大阪杯、見た!
エフフォーリアは群の中に沈んでいって、ジャックドールも終盤、ちょっと失速して『おおっ!これは違う子が来るぞ!来るぞ!うっへ!』となったところ、僅差で逃げ切ったのはポタジェ。8番人気のお馬さんでしたね。
ポタジェ。名前が可愛すぎる。ポタジェ。無駄に口にしたくなるリズムの良さ(笑)
いやー、面白かった。『ウマ娘』でレースで事故って負けるたび『なんでこんだけステータスあるのに負けるんだよ!』と腹立ててたけど、成程、やっぱりこう言うこともあるんだな、と実感させられた気分です(笑)
面白いなぁ~。いや、実際にお金を賭けていらっしゃった方にとっては、なかなか渋い結果になったかもしれませんが。
ポタジェ、調べてみたら決して、何と言うか、弱いと言うか、勝てない馬ではなかったらしいとのことで・・・成程なぁ。
いや、しかし面白かった!あと急な騎乗であったにも関わらず、3位に食い込んできたあたり、やっぱ武豊さんってスゲェんだな、と思いました。
来週は桜花賞ですね。あぁ、ほんと。日曜休みってやるせなかったけど、『ウマ娘』のお陰で、競馬実況を見られると言う楽しみができたわ。ありがとう!
ま、来週の日曜は仕事、そこから4連勤だけど(遠い目)
何はともあれおめでとう、ポタジェ!そして騎手の吉田隼人さん!
てなことで本題に。
春クールアニメも続々と放送がスタートしている今日この頃。
その前に、やはり前クールアニメの感想をまとめておかねばな、と言うことで。
本日から何回かにわたり、できれば連続でお送りしたい2021年冬アニメの感想。
本日はその1回目です。
ではでは早速、こちらの作品からスタートです。
・『86』
・・・生き残った人間は、死なない限りは生きていくしかない。死んだ人間は、どれだけ祈っても、どれだけ生きた人間がそのことを引きずっても、生き返ることはない。
だから忘れない。それだけが、生き残った、生きている人間が、生きている限りできる唯一のこと。
かつて生者だった死者の存在に、その思い出に引きずられるのではなく、縛められるのではなく、それらを忘れることなく生きていく。
それも含めた自分の人生を、自分が、自分で生きていく。
自分の気持ちに正直になること。
めちゃくちゃシビアで、至極当然で、でもそれ故、とても難しく悲しいことを、改めて見せつけられたようなラストだったなぁ。
だからこそ、そうしたことに気が付いた(ように私は感じられた)シンの姿、戦いの中で死ぬことに価値を見出すのではなく、戦いを超えて生きていくことに能動的になり、かつそのことを受け入れたようなシンの姿には、変化には泣きました。
そしてまた『忘れない』と言うことの難しさ。1分1秒、一瞬たりとも忘れないなんてことはどう考えても不可能である。
その現実をちゃんとわかっていながら、それでも、自分にはそうすることしかできない。そう言い続けることしかできない。その悔しさとか苦しさとか、死者に対して許しを請うような、それでいてちゃんと自分自身に誓うような。
いろーんな感情がない交ぜになったレーナの『忘れません』の台詞も、泣いた。ひとつひとつの『忘れません』が全部一緒で、でも違っていて、長谷川育美さんの演技が素晴らしかったです。
シンとレーナがようやく、ようやく顔を合わせることができたラストシーンは、もうなんか、尊さと喜びと切なさが相まって、ぐっしゃぐっしゃに泣いてました。
死んで、記憶として出会うのではなく。生きて、出会う。生きていたから、生き残ったから、出会えた。
シンの、あの微かな、だけどとても穏やかそうな、嬉しそうな、それでいてちょっと困ったような笑みが最高だったなぁ。
お幸せに!(違う)
てなことで。『クオリティアップのために最終回は3月になります!』とはじめ聞いた時は、ちょっと気が遠くなりそうな感すら抱いたものですが。
いやいや、こうして物語の最後まで見終わった今は、待った甲斐のある、実に素晴らしいクオリティで、最高のラストをありがとう、と言う気持ちしかありません。これは是非とも、続編、やって欲しいなぁ・・・。
あと前にも書いたんですけど。今週末にイベントあるじゃないですか。これ、ほんと、配信して頂けませんかね・・・。この面々による朗読劇、見た過ぎる・・・。
・・・『嘘だろ!?連続4クールくらいで放送してくれるんじゃなかったの!?』と、番組表で<終>の文字を見た時には思いました。
そしてその後、2クール目、13話目からは今秋、Netflixで先行配信、年内テレビ放送予定と知って『そんな・・・そんな先のことなんて・・・わかんない!こんな物騒な世の中じゃ、そんな先まで生きていられる保証なんてどこにもないのよ!今すぐ、今すぐ続きを見せてよおぉぉぉぉぉっ!』と、それこそ作中に出てくるモブのような叫びを発しそうになりました。
ま、ぶっちゃけ、放送開始に際して『連続4クール』なんて言葉はおろか、放送素レジュールに関しても、なにひとつ言われていなかったから、すべては私の勝手な思い込みなんですけどね、ははははは。
早く・・・早く続きが見たい・・・っ・・・。
はい。と言うわけで神父様の正体、その目的がわかって『さぁ、これからますます激戦、熱戦が繰り広げられていくぜ』と言うところでの終わり、でしたね。
くぅ~っ、切り方としては実に憎い、でも非常にキリが良いと言えばキリの良いラストでしたね。
あ、あと。
『ジョジョの奇妙な冒険』のアニメの最終回と言えば、OPにSE?が入るのが、もはや常識なのですが・・・。
笑。今回も凄かったですよね。ぶっちゃけもう、ichigoさんのボーカルが若干、聞こえにくくなっているくらいのSEの主張の強さが・・・笑うしかなかったですが、でも、良いんです。これでこそ『ジョジョの奇妙な冒険』、そしてこれでこそ『ジョジョの奇妙な冒険』アニメの最終回なのですよ!
てなことで、まぁ、うん。あの、面白かったですよね。
『あ~、『ジョジョの奇妙な冒険』のアニメが帰ってきたよ~!』と1話見た時、本当に懐かしさと共に歓喜に近い感情がこみ上げてきましたもん。
声優さんの、迸る汗が見えてきそうなほどの熱演も、画面を支配せんばかりの独特の擬音、擬態語の文字も、カラフルな色使いも、荒木飛呂彦さんの絵をそのまま、あの濃さのままアニメ絵として表現しているところも、何もかもが、1部から5部に受け継がれてきた『ジョジョの奇妙な冒険』、そのすべてが画面の中にあって、本当に嬉しかったです。いやぁ、ほんと、素晴らしいなぁ。
声優さんの熱演も・・・もうほんと。良い意味で、もう凄すぎて笑うしかないくらいのはまりっぷりで、その濃度がますます、作品への没入度を高めてくれるんですよねぇ。
個人的には前にも書きましたが、梅原裕一郎さんのウェザー・リポートが、めちゃくちゃかっこよすぎて、かつそこはかとない色気もあって『おっふ』となりました。梅原さんは、こう言う役を演じられると、向かうところ敵なしの感があるなぁ・・・。
そして彼と共に登場だけはしているナルシソが、本格的に喋ってくれるのも、今から楽しみだなぁ・・・。2クール目のPVでは、そのお声も聞くことができましたが・・・。
これはかっこいいCV浪川大輔さんだ!期待しかないぞ!
ところでどうしてプッチ神父は、ウェザー・リポートのことを、さも昔から知っているかのような口ぶりだったんですかねぇ~(にやにや)
気になる方は、是非とも原作を!
てなことで、本当に続きが待ち遠しい限りですが・・・最短でも秋にしか見られないとのことで・・・くぅ~、それまで無事、生きていられますように!
・『王様ランキング』
・・・こー、私の語彙力ではうまく表現できないのですが。『子ども向けのやさしい童話×大人向けのシリアスかつシビアな童話』、両極端な、だけど深い根っこの部分では共通したものを描いている2つの存在が、見事に融合していた作品だと感じました。
シリアスでシビアで、何と言うかもう見ていてしんど、となる部分もたくさん描かれている。人の嫌な部分、醜い部分、悲しい部分もたくさん、かつ非常にリアルに、胸をえぐるかのような描写で登場する。
なんだけど、それだけじゃない。そう言う部分も描きつつ、やさしく温かい部分、『現実でもこうであったらいいのにな』と願わずにはいられないような、だからこそ切なさすら感じさせるような描写もあって、そこに救いがある。語弊ある言い方かもしれませんが、創作物としての、ある種、お約束としての救いが、癒しがある。
でもシリアス、シビアさとのバランスがうまくとれているから、そうしたお約束の救い、癒しが浮いていない。ちゃんと響いてくる。
だからものすごく、作品として作品の中でのバランスが保たれている、そんな作品だなぁ、と感じました。
てなことで最終回。泣いたなぁ~・・・ホッジ役の日向未南さんの、ホッジとしての純粋さ、無垢さ、そうしたものの演技が炸裂していたようなラストだったように感じます。いやいやほんと、日向さんの演技、全編通して素晴らしかった!
カゲ役の村瀬歩さんの演技も、ほーんと。最終回、ホッジと別れてから、ホッジのことを思い出さないように、強がって強がって、だけどやっぱりホッジのことを思ってしまって涙する、あの流れの演技とか、もうほんとダメ。涙ぼろぼろ。
ってかベビン・・・かっこよすぎるよ、あんた・・・ずっこいよ・・・。
カゲがいなくなって、だけど自分は王様として、国を導かなければならない。その狭間で苦悩するホッジに対して、ヒリングがかけた言葉。
『自分の人生を生きなさい』と言うあの言葉。あれ、もう、母親が子どもにかける言葉としては、これ以上ないと言うほどに最高だと思う。子どもに対して『あなたはもう、それができるんだから』と言う、圧倒的な『人対人』としての信頼感と、『戻ってくる場所はここにあるんだから』と言う愛情が無ければ言えない言葉だよなぁ~。
またヒリング役の佐藤利奈さんの演技も、なんだろ。見返してみると義理の母親だからこその、こー、苦しみとか、やるせなさとか。彼女自身の不器用さかと。でも本当は、本当に心のやさしい女性である部分とか。そう言うのが場面、場面で実に繊細に表現されている演技で、いや、なんか、凄い染みる。
物語は、一応の平和を迎えたような終わり方で締めくくられましたが・・・しかし、ホッジたちが手にした幸せの代わりに、オウケンはあれ、どうなったのよ・・・冥府兄弟、しんどすぎるだろうよ・・・。
この辺りも、何と言うか、決して万人が納得できる幸福、完全な幸福などないと言うことが描かれているようで、なんか切ないし、この作品らしいなぁ、と感じました。
さ、続編はどうなんでしょうね?原作が若干、足りない感じなのでしょうか?そのあたりはよくわかんないですが、是非とも続き、見たいなぁ~。
・『その着せ替え人形は恋をする』
・・・知ってる?五条新菜と喜多川海夢って付き合ってないんだよ?知ってた?
嘘だろ!こんなんもう、付き合ってるどころか、結婚して何年目の、だけど結婚した当初の初々しい気持ちと互いに対する敬意を忘れずに幸せな日々を過ごしている熟年夫婦だろうがよ!こんなんで付き合ってないとか嘘だろ!来年の花火大会も一緒に行く約束するとか、そんなんもう付き合ってるやん!これで付き合ってないとか嘘だろ。そんな世界がどこにある!
ここにあった(膝から崩れ落ちる)
何なの・・・もう何なの・・・かつてこんな尊い作品があっただろうか、いやない(即答)。いや、あったのはあったけど、ここ数年の中では、トップクラス、トップオブトップ、キングオブキングの尊さだったわ・・・尊さで殺されるとか、ほんとちょっとよくわかんないけど、それはそれで幸せなことだと思いました(どーん)
ありがとう(再びの五体投地)
はい。てなことで、ほんと、毎週、きゅんきゅん、にやにやさせて頂きました。前評判で面白いとは聞いていたけど、まさかこんなに面白い、そしてこんなに素敵な作品だったとは・・・いやぁ、いい意味で裏切られたわ・・・ありがとう。
何が素敵だったかって、それまで交わることのなかったキャラクター、その日常や世界が交差して、その結果、それぞれが新たな世界や日常、感情を得ることになったってのが、もう物語として本当に素敵、素晴らしいとしか言いようがないんですよ。
好き。こういうの、もう、めちゃくちゃ好き。
だから最終回で、海夢ちゃんとお祭りに出かけて、花火を鑑賞している五条くんの、あのモノローグからの、隣の海夢ちゃんを見ると言うシーンは、ただただ涙でした。
互いが互いの『好き』を拒むことなく、ただただまっすぐにそれを受け入れ、その気持ちを尊重し合う。そこから新しい、それまでに見たことがなかった景色を見て、感情を覚える。
ほんと、素敵。素敵。
尊い。
なんだけど、その後、良い感じになってるのに、海夢ちゃんが『べっ』てした舌がめちゃくちゃ青くて、と言う流れも、この作品らしくて最高。シリアスブレイカーならぬ、きゅんきゅんブレイカーだけど、その壊しっぷりすら、もはや愛おしいしきゅんきゅんするし、それすら2人のきらきらした思い出になっていくのだと思うと、なんかもう、尊すぎて発狂しそうになる自分がいる(怖)
あとは・・・割と五条くんの、年齢らしい、極めてまっとうな性欲が描かれていたのも、めちゃくちゃ良かったなぁ~。妙なリアリティがあって、だけど変にいやらしくなくて、それすら微笑ましいと言うか。
五条くん、マジヒロイン(どーん)
てなことで・・・終わってしまったのが本当に寂しすぎる。寂しすぎる。2期、やりますよね?原作のストックがどんな感じなのかとか、全然、わかんないんですけど、ここまでの反響を巻き起こしたんですもの。
2期、やりますよね?
ね?(圧)
最後になりましたが、五条くんと海夢ちゃん、2人を、実に生き生きと、キュートに、最高にきらきらと、瑞々しく演じて下さっていた石毛翔弥さんと直田姫奈さんには、本当に盛大な拍手を送りたい。
ほんと、素晴らしい演技でした!ありがとう!ここからどんどん、どんどん売れっ子さんになってね!応援してる!
2期、やってね!絶対にやってね!(叫)
はい。てなことで本日はこちらの4作品の感想を書いてまいりました。
てなことで、冬クール感想、まだまだ続きますので、引き続きお付き合いいただけると嬉しいです。
ではでは。本日の記事はここまでです。
読んで下さりありがとうございました!