今日から4連勤、ふー!
げんなりげーんげん。
と言うことで冬アニメの感想です。
ってかもう、春アニメが続々と始まって、そちらの1話感想もアップしなきゃならないのに。ちんたらしてたら、もうそんな時期よ!
ってか『リーマンズクラブ』放送開始時期が遅かったから、終わるのも遅いんだな。
てなことで『リーマンズクラブ』の感想は、終わり次第と言うことで、本日はそれ以外の最終回を迎えた作品の感想を、どどーんとお送りしていきます。はい。
ではでは。まずはこちらの作品からどうぞ。
・『進撃の巨人 The Final Season』
・・・『終わる終わる詐欺』と言う、『銀魂』でしか見ることがないだろうと思っていた言葉が、よもやこの作品に投げつけられる日がやって来るとはなぁ・・・。
『Final』は『最後の』と言う意味があるそうです。『Season』は『~期』と言う意味があるそうです。なので『Final Season』は『最後の期』と言うことですね。
・・・そんなもん誰だってわかっとるわい!(笑)
まぁ、うん、あの『最後の』とは言ってるけど『終わりの』とは言ってないもんね!
・・・『最終』と言う意味もありますけど(遠い目)
ま、なんでもいいじゃないですか。楽しみが先に延びたと考えましょう。
てなことで『完結編』は2023年、放送予定とのことで。
来年・・・無事、生きていられますかね・・・。
はい。と言うことで、なんだろ。なんかほんと、今のこのご時世にこの作品が、それもこの作品の、巨人VS人間の物語の部分ではなく、明らかに人間VS人間になってきている物語がアニメとして放送されているのが、もうなんかいろいろ考えさせられました。
いや、勿論、これはただの偶然なんでしょうけれど。
個人的にはですね、コニー。彼が、自分の母親を救うためにファルコを犠牲にしようとする。だけどそれを察したアルミンが、自分が犠牲になると言い放って、コニーの母親の口の中に落ちていこうとした。それをコニーは阻止した、って流れがあったじゃないですか。8話か。
で、その後にはコニーとアルミンが、同期でしたっけ?彼らと再会して、しかし目的が違えていることで諍いとなり、アルミンが撃たれた。それでコニーも、ベルトルトの言葉が、多分、勝手に頭の中に思い出されたんでしょうね。慟哭のような叫びをあげながらかつての仲間だった相手を射殺した、って流れがあって、そこからEDの『悪魔の子』が流れたんですよ。10話ですね。
この流れがもう、めちゃくちゃ衝撃でした。
『正しさとは自分のこと強く信じることだ』と言う歌詞が『悪魔の子』には登場しますが、それで行けばコニーも、そして勿論エレンも、エレンを止めようと奮闘しているミカサやアルミンたちも、みんなみんな、正しいわけです。
正しいわけなのですが、その結果、コニーはかつての仲間だった相手を殺した。
放っておけば母親を救うことができたのに、そのための犠牲になりかけたアルミンを救った彼が、この場面では慟哭を挙げながらも、仲間だった相手を殺した。
それがもう、当然と言えば当然、仕方がないと言えば仕方がないことなんですけれど、すごく衝撃だった。
『正しさ』の前では、その人の内にある命の順位付け、優先順位が出てきてしまったとしても、それすらも『正しさ』、その人の『正しさ』になるのだと。
極端かもしれないけれど、そしてこれは当然のことなんだけれど、それでもそれを、その恐ろしく、悲しいことを肯定しているように思えて。でもEDのタイトルが『悪魔の子』であると言うのもまたこれ、結局、人は皆、心に、自分の『正しさ』と『悪魔の子』を同居させているんだよ、と言い放たれているような気もして。
そうして世の中のありとあらゆる『争い』は、結局はこの『悪魔の子』同士の戦いでしかない、でもだからこそ、人間が生きている限り、争いがなくなることはない、と断定されているようにも感じられて。
なんかもう、呆然自失でした。
いや、でもコニー、辛いな。母親を救うためにファルコを犠牲にしようとした、と言うのがコニーであるのはいかにも『らしい』んですよ。うん。
だけど同期だった、かつての仲間だった相手を手にかける。自分の手で相手を、目の前の相手を殺す。自分の手を血で汚す。ベルトルト曰く『誰かがやらなきゃならない』ことをやったのが、慟哭あげながらやったのがコニーと言うのが、もう、たまらなく辛い。らしくなさ過ぎて、だからこそ、あの事態の異常さ、深刻さ、何より、もう取り返しのつかない状況になっているんだと言うことを改めて突き付けられたようで、辛い。
はい。てなことで『AnimeJapan』のステージでも声優さんたち、本当に沈痛な面持ちで『辛い』『しんどい』『苦しい』と言った言葉を口にされていましたが・・・ほんと、辛い、しんどい、苦しい。下野さんだったっけ?おっしゃられていた通り、壁の中で巨人が、巨人だけが『悪』だと信じて、仲間たちと戦っていた日々。
その日々を思い出すと、確かにあの日々も辛くて、しんどくて、苦しかったけど、でも、ほんと、あの日々はある意味では幸せだったんだなぁ、としみじみ思います。
ただ『AnimeJapan』のステージで、場の雰囲気を盛り上げようとしてらっしゃった細谷佳正さん演じるライナー。ライナーにとっては、今の状況と言うのは、もしかしたらもしかして、自分の一切を吐き出すことができたわけだから、多少なりとも救われている部分もあったりするのかなぁ、と思ったり。
いずれにしても個人的には『完結編』のビジュアルに、ちゃっかり、彼の姿があるのが、個人的には胸熱でした。
あとあともうひとつだけ。ジャン。良いですねぇ~。めちゃくちゃかっこいい。これまでの物語通して、いちばん『変わらないけど変わった』を体現しているのは彼なんじゃないかなぁ。谷山紀章さんの、実に人間臭い芝居も、ほんと良い。
てなことで2023年の完結編、首を長くして待ってますよ!
・・・最終回、約3分にもわたる愛の告白。聞いてたこっちも恥ずかしくなったわ!なんなの!もうこんなの長年寄り添った熟年夫婦じゃん!末永くお幸せに!・・・なんですけど、なんか不思議とBL臭がしないと思ったのが不思議。橘と、国を巻き込んだ大喧嘩をした中で、神宮寺の気持ちの成長が描かれてて、その末のあの告白シーンも、実に神宮寺らしいものだったからかな。うん。・・・でも、その後、橘の部屋に帰ってきてからの流れは、完全に無自覚系攻め×ツンデレ受けだったよね!はは!
はい。あと神宮寺の成長に大きな役割を果たしたシュバ君。演じていらっしゃったのは石川界人さんでしたが、いやぁ・・・やっぱうまいよなぁ。声の裏返り方とか、声が裏返りつつもそこに熱がこもる、力がこもる発声とか。げらげら笑いながらも『うまいよなぁ~』と感じさせられました。
ってかこの作品、ほんと声優さんの演技が素晴らしかったです。コメディに振り切った作品だからこそ、その勢いを殺さないハイテンションな演技が求められる中で、どの声優さんの演技も、ほーんとに聞いていて楽しかった。笑わせてもらいました!声優さんの演技が堪能できる作品として、是非とも多くの方にすすめたいわ!
てなことで、うん。冬クール作品、Wトップとして挙げたのは『その着せ替え人形は恋をする』と『平家物語』だったわけですが、そこに次ぐ作品として、私は本作品を挙げたいです。
『面白かった!』の色合いもベクトルも全く異なるんですけど(ほんとにね!(笑))、それで言えば本作品はストーレートに面白かった。コメディとして、ドストレートに面白かったと言いますか。うん。
何よりやっぱ、突き抜け具合で言えば今期1でしょう。ぶっちぎりに突き抜けていたでしょうよ。おっさんと中身はおっさん、見た目は絶世の美少女と言う濃すぎる設定に負けないくらいに、とにかく出てくるキャラクターの濃いこと。そしてその濃いキャラクターたちが繰り広げるめちゃくちゃな物語。だけどそれがファンタジー作品としてもちゃんと成立しているのが、またこれこの作品の凄いところだったなぁ、と思うのです。
が、多分、この作品、こんな真面目に語る作品じゃないと思います(笑)。とにかく濃すぎる設定、濃すぎるキャラクターたちが繰り広げる、めちゃくちゃな物語にげらげら笑って『あ~、面白かった!』と大満足な気持ちを抱くことができる。そして後には何も残らない、また新しいお話を見て・・・と言う、幸せなループに浸れる、そんな作品!
とにもかくにもほんと面白かったし、この濃い面々を演じられた声優さんたちのふっきれた演技、また見たい!てなことで2期、待ってます!
・『東京24区』
・・・途中で1話飛んだり、作画が怪しくなったり、何故だか私のテレビの番組表ではタイトル以外、なにひとつ表示されない。最終回も『終』の文字が出ていなかったりと(笑)いろいろ不安になった本作品ですが、いやいや無事、完結して何より。そして面白かったです。
個人的には最終回の1つ手前、11話。ここの終盤か。アスミを消すことには変わりないと言う未来を前にして、どうするのか。それを巡って意見が対立したRGBの3人が殴り合いを始めるじゃないですか。あの展開がもう、最高におかしかったし、最高に切なかったし、最高に熱かったです。なんか『そうそう、これだよこれ!』とでも言いたくなるような展開だったと言うか。
今の世の中でこういう言い方をすると、眉を顰める方もいらっしゃるかもしれませんが、でもあえて言わせていただくと、『そうだよ、やっぱり男の子はこうじゃなくっちゃね!』と言いたくなるような。
RGB、シュウタ、ラン、コウキ、3人の少年の不器用さ。それまで溜めに溜めてきたいろんな感情。それが爆発して、でもどう解消していいかわかんない。だから殴り合いになった、と言うのも、しかしあの3人だからこそ、3人の絆の強さ、アスミに対しての思いの強さがあってこそだと思うんですよ。
そう言う、実に青臭い、でもだからこそまっすぐな感情が殴り合いと言う形を借りてぶつかり合ったあのシーンは、いやほんと良かった。
そしてそう言う展開があったからこそ、の最終回。
わき上がってくる本音を押し殺して『私の気持ち、わかってよ!』と言う賢くて、繊細な少女と『わかってたまるかよ!俺たちは君に会いたいんだ!今すぐ!』と感情のまま突っ走る不器用極まりない少年3人と言う構図が、もうたまらなく愛おしかったです。
ね。そうして再会して『さぁ、ここからどうすんだ!?』と不安半分、期待半分で見守っていたら・・・ちゃーんと、ランとコウキは気持ちを、覚悟を固めていた。そしてシュウタもちゃんと、気持ちに整理をつけることができた。
諦めでもなければ、絶望でもない。どうにもならないことをちゃんと直視して、気持ちの整理をつけて、自分たちにできることは何かを見定めて、何かを選択する。選択できなかった何かに対しても恥じないよう、精一杯を尽くすと心に誓う。『それが大人になるってことだよ!』と言う偉そうなことを言うつもりは毛頭、ありませんが、でも、それが描かれていた最終回のタイトルが『青春24区』と言うのも、実に憎いじゃないですか!
あとアスミちゃんも良かったなぁ、と思う。いやちっとも良くないけど、でも、あのまま、RGBの3人に再会しないままだったら、心の奥の奥底にあった本音を押し殺したままだったら、多分、あんなふうなお別れ、できなかったと思うよ。
3人が言葉を交わして、アスミと別れる、あのシーンも良かったなぁ。ただあの映像を見ていたすべての人が、アスミちゃんに対して『大好き』を連呼したのには、さすがにちょっと興ざめしないこともなかったですけど。たはは。
トロッコ問題。そこに突き当たった時、いつも表出するのは『正しさ』では割り切れない人の心、人の情、人間だからこその感情の動きです。
それを絡めた物語は、多少のもたつきのようなものは感じたものの、とても面白かったですし、なにより先ほども書いた通り。
11話と最終回で、とびきり青臭い青春物語、そこから少しだけ成長した物語として完結したことで、とても爽やかな物語になったな、と言う印象を強く受けました。
アスミを演じられた石見舞菜香さんの、儚くもあり、だけど気持ちの強さを感じさせるお声と演技。そしてRGBの3人を演じられた榎木淳弥さん、内田雄馬さん、石川界人さん、3人の声の対比、演技の対比やキャラクターへのはまり具合。そして3人で1つのRGBと、アスミちゃんとの声の対比や演技の対比と言うのも、いや、声優ファンにとってはたまらないものがありました。
ただあれね。EDがなかなか流れなかったのは、ちょっと残念ね(笑)
はい。と言うことで本日はこちらの3作品の感想を書いてまいりました。
これで残るは冒頭でも書きましたが『リーマンズクラブ』のみ、と言うことで。
さぁ、ここから急いで春アニメの1話感想、書かなきゃ。
春アニメ。見てるけどどの作品を見たのか、それすらまとめられていないと言う体たらく・・・まずいぞ(汗)
ではでは。
本日の記事はここまでです。
読んで下さりありがとうございました!