tsuzuketainekosanの日記

アニメや声優さん、ゲーム、漫画、小説、お仕事とのことなどなど。好きなことを、好き勝手に、好きなように書いていくだけのブログです!ブログ名の『ねこさん』は愛猫の名前だよ!かわいいよ、ねこさん!

夏アニメ、声優さん語り~その2

8日にお送りした記事の続編です。

語りたい欲が高まりすぎたあまり、語りすぎてしまった前回。しかし語った割にはいつものように内容がないと言うのは何ともやるせないのですが。おっふ。

とにもかくにも急遽『その1』となった、その続きですね。

 

毎クール恒例の記事。そのクールに放送されているアニメ作品で、私が視聴している作品に限ってですが、語りたい声優さんについて語っています。

毎回、書いています。そして前回も書きました。

全ての声優さんの演技が素晴らしいのは、言うまでもないことです。はい。

 

てなことで。その2は、いつもの感じで。良い意味でさくさくと参りましょうかね。

それでは、どうぞ!

 

沢城みゆきさんと佐藤利奈さん

・・・『よふかしのうた』にて、沢城さんは鶯餡子を。そして佐藤さんは星見キクを演じられています。

この2人のキャラクターって、この作品がシーズン2であること。シーズン1の時とは、明らかに雰囲気が異なっていること。コウくんやナズナちゃんが向き合うもの。向き合わなければならないものが変わってきていること。それを象徴しているかのような存在だと思うのですが。

 

とにもかくにも、まぁ、この沢城さんと佐藤さんの演技が凄いんだわ。もう、言葉選ばずに言えば、えげつなさすら感じるくらいなんだわ。『若手声優たちよ。君たちが越えなければならないのは、こんなえげつない演技をする役者さんなんだよ』と。

我ながら『一体、誰目線なんだ?』と言う思いもあるのですが。それくらいの思いを抱かせる、そんなお芝居なのです。

沢城さんの演技は、高校時代。ナズナに出会う前。そして出会ってからの変化。そこからの、端的に言っちゃうと吸血鬼に対しての恨み。それに落ちていってしまい、更には何か大切なことすら諦めてしまったような。捨ててしまったような。そんな悲しい身軽さを感じさせるような飄々とした演技が、もう凄すぎる。

佐藤さんの演技は、とにかくあの優しい声がずるい。星見キクの、目的を達するためなら手段を択ばない。そしてまた自分の邪魔をする者、自分の意に介さない者は徹底的に許さない。あの優しいお声があるからこその、そうした感情が発露した時のお声の迫力、冷たさが、とにかく怖い。『底なし』と言う言葉を感じさせるほどで、怖い。

 

ただこのおふたりの負けじと。コウくん役の佐藤元さんは、コウくんの愚直さ、純粋さを、そのまんまのお芝居で表現されているし。ナズナちゃん役の雨宮天さんも、どこまでも奔放さと大胆さ、そして純粋さを感じさせる演技をされているのが、最高に熱いな、とも思うのです。

 

杉田智和さんと日笠陽子さん

・・・『またその世代の声優さん出してきた』って思われそうですが。いや、ほんとにね。何と言うか、杉田さんにしろ日笠さんにしろ。あるいは沢城さんにしろ、佐藤さんにしろ。それ以外の方々にしろ。長きにわたり第一線で、バリッバリに活躍されている方と言うのは、やはりそれにふさわしいだけの理由があるからなんだよな、と。

改めて思わされたような気がしたので、このおふたりも挙げさせて頂きました。

杉田さんは、やはり『よふかしのうた』でのラヴ役で。そして日笠さんは『薫る花は凛と咲く』の紬杏子、主人公、凛太郎のお母さん役ですね。

本作以外にも数多くの作品に出演されているおふたりですが、この記事では、この役での話になります。

 

なんだろう。すんごい上から目線と言うか。『おまえは一体、誰目線なんだ』とツッコまれそうなんですけど。これ、さっきも書いたね。書きましたね。

おふたりの各役でのお芝居を見てると、ほんとに『自分に求められているもの』『自分に期待されているもの』であるところのお芝居。それをものすごくおふたりが理解されていて、見事にそれにお芝居で応えていらしゃると言うのを、ひしひしと感じて。

そしてまた、そうして求められるもの、期待に応えながらも、確かに声優、役者としてのご自身の個性。それも存分に発揮されている。それもまた改めて強く感じられて、なんかほんとに『あぁ、このおふたりがあらゆる作品に引っ張りだこなの、わかるわ。わかりみしかないわ』と思ったのであります。

 

ラヴ役が杉田さんなんて、もうずるいでしょ(笑)。あの役をあそこまで完璧に、かつみんなが望んだように演じられる声優さんなんて、杉田さんしかいらっしゃらないでしょうよ。

そして徹底的な愛情と信頼。それを息子に向けているからこその厳しさと優しさ。それを、あそこまで説得力を持って訴えられる日笠さんが杏子さん役と言うのも、やっぱりもう、納得しかないのよね。9話でしたっけ?凛太郎が友達を家に連れてきた回のお話とか。ほんともう、日笠さんの演技に何度、涙ぶわっ、とさせられたことか。

凄いね(語彙力)

 

あとそれで言えば、そうです。

『雨と君と』で犬。たぬきじゃないよ、犬だよ。犬の『君』を演じられている麦穂あんなさんの演技も、まさにこの通りだよなぁ、と思うんです。

職人技なんですよね。ほんとに。その、求められるもの、期待されているものに応える演技が。そしてそれで、ご自身の個性を見せて下さる、その演技が。ほんとに。

 

若手声優さん!新人声優さん!

君たちが越えなければならない山はでっかいぞ!(2回目)

 

水中雅章さん

・・・『ニャイト・オブ・ザ・リビングデッド』にて、主人公のクナギを演じられています。

ありがとう・・・!『村井の恋』に水中さんが出演されていた際に『水中さんのめちゃくちゃ男くさい、良すぎるくらいに良すぎる低音ボイスは、絶対にコメディと相性が良い!』と再確認させられた私にとって。そしてまた『もっと・・・もっとCV水中さんのコメディ演技が見たいぞ!』と願った私にとって。

『ニャイト・オブ・ザ・リビングデッド』での水中さんの演技。水中さん演じるクナギは、もう、その願いが成就したひとつの結晶のような存在でしかないのであります。

ありがとう・・・本当にありがとう・・・。

 

コメディと言うか。コメディではないんだよな。勢いで書いちゃった。てへへ。

『村井の恋』でも、そして本作でも。CV水中さんのキャラは、ただただ真剣に、事に向き合っているだけなんですよ。馬鹿正直なまでに、事態に、感情に向き合っているだけなんですよ。

ただとにかく、いかんせん、声が良い。圧が強い。でっかい声の威力が半端ない。そしてひたすら男くさい。批判上等、私は創作物においてはそうしたもは魅力のひとつだとも思っているので。とにもかくにも古き良き『自分、不器用ですから』と言わんばかりの、テンプレな男らしさ。それをひし、と感じさせてくれるお声なんですよ。

だからこそ生まれるギャップと言いますか。その声でうろたえる、その声で戸惑う、その声で悲しがることで生まれるギャップが、ひたすらに愛おしいし面白いんですよね。

しかも声がでかいから(笑)。だからもはや『君にとってその出来事は、もはや世界の終わりに匹敵するように出来事なのか』とツッコみすら入れたくなると言う。

 

クナギに関しては、特に愛すべき猫ちゃん。しかし本作の世界ではその猫ちゃんに触れると、自分も猫ちゃんになってしまう。だから泣く泣く、猫ちゃんを遠ざけるような行動もとらざるを得ない。

たとえば猫ちゃんが苦手だと言われている水を撒いたり。

その時のクナギの猫ちゃんへの謝罪っぷりが、もう(笑)。ほんとに思い出す度に笑いがこみあげてくると言うか。ガチなのよ。当たり前だけど。クナギは猫ちゃん、大好きだから。もう心の底から、謝罪しているのよ。そしてそんな酷い行為をしている己を責めているのよ。

それがあのいい声で、そして暑苦しいまでの熱量のある演技で、そして大声量でされたら、もう、ほんとに。

ダメだ。思い出し笑いが止まらない。

ありがとう。本当にありがとう。

 

・根本京里さん

・・・『瑠璃の宝石』で主人公、谷川瑠璃を演じられています。何だろう。声が可愛いのは言うまでもないんだけど。単に可愛いだけじゃなくて、ちょっとくぐもった、と言うか。表現が難しいのですが。ちょっと深みを感じさせるようなお声だと感じます。少し鼻にかかった感じがあるのかな?だから可愛いんだけど甘すぎないと言うか。

あとキンキンした響きがないので、耳にも優しく、しかし元気に響く、そんなお声だなぁ、と。

『くノ一ツバキの胸の内』でのサザンカちゃんも可愛かったなぁ。

 

瑠璃ちゃんは可愛いんです。可愛いし元気いっぱいだし。でも、何と言うか、自分の願望を叶えるためには結構いけいけどんどん行っちゃうみたいなところもあって。奔放と言うか。もう少し、言っちゃっていいならわがままと言うか。

で、やっぱり個人的には、こう言うキャラクターも難しいと思うのです。いや、どの役も、そりゃ演じるのは難しいとは思うんですけど。

何と言うか、こー、『普通に見ればあんまり良いところではないよね』と思われるような性格、個性。そうした部分を『良くないぞ』と思わせつつも、でも『そう言うところも魅力的なんだよなぁ』と思わせる。『ダメなところだぞ』と思わせつつも、そこをいかにチャーミングに見せるか。

そうしたことが求められていると思うので、だから難しいと思うんです。勝手に思っているんです。

 

だから、それで言うと根本さんの演技は完璧だよな、と。なんかその、わがままで、自分の欲求を叶えるためならどんどん行っちゃうところも、確かに苦笑は浮かんでくる。でもやっぱり可愛い。許せちゃうと言うか。

勿論それには、そこをしっかりいさめてくれる凪さんの存在。その凪さんを演じられている瀬戸麻沙美さんの演技があるからこそでもあるんですけど。

でも、その瀬戸さんの演技を引き出しているのもまた、やっぱり根本さんの演技があるからこそとも言えるのは確かで。

そう思うと、根本さんの瑠璃ちゃん、ほんとに『瑠璃ちゃん!』って感じが、躍動感、エモーショナルさを伴って伝わってきて、良いなぁ、と毎週、にこにこなのです。

 

はい。そんなこんなでつらつら語ってまいりました。

もう何だ。

全ての声優さんの演技が素晴らしい!

この記事、書くたび、本当にそんな思いに駆られます!

ありがとうございます!

 

ではでは。本日の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございました。