tsuzuketainekosanの日記

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春アニメ、印象的な声優さん~男性声優編

と言うことで。

毎クール恒例、そのクールに放送されているアニメの中で、個人的に、あくまで個人的に印象深い演技を見せて下さったと思う声優さんについて、やんややんやと語るこの記事。前回の女性声優編に続いて、本日は男性声優編です。

 

女性声優の時にも書きましたし、毎回、この手の記事には書いているのですが。

あくまで、あくまで個人的な意見にすぎません。またここにお名前を挙げさせて頂いた声優さん以外、印象深くないのか!と怒られても『そんなことがあろうはずがありません』と土下座する以外に方法がありません。

はい。なんかすいません。

 

男性声優編は、女性声優編以上に迷いに迷いましたなぁ。

 

ではでは。早速スタートです。

山下大輝さん

・・・『僕のヒーローアカデミア』『イジらないで、長瀞さん』『究極進化したフルダイブ(以下略)』などなど、春クールはいつものクール以上に山下さんのお名前を見かけたような気がするのですが。

なんだろ。もう少年、10代の高校生を演じさせたら、等身大すぎて右に出る人はいないんじゃないかってくらいの安定感を抱くのは、私だけでしょうか?プラスそこに『ちょっと弱気な』とか『振り回され系』と言う属性が加わると、もうこれ最強じゃんか。

勿論、山下さん、非常に演技、そして声の幅が広い演者さんです。ちょっと低めの、抑えた声での青年役とか、めちゃんこ色気があって驚かされるばかりだし、強気なキャラクターも、あの芯のあるお声がぼんっ、と前に出てきて違和感がない。

 

だけどやっぱり、やっぱり『ちょっと弱気』で『振り回され系』の10代少年を演じられたら、もう本当に、ただただうまいよなぁ、と思わされる。そしてそのことを改めて感じるのが、この春クールの山下さんのご活躍ではないでしょうか。

 

と言うことで『僕のヒーローアカデミア』と『イジらないで、長瀞さん』では、とにかくまっすくで真面目で、それが私のような40手前のおばさんには可愛さすら感じさせるキャラクターを好演。

『究極進化したフルダイブ~』の主人公は振りに振り回され、哀れさすら感じる時もあるくらいで(さすがに失禁のシーンには同情を禁じえなかったさ!)、けれどまけじとツッコミが冴えわたる。でも一方で、屈折した思いを抱えている、ちょっとした闇みたいなものを感じさせる、その演技の落差と言うのも、本当にうまいよなぁ、と。

10代少年を演じることができる演者さんはたくさんいらっしゃるだろうけれど、そこに等身大、ある種の脆さと柔らかさと頑なさを見出すことができる演者さんって、数は多くないように思います。無意識の懸命さが、途方もないかっこよさを生み出していて、でもその懸命さに、ちょっとした情けなさみたいなものも滲んでいると言うか。

だからこそ山下さんの演技力、存在感がいつものクールにも増して光る春クールです。

 

福山潤さんと宮野真守さん

・・・この書き方と言うか、お名前の出し方は我ながらずるいと思う(ちーん)。でも『ずるい』と唸りたくなるような、そんな演技が本当に印象的なおふたりだったので、こんな感じでのお名前の紹介となりました。はい。

と言うことで福山さんは『Vivy』でのマツモト、そして宮野さんは『ゾンビランドサガ リベンジ』の巽幸太郎での演技ですね。

 

ずるいのです。ええ。ずるいことこの上ないのですよ、ほんとに。

 

まず福山さんです。マツモト、そりゃ、もう最初は『あ、絶対こいつ、途中で敵側(誰それ)に寝返るキャラや』と思ったものです。ヴィヴィの真摯さ、気真面目さに対して、あまりにも自信過剰でいい加減な性格のマツモトを、AIのくせにあまりにも個性的すぎるマツモトを、それはそれはもう福山さんが巧みに、そしてあまりにも福山さんらしさ全開の演技で見せて下っていて、作品のスパイス的な存在になっていたと思うのです。

あの早口でまくし立てるような、それ故、話の中身がまるで頭に入ってこないような、それすら実は計算ずくなんじゃないかと思わせるような話し方とか、もう、本当に『あぁ、福山さんや・・・福山潤さんや・・・』と良い意味で笑うしかないと言うか。

 

ところが、ですよ。

 

どうですか、終盤にかけての、あのマツモトのかっこいいこと。それまでコミカルで、うさん臭さすら感じさせるキャラクターだったからこその、最終回。ヴィヴィの歌声をバックに激闘繰り広げる彼の姿には、もう涙が止まりませんでしたよ。台詞がないにもかかわらず、福山さんのマツモトとしての声が聞こえてきそうな、と言うのは本当にこれまでの積み重ね、その存在感、演技があったからこそだと思うのです。

 

そして巽幸太郎演じる宮野さんも、それは同様なのです。終始ハイテンション、破天荒でいい加減な巽幸太郎と言う役は、もう『これぞっ・・・これぞ、宮野真守さんなんだよ!』と言いたくなるくらいの、本当に宮野さんの演技がさく裂している、そんな役だと思うのです。

ところが、ですよ。そんな巽幸太郎が時折、本当に時折、見せる熱い思い。真摯で、愚直で、でも途方もない、願いにも似た熱い思い。そう言う時の演技が、もう、本当にずるい。あとと宮野さん本来の、と言う言い方もおかしいですが、端正なイケボが、この時とばかりは本当に映える、映える。『おまっ・・・巽幸太郎・・・おまえっ・・・こんなギャップ、ずる過ぎるだろうよ』と。今期だと11話のラストとか、もう泣けた。気がついたら、テレビの画面がじんわりと滲んでました。あんなん、反則。

ってか『リベンジ』では巽幸太郎の過去もいろいろと明かされたわけですが、その演技のひとつひとつを見て、受け止めて『あぁ、だから、だから今の巽幸太郎なんだな』と言う、なにか切ないような思いと説得力がこみあげてきたのが、また凄い。演技の力だなぁ、と。

 

おふたりの演技の個性がばっちばちに活きる、どこかエキセントリックな役どころでありながら、しかし締めるところは締める。魅せるところは魅せる。そう言うアクセントのつけ方、バランスのとり方、そして崩し方と言うのが、もう最高にずるい。

そして『ゾンビランドサガ リベンジ』に関しては、いよいよ今週、最終回を迎えますね。いやぁ、宮野さんがどんな演技をさく裂させているのか、本当に物語の行方共々、楽しみでなりません。

 

山下誠一郎さん

・・・本当に上から目線で、もう書くべきか書かざるべきか迷ったんですけど。それに山下さん、毎クール、お名前お見かけするから、もう売れっ子であることは純然たる事実なんですけど。でもやっぱり、どうしても書きたかった。山下さんは、もっとたくさんの作品でお名前をお見かけして然るべき演者さんだと思います。 

なんだろ。本当にいい演技、うん、うまいとか下手とかそう言う意味での『いい』じゃなくて、本当に心に染みてくるような、心を直接、動かしてくるような、そんないい演技をされる演者さんだと思います。いや、以前からそう思っていたのですが今期だと『86』のライデン役で、改めて強く、そう思ったので。はい。

 

てなことで山下さんです。多分『歌舞伎町シャーロック』が放送されていたクールだと思うんですが、その時も、お名前を挙げたように記憶しています。で、実は春クールの前、冬クールの時も『ホリミヤ』での演技が本当に良かったのでお名前を出そうか、迷ったのですが、その時は泣く泣くお名前を出さなかったのですね。 

で、今期、先ほども書きましたが『86』でのライデンがもう本当に良くて。『こりゃあかん。山下さんの演技について書かなあかん』という衝動に突き動かされるがまま、ご登場いただきました。

 

なんだろうなぁ・・・まず山下さんのお声って、めちゃくちゃ聞き取りやすい、こー、なんかすっ、と聞く人の耳に入り込んでくる、そんな癖のないいいお声だと思うのです。で、加えてどこか力強さ、温かみ、潔癖さや正義感、そう言うものを思わせる色合いもあって。

で、あととにかく演技が本当にいい。ほんと、もう自分の語彙力、表現力のなさが悔しいのですが、演技なんだけどとても自然で、とても自然なんだけれど演技の魅力にあふれていると言うか。自然さと演技のその両方の良いところが、実にいいバランスで融合している、そんな稀有な演技をされる演者さんだと、改めて感じました。

 

『86』でのライデンの演技も、とにかくかっこいい。かっこいいんだけれど、でも、かっこよすぎない。そこにちゃんとした人間味や力の抜き加減、あのような状況に置かれている存在としての悲哀、切なさ、虚しさのようなものも感じられる。

だけど、たとえ開き直りだとしても、それを受け止め、自分たちはこの道を歩んでいくのだ、自分たちの意志で、自分たちのやり方で歩み、進んで行くのだと言う確固たる意志が感じられて惚れる。山下さんの演技が、ライデンと言うキャラクターにものすごく説得性を与えているんですよね。うん。

 

何話だっけか。7話か。『死刑台に上ることは決まっていても』から始まる、ライデンがレーナに語るあのシーンの演技なんか、もう最高だった。強さと切実さ、それとは真逆の軽妙さが滲んでいて、見ていて、聞いていて、いい意味での鳥肌がぶわー、っと全身に立ったもんなぁ・・・。

と言うことで『86』、ライデンはウィキ情報によると作者お気に入りのキャラクターとのことで、山下さんの演技がまだまだ見たい身としては、是非とも彼にも生き残ってもらいたいのですが・・・どうなるのかなぁ・・・。

あとあと『86』、シン役の千葉翔也さんの、ギリギリまで感情を抑え込んだ、その果てを突き付けられているような演技や、そのシンのことが大好きすぎて病んじゃったショーレイお兄ちゃん役の古川慎さんの病み演技も最高でした。

 

はい。と言うことで以上の方を挙げさせて頂いたのですが・・・他にも挙げたい声優さんはたくさんいらっしゃいます。

その中でも春クール、知名度を大きく伸ばされたこちらのおふたかたに関しては、特に語っておきたいので、ちょろっとではありますが語っておきます。

 

『東京リベンジャーズ』で初主演、その熱演がとにかく胸を打つ新祐樹さん。いや、新さんはほんと、感情を爆発させる演技の、その爆発力が凄まじい。この爆発力があってこその、武道役への起用なんだろうな、と思わされる、そしてそれが納得できる、そんな演技だと私は思うのです。

なんだろ、新さん、それこそ夕方に放送されるようなカードアニメやロボットアニメのストレートどまんなかみたいな主人公役やったら、無敵だと思う・・・。

 

あと『東京リベンジャーズ』に関しては、もう新さん演じる武道、彼を取り囲む個性豊かな男(あえての『男』呼びです!)キャラクターを担当していらっしゃる方々の演技も、ほんと最高。めちゃくちゃ熱いし、それぞれのキャラクターごとに違った『かっこよさ』があって、もうどのキャラクターにも惚れ惚れしてしまうんだよなぁ~。

 

それから川島零士さん。相も変わらず『不滅のあなたへ』での演技が、とてもじゃないけれど新人さんとは思えないほどのもので脱帽です。『シャドーハウス』でも2役を巧みに演じ分けされていて、その声の使い分けには『本当にこれ、川島さんが一人で演じていらっしゃるのか・・・』と首を傾げたくなるほどです。

なんだろうなぁ・・・当たり前のことなんですけど。ほんと役によって、演技によって、全然、雰囲気が変わってくる、声が変わってくる。いい意味で川島さんとしての存在感みたいなものがない、そんな演者さんだと思います。

 

はい。そんな具合で今回の記事はここまででございます。

再三にはなりますが、この記事に取り上げなかった=全然、印象に残らなかったとか、そんなことはまったくありませんからね・・・どの演者さんの演技も、本当に甲乙つけがたい、素晴らしいものであるのは言うまでもありません。はい。

ただその中でも、個人的に、あくまで私個人として印象に、ちょっとだけ強く残ったな、と感じた方のお名前を挙げている記事ですので、ほんと、生温かい目で見守って下さい(土下座)

 

ではでは。今回の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございました!