tsuzuketainekosanの日記

アニメや声優さん、ゲーム、漫画、小説、お仕事とのことなどなど。好きなことを、好き勝手に、好きなように書いていくだけのブログです!ブログ名の『ねこさん』は愛猫の名前だよ!かわいいよ、ねこさん!

冬アニメ、印象的な楽曲~ED編

そのクールに流れているOPとED楽曲の中から、個人的に印象的な楽曲について語る、毎クール恒例の記事です。

昨日のOP編に続いて、本日はED編をお送りいたします。

我ながら、非常にふり幅の広いチョイスとなりましたので、よろしければ一緒に盛り上がって下さい。

 

ではでは、この曲からスタートです!

 

Luce Twinkle Wink☆『"FA"NTASYと!』

・・・狂気の異世界転生アニメ、手の込んだBL(笑)『異世界美少女受肉おじさんと』のEDでございます。


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はい。いや、なんだろ。めちゃくちゃ面白いです。『面白い』にもいろいろな種類や意味があると思うんですけど、この作品に関してはバカバカしさの極、そこから来る純粋な面白さが該当すると思います。なーにんも難しいこと考えずに、素直にげらげらと笑える作品って凄いと思うし、それをそれとして制作するって、めちゃくちゃ難しいと思うのですが、それを見事にやってのけているのが、この作品ではないでしょうか、と。

あと個人的には、とにかく出演されている声優さんの演技がキレッキレで、そこももうめちゃくちゃ楽しいです。

 

そんな『異世界美少女受肉おじさんと』のEDが、こちらの楽曲です。歌唱されているのはLuce Twinkle Wink☆さんとのことで・・・調べてみたら、アニメタイアップ楽曲もたくさん、歌唱されているのですね。成程。

 

で。このEDです。なんだろう。一昔前のテイストを感じるのは、私だけでしょうか?古き良きと言うか、懐かしさすら感じさせると言うか。そして何より中毒性が凄まじい・・・そう言う意味では、久しぶりに『THEアニソン!』と言いたくなるような楽曲だなぁ、とも思います。

あと歌詞も、調べてみたら実にこの作品の世界観を表現していると言うか。簡単な言葉だけで成立している歌詞なのでわかりやすいっちゃわかりやすいんですけど、意味とか真剣に考えると頭混乱すると言うか(笑)。そしてそう言うところも、この作品らしくて、バカバカしく、結果『楽しけりゃなんでもいいんだよぉ!』と思考放棄したくなるような、そんな歌詞になっております・・・誉めてますよ(笑)

 

そしてアニメ本編で流れる映像も良いですよねぇ。こちらもまた、なんとも懐かしさを感じるのですが、なんだろ?アラフォーにささる何かがあるのでしょうか?(笑)。よくわかんないけど、ニコ生のコメントでも『なんか懐かしい』と言うコメントを見かけるので、刺さる人には刺さる、そんな作りになってるんだろうなぁ~。

 

楽曲として非常に親しみやすく、かつ盛り上がりやすいのも良いな、と思います。このご時世だとなかなか難しいですが、コールや合いの手で、Luce Twinkle Wink☆さんとライブ参戦している方が一緒に盛り上がれる、定番の一曲となりそうな予感です!

 

・まふまふ『二千五百万分の一』

・・・『リーマンズクラブ』のEDです。『リーマンズクラブ』面白いですよね。面白いってか、ちゃんと『サラリーマン×バドミントン』してるのが新しいし、良いなぁ、と思います。

あと主人公の尊くん、まだ20歳なりたてほやほやだったんだね。この年齢設定も、めちゃくちゃ考えられてるなぁ、と。スポーツマンとしては勿論だけど、ビジネスマンとして、またひとりの人間としてまだまだ未熟さが目立つ年齢(一概には言えませんよ、勿論)だからこそ、いろーんな面で、宮澄さんたちと関わることでの成長が手に取るよう見えると思うんですよねぇ、うん。

 

なんだろうなぁ。いい歌ですよね。この作品のバドミントンの熱戦とか、サラーリマン生活の大変さとか、皆がわいわいやってる楽しさとか。そう言うのを作品で堪能した後に、満足した気持ちに、すっ、としみこんでくるような歌で、EDにぴったりだと言うのがひとつ。

それから『ボク』と『君』が出会う、その二千五百万分の一の奇跡、そこに至るまでの軌跡、その偉大さと、何かしら切ないような感情を描いた歌詞が、不思議とこの作品にマッチしているよなぁ、と言うのも取り上げさせて頂いた理由のひとつです。

 

単純に尊が宮澄さんとペアを組むことになった、と言うのもあるんですけど。でもそこに至るまでの尊の、宮澄さんの歩んできた軌跡。尊にとっては、それはともすれば思い出したくもない、なかったことにしたいものなのかもしれないけれど、だけど、それがなければ宮澄さんとの出会いも、サンライズビバレッジの面々との出会いもなかったかもしれない。

そう言う作品のことも含めて、いろんな感情や出来事、決してポジティブではないそれらを何とかしたい、と願いながら、時には泣きながら、それでもそれらを受け入れて、引きずって歩み続けてきた末に今があって、そこに二千五百万分の一があった。そんな歌詞の展開が、作品を超えて聞く人の心を揺さぶるような楽曲だと思います。

『消えかけた』から始まる最後2行の歌詞が、めちゃくちゃ尊い。今日を生きると言うことは、そう言うことなんだとひしひしと感じさせられました。

 

あとEDの絵も良いですよね。この作品のぱきっ、とした色遣いが実に鮮やかで、染みる楽曲を一層、盛り上げているような。


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・ヒグチアイ『悪魔の子』

・・・『進撃の巨人 The Final Season Part2』のEDでございます。いや、なんだ。もう凄いですよね。凄い。『進撃の巨人』のアニメ、その最後を(ですよね?まさかここまで来て『ラストは映画で!』とかないですよね?)飾るにふさわしい、本当に素晴らしい、凄まじい楽曲だと思います。

 

何って、もう、とにかく歌詞が『進撃の巨人』そのもの。聞いていると作中で生きるキャラクター、特にメインのキャラクターたちの姿や思いがまざまざと伝わってきて、胸を衝かれるような思いがします。

歌詞にもありますが、世界の残酷さ、それを『これでもかっ!』と言うほどに歌い上げながら、それでも、それに打ちのめされそうになりながらも、誰かを愛すること、そして正しさとして自分を強く信じること、そうして生きていく姿が描かれている。

だから、胸を衝かれるような思いがしながらも、切なさがこみ上げてくると言うのも、またこの楽曲の凄いところではないでしょうか。

そして誰かを愛すること、正しさとは自分を強く信じること、その裏側には必ず犠牲があり、そんなふうに生きる自分の中には悪魔の子があり、育っていっている、と言う、その歌詞が、もう凄い。

 

『正しさ』は必ずしも絶対的な『正しさ』ではない。誰かを愛すると言うことは、誰かを愛さないと言うことであり、そこには犠牲が発生する。

わかりやすい正義とか、愛とか、そうしたものではない、そうしたものにつきまとう、だけどどうしても忘れがちなどろどろした部分をも、歌詞として出してきて、それを作品世界と見事にリンク、マッチさせているのが、素晴らしいの一言なのです。

 

なんてか『進撃の巨人』、ここまで視聴してきてつくづく思うのは月並みな感想かもしれませんが『いちばん怖いのは人間。いちばん愚かしいのも人間』と言うことなんですよね。うん。

そしてEDでこの歌を聞くと、そのことをより一層、強く感じさせられるのです。

 

あとね・・・絵が・・・EDの絵が・・・もう泣ける。

鳥が羽ばたいていって、けれど、天井に阻まれ輝く欠片となってエレンのもとに降り注ぐ。その瞬間、今度はエレンの周囲を覆っていたすべてが消え失せ、花が色づく。ここでエレンが微笑むんですよ。

で、次に映るエレンは成長していて、その表情を見ることは叶わない。そして最後、エレンは七色の炎に包まれて消えていく。

 

しんどい。辛い。

物語を通してエレンが得た、ありとあらゆる感情。そのすべてが短いEDの中に、この『悪魔の子』と言う歌の力を得て、ぎゅっと凝縮して描かれているように思えて、ただただしんどい、辛い。

 

またこちらに関しては『アニメスペシャルVer.』としてアニメ本編の映像も使った映像も公開されているのですが・・・これもまた、素晴らしい出来なんだよ・・・。

個人的にはエレンだけでなく、ライナーやベルトルト、アニが登場しているのも嬉しかったし、特にもう、『信じるのは その目を開いて』から始まる歌詞のところで、エレンたちが海を目にした、あのシーンが映るのが泣ける。

 

あの時、大海原を目にしたエレンの胸には、どんな思いが満ちていたんだろう。

そして今、その時の思いを、エレンはどんな思いで振り返っているんだろう。

 

エレンにとって『世界』は、今、どんな色で、どんな感情で満ちているのだろう。

 

まさに集大成にふさわしい、圧巻の楽曲ですね。はい。

 

と言うことで、EDはこちらの3曲を取り上げさせて頂きましたが・・・勿論、ここに取り上げなかったEDも、素晴らしい楽曲ばかりです。

個人的にはアレですな。『錆喰いビスコ』と『佐々木と宮野』の2作品で、男性キャラクターのデュエットソングがEDになっていると言うのが珍しいなぁ、と言う印象です。どちらの楽曲も、作品の個性が如実に表れていていいですよね。

あと『薔薇王の葬列』のZAQさんによる『悪夢』も、作品のダークな雰囲気をそのまま、楽曲に閉じ込めたような曲で印象的です。プラス、ZAQさんとしても、今までになかった感じの楽曲と言うのも、個人的には面白いなあ、と思います。

 

ではでは。

本日の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございました!