坂田将吾さんです。
この前、発表された『チェンソーマン』にて早川アキを演じられることになった坂田将吾さんです。
坂田さんが画面に映されると『リアルアキ』とか『イケメン』と言うコメントが怒涛の如く流れたのが、個人的には印象的だったのですが。
その坂田さんと言えば、そうです。
『Fairy蘭丸～あなたの心お助けします～』にて主役を務めていらっしゃった方です。
『チェンソーマン』の主要4キャラクターを演じられることになった声優さん。
あくまで、あくまで個人的な意見ですが、女性陣、楠木ともりさんとファイルーズあいさんはとても知名度も高い、そして出演されている作品も多いと言う印象があります。
一方の男性陣は、主人公、デンジを演じられる戸谷菊之助さんに関しては、確か、デンジを演じることが発表された当日にはウィキペディアすら存在していなかったはずで、その知名度と言えば正直、決して高いとは言えないものだったと思います。
そして坂田さんに関しても、やはり特番のコメントを思い返す限りではありますが、やはり知名度的には高くはなかったと言う印象なのですが。
私はちゃんと思い出したぞ。
『あ。『Fairy蘭丸』で主人公やってた人だ！』と。
てなことで、その作品を通して個人的に思った坂田さんの魅力を語ると共に、坂田さんを通して『Fairy蘭丸』の魅力を1人でも多くの人に伝えたい。
そんな思いからこの記事を書くに至りました。
そう。
『Fairy蘭丸』の魅力を、1人でも多くの人に伝えたいのです。
何故か？
面白いから。ぶっ飛んでるから。
ぶっ飛んでるから(どーん)
はい。
てなことでまずは作品の概要から。
『Fairy蘭丸～あなたの心お助けします～』は2021年4月からの春クール枠で放送された、オリジナルアニメです。
4人の男子高校生と1人のBarのマスター。彼ら5人は、普段は普通の高校生、中年男性として生活しているのですが、その正体は夭聖と呼ばれる存在。彼らは『クライアン』と呼ばれる、大きな悩みを抱えている女性たちを救い出すと共に、夭聖にとっては非常に価値のある『愛著』を集めることを使命としている、と言うのが作品の大まかなあらすじです。
坂田さんをはじめ、田邊幸輔さん、バレッタ裕さん、草野太一さん、堀曜宏さんがメインキャラクター5名を演じられていらっしゃいました。
『チェンソーマン』と同じく、非常にフレッシュな声優陣でメインどころを固めた作品としても、当時、ちょっとした話題になっていたような気も。
で。
簡単に言うとこの作品。
『美男高校地球防衛部』の流れを汲んでいると言いますか。
いや、もう、ぶっちゃけ原作者と言うか、原作団体的なものは、『美男高校地球防衛部』も『Fairy蘭丸』も同じですからね。
なので、そうです。
『Fairy蘭丸』も端的に言えば、男子高校生が変身する、そんな作品です。
ただ『美男高校地球防衛部』が、変身してからも、キャラクター絵がそのままだったのに対し、『Fairy蘭丸』は変身してからのキャラクターの絵が、がらりと変わります。
ここが特徴。
変身後、どう言うわけかキャラ絵がめちゃくちゃ濃くなる。
『あれ？あっさり塩味のラーメン食べてたはずなのに、気が付いたら二郎系ラーメンになってるんだけど。超濃いんだけど。あれ？』
そんな作品なのです。
説明するより見てもらったほうが早い。
てなことでまずはOPを。
ですね。
で、この途中でも変身した後の姿は出てきているのですが。
更にそれを堪能できるのがこちらのED。
何があったんでしょう。
本当に同じ作品のEDなのでしょうか(笑)
で、両楽曲とも主演キャスト5名がユニットを組まれて歌唱されています。
なので当然、実写版、声優さん歌唱のMVもある。
てなことでここではEDのそれを貼り付けておきます。
このED・・・リアタイで作品を視聴していた時も感じたけど、妙な中毒性のある楽曲なんだよなぁ・・・。
笑っちゃうんだけど、なんか笑うに笑えない切実さがあると言うか。でも、それらをも抱えて『生きていくしか・・・ないんだよね・・・ふっ』って開き直っちゃうような明るさがあると言うか。あと妙にくたびれた感漂う、昭和歌謡を思わせるメロディも最高です。
で、センターで眼鏡をかけてらっしゃるのが坂田さんですね。
眼鏡をかけていらっしゃるのは、この作品で坂田さんが演じていらっしゃった役が眼鏡をかけていたからだと思われます。
OPのMVも、また非常にフレッシュ感溢れる、かつこの作品らしい個性に満ちた仕上がりとなっていますので、ぜひ、見てみて下さいね。
はい。
なんだろ。
『美男高校地球防衛部』のライブで、当時は無名だったものの、今や超絶売れっ子となった梅原裕一郎さんや増田俊樹さん、白井悠介さん、西山宏太朗さんがあの衣装、あの衣装(大事なことなので2回言っときます)を着てライブをされていた、そんなことを思い出させるMVですね。
今、見ると。プレミア映像だわ、もはや。
『あなた1年後に『チェンソーマン』で早川アキを演じるのよ！』と御本人に言ったら、どんな顔をされますかね、ふふ。
どうなんだろ？この時点でオーディションのお話くらいは行ってたのかな？
知らんけど(知らんのかい)
あと、そうです。楽曲で思い出したけれど、それぞれのキャラクターが変身する時に流れるソロ楽曲もあります。
で、それぞれのキャラクターお当番回があるのですが、その回では、そのお当番キャラの変身シーン、ソロキャラソンを存分に堪能できます。
1人、それを張り付けておこうか。
個人的に変身後の格好がいちばん破廉恥だと思った、CVバレッタ裕さん演じる清怜うるうのソロ楽曲です。
濃い(笑)。
はい。
てなことでどうでしょう？
このOPとEDを見て頂いただけでも、大体、この作品の中身を感じられたことかと思います。
私的には『美少年たちによる『必殺仕事人』』的な作品だと思っています。あとなんか浪花節的な味わいもあると言うか。あんまり浪花節の意味、正しく理解していない気もするのですが、はは。
お話の筋としては先ほども書きました通り、美少年たちが変身して、大きな悩みに押し潰されそうになっている女性たちを助ける、と言うのが大まかな内容です。なのである意味、とっても単純。ほとんど難しいこともない内容です。
でも不思議なことに、女性が抱えている悩みとか、それらに対する主人公たちが口にする言葉とかが妙に心に染みてきて『あ～、わかるわ～』とか『成程なぁ～』と考えさせられる雰囲気もある、そんな作品であると言うのも、この作品の魅力だと思います。
そして物語の後半からは、坂田さん演じる主人公、阿以蘭丸と、彼を執拗に狙う美青年、天狼院シリウスの愛と憎しみの物語が繰り広げられます。更にそこに絡んでくるのが、彼ら夭聖のトップ的立場にある女王。
美少年2人にロリ1人の、愛憎入り乱れた物語は、それまでの展開を煮詰めに煮詰めたような濃厚さ！
『あぁ・・・愛って、性別も年齢も関係ないんだな』と思わされること必至の展開となっています。
ふふ。
個人的には『考えるな！感じろ！』を地で行く作品だと思います。
なので1話見て『なんかよくわからんけど癖になりそう』とか『面白い、やばい、あかん、面白い』とか思った方は、たぶん、全話その勢いで突っ走れるかと。
で、最後になりましたが。
主役を演じていらっしゃった坂田さんの演技とかお声の、リアタイ当時の印象を書いていきましょうか。
この主人公、蘭丸君は、どちらかと言えば存在感の薄い、ぽーっとした、ほわほわした感じの少年です。言葉数もそれほど多くはない。そう言う不思議な透明感とか、ちょっと浮世離れした感じ、柔らかな雰囲気を表現する声が可愛いなぁ、と言う印象が強く残っています。
OPとか今、改めて聞いても、歌声がとにかく可愛い。ちょっと鼻にかかった声が可愛い。無色透明な、不思議な可愛さと言うか。
なんですけど、その彼が変身した後と言うのは、また人間の時とは違った一面を見せるわけです。そこでのかっこよさを、人間の時には感じさせなかった声の芯の強さ、それでもっていて表現されていたと言うのがめちゃくちゃ印象に残っていて、当時『おおっ、すごいなぁ』と思ったように記憶しています。
こちらは先ほども書いた、変身の時に流れるソロ曲です。どうでしょう？またOPの時とは違った感じの歌声ですよね。
OPの時は人間、と言うか、変身していない時の蘭丸君。で、こちらは変身してからの蘭丸君。その演じ分けを、歌声でもされているなぁ、と私は思ったものです。
で、そう言うことを踏まえたうえで『チェンソーマン』のPV、坂田さん演じるアキのお声や演技を聞いてみると。
おったまげー！(古)
びっくりするわな。びっくりだわ。当たり前だけど、声の役者さん、声優さんだわと言うことを突き付けられたような、そんな思いすらしましたわよね、ええ。
私は坂田さんが出演されていた作品、そして演じられていたキャラクターを1作品、1人しか知らない人間です。
なのでそんな私がこんなことを言うのは失礼千万なのかもしれないのですが、それでも『そうか・・・こんなお声、こんな演技もされる役者さんだったのか・・・初めて知ったよ、こんちくしょうめ！』と言う気持ちになりました。
ビバ！
ってか前にも記事に書いたと思うのですが。
初めて『チェンソーマン』のボイス入りPV見て、その声を聞いた時、ストレートに『どんぴしゃ！解釈一致！イメージ通り！』と思ったのが、アキとパワーちゃんだったんですよねぇ・・・。
ほんと、アキの、なんてか・・・こー、クールさとか。あとめちゃくちゃいい奴感が、もうひしひしと伝わってくると言うかさ。
ほんと・・・かっこよすぎて泣く。好き。
はい。
そんなこんなで本日は『チェンソーマン』の早川アキ役に決定された坂田将吾さん。
その坂田さんが主演を務められた『Fairy蘭丸～あなたの心お助けします』について語ってまいりました。
ぜひぜひ『チェンソーマン』が始まる前に、この作品で坂田さんの、アキとはまた違ったお声、演技に触れてみて下さいね。
ではでは。本日の記事はここまでです。
読んで下さりありがとうございました！
