tsuzuketainekosanの日記

アニメや声優さん、ゲーム、漫画、小説、お仕事とのことなどなど。好きなことを、好き勝手に、好きなように書いていくだけのブログです!ブログ名の『ねこさん』は愛猫の名前だよ!かわいいよ、ねこさん!

懐かしさのあまり勝手にCV予想~『バトル・ロワイアル』語り 前編

4連勤2日目。

あと今日を含めて3日働いたら、4連休だぞ。ぐへへ。

 

このミステリーがすごい!』の2000年振り返りの際に登場したのが、高見公春さんの『バトル・ロワイアル』です。

あの記事内でも結構、語っていたような気がするのですが、正直、まだ語り足りないと言う思いがあったのと、懐かしさがこみ上げてきたので、今回は改めて『バトル・ロワイアル』についての語りと、『もし、アニメ化されたら』と言う妄想のもと、勝手にCV予想を繰り広げたいと思います。

 

作品が世に放たれて既に22年が経過していますね。

今更、アニメ化も何もあったもんじゃないのは百も承知ですが、まぁまぁ、そのあたりは生ぬるい目で見守ってやって下さい。はい。

 

てなことで『バトル・ロワイアル』です。高見さんのデビュー作。高見さん、この作品以降、全くお名前をお見かけしないのですが・・・どうされているのかなぁ。

新作を執筆していると言う情報は、しばらくは目にしていたように記憶しているのですが、いつしかそれも途絶えてしまい。

一概には言えませんが、やっぱデビュー作が大きな脚光を浴びると、なかなかそれ以降と言うのは大変なんだろうなぁ、と勝手に思う私でございます。

 

バトル・ロワイアル』は第5回日本ホラー大賞の最終候補作に残ったものの、審査員から酷評の嵐を浴び、見事に落選。しかしそれを逆手に取った話題作として出版されたと言う、異例の経緯をたどった作品でございます。

その後は深作欣二監督によって映画化もされました。映画化の際には、なんか国会の答弁でも取り上げられたように記憶しているのですが。

 

あらすじは実に簡単。全体主義国家の政策によって行われている『プログラム』、それは無作為に選ばれた全国の中学3年生のクラス、そのクラスメイトによる殺し合い。

主人公の七原秋也が所属している3年B組もその対象に選ばれてしまい、クラスメイト42名は孤島へと送り込まれてしまう。

七原はクラスメイトであり幼馴染でもあった国信が思いを寄せていた中川典子の危機を救い、それがきっかけで典子は七原と行動を共にすることに。そして2人は、川田章吾と意気投合。彼らはこのゲームからの脱出を試みるのだが、と言うのが簡単なあらすじです。

 

文字通り、生き残りをかけたサバイバルゲームの緊張感。その極限状態の中で繰り広げられる少年、少女の友情、恋愛模様の切なさ、一途さ、エモーショナルさ。また同時に人間らしい、裏切り、残酷さが露呈する衝撃。

 

てなことで、確かに悲壮感やショッキングな場面があることは否めない作品ではあります。が、それを差し置いてもとにかく『小説』として、純粋に面白い、そんな作品だと私は思っています。

突然、クラスメイト同士の殺し合いと言う状況に置かれた少年、少女たちは当然、様々な行動を起こします。時にはそれがドミノ倒しのように、次から次へと思いもしていなかったような展開を引き起こすのですが、だからこそ、絶対に読み手である『あなた』が共感できる生徒がいるのも実にうまくできているなぁ、と。

 

また残虐さや暴力性、裏切りが描かれている一方で、青春小説としての熱さやまっすぐさ、あるいは体制にくみしない者特有の強さみたいなもの。そう言うのが描かれている、良い意味で『くささ』を感じさせるような筆致で描かれていて、それがまっすぐ伝わってくるのも、この作品の魅力だなぁ、と思います。

 

そして何よりこの3年B組の生徒、皆、個性が濃いんだわ!(笑)

『こんな個性の闇鍋みたいな生徒が揃いも揃ったクラスができちゃうなんて、クラス編成の時、ちゃんと事前調査とかした!?バランス、考えた!?』と割と真剣に思ったくらいの、実に個性が強い面々が揃っているのが、この3年B組なのです。

 

アクション小説としての魅力も、サバイバル小説としての魅力も、そして青春小説、ある種の人間賛歌的な小説の魅力もあって、それらが良い意味でごちゃまぜ。

それにプラスして個性豊かなキャラクターたちの生き様、散り様が楽しめる小説でもある、と言うことで、アニメ化に向いているよなぁ、と私は勝手に思い続けていたんですけどね。

 

ま、でも題材的に無理なのは言うまでもなく。

・・・でも、映画化されたんだしさ。アニメ化されてもいいじゃん(ぽそっ)

 

プログラムは生き残りが1人になるまで続きます。24時間以内に死者が1人も出なかった場合は、その時点で生徒が装着している首輪に内蔵されている爆弾がどかん。

つまり嫌でも殺し合いをしなければならないわけですが、さてはて、果たして3年B組のプログラム、その結末はどうなったのか・・・それは是非とも、ご自身の目でご確認くださいね。

 

はい。てなことで、ここからは勝手にCV予想に入ります。

とは言え、3年B組の生徒は全部で42名。

さすがに全員のCV予想は無理なので、主要キャラクターのみの予想にしておきますね。

 

ではでは。まずは男子生徒から。

主人公、七原秋也です。映画では藤原竜也さんが演じていらっしゃいました。少し掠れた、高くも低くもない声、と言う、声に関して重要なヒントがあるのですが・・・私の中でぱっ、と浮かんできたのが佐藤元さんでした。

寝ぼけた猫を思わせる愛嬌のある美少年。だけどロックを愛し、国のやり方に不満も抱いている。陽気で友情に厚く、強い精神力も持つ一方、感情的で不器用な一面もある。その熱さが突っ走る部分とか、情に脆すぎる部分。七原として、それを視聴者に共感させる演技をされる役者さん、と言うのを考えた時に、ぱっ、と浮かんできたのが佐藤さんでした。

佐藤さんの熱い演技は勿論なんですけど、物語を通して、川田からいろいろなことを学ぶことで生じる七原の変化。その部分の演技も、佐藤さんなら自然に演じて下さりそうだよなぁ~。

あとナチュラルな少年主人公を演じさせたら、と言うところから、千葉翔也さんもはまりそうだと思いました。

 

それから国信慶時です。ある意味、プログラムの開始を華々しく飾ってくれた登場人物と言えるかもしれません(ネタバレやん)。愛想よく非常に温厚な性格の少年ですが、大切な者を傷つけられた時には激高する、そんな一面も持っている、七原の幼馴染です。そんな国信くんは山下大輝さん、榎木淳弥さんボイスがぴったりだな、と思いました。何と言うか、普段はちょっと幼い感じのする声、口調。

なんだけど、激高した時の、全てをかなぐり捨てるような声や口調。それを考えた時、数々の作品でそう言う演技を見せて下さり、こちらの胸を震わせてきたこのおふたかたが浮かんできた次第です。おぅ、我ながらぴったりじゃん(自画自賛)

 

そして七原たちと行動を共にする川田章吾です。縁日のテキ屋の兄ちゃんを思わせる風貌、と言う描写からも、そして劇場版では山本太郎さんが演じていらっしゃったことからもお分かりの通り、見た目は完全におっさん。どう見ても中学3年生ではない彼ですが(笑)、それもそのはず、彼はある壮絶な過去を抱えており・・・。

見た目はいかつい。でもその実、とても饒舌でユーモアセンスに溢れ、体力面は勿論のこと、精神面でも頭脳面でも、非常に優れている人物です。

そんな川田は、そのキャラクターの立ち位置的に細谷佳正さんがぴったりだな、と思いました。あと武内駿輔さんとか。低音で、ちょっとざらついた感じのある声で。皮肉めいた物の言い方とかが合いそうなのも含めて、このおふたりでいってみましょう!あと、もう見た目おっさんだから、大塚明夫さんボイスでもぴったりかもしれない(笑)

 

お次は殺戮マシーン!コイントスでそうなったからプログラムに乗ることを決めた結果、見事に次々とクラスメイト達を殺戮していくことになる桐山和雄です。殺した人数はダントツの11人!怖っ!映画では安藤政信さんが演じていらっしゃいました。

ある事情があり、その結果、感情の一切を失っている彼。しかしその頭脳は非常に優秀で、もしコイントスで彼がプログラムに乗らない選択、すなわち政府側に喧嘩を売るような選択がとられていたなら、あるいは物語の結末も大きく変わっていたのではないか、と言うほどの人物です。

物静かで無表情。ある種、張り詰めたような空気を身にまとい、そこから独特のカリスマ性を放っている彼のCVは、内山昂輝さんでした。・・・なんだ、もう、ここはさほど考える必要もなく、一瞬で内山さんのお名前が浮かんできたよ・・・ふふ。あと古川慎さんボイスも合いそうだな。

 

さ、続いては杉村弘樹です。映画では高岡蒼佑さんが演じていらっしゃいました。七原の友人で、長身で強面な風貌から誤解されがちですが、実はとてもシャイで心のやさしい少年です。幼少期、小柄でいじめられっ子だったことから拳法を習いだし、今では、武器無しでも桐山と互角に戦えるほどの強さを身に着けています。

彼がこのプログラムで探しているのは2人の少女。1人は幼馴染で『いちばん大切な存在』である千草貴子。そしてもう1人は片思いの相手である琴弾加代子。大切な相手を思う、その一途さ、純粋さ。彼のその思いは、作中でも屈指の切なさです。

そんな杉山は迷いに迷ったのですが・・・『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』での演技を見て『おおっ、こう言う感じ!』と思った熊谷健太郎さん!それから山下誠一郎さんも合いそう!頑なさとか不器用さ、潔癖さ、そうしたものを感じさせるお声や演技の印象が強いので、このお二人を挙げさせて頂きました。いやん、めっちゃ泣ける!

 

男子キャラ、ラストは三村信史です!おそらく人気投票したら、ぶっちぎりの1位を獲得するであろう、私も大好きなキャラです!映画では塚本高史さんが演じていらっしゃいました。

七原の友人で、飄々とした性格でプレイボーイ。切れ長の目を持つ美青年。ただし特定の誰かを好きになったことはないと言う一面もある彼の、その考え方に多大な影響を与えたのは、かつて反政府活動に携わっていた叔父の存在です。叔父に感銘を受けた彼は、形見として叔父がつけていたピアスを左耳に装着しています。

英語と数学以外の成績は芳しくないものの、とにかく知識の種類、量が膨大。かつ運動能力にも長けている彼は、政府の人間からもプログラム優勝候補の1人として目されているほどの人物です。

プログラム自体をぶっ壊すことを決めた彼は、親友である瀬戸豊と行動を共にし、着実に計画を進めていくのですが・・・。

スーパー中学生の名をほしいままにしている、しかし年相応の精神的な未熟さが、肝心な部分で露呈してしまう。その二面性を演じて頂きたいのは、鈴木崚汰さんです!ここも割と考えることなく、ぱっ、とお名前が浮かんできたなぁ。なんてか、中村悠一さんと櫻井孝宏さんを足して2で割ったようなお声と演技を考えた時に、鈴木さんのお名前が瞬時に浮かんできたと言う。

 

はい。てなことでまずは主要男子生徒のCVを勝手に予想してみましたが。

 

ナニコレ、超楽しい(笑)

 

いや、わかってんですよ。どうあがいてもアニメ化なんてされないでしょう。

でもなんだろ・・・これ、ほんと、このCVでアニメ化されたら・・・ヤダ、ほんと、めっちゃ楽しい、にまにまが止まらん(笑)

更に言えば男子キャラも、彼ら以外にもたくさん、実に個性豊かな生徒がいるわけで、それらをどなたが演じられるかを考えると、一層のにまにまが広がっていくと言う。

 

楽しいね!

 

はい。

と言うわけでこんな私だけが楽しい記事が、なんと明日も続きます。

よろしければ引き続き、お付き合い下さい・・・ってか、私と同世代で、かつてこの作品にはまって現在アニオタ、声優オタだと言う方には刺さる記事だと勝手に思い込んでいるんですけど(笑)

 

ではでは。本日の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございました!