tsuzuketainekosanの日記

アニメや声優さん、ゲーム、漫画、小説、お仕事とのことなどなど。好きなことを、好き勝手に、好きなように書いていくだけのブログです!ブログ名の『ねこさん』は愛猫の名前だよ!かわいいよ、ねこさん!

『このミステリーがすごい!2022』いよいよ発売!~勝手に予想してみたよ

てなことで11月も今日で終了!明日からは12月、2021年の最終月に突入でございます。

どうですか、皆さん。

『早いなぁ~』と言う感じですか。

それとも『ようやく12月か』と言う感じでしょうか。

いずれにしても、もう12月です(どーん)

 

そんな12月の、個人的な楽しみと言えば!

そう!

各社から発売されるミステリランキング本の結果でございます!

 

特に宝島社から発売される『このミステリーがすごい!』は、毎年、欠かさず購入しており、かつてはこのランキングのベスト10制覇を夢見て読書していた時期もあるくらいなので、今からその結果が、本当に楽しみなのでございます。

 

てなことで本日は『このミステリーがすごい!2022』のランキングを勝手に予想して、やんややんやと一人で盛り上がる、そんな記事をお送りしたいと思います。

tkj.jp

はい。こちらが2022年度版の表紙でございます。私は例年通り、アマゾンで予約したのですが、表紙を見ていちばん驚いたのが、斉藤壮馬さんのお名前があったことでした。

同世代対談と言うことで、斉藤さんと作家、青崎有吾さんとの対談が収録されているとのことで・・・おおっ、これは楽しみだ。と言うか、今まで読んできたけど、声優さんが登場されたのは初めてのような気がする。

読書家として知られている斉藤さんですが、個人的には純文学に強い、造詣が深い方、と言う印象があります。だから本書内で、斉藤さんの好きなミステリとか紹介されていたら、私としてはめちゃくちゃ嬉しいぞ。うむ。

 

はい。で『このミス』のランキングを予想するにあたって、この表紙の情報と言うのは、とても大きなヒントになっています。これは毎年のことなので、今年もそうであるに違いない!

 

てなことで。表紙に登場されている作家さんのお名前を見ると、まず、ぱっ、と目に入ってくるのが米澤穂信さんですね。

米澤さんと言えば、今年刊行された『黒牢城』が非常に高評価です・・・っても、私はまだ、読んでいないんですけど・・・すいません。米澤さんはデビュー20周年を迎えられたわけですが、そのひとつの到達点とも言える、そんな作品との呼び声も高い本作品、やはりランキングでもかなりの上位に食い込んでいることが予想できます。

 

その『黒牢城』に対抗するひとつの作品として挙げられるのが、やはり表紙にお名前の挙がっている今村昌弘さんの『兇人邸の殺人』ではないでしょうか。

こちらは私、読みまして、ブログでも記事を書きましたが・・・めちゃくちゃ面白かったですよ。とにかく論理的推理が展開される、あの綱渡りアクロバティックを目の前で見ているような緊張感とワクワク、なにより美しさには惚れ惚れいたしました!そしてその果てに待ち受けている『名探偵』と『犯人』が、その頭脳ゆえに、とんでもない共闘を見せてくれる流れには、しびれたなぁ~。いやぁ・・。この剣崎比留子シリーズ、3作品とも本当に面白いのが凄すぎる。

 

また岡崎琢磨さん、斜線堂有紀さん、知念実希人さん、方丈貴恵さんもそれぞれ、新刊を刊行されました。この中だと特に岡崎さんの『Butterfly World』がめちゃくちゃ評判が良いと言う印象があるのですが・・・読んでないから何とも言えない(汗)

あと医師としても活動されていらっしゃる知念さんの『硝子の塔の殺人』も、なんかとりあえず帯の惹句、更には島田荘司さん、綾辻行人さんの書評が、なんだかもう凄いことになっているので挙げておきます。なんだかよくわからないけど凄い。

方丈さんの作品は、刊行された時期がちょっと不利であるのは否めませんが、いやいやそれでも、ランクインは十分にありうるのではないでしょうか。

 

その他、ランクイン予想をしてきますと・・・まずはこちらもシリーズ通して、めちゃくちゃ面白い。そしてめちゃくちゃクオリティが高い。『面白い本、なんかない?』と聞かれたら、私は自信をもって、ない胸張って、こちらのシリーズをお勧めしたい!月村了衛さんの機龍警察シリーズ、その最新作『機龍警察 白骨街道』もランクインは間違いないでしょう!いやぁ・・・今作も、もうほんと、幸せな読書時間を過ごさせていただきましたよ・・・あぁ、早く、早く次巻が読みたい・・・はやく・・・

 

そして月村先生と言えば、今年は『非弁護人』も刊行されましたね。こちらは私、読んでいないのですが、あらすじ読んだだけで『あぁ、たまらん』とよだれが出てきてしまいそうなくらいに面白そう。こちらもランクインが期待できる作品に挙げておきたい!

 

月村先生もここ数年で『このミス』ランクイン常連作家さん、と言う印象があるのですが、他に『このミス』ランクイン常連作家さんの作品を見ていきますと・・・。

 

まずは道尾秀介さんですね。道尾さんは今年『雷神』を刊行されました。道尾さんご自身が『この先の自分の作品にとって強大なライバルになった』とまでおっしゃっている本作品。『キャリアハイ 著者会心の一撃』と言う惹句が宣伝文句にも使用されていますが・・・うーん、読んでみたい。早く文庫になって!

それから東野圭吾さん。東野さんは今年、ガリレオシリーズの最新作、そして『白鳥とコウモリ』を刊行されました。この2作品も、もしかしたら同時ランクインを達成するかもしれないかもしれない。

更に『アート×ミステリ』の原田マハさんの新刊『リボルバー』も挙げておきたい!アート史上最大の謎、ゴッホの死。その死をめぐる謎を、大胆に、鮮やかに小説として完成させたのがこちらの作品です。とにかく原田さんのこの手の作品って、本当に、その当時を生きていた人の描写や、その時代の描写と言うのが、実に鮮やかで、生々しいのですよ。

また時代物ミステリ、人の心の機微を謎解きに絡め情緒ある物語を紡ぎ出されている青山文平さん。氏の代表作のひとつであろう『半席』の主人公が再び、主人公を務めるミステリ作品『泳ぐ者』のランクインも期待したいなぁ。

 

で、その他には。直木賞を受賞した一大クライムノベル、佐藤究さんの『テスカトリポカ』もランクインするだろうなぁ。こちらも私は読んでいないのですが、いや、なんかとても重厚な、血と犯罪と暴力の物語と言う印象があるので、文庫化された際には絶対に読みたい。

また佐藤さんは『QJKJQ』で江戸川乱歩賞を受賞されていますが、今年度、その乱歩賞を受賞された桃野雑派さんの『老虎残夢』も気になっています。今年、乱歩賞はこちらを含めて2作品が受賞したのですが、本作品『館』×『孤島』×『百合』×『特殊設定』とのことで・・・いや、てんこもりすぎへんか・・・気になる・・・。『タダものではないミステリ』好きが多い、そんな印象がある『このミス』選考のことを考えると、こちらもランクインしているかも・・・と思ったり。

 

そしてここ数年の躍進目覚ましい作家さんしては、まずは『刀と傘』で度肝を抜いてくれた伊吹亜門さん。伊吹さんは今年『刀と傘』の前日壇となる作品『雨と短銃』を刊行。更に『幻月と探偵』、こちらは昭和×大戦前夜の満州が舞台のミステリも刊行されました。うーん、読みたい!勿論、2作品同時ランクインもありうると考えられます!

 

それから浅倉秋成さんと織守きょうやさんのお名前も挙げておきたい。それぞれ『六人の嘘つきな大学生』と『花束は毒』を刊行されましたが、どちらも頗る高評価!とにかく『面白い!』『騙された!』との声が相次いでいるので、ランクインは間違いないだと思います。

 

・・・なんか私、今年刊行の本に関しては、ほんと『タイトルは知ってるんだけど読んでない!』と言うのばっかりだなぁ(苦笑)

そんな私が、やれランクインするだのしないだの、やんややんやと騒ぎ立てるのもなんか違うような気もしますが・・・いや、ほんと、申し訳ない(土下座)

 

でも続けます(どーん)

今年刊行された作品が、続々、文庫化されるであろう1~2年後が、今から待ち遠しいですよね!

はは(遠い目)

 

そして2年前ですか?2020年度の『このミス』にて堂々の第1位。更にそれ以外のミステリランキングも総なめと言う、とんでもない快挙を成し遂げた相沢沙呼さんの『medium 霊媒探偵城塚翡翠』、その続編である『invert 城塚翡翠倒叙集』もやはり、ランクインしていることでしょう。最近『medium』を読み終えましたが・・・また詳しい感想は書きますが・・・いや、凄かった。

 

はい。あとは・・・孤高の道を突き進む白井智之さんの『ミステリー・オーバードーズ』と『死体の汁を啜れ』も挙げておこう。

いや・・・全然、頭の中になかったんですけど。なんかアマゾンが執拗におススメしてきたのでね。ええ。

『どんな作品を書かれる方なんだろう』と興味を持たれた方。

『死体の汁を啜れ』です(笑)。その他『人間の顔は食べづらい』や『東京結合人間』(この2作品は読んだ記憶がある)『少女を殺す100の方法』などがあります。

タイトルで察した通りの内容、作風です。でもそこに、しっかり本格ミステリの美しさが煌めいているのが、憎いんですよ。

 

あ、あと。孤高の道、で思い出した。この方も挙げておこう。

麻耶雄嵩さん『メルカトル悪人狩り』も、根強いファンの支持を受けてランクインしていそうな予感。『悪人狩り』ですか・・・そうですか・・・どっちが悪人なんだか(笑)

 

はい。と言うことで、つらつらと予想を繰り広げてまいりましたが・・・。

 

ただ、ぶっちゃけ、私が知っている、そしてここに挙げさせて頂いた作品は、本当にごくごくわずかです。そして『このミス』においては『へぇ~、こんな作品もあったんだぁ~』と驚かされるような作品、まだまだあまり知られていなかった作品が、ぽーんと上位にランクインしていることも全く珍しいことではありません。ですので今年も、そうした作品の登場は、ぜひぜひ、楽しみにしたいところです。

(訳・・・予想が当たっていなくても、怒らないでね!生暖かい目で見てくれると、嬉しいですよ!(笑))

 

いや、でもほんと。

刊行当時はそれほど、話題にならなかった。だけど年末のミステリランキングにランクインした結果、そこからじわじわと人気が広がり、やがてそれが大きな輪になった、と言う作品もあるので、ほんと、そう言う作品を見るのも、この種のランキングの楽しみのひとつなのです。

はい。

 

まさに強豪同士の壮絶な殴り合い、そう表現するにふさわしいような、今年のミステリ小説界。その中から、トップに輝くのは、誰の、どの作品なのか。

私の中で『あの人の、この作品じゃないかな』と言う予想はあるのですが・・・さすがにそれは内緒にしておきます、うふふふふ。

 

てなことで『このミス』が発売され読みましたら、またその感想などを記事にしますので、よろしければ引き続き、お付き合い下さい。

 

ではでは。本日の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございました!