tsuzuketainekosanの日記

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2021年春アニメの感想~その3

はいはーい。と言うことで、最終回を見終えた春アニメ作品の感想記事です。

今回は5作品ですな。

主に日曜に視聴していた作品です。

ではでは早速、どうぞ。

 

・『美少年探偵団』

・・・キャラクターがとにかく個性的、そして物語がとにかく面白いと言う点において、西尾維新さんの作品はめちゃめちゃアニメ向きなのだと思います。だけど同時、アニメとしてどう見せるか、その詳細な描写がない会話で成立している部分が多い同作者さんの作品は、またアニメ化にあたってはとても難しい、制作陣泣かせの面もあるのだろうなぁ、と勝手なことを思うのですが。

いやいや、でもさすがはシャフト、さすがは総監督を務められた新房昭之さんと言うべきか。西尾作品の魅力のひとつであるキャラクターたちの会話、小説であれば絵として描写されていない部分の、その描写ですら、アニメとしてきっちり華麗に描いて、見せて、魅せて下さる作品に仕上がっていたなぁ、と感心しきりでした。

だからこそ、会話劇が主体であるこの作品も、アニメとしてきっちり、最後まで飽きることなく視聴できました。はい。

 

いや、ってかもう、前にも書きましたけど、宝塚ですよね。うん。いや、私は実際に宝塚の舞台を見たことがないので、熱狂的なファンの方からしたら『それは違う!』と怒られてしまうかもしれないのですが。

なんかもう、とにかくきらきらした夢の世界と言うか。心躍らせる、そう言ったものだけでできている世界と言うか。そんな作品だったなぁ、と。

 

勿論、それだけじゃない面もあるんですけど。うん。でも基本はもう『圧倒的夢とキラキラのエンタメ』だった、だからもう、OPからEDまで、その世界にどっぷりと身を委ねて、個性豊かな美少年くんたちのあんな姿やこんな姿、その一言一句、一挙手一投足に見惚れ、酔いしれ、癒され『あーん、お腹も心もいっぱいよ、幸せ』と言う満足感を味わえる、そんな作品でした・・・いや、あくまで個人的に、ですが(笑)

 

えー、皆は、どの美少年が好き?私?迷っちゃうなぁ~、だってみんな、本当に素敵なんだもーん・・・と、年甲斐もなくきゃぴきゃぴ(死語)はしゃぎたくなるような。

 

とは言え、先ほども書きましたが、それだけではなく、西尾作品らしい毒、暗、闇も存分に含まれていて、そのあたりもまたたまりませんでした。

そして最終回な・・・すいません。もう沃野禁止郎(何て名前よ(笑))役の鈴木崚汰さんの怪演に、全部、持ってかれました。はい。

 

・『Thunderbolt Fantasy』

・・・どこまで続くんだろう・・・いや、いい意味でです。今回の終わり方もあれ、どう考えても、どう邪推しても(笑)続編ありきの終わり方でしょう。絶対、4期なり単独作品なり劇場版なり、制作する予定ありきの終わり方でしょうよ。いやぁ・・・そう考えると、1期が放送されたのが2016年ですから、もう5年も経過しているのか。そしてそれでもなお、作品としては動き続けているわけですから、いやいや。

あー、でも、どんどんと広がり、深みを見せる世界観やキャラクターたちの物語は、確かに、『終わり』を迎えるのが惜しいような、そんな思いを抱かせるほどのものであるのは確かなんですよねぇ。うん。

今回で言えば・・・浪巫謠とアジベルファ、もう漢字変換が面倒くさいからカタカナのままで表記しておくけど(汗)アジベルファの関係とか。あー、あのラストは切ないわ。浪巫謠の、ラストのあの選択は切ないわ。気持ちとしてはめちゃくちゃわかる、と言うか、理解できるだけに切ないわ。

 

そうして新しいキャラクターも登場し、物語に深み、新たな色を加味してくれると同時、1期からのキャラクターたちが生き生きと描かれているのも嬉しいです。

凛雪鴉・・・ふふ。今回も大活躍だったね!もうこの人が楽しそうに相手を騙し、優雅に戦場をすり抜け、不患たち相手に軽口たたいている様を見ているだけでも、なんかもう楽しいと言うか『そうそう、やっぱりこれだよなぁ~』と言うにやにやが止まりませんでした。

 

・『イジらないで、長瀞さん』

・・・感想としては多分、めちゃんこ短くなると思うのですが、それとは裏腹、春アニメの中では個人的満足度が高かった作品のひとつです。はい。

 

いや、なんかもう、ほんとこういう作品、好き。こう言うので良いんだよ!

 

もうほんと、毎話、毎話、にやにやしながら見てましたね。とにかく可愛い。長瀞さんにイジられる先輩くんも可愛いし『おいおい、気づいてんのか!実はあなたの方も、無意識のうちにイジられてるんじゃないのかよ、この野郎!』とツッコミ入れたくなるような長瀞さんも、本当に可愛かった。あっは~(至福)

 

確かに絵の感じと言うか、特に長瀞さんが先輩くんに見せるあのどSな表情と言うのは、ちょっとクセが強いので、それで『えっ・・・』と引いてしまった方もいらっしゃるかもしれませんが・・・中身はほんと、素直になれない少女と純情少年くんのいちゃらぶコメディなので・・・いや、少々、刺激の強い描写も含まれてはいますけど・・・でもほんと・・・うん・・・そう言うのが嫌いでなければ、ぜひ、見てみて下さい。

 

悶絶必至!極上のいちゃキュン作品でした。絶対この2人、将来的には結婚すんだよ。で、いっぱい子どもももうけて、幸せな家庭を築くんだよ、この野郎!(笑)

 

・『86』

・・・スペシャルエディションは未視聴です。はい。

 

てなわけで、なんかもう、終盤の話は泣きながら見ていた記憶が。最終回も、少佐がシンたちが生活していた場所を訪れ、そこで彼らが生きていて、生きてきた様々な痕跡をたどり、そして・・・ってところで、涙腺が崩壊したわ。涙と鼻水の嵐だわ。

 

なんでしょうね。なんかすごい考えさせられる作品でした。特にレーナのあり方とか変化とかに。

こー、相手を自分と対等だと認識することの、いかに難しいことかと言うのを、突き付けられたと言うか。ここで言う対等と言うのは『人間』として、と言うことです。いろいろひっくるめて個性はあれど、そう言うことを抜きにすれば、私もあなたも、みんなみんな『人間』である。そのことにおける価値は、意味は、同等でなければならない。

 

『人間』であること、そのことの価値が、意味が、その前提すらが同等でなければ、その時点で私の価値も、意味もまた、否定される可能性があるのだから、と私なんかは考えてしまって、もうその時点で、相手を対等に認識できていないんじゃないか、とツッコミを入れざるを得ないんですが。

 

なんかでも、そう言うことに真正面からぶつかって行って、玉砕して、どん底に落ちて。それでも絶対に諦めなかった、自分の思いを捨てきれなかったレーナの、あの行動力がただただ美しかったし羨ましかったし、ちょっとした畏怖の念すら抱くくらいでした。

前にも書きましたけど、ニコ生で流れた『本気の人間はいつだって行動する』と言うコメント。これはほんと、レーナの姿と合わせて、ことあるごとに思い出すことになりそうだなぁ・・・。

 

最終回。残された写真で、見ることができなかった、そしてそれが永遠に叶わなくなってしまった多くの86の少年、少女たちの顔を知ったレーナ。猫ちゃんを抱き上げて、それ以降の彼女の、あの決然とした表情も忘れられない。

俗っぽい表現で申し訳ないんだけれど、それでも覚悟を決めた人、腹の底から何かを思い、決め、そしてそのために何かを捨てる覚悟を抱いた人にしか、あんな顔は、表情はできないんだろうな。

あの表情の描写は、小説ではどんな感じだったんだろう。ちょっと読んでみたくなりました。はい。

 

そしてまたシンたち5人の旅路も・・・もう本当に切なかった。5人になってもいつもと同じような明るさがありつつ、だけど同時、静寂もあって。

 

あともうファイドの存在がさぁ・・・ファイド視点での、シン達との生活が振り返られるパートは、もうあかんかった。号泣した号泣した、そしてその最後、まるでファイドも涙を流しているかのようなあの描写は、もう声が抑えきれんかった。あほみたいに泣いた、泣いた。

 

なー・・・ほんと。彼ら、彼女たちは、確かに生きた。生きていた。

 

同じ『人間』たちからそうは扱われず、認識されず。

メカであるファイドが、それを確かに、しっかりと認識していた、記憶していたと言うのが、またこれ、もうめちゃくちゃ皮肉だし、思い出しても泣ける。

ファイドは他のスカベンジャーとは異なり、学習能力を持っていた、そして簡単なコミュニケーションをとれる故のその記憶なわけだけれど。

 

だとしたら、最期のあの一瞬、ファイドが何を思ったのかと想像すると。

 

あかん、涙が出てくる。

 

はい。そんなこんなで第1期は終了。

その終わりは、ようやくたどり着くこととができた安息の感情、とでも言うような、亡き兄との再会、そしてその後の・・・あの演出も、素晴らしいよなぁ・・・。

続きは10月、秋クールからと言うことで、楽しみでございます。

 

とか言いつつ。2期があることは全然、否定しないし嬉しいんですけど、この1クールの終わり方と言うか、終わりは終わりで、物語としてとてもきれいにまとまっていて、かつどうしようもないくらい悲しく、切ない余韻たっぷりで、良いなぁ。このまま終わっても良いよなぁ、と思わせるものでした。はい。

 

・『魔道祖師』

・・・すいません(全力土下座)

最終回を最終回と気が付かないまま視聴。その後、放送が無いことで『あれ?『魔道祖師』の続きは?』と検索かけて『え!この前、視聴したのが最終回だったの!』と気が付いた始末です・・・。更に言えば『実は中国でも完結編はまだ放送されていないっぽい』と言うことを知り『良かった・・・あれで最終回とか言われても、何にもわかんないまんまだったってばよ』と安堵した次第です。

 

とは言え、すいません(全力土下座)

 

作品、ちゃんと理解できているかと言えば、途中からほぼほぼ怪しい限り、置き去り食らっているような状態です・・・。

3期が放送される時までには、何とかこれまでのお話を理解して、そのうえで3期、日本で放送されたら見たいなぁ、と思います。はい。

 

はい。以上5作品の感想でございました。

そうか・・・『魔道祖師』はまだ本国、中国でもアニメは完結していないのですね。

それを知って、本当に安堵しました・・・ええ。

と言うことで春アニメ感想記事も、次回でラストですか。

その記事をアップする頃には、夏アニメも放送開始されていることでしょうから、いやいや、楽しみですね。

 

ではでは。本日の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございました!