tsuzuketainekosanの日記

アニメや声優さん、ゲーム、漫画、小説、お仕事とのことなどなど。好きなことを、好き勝手に、好きなように書いていくだけのブログです!ブログ名の『ねこさん』は愛猫の名前だよ!かわいいよ、ねこさん!

2021年秋アニメの感想~その1

てなことで。

超大作、話題作の殴り合いと言う印象が強かった秋クールアニメも、続々、最終回を迎えております。そんなこんなでその感想を書いていきますよ、と。

 

結局、何作品、見ていたんだったけか。作品名を曜日ごとにまとめていた紙をどこかにやってしまったのでわかんないや、あはははは。

てなことで、最終回、視聴した作品順に書いていきます!

早速こちらの作品からどうぞ!

 

・『白い砂のアクアトープ』

・・・『予約終了』の文字を見た時『えっ!?もう終わり!?』と声をあげていました。なんだろ。個人的に、あまりにも現実と地続きの物語のように思えたから、勝手にどこまでもどこまでも続いていくように思い込んでいたんでしょうね。うん。でも多分、どこまでもどこまでも、ずっと続いていく物語なんだろうな。

 

てなことで最終回。もう泣きっぱなしやったわ。ってかここ数回、ずっと泣かされてきたような気がするぞ、この作品(笑)

1クール目も良かった。面白かった。でもやっぱり2クール目に入ってから、化けに化けた、PAのお仕事シリーズの1作品に加えても良いくらいってか、加えてよ、加えてくれよ!と懇願したくなるくらいに、めちゃくちゃ面白く、そして良い作品になったな、と言う印象があります。

で、いろいろ語りたいことはあるんですけど。とにかく、くくるやその他のキャラクターを通して『お仕事』にまつわるいっさいがっさいを、もう時に見ていて苦しくなるくらいに、辛くなるくらいに、だけど真正面からしっかりと描いていた点。それでもそこにアニメーション作品としての希望・・・じゃないけれど、登場人物たちの前向きな思いがあったこと、それが面白さ、良い作品だと言いたくなる理由として挙げたいです。

 

特に最終回でくくるが企画した結婚式が、無事、開催された。それを通して私がひしひしと感じたのは『人は決してひとりで働いているのではない』と言うことです。これがもう、めちゃくちゃ染みて、ほんと泣きに泣いた(笑)

面倒くさいですよ、そりゃ、仕事上の人間関係と言ったら。育ってきた環境も、年齢も、価値観も、何もかもが違う人と1日の大半の時間を一緒に過ごさなきゃいけないんだから。それでもやっぱりお仕事と言うのは、その人たちと一緒にやっていかなきゃ成立しないものなんです。『働くこと』そのものより、もはやそっちの方が面倒くさいと、私なんかはしみじみ痛感している日々ですよ、ええ。

で、この作品、思い返せば本当に、そのことがしっかりと描かれていたなぁ、と。海の生き物の多様性を描きながら、それに携わる水族館職員のキャラクターの多様性も描いて、それが時にぶつかり合い、時に励まし合い。そうして共に『仕事』を行っていく、その描写の集大成を最終回には見せられたようで、ほんと泣いたわ。

 

その面倒くささやしんどさ。あるいは自分の『やりたいこと』と『仕事』の合間でもがいて、苦しんで、悲しんで。時に逃げもしたけれど、だけど絶対に歩みを止めなかった。逃げて、休みはしたけれど、でもくくるはちゃんと歩み続けていた。だからこそ、のあの最終回だったんだよなぁ。泣いた。伊藤美来さんの演技もほんと良かった。

 

あとはおじいの言葉『後にならないとわからないこともある』とか。最後の方に出てきた『答えはきっとひとつじゃない』と言う言葉も、めちゃくちゃ染みた・・・。

勿論、そうじゃないこともあるし、『そんなこと言ってられるか!』って叫びたいくらいに理不尽なことも、苦しいことも辛いこともあるのが、この世の中です。

だけどそれでも、これらの言葉は、なんか私としては、常に心のどこかにとどめておきたい言葉だなぁ、と思えるくらいに染みに染みたのであります・・・。

 

全人類に見て欲しい作品。だけど特に新社会人とかで『働くこと』に悩んでいる方におすすめしたい作品です。少しだけ、だけど心がふっ、と軽くような、そして背中を押された思いをするような、そんな作品なんじゃないかな。

いやほんと、めちゃくちゃ素晴らしかった!文句なし!

 

・『ブルーピリオド』

・・・そう言うふうに描かれていたからその通りなんですけど、八虎と言う少年は、めちゃくちゃ頭が良い、察しの良い、打てば即座に響くことのできる子なんだろうな、とつくづく感じた、そんな最終回でした。と言うより、そんな物語だったな、と言うのが私の感想です。

 

創作物、物語なので仕方がないと言えば仕方がなく、そうしなければいつまでたっても物語は進まないのだから、やはり仕方ないのだと思います。ふむ。

なんですけど、すいません。私にはどうしても、八虎の苦悩、絵を描くことに向き合い、そこで生まれてくるありとあらゆる苦悩、葛藤、煩悶、それらがいまいち、八虎を通して伝わってこなかったです。と言うより、伝わっては来たんですけど、結局、あまりにもすいすいと、結局のところは解決されてしまったので、拍子抜けしてしまったと言うか。

むしろその苦悩、葛藤、煩悶よりも、それらを通して八虎の『自分で非凡だ、情けないわと言うてる割には、おまえ、他人から見たら全然、そんなことないぞ』と突っ込みたくなるような頭の良さ、勘の良さ、そうしたものを強く感じる、そんな結果になったと言いますか。

 

大体、あれだけ人間関係ちゃんと成立させられていて、他人ともちゃんとコミュニケーション取れて、って時点で、私から見たら、八虎、それはやっぱり、君が努力して、君自身で築き上げてきたものなんだから、もっと自信もって良いんだよ、と言いたいんですけどね。

ね!

 

まぁー、でもこれはあれだな。秋アニメ始まった直後の時にも書きましたけど、結局、私が、人並み以上に絵が描けない、本当に書けない、目の前にあるものをそのまま模写する、それすらできない、本当にまったくできない人間だからこそ、なのかもしれません。はい。

あとは私が、もっと若かった頃、それこそ10代とかで、そうだなぁ、小説を書いていた頃に、この作品に出合っていたら。多分、今とは違う感想を抱いていたと思います。

 

ダメだ。40の、豆腐メンタルを守るために諦めることと思考を放棄することを学んだおばちゃんには、この作品の魅力は、正しく伝わらなかったよ・・・ごめんね・・・。

 

一方で八虎を含め、いろいろなキャラクターが絵を描くこと、創作することに真摯に対峙する姿には、とても惹かれるものがありました。ってかもはや哲学的ですらあるよな、と。絶対的な正解がない世界なわけで、それでも『絵』としてのある程度の完成度のようなものは求められる。そのうえで、自分の個性、強み、弱みも織り交ぜなければならない・・・うーん、私なんかはもう、考えるのすら嫌になりそうな世界だな、と。

 

なんだろ・・・やっぱアニメと原作漫画とでは、こー、受ける感触とか異なるのかなぁ・・・。もしかしたら原作を読んでみたら、また違った感触なのかもしれない、と今更ながらに思ったりもしたのですが・・・。

まぁ、でも、うん。

私個人としては、すいません。どうにも共感しにくい、訴えたいことは明確に見えていて、それも届いているのに、届いている割には、いまいち心が動かない、そんな作品だったな、と言う印象です。すいませぬ・・・。

 

・『月とライカと吸血姫』

・・・実にきれいにまとまった、そのお手本となるような最終回だったのではないでしょうか。最終回だけでなく、作品としても本当にきれいにまとまっていましたよね。

受け入れては、理解はしてもらえなかった。だけど確実に、何かを変えることはできた。何よりイリナにとって、自分の言葉で、あれだけ多くの人間たちの前で、自分の思いを発することができたことは、それはそれはまさしく『大変革』だっただろうな。

今は無理でも、いつかは必ず。とてもまっすぐで、前向きに未来を夢見る2人の姿が、まぁ、実に眩しく、美しく尊く見えたラストでございました!

 

はい。で、前々から言っていますがこ作品、とにかく中身はめちゃくちゃ濃くて、特にヘヴィなのに、良い意味でとてもライトに、軽く見られた作品だったと思います。演出や描き方がくどくなかったと言うか、こー、制作側が声優さんの演技を信じて、その部分にしっかりと託している、そう言うのが伝わってきたな、と個人的には思いました。

・・・まぁ、あの、もしかしたら原作もこんな感じで、ただ単にそれだけ、と言う話なのかもしれませんがね、はは(汗)

そう言う意味では、成程。キャスト発表された時に大きな話題になりましたが、イリナ役に林原めぐみさんがキャスティングされたのも、なんかめちゃくちゃ『わかるわ・・・』と思いました。

 

あと。後半になるにつれ、そのイリナの友人となり、なにかと不器用な彼女の背中を押す、否、勢いで叩くような役どころだった(笑)アーニャ。彼女を演じていた木野日菜さんの演技が、めちゃくちゃ良いなぁ、と感じることが多かったです。

木野さん、個人的には何かとハイパーでトリッキーでクレイジーでハイテンション(誉めてます)な役どころを演じられることが多いと言う印象だったので、イリナと言う役どころと言うだけでも驚かされたのですが・・・。

そうか、こんな味のある演技もされるのかぁ、と新たな一面を見せられた思いです。

 

はい。そんなこんなで宇宙を目指すあらゆる人の様々な思いと。そして何より種族の違う少年と少女の出会い、そこから生まれる変化を描いた、とても素敵なボーイミーツガール作品だったと思います。面白かったです!

 

・『吸血鬼すぐ死ぬ』

・・・多分、感想文としては最も短くなると思うんですけど、そんなにだらだら語るような作品じゃないでしょ、この作品(笑)

てなことで2期決定、おめでとう!嬉!あのPVの出し方からするに、最初から決まっていたことなのかな、と思ったりもしたのですが、何でもいいや、嬉しいことに変わりはない。制作陣も変わりなしとのことで、いやいや・・・やっぱ最初からそのつもりやったんやろ~(笑)

 

はい。てなことで『ハイテンションギャグコメディ』とは、この作品のことを言うんだな、と言うのを、もうまざまざと、それはもうまざまざまざまざまざまざと思い知らされるような作品でした。

シンプルイズベスト。個性が強すぎる登場人物たちが、ひたすら真剣にバカをやる。めちゃくちゃ面白かったです。

いろいろ複雑で考えさせられる物語も好きですが、こういう作品も良いもんですね。何にも考えず、ひたすらハイテンションなボケとツッコミの応酬に、何もかも持ってかれる(笑)

 

声優さんたちの熱演も素晴らしかったです。ロナルド役の古川慎さんは、ほんと、この役で役者として一皮、むけたんじゃないかと勝手に思うくらいの、素晴らしい全力ツッコミでした。・・・毎回、アフレコ後には体重、減ってたんちゃうやろか・・・消費カロリー、凄まじそうだもんなぁ(笑)

その他のキャラクターも『なんてベテランを連れてきたんだよ!』と突っ込みたくなることもしばしばで、しかし当然のことながら、そのベテランさんも、そして中堅どころも若手も、見事に全力バカを披露して下さっていたのがひしひしと伝わってきていて、めちゃくちゃ楽しかったです。そしてそういう意味では、とても贅沢な作品だったなぁ、と言うふうにも思います。

 

個人的には月光院希美とマイクロビキニ、御真祖様が好きです・・・ってかもうみんな好き。あとショットが、あんないい声で自らの性癖、ムダ毛フェチであることを、致し方なかったとは言え暴露したあそこは、声に出して笑いました。最高。

 

てなことで多分、2期もこんな感じなんでしょう。こんな感じで良いんだと思います。さらなる強烈キャラクター、そしてそれをどの声優さんが演じられるのか、どんなはっちゃけた演技を披露して下さるのか、今から楽しみです。ふふ。

 

はい。

てなことで本日はこちらの4作品の感想を書いてまいりました。

うーん、実にバラエティに富んだラインナップ。

しかし、まだまだ秋クールアニメの感想は続きますので、よろしければ引き続き、お付き合い下さい。

 

・・・どうにか今年中に終わらせたいのだが・・・ちょっと無理っぽいかなぁ。

 

ではでは。本日の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございました!