1が付く日は読書感想文だよ~ネットの海へ行ってらっしゃい!

はい。と言うことで本日は6月11日。末尾に1が付く日なので、私がコツコツ書きためてきた読書感想文が、ネットと言う混沌の大海へと解き放たれる日です。

 

いつか私がこの世から消えてしまっても。

私が放流した、私がこの本たちを読んできた、そしてその中で思ってきたことと言うのは、いつまでもいつまでも、ネットと言う大海の底辺に沈み続けるのでしょう・・・とか、ちょっとカッコつけて言ってみる。はい(ちーん)

 

ではでは、さっそくスタートです。前回は2009年度の分を放出しましたので、今回は2010年度からスタートです。この辺りから、再三、述べてきたとおり、感想文も長くなってくるので、今回は2010年前編と言うことで。小出しにしていこう・・・大変だからな(ちーん)

 

柳広司ジョーカー・ゲーム』・・・何でリアルタイムで読んでおかなかったんだっ!(悶絶)。ひりつくような緊張感。深まる謎。そしてそれが解けていく面白さ。ページ数も絶妙!ってか、何より、結城中佐がっ(悶絶)。たまらん!かっこよすぎる。かっこいい。かっこいいってばかっこいいっ!私もスパイになりたい!存在感がない事にかけては、自信があるぞ(笑)。まさに、エンタメと呼ぶに相応しい一冊。続編も、とっとと読もうっと!

 

花村萬月『笑う山崎』・・・タイトルが不敵。はっとするような『花村哲学』に酔い痴れつつ、種々様々な拷問は勉強になりました(汗)。山崎の作り上げた『家族』。それは、所詮は、擬似家族でしかなくて、だから悲しいんだけど、でも、どうしてだろう。そこに、本物の家族ではありえないような、ただただ純粋な愛と情があるように思うのは。ふわり、と解体してしまうようで、だけど、また、ふわり、と集まって、何事もなかったかのようにして、また『家族』となるような。そんな気がする。

 

桐野夏生『OUT』・・・桐野作品の女性たちには、皆、共感できる。それは、抱えているもの、置かれている現状が、どこか似ているから。それでも、彼女たちと私とが決定的に異なっているのは、彼女たちは徹底的であるという事。徹底的に落ちていく。そのために徹底的に孤独で、徹底的に覚悟を腹に据えている。そうならざるを得ない状況に追い込まれても、足掻いても、もがいても、最終的には腹を据え、覚悟を決め、飛翔するように落ちていく。その殺伐たる生き様が、暗く輝いている。その強さは、一体、どこから来るものなのか。そんな強さが、私は欲しいと思う。闇の中でこそ、桐野作品の女性たちは、爛々と煌々と輝いている。

 

加納朋子『ガラスの麒麟』・・・少女たちの心の闇― そんな言葉では片付けられない、片付けてほしくない程の景色を、機微を、丁寧に、しかし残酷なほどの確実性を持って描いた作品。そんな繊細さを持った彼女たちが、嫉妬まじりに好きにはなれなかったけれど、不思議。読み終えて数時間経った今は、愛しくてたまらない。皆こうして、大きくなる。そして、大きくなったって、実は、人間、何にも変わりはしないのだ。 

 

柳広司『ダブル・ジョーカー』・・・『死ぬな、殺すな』これも重要な事かもしれないけれど、何より、最後のひとつ、『とらわれるな』が一番なんだろうな、と思い知らされた。だからこそ、そこに落ちてしまったD機関の、スパイの、人間としての悲哀が残酷な一方、そこに陥ってしまった『風機関』のお間抜けっぷりがおかしくもあり(笑)。人は、生きて、何かに触れる以上、必ずそこに『とらわれてしまう』から。だからこそ、D機関の人間の恐ろしさのようなものも際立つのでしょうが、それでも、その冷徹さ一方だけを書かないところが、また、心憎いじゃありませんかっ!結城中佐の過去話も有り、大満足の一冊でした。いよいよ、次作への期待は高まるばかりっ!

 

北村薫『鷺と雪』・・・過ぎた歴史。その歴史通りの、けれど、あまりにも残酷すぎる、寂しすぎる、切なすぎるラストに、鳥肌。なんて切ない結末なのだろう。英子の予感したとおり、あの冷えた窓は一生、英子の胸底に貼りついて、英子の胸を冷やしていくのだろう。これまでに描かれていた作品全てが、何はどうあっても、楽しそうな生活を描いてきたものだけに、この先の物語は、想像するだけで、あまりに重苦しい。ベッキーさんの望みも叶わない世界へと、日本は、突入していくのだから。

 

歌野晶午『葉桜の季節に君を想うということ』・・・きれいに騙されたかったなぁ。いやいや、でも、面白かったです。なるほどなぁ。こんなポジティブなお年寄りになれたらなぁ、と思う反面、若い頃を生きてきた時代背景が違うからこそのポジティブさなのでは、とも思う。でも、やっぱり、いいですな。何事も気持ちから。人生の黄金期は、老いた先にあるもの、か。色々、考えてみると味わいの深い、がんばるお年寄り!なミステリでした。是非、若い人に読んでもらいたいな。なにかと、気持ち的に塞ぎがちだから。せめて気持ちだけでも、から元気でもいいから、ポジティブになりたい(笑)

 

東野圭吾白夜行』・・・唐沢雪穂にとって、桐原亮司はどんな存在だったのか。私は、雪穂が漏らした一言、太陽の代わりの存在があったからここまで歩いてこれた、という言葉を信じたい。雪穂にとって亮司は、『あの時』からそしてこれからもずっと、そんな存在であったと信じたい。そうでないと、やりきれないから。互いが互いを思う気持ちこそが、全てのはじまりであったと、それが悲劇でも、そう信じたい。そうでないと、やりきれないから。どうしようもなくこわく、そして、どうしようもなくかなしい話。個人的には、純愛小説だと思いたい。ただただ『これだけの話』を、ぐいぐいと読ませてしまう辺りは、もはや、さすが東野圭吾、としか言いようがないでしょうね。

 

石持浅海『月の扉』・・・石持作品の中で、一番好きかも。グイグイ読ませる設定に、ミステリ。その緊張感、謎解きに加わるある種、幻想的な物語。それらが見事に融合していたように思いました。石嶺という人物の、類稀なるカリスマ性。そこに惹かれた人間たちの、精一杯の行動が迎えた悲劇・・・或いは、それは、彼らにとっては幸福だったのかな?美しく、一途で、ゆえに哀切たっぷりの幕切れも私好みでございました。いやー、面白かった。

 

貫井徳郎『プリズム』・・・まさに『その通りっ!』と手を打ちたくなるようなタイトルですな。見る人が違えば、角度が違えば、『真実』はひとつでも、必ずしも、『現実』はひとつではない。物事の多角性を描いた、挑戦的ミステリ作品。個人的には、ラストの真司くんのお父さんの推理が好きです。いいじゃん。子供たちの悪事(笑)。こうやって色々、『真実』を巡り想像を働かす事ができるのも、この作品ならではの楽しみ方だと思います。

 

天童荒太永遠の仔』・・・何を語ればいいのか。今も正直、まとまりません。この結末は、私は、どうにもやるせないし、悲しいし、切ないです。それでも、否定し続けてきた、そうするしかなかった過去の時間の中。確かに、穏やかで、幸せだった時間があった事は確かな事。それだけが、救いのようにも思えました。人は、過去をやり直すこと、取り戻すこと、無かった事にする事は絶対にできない。流れていく時間の中で、徒にただ年だけを重ねていく事の残酷さ。でも、だからこそ、人は、やはり『誰か』の存在なくしては自分の別の一面に気がつく事はできないし、『生きてていいんだよ』と無条件に肯定をしてもらえる事で、ようやく、その時間の流れに、年に、少しでも追いつく事ができるのかもしれない。明るい話ではないし、悲しい話だし、何より本当に切ない話で、胸が詰まりますが、でも、考えさせられる事がたくさんあって、たくさんの人に読んで欲しい本だと思ったし、私たちは、もっと、幼児虐待、それから老人介護、更には、ワーキングプアなどの問題を真剣に考えなきゃいけないんじゃないだろうかと思いました。時間が流れても、人は、誰かの『子』として生まれ、ずっと、永遠に『仔』として生きていくのだと思います。ドラマ、見たいです。

 

東野圭吾どちらかが彼女を殺した』・・・何故、大事な一語を文庫化に際して削除するかっ!(ぷんぷん)。いや、本と。掌で転がされてる感じがしてならんっ!悔しいっ!でも・・・何とか、西上心太さんの親切な解説書で、どうにか、犯人を当てる事ができました。よかった、よかった。小さな満足感。加賀さんも、相変わらずかっこよかったし。面白かったし。いやぁ~、言う事ないな。うんうん・・・って、ほらっ!また、掌で転がされたっ!

 

芦辺拓『グラン・ギニョール城』・・・昔懐かしい、胸がわくわくするような、折り目正しい、誇りある探偵小説、という気がする。この人の作品は。今回の作品も、どうなるんだ?とわくわくさせられながら、『物語』の世界と、『現実』の世界を、決して無理矢理な力技ではない、論理的な、けれど溢れんばかりの想像力を駆使して結びつけ、その狭間に生まれた謎を解体してしまったのには、ただただ驚き。しかも、読みやすく面白い、わくわくどきどきが止まらない!というのもミソ。すごくない?これって。ブームの移り変わりが激しいミステリの世界にあって、この人の存在はまさしく、宝物のようなものだと思う。うーん、面白かった!

 

連城三紀彦『人間動物園』・・・・・・久し振りに、こういう読み方をしたような気が。面白く無かった事はないのですが、文章がどうも、私の好みではなかったと言うか。刑事さんとかかっこよかったからなぁ。もう少し、こー、読みやすい文章と言うか、句読点のある文章だったら、楽しかっただろうになぁ。でも、オチはわかったし。それだけでも、よしとしよう。うむ。

 

東野圭吾『超・殺人事件』・・・成程。ラストの黄泉さんの嘆きに、東野さんの、乱立するランキング本、ともすれば作品の中身ではなく、書評だけで売ってしまおうとする売り方などの現状を愁う気持ちが表れているのだと思うと、なかなか考えるものもありました。・・・とは言え、こんな作品を書けてしまうのもこの人だけだろうし、それを面白くできてしまうのもこの人だからだろうし。東野圭吾だからこそ、という一面もあった作品だと思う。面白かったです。

 

歌野晶午『密室殺人ゲーム王手飛車取り』・・・このままでは終わるわけないよね、と思いその通り、どんでん返しがあり、満足していると、更に更に!の展開。いやぁ、面白かったです。殺したい人間がいるから殺すのではなく、使ってみたいトリックがあるから殺す。その、怖ろしくとち狂った思想も、ここまでくれば潔い、と思いきや。ラスト、ただ今までと同じことをすればいいだけの話なのに、皆の慌てっぷりったらおかしい限り。今更、顔を知ってしまったから、仲間意識が芽生えてるから、目の前で死んでしまうからもないでしょうに。そして、そんな戸惑いもおそれも、全てを冷笑に伏してしまうような頭狂人がとにかく怖い!この女、今もじゅうぶん怖ろしいけど、末恐ろしいぞ、本と。まさに、一人王手飛車取り!

 

井上夢人『オルファクトグラム』・・・においが見える―、という設定は、とても新鮮だったし、その描写はとても美しくて、私も見えたらなぁ、とかこんぶ(当時の飼い犬ちゃんです。かわいいわんこだったんだよ~)には、こんなふうに見えてるんだろうか、とか色々思いました。それにより事件を解決する、という意味では、この設定はじゅうぶん過ぎる程に生かされていたんだろうけどなぁ・・・うーん・・・。ひねくれ好きの私にとっては、もう少し、何かが欲しかったような気が。でも、ラスト、完全に視力を失ってしまった稔に、マミちゃんが語りかける優しさは、切なかったし。事件解決後、ありとあらゆるものに振り回されて、色んなものを失いかけた稔が感じた事っていうのは、別に、稔に限らず、『私』と『誰か』の間、すべての人と人、人だけでなく生きものとの間に横たわっている事なのかもしれないな。奇抜な設定ながらも、説得力のある、青春ミステリでございました!

 

重松清『疾走』・・・「どこでこうなってしまったのだろう」「彼を救う事はできなかったのだろうか」-そんな甘えを寄せつけないほどの、圧倒的な力と重さに満ちた話。救いようのない話で、こんな人生を送りたいなんて、露ほどにも思わない。それでも、私はラスト、感動よりも爽快感を覚えた。それはやっぱり、彼が、こんな人生であれ、生命の一滴、一滴を搾り出すようにして、足跡を、その場に焼き付けるようにして、まさに『生』を生きてきたからなのだろう。孤独になりきれず、みっともなく足掻きながら、奪いながら、奪われながら、それでも、ただ一途に生きてきたからなのだろう。だから、圧倒的に暗く、圧倒的に重苦しいこの話は、『疾走』と表現するに値するものなのだ。『おまえは』と語る語り部が、神父さんというところにも、そういう文体も、すごく胸を打たれた。胸が痛い、苦しい、感動した―そんな安易な言葉を寄せつけないほどの、そんな安易な言葉など、何の役にもたたないほどの、ただ一度の『生』を、力強く駆け抜けた少年の話だ。これは、失い、『ひとり』でありながら、最後に、すべてを獲得した少年の物語、生の軌跡だ。

 

横山秀夫半落ち』・・・真相が明かされたのは、僅かラスト十ページ程度。『感動作』として名高いこの作品は、勿論、この真相ゆえ、それは外れではない。でも、それ以上に、ベルトコンベアー式に『権力』『保身』に走る人間たちのせいで、片隅へと追いやられてしまおうとする梶さんを救おうと、男たちが、時に立ち向かい、時に苦い思いを飲み下し、たとえそれが報われなくとも、形を変えて、それが誰かの手に伝わっていく。その男たちの姿こそ、もうたまらなくかっこいいのだ。派手でなく、決して輝いているわけでもなく、それでも、ただひとつの思いを胸に、自らの信じた道を歩もうとする。或いは、忸怩たる思いと共に、その思いを曲げ、世俗に跪く。その生き様が、本当に胸を熱くするのだ。そういった男たちの生き様と、梶さんが隠していた真相が、ラストで溶け合って、融合して、それぞれの男たちの人生を『物語』たらしめる。たまらない。真相を、下手に語りすぎず、ただ一言、『お父さん』の言葉でまとめあげたのも、見事。まさに、日陰の、けれど、信じるものを持つ男たちの、人間の物語なのだ。

 

大倉崇裕『七度狐』・・・曰くありげな舞台、過去に起こった未解決の事件、死体に施された様々な見立て・・・。ミステリに不可欠な要素が盛り込まれた作品は、読みやすさも相まって二時間ドラマにぴったりだなぁ、と読むたびに思いました。面白かったです。『落語』という人を楽しませ、笑わせる芸術に魅入られ、とらわれ、とらえられてしまった人間たち。その、仄暗い欲望が、過去から未来へと繋がり、人の命を奪ってきた。その陰惨さには怖気を覚える一方、しかし、そんな人間たちこそ、『落語』という至高の芸に選ばれた証拠であるのだとしたら。『落語』というテーマでミステリ、さては楽しいものなのかな、という勝手なイメージを裏切って、見事、なかなか一目ではわからないような芸の深淵さ、芸に邁進する人間の暗部を描いた作品でした。ラストもなかなか、ぞっとしません事よ。

 

芦辺拓『殺人喜劇の十三人』・・・デビュー作には、その作家さんの全てが表れている、と言いますがまさにその通り。良くも悪くも、本格ミステリへの愛情、或いは、この作家さんならではの遊び心が満載で。いや、でも、それでいいんです。これがデビュー作ってのは、本当にすごいと思ったし、その後の変化、その愛情と稚気に技術が追いついた今を知っている私としては、もう、何と言うか、ただただ嬉しかったと言うか。いいですね。本当に、この人の作品ならではの楽しみ、面白味は勿論ありましたが、それ以上に、デビュー作ならではの未完成な部分、勢いだけで突っ走っている部分ってのが、もう眩しかったです!

 

米澤穂信追想五断章』・・・あれ・・・?なんか私が知っていたラストと違っていた気が・・・一体、どこで何の作品と混同してしまったんだろうか?まぁ、いい。はい。なんだろう。そうだ、その結末を期待していたせいで、米澤先生にしてはちょっと生温いラストだったよな、という物足りなさがしてならない。まぁ、でも、それも別にいいことだ(どーん)。結末不在の五つの物語を巡る物語。それを書いた父の心境も、それを求めた娘の心境も、静かな痛切に満ちていたというか。『物語』が果す役割、というか存在意義みたいなものを、とても感じました。読んだ人、それぞれが、それぞれの感想を、見方を覚えるのが『物語』。全ての結末が父親の望んだように、娘が望んだようにとらえられる事は勿論だけど、やっぱり、最後の物語の結末こそが、その『物語』の有り方の真骨頂なんでしょうね。『物語』がない、という主人公君の苦しみは、或いは、立場のようなものには、ものすごく胸が詰まりました。でも、まぁ、そんなものですよね。うん。そんなものでも、この世に生まれ、唯一の存在でしかないのなら、そんなものですら、また『物語』であるんでしょうね。

 

倉知淳『星降り山荘の殺人』・・・どこまでも正直に、どこまでもフェアに、どこまでも親切に、読者に示される犯人を暴くための謎、或いは作者からの挑戦。最後に待っているのは大ドンデン返しっ!・・・と騙されたかったところだけど、はたして、読む前にページをちら見したのが悪かったのか、はたまた、こんな私でも、ミステリに対する免疫がついたのか。いやいや、でも、確かに。その大ドンデン返しすら、確かに『フェア』であった事は確か。うーん、やられた。星園先生×和夫君の私としては、せっかく仲睦まじくなってきていたふたりが、こんな結末を迎えちゃったのは、少し残念。てか、和夫君はいいなぁ。向こう見ずなところとか、そのくせ、地に足がぺったりついているところとか、邪険に扱われるところとか、奴隷体質なところとか、とても親近感を覚えるぞ。謎解きの面ではなくて、登場人物に対する思いで、『もう二度と、この作品をまっさらな気持ちでは読めないっ!』と思ったのは、残念に思ったのは、案外、珍しいかもしれない。是非是非、ここは星園先生にうっとりして、ラストに『わお!』と騙されましょう!面白かったです。

 

岡嶋二人クラインの壺』・・・おおっ!今、気がついた!これは、『オルファクト』井上さんの作品ではなく、岡嶋二人名義の作品だったんだ!今から、十七年前の作品ですか・・・成程なぁ・・・。その当時に読んでみたかったなぁ。バーチャル云々の話題が、どこか使い古されたネタのようになってしまっている現在では、いまいち、驚きも乏しかったと言うか。きっと、当時だったら、ものすごく新鮮だっただろうなぁ、と思うと残念。でも、ラストはよかったな。このままで終わるんかいっ!と思ってたら、はてさて、いまの世界は現実なのか、ゲームの中なのか。壺の外側なのか、内側なのか。その追い詰められた精神状態の、恐怖感、狂ったような具合、それ故に決断したそれを確かめる方法なんかは、とってもステキでした。狂えない人間は、いつだって悲劇だ。

 

やばい。当初、予定していた冊数よりかなり少ない冊数だけど、めちゃめちゃ文字数、多くなってる・・・ヤバイ。感想分の量が増えた分、本と、1回に紹介する本の冊数を減らさないと、エライことになるぞ。ってか、ぶっちゃけ、この辺りの感想文ですら、まだまだ短いんですよねぇ・・・後になると、もう、どえらいことになっとるから・・・ヤバイ。どうしようか。

 

どうしよう。どうしよう。本と、本によっては、それ1冊で1記事消化、見たいなことにもなりかねないぞ、これは(汗)

 

はい。と言うことで2010年の読書録はまだまだ続いております。

次回からはもう少し冊数を減らして、文字数として多くならないよう努力はしたいと思いますが・・・いやぁ、まいった(お手上げ)

 

ではでは、今回はここまでです。読んで下さりありがとうございました~。