ディープボンド。
わかんない。私はその強い走りと言うのを見ていないので何ともわかんないんですけど、何と言うか、ほんと、何と言うか、何と言うか。
何と言うか(ちーん)
なんかこの馬の『強い!』と言われる、その走りを見てみたいと思っている私がいる。
あと皆、メロディーレーンちゃんの話になると、途端、口調がやさしく、柔らかくなるの好き。可愛いもんね、メロディーレーンちゃん。実況の岡安アナも、完全に私情丸出しのコメントしてたもんね(笑)
てなことで宝塚記念はタイトルホルダーが1位獲得。
レコードを叩き出しての1位と言うことで、うーん、強い。
何はともあれ、全出走馬、騎手の方、お疲れさまでした。無事、走り終えてくれて何よりです。ほんとに。
はい。
と言うことで春クールアニメも2クール作品を除いては続々、最終回を迎えていますね。てなわけで、その感想です。
今回は3作品、既に先週、最終回を迎えている作品の感想をお送りいたします。
ではでは、早速、まずはこちらの作品からどうぞ。
・『ダンス・ダンス・ダンスール』
・・・最初から最後までエネルギーに満ち満ちていた、迸るエネルギーが画面を通してこっちにぶつかってくるような、そんな作品だった。そんな印象です。原作漫画は読んでいないけれど、それでもジョージ朝倉さんのあの絵を、ここまでアニメに完璧に落とし込んで、アニメとして表現、再現しきった作画は、さすがMAPPAだな、の一言。あと演者さんの演技も凄まじかったし、モーションアクターさんの存在感と言うのも、もう圧巻でした。
てなことで、なんだろ。『あー『少年』『少女』は、こうやって成長していくんだな』と言うのを目の当たりにしたような物語、最終回だったな、と。
人間じゃないんです。もはや私と同じ人間なんだけど、全く異なる生き物としか言いようがない『少年』『少女』、確実に限られた時間を生きる、確実に限られた年代の人間たちの物語だったな、と。
ちょっと何言ってるか自分でもよくわかんないですけど。わかる人はわかって。わからない方は生暖かい目で見守って(どーん)
いや、なんだろ。とにかく主人公の村尾が強烈だった。勿論、最初からそうじゃなかったんですよ、彼は。最初は『バレエをやりたい』と言う自分の気持ちを押し殺していた。でもその感情に正直に従って、自分の感情を解き放ってからの、彼のあのエネルギッシュな生き様と言うか、もうなんか、感情が生きているような生き方と言うのは、見ていて本当に眩しいと言うか、もはや苦しいくらいでした。私には絶対になかったものだし、この先も絶対にないものだから。
そんな彼に感化される形で都も、流鶯も、あるいは1クールではあまり出番はなかったけれどきっと原作漫画ではこの先の出番もあることなのでしょう、夏姫などの生き様も、それぞれの色に彩られて、ぐいぐいとこちらに迫ってくるようで。
いや、なんかほんと、『少年』『少女』のエネルギーにただただ打ちのめされるような、そんな作品だったなぁ、と言う印象です。
打ちのめされ、だけどそれを羨ましくも、眩しくも思い、何よりそうして傷だらけになりながらも、『自分』であることをまっすぐに生きていこうとするその姿に、とても胸を揺さぶられました。はい。
・『阿波連さんははかれない』
・・・良い作品だったなぁ、と。そして最終回。ガチで大城さんとライドウくんの激戦が繰り広げられたらどうしよう、と割と本気で思ったんですけど。まさかまさかの対決だったのも、この作品らしくてほっこり。だけどその中でライドウくんも、そして大城さんも、本当に阿波連さんのことを思っている、そのことが明かされて胸がじんわりとしました。
くすりと笑えつつ、胸がほわほわと温かくなるような、それでいてちょっと切なくなるような、そんなお話だったな、まとめだったなぁ~。
ライドウくんが阿波連さんに語りかけた言葉。作品の最後をしめくくったあの言葉、とても、とても素敵でしたよね。
『学校』と呼ばれる場所でしんどい、辛い、苦しい思いをしている人に、あのライドウくんの言葉が届けばいいな、と切に思いました。勿論、『学校』だけじゃなくても良いんですけど。とにもかくにもあなたの世界はそこだけじゃないんだよ、と。あなたを取り囲む人は、そこにいる人だけじゃないんだよ、と。
世界はもっと広くて、人にはいろいろな人がいるんだよ、と。
てなことで当初、思い描いていた以上に阿波連さんがダイナミックドジっ子で『お、おぅ』と戸惑うこともありましたけど(笑)、でもとにかく、阿波連さん演じる水瀬いのりさんの、ちょっと低めのウィスパーボイスが可愛かった。『全然、こんなダイナミックドジっ子でも問題なしっ!』と本気で思うくらいに可愛かった。
そしてライドウくん演じる寺島拓篤さんの、戸惑いやらを含みつつ、しかし阿波連さんを心配し、思いやり、あれやこれやと自問自答を繰り返すお芝居も最高でした。
あと『あはれ』『をかし』で何度、吐血し卒倒したことか。桃原先生役の花澤香菜さんの演技も最高でした。いいなぁ~、花澤さんのこう言うキャラクターの演技、本当に良いなぁ~。
人との距離をなかなかうまくつかめないが故に、どうしてもおびえてしまう、引っ込んでしまう阿波連さんの、だけど『みんなと一緒にいたい』『ライドウくんのことが好き』『大城さんのことも好き』と言う、そのまっすぐで純粋な気持ちが、もう尊い。
尊いからこそ、くすっ、と笑えるお話なんだけれど、でも時折、ぎゅっ、と甘酸っぱい感情に胸が締め付けられるような作品でもあった。そのバランスがもう絶妙で、たまりませんでした。
そしてそんな物語を彩るOPとEDも、本当に作品にぴったりでしたよね~。
・・・良い最終回だったよ・・・アザリエの3人、自分たちのやりたいことに正直になったのはいいけど、これ、唐澤さんに潰されるんちゃうん、業界ってそんなんちゃうんとかいろいろ心配しとったけど。良かった良かった・・・唐澤さん、良い人じゃんか。
はい。てなことで面白かったです。いやなんだ。もう何度も書いてましたけど、突き抜けて面白い、めちゃくちゃ面白いと言うわけではない。ただとにかく平均して面白い、高い水準で面白い、安心して視聴できる面白さがある、そんな作品だったように思います。なかなかこういう作品ってないような気がする。
あと非常に上から目線な言い方で申し訳ないのですが、こー、作品の作りとしてめちゃくちゃうまいなぁ、と言うのも何度も感じました。
諸葛孔明がこの世に転生する。そして夢追う少女と出会い、彼女と二人三脚で、その夢を現実のものにしようと奮闘する。その中で孔明自身も、争いのない世界の素晴らしさ、その中ですべての心を結び付ける存在である音楽の素晴らしさを思い知る。
英子と出会ったのが孔明である、その必然性もめちゃくちゃ感じられる作りになっていたし、孔明が孔明のまま(いや、私は孔明と出会ったことがあるわけじゃないですけど(汗))しっかりと描かれて活躍している。
キャラクターが『そのキャラクターでなければならない理由』と言うのが、ちゃんと作品通して描かれているのが、もう素晴らしいよなぁ、と。
夢に向かってひた走る英子や、あるいは再起を図るKABE太人、そして自分たちの本来の思いを押し殺している七海たち。
現代に生きるそうした若者たちと、過去、戦乱の世を生きた孔明、その人生が交わることで、孔明自身の心にも、その死生観や人生観にも変化が生まれると言うのも、これ実に憎いじゃないですか。
激動の、戦乱の時代の中、自分の意思、気持ちに従って生きるのが難しかったかもしれない孔明。その孔明が、現代を生きる若者たちの姿に感化された。そしてそのことで、現代を生きる若者は、改めて自分の気持ちに気が付き、その通りに生きていきたいとあがき、努力をする。
うーん、胸熱!
あと音楽関係にもめちゃくちゃ力の入っていた作品でしたよね。癖になる、絶対に飛ばすことができなかったOP、40の私にとっては懐かしさもありつつ、だけどキャラクターたちが歌うことで新しさも感じたED。更に作中で流れた様々な曲・・・それらすべてが『歌』の素晴らしさ、『歌』が持つ偉大さ、力と言ったものを伝えてくれていましたよね。
英子と七海の歌唱を担当されていた96猫さん、Lezelさんの歌声も、もうキャラクターとしての説得性に満ち満ちていて、耳が幸せでした。
はい。
てなことでこの3作品の感想ですが。
なんだろ。
『ダンス・ダンス・ダンスール』も『パリピ孔明』も。
そしてちょっと意味合いは異なるかもしれないけれど『阿波連さんははかれない』も、『自分はこうしたい』『自分はこうありたい』と言う、自分の気持ち、それに目を向けることの大切さ。そしてそれをできるだけ実現していくことの素晴らしさ。そうやって生きていくことの、大変さと、だけど素晴らしさ。
そうしたものを描いていたように、個人的には感じました。
またその中で生まれる、いろんな人の関係。
その関係の中で生まれる難しさと豊かさ。
そうしたものも描いているようにも思えて、何と言うか、素敵だなぁ、と素直に感じたのであります。はい。
てなことで春アニメ感想、まだまだ続きます。
この土、日で続々、最終回を迎えた作品もあるのですが・・・いかんせん4連勤なので、ちょっと感想は遅れてしまうかもしれませんが。
よろしければ引き続き、お付き合い下さい。
ではでは。本日の記事はここまでです。
読んで下さりありがとうございました!