tsuzuketainekosanの日記

アニメや声優さん、ゲーム、漫画、小説、お仕事とのことなどなど。好きなことを、好き勝手に、好きなように書いていくだけのブログです!ブログ名の『ねこさん』は愛猫の名前だよ!かわいいよ、ねこさん!

2021年秋アニメの感想~その5

もう年が明けたって言うのに・・・。

何なら明日で年明けて2週間だって言うのに・・・。

冬アニメも始まってるって言うのに・・・。

書き残していた2021年秋アニメの感想のラストをお送りいたします・・・。

てか・・・最後にはびっくりするような展開が待ち受けていたわけですが・・・それはまた、その作品の時に書こうと思います。

 

ではでは、そんなこんなで秋アニメ、残りの作品の感想です。

どうぞ!

 

・『逆転世界ノ電池少女』

・・・細道の身元引受人、常に金返せ、金返せって言ってた宗方さんっていたじゃないですか。その宗方さんのCVが失礼ながら知らない方だったので、若手の新人さんかな、と思って調べてみたら、まさかの同じ年の方でした。

福地教光さんと言う方で、俳優として舞台で活躍されてきた方だそうで、この作品の宗方さん役で声優としてのキャリアを開始されたそうです。

シリーズ構成を務められた上江州誠さんが、とある舞台作品での演技を評価して勧誘されたとのことで、成程。いや、めっちゃいいお声だったし、宗方さんの、あの冷徹になり切れない、最後の一歩のところで人としてのやさしさなんかを捨てきれない演技とか、最高だったと思うのです。成程。名前、覚えた(どーん)

 

そんなこんなで、とにもかくにも3人の電池少女が可愛かったです。中でもやっぱりりんちゃんね、ファイルーズあいさんの可愛い女の子の演技は、ほーんと、なんの嫌味もいやらしさもない、純粋な可愛らしさに溢れていて、もうなんかにやにやしてしまいます。可愛い。

そして個性豊かな電池少女に感化されつつ、だけど熱くなることをどうしてもためらいがちな細道、彼を演じていらっしゃった山下誠一郎さんの演技も良かったなぁ~。山下さんの演技、私は好きだなぁ。どれだけかっこいい役を演じられても、必ずそこに人間臭さ、人間らしさのようなものが感じられる演技だと、個人的に思います。はい。

 

また細道と電池少女たちを取り囲むキャラクターの個性の強さも、楽しかったなぁ・・・。バルザック山田は・・・もうあのキャラクターでCV杉田智和さんって時点でずるいわな、面白くならないわけがない(笑)、んですけど、その彼も要所要所でかっこよく、最終回には更にそのかっこよさが増し増しだったのは、やっぱりずるい。

でも過去のお話で、ミミさんとの絡みの部分、あそこは思わず笑っちゃったけど。

 

全体的にはコメディタッチ、元気な作品なんだけれど、その中で細道のどうにもならない過去への、こー、変な形での執着とか。そのことから、どうしてもこじらせてしまっている自意識とか、素直になれない部分とか。そう言う、なんかこー、湿っぽい部分が描かれていたからこそ、ラスト、それがぱーん!と弾けたようになって、細道が自分の思いを叫んだシーンは、爽快の一言でした。

雑多さありつつ、でもちゃんとロボットアニメしていたのも好き。

 

・『最果てのパラディン

・・・終始、河瀬茉希さんの演技が印象深いと言うか、河瀬さんの演技に引っ張られて視聴した、そんな作品だったと個人的に思います。はい。

何と言うか、勿論、演技してうまいと言うのは言うまでもないことなんですけれど、そういううまさとは別の、とにかく河瀬さんの気持ち、気迫、熱量、そう言ったものがぐいぐい、伝わってくる、そんな演技だったように思うのです。

いいですね、なんか、そう言うの、私大好物よ(どーん)

 

はい。そしてその河瀬さんの演技、あるいは声質と、メネルドール役の村瀬歩さんの演技、声質の組み合わせが、めちゃくちゃ良かったです。

何がどう良かったのかはなかなか言葉にしづらいのですが(すいません)、なんかこー、ほんと、凄い相性として良かったじゃないだろうか、と私はひとり、満足している次第です。

なんか最終回になって『河瀬さんのこの声、演技と、村瀬さんのこの声、この演技が共演してるって、めちゃくちゃ凄いことなんじゃないの?』と本気で思ったくらいです。

こー、何と言うか。どちらも少年、青年役でありながら、どこか中性的、大人の声になり切る前の、凛とした響きみたいなものがあって、その共鳴みたいなのがめちゃくちゃ綺麗だったなぁ、と。

 

そんなこんなで、成程。物語、前半と後半とで大分、毛色が違う作品だったのですね。後半、ウィルが独り立ちしてからメネルドールと出会い、そして彼と初めての友人になる。更にいろいろな仲間に出会い、と言う流れも好きですが、個人的にはやっぱり、前半、3人のアンデッドたちとの物語が印象深いなぁ。

またこの3人のアンデッドを演じられた声優さん、そしてその前にスタグネイト役の高橋広樹さんの演技も、ほーんと、それぞれに味があって素敵だったよなぁ~。

 

骨太なファンタジー作品なんだろうな、と言うイメージがあったのですが、思ってた以上にファンタジー色の強い作品だったし、こー、確かに悲しい別れはあった。だけどそれ以上に、ブラッドとマリー、そしてガス、3人のアンデッドのウィルに対する深く、厳しくも優しい愛情、それが染みる、優しい作品だったなぁ、と。

そこから一歩、自分の旅路を踏み出したウィルの成長の描き方も同様で、見ていて安心できる作品だったなぁ、と思います。はい。

 

てなことで2期制作と言うことで、おめでとうございます!

 

・『86』

・・・で、冒頭に書いた『まさかの展開』はこちらの作品のことです。

『1週、遅れたけれど、まぁ、1月中には2クール目も最終回を迎えるんだよね』と思っていたら・・・あなた。まさかまさかのクオリティアップのために、22話と最終23話は3月放送予定とのことで・・・おばちゃん、おったまげちゃった(古)

まぁ・・・でも、クオリティアップのためと言うのは嬉しいですわな。そこまでこだわって下さっているのは嬉しいし・・・と言うレベルどころではなく、本当ににっちもさっちもいかない状況なのかもしれませんけど(遠い目)・・・やっぱり、骨太な、シリアスな作品だけに、作画などにそれを邪魔されてしまうのは、視聴者としては悲しいのでね、はい。3月の放送、楽しみに待っています!

 

てなことで現状での最終話となった21話までの感想ですが・・・そうか・・・21話、あのラストで3月まで待たなあかんのか・・・キャラクターたち生きてるとは思うよ、生きてるとは思うけど・・・気になり過ぎる・・・。

 

21話、『あり得たかもしれないけれど、あり得ない未来』の映像が、めちゃくちゃ悲しかったです。戦うことしか、敵を殲滅することしか残されていないキリヤの、すべての怒りと恨みが込められたような、咆哮にも近いせりふ回し。上村祐翔さんの演技はほんと、見ていてしんどかったし、悲しくなるくらいだったし、それに対するフレデリカ役の久野美咲さんの演技ね。すごいな。久野さんの演技は、なんてかもう、ほんと、来るんだよ、感情に。

超絶作画に『ここぞ!』と言う場面で流れてくる澤野BGMのかっこよさ、そしてまさしく演者さんたちの、演技での戦い、それが存分に詰められていた、そんな21話だったなぁ、と。

そして2クール目ではなかなか出番が少なかったレーナの、21話での、そのうっ憤を晴らすかのような(笑)活躍っぷりでしたね・・・声も姿もなし、でしたが・・・。え?ってか、あれ、ラスト、シンを助けたのはレーナですよね?ね?(汗)。3月放送予定のお話では、彼女の声も、姿も聞ける、見れるのかな。楽しみにしたいですね。

 

はい。そんなこんなで、いやいや2クール目も、ほんとなんか見ていて苦しかったし、切なかったです。

なんだろ、今更、なんだろうな、と。シン達にとって、戦場以外の世界で生きることは、今更でしかないんだろうな。でも同時、外の世界を知ったこと、知ってしまったことで、心境に変化が出てきているのも事実であって。

2クール目では彼らの相変わらずの日常、すなわち激しい戦いが描かれる一方で、1クール目以上に、そうした彼らの戸惑いみたいなものも描かれていて、だから本当に切なかった、やるせなかった。

 

20話でしたっけ?ライデンがシンに詰め寄るような場面がありましたけど、あそこのライデンの『死にたくない』と言う心境の吐露も、多分、以前の彼なら考えられないようなことだったと思うんです。

それだけの心境の変化が生まれた。

シンにしてみても『置いていかれたくない』と言う思いが芽生えているのは事実で、そんな心境の変化も、そんな思いを彼が口にすることも、以前なら考えられないことだった思うんです。

 

今更、芽生えてしまったいろんな感情。彼ら、彼女らが人間である、その証とも思えるそれらが、だけど今更だからこそ、本当にやるせない。

その感情に従って生きられるほど、彼ら、彼女らは器用ではない。そしてそうできるような生き方を、彼ら、彼女らは歩んでこなかった。

だとしたら今更の、その感情や変化は、むしろ残酷さすら漂わせているのではないか、と思うくらいで、あー、ほんと、重いわ。

 

シンを演じられた千葉翔也さんは、本当に難しい役、それほど言葉の多くない、だけどその感情の変化の表現を求められる役を、見事に演じられていたと思います。凄いわ。ライデン役の山下誠一郎さんのお芝居は、もう好き、ほんと好き(さっきも書いた)だし、早見沙織さん、藤原夏海さん、鈴代紗弓さんの演技も、それぞれの心の葛藤を表現されていて、胸にずっしりときました。

 

さぁ、果たして2クール目の物語、その最後にはどんな結末が待っているのか。

繰り返しにはなりますが3月放送予定の22話と23話、本当に楽しみに待っております!

 

はい!

と言うことで、これで2021年秋クール作品の感想、すべて終了でございます!

いゃっはー!

 

年は変わってしまいましたが、これで私の中で『秋クール完っ!』と言うピリオドが打てたような気がして、なんとも爽快な気分です(笑)

 

いやぁ・・・ほんと、秋クールはバラエティ豊かな、実に個性豊かな作品ラインナップだったなぁ~。だから、再三ブログでも書いてきましたが、視聴本数が多かった割に、全然、『あぁ、見なくちゃ、見なくちゃ』と言うような精神的な圧迫感がない、奇跡のようなクールでした。

 

てなことで冬クール、続々、開始されていますね。更に残り2話が3月放送予定の『86』、そして『王様ランキング』は引き続き、と言うことで、こちらも楽しみたいところです。

 

ではでは。本日の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうござました!