tsuzuketainekosanの日記

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金田一少年の事件簿について~ファイルシリーズ全作、語ろう 前編

結局、29日が出勤となり、30日が休みになりました。

4勤が1つ減った。でも28日、29日の連休が無くなった。

やっぱり複雑(笑)

 

てなことで。

金田一の事件簿のドラマ、放送されていますね。

主人公の金田一一は歴代、ジャニーズ事務所所属の方が演じられており、今回はなにわ男子の道枝駿佑さんが演じていらっしゃいます。

個人的にはやっぱり初代の堂本剛さんが、いちばんしっくり来てるなぁ~。

何と言うか、堂本さん以外の金田一は、金田一にしてはイケメン過ぎるんだよ。いや、こう書くと語弊があるかもしれないんですけど。

やっぱり金田一一と言う少年の、普段はそうでもないけど時折、とてつもないイケメンっぷりを発揮する。そして親しみやすさを感じるイケメンっぷりと言うのを考えると、私は堂本さんの金田一が、いちばんしっくりくるのです。

道枝さん、イケメン過ぎるやん。もはや顔立ちが令和のそれやん。

『新世代のイケメン』って感じで、昭和生まれの私には眩しすぎるんじゃよ・・・。

 

ドラマの初回が『学園七不思議殺人事件』だったので、以降も軽い気持ちで毎週、録画して見ています。

一昨日の『白蛇蔵殺人事件』は翌日休みのテンションもあって、リアタイで見ちゃったよ!うふふ。

なんでしょう。やっぱりいいですね。樽?桶?の中に遺体や気絶させた人物を隠していたくだりとか、もうわくわくしちゃった!我ながら物騒!

あと犯人の本当の正体が実は・・・と言うあたりも、いかにもこの作品らしくて『これだよ、これ~』とにやにやしてしまいつつ、しかし最後、音松さんの声に、何かを耐え切れなくなったような犯人の表情には、もらい泣きしちゃったよ。

情緒、忙しいな!はは!

 

と言うことで原作、私はいわゆるファイルシリーズ、連載開始当初からcaseシリーズまでの約5年間の作品のみですが、全て読んでいました。単行本も集めてたなぁ~。

なのでせっかくだし、そのファイルシリーズ全作品について語る、と言うのが今回の記事です。全19作品あるので、さすがに前編と後編に分けました。

 

ではでは。早速。

・ファイル1『オペラ座館殺人事件』

・・・いとこの家に行った時にコミックでこの作品を読んだのが、この作品にはまったきっかけです。幼い頃から父の影響でミステリ小説に慣れ親しんでいた私にとって、漫画でそれが読めると言うのは衝撃的だったし、漫画だからこそのインパクトもめちゃくちゃあったんだよなぁ~。

歌月と名乗る怪人も、当時は思い出すとひとりでお風呂に入るのも真剣に怖くなるくらいでした(笑)。作品として最初の作品なので当たり前なのですが、金田一少年の事件簿と言う作品のエッセンス、魅力、そして流れ、それらが詰め込まれている作品だと思います。

絵も、やっぱり連載当初なのでちょっと荒々しい、刺々しい感じがして、それが逆にこの作品の雰囲気にぴったりだったなぁ。

 

・ファイル2『異人館村殺人事件』

・・・好き。非常に物騒な言い方でほんと、自分でもどうかしてると思うんですが、事件としてめちゃくちゃ派手なので好き。ただ後にトリックが、あのミステリ大作の盗用だと知った時には『やっぱりそうだったか』と残念に思ったものです。

あのミステリ大作の影響もあるのでしょうが、全体的に漂うおどろおどろしさ、閉鎖的な雰囲気と言うのは、初期の金田一少年の事件簿ならではのものだとも思います。

 

・ファイル3『雪夜叉伝説殺人事件』

・・・めちゃくちゃ好き。ベスト5の中には確実に入るくらいに好き。とにかくあのトリック!ぶっちゃけ単行本で読んだ時には『もしかして・・・』と予想がついていたので、本当にその通りだと知った時は嬉しかった半面『いや、そんなうまいこといくんかいな!?』『どんだけ時間かかんねん!』と突っ込んだのは内緒です。でも、仮にも雪の多い地域に住んでいる身としては、あのトリック、あながち実行不可能ってわけでもないんだろうなぁ、とは思います。

そしてやっぱり『雪夜叉』が怖かった。カメラの前で斧でしたっけ?で、被害者が殺害されるシーンは『うへぇぇぇ』となりました。

でもその『雪夜叉』に秘められていた過去、罪を重ねた動機と言うのは、いや、あれ、もう同情しかないよね・・・。金田一少年の事件簿、犯人の動機が多分に同情できると言うのも、特徴的ですよねぇ。

 

・ファイル4『学園七不思議殺人事件』

・・・『放課後の魔術師』はやっぱり、漫画版がいちばん怖い。今回のドラマのはなんか、やっぱりしゅっとし過ぎじゃない?おしゃれ過ぎない?堂本さんの時の、ネットで検索かけたら出てきましたけど、こちらは怖かった。でもやっぱ漫画版の、あのぎょろっとした目、剥き出しの歯のインパクトは、幼心に刻み付けられていますことよ。

あとポスターを破いて埋められた白骨死体が出てきた時の、あの流れのインパクトと言うのも、やっぱり漫画版がいちばんだったなぁ~。

単行本で読んだ時は、美雪ちゃんの容態を心底、案じたものだ。

 

