tsuzuketainekosanの日記

アニメや声優さん、ゲーム、漫画、小説、お仕事とのことなどなど。好きなことを、好き勝手に、好きなように書いていくだけのブログです!ブログ名の『ねこさん』は愛猫の名前だよ!かわいいよ、ねこさん!

2023年冬アニメの感想~その1

『東京リベンジャーズ』のアニメ、続編決定おめでとう!

いや、まだ続編やるかどうか決まってるかどうかも知らんし、そもそも最終話も放送されてないしあれだけど、いや、もう決まってるでしょ?決まってるって言ってよ!

36話、めちゃくちゃ良かった!てか明らかに作画面に関しては1期の時よりクオリティアップしてますよね!

原作も終了したわけだし、これはこのまま原作ラストまでアニメ化して欲しい!

お願いします!

 

てなことで本題。

もう間もなくしたら春アニメの放送が始まりますね。

春クールもまた話題作、人気作、大作勢ぞろいで嬉しい限りなのですが。

 

その前にまずは冬アニメの感想記事を挙げないことにはどうにもならないので、今日からぽつぽつと挙げていきます。

作品によっては最終回がだいぶ先になりそうなものもあるようですが、とりあえずは無事、最終回を迎えた作品からまとめてお送りしていきます。

 

えー、ネタバレはしないつもりでしたが。

『REVENGER』に関しては物語の結末に関して重大なネタバレをしています。すいません。なのでもし『ネタバレは絶対に嫌!』と言う方は、どうぞ『REVENGER』の感想はすっ飛ばしてください。お願いいたします。

 

ではでは、早速、こちらの作品の感想からスタートです!

・『大雪海のカイナ』

・・・面白かった!以上!・・・いや、あの、だって。映画で続くわけでしょ?それを考えたら、一応、終わりはしたけど全然、実は終わってないんだよな、って気がしてきて。だったらその時点でああだこうだと言っても、あんまり意味がないような気がしてきたので、正直、こんな感想になってしまいました。はい。

なんだよ~、先行上映会?の時でしたっけ?その時に『映画化決定です!』って大々的に発表されたけど、23日の『フジテレビアニメラインナップ発表会』で公開された映像とか見る限り、映画、もう完成してるっぽいじゃん!

最初からテレビシリーズ→映画化って流れだったんじゃん!

いや、でも素直に嬉しいです。見たいなぁ、映画。私の住んでいる地域には、そもそもとして映画館がないので、まずはそこからって話なんですけど(絶望)

 

はい。そんなこんなで、いや、でも、ほんと。当初、想像していた以上にめちゃくちゃまっとうな冒険もの、かつボーイミーツガール作品だったな、と言うのが、最終回まで見終えた感想です。だから毎話、わくわく、どきどき、そして時にはきゅんきゅんとした感情を味わうことができた作品だったなぁ。

一方で数多くの謎に関しては、テレビシリーズではそれほど明かされることはなく。まぁ、これは原作のある作品ですから仕方ないことですわな。『そこを知りたければ、ぜひ、映画を見てくれ!』と言う感じなのでしょう。

あの綺麗な、それでいてどこか不思議な温かさを感じさせるCG、映画館の大スクリーンで見たら、そりゃ迫力あるだろうなぁ。見惚れるだろうなぁ・・・見たいなぁ。

 

お話に関しての感想はこんな感じなのですが、このブログでもくどいくらいに書いてきました。細谷佳正さんの演技が大好きな人間としては1クール、がっつり、主役としてカイナを演じられた細谷さんの演技に触れることができたと言うだけでも、もうありがたい作品でありました。

いやさ・・・ほんと、細谷さんの演技、良くない?私、本当に好きなんですけど。誰が何と言おうと好きなんですけど。

カイナのような、どちらかと言えば柔らかめの少年を演じられる細谷さんと言うのも、私の中ではめちゃくちゃ久しぶりのような気がしたので、もうとにかく毎週、幸せでした。ありがとう・・・!

あぁ、やっぱり映画、見たいわ。何とかして見たいわ。

 

・『REVENGER』

・・・全12話で終わってしまうのが、終わってしまったのが勿体ないくらいに魅力的なキャラクター、そして物語の濃密さ、あるいはそこに仕掛けられていた背景の緻密さだったように感じます。

特に利便事屋に対抗する殺し屋さんの集団なんてさ!もっと出番があって、もっと利便事屋たちと派手な殺し合いを繰り広げてくれたら!と、最終回は思いっぱなしでした。本格的な見せ場があれだけと言うのは、うーん、贅沢だけど本当に勿体ないなぁ。遍路の貞を演じていらっしゃった諏訪部順一さんの演技も、もうたまらんかったですよ!

実際、毎週、視聴していても『あと5分・・・あと5分、尺があれば!』と思うばかりで。うーん、何と言うか、仕方ないとは言え悔しいぞ!

てなことで『ならば続編を期待しても』と言う流れにもなりそうなのですが。

 

それを拒むような、実に、実に潔い終わり方だったな、と私は感じました。

 

最終回。最後の最後。私はこの終わり方、めちゃくちゃ好きです。こう言う終わり方、こう言う物語の、登場人物の終わらせ方が単に好きと言うのもあるんですが。何よりこの終わり方、実にこの物語にぴったりではありませんでしたか?

人々の復讐を代行してきた人間が最後の最後に・・・これ以上はネタバレになるので詳細は差し控えますが、そう言う部分での『因果応報』が冴え渡っていたのは勿論なんですけれど。

その後のさ、刺した側と刺された側の表情の対比がさ!もうさ!鮮やかすぎですよね!鮮やかすぎて、切ないことこの上なかったですよね!

ね!

 

生きて、復讐を果たした側が、何故あんなにも辛そうな表情をして、そして瞳に涙をたたえるのか。

生きて、復讐された側が、何故あんなにも清々しさすら感じさせるような、穏やかな表情をするのか。

『復讐』の虚しさ。表層的な部分しか救われないと言う一面。

そして『死』は確かに救いでもあると言う一面。

それを見せつけられたような思いすらしました。

 

数奇な運命を経て利便事屋として、人々の復讐の思いを代行するに至った雷蔵だけれど、それはどこかには、自分自身を罰するための行為でもある、と言う思いもあったのかもしれないなぁ、と思ったり。

だからこそすべてが、仮初であれ終わりを迎えたその瞬間から、自分自身を罰する術を失ってしまった。それ故、彼の心はただただがらんどうに支配されていた。罪滅ぼしのように唯さんの絵を描けども、描けども、否、描けば描くほどに、その空虚さ。自らを自らで罰することができない空虚さは募っていったんじゃないのかな。

絵に描かれていた唯さんの表情。それが雷蔵の心境、そのすべてを表していたように、私には思えました。雷蔵は多分もう、唯さんの笑顔、それすら思い出せなくなっていた。否、思い出すことを自分に禁じていたのかもしれない。

 

そこがもう、不器用極まりない、物語通してまったくその不器用さが失われなかった雷蔵の生き様らしくて良い。ぶれてなくて最高。

その果てのあの結末だったからこそ、雷蔵はあんなにも穏やかな表情を浮かべられたんだろうなぁ・・・って、ネタバレしてるじゃないか!

 

その後の幽烟が雷蔵のもとにやって来て、その亡骸にそっと手を添えるシーンも秀逸。罪人たちに対して罪を悔いることを口にしてきた幽烟が、雷蔵の亡骸。共に復讐を代行し、そのために罪人とは言え人の命を奪ってきた、共に奪ってきた雷蔵の死に、幽烟が何を思ったのか。罪に対して、罰に対して、あまりにも潔白すぎる雷蔵を見てきた幽烟は、彼の死を目の当たりにしてどんな表情を浮かべていたのか。それを想像すると、もう胸が切ない、切ない。

不器用極まりない雷蔵に対して、幽烟もまた、雷蔵とは違ったベクトルで不器用な人間だったんだろうなぁ・・・。

 

この物語の締めくくり方含めて、なんだろ。ほんと、こう言う作品の『お約束』がてんこ盛りの作品だったように思います。利便事屋の派手なアクション、殺しのシーンも含めて。

だからこそ時に痛快、時に爽快、『そうはならんやろ!』とツッコミ入れつつ、だけどがっつり、人間ドラマの濃厚さを見せつけられた作品だったな、と言う印象です。

うーん、しかしやっぱり潔いとは言え、1クールで終わっちゃったのは勿体ないなぁ。もっともっと利便事屋の物語が見たかったです!

 

・『ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん』

・・・まっすぐがいちばん。あれやこれやとひねくれた手を使っても、それは結局は人の心を動かせはしないのだ。好きならば、正々堂々、愚直に『好きだ』と言おう。それだけで十分なのだ、恋愛なんて!

 

ってなことで、そんなメッセージ、なんだか見ていて気恥ずかしくなるくらいの、だけどとても清々しく熱いメッセージを感じた、そんな最終回でした。

役に立つのか立たないのか。強いのか弱いのか、いまいちよくわからない女神、リレナも、CV伊藤静さんのお声の可愛さ、演技のチャーミングさもあって『なんかもう、これでいいや(にこにこ)』状態でした、個人的に(笑)

最後も大団円。これは原作通りの流れなのでしょうか?よくわかんないけど、とにもかくにも、なんか『うーん!これぞまさしくザ・最終回だよね!』と言う満足感を私は抱いたぞ!

 

はい。てなことで本作品。放送開始直後は、個人的には冬クールのダークホース、大穴的作品として名前を挙げていたように思います。

あらすじ見た時『ちょっと面白そうだなぁ』とは感じていたけれど、まさかこんなに面白いとは!と1話見た時、良い意味で裏切られたのです。

だけど・・・そうだなぁ。途中、作画の怪しさもあって若干、失速した感は否めなかったと言うか。あるいはこれは、1話では『面白い!斬新!』と感じた遠藤くんの実況、小林さんの解説に慣れたと言うのもあったのかもしれないですが。

 

最終回まで見た今なら『あぁ、あのエピソードも何もかもが必要だったんだな』とわかる。わかるんだけど、実際に見ていた時には、なんだろ。こー、中だるみ感じゃないですけど。引き延ばし感が否めなかったのも事実で。この辺りは、原作がある作品をアニメ化するうえでの難しさではありますよね。うん。

 

とは言え先程から書いている通り。『終わり良ければ全て良し』ではないですが、最終回は本当に見てて気持ちよかったし、私も皆の幸せをお裾分けしてもらったような、そんな気持ちになりました。にこにこ。

だからこそ全話、振り返ってみると1人1人のキャラクターの、その不器用な姿に愛おしさがこみあげてくる作品でもあったなぁ。

 

・『シュガーアップル・フェアリーテイル

・・・7月から第2クール放送、とのことで。おめでとうありがとう!・・・ってか、あの終わり方で『続きはありません!気になる方は原作に手を伸ばしてね!』だったら地獄ってか、公式、悪魔だわよね。ほんとに。

てなことで続きがあるのをわかっていても、あの終わり方は切ない!辛い!最終的にどうなるのか、ネタバレを自ら踏みに行って知っている私としても(笑)この終わり方は、うーん、胸にぐさっ、と来たわ。

自分の作品を、自分のやってきたことを、自分の、今の技術を。アンのそれらがやっと、やっと認められた後のこの展開は『上げて落とすっ!』どころじゃないよね。辛い。またそれが、シャルの、アンを思っての行為、その代償の結果であると言うのも・・・辛い。泣く。

 

でも、そうなんですよね。勿論、アンが認められたのはシャルの献身、シャルの、語弊はあるかもしれないけれど犠牲があってのことではあった。それがなければ、ブリジットがあの場に姿を見せてくれることはなかったでしょうから。うん。

そうなんだけれど、でもその直前。アンが機転を利かして、国王が信頼する妖精に自分の作品を食べてもらって。そのことで、自分の作品に使用した銀砂糖が大量生産のものではないと言うことを証明した。

ここのシーンが、なんかもう、この作品のすべてを物語っているように感じられて、私は胸が震えるような思いを抱いたのです。

 

なんだろ。この作品。ともすればアンがシャルや他のキャラクターたちに助けられ、支えられることで成長していく物語、作品で終わっちゃってもおかしくないと思うんです。あるいはアンとシャルの甘酸っぱい恋愛模様、それに焦点が絞られてしまってもおかしくはない可能性もあったかもしれない。

そうなんだけど、そうはなっていない。アンとシャルの甘酸っぱい、見ているこちらの胸がきゅんきゅんするくらいの、正統派少女漫画の味わいはある。だけどアンと言う主人公、少女が、とにかくそこに甘んじていることを良しとしない、そんな気概を感じさせるキャラクターで。

ここがもう、本当にお見事だと思ったし、だからこそ毎週、毎週、何と言うかお仕事アニメを見ているような感覚もあったんです。そしていろんな場面、出来事に対して自分の力で考え、行動して、へこたれても絶対に諦めず、1歩、1歩と歩みを進めていくアンの姿は、本当に、本当に見ていて気持ちが良かったし『アンの爪のアカを煎じて、私は飲むべきだよ』とすら思わされたのです。貫井柚佳さんの演技も、本当に良かった。お声は可愛い、でも、決して可愛いだけではないアンの色んな気持ちを、見事に表現されていましたよねぇ。

そしてシャル役の水中雅章さんのお声、演技は・・・なんかもう、かっこいいわ。聞いててドキドキしたわ。

 

作画も本当に美しく、制作サイドがこの作品に敬意をもって、そしてこの作品がどんな作品であるかをしっかりと理解したうえで制作されているのが、ひしひしと伝わってくる、そんな作品でした。続きは夏クール。楽しみ!

 

はい!てなことで本日は4作品の感想をお送りいたしました。

冬アニメ感想記事、お次は少し日をあけてのアップになるかと思います。

連休も入りますのでね。

よろしければ引き続き、お付き合い下さい。

 

ではでは。本日の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございました!