やランガのように『楽しい!』と言う感情が胸に溢れているのが、良い作品だった証のようにすら思えます。

 

きれいにまとまっているので何ですが・・・2期、期待しちゃうよなぁ~。

 

あ、あとあと。

暦やランガ、この物語に登場したスケーターたちが見た景色、ビーフの中で見た景色って言うのは、この先、私が一生をかけても見ることがない、見ることができないであろう光景、景色なのだ思うと、なんかそれももう、めちゃめちゃ羨ましくて仕方なかったです。でも作品を通して、暦やランガたちの目を通して、そんな景色、光景を見せてもらっている感覚を味わうことができたと言うのも、この作品の素晴らしいところだったなぁ、と思うのです。はい。

 

・『回復術士のやり直し』

・・・冬クールアニメの感想、ラストを飾るのがこの作品なのか、と自分でも思うのですが・・・仕方ない。ニコ生視聴順の関係で、こうなりました。はい。

 

いや、なんだろ。もうどう言っていいのかわかんない。わかんない(笑)

 

先程『SK∞』は12話と言う尺を使って描きたいことと、描こうとしていたことがぶれていなかった、そこが素晴らしいと思った、と書きましたが。

その点で言えば、この作品もそうなんですよ。はい。いや、まぁ、こちらは原作小説が、完全オリジナル作品の『SK∞』とは違うんですけど。うん。

 

ただなぁ・・・その描き方と言うか、その物語の運び方が、なんかもう、どう言っていいのか、凡庸以下である私の語彙力では、どう頑張っても表現できない!(笑)

 

いや、ってか・・・なんか、楽しいか、と。

何もかもが上手くいきすぎる復讐、楽しいか、と。

 

・・・楽しいわ!考えてみたらめちゃめちゃ楽しいわ!

最高やん。自分が憎くて憎くてたまらない人間の、その尊厳も命も、完膚なきまでにけちょんけちょんにできるって、そりゃ楽しいわな!

おまけに可愛い女の子、次々と自分に身も心も開いてくれて(とんだ言い方)、もうやりたい放題(何がとは言わないよ!)の人生、そりゃ楽しいわ。

最高じゃんか、最高じゃん。

うん。

 

・・・とは思うんですけど、はい。そう思う割には、なんか私としては爽快感がないと言うか・・・なんだこの複雑な感情・・・。

 

そうか・・・人間と言うのは、何だかんだ言っても苦労があり、努力があり、それを乗り越えた先にようやく達成感なり爽快感なりを味わうことができる生き物なんだな、と言うか、私自身もそう言う人間だったんだな、と妙な気づきすら得ましたよ・・・。

ねー・・・ほんと。ヒール最強。ヒールを得た時点で、主人公、最強。

最終回、『いや、これはもしかしたら、主人公の生涯の敵になるのでは!?』と思わせるくらいに強敵っぽかったCV置鮎龍太郎さんのキャラクターが、まさかあっさりとヒールで倒されてしまった時には、もう言葉も出てきませんでした。

 

・・・ヒールって、何?(哲学)

 

あとね。最終回の最後。自分のものになった5人の少女たちにに対して『極上の女たち』と主人公が言い放った時点で、なんかもう、成程ね、と思いました。

そうか・・・所詮は『女』なんだな。

『性』そのものの弄り方とか、そこに対する復讐の方法がやたら凝っていたりして、ほんと、何と言うか、何と言うか。

 

何と言うか(どーん)

 

いや、でも、ほんと。心はそのまんま、女体化させて男たちに襲わせるとか、自分が女装化して、レズビアンの剣の勇者をたぶらかして、最終的には男たちに貪り食わせるとか・・・ほんと、ある意味、天才か、と思いました。・・・どうしたら、こんな考えが浮かんでくるんだろうか・・・。

 

てか、そうなんだよ・・・結局『復讐』と言いながら、その果てには『気に入った奴は俺の女にするぜ!』『気に入らない奴と男はぶち殺してやんぜ!』の二択しかないと言うか、それで済んでしまっているのが、いいのかよ、と言う気が。

 

はい。まぁ、でも、徹頭徹尾、主人公のクズさ加減にぶれがなかった。とにかくブレがなくて、最悪の人間性で、自分でもそんな人間だと言うことをわかっていながら、だけど自分の所業を正当化しているあたりは、最高だと思います、作品として。

そう言う意味では、まぁ、ブレがなかった作品と言えるんだろうなぁ・・・。

 

あぁ、でもひとつ、ブレット、少年趣味の大男ですね、この人の出番が少なかったことは残念だったなぁ、と。

いや、ほんと、最終回でちょこっと出てきましたけど、稲田徹さんの演技が、ほんとにもう、めっちゃ良いんですよ!

 

はい。ってな具合で、噂によると円盤第1巻はそこそこ売れているらしいとのことで。

 

2期、あるのかなぁ・・・やりそうだよなぁ・・・・・・(遠い目)

 

まぁ、何と言うか、こー、『創作物とは何ぞや』と言う深いところまでをも考えさせられたような、そんな作品でした。

・・・そんなことを考えさせるような作品ではないと思うんだけど(笑)

 

ヒール、最強!

 

はい。

と言うことで長々と書いてまいりましたが、今回をもって冬アニメの感想記事も終了でございます!

 

やったね!

 

ではでは。今回の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございました!