tsuzuketainekosanの日記

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BUMP OF CHICKEN Studio Live Silver Jubileeの感想~ただただ感謝

なんでしょうね。一言で言えば『『BUMP OF CHICKEN』は、あの4人でならなければならない』その必然性のようなものを見せつけられた、そして感じさせられた、そんなライブだったと思います。はい。

 

てなことで。

14日にYouTubeにて配信されたBUMP OF CHICKEN(以下『バンプ』)のスタジオライブ『Silver Jubilee』、ご覧になりましたか、皆さん。

見ていないと言う方、12月22日に発売されるシングル『なないろ』にこちらの映像がノーカット収録されたDVD、またはブルーレイ同梱版も発売されますので、よろしければどうぞ。

 

全人類、見た方がいい(どーん)

 

はい。てなことでね。もうね、何を語ればいいのやら、なんですが。

とりあえずセトリだけおさらいしておきましょうかね。時間にして約30分、曲は5曲。

『アカシア』『Hello,world!』『Flare』『small world』そして『サザンクロス』でございました。

何でしょう。もうこのセトリだけ見ても、個人的にはめちゃくちゃ、めちゃくちゃ意味の、思いの込められたセトリだな、と。

ものすごい大げさな言い方になるかもしれませんが『破壊のち再生』みたいな。

そんなことすら感じた、そんなセトリだな、と思いました。はい。

 

てなことで語りたいことが多く、どうにもいつも以上にまとまりそうにないので、ここからは箇条書きで。それぞれ思ったことをまとめて書いていきたいと思います。

 

バンプはこの4人でならなければならない。

・・・不倫騒動で活動自粛していたベースの直井由文さん、チャマですね。そのチャマに対しての意見と言うのは、ライブ中、怒涛の勢いで流れていたチャットでも、様々なものが見られました。大半はポジティブなもの、また喜びの声でしたが、中には『チャマのせいで素直に聞けない』とか『別にチャマじゃなくてもいい』『3人でバンプでもいい』と言った意見も確認できました。

そりゃそうでしょう。チャマの復帰に関して、いろいろな意見があるのは、当然のことだと思います。口だけなら何とでも、反省の弁を述べることはできます。また他のメンバー3人の、本当の思いと言うのも、その方たちにしかわからないものです。

 

でも私は、このライブを見て『バンプはこの4人でなければならない』と強く思いました。勿論、仮に、仮にですよ、もし『チャマアウト!代わりに他のメンバーを入れます!』となったり、あるいは『残りの3人で活動していきます。ベースはサポートメンバーにお願いします!』と言う決断がされていたとしても、それはそれで、私はきっと尊重したと思います。受け入れていたと思います。

ただ今回のライブを見て『もし、そうされていたとしても、そうやって新しくなったバンプは『バンプ改』と言っても良いくらいに、多分、別物だっただろうな』と強く、強く思いました。いや、事実、メンバー1人が抜けたら、変わったら、そりゃ別物以外の何物でもないんですけど(汗)

 

それは何故か。理由は簡単です。このライブで4人が円を描くように、あるいは緩やかな正方形を描くように向かい合うように、隣り合うようにしてライブを行っていた、その空間の真ん中に、音楽を通して彼らの歴史が見えたからです。

とうとう幻影すら見えるようになったか。はは。

 

ファンの方ならよくご存じでしょうが、彼ら4人は、幼稚園からの顔なじみ。そして中学のころからバンドを結成したと言う仲です。中学のころには万年補欠のバスケット部員として、練習もせずに遊んで親交を深めたと言うエピソードがウィキにも掲載されています。

 

若い方にはぴんと来ないかもしれませんが、昔のことを振り返ると、なんだか泣きたくなるような、鼻の奥がつんとするような、切ないような思いに駆られること、ありますよね。

このライブを見ていた時『あぁ、そうか』と。『きっと、ひとつ、ひとつの音楽を通して見えている景色や、味わっている感覚が、彼ら4人の間には共通していることが多いんだろうな』と。勿論、全部が全部、同じわけがあるはずはない。それでも、長い時間を共に過ごしてきたからこそ、ひとつの音やひとつの歌詞、あるいは藤原さんのひとつの歌声、そこから喚起されるかもしれない思い出や思いが、同じであることが多いんだろうな、と。

 

4人が共に時間を過ごして、4人で音楽を制作し、4人でそれを紡ぎ、4人でそれを届けてきたからこその、あたたかさ。そして切なさ。

『ふっ』とした瞬間、何気ない風景とか匂いに感じる、過去の思い出や時間に対しての、どうしようもない懐かしさと、切なさと、愛おしさと。

そうしたものが込めに込められているような彼らの音楽は、彼ら4人でなければ『今』の形にはなっていなかったわけです。

 

だからこそ、です。だからこそ私は『バンプはこの4人でならなければならない』と強く、強く、今回のライブで感じさせられたのです。変な言い方、ただベースを演奏するだけなのであれば、他の方でも何の問題もないでしょう。

ただ彼らの音楽には、およそ30年ですか。その時間を共に過ごしてきた、4人の歴史と言うものが、あまりにも色濃く反映されています。それとは気が付かないほどやさしく、だけど聞き終わった後に胸に残る感情が、はっきりとそう感じさせるほどにあたたかく。

『この4人が30年近く共に過ごしてきた。その中で生まれ、作られ、奏でられてきたからこそ』の楽曲たちである・・・そのことを考えると、もうバンプは、この4人、藤原基央升秀夫増川弘明直井由文、この4人でなければダメ、ダメと言うより、もう意味がないんだな、と本当に、本当にそんなことを感じさせられました。はい。

 

勿論、これはあくまで私の意見です。はい。なんかよくわかんない文章になりましたが、まぁ、自分的に書きたいことは書ききった感があるのでいいや(放棄)

 

バンプの音楽を聴くと泣けるのは何故だろう。

・・・結局、彼らの音楽には『過去』と言う時間軸が色濃く描かれているからだろうな、と。そして私の場合、彼らの音楽を聴くと、本当に精神的にしんどかった時期、そのことを思い出すからだろうな、と。だから泣けてくるんだろうな、と。

 

彼らの音楽を聴くと、いつも頭に浮かんでくる光景がありまして。

それが、前にも書いたと思うんですけど、彼らのアルバム2枚とCDプレイヤーを手に車を走らせて、たどり着いた、全くそれまでに行ったことがない、名も知らぬ公園でして。で、そこの無料駐車場に車を停めて、繰り返し繰り返し、彼らのアルバムをずーっと聞いていたんです。

『しんどいなぁ。もうほんと、嫌だなぁ。楽に死ねたらいいのになぁ。別に生まれてきたいとか思った記憶もないのに、勝手にこの世に産み落とされた挙句、なんでこんなしんどい思いしなきゃならないんだろう』と思いながら、とにかく彼らの音楽を聴いて、泣いて、励まされて。

 

今から思うと『私も若かったわね』と笑いたくなるようなアレなんですが、それでも、その時は本当に、そんなふうに笑い飛ばせないくらいにしんどかった。そしてこうやって笑い飛ばせるようになったのも、つい最近、本当につい最近だと言うんだから、それもまた笑うしかないんですけど。

それでも今回のライブで、その時のことがまた思い出されて泣いて。それでも、そうやって笑い飛ばせるようになった今の自分がいる、そのことが、その当時には想像もできなかったもんだから、そのことに驚いて。

で、こうやって笑い飛ばせるような自分が今、こうしているのも、あの時からずっと、彼らの音楽に支え続けられてきたから。そして支えられて、逃げに逃げ回ってはいたけれど、それでもとどうにかどうにか踏ん張りに踏ん張ってきた自分がいてくれたからだと言うことに気が付いたら、それもまた、もうどうしようもなく泣けてきて。

 

多分、私は生きている限り、この先も、彼らの音楽をずっと聴き続けるのだと思います。そしてその度、過去のことを思い出して泣いて、それでもそこからずっと私を支えてきてくれている彼らへの感謝と、臆病な自尊心と尊大な羞恥心を胸に逃げ回りながらも踏ん張り続けてここまで歩いてきてくれた自分への感謝に、涙を流すんだと思います。

 

とにかく今回のライブ、ほんと、めちゃくちゃ泣いた。トイレ3回分くらいのトイレットペーパーは消費した。うん。

 

・『サザンクロス』の歌詞。

・・・ライブのラストを飾った楽曲は『サザンクロス』でした。まぁ・・・ほんと。なんだろ。このご時世と言うか、こんな『今』だからこそ、あの歌詞がよけいに刺さる、刺さる。いい意味での鳥肌が、ぶわっ、でしたよ。

www.uta-net.com

はい。歌詞です。読んで。全人類、読んで(どーん)

いや、なにがもう良いって。このね。『離れても側にいる 気でいるよ』が、改めて聞くと、最高にバンプだな、と。

 

多分、他のバンドとかだったら『離れても側にいる』とか『離れていてもひとりじゃないよ』とか。『離れていても一緒だよ』とか、そういう感じになると思うんです。うん。で、まぁ、そう言う歌詞も素敵は素敵だと思うんです。うん。

 

ただもう『離れても側に いる気でいるよ』と言う言い方が『君の思いは知らない。君は僕のことなんてちっとも気にかけていないかもしれない。でもそれでもいいんだ。僕は、離れていても、君の側にいる気でいるよ。僕は、そうしているよ』と言う、なんかもう、言い方はあれですが、究極の自己満足と言うか、でもそれでいて、だからこそ、押しつけがましくない、『こちら側』の気持ちに選択権をゆだねてくれているところが、もう最高に最高だな、と(語彙力)

あとそれ以外の部分の歌詞も、もうほんと、過去なんですよ。過去の、なんでもない一日の、なんでもない一瞬の、どうしようもない感情を描いているんですよ。思い出させるんですよ。

それでも、それでも『どんな今を生きていますか』から始まるサビの部分が、ただただ切実に祈るような、ただただ僕の唄ができれば届いていて欲しいな、と願う歌詞が、もう本当にね・・・ほんと・・・。

 

なんだろ。なんでこんなあたたかいんですかね。

あたたかいのに、なんでこんな泣けるんですかね。

いやさっき、泣ける理由については自分なりに説明したはずなんですけどね。

 

はい。てなことでつらつら語りたいところを語ってまいりましたが。

これ以外にも、たとえば『Flare』ですよ。

語弊のある言い方になるかもしれませんが、ようやく『完成』した『Flare』を聞くことが、見ることができた、と言うその衝撃にも似た感動。

それを更に高めてくれたのが、カメラワークですよ!

途中で、チャマがアップになって、そこからベースが始まる、ってシーンがあったじゃないですか。

あそこがもう・・・もう・・・ほんと、この曲にとっての『画竜点睛』がようやく、ようやく果たされたんだな、と言うのをひしひしと感じて、もういい意味での鳥肌ものでした。

 

・・・チャマ・・・2回目はないからね・・・(こら)

 

はい。同じくチャマ関係と言えば『small world』での藤原さんとのギター共演、その後の藤原さんのグーパンですよ。

あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!

 

これですよ・・・。

約30年、人生の時間を共にしてきていた彼らだからこそ、ですよ。

先ほども書きましたが、またあくまで個人的な推測ですが、本当のほんと、その胸の内と言うのは、ご本人たちにしかわからないものです。

謝罪しました→復帰しました、と言う流れに対して、それでも、そうそう簡単に割り切れない感情があるのは、当然のことでしょう。

 

それでも、そこに彼らが共に過ごしてきた時間と言う重みがある。

そこから来る、圧倒的な説得力と、もう言葉を超えた何か。

それを本当に見せつけられたような、そんなやり取りだったなぁ・・・。

 

チャマ・・・2度目は(以下略)

 

はい。そんなこんなで、ほんと30分と言う、時間にすれば決して長くはないライブだったわけですが、もうぶっちゃけ、リアルライブに参戦したくらいの興奮と、なんかこー、体に染みわたっていくような、深い、深い満足感を味わうことができた、そんなライブだったと思いました。

これが無料とか・・・ほんと・・・どんな世界なのさ(ありがとう)

 

そして!

冒頭にも書きましたが、12月にはシングルが発売され、来年2月には観客を入れてのライブを開催すると言う発表もされましたね!

いやぁ、めでたい。

 

と言うか、これはバンプだけじゃなく、ほんと、ここのところ少しずつ、観客を入れてのライブ、イベントの実施や予定と言うのも増えてきていて、本当に嬉しいですよね。

勿論、状況次第ではどうなるかはわかりませんが、それでもなんか、こー、元気をもらえる、そんな場が増えてきているのは素直に嬉しい、喜ばしい。

ほんと、一時の『全滅っっっっ!』と言うような状況の時を思い出すと、今の、そしてこれからのエンタメの状態と言うのは、なんかもう、本当に嬉しいしありがたい。

 

ライブ・・・配信ないかなぁ・・・。

ないだろうなぁ・・・バンプはそう言うの、しなさそうだもんなぁ・・・。

何はともあれ、無事、開催されますように!

 

そんなこんなで本日は、14日に開催されたバンプの無料スタジオライブについて、あれこれと語ってまいりました。

もう言いたいことはただひとつですよ。

タイトルにも書いたとおり、ただただ感謝ですわ・・・。

 

ありがとう。

『サザンクロス』の歌詞にアンサーさせていただくのであれば、あなたたちのお陰で踏ん張れた私は、今も落ち込んだり、死にたいと思ったりすることもあるけれど、それでも、あの時には想像もできなかったくらいに、生きることを楽しんでいますよ。楽しく、生きて、生かされていますよ。

そしてあの時、好きだった唄は、好きだったところか踏ん張る私をどっしりと支えてくれていた唄は、今もちゃんと聞こえていますよ。

離れていても、側に、ちゃんといてくれますよ。

あなたたちの唄は。ちゃんと、ちゃんと。

そしてこれからも、ずっと。

 

ではでは。本日の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございました!