前にもちょろっと書きましたが。
仕事でレジに立って、しかしお客さんの数がそれほど多くはなく暇な時。
大抵、私はアニメや声優さんのことを考えて時間を潰すようにしています。
ちゃんと働け。
はい。
しかしレジと言うのは、突っ立っているのが仕事である時もあるんですよ(言い訳)
で、先日です。
ふと、思いましてね。
『『リゼロ』スバル、『シュタゲ』の岡部倫太郎、『東リベ』の花垣武道。もしこの3人のいずれかにならなければ殺すと言われたら、私は誰になることを選ぶだろうか』と。
何を考えているのでしょうか(笑)
とは言え、妄想と言うか時間つぶしとしてはなかなか良い題材でして、自分ひとりでやんややんやと盛り上がっていました。
そして本日の記事は、せっかくなのでそれを記事にしてみたよ、と言うだけの内容です。あはははは。
と言うことで。
それぞれの登場人物が主人公を務める作品、ご存じの方も多いと思いますが、簡単に説明しておきたいと思います。
まずスバルです。彼は『Re:ゼロから始める異世界生活』の主人公。本名は菜月昴です。CVは小林裕介さんが務めていらっしゃいます。
異世界に転生後、スバルは自分の窮地を救ってくれた1人の少女に一目ぼれします。その彼女に恩を返すため、彼女の物探しに協力するスバルは、しかしその途中、何者かに襲撃され命を落とします。
しかし次の瞬間、スバルは目を覚まします。その後も幾度なく命を落とし、しかし次の瞬間には同じ場所、同じ時間軸で目を覚ましている。
その現実にスバルは『自分は命を落とすことで、ある一定のポイントにまで戻ることができる』と言うタイムリープ能力を得ていることに気が付きます。
『死に戻り』と言うその能力を武器に、スバルは一目ぼれの少女を助けるため、幾度なくタイムリープを繰り返していく・・・と言うのが簡単なあらすじですね。
お次の岡部倫太郎は『STEINS;GATE』の主人公です。CVは宮野真守さんが務めていらっしゃいます。
『未来ガジェット研究所』で仲間たちと共に日々、へんてこな発明繰り返していた大学生の岡部は、ある日、天才少女、牧瀬紅莉栖と出会います。しかし血だまりの中に倒れている彼女を発見した岡部は、そのことを仲間の1人に携帯メールで伝えます。直後、岡部は眩暈に襲われます。
眩暈から我を取り戻した岡部。しかし彼は、自分の記憶と、周囲の人が話すここ最近の出来事の間に大きな齟齬があることに気が付きます。
このことから人の記憶を過去に届けるタイムリープマシンを、岡部の仲間たちは完成させますが、何故か岡部の記憶だけは改変されないままでした。
そしてそのタイムリープマシンを巨大な組織に狙われたことから、岡部たちの運命は過酷な状況へと追い込まれていきます。
大切な仲間の命、全員のそれを救いつつ、同時、第三次世界大戦の開戦を回避する。圧倒的絶望の中、岡部たちの戦いが描かれる、と言うのが簡単な、本当に簡単な(汗)あらすじです。
最後の花垣武道は、現在、絶賛放送中の『東京リベンジャーズ』の主人公ですね。CVは新祐樹さんが務めていらっしゃいます。
しがないフリーターだった武道はある日、思いがけないニュースを目にします。それは人生唯一の彼女であった日向と言う女性が、弟の直人と共に、暴走族『東京卍會』の抗争に巻き込まれ、命を落としたと言うものでした。
その翌日、バイト帰り、何者かに電車がやって来る線路へと突き落とされた武道は、死を覚悟した瞬間、12年前の2005年にタイムリープしていました。
そこで当時と同じ過去を体験した武道は、幼い直人に出会います。そこで直人に、12年後、姉である日向が殺害されてしまうことを伝えた武道は、直人と握手をします。
すると武道は『過去、武道から姉が殺害されることを教えられた』直人により、命を助けられたと言う改変が発生した現代に戻っていました。
ただし直人の努力もむなしく、日向は殺害されてしまったこと。そして武道が、直人と握手することで12年前の過去と現在を行き来できることを知った武道は、日向を救い出すため奮闘を過去と現代で奮闘を繰り返す・・・と言うのがあらすじです。
と言うことで、そうです。
この3人の共通点は、タイムリープ能力を手にしてしまったことです。
更に言えば、そうか。
タイムリープを繰り返しても他の人は記憶の改変が行われている。しかし、主役である彼らだけは記憶の改変が行われていないと言うのも、共通点として挙げられるのか。
はい。
てな具合で、さぁ、もしこの3人の中から誰か1人になれ、と命令されたら、あなたなら誰を選びますか?
消去法ですね(笑)
まず真っ先にご遠慮願いたいのは『リゼロ』のスバルです。
理由は簡単。
タイムリープ能力が『死に戻り』だからです。すなわち死なないことにはタイムリープが発動しないからです。
いや・・・(苦笑)
アニメを見ていた時もつくづく感じたのですが、こうして改めて振り返ってみると、スバル、精神力、強すぎやしないか?
『死んだらやり直せる』と言うのはすなわち『死ななければやり直せない』と言うわけであって、そりゃ希望とも考えられるけど『死』と言う圧倒的な、ある種の絶望が条件になっている以上、どうあがいても絶望としか思えないような気もするんだけど。
でもそこがこの作品の面白いところで、スバルにとっては勿論『死』が絶望、恐怖である時もあるんだけど、時に圧倒的な『希望』である時もあるんですよね。
『死に戻り』のために、自殺を選択したことすらあるわけですから。
その精神力の強靭さ、この世界、そこで生きていて自分が関わった人のすべてが、スバルにとっていかほど大切で守り抜きたいものであるのかと言うのが、本当にひしひしと伝わってくるのも、この作品の魅力ですよねぇ。
うん。
でも無理(どーん)
私には無理。
死ななきゃ戻れないと言うのもしんどいし、その死に様がいちいち(笑)結構な辛苦に満ちていると言うのもしんどい。おまけにその記憶の一切合切を抱えたまま、過去に戻ってやり直す、だけどそこには成功の保証も、それどころか成功のためのヒントすら与えられていないと言うのも、もう考えることが苦手な私にとっては無理過ぎる。
と言うわけで私がスバルなら、もう何も見ていない、聞いていない体でやり過ごしたいところだけど、これ結局、死んだら能力、自動的に発動してしまうんですよね?
ってなことはスバル、死ぬことすらできないってことですよね。
え・・・なにこの絶望コンボ・・・。
多分、最終的な『何か』があってそれが達成されるなりなんなりした時こそ、スバルは本当に死ねるんだろうけど・・・。
スバル、お前、精神力強すぎやしないか?
改めて考えると驚嘆しかないわ。
はい。で、残るは岡部と武道ですが・・・個人的には『シュタゲ』の岡部も難しいな、と。難しいと言うより厳しいな、と。
岡部の場合、とにかくまず背負っているものがでかすぎる。第三次世界大戦ですからね。世界大戦、つまり自分の仲間、自分たちだけの世界云々だけではない、文字通り、全世界的規模の話が関わってきてますからね。
重いわ(重い)
あとゲームもプレイして、更にアニメも視聴した私からしてみれば、本当に張り巡らされた伏線、その回収の見事さと言うのが、この作品の魅力のひとつでもあるんですけれど・・・これ、相当、頭が良くないと伏線に気が付くことすらできないぞ(笑)
むやみやたらにタイムリープだけを繰り返して、対して学習もしないまま、しんどい思いだけして何も得なかった、と言う事態に陥ること必至なので、私には、岡部になるのは無理です。
しかしこうして思い返してみても、この作品の伏線の張り巡らせ方や、それをひとつずつ回収していく展開。それと同時、岡部の成長や仲間たちの交流、仲間たち1人1人とのドラマを描く様と言うのは、本当に素晴らしかったですよねぇ。
タイムリープものの金字塔と言える作品だと思います。
はい。
と言うことで残ったのは『東リベ』の武道でした。
いや・・・本当に消去法で残っただけと言う結果で・・・ぶっちゃけ、武道になるのも嫌なんだけどなぁ・・・。
だって武道の物語も、なかなかどうしてしんどいぞ。辛いぞ。痛いぞ。
いっぱい殴られるし(涙)
あとなんだかんだ言っても、武道を待ち受けている謎も大きいと言うか。
最初は日向の命を奪った『東京卍會』と言う組織だけの話だったのに、そこからどんどんと組織も、そして人間関係も枝分かれしていって、拡大していく。
その中で武道の立場と言うのも現代、過去、両方でころころと変わっていく。
その激変の中で、ひとつひとつ状況を見極めながら行動を起こしていかなくちゃならないと言うのは・・・。
いや、今更だけどさ。
タイムリープものの主人公って、頭、相当、良くなきゃ、頭が相当、働かなきゃ無理じゃね?
レジが暇だからって、ぼーっとこんな妄想、繰り広げているような、おめでたい頭の私には、土台、無理な話だわ(笑)
はい。と言うことで、以上が私の妄想の話でした。
と言いつつ・・・いかがでしょう?皆さんなら、この3人の中から誰を選びますか?
勿論、タイムリープを題材とした作品は他にもたくさんあるので『もっと過酷な運命のキャラクターもいるよ!』と言うご意見もあるかもしれませんが。
いずれにしてもやっぱり、スバルは人気なさそうだよなぁ。
『死に戻り』はキツイ。しかも作中で描かれている死は、どれもこれもしんどい。
・・・可愛い女の子には囲まれてるんですけどねぇ・・・。
はい。そんなこんなで本日の記事はここまでです。
読んで下さりありがとうございました!