tsuzuketainekosanの日記

アニメや声優さん、ゲーム、漫画、小説、お仕事とのことなどなど。好きなことを、好き勝手に、好きなように書いていくだけのブログです!ブログ名の『ねこさん』は愛猫の名前だよ!かわいいよ、ねこさん!

休み~連休1日目。5勤終了。

忘れない内にここ数日『これはブログに書かねば』と思ったことを殴り書きしておきます。

 

熊谷健太郎さんが宣材写真を変更されたんですって。

一昨日?でしたか。帰ってきてYahooのリアルタイム検索見てたら、熊谷さんのお名前が入ってたから『何かいな』と思って見たら、皆さんがそのことで騒いでた。

そして皆さんが悶絶してた。

私も新しい宣材写真、見た。

悶絶した(したんかい)

 

てか宣材写真が変わったのでお名前が話題に挙がるって、相当だよ。相当。

何が相当なのかはわかんないけど、相当だよ!

 

以前の宣材写真も爽やかさ全開で素敵でしたが、今回の宣材写真はほんと、こー、思いを言葉じゃなく表情で物語ってる感じがして、最高にかっこいい。

あとたまたまたどり着いたインタビュー記事。

xtrend.nikkei.com

この中で『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』の現場でも『もっと肩の力を抜いていいぞ』と音響監督さんから言われた、と言うお話をされているのを読んで『『アオアシ』以前にも同じようなこと言われてらしたのか。よっぽど熊谷さん、現場ではガチガチだったんだろうなぁ』と思いました。

真面目な方っぽいもんなぁ~。

 

何はともあれ、良い意味で力の抜き方を覚えられ、それが演技にも反映されていると個人的には感じる熊谷さん。ますますのご活躍、期待しております!

 

次。

伊東健人のオハコうた「ロストマン/BUMP OF CHICKEN」【Artist# 18File】 - YouTube

自分の好きなアーティストの曲を、自分の好きな声優さんが歌ってくださると言う、何と言うご褒美よ!

ロストマン』は2003年に発売された曲。なのでボーカル、藤原基央さんの歌声も、柔らかさは感じさせつつ、やはり荒さであったり青さ、尖った部分と言うのも感じさせる。そんな印象が私はあります。

その歌声で歌唱されるからこそ、そして藤原さんが作詞に9か月要したと言う背景を含めてこそ、この歌の凄みみたいなものが伝わってくるように思うのですが。

 

『淋しさなら忘れるさ 繰り返す事だろう どんなふうに夜を過ごしても 昇る日は同じ』と言う歌詞の一文なんて、あまりにも残酷すぎる世の絶対的な真理を歌っているようで、徹底した現実主義者としての視点をまざまざと感じさせられて、ただただ恐ろしい限りなんでけど。

いかん、ファン故にバンプ語りになりかけてる。

 

伊東さんの硬質でありながら、でも少し鼻にかかった感じがあるが故に、めちゃくち柔らかな感じも帯びているお声による『ロストマン』は、ただただ『めっちゃ希望の歌みたいやん!』と言う感じがあって。

知っている曲なのに、またがらり、と雰囲気が変わって。まるで知らない曲のような感じすらして、私は大変、新鮮でございました。

 

今朝も起きたら畠中祐さんが、大好きな『丸の内サディスティック』をカバーされていて、うはうはしました。楽しみ過ぎてまだ聞いてない。あとで大事に聞く。

いつか声優さんカバーと言う題目で、記事を書いてみたいものです。

よし、書こう。

 

そんなこんなでそんなこんなです。

こんにちわ。

5勤が無事、終了いたしました。

そしてまた、1人、パートさんが辞職されました。

朝から夕方まで働かれていた方です。

 

いつぞやの記事で『もはや泥船、沈みゆく泥船だ』と、その当時の人手不足の状況を嘆き倒したように記憶しているのですが。

 

沈みゆく泥船なら、いっそ、さっさと沈んでくれないかい?

そう、心の底から願っている私です。

 

とりあえず1人、人数が減ったと言うことは、当然ながらその分の仕事を誰かがしなくてはならないわけで、でもそんな人員的余裕は当然ないわけで。

 

あぁ(嘆)

 

これも以前の記事に書きましたね。

『4月の占い見たら『4月後半に仕事面で大きな変化が』『今の仕事にこだわる理由は何ですか?収入やプライドだけでない理由もある』と書いてあったよ』と。

 

なんか、それがまんま当てはまりそうな気がして、今から怖い。

既に怖い。もう怖い。

怖い。

耐えられそうな気がしない。

 

乗っている泥船が沈んでくれないなら、いっそ私が沈めばいいのか・・・。

 

はい。そんなこんなでただただ仕事面に関しては不安とストレスしかないのですが。

 

お陰様でオタク活動は充実しております。

春アニメ、面白いね(唐突)

とりあえず『WIND BREAKER』の主人公があまりにも可愛すぎて『春アニメのナンバーワンヒロインはお前に決定だ、桜!』と叫び倒した第2話でございました。

あまりにもCV内田雄馬さん過ぎて『こりゃ、どうあがいてもCV内田雄馬さんだよな』と訳の分からないことを思っているくらいです。

楡井くんも可愛い。ってか、もう声優さんのハマり具合が半端なくて『一体、私をどうしたいんだ!』と頭を抱えています。

狂犬、杉下も既に可愛い。CV内山昂輝さんなのも、既に可愛い。

どういうことなの(錯乱状態)

 

あとは『終末トレインどこへいく?』も面白い。ってか作画、演出、物語云々は勿論なんだけど、やっぱ登場人物たちの会話、そのテンポが良い、緩急がきいている作品と言うのは、もう目も幸せだし耳も幸せ、故に本当に楽しいし面白いんだよなぁ。

 

はい。まぁ、春アニメに関しては今月いっぱい、だらだらと記事にしますので。

よろしければお付き合いください。

 

あと昨日『ちるちる』さん主催のBLアワード2024の結果が発表されましたね。

こちらもいつか記事にできれば、と思いつつ。

コミック部門で1位に輝いたのがマミタさんの『40までにしたい10のこと』だと知って、秘かに小躍りした私です。

 

この作品もそうですが、マミタさんの作品。本当に良い意味での生活感、日常を感じさせる作風であり、だからこそ恋をすることで生まれる変化。それによって、何気ない日々が、時間が色を帯びる、魔法にかかったかのように鮮やかになっていく。そうした物語が紡がれているので、読んでいて幸せな気持ちになれるのです。

絵も綺麗なんだけど、綺麗すぎない。とても人間らしい表情であったり、体温を感じさせるような柔らかさがあって、そこも本当に好きだし素敵。

あと絶対に、マミタさん、私と同じ眼鏡男子フェチだと思う。

 

てなことで今から月曜日の仕事が嫌で嫌で仕方ないのですが(早い)

とりあえず今日と明日は連休です。わっしょい!

 

何を隠そう、5勤でブログのストックがすかすかです。1つしかありません。あはは!

幸い、記事の題材はあるので、連休中にせっせとストック、作りたいと思います。

がんばるぞーい。

 

ではでは。

皆さんの、そして私の今日が、今日は、今日も穏やかで良い一日でありますように。

そして。

皆さんの、そして私の明日が、明日は、明日も穏やかで良い一日でありますように。

2024年春アニメ1話視聴感想~その4

まだまだ続きます。春アニメ1話視聴感想記事です。

『もうこれでほとんどの作品、放送されたかな?』とか安心しかかっていたんですけど、そんなことはありません。

今週末にもビッグタイトルが放送予定になっています。

わぉ!

 

てなことで本日はこちらの作品から。どうぞ!

 

・『じいさんばあさん若返る』

・・・じいさん、ばあさん、若返った。イケメン、美女に若返った。うん。楓さんも口走ってたけど『孫×祖父』だけじゃなくて何かしらの過ちが、ありとあらゆるところで起きてしまいそうな予感がするよ(笑)

 

面白かったです。面白かったですけど、惜しい気がしたのが方言。私は原作を読んでいないので、ツイッターで呟かれていた方の感想からの流れになるのですが。

原作だとこちら、じいさんもばあさんも、文字だから方言、東北の方言?津軽弁?で話しているらしい。ところがアニメだと、本格的な津軽弁にしてしまうとどうしても伝わりにくい。だから音声としてはだいぶマイルドな方言になっているらしいです。

らしい、らしいで、本当に申し訳ないのですが。

 

でもなぁ・・・これ、絶対に津軽弁、何言ってるかまったくわかんない方言にした方が、もっと面白かったように思うんだよなぁ~。じいさん、ばあさん、若返った。若返ったけど方言はそのままだった。イケメン、美女が、三木眞一郎さんのお声と能登麻美子さんのお声で。ほとんど聞き取るのが不可能な言葉をまくしたてるようにして喋る。その破壊力よ。

そんなことを思いながらの1話、視聴だったのですが、でも面白かったです。面白かったし、基本的には良い人しか登場しなさそうなので癒されました。

なんだろ。じいさんもばあさんも死んでないんですけど。なんか転生ものに近い魅力がある作品だとも感じたのですが、いかがでしょうか。

 

・『転生貴族、鑑定スキルで成り上がる』

・・・アイディアだなぁ。他人の能力を見抜くスキル。その力で仲間を増やして、領地を守り、拡大していく。『鑑定スキル』がしっかり活かされている。それだけでももう、見ていて気持ちが良かったです。ちゃんと個性がある。

だけどいくらスキルが立派でも、そのスキルを使う人に魅力がなければ、その人についていこう、そう思う人はいないわけですよ。

てなことで、ここで主人公を転生した少年、身も蓋もない言い方をすればショタですよ、ショタ。ショタにしたのも、またこれうまい。

ショタだから可愛い。CV藤原夏海さんボイス、演技だからますます可愛い。そして健気さ、まっすぐさがある。自分が無力であることを知っていて、だからちゃんと、人の力を借りようとする。人に自分の能力の恩恵、それを分け与えることをいとわない。その優しさがある。

 

そりゃぁ、もう、こんな可愛いうえにいい子に『仲間になって欲しい』なんて言われた日にゃ、誰が断れますか、って話ですよ!

弱小貴族の長男ショタに生涯の忠誠を誓う褐色少年。

最高でございました。ありがとうございます!

 

いや、でも何でしょ。本当に『鑑定スキル』と言うアイディアが光り、活かされている作品であり、それを使う主人公もとても魅力的な作品であり。またマルカ人に対しての差別もはっきりと描かれていることで、それを通して主人公の優しさ、まっすぐさ、そうしたものも、より明確に浮かび上がってきていた。

ひとつひとつの要素がちゃんと絡み合っていて、物語が進んでいく。登場人物たちが動いている。物語の構成、展開がバランスの良い作品だなぁ、と1話のみの視聴ではありますが感じました。

 

1話の冒頭が既にネタバレみたいなもんでしたが(笑)この先、いろいろな物語を背負ったキャラクターがたくさん登場し、主人公の仲間になっていく。彼ら、彼女らがどんな物語を背負っているのか。そして主人公がどんなふうに、彼ら、彼女らを仲間にしていくのか。その仲間たちが、主人公をどう支えていくのか。その支えを力に、主人公がどう、乱世の世を生き抜いていくのか。

RPGの仲間集めの楽しさを味わわせてくれそうな、そんな魅力もある作品でもありそうで、うーん、これは少し続きが気になるぞ。

 

・『無職転生異世界行ったら本気だす~』

・・・おかえりなさい、と言うことで、分割2クールの後半戦、始まりでございます。前半戦のラストでは、ようやく、ようやくルーデウスとシルフィが結ばれて『良かった、良かった(涙)』の一言。

そして『さぁ、そこからの後半戦スタートは、どんなお話から始まるのかな?』とわくわくしていたのですが。

 

良かったよね・・・いや、何が良かったってさ。ルーデウスの、これまでの人生。あるいは前世の男としての人生。その記憶。そうしたものを考えると『あのルーデウスが、人を愛し、人に愛され、身も心も結ばれた!良かったな(涙)』なんですよ。

1期からずっと、この作品を視聴してきた方なら、皆さん、そうでしょうよ!

その上でなおかつ、ルーデウスが同性の友人、ザノバとクリフと共に、わちゃわちゃと冒険を繰り広げていたと言う、13話で描かれていた、その内容もまた、私としては『胸熱っ!(涙)』の一言だったんですわ。ええ。

 

転生してもなお、失敗したし、痛い目も見た。逃げたこともあったし、閉じこもったこともあった。だけどそのひとつひとつにしっかりと向き合った結果、ルーデウスは1人じゃなくなった。彼の周りには、彼が愛し、彼を愛してくれた女性もいる。そして彼が慕い、彼を慕ってくれる友人もいる。

1人じゃないんだな。本質的には1人なんだけど、でもルーデウスは1人ではなくなった。孤独ではなくなった。

それが13話、賑やかなお話からはひしひしと感じられて、私は本当に胸が熱くなったし、嬉しかったのです。

 

ザノバ、めっちゃ良い奴・・・そしてクリフくん、めっちゃ可愛い・・・。

ルーデウスと3人合わせて、本当に良いトリオだよなぁ~。

 

まだまだ続くルーデウスの人生。家族との再会、ロキシー、エリスとの再会もこの先、待ち受けているのだと思うと、早くもわくわくが止まりません。

今期も熱いやり直しの物語、楽しみにしています!

 

・『シンカリオン チェンジ ザ ワールド』

・・・『メタバース』と言う言葉、その存在が、もはや当然のようにして登場するんだな。そしてその言葉、存在が登場する作品を、今の子どもさんは視聴しているんですよね。アニメを通して『メタバースって、こう言うことか』と言うのを知る子もいるわけですよね。そこにもう、とんでもない時代の流れを感じた次第です。凄いなぁ~。

 

てなことで人気シリーズの最新作でございます。今の今まで一度たりともシリーズ作、見たことない人間ですが1話、視聴してみました。

1話の冒頭で描かれていた戦闘シーン、めっちゃ熱かった!先ほども書いた通り、初めてシリーズ作を視聴した私には『思った以上にロボットアニメしてる!』と新鮮さすら感じたくらいです。

 

キャラクターもしっかりと1人、1人の個性がわかりやすく描かれていて、見ている人が誰かに共感できる、あるいは応援したくなる。個人的には主人公くんが、電車の中でお年寄りの方に気が付いて、黙って席を譲ろうとした。ここのシーン、その後、何故、黙って席を譲ったのかが語られるシーン含めて『うまいなぁ』とうならされました。

私のお気に入りですか?(聞いてない)。勿論、高輪先生だよ!CV小林親弘さんボイスの破壊力よ!顎ヒゲ、最高か!

絶対に世のお母様方も『あら、この先生、顔も声もかっこいい・・・』ってなってるはずだよ!かっこいいよね!

 

公式サイトでは既にCV含めて紹介されていますが、今後、新キャラクターも登場するようで。その辺り含めて、ロボットアニメとしての熱さ、そして少年、少女たちが戦いを通じて成長していく姿。更に主人公くんのお姉さんの行方。正体不明の敵側のキャラクターなどなど。楽しみな要素満載の作品だと感じました。

あとOP、めちゃくちゃかっこよかった!

 

・『Lv2からチートだった元勇者候補のまったり異世界ライフ』

・・・勇者候補として勝手に異世界に召喚されたにもかかわらず、勝手に失敗作とみなされ、勝手に王都を追い出され。元の世界に戻るゲートは閉じてしまったから、田舎で暮らすことは許してやんよ、と辺境の地に追いやられた主人公。

 

ねぇ!そんな理不尽極まりない状況を押し付けられたのに!どうして!そう明るく!ポジティブに!気味が悪いくらいに物わかりの良い子みたいに!すべてを受け入れてるの!なんなの!なんなの!なんなのおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!

 

はい。まぁ、うん、はい。じゃあ、あそこで『いや、そんな勝手な!』とたてついたところで。あるいはあがいたところで、どうなるわけでなし。最悪、その場で殺されるかもしれないので『そうなのか・・・ならば仕方ないな。さーて、どうやって生きていこうかなぁ』と受け入れるしかないんでしょうけど。

 

CV日野聡さんの優しくも芯の良いお声の力もあって『この主人公となら、どんな世界でも生きていけそう』と思いました。

生きていけそう。でももう少し、人間らしく怒っても、悲しんでも良かったと思うよ。

 

そんなCV日野さんの主人公と、CV釘宮理恵さんの、本来は巨大な魔力を持つ狼なのですが、魔法の力によって少女の姿をしている。主人公との戦いに負けた結果、主人公に忠誠を誓って主人公のことが大好きになったその少女との物語のようです。

CVの組み合わせ的に、私もそうですが、たまらない人にはたまらない。だからこそ1話、せめてそのいちゃいちゃの片鱗だけでもいいから見せて欲しかった。

 

こちらも『小説家になろう』発の作品のアニメ化です。とにもかくにも個人的には、散々、書きましたが、主人公のあまりの状況受け入れ能力の高さ、物わかりの良さに『なろう系』作品の、その最先端を垣間見たような思いです。

 

・『リンカイ!』

・・・女子競輪の世界を描いたオリジナル作品です。『競輪の試合シーンとか、どんな感じなんだろう』となかなかの期待を胸に1話、視聴したのですが。

ちょっと思ってたのと違った。おっふ。そうか。1話だし、まずは主人公が競輪の世界に飛び込むまでの流れを、と言う内容でしたね。

そうか。それは確かに大切だもんな。大切だし、競輪の世界に入ってからの主人公の成長を描くとなれば、あるいは共に夢を目指した仲間たちの姿を描くとなれば、このきっかけを描くと言うのも大切ではあります。

 

なんだけど・・・せっかく女子競輪と言う、これまでに無かったような題材をアニメにしている作品なので、1話、もう少しがっつり、迫力ある試合シーンが見たかった。それを中心にしても良かったんじゃなかろうか、と言う気が個人的にはしてならないです。それだけに、少し勿体なかったなぁ、と言う印象の1話でございました。

ただ試合のシーンは今後、増えていくことでしょうし、たくさんのキャラクターがどんなふうに関係していって、どんなドラマを展開していくのか。その辺りも今後の楽しみではあります。

 

主人公を演じられる川村海乃さんは、女優、タレントとしても活動されている方。てなことで『声優さんとしてどんな演技を披露されているのかな』と注目していたのですが・・・いや、めっちゃ躍動感のある、そして等身大の演技で驚かされました。

所属事務所はステイラックと言うこともあるので、この作品を機に、今後は声優として活躍されることも増えるのでは、と秘かに期待しております。

 

・『Unnamed Memory』

・・・中島ヨシキさんの色気たっぷりのイケボの有効活用。1話終盤、『おまえはどうなんだ』とティナーシャを口説く(口説いてはない)シーンで、つくづくそんなことを感じさせられました。

一言一句がエロい(直球)。エロいんだけど、ちゃんと主人公、オスカーとしての、あるいは王太子であるカリスマ性みたいなものが伝わってくるのが素敵なんだよ。

そしてそれにひとつひとつツッコミを入れ、ツンツンして、戸惑い、結局、それを受け入れるCV種崎敦美さんのお声の、演技のティナーシャの可愛いこと。

 

おふたりの演技力が存分に味わえた2人の会話。ここに入ってからはめちゃくちゃ面白かったです・・・だいぶ終盤でしたけど。おっふ。

ただ今後、出会ったこの2人、その関係を中心に物語が進んでいくことを考えると、絶対に面白い作品だろうなぁ、と言う感想も抱きました。

なんかこー、オスカーとティナーシャの軽妙なやりとり。徐々に距離が縮まっていく、そんなやりとりがもっと見たいです(願望)

 

かなり壮大そうな物語だなぁ。そんな印象も受けたのですが、どうやら原作小説は完結しているようで。と言うことは、続編は別にして、きれいに1クールアニメとしてまとまりそうなのかな?

何はともあれ、もう少し、様子見したいと思った1話でございました。

 

・『ヴァンパイア男子寮』

・・・軽率に背景に花を散らさないで!『キララーン』って感じのBGMを流さないで!

1話、視聴していていちばん、心拍数が上がり、ドキドキが止まらない作品でした。

どういうことなの!?

 

何もかもが期待通り、否、期待していた以上の『ザ・王道少女漫画っ!』満載で、もうなんか、ドキドキは止まらんし、妙な緊張はするし、でも笑いは止まらんし、にやにやも止まらんし、胸はキュンキュンするしで大忙しでした。

 

面白い。いろんな意味で面白いよ、この作品!

 

主人公は見た目は美少年の女の子。CVは市ノ瀬加那さんなのですが、まぁ、この市ノ瀬さんのお声、演技が可愛いのよ!『いや、こんなもん、どう聞いても女の子の可愛らしい声じゃんか!』と意地悪なことをPVを見た時には思ったのですが。

1話、視聴したらその印象がガラリ、と変わりまして。ものすごく絶妙なラインをついてるんですよ、市ノ瀬さんのお声、演技が。

『女の子の声に聞こえるけど、でも、この見た目の、美少年の声って言われれば、男の子の声に聞こえないこともない』『ものすごく頑張って、男の子の声であろうとしている感じ』が伝わってきて、それ故にもう、胸がきゅんきゅんする可愛らしさがある。

で、1話のラスト。実は女の子であることが明かされるのですが、その時の『私、女なんだけど』『どうしよう』の時の声は、演技は、まんま女の子の声なんですよ。ほんとに肩の荷を下ろして、素が出ちゃった、って感じの、可愛らしい女の子のお声で。

『はぁ~!市ノ瀬さん、はぁ~!』ってなりました。うまいなぁ。

 

そしてそんな主人公ちゃんの本当の性別を知らないまま、彼女を愛することになる吸血鬼、ルカのCVが土岐隼一さん。気品あるお声から発せられるドS台詞、ぶっきらぼう台詞、最高か。そのくせ、妙なところでポンコツなのも最高か。

ってか、この『王道少女漫画』と『ヴァンパイアものの耽美さ』を掛け合わせた作品に耐えうる土岐さんのお声よ。

 

で、ここにCV梅原裕一郎さんの少年も登場するんだぜ。この子は、主人公ちゃんの性別を知っていて、CV土岐さんの吸血鬼から主人公ちゃんを守ろうとしていく内に、主人公ちゃんのこと好きになっていくんだぜ。

かっはー!かっはー!かっはー!

もうこれもまた『お約束!』じゃないですか!こんなもん、もう、胸がキュンキュンどころか、ギュンギュンレベルじゃないですか!

 

2人の少年の間で揺れ動く、そして主人公ちゃんに心乱される2人の少年の姿を描いたEDも、『何、このED・・・秘かに昭和の香りを感じるのは私だけ?』と感無量でした。

 

個人的には小学~中学生くらいの女の子か、この作品見て『うわぁ~、えっちだよ』とか『どっちの男の子のかっこいいよ~』って感じで、胸をドキドキさせていて欲しいです。そしてその内の何人かは、主人公を少年だと思い込んだまま愛していくルカの姿に萌えて、BL沼にハマってくれればいいな、と心の底から思います。

どんな願望。

 

はい。てなことで本日はこの辺りにしておきましょうか。

1話視聴感想、恐ろしいことにまだ続きます。

私も正直『マジか』と言う気持ちでいっぱいです。

よろしければ引き続き、お付き合いください(土下座)

 

ではでは。本日の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございました。

1が付く日なので読書感想文~『すみせごの贄』

てなことで本日は11日。春アニメ1話感想もお休み。1が付く日なので読書感想文をお送りいたします。

本日、感想をお送りするのは澤村伊智さんの『すみせごの贄』でございます。

本作品は人気シリーズ『比嘉姉妹シリーズ』の最新作です。

 

シリーズにある通り、霊媒師である比嘉姉妹、真琴と琴子、そして彼女たちとかかわりのある人たちが、次々と謎の怪異に遭遇する、と言う物語です。

映画化もされた『ぼぎわんが、来る』から始まり『ずうのめ人形』『ししりばの家』『などらきの首』『ぜんしゅの跫』『ばくうどの悪夢』『さえづちの眼』と続いて、この『すみせごの贄』が8作目となっています。

ホラー、怪奇小説としての魅力をベースにしながら、そこにミステリー、社会的要素を組み合わせた物語。そして個性豊かな登場人物たちのドラマは『面白い!』の一言。

私はシリーズ全作品、読んでいますが、毎回、毎回、本当にページをめくる指を止めるのが難しい。物語、作品に対しての吸引力が凄まじい。だから毎回、『面白い、あぁ面白い、面白い』と心の底から楽しんでいます。

そして毎回、夜中、トイレに起きた際に作品のことを思い出して、背筋をぞくぞくさせると言う(笑)。そんな中で物音なんかしちゃった日にゃ、あなた。

勿論、本作品もこの通りでございました。

 

ちなみに。シリーズ通してレギュラー出演している人物はほぼほぼ一緒です。

ただし先行作品の結末が、その後に発表された作品で明かされていたりもしているので、できればシリーズ作品。刊行順に読まれることをおススメします。

長編、中編集、短編集と作品によってボリュームは異なりますが、今回の『すみせごの贄』は全6編の物語から成る短編集です。

 

ではでは、早速。各作品の簡単なあらすじと感想です。

 

・『たなわれしょうき』

・・・いじめのために不登校になっていた少年は、父親の勧めでとあるライターの取材にアシスタントとして同行することに。訪れたのは滋賀県のある田舎。その地では手が四本ある独特の鍾馗『たなわれしょうき』と呼ばれているその像を門柱に置く習慣があった。それにまつわる伝承を取材している最中、少年は不気味な影を目撃し・・・。

 

澤村さんの作品。この『比嘉姉妹シリーズ』は勿論、それ以外の作品もなのですが、とにもかくにも不可解な存在。不気味な存在。怪異の存在。それの描写がめちゃくちゃ鮮明なのです。だから情報としては文字のそれしかないのに、読んでいてその存在を脳内でリアルに描くことができるし、その存在をめちゃくちゃ感じられる。自分の隣、あるいは後ろ、すぐそこに『それ』はいるのではないか。そんな生々しい錯覚をめちゃくちゃ抱かせるんです。

少年が不気味な影と遭遇、目撃してしまったシーンは、まさにその澤村さんの描写力、それが冴えわたっていて、読んでいてひたすら『ひぃぃぃぃ。怖いぃぃいい』の一言。背筋がぞわぞわしっぱなしでした。

 

不登校になった少年。理不尽ないじめに悩んでいる少年。その少年がこの出来事を通じて成長していく様。それが描かれている作品でもあるのですが・・・まぁ、その成長の仕方と言うか、そこで少年が学んだことと言うのも、またこれめちゃくちゃリアル。

『夢も希望もへったくれもないじゃん!』なのですが、でもこの年で、そう言うことを知っておくこと。悟っておくこと。良い意味で『諦め』を知ることは、それはそれで大切なことではあるよなぁ、とか思ったり。

 

実は怪異でも何でもなく、そこには意地汚い大人の思惑が絡んでいただけ。そんな結論で、苦々しい思いこそすれ『そうだったんだぁ~』と安堵させておいてからの、ラストの展開も、またこれお見事。

怪異を呼び起こしたもの。それが昔話同様、大人たちの意地汚い思惑、それであると言うのも、また実に皮肉がきいていて何とも。

 

・『戸栗魅姫の仕事』

・・・インチキ霊能者であることを隠しながら、動画配信で人気を集めている戸栗魅姫は、珠美と言う少女と共に、長い時間、旅館で迷子になっていた。そんな中、2人は、やはり自分たちと同じく旅館内で迷子になっている女性、華子と出会う。

何とかして旅館からの脱出を試みる3人。その道中で交わされる会話によって明かされていく驚愕の真実とは、と言うお話です。

 

戸栗魅姫、珠美、そして華子。3人の会話の合間には、とある人物の人生。それを綴ったエピソードが挟まれています。それがどう、3人の脱出劇と関係していくのか。またそれぞれの登場人物の『本当の正体』とは誰なのか。そうした部分のミステリー的な仕掛け、驚きも楽しめる作品です。

まぁ、シリーズ通して読んでいらっしゃる方なら、華子の正体についてはすぐにわかるかと思います。ポンコツな私ですらすぐにわかったくらいですので。

 

切ないお話です。でも救いのあるお話だとも感じました。タイトルが良い。まさしくその通りのタイトル。物語の締めくくりの1行にも、このタイトルが登場しているのですが、そう決心したインチキ霊能者、戸栗魅姫の決然とした表情、凛としたまなざし、そしてまっすぐな思い。それらがひしひしと伝わってきて、ただただ胸熱でした。

少しネタバレになってしまうかもしれませんが。

インチキだからわかること。嘘つきだからわかること。インチキで、嘘でしか人の心を惹きつけられなかったからわかること。その術しか知らなかったからわかること。その孤独を知っているからわかること。

その悲痛さ、やるせなさが胸を締め付けてくると同時、『だからこそわかる』と言う部分にはただただ説得力しかなくて、物語の終盤は、ひたすら戸栗魅姫を応援していた私がいましたよ!

 

・『火曜夕方の客』

・・・とあるカレー専門店に、毎週火曜、訪れると言う不思議な客。千円札でカレーを2人前購入し、一口だけ食べた後、残りはすべて持ち帰ると言うその客が気になった店主は、客の後をつけることに。ところが客は墓地の近くで忽然と姿を消してしまった。そこで店主は、比嘉真琴に相談するのだが・・・。

 

『比嘉姉妹シリーズ』では『家族』がひとつのテーマになっているように思います。『家族』、あるいは、『その中で虐げられる人の存在』と言ってもいいかもしれません。それが描かれている作品も少なくないのですが、今作品もそのひとつです。

琴子、そして彼女の夫である野崎(『たなわれしょうき』で紹介したとあるライターとは彼のことで、彼もまたシリーズを通して出てきている人物です)が突き止めた真実。

火曜夕方の客。カレー店にやって来る不思議な客。その正体。そしてその目的には、ただただ言葉を失うばかり。深い悲しみと圧倒的な怒りがこみあげてきて。

また、この、あまりにも残酷な真実。それを招いた大人たちの言い分。これがまぁ、もうめちゃくちゃ生々しくて。『あぁ、こう言う言い訳、ニュースとかで見たこと、聞いたことあるわぁ~』と呆れ返るしかないくらいの生々しさがあって、より一層、もうやるせなさしかこみあげてこなかったと言う。

 

火曜夕方の客が、どんな思いでカレーを買い続けていたのか。そして自分は一口だけ食べた後、それを持ち帰っていたのか。それを思うと、本当に胸が締め付けられます。泣けてくる。こんなの、あまりにも惨い。

自分たちを宣伝に利用された、その怒りも、そりゃ、こんな切実な、痛切な思いがあったなら納得しかないわ。

 

あと物語の終わり方が、ぶつ切りと言うか。ちゃんと解決をしているんだけれど、その後に起こったこと、そして店主に起きたことを描く、その描写が余韻をぶった切るようなそれだったのも、なかなか衝撃的でした。

『宣伝文句に、火曜夕方の客を利用した報いだ』と言う皮肉のようにも思えたし。『利用して良いのは、報いを受ける覚悟がある奴だけだ』的な皮肉と言うか。あるいは昨今のSNSでの炎上、それがいとも簡単に人の人生を狂わせると言う、ひとつの表現のようにも思えたし。

こうした社会的な要素の取り入れ方も、澤村さんの作品、本当に巧みなんですよねぇ。

 

・『くろがねのわざ』

・・・邦画界に名を遺す職人でありながら、1本の映画での仕事を機に業界内での評価が一変。最後はそれを苦に自殺をしたとされる特殊メイク、特殊造形のプロであった鉄成生。その死の謎に1人の青年が迫っていく物語です。

 

なんだろ。適切な言葉が浮かんでこないのですが。もはや怨念と言うか。己の業、技、それに対しての自負であったり、思い入れであったり、覚悟であったり。そうした思い、感情が、もはや怨念と化している。そしてその怨念が、生きものとなってそこに存在している。

『自分の仕事に殉じた』と言う言葉が作品のラストには登場していますが、なんかもう、そこにある怨念がただただ鬼気迫るそれであり、壮絶で凄まじくて、圧倒的なエネルギーを放っていながらも、どこまでも真っ黒で。そんなふうに感じられて、もう言葉を失うばかりの物語、そしてその締めくくりでした。

あれだ。中島敦の『名人伝』、それを今、ふと思い出しました。

語弊ある言い方になってしまうかもしれませんが、ある道を突き詰めた人。突き詰め、突き詰め、その究極を見た人と言うのは、もはや人ではない。その思い、その怨念に凌駕された『何か』なのかもしれないなぁ、と思ったり。

 

また、このラストの声の描写も。

ただその声が発している言葉。それが描かれているだけなのに、どうしてこうも、登場人物たち同様、恐怖に駆られるのか。その臨場感たるや凄まじいし、文字だけで描かれているのに、その声が、言葉が、一言、一言が確かに脳内に聞こえてくるようなのも凄い。それでいて文章としては決して難しくなく、とても読みやすいと言うのも、澤村さんが作家さんとして素晴らしいと思う理由のひとつです。

 

くろがねのわざ。自らの仕事に、道に、そして業に殉じた職人の、仕事人の、男の怨念。怪異の謎に迫ると言うのは、そうしたものを呼び起こすことにもつながっている。怪異を刺激することにもつながっている。そこにどうしようもなく惹きつけられてしまう人の好奇心、それが招き寄せた恐怖を描いたお話も多いこのシリーズらしいお話。そしてその先を読者に委ねるような結末も、いろいろと想像が膨らんだなぁ。ふふ。

 

・『とこよだけ』

・・・オカルト専門サイトで連載を持つライターと共に、和歌山のとある島を訪れた野崎とその妻である真琴。一時は栄えたものの、ある時を境に完全な無人島となったその島に流れる怪談めいた噂を調査するのが、ライターと野崎の目的だった。かくして3人は島での調査を開始。早速、島に残されていた1冊のノート、そこに書かれてあった日記を発見するのだが、と言うお話です。

 

んあー。この作品に関しては、もうこのあらすじからしてネタバレって言うか、重大な虚偽が含まれていると言うかごにょごにょごにょ。

シリーズを読まれている方なら『ばくうどの悪夢』の後の話だと書けば、先ほどのあらすじに『?』と思われることだと思います。『ばくうどの悪夢』の後の話だとしたら、絶対に・・・ですよね。はい。

 

ばけもん。その正体、そしてばけもんに変化してしまう、成り果ててしまう、その理由。それがもう、めちゃくちゃ切ない。悲しい。そこにはただただ納得しかない。

この島に足を踏み入れたが最後、誰しもが、ある理由からばけもんに成り果ててしまう。あまりの説得力からくる恐怖と切なさ。そのふたつがないまぜになった感情は一体、どんな言葉にすればいいのか。

私がばけもんになるとしたら、私の前に現れるのは誰だろう。

・・・あれ、おかしいな。思い浮かんでくる人がいないよ!(涙)

 

ネタバレにはなってしまいますが、ばけもんになりそうな、その寸前のところまで追い込まれた野崎。妻である琴子に対する思いを、普段はそう多く口にしない彼の思いが吐露された描写もまた、非常に来るものがありました。

そして正直、萌えました(土下座)

 

ぶっきらぼうな男がたまに見せる、自分の愛する人に対しての思い。

たまらんよね。ええ、たまりませんね。

 

野崎と真琴。そして琴子と真琴。それぞれの人間関係、その絆の強さ、深さも熱かった。それが野崎を救ったんだもんなぁ。

ってかそうなんだよなぁ。『ばくうどの悪夢』は、完結したようであれ、完結していないんだよなぁ。

シリーズ作品、ほぼ毎年、新刊で読ませていただけるのはとても嬉しいしありがたいですが、そろっとがっつり長編で『ばくうどの悪夢』の続きのお話も読みたいなぁ。

そんな思いもこみあげてきた作品でもありました。

 

・『すみせごの贄』

・・・高級料亭の元料理長だった男性は、ある日『外出する』と言う一言を残して失踪した。彼のアシスタントを務めていた娘、そして彼の料理教室に通っていた生徒たちによると、失踪前、彼の周囲では奇妙な予兆があったらしい。料理教室には代理の講師として1人の女性がやって来るのだが、彼女は男性失踪の謎を解き明かしていく、と言うお話です。

 

代理講師としてやって来た女性。その名前を見た瞬間、やはりシリーズ全作品を読んできた方なら『ひぃっ!』と思われることでしょう(汗)。

あなた、『さえづちの眼』に収録されていた作品にも登場していたわよね。相変わらずお元気そうで何より。

・・・何より、じゃないんだよ!

シリーズ屈指の最恐にして最凶を呼び寄せるあの女性が、探偵役として活躍しているのが本作品です。

この時点で、この物語の結末。それが推測できてしまうのが、もはや『何とも』としか言いようがなかったのですが、案の定、案の定な結末には『ひいぃぃぃぃぃぃぃぃぃ』でした。

 

めっちゃ怖かった。めっちゃ怖かった。めっちゃ怖かった(大事なことなので3回言った)

 

ハッチが閉まった、その音が耳に聞こえてくるようで。その直前にこの人が見たもの。見てしまったもの。それがまざまざと目に浮かんでくるようで。

そしてハッチが閉まった後。狭い密室の中で繰り広げられるのであろう血の惨劇、暴力。それがもう、嫌でも想像できてしまって。

『ひいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ』でした。

夜中、トイレに行ってこのシーンを思い出した時の『ぞわっ』と感と言ったらよ。

 

ただ勿論、怖いだけではないお話であるのがさすがなんですよねぇ。

澤村さんの作品では『家族』、その歪さ、それが多く描かれているように思うのですが、この作品においてもそれはひとつのテーマに据えられていたのではないかなぁ。

 

『家族』と言う名の、閉じられた人間の関係。その呪縛。それに捕らわれ、縛められ、苦しめられてきた者。そこから逃れられず、そこで芽生えてしまった黒い感情、愉悦に支配されてしまった者。そして道を違えてしまった者。

このお話の犯人を『悪い』と断ずるのは簡単で、勿論、悪いことには間違いないのですが。

それでも、そこに僅かばかりの同情を感じてしまうのは私だけではないはずです。

だからこそ、恐怖一色のこの結末にも、またやるせなさを禁じえず。

 

澤村さんの作品で描かれる、語弊ある言い方かもしれませんが『家族』と言う人間関係の犠牲、そこに押し潰されている人の姿、心情、その描写。

そこには本当に胸を塞がれるような思いを抱くのです。

うまいんだよなぁ~。

だからこの作品のタイトルにある『贄』と言う文字、その重みもものすごく胸に落ちてくると言うか。

 

はい。

そんなこんなで本日は澤村伊智さんの『比嘉姉妹シリーズ』の最新作『すみせごの贄』の感想をお送りいたしました。

いやぁ、本作もめちゃくちゃ面白かった。シリーズ、どの作品、読んでも、もれなくめちゃくちゃ面白いって、本当に凄いよなぁ。

 

ではでは。本日の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございました。

2024年春アニメ1話視聴感想~その3

2024年春アニメ、放送された1話のみの感想をお送りしている記事。その3です。今日こそ、今日こそ1つの感想のボリュームを抑え、できるだけ多くの作品をとりあげたいところです。頑張る。

 

てなことで早速、まいりましょう。今日はこの作品からスタートです。

 

・『僕のヒーローアカデミア

・・・7期の物語の放送は5月に入ってから。と言うことで4月いっぱいはメインキャラクターを主軸にした総集編が放送されるようです。

なので正式な1話感想ではないのですが。

 

デクくんとマスキュラーとの激戦の振り返りがあったじゃないですか。本放送時もここのシーンでの、デク役の山下大輝さんの演技には、なんかもう『ただただ凄いわ・・・こんな演技、凄いわ』と言う言葉しか出てこなかったんですけど。

それから月日が流れて、改めて見て見ても、やっぱり『山下さん、この演技で一体、どれだけ魂、削ったんだろ』と真剣に思いました。

その魂削った演技に、作画が、演出がしっかりと合っているのが、とても嬉しい。

 

アニメとしての第7期。そして山下さんがデクくんを演じ続けること、ボイコミ時代のことも考えると、約10年。うーん、月日の流れ、その重みをひしひし感じるぞ。

7期も熱い物語、そしてボンズクオリティ、楽しみにしております!

 

・『となりの妖怪さん』

・・・ローマ字表記ではありますがライデンフィルムの制作です。『神は遊戯に飢えている。』とのクオリティの差よ・・・。

 

何でこのアニメ、深夜枠で放送されているんだろう?Eテレで土日17時くらいに放送すべき、放送できるアニメだと思うんですけど。PV見た時にもしみじみ、そう思ったけど、1話見て、その思いが更に強くなったと言うか。

変な言い方『大人だからこそ染みる』作品である、そう言う部分がある作品だとも思うのですが、それでもこのクオリティ、そしてこのお話は夕方アニメとして放送すべき。お子さんにも見てもらうべき、そんな作品だと思います。

そう言う意味では、この大作、話題作揃いの春アニメでの放送と言うのが、またこれ、何とも勿体ない気がしてならない・・・良作であるが故に、どうしてもこのクールだと埋もれちゃってる気がしてならないです。ぐぬぬ

 

とにかくゆーったりとした、温かな雰囲気に満ちた作品です。どこか懐かしさすら感じさせるような風景の中、人間と妖怪が共存している社会。そこで営まれている日常。

その中で描かれている物語もまた、どこまでも優しくて温かい。じんわりと胸に染みこんでくる。そして1人、1人のいろんな思いが丁寧に描かれていたからこそ、胸を締め付けられる部分もあって、それもまた良いアクセントになっている。

猫又になったぶちおとお母さんの会話シーンなんて、もう優しさと愛情が溢れに溢れていて涙がぶわっ、でした。

主人公の少女、むーちゃんを演じるは、今年ブレイクが期待される結川あさきさん。天真爛漫、だけど誰にも言えない、言葉にできない思いを抱えているむーちゃんの演技の素晴らしさには『新人声優さんとか、絶対に嘘だ』の一言です。

 

丁寧な作画、そして丁寧な物語。個人的には『ここまで魅力的な作品だったとは!』と良い意味で驚かされただけに、返す返す『この春クール、本当になんなん!』と言う気持ちでいっぱいです。ぐぬぬ

 

・『ワンルーム、日当たり普通、天使つき。』

・・・新婚さんじゃん。女の子が天使って設定なだけで、こんなのもう、実質、新婚さんじゃん!新婚さんの生活を覗き見させてもらっているようなもんじゃん!

最高でした。終始、きゅんきゅん、にやにやが止まりませんでした。ありがとうございます。

 

可愛い(可愛い)。とわちゃん、天使ちゃんですね、とわちゃんがとにかく可愛い。どうしたらこんな天使、来てくれるんでしょう?夜中、窓を開けっぱなしで寝ていたら、翌朝、私の部屋のベランダにもこんな可愛い天使が降臨してくれていますか?

健気で優しく、純粋無垢。そして可愛い。CV遠野ひかるさんの甘々ふわふわ、優しさと純粋さだけでできているようなお声も演技も、最高に可愛いしぴったり。

なんだただの天使か。そうです、天使なんです。

感情が昂っちゃうと羽が出ちゃうのも、最高に可愛い。

 

そしてそこに『出ちゃってる、羽、出ちゃってる』とツッコむ主人公くんも可愛い。高校1年生にして1人暮らしとかえらいねぇ~。お小遣いあげようねぇ~。

こちらもCV梅田修一朗さんの等身大の少年ボイス、演技が実にぴったり。お人好しで面倒見がいいと言う部分が、もう梅田さんのお声からして伝わってくると言う、この梅田マジックよ(意味不明)

 

この作品もまた、良い意味で目新しさはそれほどない作品だと思います。でもだからこそ、とにかくこの手の作品のお約束がぎゅぎゅっ、と込められていて、好きな人にとってはたまらない仕上がりになっている。そんな印象を受けた1話でした。

今後、可愛い女の子たちもたくさん登場してくるようですが・・・個人的にはもう、とわちゃんと主人公くんの『むずむずきゅんきゅん、どきどき満載の新婚生活!』だけ描いてほしい。そんな気もします。んはぁ~。

 

・『烏は主を選ばない』

・・・大紫の御前を演じられている田中敦子さんの破壊力よ・・・いや、確か冬アニメでも同じようなこと書いた記憶があるのですが、もはや強いのよ。強すぎるのよ。強すぎるが故に、ただただずっこいのよ。ずるい。こんなの、勝てる気がしない。

 

面白かったです。人間関係とか人物の名前とかが少し複雑そう、覚えるの大変そう。お馬鹿な私はそんな先入観を抱きつつ1話、視聴したのですが。そこは声優さんのお声、その個性に引っ張られる形で難無くクリアできました。

お后候補の女性たちによる、実に緊迫感溢れるやり取り。たまりませんでしたな。『怖っ』とぞくぞくしちゃったし『やっぱりこの手の作品には、こう言う描写がなくっちゃね!』とぞわぞわする部分もあり。

様々な思惑渦巻くあの世界で、箱入り娘だったあせびちゃんが、果たして無事、生きていけるのか・・・ってか『あせび』と言う名前を授けた、その理由が推測であるものの語られた時にもやはり『大紫の御前、怖い!CV田中敦子さん、怖い!』と心の底から思った私です。

 

あせびちゃんは勿論のこと、他のお后候補の女性にも。そしてそれ以外の登場人物にも、それぞれの立場があり思惑がある。朝廷、更には時代と言う大きな世界、大きな存在の中で生きるその人たちの、その物語がどう絡まりあい、どんな絵を見せていくのか。壮大なファンタジー、そして時代物としての重厚感を楽しめそうな作品、そんな印象を抱いた1話でございました。

 

・『夜のクラゲは泳げない』

・・・冬アニメに『宇宙よりも遠い場所』を見ていたからでしょうか。本放送が今から6年前であったこの作品と、2024年の、令和の今の時代に制作され放送されている本作品を、思わず比べてしまっている私がいました。

そうして1話を見終わった際に、私が思ったのは『令和の『宇宙よりも遠い場所』かもしれない』と言う感想でした。

 

『自分の思い』を発信するための手段として、皆が当たり前のようにしてSNSを使っている時代。単純に考えると、それは『誰しもが『自分の思い』を発信できる時代』と言うことなのかもしれないけれど、裏を返すと『『自分の思い』が何なのかわからない』『『自分の思い』はあるけれど、それを表現する方法、技術がない』人たちにとっては、むしろどこか息苦しさ、生き苦しさ、『『自分ではない自分』』を強いてくる』時代なのかもしれないなぁ。

 

その狭間で『キラキラ』『憧れ』と『普通』の狭間でもがいて、あがいて、でもどうしていいのか、どうしたいのかもわからない主人公。

その姿も、そして『自分が何者かであったと言う証』『量産型女子高生』と言う言葉にも、42歳の私は『今の時代をうまいこと切り取っているなぁ~』と感心し、そしてまた『もし、私が彼女たちと同世代だった頃にこの作品に出会っていたら、きっと胸を抉られるような気持になっていただろうな』とも感じました。

ただそれは少なくとも私にとっては他人事ではなく『私も10代、20代の頃には、そんな急かされるような、じりじりするような焦燥感、抱いていたよなぁ』と懐かしいような気持ちにもなり。

 

そんな主人公と対照的でありつつ、やはり同じような思いを抱えている花音。彼女の造形も、とても素敵。『私をバカにした人、みーんな、歌で見返してやる』『それが私だとわからないまま、みーんなを泣かせてやりたいの』と、クラゲのアイコン『もう1人の私』にすべてを込めている、託している彼女の思い。

『見返してやりたい』と言うその言葉に、とびきりの清々しさ、熱量を感じたのは、きっと私だけではないはず。『私は負けたくないんだ』『誰かに負けて自分が自分でなくなるのが嫌だ』と言う言葉も、良い。

どこの小淵沢報瀬だ(違)

 

時代が変わっても、手段が変わっても。

多分、抱えている思い、そこにある葛藤と言うのは変わらないんだなぁ。

 

1人では足りない。クラゲも1人では泳げない。でも『私』と『あなた』ができることを組み合わせれば、力を合わせれば、大きなものを生み出せる。

外から光をため込んだら、やがて自らも輝けるようになるクラゲのように。

『私』と『あなた』で、と言うメッセージも、私にはとても眩しかったです。

 

さぁ、量産型女子高生。思いはあれど、その正体が自分でもつかみ切れていない。それ故に一歩、踏み出すことにすらためらいを抱いていた主人公が、花音と言う色に出会って。そしてこの先、たくさんの、自分と同じような、違う人たちと、色と出会って、どう変わっていくのか。共に何を生み出していくのか。

期待以上のエネルギーに満ちていた第1話でした。あとほのかに百合チックな香りがするのも良いよね。最高。

 

・『戦隊大失格』

・・・『正義の味方』に一方的にやられて退散していく側に対して応援の気持ちを抱く。敗者に対して敗者だからこそ『頑張れ』と言う気持ちを抱く、その最初のきっかけはもしかしたら、それこそ戦隊もの番組だったのかもしれない。

そんなことをふと感じた1話でした。『悪役』と言う言葉の響き。『悪い役』と言う言葉の響き。まさしくその役を演じることを余儀なくされている、甘んじている主人公の姿には、お仕事アニメとしての悲哀も感じたのですが。いかがでしょうか。

そこにうんざりし、怒りを覚え、反旗を翻すことにした戦闘員Dの今後やいかに。小林裕介さんは、熱血負けん気ひねくれ少年、本当にうまいよなぁ。

 

そしてその『悪役』の前に立ちはだかる、茶番を茶番たらしめている存在の一端を担っているドラゴンキーパーの面々。まぁ、何がずるいってその中心。まさしく『正義の象徴!』とも言えるような存在である赤、レッドキーパーを中村悠一さんが演じていらっしゃると言うことですよ。こんなもん、もう、ずるいわな。こんなもん、どうあがいても勝てないし、どうあがいても、皆、味方するに決まってるじゃん!

『有無を言わせぬ』と言う彼の存在感。それをそうたらしめているCV中村さんの力にも引き込まれて1話でしたが・・・化けの皮がはがれた時の演技も、もう今から楽しみでならん。

 

あと矢野優美華さんの演技、お声。死んだ魚のような目をした錫切夢子を演じる、そのお声が既に死んだ魚のような目で(褒めてます)、でも妖しさもあって素晴らしい。

彼女と、梶田大嗣さん演じられている青年が、戦闘員Dとどう絡んでいくのかも楽しみです。

 

『正義の味方』と『悪役』の茶番に熱狂する一般市民。その熱狂の虚しさを歌い、嘲笑うかのような、けれどだからこそ、予定調和のそれからはみ出んとする戦闘員Dのふつふつと燃える感情を後押しするかのような。キタニタツヤさんの『予定調和』も、もうぴったりすぎて『最高!』の一言です。

 

・『響け!ユーフォニアム3』

・・・おかえりなさい。京都アニメーション、ありがとう。

いやぁ~・・・なんか1期から作品を見てきた身としては『あの『失言王』とすら呼ばれていた黄前久美子が部長とは・・・大きくなったね・・・』と言う感慨で胸がいっぱい。シリーズものならではの歴史、時の流れを感じさせる第1話でございましたね。久美子と麗奈の関係性も、もう尊いわ・・・。

 

おなじみの3年生は勿論のこと、2年生の面々の存在感が大きくなっていた、その描写が今までのシリーズ以上に多くなっていたのが、個人的には嬉しかったし楽しかったです。奏ちゃんの破壊力よ(笑)

更に新入部員として登場した1年生も、作中でも言及されていましたが1人、1人のキャラが濃い!

 

さぁ、そしてそんな中におそらくは来週から本格参戦してくるのでしょう。ええ。もはや『登場』なんて生易しい言葉では足りない、そんな存在感が既にひしひしと伝わってきています。『参戦』です。

黒江真由でございます。CVは戸松遥さん。

彼女との出会いのシーン。そのラストでこの作品恒例、久美子の『そして次の曲が始まるのです』と言う台詞も非常に懐かしかったのですが・・・もう、今回のこの台詞のトーン、それが今後の波乱に次ぐ波乱。それをひしひしと予感させるトーンだったのには、ぞわぞわした感覚ありつつ、今後への期待がますます高まるばかりでした。

戸松さんの演技も、生々しさ全開の演技も、もう今から想像するだけでにやにや。

 

金賞を目指す北宇治高校吹奏楽部、その部員たち。そして主人公である黄前久美子の、最後の物語がいよいよアニメでも開幕です。

登場人物たちの、実に生々しい感情のぶつかり合い。それか織りなす熱い物語、ただただ楽しみだ!

 

・『夜桜さんちの大作戦』

・・・BSでの放送はありますが、まさかの放送日時、『ユーフォ3』とダダ被りと言う。入っててよかったアマゾンプライム(どーん)

 

シスコンこじらせた長男、怖いし厄介(笑)。糸目だけどイケメンでCV小西克幸さんのイケボ、でも怖いし厄介。そんな思いに駆られた1話でしたが、主人公である太陽くんが言及していた通り、この2人、同じなんだよなぁ。

失った太陽、失いかけた凶一郎兄さん。だから極端に失うことを恐れて、太陽は『ならばもう持たない』と決心し、凶一郎兄さんは『ならばもう離さない』と決心した。

その思いの方向であったり、それを実現させるために選んだ方向は違えど、2人の思いは同じだった。

 

だからこれからはきっと、義兄弟として仲良くなれると思うよ!

 

あらすじをしっかりと把握していなかったので、てっきり太陽くんと六美ちゃんが普通に結婚するもんだと思っていたのですが・・・成程。勿論、2人の思いが通じ合っているのは当然のことなのでしょうが、スパイと言えど家族殺しはご法度。そう言う決まりがあるからこその結婚、と言うのは、うまいなぁ、と思いました。

夜桜さんちの他のキャラクターも、見た目、能力、どれをとってもめちゃくちゃ個性的なのも、見ていて楽しい。それぞれのCVを担当される声優さんのお声、演技も実にぴったりで、凶一郎兄さん含めて、彼らたちと太陽くんの絡みも楽しみです。

 

『もう二度と失いたくはない。だから持たない』、そう心に決めていて、でも本当は、そこにしんどさも感じていた太陽くん。その彼が、スパイ一家の一員としてどんな成長を見せていくのか。それに対してシスコン凶一郎兄さんはどう接していくのか。彼もまた、太陽くんと同様、変わっていくのか。

2クールでの放送が予定されている本作品。じっくりと、太陽くんが『夜桜さんち』の『家族』の1人になっていく姿が、一人前のスパイになっていく姿が描かれていきそうで、いや、これまた続きが楽しみな作品です。

 

はい。てなことで春アニメ1話視聴感想。

恐ろしいことにまだまだ続きます。おっふ。

よろしければ引き続き、お付き合いください。

 

ではでは。本日の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございました。

2024年春アニメ1話視聴感想~その2

放送も本格的に始まった感のある2024年春アニメ。1話視聴感想記事です。

その1を書き終わって気が付きました。

『このままのペースだと、多分、その6くらいまで行っちゃう』

 

てなことで今日からは少しペースアップしたいと思います!

 

ではでは、本日はこちらの作品からです。どうぞ。

 

・『花野井くんと恋の病』

・・・『勇気爆発バーンブレイバーン』の時間帯で放送されます。『おうおう、これはまぁ何とも。ブレイバーンの濃さを浄化してくれそうな、実に対照的な、定番胸キュン作品っぽいなぁ』と楽しみにしていた私なのですが。

 

花野井くんの愛の重さ、ブレイバーン並みじゃね?(遠い目)

 

いや、まぁ、うん、はい。あの、あらすじで花野井くんが重い、愛が重い男の子だと言うのは知っていた。知っていたけど、その重さが想像以上でした。

ぶっちゃけると、うっすら怖い。1話、視聴しながら多分、3回は『怖い』と呟いた。ってか花野井くんのCVに小林千晃さんにしたの、これ、天才か。小林さんの低音の、内山昂輝さんを彷彿とさせるような低音トーン。そして花野井くんの一切、混じり気も迷いも無い、それが故に重い愛を表現されている演技力も相まって、もはや怖い。

ってかこれ、ボイコミの時はCV、まさしく内山さんだったのか!

 

とにもかくにもそんな具合で『あれ?私、今、ホラー見てる?』とすら思ってしまったのをお許し下さい。

ただ一方で、ほたるちゃんが喋る度に、CVの花澤香菜さんの可愛らしいお声。瑞々しい演技の力で、途端に『あぁ、やっぱりこれは胸キュン作品じゃん!』と甘酸っぱい感情に胸をきゅん、とさせられる部分も確かにあって。

 

だから1話だけの感想で言うと『よくわかんない!』でした。よくわかんない!面白かったのは確かだけど、その面白さがうまく言葉にできない。すごく不思議な感覚のするお話でした。

花野井くんの愛の重さは怖い。ほたるちゃんは可愛い。花野井くんの愛の重さ、あるいはほたるちゃんの自己肯定の低さ、その辺りに何か理由はあるのか。今後、2人の関係がどう変わっていくのか。また脇カプも充実していそうなので、もう少し、続けて視聴して見ようかなぁ。

 

・『WIND BREAKER』

・・・凄まじい満足感を味わわせてくれた1話でございました。PVから期待していた通り、CloverWorks制作と言うことで、とにもかくにも作画が綺麗!綺麗なんだけれど、ちゃんとこの作品らしい熱量、泥臭さも伝わってく作画であるのが素晴らしい!

そしてとにかく動く、動く。桜が複数人相手に立ち回るシーン、本編15分くらいから始まるシーンですかね。あそこなんてもう、見ててひたすらにやにやしっぱなしでしたよ!まるでその喧嘩を間近で見ているような。手に汗握って『桜、頑張れ!』と応援しているかのような臨場感すら味わえて最高でした。

いやぁ~・・・やっぱりアニメは、こうであって欲しい。それがそのまま形になったようなクオリティで、ひたすら満足でございます。

 

そしてお話もめちゃくちゃ面白かった!桜、可愛いぞ、桜。自分を守るためにツンツンするしかなくて、でも根っこの優しさ、熱さが隠しきれてなくて、すぐにボロが出ちゃう。そしてそれを指摘されると、途端に顔を赤くしちゃう。可愛いぞ!

『これは個人的には久しぶりにCV内田雄馬さんらしい、実にらしいCV内田雄馬さんだぞ』って感じがして、やはりにやにやが止まりませんでした。

同じこと2回、言ってるぞ!

橘ことは役の長谷川育美さんの演技も、まぁ、素敵。うまい。柊登馬役のす!も、またこれ、めちゃくちゃかっこよかった。最高。

 

認められてこなかった。拒まれてきた。だから認められることを拒んで、1人でいることを選んだ。1人で、何もかも背負い込むことを選んだ。でも本当は、心の底では、誰かに認められることを、そして誰かを認めることも望んでいる。

自分を守るために、自分の立場を築き上げるため、他者を寄せ付けないため。そのために喧嘩を続けてきた遥が、自分のためだけではない。誰かのために、誰かの大切な何かを守るために喧嘩をする防風鈴の面々と出会い、変わっていく。

古き良き、定番のヤンキーものとしての熱量。それに現代を舞台にした作品らしい、繊細さ、爽やかさ。それが融合した、まさに『暑苦しいのに暑苦しすぎない』作品。

そんな桜の姿、物語が、そして防風鈴の少年たちの姿、物語が、このクオリティで、勢いも実力もある声優陣の熱演で、アニメとして視聴できるのかと思うと、もうただただ興奮が高まるばかりです。

 

・『アストロノオト』

・・・アジフライの作画は、もう少しこんがり揚げた感じが欲しかったです!でも美味しそうでした。料理の作画が美味しそうなのは大事。

 

『令和だよな、今は令和だよな・・・』と思わずにはいられなかった、昭和のノリてんこ盛りのギャグラブコメ。作品、調べてみて、監督と脚本家さんのお名前確認して『あぁ、どうりで』と納得しました。ってかこの辺り、春アニメ紹介記事でも触れていたはずだぞ!

総監督は高松信司さん。シリーズ構成はうえのきみこさんです。提供バックでネタバレがされるのも、高松監督作品ならではです。そしてキャラクターデザインは、原案が窪之内英策さん。またこの窪之内さん原案のキャラデザが、実に昭和の香りを醸し出しているのも良きかな良きかな。やはり『昭和』を強く意識したことを感じさせるOP、EDも完璧です。

 

古き良きラブコメ・・・である一方、1話の序盤でも描かれていた通り、宇宙規模の戦い、後継者争いのようなものも絡んでいるのがポイント。CV内田真礼さんのミラさんは、おそらくはその後継者争い?かな逃げて、この地球にたどり着いたっぽい。

人畜無害を絵に描いたようなCV斉藤壮馬さんの主人公。ミラさんに惚れてしまった彼の恋心、人生が、にぎやかな物語の中でどんなふうに転がっていくのか。

ナオスケ・・・おまえ、その見た目でCV諏訪部順一さんなの、強すぎるだろ(笑)

自称、ミラさんのフィアンセであるキャラをCV福山潤さんが演じられているので、その登場も今から楽しみです。既に楽しい予感しかしない(笑)

 

どこかで見たような。だからこそ、今の時代には新しい感じもするラブコメ。とにかくキャラクターたちの、そして物語の個性が強く、それらがかみ合った物語は、私は見ていて楽しかったです。新生活が始まる春アニメらしいアニメと言うのも素敵。もう少し継続視聴で様子を見てみよう。

 

・『魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?』

・・・『気の済むまで愛でればいいと思うよ』と何度、ツッコんだことか。ただしお約束ですね。主人公の魔王の俺様、愛で方がわからないんだよ!一目ぼれの勢いそのままに、奴隷エルフちゃんを嫁に迎えたけれど、愛で方がわからないんだよおぉぉぉぉ!

愛い。CV小林裕介さんのコミュ力壊滅的なツンツン純情魔王の俺様も、そしてCV市ノ瀬加那さんの奴隷だったエルフちゃんも、ひたすら可愛い。

2人の不器用なやり取り、ボケとツッコミのような、だけど当人たち、そんなつもりは全くないやり取りも、もう見ていてひたすら可愛い。

愛い×愛い=にやにやが止まらん。

 

はい。そんなこんなでタイトル通りの、あらすじから予想していた通りのお話でした。良く言えばお約束。悪く言えば、それ故に目新しさは薄い感じはするのですが、まだ1話だからその辺りはわからない。そして目新しさは薄いからこそ、この手の作品、この手のお話が大好物と言う私のような方は、安心して視聴できる、きゅんきゅん、むずむず、にやにやできる作品です。

ってか、やっぱこの手の作品っていいですよね。何と言うか、人間関係、これくらい不器用で、これくらい相手との距離感に悩みながら、手探りでやっていく方が良い気がする。そんなことを思わされると言うか。

 

作品概要を見ていくと今後は、様々なキャラクターも登場。ザガンとネフィのラブコメ、その関係の変化を主軸にしながら、その様々なキャラクターの問題も描かれていく。そしてそれを、俺様魔王であるザガンが解決していくと言うことで。

そうなってくるとやっぱり『お約束』だけではない、この作品だからこその個性も見えてくるのかもしれない。そんな期待も高まる第1話でした。

とりあえず愛い2人よるむずきゅん、にやにやが見たい方は1話、見た方が良い。その欲求、とくと満たしてもらえるぞ!

 

・『ハイスピードエトワール』

・・・1話、ほぼほぼレースのみと言う構成で。制作サイドの『この作品はこれを見せたいんだ!』と言う気迫を感じました。

ただ・・・個人的には、それならばもう少し実況による盛り上げがあっても良かったんじゃなかろうか。そんな気がめちゃくちゃします。レースシーンを阻害しない、そんな目的で、あえてあんな調子の、抑えた、説明調子の実況だったのかもしれませんが。

熱量に欠けたような、説明してくれるのはありがたいのですが、ひたすら一本調子のそれがどうしても、私は『もっと・・・もっとレースを盛り上げるような実況をしてくれ!』と思えてしまったのです。

実況+レースが『実況』と『レース』になっちゃってた感があって、レースへの引き込まれ具合が薄くなっていたような気が。勿体ないぞ。

いや、勿論、これはあくまで私の感想ですが。

 

サイバーフォーミュラ』との比較が、放送翌朝のツイッターではにぎわっていたような気がします。『サイバーフォーミュラ』、私は視聴していなかった人間なので何とも言いようがないのですが、レースシーンそのものは、めちゃくちゃ綺麗だったし、スピード感、吹き抜ける風のようなものも凄く感じられました。

レースを盛り上げるためのプリマステラの存在とかも、ものすごく『今の』レースアニメって感じがして新鮮でした。『マクロス』とかツッコまれてのには笑いましたが。

ってかそうか。プリマステラの存在によってレースは盛り上げられる。だから実況は抑え気味、と言うのが、この作品での実況の在り方なのかな?

 

個性豊かなキャラクターもたくさん登場する本作品。1話では各キャラクターの描写がほとんどなく、その辺りも、まぁ、レースシーンとのバランスを考えると致し方ない気はするのですが・・・やっぱり勿体ないなぁ、と言う気はしないことはない。

難しいな。難しい。

2話以降、本格的に描かれるであろう各キャラクターの在り方。ドラマ。それがレースと絡んでいくことで展開されていく熱き物語に期待したい作品です。

 

・『アイドルマスター シャイニーカラーズ

・・・最速で見ることを優先した結果、数年ぶりにニコニコ生放送タイムシフト機能を利用するに至りました。研ぎ澄まされたコメントの数々があまりにも懐かしすぎて、楽しすぎて、序盤、正直、作品に集中できなかったと言う(笑)

とりあえず『EX-ARMを見ていたので、CCの完成度の高さに驚いている』と言うコメントを流された方。このご時世に、どんな経緯があって、もはや伝説と化している感すらある『EX-ARM』のアニメを視聴するに至ったのか。私、気になります!

 

CGに関しては、詳しいことはわかりません。ただ『ミリオンライブ!』のCGと比較すると、やっぱりCGらしいのっぺり感であったり、いかにもな感じのする滑らかすぎる動きは気になったと言えば気になりましたが、別にそんなのはどうってことないレベル。

とにかくお話、お話と言うか、作り。全体的な作りが『ザ・シャニマス!』と言う感じに満ち満ちていたのがめちゃくちゃ印象に残っています。

 

『ミリオンライブ!』のアニメが、アイドルたちの感情、その一切合切を台詞で、表情で描く。そのことで物語にどんどん起伏を生み出していく。そんな作りだったなぁ、と言う印象であるのに対して。

シャニマス』の今回のアニメ。と言うか、もう『シャニマス』と言うブランド自体が、とても行間を読むこと。説明がなされていない部分、明確に描写されていない部分を読み取ること、想像すること。全体に漂う隠微な部分。それを掬い取って解釈して、そこから自分の中で各アイドルたち、ユニットの物語を理解すること。そう言うのをめちゃくちゃ求めてくるブランドだと、私は思っています。

ものすごく文学的な香りのするブランドと言うか。はい。

 

だからこのアニメも、それを煮詰めたような作りになっていた。想像すればわかる。でも想像するにもヒントは圧倒的に少ない。だから、特にこの作品から『アイドルマスター シャイニーカラーズ』と言うブランドに触れた方にとっては『なんだこの説明不足感』と言うのは拭えないのではないかなぁ。そんな気もしました。

目に見える、劇的な起伏がない。ないと言うかあるんだけれど、それすらも、何か含みを持たせるような感じで描かれている。だからいまいち、全体的には平坦な感じがしてしまったと言うか。

ただ仮にもライブであったり『シャニソン』であったりで、『シャニマス』の世界に触れている1人のファンとしてはやっぱり『こう言うのが『シャニマス』であり、この至る所に感情の爆弾、あるいは劇薬が仕掛けられていて、それがいつ、爆発をしても、こちらの胸を蝕んでもおかしくないような緊迫感こそ、シャニちゃんの魅力なんだよなぁ』とも思いました。

見るアニメと言うよりも、読むアニメ。そんな感じがした。

 

ちなみに。アニメで描けなかった物語をゲームで描くのは、どうなんだろうな。

 

とか何とか偉そうなことを書いてまいりましたが。ぶっちゃけ、もう、そんなことはとどうでもいいんです。ええ。いや、どうでもよくはないんですけど。

 

可愛い。皆がとにかく可愛い。可愛い。CGらしすぎる、つるっとした感じの表情だったり、人間味の無い動きだったりは気にならないこともないけど、でももう、とにかくどのアイドルも可愛い。可愛い。もう可愛さのあまり変な声が出たくらいです。

それだけで私は大満足です。眼福。私も君たちの輪の中に入れてくれ。

そして私の王子様、白瀬咲耶が実に可愛く、かっこよく、まさしく王子様として描かれて存在していたのも、ただただ感謝感激雨あられです。

咲耶が着用しているネックレスになりたいです。

 

あと夏目Pも良かった。真乃ちゃんをスカウトするシーンは、あれ、どうあがいても不審者による声掛け事案でしかないのに、夏目響平さんの爽やかイケボのお陰で事案になっていない不思議よ・・・!

今のところ夏目Pは、若いけどやり手、そんなイメージがするのですが。はてさてこの先、アイドルたちと共に夏目Pの成長がどんなふうに描かれていくのかも、個人的には楽しみにしたいところです。

 

正直『ミリオンライブ!』のアニメみたいに、もう少し、ご新規さんを意識したつくりであった方が。そんな気もしないことはないのですが、でも『シャニマス』の尖った部分。それを存分に発揮しているこのアニメもまた『実に『シャニマス』らしいよね』と言う感があって、私は好きです。そして何より、何度も言うようですがアイドルたちが可愛い。それだけでもう視聴決定です。

 

てなことで今回はこの辺りにしておきましょうか。

まだまだ春アニメ1話視聴感想、続きます。

よろしければ引き続き、お付き合いください。

 

ではでは。本日の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございました。

2024年春アニメ1話視聴感想~その1

今日から5勤だよ~。乗り切れそうな気がしないよ~。

あと今日の作業割り当て、予定ではクソだったけど、今の私よ、どうだーい?

 

そんなこんなで2024年春アニメ、その1話視聴の感想です。

今日からどんどんお送りしていきたいと思います!

 

毎回、書いていますが、毎クール、新アニメが一気に始まる時期ってのは心がわくわくしますね。ふふ。

ただ春クール、本当に見たい作品が多すぎるので・・・絞り込むのが苦労しそうだ。

 

ちなみに。今回の記事では『クソアニメ』と言う単語が登場しています。

この単語に敏感な方は読まれない方が良いかと思いますので、ご注意いただければ。

 

ではでは。2024年春アニメ感想、トップバッターはこの作品です。どうぞ!

 

・『転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます』

・・・想像していた以上に面白かったし、想像していた以上にクオリティが高くて、良い意味で驚かされました。今のところダークホース候補作品のひとつ。この、バカみたいな作品ラッシュの春クールじゃなかったら間違いなく『視聴決定!』となっていた1話でございました。

入浴シーンで謎の光が存在していない!どういうことなの!(驚くとこそこなの!?)

謎の光がないと言うことは、円盤もそのままと言うことです。謎の光商法に訴えないその精神、良いぞ!

 

制作はつむぎ秋田アニメLab、その名の通り秋田に拠点を置く制作会社で、冬に放送されていた『明治撃剣-1874-』を制作していた会社でございます。

めちゃくちゃ作画、綺麗だった。キャラクターたちの表情も実にイキイキと描かれていたし、背景も綺麗だった。そしてアクションシーンも、アクション監督さんがいらっしゃるのも頷ける、めちゃくちゃ細かく、またダイナミックに動いていてものすごく見応えがあった。

『明治撃剣-1874-』がどうだったのかは未視聴なのでわからないのですが、このクオリティでぜひとも、全話、突っ走っていただきたいです!

 

お話もわかりやすかったし、キャラクターも良い意味でわかりやすかったです。主人公のロイドの可愛いこと。そして明らかに制作陣の強いこだわりを感じる、あのむちむち太もも、たまりませんね、ええ、たまりませんね。

可愛く、魔法バカで。でも魔術のためなら、嬉々として自分の体を痛めつける。そして自身の魔力、知識に裏付けされた自信。そこから来る、ちょっとサディスティックな一面。そうしたロイドの一筋縄ではいかない性格も、実に丁寧な作画で、そしてCVを務めていらっしゃる小市眞琴さんの、実に緩急のきいた演技で表現されていて、見ていてとにかく楽しかったです。

むちむち太ももの、魔術最強、魔術バカの生意気可愛い天使のような顔した悪魔の一面も持ったショタ。CV小市眞琴さん。最高じゃんか!

あとマスコット役のファイルーズあいさんの演技も、めちゃくちゃ笑った。可愛い。

 

いやぁ。これはダークホースだぞ。こんな面白いとは思っていなかったから、完全に嬉しい誤算だ。どうしようなぁ!

 

・『終末トレインどこへいく?』

・・・めちゃくちゃ面白かったし、もう見終わった後『これはとんでもない作品になりそうだぞ!』と言う昂揚で胸がどきどきしていました。最初から期待していた作品だったし、制作陣的にも『絶対、面白いやろ』と言う期待はしていたのですが、1話、その期待を軽々と飛び越える面白さでした。

いやぁ、オリジナルアニメってやっぱりいいですよねぇ。いや、勿論、原作がある作品のアニメもいいんですけど。やっぱオリジナルアニメは、この『1話からぶっ飛ばしてる感。ぶっ飛ばしていながらも、当たり前だけれどまだまだ手札を隠し持っている感』がたまらないですよね。

 

1話。すごい情報量が多かったんですけれど、でも実にテンポのいい、登場人物たちの会話劇。それですいすいと情報が理解できたのもありがたかったし、ものすごくアニメとして情報を見せること、登場人物たちの会話と絵で見せること、理解してもらうこととに意識されている作りだなぁ、と感じました。

7G事件。それによって世界に起きた異変。それに巻き込まれた幼馴染。21歳3か月を超えると動物になってしまう村の人。そんな中、21歳3か月を超えても人間の体を保持していて、『何か』をきっかけに老若を行き来するらしい善治郎さん(笑)。荷物を運んできてくれたトラックにべったりとついていた、血の掌や足裏の跡。

いやぁ、これは1話から既に考察が捗るぞ・・・!吾野以外の世界では、一体、何が起きているんだろうか。人の姿は、どう変化してしまっているんだろうか。

熊になってしまった人が、肉への欲求に一瞬、人間性を喪失してしまった。あるいは静流の語り『なんだかいつか本当に動物になってしまいそうな気がする』と言う台詞には、中路敦の『山月記』を呼び起こされたなぁ。

 

そんな何もかもが謎だらけの世界。その中の小さな吾野と言う村で生きる少女4人。彼女たちの、戸惑いながらも、明るく、毎日、元気に生きている姿。そこも見応えがあったし、各キャラクターを演じていらっしゃる声優さんの演技も楽しかったです。

『こんな世界』であっても、彼女たちは『いつも通りの日常』をいつも通りに、だけど必死になって生きている感じがあったのも切なかったなぁ。

安済知佳さんの演技は、もう第一声から『生きてる!』って躍動感が全力でぶつかって来て、やっぱり笑っちゃいました。大好きだ。

 

『終末トレインどこにいく?』のタイトル通り、走り出した電車の行先は、まったく見えないまま。そしてそれはこの物語に関しても同じことです。

7G事件では一体、何が起きたのか。外の世界はどうなっているのか。そして静留と葉香の過去には何があったのか。4人の少女たちの冒険はどんな展開を見せるのか。

EDもめちゃくちゃ意味深だし、いやぁ、これは本当に続きが楽しみな作品です!

・・・が、1話放送終了後、監督が呟かれていましたね。まだ4話ができていないとのこと。・・・だ、大丈夫なのでしょうか(汗)

 

・『神は遊戯に飢えている。』

・・・関東の方だとこのアニメが月曜アニメアワートップバッターを飾って、で、後に感想を書く予定の作品が締めに来ている。その間に『狼と香辛料』や『転生したら第七王子だったので』が放送されているらしいですね。

なので『クソアニメサンドイッチ』などと言う、実に辛辣な命名がされていたのにはさすがに笑ってしまいましたが・・・。

 

アップの時はそうでもないのですが、引きになると途端、不安定さが露呈する作画、特にキャラクターの顔の描写のそれとか。小説で、文字として読む分には、想像力が膨らんで面白いのだろうなぁ。なのにアニメになって絵が付いて、キャラクターが喋り出したら、こんなにももったりとした感じがするのは何故なのでしょうか。

テンポか。テンポの問題か。それともやっぱり、不安定さが拭えない作画のせいか。見るたびにこちらの気持ちまで不安にさせるような不安定さだったぞ。それとも動きに乏しいゲーム描写のせいか。いまいちゲームの魅力、その奥深さ、緊迫感が伝わってこなかったせいか。伝わってきていなかったのは何故なのか。私の理解不足か。

そうだろうな。きっとそうだ。

 

EDの絵がなかったのは演出なのか、それともまだ絵ができていないのか。前者ならいいんですが、後者なら1話にして早くも万策尽きかけている感がして不安になるよ。

とにもかくにもここからの盛り上がり、巻き返しを期待したいところです。

 

・『狼と香辛料

・・・アニメ第1期から実に16年の時を経て、完全新作アニメとして復活です。凄いなぁ。メインキャストも福山潤さん、小清水亜美さんなどが続投です。これも凄いし素晴らしい。

公式サイトのキャストコメントで福山さんは16年ぶりの新作アニメと言うことに驚かれていらっしゃいました。そして小清水さんは当時だからできなかったこと、逆に当時だからできたこと、その塩梅を模索しながら新たなホロを生み出されたら、とコメントされていました。

私は初代のアニメを見ていないので比較しようもないのですが、それでも『16年』と言う月日の重みを思いながら、おふたりの演技。役を通じての演技のやり取りには、なんだか胸が熱くなるような思いがしました。

16年を経て、新作アニメとして、1から、またキャラクターを演じられる。役者冥利に尽きることだろうなぁ。

 

制作はパッショーネ。冬アニメだと『異修羅』を制作していた会社ですね。『異種族レビュアーズ』以降、個人的には名前を聞くことが多くなった、そしてその作画の安定さが魅力的な会社と言うイメージがあります。

てなことで本作品もまた、めちゃくちゃ作画が綺麗だった。やさしく抑えた色彩が作品の世界観にぴったりで、ちゃんと絵を通して、この作品の世界。そこに流れている風であったり、そこに満ちている温度であったり。そう言うのが感じられたのが素晴らしい。あと『異修羅』の時にも印象的だったのですが、明と暗、光と陰、そのコントラストの使い方も、やはり本作品ではとてもうまいなぁ、と感じました。

美しいだけじゃない。美しいうえで、キャラクターの感情。それがちゃんと表現されている作画。キャラクターが生き生きとしているのが、作画を通して感じられる。声優さんの演技としっかり手を組んでいるのも・・・いや、ってか、本来アニメはそうでなくてはならないと思うのですが(汗)

 

ロレンスとホロのやり取りもひたすら楽しかったし、見ていて胸がきゅんきゅんする感じがしました。あれ、これもしかして、最終的にこの2人、くっついたりする?

この2人の旅路、その中で縮まっていくのであろう2人の関係性。それをゆったりとした気分で見守っていきたいし、経済、商業の歴史を描いた作品としても評価が高い本作の、その魅力も味わいたい。そんな気持ちもあるのですが・・・さて、どうしようか。

 

・『刀剣乱舞 廻-虚伝 燃ゆる本能寺-』

・・・開始3分56秒くらいです。加州清光が喋っている時に襲いかかってきた敵。その敵を撃破した蛍丸の姿。後ろ姿で描かれていたそれが最高でした。後ろ姿だから、その、蛍丸の半ズボンから伸びた足だったり、お尻だったりがアップで描かれていて、本当に最高でした変態でごめんなさい(土下座)

私、蛍丸には本当にお世話になった審神者なのです。ただ蛍丸って、アニメとかでは描かれている機会が、それほど多くはないように思うのですよ。いや、もっと描かれていない刀剣男士もいることを思えば、蛍丸はまだ描かれている方なんですけれど。

でも、私としてはもっと描かれて欲しいのです。あの半ズボンから伸びた生足。ソックスガーターのえっちさ。マスカット色の瞳。小柄な天使みたいな見た目してるのに、大太刀使いで攻撃力特化と言うそのギャップ。井口祐一さんの、あのふわふわボイスのハマり具合を、もっと多くの人に知って欲しいのです。

『魔法少年マジカル☆蛍丸』みたいなアニメ、制作して下さい!

 

いかん。完全に作品の感想ではなく蛍丸への熱い思いを語る内容になってしまっているではないか。

蛍丸は良いぞ~(もうわかった)

 

てなことで、えー。我が本丸の刀剣男士くんたち。元気にしていますか?

かれこれもう、1か月半はログインすらしていない有様なのでアレなのですが。最近、公開された予定表を見たら『新刀剣男士』の文字が2回も登場していたので、その頃にったらまた、本丸に帰るかと思います。

 

アニメ。アニメの感想。アニメの感想。えーっと・・・白衣に半ズボン、清楚な色気満々の山下誠一郎さんボイスの薬研藤四郎も最高でした。

薬研もソックスガーター、装着すればいいのに(妄想)

ただ、うーん。PV見た時から気になっていたけど、やっぱりちょっと作画のクセ?みたいなものが気になったのがひとつ。

あと色使い。ここもめちゃくちゃ気になったのは私だけでしょうか。『明るい色っ!』と『暗い色』のコントラストがあまりにもはっきりしすぎていて、それらが共存しているシーン、逆に『明るい色っ!』だけのシーンでは、目がちかちかしたと言うか。

意図的なのかしら?それともやはり、私のテレビだけでしょうか?

きっとそうでしょうね。

 

お話は間違いなく面白そうだし、やっぱり薬研をはじめとした、織田信長にゆかりのある刀剣男士たち。そしてまんばちゃんの成長なども気になるのは気になる。

何とか。余裕が見出せれば継続視聴したいところです。

 

・『出来損ないと呼ばれた元英雄は、実家から追い出されたので好き勝手に生きることにした』

・・・『クソアニメサンドイッチ』と言う辛辣な名称の一端を担っているらしい作品です。『俺は人生の貴重な時間を、このアニメを視聴することに費やすのを決心したぞ!』と言う決意表明の呟きも、私は見かけました(笑)

 

個人的には『神は遊戯に飢えている。』よりはずっと面白かったです。バトルシーン、めっちゃ動いているようで、その動きが実にダイナミックではなく大雑把だったところ。敵がちっとも強そうに見えなかったところ。なんだ、ドラゴンの、あのおばちゃん感(笑)。やはり敵さんの動きも『どーん』『えーい』って感じの平坦でもっさい動きだったところ。主人公の剣も見るからにぺらっぺっぽかったところ。声優さんの熱演がなければ『ねぇ!その顔は一体、どんな気持ちから来てる表情なの!?』と問いたくなるようなキャラクターの顔。すなわち作画が不安定だったところ。

そう言うの、一切合切全部含めて、実に懐かしい感じすらしたくらい。いちいちツッコミながら視聴できたと言う点においては、めちゃくちゃ面白かったです。

どうかこの道を爆走してくれ。そう願ったくらいです。

 

『クソアニメ』と言う言葉が時代の流れと共に、そこにはポジティブな意味合いも含まれるようになってきた。それはわかっているつもりでも、やっぱり『クソ』と言う辛辣な、侮蔑の意味合いが極めて強い言葉が含まれている言葉なので、私としては、やっぱりそこにポジティブな意味を見出すのは難しい、故にあんまり好きじゃない言葉ではあるのですが。

そう前置き、言い訳したうえで、それでも言うならばこの作品。間違いなく『クソアニメ』だと思います。

愛すべき『クソアニメ』、愛される『クソアニメ』、古き良き香しさ漂う『クソアニメ』。ニコ生で、皆で、コメント投稿しながら視聴したら、絶対に楽しい『クソアニメ』です。

 

はい。てなことで今回の感想はここまでにしておきましょう。

 

小説家になろう』発のアニメ作品、今期も6作品あるんですね。

『転生したら第七王子だったので』と『出来損ないと呼ばれた元英雄』の2作品でクオリティの差を見せつけられた身として、残りの4作品がどうなっているのか。そこも今後、楽しみにしたいところであります。

 

ではでは。今回の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございました。

休み~書店で購入した本をご紹介。連休2日目。

連休も今日で終わりだよ~。

明日から5勤だよ~。

ってか盗み見た予定表通りなら、5勤初日の明日、なかなかのクソ作業割り当てだったように記憶しているよ~。

あらららら~。

 

昨日、宣言していた通り書店に行きました。

 

何か勉強がしたい。

あと旅行したい。

 

そんな欲求に駆られているここ数日。

 

例によって例のごとく、とある占いを見たら『とりあえず行動を起こしなさい。とりあえず始めなさい』と書いてあったのを機に『行動・・・始める・・・せや、書店に行って、それらしい本を買おう!』と思った末の行動です。

 

いいですね。実に私らしい、短絡的すぎる行動です。

 

てなことで書店に行って4冊、計4873円、書物を購入してまいりました。

 

大して書くこともないので、今日はそれをご紹介したいと思います。

 

・『消滅世界』・・・これは勉強だの旅行だのとは関係ない、村田沙耶香さんの小説です。今、読んでいる本がもう少しで読み終わりそうなので。

『ミステリーで何か面白そうな作品はないか』とも思ったのですが、事前の情報収集も足りなかったので、いまいちピンとくる作品を見つけられず。

ぶらぶら、文庫本コーナーを回った際に目についたのがこの作品でした。

性行為が異常とされている世界を舞台にした作品です。感想はまた、読書感想文の記事で書きますが、これはこれでミステリーなような気がしないこともないような気が。

 

・『心が強くなる 奇跡の絶景と運命を変えることば』

・・・ここからが本番です。『心が強くなる』だの『運命を変える』だの、どうにも胡散臭い感は拭えず、そこだけは気に食わないのですが(言い方よ)。

『旅行行きたい』そんな欲が強すぎたせいか、夢の中で、世界各地の絶景。それを収めた写真集を読んでいる自分の姿を見ました。なので『よし!ならばそんな本を買おう』と心に決めていたので、こちらの本を購入しました。

 

世界各地の絶景、そこに偉人と呼ばれている人たちの名言が記載されている写真集です。

『運命が変わる』かどうかは知りませんが(でしょうね)、書店で見つけてページを中身をチラ見してみたら、何とも言えないエネルギーみたいなものは感じました。

『色彩に・・・色彩に溢れているよ!』と思わず声が出てしまったくらいです。

いつも通りの、見慣れた光景しか目にしない生活(これはこれで非常にありがたいものなのですが)を送り続けている私にとっては、それ以外の光景を目にできる、いい刺激になりそうな写真集です。

旅行、したい。世界一周に行きたい。

 

・『6段階 マルチレベル・リスニング』

・・・『勉強がしたい』欲を満たすために購入した本、その1です。個人のレベルに合わせたリスニングCDが付いている、英語勉強の本です。

英語、喋れたらかっこいいじゃないですか(単純)

いや、違うんだ。正直なところを言うと、以前、少しだけ、たまたま耳にした英語のリスニングを聞くことができた、そこに気をよくして英語の勉強を始めたのです。

だけど当たり前ですが、自分のレベルがどれくらいかもわからないまま、いきなり、高い壁を乗り越えようとあがいてもできるわけがない。

おのれオーストラリア英語、イギリス英語の訛りめ!(笑)

結果として心が折れて止めたのですが。

 

ただやっぱり、なんか英語に対する憧れと言うか。『せめて簡単なやり取りでもいいから、できるようになれば』と言う憧れが自分の中にありまして。はい。

たまーにお店にも、英語を母国語とされる方が来られるのですが。せめてそうした方を相手に、簡単なやり取りができればいいなぁ、と。

 

そんな思いが捨てきれないので、結果として懲りずにこのような本を買ってしまいました。英検準2級は合格しているので、そのレベルから、ぼちぼち頑張ってみようかな、と思います。急ぐわけでなし。今度こそ、続けよう、自分。

 

・『基本としくみがよくわかる 東洋医学の教科書』

・・・『私は一体、どこを目指しているんだ・・・』そう、自分でもツッコミを入れざるを得ない、ほぼ専門書に近いような本を、勢いだけで購入してしまいました。

 

東洋医学。実に簡単に言えば漢方です。漢方だったり、鍼灸だったり薬膳だったりです。まぁ、その中で私が最も知りたい、勉強したいのは漢方なのですが。

漢方も以前から地味に興味がありました。で、自分のここ最近の不調を少しでも軽減してくれそうな手段として漢方に頼ってみたのですが。

まぁ、結果として『漢方、奥深い・・・!そして面白い!』となりまして。

改めて『漢方、勉強してみたいぞ』と思った結果、この本にたどり着きました。

 

漢方もいろんな資格があるようです。ただまぁ、その実情は玉石混合のようでもあるので『どの資格が良いんだろうかなぁ』と言うところから悩んでいるのですが。

その手前として、まずは自分の単純な知的好奇心を満たしていく感じで、こちらの本を読んでいこうかなぁ、と思っています。

 

以上、書店で勢いだけで購入した4冊のご紹介でした。

 

英語と漢方。

私は一体、何を、どこを目指しているのでしょうか。

謎。

 

とりあえず旅行がしたい。

 

20代の頃『世界一周旅行に行きたい』と、それはそれは毎日のように夢想していた日々に近いレベルで、夢想している今日この頃です。

ただ当然ですが、現実、そのお金も、そして時間的余裕もありません。

 

人生はいつだって世知辛いぜ!

 

ただ諸々のことを考えると『若い頃、真面目に働いておかなかったからだよ!』と言う至極まっとうなツッコミを自分にすると言う、なんとも苦々しい事態に陥ってしまっているのが、またこれ世知辛い。

おっふ。

 

はい。そんなこんなでそんなこんなです。こんにちわ。

冒頭にも書きましたが、今日で連休終わりです。

そして明日からは5勤です。恐怖の5勤です。

去年末の5勤のような『年末年始ブースト』が存在しない、何でもない日々の5勤です。

 

どうしよう(汗)

 

怖い。今から既にもう怖い。

 

困った時のDLsiteもクレカが使えないし。

おのれえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!

 

ねこさん。

ねこさんと同伴出勤したい。

そしてお店で、ねこさんとだらだらしていたい。

それでお給料が欲しいです。

 

そんなこんなです。

ぼちぼち頑張る。ねこさん、可愛い(錯乱)。

 

今日は桜花賞ですね。

ウマ娘』の新シナリオ、UAFでの総合優勝に必要な条件。それをようやく、ようやく、昨日になってようやく理解した私です。

 

遅っ!(笑)

 

でもお陰で、理解した直後のゴルシちゃんの育成で、このシナリオ初のUEに到達しました。

今まで私は、何をやっていたんでしょうか(遠い目)

 

そんなこんなでそんなこんなです。

5勤中のブログのストックが埋まってない有様なので、今日中に何とかしようと思います。

 

ではでは。

皆さんの、そして私の今日が、今日は、今日も穏やかで良い一日でありますように。

そして。

皆さんの、そして私の明日が、明日は、明日も穏やかで良い一日でありますように。