・ファイル5『秘宝島殺人事件』

・・・トリックを見破れた作品。犯人の真の姿を掴むうえで重要な役割を果たしたあのシーンのあの描写。あれは絵で見せる漫画だからこそ、描写としてできると同時、読者らも自然に見せられることだよなぁ。文字だけの小説だと、どうなるのか。『そのまま一は用を足した』と言う感じになるのかしら。でもそれだと突飛すぎる気も。

なんか割と金田一少年の事件簿って、犯人が亡くなってしまったりするのが多くて、それは嫌いではないんですけど。この作品に関してはラスト、前向きじゃないですけど、なんか少年漫画らしいノリが発揮されていて、これはこれで好きです。

 

・ファイル6『悲恋湖伝説殺人事件』

・・・好き。事件が派手なので好き(またかい)。そして当時は『斧で顔をぐっしゃぐしゃにされて殺害されるなんて、ほんと嫌だ』とマジで怖くなって、夜も眠れなくなった記憶がある作品でもあります(笑)

何故、犯人は被害者の顔をぐしゃぐしゃにしたのか。その理由を考えると、自ずと犯人の目星もついてくる作品だと今なら思うのですが、当時は犯人の正体に『!?』となったもんだなぁ~。

そして犯人の動機。と言うか、その裏側にあったある男性の過去の行い。あれは『もし、自分だったら』といろいろ考えさせられたなぁ・・・。

 

・ファイル7『異人館ホテル殺人事件』

・・・ベスト5に入る、何ならベスト3に入るくらいに好きな作品。何と言ってもあのキャラクターが途中、犯人の凶行によって殺害されてしまうと言うのが、めちゃくちゃ衝撃でした。当時は『嘘だろ!?実は生きてました~!とか、あるんでしょ!?』と最後の最後まで信じていたもんなぁ・・・結局、そうはならなかったけど(泣)

そしてトリックも好き。犯人ととある人物のつながりを示す、あの独特の癖、あの描写もやっぱり漫画ならではだよなぁ。

ドラマ化はされているのかしら、と調べてみたら、なんと!初代の時にドラマ化されているんですね!『ならば・・・ならばあのキャラクターはどなたが演じていらっしゃったの!?』と調べてみたら・・・し、知らない方だったし、追記を見たらドラマでは、あのキャラクターはこの作品には登場していなかったとのことで。

ダメじゃん!

 

・ファイル8『首吊り学園殺人事件』

・・・犯人の動機、と言うか、犯人の思いが好き。あのー、ネタバレにならない程度に書くと。絵、絵があるじゃないですか。で、終盤でその絵に隠されていた真実を一が明らかにするじゃないですか。そうして出てきた『もう一枚の絵』、そこに隠されていた物語が、とても好き。

2人が夜に、どんな思いで共に過ごしていたのか。あの少年が、愛しさや穏やかさ、幸福を詰め込んだ思いであの絵を描いたのかと思うと、もう、胸がぎゅっ、となる。そう言うことを考えると、なんかもう、被害者たちはむしろ殺されて当然じゃわい、とすら思う(こら)

今では当たり前にもなってきているマークシート式解答を利用したトリックも、当時は新鮮でした。

 

・ファイル9『飛騨からくり屋敷殺人事件』

・・・これも割と好き。女の情念、それを感じる。あのー、詳しい場面は忘れたけれど、犯人が、とある人物の言動を受けて。で、表向きは笑っているけれど、内心では夜叉のような顔をしていた、みたいな描写があったと思うんですけど。

その時のその顔が、心底、怖かった。だけどそれはとても人間らしくて『情念ってこう言うことを言うんだろうなぁ・・・』とぼんやり、感じた記憶があります。

ドラマ化されていて『キャストはどなたが』と調べてみたら・・・あぁ・・・ぴったりじゃんか・・・。

銃の暴発と言うのも、この作品で初めて知ったんじゃなかったかなぁ。『なに!銃ってこんな現象が起きることもあるの!?』と別の意味で、銃の怖さを突き付けられたような思いがしました。

 

・ファイル10『金田一少年の殺人』

・・・これまでの作品以上に、テンポよく人が殺されていく展開は、さすがに私でも『おおぅ』と思わずにはいられなかった作品。ですが、犯人が明かされると、成程、あれだけ一の行く先々で殺人が発生したのも当然か、とも思いました。

そしてあのトリックね。絵で見た時はちょっと『ふふっ』となったものです。あれ、映像化されたのかしら、と思い調べてみたら、ドラマ化、されていたんですね。

で、あのまさしく綱渡り的なトリックをどなたが演じられたのだろう、と見てみたら・・あぁ、成程。この方なら、なんかあれくらいの芸当、やられそうな気がする。

 

はい。

前編の本日は、ファイル1~ファイル10までの作品を振り返ってみました。

やっぱり初期の作品なので、ドラマの初代の時に映像化されている作品が多いなぁ、と言う印象がひとつ。

それからずっと読んでいた記憶がよみがえってくるにつれ、ファイルシリーズの中でも、初期・中期・後期みたいな流れがあって、微妙に絵柄や作風が異なっていたよなぁ、と改めて感じた次第です。

やっぱ初期の頃の、あの、それこそ本家のおどろおどろしさを感じさせるような雰囲気は、本当に魅力的でしたよねぇ~、うんうん。

 

てなことで、明日は後編です。

ファイル11からですね。よろしければ引き続き、お付き合い下さい。

 

ではでは。本日の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございました!