てなことで昨日に引き続き、秋アニメで印象的な楽曲を語っていきます。
昨日がOP編、そして本日はED編です。
OP編でも前置きしましたが、一応は私が視聴している作品が主体です。でもしれっと、1話しか視聴していない作品の楽曲をとりあげている場合もあります。
今回はどうでしょうかね、ふふふふふ。
ではでは。OP編同様、どの楽曲も本当に素晴らしい。それは言うまでもないことなんだよ。ただ全部を語るわけにもいかないし、とりあえずは私が特に好きな楽曲についてのみ語らせておくれ、と前置きをしたうえで。
早速まいりましょう。ED編、トップバッターはこの楽曲です!
・MYTH&ROID『NOX LUX』
・・・『Re:ゼロから始める異世界生活』のEDです。いやぁ、相変わらずの面白さよ。絶望に次ぐ絶望よ。と言うかスバル陣営は勿論なのですが、新たな登場したキャラクターを含め、スバルたちと敵対する大罪司教のキャラクター演じられている声優さんたちの演技が、もうキレッキレすぎて。良い意味でほんと笑うしかないのです。
いつか大罪司教サイドの声優さん、皆さん集めて、座談会とか開催して欲しい・・・。
3rdシーズン、前半は8話なので、もう少しで終わっちゃうのが仕方ないとは言え本当に残念。来年2月からの続き、今すぐ見せてよ!
EDのタイトルはラテン語で『夜と光』『闇と光』を意味するらしいです。成程。3rdシーズン、次々と襲い来る大罪司教。その凶行に闇に覆われそうになるプリステラの街。そこに住んでいる人たちの生活。そしてそれはスバルたちも同じことではあるんだけれど、一方でそのスバルたちこそが、全ての希望、光である。それになり得る、唯一と呼べる存在である。そんなことが表現されているのかな。
歌詞も改めて調べてみると成程。これまでの作品、スバルの歩み。幾度なく『死に戻り』を繰り返し、幾度なく失敗し、みっともない姿をさらけ出し。それでも諦めることなく、ここまでもがきあがいてきたその歩み。それによってスバルが得てきたもの。そうしたものが表現されていて、めちゃくちゃ胸熱です。
どんどん盛り上がっていく、サビの部分で『バーン!』と解放されたような感じもある緊張感のあるメロディも、MYTH&ROIDらしさがあって最高。
そしてこのEDもまた、絵が最高ですよね!しっかり、これまでの物語。そしてこの3rdシーズンでの物語。それを踏まえたうえで生み出された歌詞に沿った絵が描かれているのも最高に熱いのです。
倒れたスバルの背中を押し上げ支える、各キャラクターの腕、手。そしてスバルを引き上げるラインハルトと、立ち上がったスバルの手をしっかりと握って、頷くベアトリスの横顔。そこから、スバルの『これまで』があったからこそ、彼の力になってくれているキャラクターが映し出された時には、もう『あぁぁぁぁぁぁぁぁ!(感涙)』ですよ。これはほんと、1stからアニメを視聴し続けてきたファンにとってはたまらん。胸熱。
あと『共鳴する鼓動』とか『拡声するこの声と』とか。『闇に光を』『罪に罰を』と言う歌詞では、まさにその歌詞にどんぴしゃり!なキャラクターが映し出されているのも最高すぎる。
MYTH&ROIDはこれまでもいくつかの『リゼロ』の楽曲を手掛けてこられました。だからこその楽曲であり、そしてそれに合わせたアニメ制作陣の気合の入った絵。その魅力と魅力ががっちり噛み合った、最高にクールで熱いEDだと思うのです。
・『なに笑ろとんねん』吉乃
・・・『来世は他人がいい』のEDです。いろいろ書く前に。私、盛大な勘違いをしていましたね。以前、この曲を吉乃役の上田瞳さんが歌唱されている、と書いた記憶があり、つい最近までそうだと信じて疑っていませんでした。
違った。歌い手の吉乃さんによる歌唱です。この作品の主人公の名前も吉乃。偶然にもおんなじ。そして私には、少なくとも私には上田さんの歌声に聞こえた。そう言うこともあって、まともに調べもせずあのようなコメントを書いてしまいました。
申し訳ない!私の軽い頭ならいくらでも下げます。土下座。ぺこぺこぺこ。
ただYouTubeでのコメント見る限りだと『最初は上田さんの歌唱だと思った』とか『上田さんが歌っているように聞こえる』と言う内容のそれもあるので・・・勘違いしていたのは私だけではなかったと言うことで(震え声)。すいません。言い訳です。土下座。
同作品についてはOPもとりあげたので、どうしようか。そう迷いもしたのですが。やはり『印象的』と言う点で言えばこの楽曲のインパクトたるや、だったのでEDでもとりあげることに相成りました。
いや、もう、これはかっこよすぎる。好きにならざるを得ない。そして『吉乃』と言う名前つながり。更には、全く意識してらっしゃらないことはなかったと、勝手に推測するのですが。作中に登場する吉乃、CV上田さんの低く、太いお声。それを思わせる吉乃さんの低音ボイス、力強く、それでいて色気のある歌声。
そう言うのが混ざり合って、この作品の世界観。危険な世界で繰り広げられる、実に厄介な三角関係。それに振り回されながらも、決して自分を見失わず、男たちを翻弄している吉乃の存在感。その強さ。それらが濃厚に、実に濃厚に表現されている楽曲だと思うのです。
最初の『なに笑ろんねん』の『ろ』の部分がちゃんと巻き舌になってるの、100点。
で、歌詞も実に遊び心に満ちていて。言葉遊びもめちゃくちゃ面白い。『云う(ユー)はやすしミーはきよしやでホンマ』とかこれ、ある一定の年代の人しかわからんネタじゃないのか(笑)
ラストの『熱中しよ』『夢中しよ』からの最後の歌詞への繋ぎ方も、実にこの歌らしくて、聞いていてにやにやしちゃいました。
関西弁をうまく活かした言葉遊び。それで紡いだ歌詞によってもしっかり、吉乃の心情。その肝っ玉の据わり具合。吉乃、霧島、翔真たちの恋愛模様が表現されているのが、またこれ素敵なんですよねぇ~。
吉乃さんの歌声も素敵です。でもいつか吉乃を演じられている上田さんの歌唱でも聞いてみたいぞ!
・花たん『gradation』
・・・『やり直し令嬢は竜帝陛下を攻略中』のEDです。同作品、OPもとりあげようかどうか、迷ったくらいに好きです。と言うか眼鏡外道シスコンのぬるぬるした動き、中毒性が高すぎるでしょう(笑)。ある意味、目立ち具合で言えばジルちゃんとハディスの上を行ってるんじゃないか。良かったね!眼鏡外道シスコン!
ジェラルドって名前があるんだ。そう呼んでやれ。
てなことで個人的、秋アニメダークホース。思っていた以上に面白く視聴している作品です。いやぁ、こう言う誤算は本当に嬉しいなぁ~。
とにかく元々の世界線での、ありとあらゆる不幸。悲しみ。誰にとってのそれも決して繰り返させない。その思いで、自分の足で立って行動を起こしていくジルちゃんの姿が実に見ていて気持ちが良い。あとすんごい強いの、この子。その強さも、ただただ笑っちゃうくらいなのです。いいぞ。
それでいてジルちゃんも、そしてハディスも恋愛方面はとんとお子さまなので、その辺りでお互い不器用丸出しのなのも、見ていてひたすら可愛くてにやにやしちゃいます。
花たんさん。誠に失礼ながら知らなかったので調べてみたら、歌い手として活動もされている歌手でいらっしゃるとのこと。それ以上に38歳と、実年齢を公開されていることにめちゃくちゃ驚きました。でもそれと同時、なんだか嬉しかったです。
で、このED、その花たんさんの歌声が本当に可愛らしくて優しくて綺麗。サビの高音とかもめちゃくちゃ伸びやかで、一切、聞きにくいと感じる部分がない。本当に癒されるし、この作品のジルちゃんとハディスのきゅんきゅんするような関係性。本人たちはあんまり自覚ないんだろうけど、甘々なその関係性が、その歌声でも表現されているよなぁ、と感じられるのです。
そしてもうひとつ。このEDもやっぱり絵が良い!もうさ、めちゃくちゃ可愛くないですか!ハディスに抱かれているジルちゃんの表情も、そしてジルちゃんを抱いているハディスの表情も『幸せ!』を絵に描いたようなそれで、見ていてにやにやしちゃうし、尊さのあまり浄化されそうな気持ちすら感じるくらいです。
そして最後の方、大きくなった、元の世界線でのジルちゃんの表情も、大人びてはいる。いるんだれども、やっぱり嬉しそうなのが、またこれ・・・!なのに、ここでは、一方のハディスの表情が見えないのが憎いっ!かっはー!
始まりはどうであれ、物語を通じて、確かに互いに対しての思いを強めていく2人。その2人の思い出の時間を見させてもらっているような、そして2人の幸せをおすそわけしてもらっているような。そんな幸せ、きゅんきゅんな気持ちになれるEDです。
はい。以上3曲、お送りいたしましたが。
OP編同様、EDもやはり何曲か、少しずつではありますが語っていこうかと思います。
まずは『村井の恋』のED、ヤバイTシャツ屋さんが歌う『すこ。』です。
OPと一緒です。カオスです。混沌です。サビから登場するわんこの種類も愛らしい。
EDとして聞いている時は、このサビ以外、ほとんど意味がわかんない状態だったのですが、改めて歌詞を見ながら聞いてみたら成程。
すごく『村井の恋』な歌詞でした。凄いわ。
あと『村井の恋』のOP、EDの絵も、やっぱり混沌を煮詰めたような、その煮詰めたまんま全力疾走しているような感じが最高に大正解だと思います。
ちなみに43歳の私。『『すこ。』って若い子の間で流行ってるんだよね~』とか思っていたら『気持ち悪い』とか『古い』とサジェストで出てきて、少しショックでした(笑)
それから『株式会社マジルミエ』のEDも好き。ってかこの作品も、ほんと作画は少々、残念なのですが、しっかりお仕事アニメしているところがめちゃくちゃ好きです。
EDはsyudouさんの『ワークアウト』ですね。
聞いていると、毎週、泣きそうになる。そして改めてちゃんと歌詞を調べてみたら、ますます泣きそうになった。
すんごいストーレートな応援ソング。背中を『バンッ!』と気持ちいいくらいに叩いて、そして『ほらっ!』と強く押してくれるような、そんな応援ソングだと思います。
『私』と言う個人、1人、その思いや姿を歌いながら、それが報われない悲しさや苦しさがあることも歌いながら、だけどそれでも、そんな『私』を待ってくれている人がいる。信じてくれている人がいる、見てくれている人がいると歌っているのも、最高にこの作品に沿った、作品の内容を表現した歌詞ですよね。
マジルミエの皆が全力疾走している姿も最高です。このEDを見ただけでも、この会社の風通しの良さ、人間関係の温かさがひしひし伝わってくるよなぁ。
いいなぁ、私もこんな会社で働きたいよ!
あと『ネガポジアングラー』のED、96猫さんが歌う『承認欲求』もすごく好き。ってかもう、このタイトルからして、この作品にぴったり過ぎやしないか!?
そんなこんなで昨日と今日、2日間にわたってOPとED、個人的に印象的な楽曲に限ってではありますが語ってまいりましたが。
これもこの記事で毎回のように書いていますが。ほんとに、アニメを彩る楽曲の多彩さ、そしてその『楽曲で作品の世界観を、物語を、登場人物の心情を表現する』と言うことにおけるクオリティの高さには驚かされ、そして心を揺さぶられるばかりです。
今やアニメタイアップから次々とヒット曲が生まれているような時代ですが、それも当然のことだと思います。
いやぁ、ほんと。毎クール、どんな作品が放送されるのかと言うのも楽しみだけど、同時、どんな楽曲がアニメのOP、EDとして流れるのか、制作されるのか。それも本当に楽しみですよね。
ではでは。本日の記事はここまでです。
読んで下さりありがとうございました!