『貴明』って呼んでる・・・ナチュラルに呼んでる・・・。
泣く。助けて。ってかこの佐々木の横顔が、もう、12話通しての彼の人間的成長を表していてそれを間近で見続けてきた私としてはもう切ないやら嬉しいやらで(強制終了)
原作があるアニメも、よく考えたら『原作』と言うオリジナル作品をアニメ化しているわけで、そう言う意味ではオリジナルアニメと言えるのかもしれない。
とか何とか思うのですが、ここではそう言うややこしいこと抜きにして、単純『続きが気になるよ~!原作!小説?漫画?・・・ないのかよおぉぉぉぉぉぉぉぉ!』と言うオリジナルアニメについて語っていこうかと思います。
冬アニメ関連の記事を書く中で『オリジナルアニメ、少なくない?』と思い、はたと『じゃあ、2024年はどんなオリジナルアニメがあっただろう』と思ったのが、この記事を書くに至ったきっかけです。
触れている作品は一部のみですが、よろしければ一緒に盛り上がって下さい。
ではでは、早速。
まずは年明け2024年冬アニメのオリジナルアニメを見ていきましょう。
やはり冬アニメで言えば『勇気爆発バーンブレイバーン』が挙げられるかと思います。
初回放送は1月11日ですか。年明けて少ししてからの放送だったんですね。
でしょうね。あの濃さは、年明け少ししてからじゃないとダメなような気もします(笑)
大張正巳監督が世に送り出したのは、キャラクターの熱い絆が時を超えてぶつかり合う、オリジナルロボットアニメ。ビジュアル第1弾の段階では『辛気臭そうなミリタリーロボアニメっぽい』と言う意見と共に『いや、これは何か、何かありそうだぞ』と言う意見も見られたのですが。
蓋を開けてみたら、1話、後半18分くらいでしったけ?そこからの怒涛の展開たるや。
今、思い出しても笑っちゃうくらいです。
凄かった。濃かった(笑)
以降、毎話、毎話、SNSを中心に大盛り上がり。個人的にも久しぶりにこう言う感じの盛り上がり方をしたアニメを誕生を見たような思いです。
2024年冬アニメは勿論のこと、今年放送されたアニメ作品。更にはオリジナルロボットアニメ作品の中でも、燦然と光り輝く作品だと言えるのではないでしょうか。
イサミイィィィィィィ!
この作品が世に誕生した結果、主演を務められた2人の若手声優さんが『アニサマ』の大舞台で上半身、裸になってキャラソンを熱唱すると言う前代未聞にして未来永劫、語り継がれるであろうパフォーマンスをされたのも熱い。
ご本人たちにとってもそりゃもう、鮮烈な思い出になっていることでしょう。
2024年冬アニメでは『宇宙よりも遠い場所』も放送されていました。再放送だったけれど、もし、これが再放送じゃなかったら。新作としての放送だったなら、これまた色んな意味で『ブレイバーン』とのぶつかり合いが熱かったことだろうなぁ~。
あと『メタリックルージュ』にも触れておこう。放送前はめちゃくちゃ期待してたんですけど。いや、私は全話視聴していないので、そんな人間がとやかく判断するのは、語るのは間違っているかとは思うんですけど。
・・・うーん。全話視聴された方の感想とかを見るに、やはり『うーん』な感じだったようで。ね。なんだったんだろう、あの作品(辛辣)
制作陣がどれほど豪華でも、そしてどれだけ実績がある方でも、やはり『こう言うこと』が起こり得るのも、オリジナルアニメの面白く、そしてまた怖いところでもあると思うのです。
次は春クールです。まったく思い出せずに(汗)、調べてみたら成程。オリジナルアニメにおいては、少女たちが活躍する作品が話題になっていたようです。
『ガールズバンドクライ』『終末トレインどこへいく?』『夜のクラゲは泳げない』の3作品がそうですね。
『ガールズバンドクライ』は私、見てない。でも今も『どうして視聴しなかったのよおぉぉぉぉ!』と結構、後悔しています。放送されるや否や、大きな話題になりましたよね。リアルバンドとして活動もする、作中に登場するトゲナシトゲアリの活躍も含めて、本作品も今年を代表するアニメ作品の1作と言えるような気も。
『終末トレインどこへいく?』は水島努監督の作品。想像力と創造力が奇跡的な融合を果たしたような作品だったと思います。奇想天外な世界観、設定、先が一切、読めない物語には毎週、わくわくさせられました。そして監督がツイッターで呟かれていて、制作状況の切迫具合も、なかなかどうして熱かった(汗)
その一方で登場人物の少女たち、その不器用な、だけど不器用だからこその熱い関係性が描かれていたのも、個人的には印象深かったなぁ。
そう言う意味では『夜のクラゲは泳げない』も同じですよね。特別な『何者』かになろうともがき、あえぐ少女たち。あるいは現実のままならなさに、息を潜めるようにして日々を浪費するしかない。そこのリアリティがすごかったし、1人ではできないことも、互いの得意を組み合わせれば可能になる。その眩しさには、彼女たちと同じような喜びを作品を見ていて感じました。
その一方で『できてしまう』からこその苦悩。求められるものとやりたいものの間に横たわっている落差。才能と現実の落差のようなもの。それ故のぶつかり合いと言うのは、見ていて胸が苦しくなるほどでした。
そして夏クールです。夏クール、視聴していたオリジナルアニメで言えば『真夜中ぱんチ』が挙げられますね。
若干、なかだるみした感は無きにしも非ず。もしかしたら『動画配信』と言う要素いらなかったんじゃないか。ダメダメな人間の女の子とキュートな吸血鬼の女の子。この2人のドタバタラブコメディにした方がとっちらからずにまとまったんじゃないか。
そんな偉そうなことも思うのですが。すいません。うん。いや、それでもハイテンションで駆け抜け、最後にはしっかりと真咲とりぶちゃんのなれそめできゅんきゅんさせてくれたのには、ただただ『尊いっ!』の一言でした。
その他、つらつら調べてみたら『異世界スーサイド・スクワッド』も夏クールでした。この作品もまた、個人的には放送前、めちゃくちゃ期待していて、実際に1話も視聴したのですが・・・2、3話までは視聴したんだったかな。
それでもなんか、なんかいまいち、波に乗り切れない感が、リズムをつかめない感があって、結局、視聴は断念してしまったのですが。
こちらも、あくまでネット上での意見ではありますが、全話視聴された方の反応としてはなかなか厳しいものが多いようで。
アニメそのものは完全オリジナルですが、その題材は既に確立されたものであり、かつめちゃくちゃ人気のあるものである。
それでもやはり、その料理の仕方によっては、その良さがなかなか活かしきれないと言うのも、オリジナルアニメあるあるですね。
あとチアリーディングに青春をかける女子高生たちの姿を描いた『菜なれ花なれ』も、個人的には『惜しいっ!』と言う気がしてならない作品です。
1話。確かにオリジナルアニメなので視聴者の心を惹きつけ、そしてそれをぐっ、と掴まなければならないと言う気合はわかるのですが。
もう少し引き算のようなものがされていたなら。そんな思いが今でもする作品です。
で、ラストは2024年秋アニメですね。『ネガポジアングラー』に関しては後々、語るとしまして。その他、放送されているオリジナルアニメとしましては『メカウデ』が挙げられるのかな。
『メカウデ』、1話は視聴したのですが。どうなんでしょう。この記事を書いている段階ではまだ放送が終了していないので、皆さんの反応をまとめるのも気が早いように思うのですが。
私としては1話の感想は『継続視聴したら面白くなりそうな気はする。でも、やっぱり、なんか惜しい』でした。
ふむ。少し話は逸れますが。
オリジナルアニメ、その1話における『なんか惜しい』って感情。我ながら『何なんでしょうね』と思うのですが、それでもこの感情。その後の視聴継続、更には作品全体の印象を決定づける、めちゃくちゃ大きな感情だとも思っています。
あくまで私個人の感想ですが。私が今まで視聴してきたオリジナルアニメって、多分、1話でこの『なんか惜しい』を感じさせなかった作品だけのような気がします。
『なんか惜しい』を感じさせない代わりに、ひたすら、視聴していてにやにやしてしまうようなメッセージ性であったり、制作陣が描きたいと思うものであったり。そう言うのが強く、強く感じられる作品。『わくわく』を抱かせてくれる作品。
オリジナルアニメに関しては、ほんと、そう言う気持ちを抱かせてくれた、1話にしてしっかりと抱かせてくれた作品が、私の中では強いですね。はい。
先程の感想だけ見れば、文句を垂れたように感じられた方もいらっしゃるかもしれませんが『真夜中ぱんチ』もそう。少なくとも1話に関しては『なんか惜しい』を感じることはなかったですし。
少し昔の作品で言えば『キルラキル』とか。あとは・・・そうだなぁ。『アキバ冥途戦争』とか。この辺りの作品なんて、もう1話からしてぶっ飛んだわくわく感しかなかったしなぁ(笑)
オリジナルだからこそ、その作品の魅力、制作側が描きたいものを1話にして徹底的に描く。でもその描き方が独りよがりなものだと、視聴者は置き去りにされてしまう。
それでも原作がある作品だと、早い話、ネットでネタバレを踏んで『成程。こう言う展開が待っているのか。面白そうだし、もう少し視聴継続してみようかな』と思うこともあるのですが。
オリジナルアニメはそれができないですからねぇ。どうしても1話に『なんか惜しい』を感じてしまうと、そこから先の継続視聴にはつながりにくいような気が、あくまでも個人的な意見ですがありますね。
そう言う意味で言うと『ネガポジアングラー』も、やはり私にとってはそう言う作品、1話にまったく『なんか惜しい』感を抱かなかった。1話にして既に、その作品の虜になっていた、そしてそこから先の物語にただただ期待感しか抱かなかった作品です。
ダメダメな主人公も、私はただただ共感しかなかったし、その人間臭さにとても愛おしさを抱けた。そして釣りと言う題材も違和感なく物語の中で活かされていたし、キャラクター同士の関係性のようなものも、1話にして既に心地良さしか感じなかった。
1話にして、なんと言うか、完成された世界観がそこには広がっていた。そんなふうに感じられたのです。
だから『あぁ、これは。決して派手さはないけれど、私好みの人間ドラマが繰り広げられていく。そんな作品に違いない』と何の迷いも無く視聴継続を決めた覚えがあります。
改めての話になるのですがこの作品。BGMがめちゃくちゃ素晴らしい役割を果たしているんですよね。
このBGMを聞いただけでも、『ネガポジアングラー』と言う作品の雰囲気みたいなもの。それを感じてもらえるだろうな、と思うくらいの素晴らしさ。
最終回はもう放送されている・・・はず。うん。放送されているわけですが、果たしてどんな結末を迎えているのか。楽しみだなぁ。
以上、つらつらと2024年に放送されたオリジナルアニメについて語ってまいりました。
冬アニメ、個人的にはMAPPA制作、うえのきみこさん監督の『全修。』、そしてGoHandsによる新アニメプロジェクト『もめんたりー・リリィ』、この2つのオリジナルアニメ作品に注目しているのですが。
果たしてどうなることやら。楽しみですな。
ではでは。本日の記事はここまでです。
読んで下さりありがとうございました。