tsuzuketainekosanの日記

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もうすぐ発売!~『このミステリーがすごい!』2023年を予想!

てなことで。

早いですね。もう11月も残りわずか。あと数日で12月に突入です。

そして12月に突入すると楽しみなのが『このミステリーがすごい!』の発表です。

12月5日発売だったかな?勿論、ばっちり予約したので、届くのが楽しみ。

 

そんなこんなで今回は『このミステリーがすごい!(以下『このミス』)』2023年版の結果を予想してみたいと思います。

 

何でしょ。去年はとにかく『このミス』常連作家さんの作品が続々、発売されて、ある意味で予想するのが楽だったと言うか。

『この人の作品も、この人の作品も全部、入ってるでしょ!順位はわかんないけど、あはははは!』って感じだったんですけど。

 

今年はすいません、まったくわかりません(でーん)

何故か。

今年刊行された『このミス』対象になりそうな作品、ほとんど読んでいないからです。

ぱっと思い浮かぶのは、有栖川有栖さんの『捜査線上の夕映え』と呉勝浩さんの『爆弾』くらいですかね。今、読んでいる澤村伊智さんの『ばくうどの悪夢』は、残念ながら集計期間外だしなぁ。

 

はい。

と言うわけなのですが、それでも一応、ミステリー好きとして話題になっている作品や注目しておきたい作品、『文庫化された時は絶対に買うぞ!』とチェックしている作品などはあるので、まずはそちらを挙げていきましょうかね。

 

まずはこちら。荒木あかねさんの『此の世の果ての殺人』です。本作品は第68回江戸川乱歩賞受賞作。史上最年少での受賞と言うことでも話題になったのですが、レビューなどを見る限り、決してそうした話題先行では終わらない、とても面白い作品のようで。

特に登場キャラクターが魅力的、またミステリーでありながら、滅亡が確定している世界でありながら、ロードムービー作品的な面白さもある、と言うような声を目にします。

乱歩賞受賞作は『このミス』でもランクインしていることが多いので、この作品もランクインは確実なのじゃないかしら、と思っています。

 

それから夕木春央さんの『方舟』です。これはねぇ~。ぶっちゃけると。立ち寄った書店に『ばくうどの夢』が並んでなかった時(何てこと!)『ぐぬぬ!今日から読む本がないやんか!もうこっちの本に浮気しちゃおうかな!』と手を伸ばしかけたくらい、とても気になっている作品なのです!

夕木さんは2019年にメフィスト賞を受賞されデビュー。本作品が単行本3作目の作家さんですが、この作品でブレイクを果たされた感がありますよね。

極限状態の中で起きた殺人。皆が助かるために犠牲になるべきは、その殺人を犯した人間であるはず。そんな物語の緊迫感、そしてロジカルな推理には賞賛の声が相次いでいるようですし、何よりラストがめちゃくちゃ衝撃的とのことで。

読みたい(でーん)。そしてそんな作品ですもの、やはりランクインは確実でしょう。

 

続いてはドラマの最終回もめちゃくちゃ話題になりましたね。相沢沙呼さん『invertⅡ覗き窓の死角』、城塚翡翠を探偵役に据えたシリーズの最新作も、ランクインしているのてはないかな、と思っています。

ってかドラマの最終回。原作を読まれていない方の『驚かされた!』『そうだったのか!』と言うツイッターでの呟きを、私はニマニマしながら見ていました。ふふ。

 

ミステリーを中心に置きながら、独自の世界観を突っ走っている白井智之さん。その最新作である『名探偵のいけにえー人民教会殺人事件ー』も非常に高評価を得ていると言う印象があります。

奇蹟が現実となる世界。奇蹟を信じて疑わない人々。果たして探偵は、現実のロジックは、それらを前に立ち向かうことができるのか。

特殊設定と多重構造を描きながら、それらを解決する推理パートが150ページにも及んでいることが大きな話題となっています。まさしく圧巻と評するにふさわしい大作。ランクインしているのは間違いないことでしょう!

 

その他、9月に発売された奥田英朗さんの一大巨編ミステリー『リバー』や、去年、直木賞受賞作で『このミス』2位に輝いた佐藤究さんの短編集『爆発処理班の遭遇したスピン』、ミステリー界の若き俊才と言うイメージが勝手にある、阿津川辰海さんの『録音された誘拐』『入れ子細工の夜』も挙げておきたい。

またなんかよくわからないけど、すごく目にすることが多かった。なんだかよくわからいけど、とりあえず話題になっているらしいと言う印象を受けた結城真一郎さんの『#真相をお話します』や、去年『六人の嘘つきな大学生』で大ブレイクされた浅倉秋成さんの『俺ではない炎上』なども気になる作品です。

 

てなことで・・・ネットで『このミス』『2023年』『予想』で検索をしてみましたら、やはり先に挙げた作品のランクインを予想していらっしゃる方が多かったですね。

 

私が先に挙げなかった作品で、ネット上の予想に挙げられていた作品としては・・・そうです。デビュー作でありながら直木賞にノミネート。惜しくも直木賞受賞はならなかったですが、今年度の本屋大賞を受賞した逢坂冬馬さんの『同志少女よ、敵を撃て』に注目したいですね。

ってかそうか。こちらの作品は去年の今頃に発売された作品。よって去年発表の『このミス』の対象外だったんだな。そうかぁ~・・・これはこれは。何と言うか。

デビュー作でありながら、非常に骨太な戦争小説として、非常に高い評価を得ている。そんな印象が個人的にはある本作品。現実世界でもロシアとウクライナの戦争が勃発したことで、更にこの作品への注目度は増しているように思います。

去年刊行の作品と言うことで若干、厳しいものはありますが・・・それでも『今だからこそ、読まれて欲しい作品』として、ランクインする可能性はじゅうぶんあることでしょう!

 

また大山誠一郎さんの『記憶の中の誘拐 赤い博物館』と『時計屋探偵の冒険 アリバイ崩し承ります2』を挙げていらっしゃる方も多かったなぁ。

シリーズ2作品の続編が今年は刊行されたのですね。『記憶の中の誘拐』の方はいきなり文庫として発売されたとのことで・・・そうなのか。それだと手が伸ばしやすいから、また読んでみようかなぁ~。

 

それから寡作な作家さんではいらっしゃいますが、これまで発表された作品のほとんどが『このミス』にランクインしている長浦京さん。その長浦さんの最新作である『プリンシパル』も多く挙げられていましたね。

とりあえず私は氏のデビュー作『赤刃』がめちゃくちゃ好きです。めちゃくちゃ残虐な描写、全編ほとんど暴力描写みたいな作品なので、あまり万人におすすめできる作品ではないと思うのですが。そこから迸ってくる人間のありとあらゆるエネルギー、虚しさと紙一重の爽快感が味わえる傑作だと思っています。

 

はい。そんな感じですかね。

 

と言うことで最後。

私が読んだ『捜査線上の夕映え』と『爆弾』のランクインについても予想しておきましょうかね。

 

まず有栖川さんの火村先生シリーズの最新作『捜査線上の夕映え』ですが、こちらはランクインしている可能性は高いと思います。

そうですね。ぶっちゃけると、ある一点、『そんな・・・そんなことあり得る?』と突っ込まざるを得ない点があることはあり、本作品を批判されている方の多くもその部分を突いていらっしゃるわけで。その気持ちはわからなくはない。

が、それでも、その後の推理。それを生み出すためには、まぁ、これは仕方なかったのかな、と言う気もしてしまうくらい、個人的にはアクロバティックでありながら、実にロジカルな推理展開がめちゃくちゃ好きで、印象に残っている作品です。

また本作はコロナの影響が、今以上に色濃かった頃の社会、日常が描かれている。その中で物語が繰り広げられていると言うところも注目したい。『ある時代』『ある一時の、限られた社会』を描いた、そんな特別な意味合いを持った作品であるとも思うのです。数年後、読み返した時に必ず『あぁ、そう言えばあの頃はこんなだったなぁ。懐かしいなぁ』と言う思いに駆られることでしょう。

 

そしてもう一作、こちらは直木賞にもノミネートされましたね、『爆弾』です。物語のほとんどが会話で進むと言う構成に賛否両論が集まっている本作品ですが、私はめちゃくちゃ、どちゃくそ楽しく読みました。たまりませんでした。

長すぎる、無駄が多いと言う見かけましたが、個人的にはこの長さ、そして事件の解決には何ら関係のない無駄な部分にこそ、この作品の本質はあるように思います。

誰しもが抱えている『爆弾』。それを揺さぶるための、この長さであり、無駄な部分だったのではないかな、と。そしてその『爆弾』、それを試すような不気味で、なのに時折、ぞっとするほどの怜悧さ、卑怯さ、チャーミングさに満ち満ちたスズキのキャラクター性も、この犯罪者に対峙する警察側の人間のキャラクター性も、実に魅力たっぷりでした。

ミステリーとしての謎解き、『そう来たか』と言う展開も、若干、こじつけな感じは無きにしも非ずでしたが驚かされたので、『このミス』にランクインしているのではないかな、と予想しています。

あとこの作品。ほんと映像化してほしい。会話劇だから下手したらめちゃくちゃつまらなくなってしまうかもしれないけど、だからこそ逆に作る人が作ったら、それはもう、緊迫感溢れる極上エンタメ作品に仕上がると思うの。

スズキや、胸に様々な『爆弾』を抱えている警察側の人間を誰が演じられるのだろうと、想像するだけでもう私はにやにやが止まらないよね!

 

はい。

てなことで本日はまもなく発売、『このミス』2023年版の予想をしてみました。

ってかほとんど予想になっていないように思うのですが・・・まぁ、あの、はい。

ごめんなさい(でーん)

『このミス』が発売されランキングが明らかになりましたら、また感想記事をアップしようと思っていますので、よろしければお付き合い下さい。

 

ではでは。本日の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございました!