tsuzuketainekosanの日記

アニメや声優さん、ゲーム、漫画、小説、お仕事とのことなどなど。好きなことを、好き勝手に、好きなように書いていくだけのブログです!ブログ名の『ねこさん』は愛猫の名前だよ!かわいいよ、ねこさん!

今日から4連勤だよ!~1が付く日なので読書感想文の日

はい。犬のお守りをするためだけの3連休、終了!

そして今日から4連勤だよ!

来週も日曜日からの4連勤があるよ!

 

ほんと今回のシフト、4連勤ラッシュだなぁ~(笑)

まぁ、これを乗り切ったら、それはそれで『やってやったぜ!』と言う妙な自信にもつながるので・・・ってか、そんなので自信を感じてもなぁ(汗)

 

はい。てなことで10月ラスト、31日なので、1が付く日の恒例、読書感想文です。

 

そして現状、ストックはこれがラストです(遠い目)

 

まいった・・・さぁ、まいった・・・。

来るべき日が来てしまったか・・・来月からどうしようか・・・。

考えなくては。

 

とりあえず、そんな具合でラストストック、3冊です。

ってか・・・『沈黙のパレード』は、確か前に記事にしましたよね、ははははは。

 

道尾秀介『スケルトン・キー』・・・盛大なネタバレになるのかもしれないけど、ノックスの十戒を思い出しました。でも別にこれを破っているわけではないです。ただ、何と言うか、うん。なんとなく、頭の中で思い出しただけです。はい。あれです。ミステリを読み慣れている方、あるいは勘のいい方であれば、ネタの確信と言うか、騙しの部分の種明かしには、割と早い段階で気が付けるかと。ぶっちゃけると、よくあるネタなので。よくあり過ぎて、今更、このネタで仕掛けてきたか、と驚いたくらいです。それを暗示するかのような工夫もされているので、どうぞ細かなところの違和感も無視せず読んでいただければ。はい。で、うん。その騙しの部分の驚きも、早めに気が付いた私はさほど驚けず。うーん・・・サイコパスがキーワードになっているんです。なので、なんか読んでいて、ただただしんどかったと言うか。あとラストもなぁ・・・うーん・・・いや、悪くはないんですよ。確かに、なんか胸に切ないものこみ上げてくるような、そんな感覚はありました。うん。ただどうせなら、いっそそんな中途半端な救いを中途半端に入れてくるより、徹底的にダークで残酷なストーリーのまま、突っ走った方が良かったんじゃないかなぁ、と言う気もしなくもない。うむ。面白くないことはなかったけれど、とにかく騙しの部分がほんと、『そうか、今更、このネタ使ってきたか』的なあれなので、どうにも残念な気がしてしまうような1冊でした。はい。

 

・今村昌弘『兇人邸の殺人』・・・『スケルトン・キー』の次に、こちらが出てきたのは『スケルトン・キー』に対する皮肉か(笑)。はい。てなわけで、シリーズ第3弾。期待いっぱいで読み始めたわけですが、いやいや、その高いハードルを華麗に飛び越えてくれた、そんな作品でございました。毎回、毎回、このシリーズは凄いな。てなことで、ぶっちゃけるとこちらの作品の、騙しと言うか、犯人の正体に関する部分に関しては、ミステリを読み慣れている方や勘のいい方なら『あっ・・・』と気が付けるものだと、私は思います。私ですら気が付けたんだから(汗)。ただそれだけじゃない、その部分も含めての本格推理としての推理の展開、論理の展開、その綱渡り的な、スリリングさすら感じさせる、しかしだからこそ、美しさすら漂ってくるような、それがもうたまらなく素晴らしい。そしてまた物語のラスト、『名探偵』と『犯人』、その2人が、その常人離れした頭脳ゆえに互いに信頼し合い、共闘すると言う展開も、もう胸熱の一言。単に『騙しました。はいこれで満足でしょ?』と言う驕りにも感じられる怠慢が一切ない、本当に作者自身が『面白いものを書きたい!読んでもらいたい!そして自分も読みたい!』と言う情熱のもと、まさに心血注いで作り上げた、そんな作品だと心の底から感じさせられました。お見事!あとこのシリーズ、これだけ作り上げられた世界観や舞台、物語、トリック、推理でありながら、犯人の動機の部分と言うのが、とても古典的である、シンプルであるのが、めちゃくちゃ好感持てるんだよなぁ。それが物語にどうしようもない哀切をもたらしていると言うのも、演出としてめちゃくちゃうまいよなぁ。てなことで次はどんな舞台で、どんな物語を繰り広げてくれるのか。本当に先が待ち遠しい、そんなシリーズでございます!

 

東野圭吾『沈黙のパレード』・・・なんでしょうね。東野先生の文章って、味気ないと言えば味気ないかもしれないんだけど、でもそうとは感じさせない力があって。でもごちゃごちゃしてなくて、めちゃくちゃ読みやすい。なんか場面、心情を描写するのに、最も適切な言葉で構成された最も適切な文章を、最も適切に配置している、そんな印象が、どの作品を読んでもあります。はい。そんなこんなで読みたかった作品、待望の文庫化です。・・・うまいよなぁ。なんかもう、文章が読みやすいからぐっ、と物語の世界に引きずり込まれて、ぐいぐいと読ませる。すいすいと、東野先生の手腕によって物語が進んでいって、そしてラストに待ち受ける『そう来たかぁ~』とにんまりするような驚きもある・・・うーん、本当にうまい。勿論、それが『騙すためだけ』の道具になっている場合もあるのかもしれないけど、少なくともこの作品に関しては、そこに人の心と言うものを確かに感じられたので、全然、そんな感じはしませんでした。はい。『沈黙のパレード』、そのタイトルが身に染み入るような、終盤にかけての展開は、ねぇー・・・成程なぁ。切ないと言うか・・・あー・・・なんかなぁ・・・やるせないし・・・なんか、もう少し、もう少しだけ何かが噛み合っていたならば、と思わずにはいられませんでした。はい。あとこのシリーズらしい殺害方法には、知識欲を刺激された部分もあり。成程・・・理科って凄いな(典型的文系人間(ちーん))。はい。てなことでこちらは来年、映画化と言うことで。キャスト発表が楽しみだなぁ。

 

はい。

てなことで、冒頭、ストックはこれで終了と書きましたが、そんなことありませんでした(ちーん)

あと2冊、現状ですがあと2冊、残っていましたので、次回はそれで何とか乗り切れそうですってか、ぶっちゃけ、1冊ずつでも結構、語れる、語りたい、そんな2冊なので、これでどうにか11月中は乗り切れそうだよ!

 

頑張れ、私!

 

はーい。そんな感じです。

今回、紹介した本だと・・・やっぱり今村先生の『兇人邸の殺人』が面白かったなぁ。こちらは、記事にもしましたが『剣崎比留子シリーズ』の最新作でございます。こちらのシリーズとしては映画化もされた『屍人荘の殺人』、続く『魔眼の匣の殺人』、そして3作品目の『兇人邸の殺人』となります。

どの作品も本当に面白い、ミステリとしても、エンタメ作品としても、作者である今村先生の情熱が叩き込まれているような、そんなシリーズだと思います。

なお、こちらはシリーズ順に読まれることをお勧めします!

 

はい。あと道尾先生は、今年、新刊が2冊?ですか?出版された気がするのですが、その内の1冊『N』を最近、読了いたしました。

その感想も、その内、紹介したいと思います。

 

ストック消化→本を読む→ストックできる。

 

よし、頑張ろう(笑)

 

ではでは。本日の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございました!