tsuzuketainekosanの日記

アニメや声優さん、ゲーム、漫画、小説、お仕事とのことなどなど。好きなことを、好き勝手に、好きなように書いていくだけのブログです!ブログ名の『ねこさん』は愛猫の名前だよ!かわいいよ、ねこさん!

2024年冬アニメの感想~その2

昨日は4月1日、エイプリルフールでした。いろんな企画が様々な作品、コンテンツで開催されていましたが。

『シャニソン』の衣装交換機能は、あれ、昨日1日限定で終わらせるには、あまりにも、あまりにも勿体ないと思うんだ。ってかむしろ、この機能こそ『シャニソン』の起爆剤になり得るんじゃないか。そんな気すらするんだ。

運営さん・・・聞こえていますか・・・この機能、実装しよう。

しよう。しろ(圧)

 

てなことで昨日に引き続き、冬アニメの感想です。

もうすぐしたらいよいよ春アニメが始まりますね・・・とかのんきなことを思っていたりするのですが、もしかしたらもう始まっている作品もあるのかしら?

 

そんなこんなで本日の感想は、こちらの作品からスタートです!

 

・『HIGH CARD』

・・・ずっと私は『アップルさんが怪しい、アップルさんは絶対に怪しい』と言い続けていましたが、結果は大外れでした。おっふ。でも敵に利用されていたらしいので、実質、黒幕みたいなもんです!(違)

てなことで全24話ですか。25話も制作されるらしいですが、とりあえず24話で綺麗にお話まとって終了していましたね。良かった良かった。

2期の1話視聴感想にも書いたのですが、2期は1期とは違って、本当にぐっ、と引き締まったような印象を受けました。この作品らしいコメディタッチな部分もありつつ、だけどよりシリアスさが増していて、またバトルシーンも多かった。その中で様々なキャラクターの過去が明かされていく物語は、作画のスタイリッシュさ、役者さんたちの熱演も相まってとても見ごたえがありました。

 

2クール作品は、こう言うところが難しくもあり魅力でもあるんですよね。1期の内容、それが2期でめちゃくちゃ重みを放つこともあり、それによって1期の見方が変わってくることもある。そしてそれが作品そのものの評価をひっくり返すことにもなるわけで、この作品、まさしくその代表のような作品だったと思います。

1期で多かった間延びした良い意味でのグダグダ。『おいおい、この作品はどこに行こうとしているんだ』と戸惑うような物語が、2期になって、こんなにも胸を締め付けてくるとはなぁ。

 

23話でしたか。CV豊永利行さんによるお兄ちゃん強制プレイ。最高でしたね。見方が腐りすぎているよ!すいません(土下座)

フィンの唯一の家族であったティルト。そして孤独になったフィンがハイカードで出会ったクリス。この2人の、何と言うかなぁ。フィンの『兄』としての立ち位置と言いますか。いや、ティルトは立ち位置も何もお兄さんなのですが。

とにもかくにもティルトとクリス。その2人の立ち位置の対比。端的に言えばティルトは『これまで』を、そしてクリスは『これから』を示しているように思えて。

 

イカードの人間として。カードで生まれた不幸を止める。そのハイカードでたくさんのものに出会え、決して自分は孤独ではない。そう知ることができたフィンがティルトに銃を向けたのも、フィンなりの決別だったんだろうなぁ、とか思ったり。

でもそこからのシーン。ティルトとショタフィンとのお別れのシーンは、涙がぶわっ、でした。豊永さんのお兄ちゃんボイスもめちゃくちゃ優しかったし、ショタフィンの田村睦心さんの演技も、もう、いっそ罪深さすら感じさせるくらいの健気さよ・・・。

カードに引き裂かれてしまったフィンとティルト・・・フラン。けれどフィンにとってカードは、自分と誰かをつないでくれるもの。フランとの別れ、その痛みが癒えることはないだろうけれど、それでもフィンだからこそ、その痛みすらやさしさに変えて、ハイカードの1人として、突き進んでいくんだろうなぁ。

そんな切なさと、前向きなエネルギーが入り混じったようなラスト、最高でした!佐藤元さんの演技も本当に熱くて、エモーショナルで良かった!大好き!

 

・『姫様"拷問"の時間です』

・・・第2期制作決定おめでとうありがとおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!PVが相も変わらず騙す気満々、詐欺PVだったのですが、この期に及んであのPVに騙される人、いらっしゃるのでしょうか?(笑)。それとも、もしかして2期で放送され内容は、原作ではガチであのPVの内容なのでしょうか。それだったら逆に驚いちゃうぞ!

あと最終回。異世界転生・・・転移にも『!?』となったけど、漆黒王。やたら良いお声だと思ったら、内田雄馬さんじゃないですか!あの短いCパート、そこに登場する漆黒王のためだけに内田さん、キャスティングされたのかしら・・・なんて豪華な!

 

てなことで冬アニメ、『いちばん笑った作品は?』と聞かれたら、私はこの作品を挙げます。そして現状、まだ最終回が放送されていない、視聴していない作品もあるので何とも言えないのですが、あくまで現状、個人的に冬アニメ、いちばん面白かった作品でもあります。

 

姫様になりたい(真顔)。あんな拷問生活、送りたい(真顔)

 

語弊ある言い方であるのを承知の上で言いますと、本当にワンパターンなのですよ。毎話、毎話、展開もオチもほぼほぼ一緒。代り映えしない。目新しさもほとんどない。

ただとにかくギャップ。それを突き詰めた物語であったりキャラクターであったり。そうした要素ひとつひとつがしっかりとかみ合っていて、そして実にテンポよく描かれていた。予想がつく展開なのに、とにかくテンポと見せ方が上手かったから、予想通りなのに面白かった。笑わされた。

漫画で読んでも多分、めちゃくちゃ面白いんだと思います。それでもアニメで声が付いた、声優さんたちの声、演技が付いたことで、更にその面白さが増し増しになった。ってか声優さんのハマり具合も、もう神がかってませんでした?どのキャラクターのCVも、もう『はい!ドンピシャっ!』の一言だったのですが、中でもルーシュ・ブリタン CV小野大輔さんの破壊力と言ったら(笑)

そうしたことを心底、感じさせるような作品だったように思います。だから私は、本当に毎週けらけら、時には涙が出るくらいに笑いながら見ていました。

 

あと出てくるキャラクターたちが皆、可愛い。良い人。温かい(涙)。だから視聴していて微塵も嫌な気持ち、不快な気持ちにならなくて済む。ひたすら笑って、ひたすら癒され、ひたすらキャラクター1人、1人に対して『好き』と言う気持ちを抱ける。

拷問を通して、姫様と拷問官たちの関係が変わっていくのも見ていて本当に微笑ましかったし、すぐに拷問に屈しちゃう姫様はひたすら可愛かったし、それに切れ味鋭い(剣だけにね!)ツッコミを入れるエクスも最高だった。

語り出せばきりがないくらい、本当にキャラクター1人、1人が温かくて、可愛くて、優しくて、温かい。だから見ていて心底、癒された。『温かい』2回、言ったぞ、私。

 

こう言うので良いんですよ、こう言うので。ってかもう、世界がこの作品の世界くらい、優しく温かいものであればいいのに、と私は何度、真剣に願ったことか(笑)

果たしてあのPVが詐欺なのか否か。それが確認できるであろう2期、今から楽しみにしております!

 

・『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』

・・・ついにやってしまった。やってしまったんですね。でしょうね。あの流れでやってなかったら逆にびっくりだわ。そのやってしまった部分を見せて下さいませんかね。見せて下さいませんか。そうですか。そう言う作品ではないことは承知していますが、そうですか。見せて下さいませんか。それはいくら何でも酷ってもんですよ、旦那。

 

今だ!妄想力と想像力を捗らせるのは今だっ!

藤崎さんと一緒に頑張ろう!

最終回、2人のペアリングに気が付いた藤崎さん、めちゃくちゃ可愛かった。

 

特別編集版の制作、そしてそちらが劇場公開されることも発表されましたね。作品そのものの人気、そして愛されている作品なんだなぁ、と言うのを強く感じます。

 

いや、でも、それもめちゃくちゃわかる。なんだろ。あくまでアニメで初めてこの作品に触れた私なのですが、BL作品としての魅力は勿論なのですが。それ以前に恋愛作品、その魅力が丁寧に描かれていた作品であり、だからこそ、その素晴らしさ、それを存分に味わわせてくれた作品でもある。そんな印象があります。

恋愛作品のきらきら、ドキドキ、わくわく。きゅんきゅん。ポジティブな感情もネガティブな感情も。どちらかに区別するのが悩ましい感情も。全部が全部、コミカルに、でも丁寧に、繊細に描かれていたなぁ、と。

 

そしてその感情に振り回されることで、主人公の安達を含めて4人のキャラクターたちがちゃんと成長を遂げていく。自分の感情にちゃんと向き合って、そのことで相手の感情にもちゃんと向き合って応えていく。そのキャラクターたちの等身大の人間性、人としてめちゃくちゃ不器用で、だけど愚直で、見ているだけで『良いなぁ』と共感できるような部分。

触れた相手の心の声が聞こえると言う、突飛な設定がありつつ、恋愛作品としての肝であるそうした部分もしっかり描かれていたからこそ、たくさんの人の心に染み入るような、そして愛されている作品なんだろうなぁ。

 

触れた相手の心の声がわかる。作中では、それは『魔法』で統一されていたけれど、でもそれはまさしく魔法でもあるかもしれないし、もしかしたら呪いかもしれない。

そのアンバランスさを抱えた、どっちに転んでもおかしくないような力を呪いではなく魔法にしたのは、間違いなく安達の真摯さ、不器用さだし、あるいはそんな彼を心底、愛した黒沢の真摯さ、不器用さ。はたまた安達を支え続けた柘植の真摯さ。

良いですよね。こう言う『誰かと出会って人は変わる。変われる』と言うのを描いた作品、大好物です。素敵素敵。

 

これから先、安達も黒沢も、そして柘植も湊も。いろんなことに戸惑い、傷つき、それでも真摯に、不器用に相手に向き合っていくんだろうなぁ。そこに喜びが生まれて、日常にきらきらとした、温かな彩りが生まれていく。

そんな彼らたちのこれからにも思いを馳せたくなるような、そんな温かい最終回であり作品でした。

特別編集版が劇場公開された後には・・・ぜひとも2期決定の発表があることを願いたいです!

 

・『魔法少女にあこがれて』

・・・最終回。開始早々30秒、うてなちゃんが破廉恥すぎる水着を着用しているシーンで盛大に吹き出しました。ってか季節感ガン無視の水着回でしたが、水着回のありがたみをこれ程、感じない作品も珍しいんじゃないでしょうか(笑)。

ってかもはや水着回ってか・・・触手プレイ回だったじゃん・・・。定番にしてお約束のプレイが来たのも。そしてマジアアズールの覚醒と言い。そこにどうしようもなく興奮しちゃうマジアベーゼと言い。

・・・ダメじゃん!やっぱりマジアアズール、ダメじゃん!本質、全然、変わってないやん!むしろ変態度としては増してるじゃん!

いや、でも、うん。そうだよな。自分の本性をさらけ出しながら全力をぶつけ合うことができるって、それ、もはや疑似セ・・・何でもありません(土下座)

 

小夜さんに自分の思いを打ち明けたうてなちゃん。思っていた、望んでいた形とはだいぶ違う形で、あこがれていた、今もあこがれている魔法少女に関わることになった彼女。でも、だからこそ自分の中の本性に気が付いて、それを開放できる喜びに目覚め、あこがれの魔法少女にそれをぶつけることができる。そして仲間にも出会えた。

その喜びに微笑むうてなちゃんは、ただただ可愛かったです。良かったね。

当たり前ですが最終回まで見事に熱いエロ、熱いバトル、そして熱い百合。その3本柱がしっかりと描かれていて最高でした。絶対に2期決定発表されると思い込んでいたので、それがなかったのは少し残念ですが。

まほあこ、永遠なれ・・・。

 

2024年冬アニメ、この作品と『勇気爆発バーンブレイバーン』が同時期に放送されていたのは、一体、何の力が働いたんでしょうかね?(笑)

東西、どっちでもいいんですが、東のまほあこ。西のブレバン。2024年冬アニメ、両極端に突っ走ったこちら2作品の濃すぎる輝きは忘れられそうにありません。

 

放送前から『あれをアニメ化とか正気か?』と言うコメントを見かけていて、作品内容なんかも調べて『ふむふむ。成程。これは確かに正気か』と思い『果たしてどんなふうにアニメ化されているのかな』と期待半分、ドキドキ半分だったのですが。

蓋を開けてみたらめちゃくちゃ面白かったです。SM部分、エロの描写と言うかバラエティも『ほんと作者、わかってるわぁ~』と感心させられたくらいだし(悔しい(笑))

それだけでなく、うてなちゃんをはじめとする登場人物が、己の本当の思い。本当の望みに気が付いていく。そこもとても見応えがあったし、それがちゃんとキャラクターの成長につながっているのも熱かった。そしてその成長によって、悪の組織と魔法少女のバトルの熱が増していくのも熱かった。

勿論、百合作品としても最高でした。ありがとうございました。ロコルベ最強!

ダークな作風が顔を覗かせる部分はありつつ、基本的にはコメディタッチ、明るいタッチで描かれていた作品だからこそ、刺激的でありながらも不快感はなかったのも良かったなぁ。

女性声優さんたちの熱演も最高でした。2期決定の発表、待ってますよ!

 

はい。てなことで本日は4作品の感想をお送りいたしました。

『HIGH CARD』と『姫様"拷問"の時間です』に関しては私、同日に視聴していたのですが。2作品に出演されていて、まったく雰囲気の異なる役を演じていらっしゃった白石晴香さんの演技がひたすら楽しかったです。

なのでこの2作品を視聴していた火曜日を、私はひそかに『CV白石晴香さんデイ』と呼んでいました。

 

あと『魔法少女にあこがれて』は百合作品。その反対になるならばBL作品である『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』の方が正しい。

すなわち東のまほあこ、西のチェリまほの方が正しい気がするのですが、そうならないところに『チェリまほ』の素敵さ、魅力はあるのだと思います。

 

てなことで冬アニメ感想、次回で終了となりそうです。

よろしければ引き続き、お付き合いください。

 

ではでは。本日の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございました。