tsuzuketainekosanの日記

アニメや声優さん、ゲーム、漫画、小説、お仕事とのことなどなど。好きなことを、好き勝手に、好きなように書いていくだけのブログです!ブログ名の『ねこさん』は愛猫の名前だよ!かわいいよ、ねこさん!

休み~2021年夏アニメの感想 その3

そうか・・・家のトイレも風呂も洗面所も使えないと言うのは、こんなにも不便なのか・・・そうか・・・。

 

はい。と言うことで絶賛リフォーム中。

職人さんたちが頑張ってくださっているのは百も承知ですが、本当にさっさと終わって欲しい、1秒でも早く終わって欲しい、お家のトイレとお風呂と洗面所を使わせて欲しい、と切望している今日この頃。

 

結局そう言うことなので、夜は銭湯に行ってるんですけど。

 

高いよ、銭湯(ちーん)

1回860円だよ。

1000円札が毎日、溶けていくよね~、あはははは~(遠い目)

 

はい。そんな具合で連休ラッシュも最終日です。

 

てなことで休みなんですけれど、夏アニメ、残り2作品の感想をアップする、そのタイミングがこの先、なかなかなさそう。

夏アニメの感想記事を、秋アニメ本格放送されている10月中旬にアップするのもなんだかな、と言う気がするので、その記事をここで書いてしまいます。はーい。

 

ではでは。感想がまだだったのは2作品『Sonny Boy』と『RE-MAIN』ですね。

早速、どうぞ。

 

・『Sonny Boy』

・・・そうか・・・こう言う最終回になったか。成程。いや、最終回の中盤辺りから、なんとなく『あ、これはもしかしたらわかりやすいハッピーエンドではないのかもしれない』『長良と希が結ばれて終わり、みたいなことにはならないのかもしれない』と言う予感はしていましたが・・・成程なぁ・・・。

 

さぁ、皆さんはこの最終回、どんなふうにとらえられましたか?私としては『ゆるやかな希望を感じさせる』、そんな最終回だったな、と思いました。

『ハッピーエンド』か『バッドエンド』かで問われると、なかなか難しいところではありますが、まぁ、でも『バッドエンド』ではないかな、と。

 

その理由としては、やはり最後の最後で長良が口にした言葉。『人生はまだこれからだ。先はもう少しだけ長い』と言う言葉にあります。

この言葉、諦念からくる言葉のようにも思えるし、何と言うか、絶望的な言葉のようにもとらえられるんですね。はい。でも私は、最終回、よりにもよって(笑)朝風と付き合っていた希の姿を見た、そしてその彼女と、短いけれど言葉を交わした長良が口にしたからこそ『だからまだ、今は大丈夫。きっと大丈夫』と言う、そんな続きがあるようにも感じられたのです。うん。

 

あー、でも朝風も、最後の最後で何と言うか、彼の本当の姿のようなものが見られて、感じられて切なかったなぁ。変な言い方かもしれませんが、朝風は『こじらせる方向が違っていた』もしかしたらこうなっていたかもしれない的な長良の姿、だったのかもしれないなぁ、とか思ったり。

 

話を戻しますと。何と言うか長良が、漂流生活、そこであった一連の様々な出来事を経たことで、彼自身でもわかるくらいに変わった、その証のように、あの言葉が思えたのですね。だから、一抹の寂しさはある。だけど決して絶望的な最後ではない。

漂流生活の中での『青春』を送ってきた少年が、いまだ『青春』の中にありながら、だけど少しだけ社会や生きることの本質に触れ、そのぬくもりと冷ややかさに戸惑いつつ、少しだけ『青春』から脱却した・・・そんなふうに感じたのです。そしてここで出てきた『青春』は、すべて、その意味するところがちょっとずつ異なっていると言うか。ちょっと何言ってるかわかんないですけど。

 

あとなんだろ。希が『飛べるようになるまで、雛の面倒を看る』と言う言葉も、とても印象的だったなぁ。この言葉を耳にしたからこそ、長良は最後のあの言葉を口にできたんじゃないかな、と思わせるくらいに。

希は、希のままだった。何も変わっていない彼女がそこにいた、いてくれていた。そのことが何より、長良にとっては救いであり、希望であり、肯定の象徴のように感じられた。だからあの言葉、だったんじゃないかなぁ、とか。

 

はい。そんなこんなでいや、なんかいろいろ考察がはかどる作品でしたね。あと個人的にはちょっと難しい部分もあったりしたのですが(汗)。でもなんでしょ、描こうとしていたことは、とてもシンプルでわかりやすい、そんな作品だったようにも思います。

あとはなんだろ。『余白を楽しむ』そんな作品だったなぁ、と言う気も。語られていない部分、その作品の『余白』を見る人がそれぞれに想像する、そう言う楽しみもある作品だったなぁ、と。だからこそ、なんだろ、この作品を見た人と『あそこはどう思う?』『最終回はハッピーエンドだと思う?』などなど、いろいろ語ってみたいなぁ、と思っている今日この頃です。

 

なんでしょ。この記事を書いてから読もう、と我慢していた、こちらのインタビュー記事を、満を持して読んだのですが。

mantan-web.jp

あー・・・成程。このインタビューを読んでから、ラストの長良の言葉や表情を見返してみると・・・あー、確かに。不気味と言うか、俗に言われる『無敵の人』が最後の覚悟を決めてしまった、そんなアレに見えないこともないな、と思ったり(汗)

 

いやほんと、なんかこー、すべてを見終わった今、いろんな余韻が胸に残る、そんな作品だったなぁ、と思います。

 

・『RE-MAIN』

・・・ぶっちゃけ途中までは、各キャラクターの魅力や、彼らを演じる声優陣の演技には魅力を感じていたものの、ストーリー的にはそんなに面白いとは思えませんでした。

ところが何話だったかは忘れましたが、みなとがかつての自分を知ってからの展開は、意外性に満ち、そして『事故で記憶を失った』と言う設定がこれ以上ないと言うほどに輝いていて、以降、ラストまでは本当に面白かったです。それこそ、物語にぐっと深みが増したなぁ、と言う気がします。はい。

成程なぁ。この展開は想像すら及ばなかったなぁ。てっきりみなとが記憶を取り戻すか否か、そればっかりだと思い込んでいたからなぁ。

 

でもなんだろう。もうひとりの自分からビデオメッセージを受け取るシーンが、描かれていましたよね。あそこのシーンは、ほんと、胸にグッと来た。それまでのみなとと、今のみなとと、これからのみなと。それぞれ、厳密に言えば『違う』みなとなのかもしれない。だけど自分が体験してきた、経験してきた、そして感じてきたからこそ、あそこまでみなとは、みなとに語ることができた。託すことができた。

そう言う意味では人間が、その人が、自分で経験したこと、感じたことを話すと言うのは、めちゃくちゃ強いことだなぁ、とも感じさせられました。

 

そして最終回。かつてのみなとと、新しい、だけど本来のみなとが山南高校水球部の皆と共につかみ取った最初の1勝。またその1点をもぎ取ったのが牛窓君と言うのも、実に展開として良いじゃないですか。

それまでいろんなキャラクターの変化が描かれていて、最後の最後に、まさしく牛歩のような足取りだけど、でも着実に、着実に努力を積み重ね変わっていった牛窓君が1点をもぎ取った。最初の1勝をつかんでくれた。

そしてまたそこには『あれ・・・嘘、ここにきて、また黒みなと(笑)が出てきてしまうの?』と思わせるようなみなとの作戦があったからこそ、と言うのも、もう最高。

 

ラスト。かつてのみなとと水球部の皆が写った写真を目にした、今のみなとの心境は、どんなだっただろうかなぁ。

自分が知らないみなと。自分が知らない自分。それが戻ってこない悲しみもあっただろうし、その時間を知らない自分への悲しみもあっただろうし。勿論、これからもしかしたら、またそのみなとが戻ってくるのかもしれないと言う不安もあったかもしれないし。

 

ただそれでも、そうした不安や切なさのようなものは漂わせつつ、どこまでも前向き、これからが楽しみでならないと感じさせるような、そしてかつての自分への惜しみない感謝や愛情を感じさせるような、そんな幕切れだったのでは、と私は思いました。

 

あ、あと。

車の中でみなとが、お母さんに『事故のことはもう気にしなくていい』と言ったシーン、そしてその言葉を受けてお母さんが涙するシーンは、私も涙腺崩壊でした。

お母さん、それはそれはつらかっただろうなぁ。しんどかっただろうなぁ。

決してシーンとしては多くなかったけれど、こう言う作品を描くうえでは避けては通れない、複雑な状況に置かれてしまった主人公を取り巻く人、その人たちの感情や変化を描いていたのも、この作品の素晴らしいところだったと思います。そしてそういう部分も描かれていたからこそ、物語により深み、奥行きが出たようにも思います。

 

元に戻すことはできない。失われてしまったものも二度と戻ってはこない。だけどそれでも、やり直すことはできる。再び、自分の人生を歩んでいく。かつての自分と共に。そして仲間と共に。

 

いや、ほんと。折り返し地点からの予想もしなかった展開、そこからの熱い物語。それを経ての最終回を見終えた今、胸にあるのはなんとも言えない切なさと、それでも笑顔を浮かべたくなるような清々しさですな。良い作品でした。

そして繰り返しにはなりますが、みなと役の上村祐翔さん含めた、山南高校水球部7名のキャラクターを演じられた声優さんの演技が、本当に、本当に素晴らしかったです!

 

はい。てなことで・・・おっと、そうか、まだ『ラブライブ!スーパースター!!』が残っているのですな・・・おのれオリンピックめ(笑)

こちらも最終回視聴次第、どこかで隙を見て(笑)感想を書きたいと思いますので、よろしければお付き合い下さい。

 

ではでは。

皆さんの、そして私の今日が、今日は、今日も穏やかでよい一日でありますように。

そして。

皆さんの、そして私の明日が、明日は、明日も穏やかでよい一日でありますように。