tsuzuketainekosanの日記

アニメや声優さん、ゲーム、漫画、小説、お仕事とのことなどなど。好きなことを、好き勝手に、好きなように書いていくだけのブログです!ブログ名の『ねこさん』は愛猫の名前だよ!かわいいよ、ねこさん!

2023年冬アニメ、大体1話視聴感想~その5

はい。と言うことで冬アニメ、大体1話視聴感想、その5でございます。

本日でラストです。

1話だけでも視聴した作品数は、果たして何本になったのか。

それは後で書こう思います。

 

各作品、この記事がアップされている頃には、放送は、順調であれば2話くらいされているのかな?

でもこれまで通り、感想はこの記事を書いている時点、1話のみのものとなっていますので、ご了承ください。

ではでは、早速、こちらの作品からどうぞ。

 

・『久保さんは僕を許さない』

・・・河西健吾さんの演技よ。周囲の誰からも、いることすら気づかれない。認識されない。そんな究極のモブ、白石くんの、そのモブっぷりと言うか、存在感の無さ、異常なまでの無さが、見事に演技で表現されていましたよね?私は、もう、白石くんが第一声を発した瞬間、ぐわっ、と作品世界に引きずり込まれてしまいましたよ。

抑揚の少ない、平坦な喋り方。そして平坦な声。なんだけど、青春に憧れている少年の繊細な感情がやさしく、切なく伝わってきて。河西さんの演者さんとしての新たな一面を見たような思いです。素晴らしいわ。

一方のヒロイン久保さんを演じられているのは、花澤香菜さん。いや、もう、こちらはただただ一言『ずるい』です。ずるい。こんな女子、惚れてまうやろ!ちょっと小悪魔的な、うぶな男の子、振り回しちゃうぞ的な魅力もありつつ、だけどどこまでも可愛い。とにかく可愛い。やることなすこと、ただただ可愛い。あざといのに可愛いし、そのあざとさすら、本人がどこまで自覚してやってるのか惑わされる感がたまらないし、とにかく可愛い。

なんだろ。久しぶりに(言い方)花澤さんの、正ヒロイン力溢れる、破壊力抜群の演技を目の当たりにしたような気がします。ほんと可愛い。可愛い(可愛い)

 

はい。てなことで楽しみにしていた作品のひとつでしたが、もう終始、にやにやしっぱなしでした。可愛い。久保さんも可愛いし、久保さんに振り回されっぱなしの白石くんも可愛い。

久保さん、もう白石くんのこと大好きやん。可愛すぎるやん。パイン(ラインですね)を交換してからの、あのうきうきっぷりよ。喜び加減よ。あれはお姉さんじゃなくても、からかいたくなりますことよ。

ってかクラスの人気者である久保さんから認識されている時点で、白石くんもクラスメイトから認識されるべきはずなんじゃないのか、とも思うのですが(笑)。あの認識のされなさ、気づかれなさっぷりはもはや尋常じゃないぞ!でも私も、割と白石くんと同じような感じ、存在感の無さ、認識のされなさ。『いたの!?』と言われることしばしばなので、白石くんの気持ちもよーくわかった次第です。笑うし泣く。

 

いや、もうこれは、今期の癒し枠にしてにやにや枠。それでいて、どうにも通じない一方通行な思いにきゅんきゅんできそうな枠。絵も可愛いし、とにかく可愛いし、私が経験しなかった青春を味わえそうな予感です!

 

・『ヴィンランド・サガ SEASON2』

・・・ケティルに買われたエイナルが、ケティルの農場を前にした瞬間。あそこは、もう、良い意味での鳥肌立ちまくりで、涙がぶわっ、と溢れました。

土を耕す感触を、エイナルの手は、その体は覚えていた。そして共に畑を耕し、生きてきた人たちのこと、その時間のことをエイナルの記憶は、体は覚えていた。

生きてきた体は、どれだけ傷つけられても、疲弊しても、そのことを忘れなかった。生きることも忘れなかった。忘れられなかった。

畑を耕し、家族と共に過ごし、食って、寝て、また朝を迎える。その生活の、人生の、日々の営みのシンプルな、しかしあまりにもかけがえのない輝き。それを忘れなかった。忘れることができなかった。

その絶望と、その切なさと。それが、ぶわっ、とぶつかってきて、ただただエイナルと同じように、体が震えるような思いしかなかったです。

 

てなことで『冬アニメ、何をいちばん楽しみにしてる?』と聞かれたら、いろいろ考えた末に、この作品を挙げていたかもしれない。それくらいに楽しみにしていた作品。

 

1話。もう息を呑むしかなく、色んな意味で圧巻だった、と私は思いました。なんだろ。もう『人間』のすべてが、これ以上ないと言うほどに、濃厚に、真実として描かれていた。

そして人は、死なない限りは生きていくしかない。そのことをまざまざと突き付けられたかのような1話でもあったな、と重苦しいまでに感じました。

どんなに理不尽で、残酷な目に遭ったとしても。目の前で大切なものが傷つけられ、破壊されていったとしても。それを助けることができなかったとしても。恥辱の限りを尽くされたとしても。尊厳を奪われても。

それでも、人は、死なない限りは生きていくしかない。生きていたくないのであれば、死ぬしかない。死にたくないのであれば、生きていくしかない。そして生きていれば、当然、腹は減る。

エイナルの母親が今わの際に残した言葉。『生きてさえ、いれば』と言う言葉は、死にゆく者の願いではあるかもしれないけれど、残された者にとっては、あるいは希望の言葉ではなく、呪いの言葉でしかないのかもしれない。

 

そしてそれは、エイナルが農場で出会ったトルフィンにも当てはまるのでしょう。復讐が生きる意味と化していた故に、それを失ったトルフィン。生きる屍と化したトルフィンの胸に『生きてさえ、いれば』と言う言葉は、どう響くのか。

また『奪い尽くした者』であるトルフィンと、『奪われ尽くされた者』であるエイナル。両極端な立ち位置にいる2人が、新たな生きる場であるケティルの農場で出会ったことで、どんな思いをぶつけあうのか。それがどんな変化を2人にもたらすのか。

今からもう、楽しみでならない。

 

最後に。武内駿輔さんは、常々、この年齢層の演者さんの中では抜群に包容力と言うか。こー、どっしり構えて、どっしり受け止める。自分の中の確固たる信念、それをしっかりと感じさせる、それでいて豪放磊落さもある、そう言うお芝居がほんと、うまいよなぁ、と勝手に思っていたのですが。

いや、もうエイナルの演技も凄かった。圧巻だったわ。もう胸の中、ぐっちゃぐっちゃにかき乱されて、それでもやっぱりエイナルとしての、その人としての強さ。正しさ。それを思わせる演技で、いや、もう言葉がないわ。トルフィン役の上村祐翔さんとの掛け合いも、本当に楽しみ。

 

・『HIGH CARD』

・・・なんでしょうね。佐藤元さんの演技って、いや、勿論、演じられているキャラクターにもよりますよ。よりますけど、身も蓋もない言い方をすれば、こう言うキャラクターの演技って、なんかもう、見ててにこににしちゃうんですよね。有り余るエネルギーとか、爆発している元気さみたいなのがびしびし伝わってきて。生命力の塊みたいな演技じゃないですか。なんかだからもう『あぁ、元気』とにこにこしちゃう。

当たり前だけどロイヤル佐藤とはまた全然違っていて。役者さんだなぁ~。ロイヤル佐藤の意味を知りたい方は、どうぞ『男子高校生、はじめての』の最新作の視聴を聞いてみて下さい。ふふ。

 

はい。そんなこんなでオリジナル作品ですね。どうでしょ。1話だけでは何とも判断が難しいな、と言うのが正直な気持ちです。スタイリッシュでド派手なアクション。カードを利用した異能バトル。たくさんの組織、キャラクターが絡んで繰り広げられていくのであろう物語は、先の読めないスリル、緊張感に溢れているような、そんな期待も持てそうな気もするし。一方で、スタイリッシュさだけで終わっちゃいそうな、そんな気もしないこともないし。

でもほんと、めちゃくちゃキャラクターが出てくるんですよね。覚えられるかな、区別できるかしら、と心配なのですが、この辺りは声優さんの声で何とでもなりそうだし。

そしてこのキャラクター同士のぶつかり合い、個性のぶつかり合い、カードを使ったバトル。そう言うものには、めちゃくちゃ期待できそうな気もする。ってか少なくとも1話に関しては、沢城千春さんのチンピラ演技、最高だった。そして対峙するクリス役の、増田俊樹さんの演技も、もう憎いほどでした。イケメンめ。

 

うむ。そんなこんなで1話できるには、惜しい気はする。なのでもう少し、様子見してみたいと思います。とりあえず佐藤さんの、元気と生命力と情に溢れる演技は、ほんと良い。にこにこしちゃう。精神衛生が健康になる気すらする(どーん)

 

・『大雪海のカイナ』

・・・はい。てなことでこの作品で、2023年冬アニメ1話視聴はラストです。いや、もうね。細谷佳正さんのお芝居好き人間としてはですね、もうね、最高でした。

なんだ。細谷さんと言えば、声を張り上げてるお芝居とか、あと、頑なすぎる故に自縄自縛になって闇落ち寸前になるんだけどそれすらもできなくて、ただただ苦しむキャラクターが多くて、そう言うキャラクターの演技ももう最高なんですけど。ってか、さっきも書いたけど、私は細谷さんのお芝居が本当に好きなんですけど。

いや、もうさ。カイナの息づかいの生々しさよ。『息づかいが生きている』とわけのわからない感想を抱くくらいに、なんだ、もうカイナの行動、そのひとつひとつに伴う息づかいが、生きていた。

そしてカイナの少年としての柔らかさ。青年との中間点にある年代ゆえの揺れ。自分の置かれている状況に対しての認識の、悲しいくらいの深さ。他人に対しての気遣いの深さ。それでも、未だ見たことのない世界に対する憧れ。自分の中の好奇心に対する、素直な思い。そうしたものが見え隠れするお芝居が、もう本当に最高でした。

完成披露上映会でもおっしゃられていたけれど、確かに、細谷さんがカイナを演じられると言うのは、意外のような気もするなぁ。こんなに朴訥に、素直に、柔らかに声を発するCV細谷さんキャラ、久しぶりのような気もしたけれど、でもやっぱり最高でした。

なんだろ。やっぱり私の中で細谷さんのお芝居は、ちょっと特別です。うまいとか、そう言う言葉では言い表せないくらいに、ただただ好き。なんだろ。もう圧倒的に、お芝居が生きてると言うか。キャラクターが、その世界でずっと生活してきた。その時間を感じさせるお芝居と言うか。ずずっ、と第一声から心の琴線を揺さぶってくれるんだよなぁ。好き。

こちらも完成披露上映会で言われていましたが。

カイナを演じられるのは、細谷さんしかいないよ!

 

はい。てなことでめちゃくちゃ面白かったです。細谷さんのお芝居は勿論、今期、大活躍の高橋李依さんの演技も、やっぱり息づかいがとても生きていて。あと、芯の強さ、ぐっ、と覚悟を決めている少女の強さ、それも1話で感じられて、ぐっ、と来ました。また映像の美しさ、壮大さ。音楽。作品を構成する要素、ひとつひとつが見事にひとつになっていて、作品を作り上げていて、約25分、魅入られっぱなしでした。

CG作品って、時には『これはCGにした意味、あるんかいな』とか『うーん。どうも苦手だなぁ』と思ってしまうこともあるのですが。この作品に関しては、CGの意味が、CG制作の意味が、もうびしびしと感じられました。あの壮大さ、透明感、生命力、それでいて無機質な感じも漂う不思議な質感、世界観はCGだからこそ、だよなぁ。

お話も、見る前は難しそうかなぁ、とも思っていたのですが。とても作りこまれた設定ながら、どこか私たちが生きている世界、その未来を予感させるような部分もあったりして、ものすごくわかりやすかったです。

 

ボーイミーツガールものとして、そしてそこから2人の『世界』が広がっていく冒険ものとして。まさしくGReeeeNさんのED、そのタイトルである『ジュブナイル』を強く思わせる、壮大な物語になりそうな予感がして、この先が本当に楽しみです。

あと劇場版の制作も、既に決定しているんですよね。まだまだ先の話ではありますが、是非とも見たいなぁ~。

 

はい。と言うことで、以上で大体1話視聴感想、終了でございます!

いやっはあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!

書ききったぞおぉぉぉぉぉぉおぉぉぉぉぉぉ!

 

果たして私は、何本の作品の1話を視聴したのか。

ざっと数えてみたところ・・・22本!

そしてここに、秋クールからの続きで4作品が加わったので、冬アニメ、1話開始の多い時は、1週間に26作品、見ていたということですね。

 

はは。

 

ま、でも、アニメオタクになりかけの頃、今から10年前くらいは、これくらいの作品数、毎クール、見てたんですけどね。

凄かったな、あの頃の私(遠い目)

 

てなことで、さぁ、ここからは、この膨大な作品数の中から、実際に視聴する作品を絞り込む時期でございます。

辛い・・・。

時間的余裕と精神的余裕と身体的元気があれば、全作品見たいんですがね・・・そうもいかないので、ここは泣く泣くではありますが、最終的に15本前後におさめられれば、と思っております。

その結果につきましては、また記事にしますのでよろしければお付き合い下さい。

 

ではでは。本日の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございました!