tsuzuketainekosanの日記

アニメや声優さん、ゲーム、漫画、小説、お仕事とのことなどなど。好きなことを、好き勝手に、好きなように書いていくだけのブログです!ブログ名の『ねこさん』は愛猫の名前だよ!かわいいよ、ねこさん!

『ハンドレッドノート』のアニメ、公開!~視聴した感想

諸事情あって視聴できてなかったBLボイコミ、昨日、まとめて視聴しました。

とりあえず叫ばずにはいられない。

天崎滉平いぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!

ああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!

呼び捨てになっちゃったけど、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!

 

本題です。

ハンドレッドノート』のお時間です。

ハンドレッドノート』って何?と言うそこの貴方様。

まずはこちらのホームページをご覧下さい。

hundrednote.com

端的に、かつ主観に塗れた視点でこちらのコンテンツを紹介すると。

講談社発のミステリーコンテンツ。

・名探偵と記録者(助手)の3人がハウスとなって事件の謎に挑む。

・若手男性声優さんがわんさか、登場される。

以上です!大体、ご理解いただけたかと思います(そんな無茶な)

 

5月1日に開始が発表されたこのコンテンツは、現状、2つのハウス、すなわち名探偵側のキャラクター6名のCVと、1つのチーム、こちらはハウスに対抗するような位置づけにある怪盗チームのキャラクター3名のCVが発表されています。

そしてCVが発表された、すなわちキャラクターに声がついたと言うことで、それぞれのハウスのアニメ動画とミニシナリオ動画。そして怪盗チームに関しても漫画動画とミニシナリオ動画も公開されています。

 

本日はその中から、アニメ動画と漫画動画、それらを視聴した感想を書いていきます。

結論から言うとこのコンテンツ。

若手男性声優さんがキャスティングされている。そしてまたキャラクターの設定や相関図から見ても、女性がメインターゲットであるのは推測に難くはないです。

が、それだけでこのコンテンツを避けてしまうのはあまりにも、あまりに勿体ない。

何故って、ミステリーとしてガチだからです。

名探偵率いるハウスが活躍するアニメは、彼らが事件に挑む様が描かれています。

そしてそのプロットを制作したのは、メフィスト賞受賞の作家さんなのです。

『ガチや・・・』と私は、思わず呟いてしまいました。

 

ガチです。このコンテンツ、ガチで『ミステリー』をやりにかかっています。

だからミステリー好きな方にも、是非とも触れて欲しい。

そんなコンテンツだと私は心底、思ったのです。はい。

 

ではでは早速、それぞれの動画の感想、参りましょう。

・『屍はよみがえる』

・・・こちらは名探偵・司波仁(CV古川慎さん)と2名の記録者、枯柳杖道(CV笠間淳さん)と物怪瑠衣(CV梅田修一朗さん)のハウス『ホークアイズ』の物語です。

電柱にぶつかっていた車内から、男性2人の死体が見つかった。運転席で亡くなっていたのはムロキ。彼は手にナイフを握り、後部座席に身を乗り出す体勢で事切れていた。そして後部座席で亡くなっていたのはケージ。彼の遺体、その喉元はナイフで裂かれていた。しかしケージの死因はナイフによるものではなく、窒息によるものだと言うことが明らかにされている。

そこで警察は『ケージの首を絞めて殺害したムロキは、その遺体遺棄のため、ケージの遺体を後部座席に乗せ車を走らせていた。しかしその途中、死んだと思っていたはずのケージが蘇生したために、ムロキは所持していたナイフでケージに襲い掛かった。しかしそのために運転操作を誤り、自らも死に瀕する。最後の最後、ケージの喉をナイフで切り裂き、再度、ケージの命を奪ったと同時に自らも事切れた』と言う結論を出す。

 

真相解明のため『ホークアイズ』の3人は、ムロキとケージの関係者から話を聞きだす。そうして『千里眼』とも呼ばれる観察の天才、名探偵・司波が導き出した結論とは・・・と言う内容です。こちらは前編で、その解決編となる後編は本日26日に公開予定となっています。

 

ね。このあらすじだけ見てみても、ガチのミステリーでしょ?こちらのプロットを制作されたのは、2017年に第53回メフィスト賞を受賞された征木政宗さん。ガチやん。

 

もっとも公開されたのは謎解きの手前の前編のみ。なので謎解きとなる後編で、どう転ぶか。そう言う不安も無きにしも非ずなのですが・・・まぁ、でもこの雰囲気から察するに、多分、解決編もガッチガチの本格ミステリーで行くんだと思う。

そう、私は信じたい。

 

ホークアイズ』の物語、その印象を語るとするならば、とにかく名探偵・司波仁の『名探偵』としての存在感。圧倒的に神がかり的な存在感が凄まじい。

なのでやっぱりここは『ど真ん中ストレート』な探偵像を描いていく。そんなハウスなのかなぁ、と言う予感を抱いております。

そしてまた『非合理なほど強い仲間を意識を持っており、仲間のためになら他人を犠牲にすることも厭わない』司波が、事件の真相を明かした時、やはり強い仲間意識で結ばれていると思われる事件の関係者たちに対して、どんな態度をとるのか。

 

犯人の、いわゆる『動機』と言われる部分。そこにどう対峙するのか。

そこにもまた探偵の個性が大いに現れ出ます。

そこに興味は示さない。が、それが自分の仲間を傷つけると理解した瞬間、名探偵である司波が、どんな冷酷さ、冷徹さを見せるのか。うーん、楽しみ!

 

声優さんの演技に関しては、古川さんは、もうそのミステリアスな色気あるお声が、神がかり的な名探偵である司波仁にぴったり。大人である杖道の笠間さんも、もうその包容力と知的さが滲み出ている、かつそこはかとない色気に満ちたお声がぴったり。瑠衣くん役の梅田さんは、ただただ可愛いねぇ~、とにこにこしちゃうけど、きっと瑠衣くんの『可愛い』だけではない一面、後編で描かれたりしてるんだろうなぁ。

あと・・・自信がないから黙ってますけど。これ、フジサキを演じていらっしゃるのって、もしかしてあの方ですか?

ってかどう考えても犯人、フジサキでしょ?違う?何の根拠もないけど。それを考えると、あの方がCV務めていらっしゃると言うのも納得できるし、後編で描かれるであろう、犯人側の動機。その部分の演技も、今から楽しみで仕方ないんですけど!

 

果たして本当に死者はよみがえり、生者を襲撃したのか。そして生者はその死者を再度、殺害し、不幸な事故で命を落としたのか。

ムロキとケージが所属していた『朧童ゾンビ』、その仲間意識に、司波は何を見出したのか。杖道の調査によって明らかにされたことは何だったのか。

物語の冒頭、事件の関係者であるイスルギが『この事件の一番の謎』だと語った、『司波は何を考えていたのか』と言う、その内容は果たして、明らかにされるのか。

うーん。後編、本当、どんな感じになるんだろ。わくわくが止まりませんぞ!

 

・『悪女は落下しない』

・・・で、2作目となるこちらは『スワロウテイル』のハウスが主人公。こちらは怠け癖のある可愛い毒舌系青年、恵美まどか(CV西山宏太朗さん)が名探偵。その恵美を神聖視し、彼の忠実な従者であろうとする神柴健三(CV大野智敬さん)と、恵美の怠け癖に振り回されながらも、その保護者を自認してしまっている人の良い韻踏誠一(CV安田隆矢さん)の2人を記録者とするハウスです。

 

学校の屋上から1人の少女が転落した。その謎を解くことになった『スワロウテイル』の面々は、早速、重傷を負った少女から話を聞くことに。

自分が何故、屋上から転落したのか。それを全く思い出せないと言う少女は、しかし『私の知っている私は、決して飛び降りたりはしないもの』と決然とした声音で言い放つ。それを聞いた恵美は、失くした彼女の記憶を取り戻す、ひいては事件の真相を明らかにすることを少女に誓う、と言うお話です。

 

プロット制作は第54回メフィスト賞を受賞された望月拓海さん。やっぱりガチ。ってかこれもはや、残り3つのハウスのお話、そのプロット制作にもメフィスト賞受賞の作家さんが来られても、何の不思議もないじゃんか!楽しみが過ぎる!

 

恵美の、名探偵としての能力は『記憶』です。視界を映像として完全に保存し、そして必要な時に必要なそれを思い出せる彼の能力によって、少女の転落は自らによるものではない、と言うことが明らかにされます。

ここの流れはめちゃくちゃ本格ミステリーで、私、ぞわぞわしちゃった。その通りだよね。その通りだよね!(興奮)

こちらも謎解きの手前となる前編が公開され、後編は27日に公開予定となっています。

 

探偵としての圧倒的な存在感は際立っていた。しかし探偵である前の、1人の人間としての、そのパーソナリティな部分。それが極めて見えにくい。そう感じた『ホークアイズ』の司波に対して、恵美と言う名探偵は、名探偵としての存在感は勿論のこと。その人間的な部分が1話にして、とても色濃く描かれていたように感じられたのが、とても印象的でした。

 

『記憶の天才』である恵美。その異能を『便利』と評した誠一に対して、健三は『忘れたくても忘れられない苦しさもある、と言う話です』と沈痛な声音で話す。

この部分も『ホークアイズ』のハウス、その物語には描かれていなかった、名探偵の人間的な部分。その弱点みたいなものが色濃く感じられて、興味深かったです。

多分『ホークアイズ』は、それが後編でがつん、と描かれているんだろうなぁ。

 

こうした事によって『ホークアイズ』『スワロウテイル』と言うハウスの違い。更にはそれぞれの名探偵の違い。色の違い。そうしたものが既に鮮やかになっているのも、私としてはめちゃくちゃ楽しかったし、だからこそ他のハウスの物語にもより一層の期待が高まったのでした。

 

声優さんの演技で言えば、恵美役の西山さんは、とにかく『可愛いのに駄々っ子。見た目天使なのに時折、毒舌。だけどやる気を出した時の、ひやり、とするくらいの静かな迫力』の演技が最高。そんな恵美にただただ甘い健三役の大野さんの『私は恵美になら殺されてもかまいませんよ』と言いだしそうな、深みのあるお声も最高だし、そんな2人に振り回されながらも、とにかく人の良さがダダ漏れな誠一を演じられている安田さんの、苦労性おかんそのまんまなお声と演技も最高。単純、この3人の漫才みたいな掛け合い、もっと見たいと思いました。

 

少女の記憶を取り戻すために、恵美は自らの記憶に挑む。そこから導き出された真相は、果たしてどのようなものなのか。ここも是非とも、個人的にはガッチガチの本格ミステリーを期待したいぞ!そして『ホークアイズ』の司波同様、恵美は犯人の『動機』に対して、どう対峙していくのか。どん表情を見せるのか。そこにも是非、注目したいです!

 

てなことでまずは名探偵+記録者2人のハウス、そのアニメの感想を書いてまいりましたが。

ホークアイズ』は司波と杖道がコンビみたいな感じ。そして『スワロウテイル』は恵美と健三がペアみたいな感じで、瑠衣と誠一は共にハウスの中では『こちら側』、すなわち視聴者である側に近い、視聴者が共感しやすいようなキャラクター、位置づけとして描かれているのかなぁ、と言う印象を受けました。

キャラクター的にも、瑠衣と誠一は極めて明るいし、とっつきにくさみたいなものがない。

視聴者の代弁者的なキャラクターとして、実に巧みな造詣がされているなぁ、とも思ったり。

 

・・・ふむ。そうなると、残り3つのハウスに関しては、どうなるんだろ?

『アグリーダック』と『クラウンクレイン』は、割とそう言うキャラクターの位置づけが当てはまりそうな気はするんだけれど。

病んでる双子に依存しまくり敏感泣き虫名探偵の『ナイトアウル』はちょっと、そのキャラクターの位置づけには当てはまらない気がするぞ。

 

ってか早く!

残りのハウスのキャラクターのCV、教えて!

教えて!(クソデカボイス)

 

そしてラストは怪盗とその片棒を担ぐ2人からなるチーム『スネイクピット』のお話。

『スネイクピット』はハウスに対抗するチームで『盗みの天才』でお世辞にも性格が良いとは言えない目立ちたがり屋の御蛇元雷夏(CV田邊幸輔さん)、名探偵たちの厄介オタクで、彼らに近づきたいが故に雷夏の怪盗に手を貸している苦瀬結人(CV永塚拓馬さん)、雷夏とは腐れ縁で、社会に対して強い反発心を抱いている優等生、鎧衣塚恵吾(CV坂泰斗さん)の3名で構成されています。

 

こちらはアニメではなく漫画動画となっています。

 

・『NGワードを言ったら○される…恐怖のデスゲームに参加した結果…』

・・・お話としてはタイトル通りのお話です。

それぞれにNGワードが設定されており、そのワードを口にした人間は死んでしまう。生き残った1人には1億円が贈られる、と言うデスゲームに参加することになった『スネイクピット』の3人。

しかし開始早々、雷夏が余裕ぶっこいてNGワードを口にした挙句、矢を受けて死亡してしまいます。残された結人と恵吾に対し、他のゲーム参加者は生き残るための協力プレイを呼びかけます。しかし協力プレイはルール違反。ルール違反もまた死につながるため、結人はそれを強く拒否するのですが、と言うお話です。

 

ハウスのアニメとは明らかにテイストの違うお話です。一見するとコメディっぽいんです。雷夏、早々に死んじゃうし(笑)

ところがどっこい、ラストのラストに意外な展開が待ち受けており『成程。そりゃそうだよねぇ~』と私はにんまりしてしまいました。

そしてこのお話を見ただけでも『スネイクピット』と言うチームの立ち位置。『ネスト』と言う、ハウスが所属している組織に対抗するチームであると言う、その立ち位置が実にわかりやすく伝わってきたのも良い。

更には彼らがどんな理由で動くのか。どんな人たちに、その力を貸すのか。そう言った部分もしっかりと見えてきて、まさに彼らの自己紹介にぴったりなお話でした。

ミステリー的にも、よくある仕掛けではあるけれど、だからこそしっかりと作品を見ていれば気づくことができる。そんな仕掛けも施されていたのも、好感度高し!

 

これはあれだな。

多分、法律的観点から見れば『悪いこと』をしている『スネイクピット』の方が、しかし実は法律的には『正しいこと』をしているそれぞれの『ハウス』よりも、実はずっと善人である、良い人である、共感できる人たちである、と言うパターンだろうな。

間違いない(根拠なき自信)

いいぞ、いいぞ。こう言うの、大好物だ。

 

声優さんの演技で言うと、雷夏役の田邊さん(ちなみに田邊さんは、元警察官!元警察官の方が、声優で怪盗を演じるって素敵ですよね(笑))は、雷夏の軽薄なところとか性格悪い感じとか。でも情にあつい部分を感じさせる、その演じ分けが聞いててとても楽しかったです。厄介オタクの結人を演じられていた永塚さんは、早く『ネスト』の名探偵たちを早口で語る結人を見てみたい!デスゲームに恐怖する、その演技の演技(うっかりネタバレ)が実に良い!恵吾役の坂さんは、とにかく声が良い。最近、本当に坂さんのお声を聞くことが多いんだけど、とにかく声が良い。まっすぐで深みのある低音が、ちょっと社会的道徳心が低い雷夏と結人のストッパー的な立ち位置である恵吾にぴったり!

 

『スネイクピット』がそれぞれのハウスにどう絡んでいくのか。

早くその物語も見たいところです。

 

ちなみにミニシナリオ動画の感想もちょろっと。

こちらは5分程度の動画ですが、キャラクターの関係性やそれぞれの個性がしっかりと描かれています。あと探偵の異能、それがより極端な形で描かれていると言う印象。

スネイクピットのミニシナリオ動画は、とにかく雷夏が可愛い。愛い。なんだこのかまってちゃん!

 

アニメの方はがっつりミステリーな分、尺が、それこそテレビアニメ1本分くらいの時間あるのです。

なので忙しい方でも、このミニシナリオ動画ならさくっと見られる!そして『ハンドレッドノート』の、それぞれのハウス、チームの魅力も味わえる!

 

だから皆さん、見て!

 

そんなこんなで本日は『ハンドレッドノート』のアニメと漫画動画を視聴した感想をお送りいたしました。

うーん、これはほんと。

若手男性声優さん好き、かつミステリー好きな私にとってはたまらないコンテンツが誕生してくれたなぁ。嬉しい嬉しい。

残る3つのハウスのアニメでは、どんなミステリーが繰り広げられるのか。そしてそのプロットを制作されるのは、どの作家さんなのか。メフィスト賞受賞作家さんで行くのか。それとも・・・と考えると、ミステリーに強い講談社のこと。

『もしかして、あの方が出てこられたりする?』とか『あー、あの方には是非とも参加していただきたいなぁ』と期待が膨らむのも、私としてはただただ楽しいです。

ぐふふ。

 

そして頼むから講談社さんよ。

小説を出してくれ。

頼むから、小説展開もしておくれ。

 

てなことで個人的には大注目の『ハンドレッドノート』

今後も新規情報などが発表されたタイミングで記事にしたいと思っておりますので、よろしければ皆さんもぜひぜひ、注目されて下さいね!

 

ではでは。本日の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございました!